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ヘルスリテラシーとは何か?健康情報を正しく理解し活用する力の定義と基本概念を徹底解説

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ヘルスリテラシーとは何か?健康情報を正しく理解し活用する力の定義と基本概念を徹底解説

ヘルスリテラシーとは、一言でいえば「健康や医療に関する情報を入手し、正しく理解・評価して、意思決定や行動に活かす力」のことです。例えば病気や治療法に関する情報を集め(入手)、その内容を読み解えて理解し、信頼できるか批判的に評価した上で、自分の健康に役立つように活用する能力を指します。この能力によって、日常生活の中で医療の受診や薬の服用といった ヘルスケア、予防接種や健康診断等の 疾病予防、生活環境や地域活動を通じた ヘルスプロモーション といった場面で適切な判断・意思決定を行い、生涯にわたって生活の質を維持・向上させることが可能になります。
ヘルスリテラシーは元々「リテラシー(literacy)」=読み書き能力の発展形であり、現代では 「健康情報に関するリテラシー」 とも位置付けられています。情報化社会では、自分に合った信頼できる情報を取捨選択し活用する力が重要で、そのための具体的な能力としてしばしば 「入手」「理解」「評価」「活用」 の4つが挙げられます。これらはちょうどヘルスリテラシーの中核をなすスキルであり、情報に基づいて適切に意思決定できる力、換言すれば 「自分の健康を自分で決めていく力」 と言えるでしょう。実際、ヘルスリテラシーは単なる知識量ではなく、得た情報をもとに自ら考え判断し行動に移す力であり、個人の尊厳やエンパワーメント(主体的な力の獲得)にも関わる概念です。
ヘルスリテラシーにはいくつかのレベル・種類があるとも考えられています。例えばNutbeamはヘルスリテラシーを3つのレベルに分類しており、基本的な読み書き能力に基づき医療情報を理解する 機能的ヘルスリテラシー、人と積極的に関わり合い情報を獲得・活用する 相互作用的ヘルスリテラシー、情報を批判的に分析し社会的な働きかけにつなげる 批判的ヘルスリテラシー があります。機能的なものは個人で情報を理解する力、相互作用的なものは周囲の支援を得つつ情報を活かす力、批判的なものは情報を吟味して環境や社会をも変えていく力と言えます。総じて、ヘルスリテラシーは個人から社会まで幅広いレベルで 「健康を左右する力」 を発揮する基盤となる能力なのです。

ヘルスリテラシーが重要な理由とは何か?健康管理や疾病予防における役割とメリットを詳しく解説

ヘルスリテラシーが高いことは、健康管理や疾病予防のあらゆる場面で大きなメリットをもたらします。現代の医療は専門用語や複雑な情報が多く、リテラシーが低いと必要なケアを受け損ねたり、誤った判断をしてしまう恐れがあります。研究によれば、ヘルスリテラシーが低い人は以下のような傾向が指摘されています:

  • 医師の指示や薬の説明を十分に理解できず、投薬の誤りや治療不履行を起こしやすい(例えば薬の用法用量を間違えるなど)。
  • 健康情報を正しく把握できないために、慢性疾患の自己管理が不十分になり、症状悪化や入退院を繰り返すリスクが高まる。
  • インフルエンザ予防接種やがん検診といった予防サービスの利用率が低い(受けるべきワクチンや検診を受けない傾向)。
  • 健康に関する意思決定に自信が持てず、必要な医療処置の先延ばしや不適切な自己判断をしてしまう。

一方で、ヘルスリテラシーが高い人は自分の健康状態を的確に把握し、エビデンス(科学的根拠)に基づいて行動を選択できるため、結果的に病気を予防したり健康維持に成功しやすくなります。例えば、リテラシーの高い人は医師からの説明を理解して治療法を正しく選択でき、処方通りに薬を服用し、必要な検診も欠かさず受けるため、健康状態が良好で寿命も延びる傾向が報告されています。
実際にヘルスリテラシーの低さが健康被害に直結した例も数多く見られます。ある救急医は、日常で以下のような事例に遭遇したといいます:

  • スポーツドリンクやエナジードリンクに糖分が多いと知らず大量に摂取し続けて重度の糖尿病を発症したケース。
  • 「がんが治る」といった根拠のない民間療法を信じてがん検診を受けず、「体重減少」や「血便」などの警告症状を放置した結果、末期がんになって発見されたケース。
  • 心不全の初期症状を軽視して放置し、重篤化して救急搬送時には命に関わる状態に陥ったケース。

いずれも、正しい健康知識を持ち適切に対処していれば防げた可能性が高い事例です。つまりヘルスリテラシーの不足は、病気の早期発見・早期治療の機会を逃したり、手遅れの重症化につながりかねないのです。逆に言えば、ヘルスリテラシーを高めることは個人の健康リスクを減らし、ひいては医療費の削減や生活の質の向上にも寄与します。健康管理や疾病予防を効果的に行う上で、ヘルスリテラシーは現代人にとって欠かせない基礎力なのです。

