保守運用・内製化支援——作ったシステムを、止めない・自走させる

システムは、リリースした瞬間から使われ続けます。動いて当たり前、止まれば業務が止まる——保守運用は、その「当たり前」を支える仕事です。24時間の監視で異常の芽を早めに捉え、障害が起きても業務への影響を最小限に抑えます。

障害なら何でも即対応、とは限りません。影響の大きいものは当日中、軽微なものは翌営業日以内というように、優先度を決めて動きます。どこまでの速さで守るかは、あらかじめ決めておくのが前提です。

他社が作ったシステムでも、構成を調べたうえで引き継げます。毎月の契約に縛らず、困ったときだけのスポット対応も可能です。任せきりにできる相手がいれば、社内は本業に集中できます。

止めない運用の仕組み
外部依存から自走へ

外注に頼りきらない——内製化を、伴走で支える

ずっと外注に頼り続けると、社内には運用のノウハウが残りません。内製化支援は、お客様のチームが自分たちで運用を回せる状態づくりを手伝う取り組みです。将来の自走を見すえた、伴走型の支援です。内製化を含めた変革の全体像づくりは、DXコンサルティングでも承ります。

はじめは、技術者が現地に入って一緒に運用します。障害対応や問い合わせをさばきながら、運用の手順やワークフローの整備まで。属人的だった作業を、誰でも回せる形に。

研修や資料づくりを通じて、必要なスキルと知識をチームに渡していきます。手順書が残り、担当が代わっても運用は続く。最後は、私たちがいなくても回る状態を目指します

保守運用と内製化支援でできること——主な内容

保守運用では、次のような業務を担います。

システム監視と障害対応

システムを24時間監視し、異常の芽を早めに見つけます。障害が起きたときは、影響度に応じた優先度で動く段取りです。

アップデートと脆弱性対応

OSやソフトの更新、パッチの適用を計画的に進めます。新しく見つかった脆弱性を放置しないのも、この役目です

バックアップと復旧

データは定期的にバックアップし、戻せる状態を保ちます。万一の障害や消失に備えた復旧の手順も、あらかじめ用意ずみです。

パフォーマンス改善

動きが重くなる原因を突き止めて調整します。ボトルネックを解いて、待たされないシステムへ。

セキュリティ管理

守りの軸は、アクセス制御とログの監視です。脅威の兆候を早めにつかみ、事故になる前に手を打ちます。

内製化支援で目指すのは、お客様のチームが自走できる状態です。

オンサイトでの常駐支援

技術者がお客様の現場に入り、運用を間近で支