日本人のヘルスリテラシーは低いのか?世界比較データから読み解く現状と課題

日本人のヘルスリテラシーは国際的に見て残念ながら非常に低い水準にあると指摘されています。欧州8か国で開発された包括的なヘルスリテラシー質問票(HLS-EU-Q47)を用いた比較調査では、日本の一般住民の平均スコアは50点満点中わずか25.3点で、EU8か国平均の33.8点を大きく下回りました。この調査では、ヘルスリテラシーの得点が一定値以下の人を「不足している」と分類していますが、日本では回答者の85.4%が「ヘルスリテラシー不足 (不十分)」に該当し、EU平均の47.6%を大きく超えていました。欧州各国では「不足」と判定された人の割合は最も低いオランダで28.6%、高いブルガリアでも62.1%程度だったのに対し、日本は突出して高い割合だったのです。要するに日本人の約6人に5人はヘルスリテラシーが不十分という深刻な状況です。
また、このHLS-EU-Q47はアジア各国でも実施されており、日本の低さがより浮き彫りになっています。例えば台湾(34.4点)、マレーシア(32.9点)、インドネシア(31.4点)など、東南アジア諸国の平均点は軒並み30点以上で、日本より高得点でした。ある国際比較調査では、日本の自己評価型ヘルスリテラシー指標は対象6か国中最下位という結果も報告されており、専門家から「日本人のヘルスリテラシーは世界的に見て極めて低い」という指摘さえあります。
なぜ日本でここまでヘルスリテラシーが低いのか、その背景には様々な要因が考えられます。一つは、これまで日本では国民皆保険制度の下で医療機関に容易にアクセスできた反面、「自分で情報収集し判断する必要性」があまり高くなかった文化があるという分析があります。実際、欧州ではまず家庭医(かかりつけ医)が住民の健康相談の窓口となり、家庭医が患者に健康教育を行う仕組みが整っています。オランダなどヘルスリテラシーが高い国では医師の約3分の1〜40%が家庭医として地域に根ざした予防・教育に携わっており、それが住民のリテラシー向上に寄与していると考えられます。一方日本では、誰でも専門医に直接かかれる便利さの裏で、家庭医制度が未発達で「どの医療機関を受診すればよいか分からない」「医師から十分な説明を受けにくい」といった状況が指摘されています。こうした構造的な課題が、結果的に国民のヘルスリテラシーの低さにつながっている可能性があります。
さらに日本では、学校教育や社会において健康情報を主体的に扱う訓練が必ずしも十分ではなかったとも言われます。しかし近年、この状況を改善すべく変化が起きつつあります(詳細は後述)。いずれにせよ、まずは日本人のヘルスリテラシー水準が国際的に見て低いという現状を認識し、その底上げが喫緊の課題であることを理解する必要があります。

健康を決める力とは何か?ヘルスリテラシーが意思決定に与える影響と背景を探る

「健康を決める力」とは、まさにヘルスリテラシーがもたらす主体的な意思決定力のことです。従来、医療現場では医師など専門家が治療方針を決め、患者はそれに従うという構図が一般的でした。しかし近年は、患者自身が情報を集め理解した上で治療や予防策を選択する「Shared Decision Making(共有意思決定)」が重視されるようになっています。ヘルスリテラシーはこの流れを支える根幹であり、個々人が自分の健康に関する選択肢を理解・比較し、自分の価値観に即した決断を下す力と言えます。
背景には、医療技術の進歩によって選べる治療法や健康法が多様化したこと、そしてインターネット等で一般人にも膨大な健康情報が届くようになったことがあります。情報が溢れる一方で、それを正しく吟味して自分に最適な答えを導くスキルがなければ、かえって戸惑いや誤解が生じてしまいます。そのため教育現場でも「健康情報をもとに課題を発見し、思考し判断する」力を育てる試みが始まっています。例えば2022年からの新しい高等学校学習指導要領では、保健体育科において「生涯にわたる健康に関する情報から課題を発見し、原則や概念に着目して解決方法を考え判断する」といった文言が盛り込まれ、健康に関する思考・判断力の育成が強調されています。これはまさにヘルスリテラシー=健康を決める力を若いうちから身につけさせようという狙いです。
ヘルスリテラシーが高い人は、医師任せにせず自ら質問したりセカンドオピニオンを求めたりと、医療・健康における意思決定に積極的に関与します。例えばNPO法人COMLが提唱する「新・医者にかかる10箇条」では、患者側が賢く主体的に医療に関わるための心得が示されています。そこでは「伝えたいことはメモして準備」「納得できないときは何度でも質問を」「治療方法を決めるのはあなたです」といった具体的ポイントが挙げられ、患者自らが自分の治療の意思決定者であるという姿勢を促しています。ヘルスリテラシーは、このように個々人が自らの健康の主人公となるための力であり、それが十分に備わっていることで初めて、医療者との対話を通じた納得のいく意思決定が可能になります。
日本では長らく「お任せ医療」の文化が根強かったため、一般の人が医療の意思決定に関与する意識は低めでした。しかし慢性疾患の増加や人生100年時代を迎え、一人ひとりが主体的に健康と向き合う必要性が高まっています。幸い近年は、行政も「患者・市民のヘルスリテラシー向上によって、自ら判断し行動できる力を育成する」ことを政策目標に掲げ始めました。例えば政府の「保健医療2035」提言や2022年の「骨太方針」には、国民のヘルスリテラシーを高める旨の文言が明記されています。こうした動きは、国全体で「健康を決める力」を底上げしようとする取り組みと言えるでしょう。
総じて、「健康を決める力」とは 自らの健康について主体的に考え、情報に基づいて最善の選択を行う能力 です。それはヘルスリテラシーそのものとも言え、これを身につけた個人は受け身ではなく能動的に健康管理を行えるようになります。その結果、自分らしい意思決定により後悔の少ない医療・健康上の選択ができ、ひいては健康寿命の延伸やQOL(生活の質)の向上につながるのです。

ヘルスリテラシーを高める方法: 日常生活で実践できるスキル向上策とポイントを解説

ヘルスリテラシーは後天的に身につけ、磨いていくことができるスキルです。日常生活で以下のようなポイントを意識することで、徐々にリテラシーを向上させることができます。

信頼できる「かかりつけ医」を持ち積極的に相談する

体調に不安があるときすぐ相談できる身近な医師を見つけ、普段からコミュニケーションをとっておきましょう。専門家に質問したり説明を受けたりする中で、自分の健康情報を理解・活用する力が養われます。医師からの説明で分からない点は遠慮せず質問し、納得できるまで確認する姿勢が大切です。

医療者との対話を円滑にする工夫

上述の「新・医者にかかる10箇条」にあるように、診察前に伝えたい症状や聞きたいことをメモにまとめて準備する、受診時は挨拶から始めて信頼関係を築く、自覚症状や服薬中の薬を自分から伝える、重要事項はメモをとって再確認する、といった工夫が有効です。これらを実践することで医師とのコミュニケーションが深まり、自分の健康状態を主体的に把握・管理しやすくなります。

健康情報に日頃から触れ学習する

ヘルスリテラシー向上には、日常的なリサーチ習慣も役立ちます。新聞や信頼できるウェブサイトの健康コーナー、本や公的機関の啓発資料などに目を通し、興味を持った健康トピックについて調べてみましょう。最初は専門用語が難しく感じるかもしれませんが、繰り返し情報に触れるうちに理解力が向上します。また情報源の信頼性を意識して取捨選択する練習にもなります。

身近な健康行動を実践してみる

情報を得たら実際に行動につなげてみることで、リテラシーは定着します。例えば健康診断の結果を見て生活習慣の改善ポイントを理解したら、実際に食事内容を見直す・運動習慣を取り入れるといったアクションを起こしてみましょう。行動する中で新たな疑問や課題が見えてくるため、さらに情報を調べ、次の判断へと活かすサイクルが生まれます。このPDCAサイクル的な実践こそ、リテラシー向上の王道です。

信頼できる情報源やツールを活用する

後述するように、正しい健康情報にアクセスするには情報源の質が重要です。公的機関(厚生労働省や自治体の健康情報サイト等)や医療機関、医療の専門家が関与しているメディアを積極的に利用しましょう。また、最近では自治体や企業による健康アプリ・オンライン講座なども増えています。これらを活用して楽しみながら健康知識を身につけるのも有効です。

家族や仲間と情報共有・学習する

自分一人で抱え込まず、家族や友人と健康情報を話題にしてみましょう。「こんな記事を読んだ」「こんな食習慣がいいらしい」など情報交換する中で、新たな視点が得られたり誤解に気付いたりします。他者に説明することで自分の理解も深まります。身近なコミュニティで健康について話し合うこと自体が、ヘルスリテラシー向上につながります。
これらのポイントを継続することで、「情報を集めて理解し、評価して活用する」という一連のプロセスに慣れていきます。ヘルスリテラシーは一朝一夕に劇的向上するものではありませんが、日々の小さな積み重ねが確実に力となります。大切なのは「疑問を持ち、調べ、行動する」というサイクルを習慣化することです。それによって自分自身の健康の主導権を握り、より良い健康づくりが可能になるでしょう。

正しい健康情報の見極め方: 信頼できる情報源の選び方とリテラシー向上のポイントを徹底解説

インターネットやテレビには健康に関する情報が溢れていますが、その中には科学的根拠のない誇張や誤情報も少なくありません。ヘルスリテラシーを高める上で重要なのが、信頼できる情報を見極める目を養うことです。以下に、正しい健康情報の選び方とポイントを解説します。

情報の発信元(ソース)を確認する

まず、その情報は誰が発信しているのかをチェックしましょう。一般的に、厚生労働省や各種医療学会、大学・公的研究機関、医療機関など公的・専門的な機関が提供する情報は信頼性が高い傾向にあります。実際、ある調査では「信頼できる健康情報の提供元」として「大学病院・国立病院」「公的研究機関」がトップに挙げられました。逆に発信者が不明瞭なウェブサイトや営利目的が前面に出た広告的な情報は注意が必要です。

科学的根拠(エビデンス)の有無を確認する

情報の内容に客観的なデータや研究結果の裏付けがあるかを見ましょう。例えば「これを飲めば瞬時に痩せる」「○○するだけで絶対に病気にならない」といった謳い文句は疑わしいです。信頼できる情報は、「ある方法が100人中何人に有効だったか」「どのような研究で確認されたか」といった具体的な数字やエビデンスが示されています。健康や医療の分野では、このような科学的根拠に基づく情報こそが「エビデンス」と呼ばれ重視されています。裏を返せば、エビデンスの記載がない断定的な健康情報は鵜呑みにせず、慎重に評価する必要があります。

「うまい話」「奇跡の治療法」に惑わされない

「好きなだけ食べても痩せる」「飲むだけでがんが治る」等、常識的に考えて “うますぎる話” には警戒しましょう。こうした情報は商品販売など商業目的や閲覧数稼ぎのために作られた可能性が高く、多くの場合エビデンスがありません。健康増進や病気治療には地道な努力や科学的裏付けが必要であり、魔法のような方法は存在しないと心得てください。

複数の情報源でクロスチェックする

一つのサイトや記事だけで判断せず、複数の信頼できる情報源で内容を照らし合わせる習慣を持ちましょう。同じテーマについて公的機関や医療専門家がどう説明しているか調べ、共通している点はどこか、相違点がある場合どちらにエビデンスがあるか、など比較検討します。それによって情報の偏りや抜け漏れに気付くことができます。例えば新しい健康法に関する記事を読んだら、厚労省や関連学会の公式見解を調べて確認するといった具合です。

体験談(ナラティブ)の捉え方に注意する

他の患者の体験談や口コミ情報は、生の声ゆえに参考になる面もありますが、あくまで個人的な事例であり万人に当てはまるわけではありません。人は自身と似た境遇の他者の話に安心感や親近感を抱き「信頼できる」と感じがちですが、それは科学的に検証されたものとは別物です。体験談から学べるのは「同じ状況の人がどう感じどう対処したか」というストーリーであり、それ自体が治療法の有効性を証明するものではない点に留意しましょう。体験談は心の支えや情報収集の一助にしつつ、最終的な判断にはエビデンスを伴う情報を重視する姿勢が大切です。

情報の更新日や根拠の新しさを確認する

医療・健康情報は日進月歩で更新されます。閲覧している情報が古いものでないか(いつの記事か、参考としている研究は最新か)をチェックしましょう。古い情報は既に訂正やアップデートが行われている可能性があります。常に最新の知見に触れることもヘルスリテラシー向上のポイントです。

専門家や医療機関に確認する

自分で判断がつかない情報については、遠慮なく専門家に相談しましょう。インターネット上には健康の疑問に専門家が答えるQ&Aサイトや、かかりつけ医にメール等で問い合わせできるサービスもあります。他人任せにせず自分で情報を集めることは大事ですが、最後は信頼できる医療のプロの意見を仰ぐことで安心感と正確性が得られます。
これらのポイントを実践することで、玉石混交の情報から正しいものを選び取る力が鍛えられます。特にインターネットでは誰もが発信者になれるため、受け手である私たち一人ひとりのリテラシーが試される時代です。信頼できる情報を見極めて正しく活用できれば、不要な不安や誤解に惑わされずに済み、自分の健康を賢く守ることができるでしょう。そのためにも、「情報源の質」と「根拠の有無」を常に意識する習慣を身につけることが肝要です。

ヘルスリテラシーと健康行動の関係: 知識レベルが生活習慣や行動に与える影響を徹底検証

ヘルスリテラシーの高低は、その人の健康行動や生活習慣にも大きな影響を及ぼすことが研究から分かっています。リテラシーが低い人ほど不健康な行動をとりがちであり、逆に高い人ほど望ましい健康習慣を実践している傾向が見られます。
例えばスイスで行われた高齢者を対象とした研究では、ヘルスリテラシーが不十分(inadequate)な人は、十分(sufficient)な人に比べて喫煙や過度の飲酒、野菜不足や運動不足など複数の不健康な生活習慣を持つ割合が有意に高いことが報告されました。この研究では、社会的孤立が進むとリテラシー不足の悪影響が一層強まることも示されており、情報支援の少ない環境では低リテラシーが生活習慣の悪化に直結しやすいと考えられます。
日本の若年層に関する調査でも、似たような傾向が確認されています。大阪公立大学の研究グループが大学生約1000人を対象に行った調査によれば、回答者の85%がヘルスリテラシーに「問題あり」または「不十分」と自己評価し、その多くで入手した情報の信頼性評価や情報に基づく意思決定の能力が低いことが判明しました。注目すべきは、健康的な生活習慣(運動・食事・睡眠)や良好な人間関係を心がけている学生ほどヘルスリテラシーが高く、自分の健康状態に対する自己評価も高いという関連が見られた点です。つまり、規則正しい生活や前向きな社会関係を維持できている人はリテラシーも高く、結果として自分の健康にも自信を持てているのです。
また前述のように、日本におけるがん検診受診率の低さもヘルスリテラシーとの関係が指摘されています。日本人は主要先進国の中でも検診受診率が低く、例えばがん検診では約2人に1人(4~5割)しか受診していません。一方アメリカでは約8割が受診しているとのデータもあり、この差の一因として「検診の有用性に関するリテラシーの不足」が考えられます。実際日本の調査で、検診を受けない理由に「時間がない」「費用が高い」が挙げられますが、専門家によれば本当に必要性を理解すれば時間も作るし、費用も多くは公的補助でまかなえる(2000円以上はほとんどかからない)ため、要は検診の重要性を実感していないことが大きいと指摘されています。安価で効果が証明された検診を受けないのは非常にもったいない選択であり、裏を返せばヘルスリテラシーを高めて正しい理解を促すことが予防医療推進の鍵になります。
ヘルスリテラシーと健康行動の関係は双方向です。リテラシーが高まれば健康行動が改善し、また積極的に健康行動をとることで知識や経験が増えてリテラシーがさらに高まるという好循環が期待できます。例えば栄養表示ラベルの読み方を理解(リテラシー向上)すれば食品選択がより健康的に変わり(行動改善)、その結果体調が良くなればさらに健康情報への関心が高まる——といった具合です。逆に不健康な生活を送っていると病気リスクが高まり、医療情報に接する機会も増えるものの、それを活かせないまま悪循環に陥る恐れがあります。
大事なのは、ヘルスリテラシーの向上と健康行動の改善をセットで考えることです。教育や啓発活動において知識提供だけでなく具体的な行動変容の支援を行う、あるいは健康支援プログラムにリテラシー教育を組み込む、といった統合的アプローチが有効でしょう。個人レベルでも、情報を得たらまず小さくても行動してみる習慣を持つことで、知識と実践のギャップを埋めることができます。
結論として、ヘルスリテラシーは健康的な行動の土台であり、その向上なしには効果的な生活習慣改善は難しいと言えます。同時に、良い生活習慣を維持することがさらにリテラシーを押し上げる要因にもなります。この相乗効果を意識しながら、自分のリテラシーと行動の両面に働きかけていくことが、健やかな生活への近道となるでしょう。

ヘルスリテラシーの測定と指標: 調査で用いられる評価方法と国内外の基準を詳しく紹介

ヘルスリテラシーという抽象的な能力を可視化し評価するために、世界中で様々な測定ツール(質問紙やテスト)が開発されています。その数は近年飛躍的に増え、なんと200以上の尺度が存在すると報告されています。米国NLMとボストン大学医学部はそれらをまとめたデータベースまで公開しており、各研究者が目的に応じて適切な測定法を選べるようになっています。
大きく分けると、ヘルスリテラシー測定法には機能的リテラシー(リーディングスキル中心)を測るものと、包括的リテラシー(幅広い能力を測るもの)があります。

機能的ヘルスリテラシー尺度

これは主に読み書き能力や数的計算力といった基本的スキルを評価します。代表的なものに以下があります。

REALM (Rapid Estimate of Adult Literacy in Medicine)

医学用語の読み上げテストで、患者が125個の医療関連英単語を正しく発音できるかを測定します。読めた単語数がスコアとなり、読みの困難さからヘルスリテラシーを推定します。短縮版として66語版や8語版なども開発されています。

TOFHLA (Test of Functional Health Literacy in Adults)

医療現場で目にする文章を使った読解テスト(50問)と、処方ラベル等を用いた数的計算テスト(17問)の2部構成です。短縮版もあり、正答数に応じてリテラシーレベルを分類します。これは実際の医療場面に即した問題で機能的リテラシーを測れるため、多くの研究で用いられてきました。

NVS (Newest Vital Sign)

アイスクリーム容器の栄養成分表示ラベルを見せ、そこから6つの質問に答えてもらうテストです。ラベルを読んで数値計算したり推論したりする問題で、ニューメラシー(数的リテラシー)を含むスキルが測れます。わずか3分程度で実施できる簡便さから、医療現場でも患者のリテラシースクリーニングに使われています。

SILS (Single Item Literacy Screener)

「医者や薬局からもらう文章の説明書を読むとき、誰かに手伝ってもらうことがどのくらいありますか?」という1問だけでリテラシーを推定する超簡易法もあります。回答(「常に~全くない」)によって大まかに読解困難者を抽出するもので、精度は限定的ですが忙しい外来現場などで活用されています。

包括的ヘルスリテラシー尺度

先述の通り現代的なヘルスリテラシー概念は、単なる読解力に留まらず「入手・理解・評価・活用」の4能力×「ヘルスケア・疾病予防・ヘルスプロモーション」の3領域=12次元に及ぶ幅広い内容を含みます。この包括的な能力を測る代表例が HLS-EU-Q47 です。

HLS-EU-Q47

2010年代に欧州8か国で開発された質問紙で、47項目から構成されています。各項目は「~するのはどれくらい簡単か/難しいか」という形式で、たとえば「医師から得た情報が自分に当てはまるか判断するのは?」といった質問に「とても簡単~とても難しい」で答えます。個人の能力だけでなく、置かれた環境でその行為を実行する難易度も反映するよう設計されている点が特徴です。47項目の回答を点数化し、0~50点に換算した総合スコアで評価します。一定以下を「不十分(inadequate)」、中程度を「問題あり(problematic)」、一定以上を「十分(sufficient)」などランク分けすることで、個人や国のヘルスリテラシー水準を比較します。日本でも中山和弘氏らがこの質問紙を翻訳・検証し、有効性が確認されています。

その他

包括的尺度には他にも、電子的な健康情報の活用力に着目した eヘルスリテラシー尺度(eHEALS)、糖尿病患者向けやがん患者向け等特定疾患に特化した尺度、小児や高齢者向けに調整された尺度など様々なバリエーションがあります。研究目的に応じて、汎用的なものから対象特異的なものまで使い分けられています。

国内外の基準や指標

ヘルスリテラシー評価結果の解釈としては、上述のHLS-EUのような得点による十分・不十分の判定がよく用いられます。例えばHLS-EUでは0~50点中、42点以上を「エクセレント(非常に十分)」、33~42点を「十分」、25~33点を「問題あり」、25点未満を「不十分」と分類しています(この「不十分+問題あり」の合計が先述の日本85.4%という数字になります)。また米国の全国成人識字調査では、健康リテラシーを4段階(Below Basic, Basic, Intermediate, Proficient)に分類し、成人の約9割が中級以下であると報告したことが広く引用されています。
日本固有の指標というものはまだ確立されていませんが、日本ヘルスリテラシー学会では「一般に健康に関連する情報を探し出し、理解して、意思決定に活用し、適切な健康行動につなげる能力」という定義を示しています。また東京都医師会も「健康や医療に関する正しい情報を入手し、理解して活用する能力」と定義し啓発を行っています。これらはいずれも概念的な定義ですが、実際の測定・指標化には前述のような尺度が使われます。現在、日本でも国民全体のヘルスリテラシー水準を継続的にモニタリングする指標作りが模索されており、例えば厚労省の「国民生活基礎調査」などにリテラシー関連項目を盛り込む試みも考えられています(※現状では明確な全国指標は未整備)。
まとめると、ヘルスリテラシーを“測る”手法は多岐にわたり、それぞれ評価する側面が異なります。重要なのは、測定結果をどのように解釈し活用するかです。個人レベルでは自分の弱点を知り補強する契機に、集団レベルでは教育や政策介入の優先領域を定める指針に、と活かすことができます。指標はあくまで手段であり、最終的な目的はヘルスリテラシーの向上そのものだという点を忘れないようにしましょう。

ヘルスリテラシー向上の取り組み: 行政や教育現場における国内外の最新事例とその成果を紹介

ヘルスリテラシーの重要性が認識される中で、それを高めるための様々な取り組みが国内外で展開されています。ここでは行政(政府・自治体)や教育現場の事例を中心に、最新の動向と成果をご紹介します。

政策への明記と推進体制の構築

日本では2000年代に入り、「国民のヘルスリテラシー向上」を意識した政策文書が登場し始めました。2015年に発表された「保健医療2035」提言書では国民参加型の医療の必要性が謳われ、そこにヘルスリテラシーの概念が含まれています。また政府の経済財政運営方針(骨太方針)2022にもヘルスリテラシー向上が盛り込まれました。これら政策レベルでの明記は、省庁横断的な推進体制づくりにつながりつつあります。実際、厚生労働省は市民向けの分かりやすい医療情報提供サイトを整備したり、医療者側へのリテラシー研修を支援するなどの動きを見せています。

学校教育への導入

前述のように学習指導要領改訂により、高校保健でヘルスリテラシー教育が強化されました。具体的には、生徒が自ら健康課題を設定し調べ、討論して意思決定するアクティブラーニング的手法が取り入れられています。また教材面でも、インターネットの健康情報の見方やエビデンスの概念などについて触れた新しい保健教科書が作成されています。こうした教育の成果はすぐには数字に表れませんが、将来的に若年層のヘルスリテラシー指標が向上することが期待されています。

地域・自治体の啓発事業

各地の自治体でも、住民のヘルスリテラシー向上を目的とした取り組みが始まっています。例えば健康講座や公開講座で「正しい健康情報の選び方」をテーマに専門家が講演したり、図書館と連携して信頼できる医療情報へのアクセス支援(医療情報コーナーの設置や調べ方ガイド配布)を行う自治体もあります。また、市民が医療や介護について学ぶ場として「住民参加型の健康ワークショップ」「患者サポートプログラム」を開催している例も見られます。これらは参加者の満足度が高く、「病院で医師に聞きたいことを事前に整理できるようになった」等の声が聞かれ、行動面での変化も報告されています。

企業による社員のヘルスリテラシー向上支援

最近注目されるのが「健康経営」の文脈での取り組みです。企業が従業員の健康保持・増進を経営課題として位置づける中で、単に検診を受けさせるだけでなく社員一人ひとりのヘルスリテラシーを底上げする試みが行われています。例えば社内研修で健康情報の正しい読み方セミナーを実施したり、社内報でエビデンスに基づく健康コラムを連載するといった工夫です。その結果、従業員の健康意識や医療の受療行動が改善し、疾病予防や生産性向上につながったという報告もあります。従業員のリテラシー向上は企業業績にも好影響を及ぼす可能性があるとして、今後さらに広がるでしょう。

アメリカ合衆国

米国では2010年に National Action Plan to Improve Health Literacy(ヘルスリテラシー向上の国家行動計画)が策定され、全米レベルで様々なセクターが協働してリテラシー問題に取り組んできました。また Healthy People 2030(健康増進目標2030)では、初めてヘルスリテラシーが主要目標の一つに据えられ、個人のヘルスリテラシーだけでなく組織のヘルスリテラシー(医療提供側が分かりやすく情報発信・サービス提供できる能力)の向上も掲げられました。これにより病院や保険会社などで、わかりやすい医療情報提供(Plain Languageの使用やTeach-Back法の活用)や、予約手続きの簡素化といった組織的な取り組みも進んでいます。すでにいくつかの医療機関で、患者向け説明資料の読みやすさ改善による治療アドヒアランス向上などの成果が報告されています。

欧州・WHO欧州地域

欧州各国では2010年代から European Health Literacy Network が組織され、各国政府や研究者がヘルスリテラシーの政策実装や研究知見を共有しています。例えばドイツやオランダでは、国民のヘルスリテラシー戦略が策定され、学校教育への組み込みや公共キャンペーンが展開されています。またWHOは各国への技術支援を行っており、「国民のリテラシー水準を評価・モニタリングする仕組みの整備」「医療従事者へのリテラシー研修」「特定の健康課題に対応するリテラシー介入ツールの開発」などを支援しています。その成果の一つとして、例えば東欧のある国では住民のヘルスリテラシー調査結果を受けて保健師による訪問指導プログラムを開始し、住民のワクチン接種率や検診受診率が改善したと報告されています。

アジア地域

アジアでも、シンガポールや台湾などは早くからヘルスリテラシーに注目してきました。シンガポールでは国民の自己管理能力向上が国家的課題とされ、保健省主導でヘルスリテラシー啓発キャンペーンが行われています(例:読みやすい薬剤情報シートの配布や、全国ヘルスリテラシー調査の実施)。台湾でも家庭医制度の充実と合わせ、地域住民対象の健康教育プログラムがリテラシー向上に寄与していると言われます。他の新興国でも、識字率向上やデジタルヘルス普及と絡めてヘルスリテラシーを底上げしようという試みが見られます。
これら国内外の事例から分かるのは、ヘルスリテラシー向上は一部門だけでなく社会全体で取り組むべきテーマだということです。教育・医療・行政・企業・地域コミュニティなどあらゆる場での連携が重要であり、それぞれの場に応じたアプローチが成果を上げています。日本でも今後、教育と社会人研修、患者支援といった多面的な施策を強化し、国民全体のリテラシー底上げを図っていく必要があるでしょう。その際には海外の成功事例も参考にしつつ、日本の実情に合った戦略を立案・実行していくことが求められます。

デジタル時代のヘルスリテラシー: オンライン情報社会で求められる能力と課題を考察

インターネットやスマートフォンが普及したデジタル時代、ヘルスリテラシーにも新たな側面が加わりました。デジタル・ヘルスリテラシー(Digital Health Literacy)とは、オンライン上の健康情報を適切に扱う力のことで、WHOは「電子的な情報源から健康情報を探し出し、見つけ、理解し、評価し、そこから得た知識を健康上の問題解決に適用する能力」と定義しています。要するに、検索エンジンやSNS、健康アプリなどデジタルメディアを駆使して有用な健康情報にアクセスし、それを取捨選択して活かすスキルです。
デジタル時代の到来によって、人々が得られる健康情報の量は飛躍的に増大しました。知りたいことがあればスマホで検索すればよく、病気の体験談から最新の研究報告まで瞬時に見つかります。一見、とても便利になったように思えますが、同時に 「情報過多」 や 「玉石混交」 の問題も深刻化しています。特に2020年以降の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックでは、真偽不明な情報がSNS等で爆発的に拡散する 「インフォデミック(情報の伝染病)」 が社会問題化しました。実際このコロナ禍では、「ワクチンを打つと不妊になる」「マスクはむしろ有害だ」といった根拠のないデマが広まり、それを信じた人々がワクチン接種を拒否したりマスク着用を怠ったりするという現象が各地で見られました。ヘルスリテラシーが低いことによる実害(感染拡大や偏見の助長など)が次々に顕在化し、情報社会におけるリテラシーの死活的な重要性が改めて浮き彫りになったのです。
では、デジタル時代に求められる具体的な能力とは何でしょうか。一つはオンライン情報検索スキルです。検索エンジンで適切なキーワードを使い、多角的に情報収集するテクニックが必要です。また検索結果の上位に出てくる情報が必ずしも正確・中立ではない点にも注意が要ります。広告やSEO対策で上位表示されただけのサイトも多いため、結果を鵜呑みにせず情報源を評価する姿勢が欠かせません。
次に、SNSやブログ等から得た非公式な情報の評価力も重要です。現代では医療従事者や患者本人がSNSで発信するケースも多く、有益な情報源となり得ます。しかし同時に陰謀論的なデマや、バズ狙いの極端な健康法などもSNS上で人気を博すことがあります。デジタル・ヘルスリテラシーが高い人は、そうした情報を見ても感情的に反応せず「これはエビデンスがあるのか?」「発信者の目的は?」と冷静に問いを立てて判断します。逆にリテラシーが低い人は、刺激的な見出しに飛びついて拡散してしまったり、極論に影響されてしまいがちです。大学生を対象とした調査でも、SNSを主要情報源とする若者たちの85%が「情報の真偽の判断」や「情報を使った意思決定」が苦手だという結果が出ています。データや文章を読めても、それが「正しいか」「自分に当てはまるか」を評価できない学生が多数いたという報告には驚きを禁じ得ません。いくらデジタルネイティブ世代でも、批判的思考力が伴わなければ有用な情報を見分けられないことを示す例と言えます。
また、高齢者などデジタルアクセスに不慣れな層への配慮も課題です。情報提供側の視点では、誰もがインターネットを使いこなせるわけではない現実を踏まえ、デジタルデバイド(情報格差)を是正する取り組みが必要です。オンラインで予約や情報提供を行う医療サービスでも、高齢者向けに電話や対面でのサポートを併設する、ウェブサイトの文字を大きく分かりやすくする、といった工夫が求められています。実際アメリカの医療機関では、リテラシーの低いユーザーでウェブサイトをテストするというガイドラインが提唱され、使いやすさの改善に取り組んでいます。
さらに、健康アプリやデバイスの活用能力もデジタル時代の一要素でしょう。スマートウォッチで体調管理をしたり、オンライン診療を利用したりと便利なサービスが増えていますが、これらも使いこなすには基本的なリテラシーが要ります。例えばアプリで得たデータを正しく解釈し、適切な判断につなげる力が必要です。ある調査では、健康アプリやオンライン相談の活用により重症化予防や医療費抑制につながる可能性が指摘されていますが、その恩恵を受けるにはユーザー側のリテラシー向上が前提になります。
総じて、デジタル時代のヘルスリテラシーは従来の読み書き能力に加えて、「情報洪水の中から必要なものを見つけ出し、嘘を見抜き、正しく使う」という高度なスキルセットと言えます。これは一朝一夕に身につくものではありませんが、幸いデジタル技術そのものもまた解決策を提供し得ます。例えば信頼性の高い情報をまとめたポータルサイトやAIによるフェイク情報検出ツールなどが今後発展すれば、ユーザーのリテラシーを補助してくれるでしょう。しかし最終的には、私たち一人ひとりが「情報を鵜呑みにしない習慣」と「正確な知識をアップデートし続ける姿勢」を持つことが肝心です。デジタル社会を生き抜くために、ヘルスリテラシーをアップデートする努力を怠らないようにしたいものです。

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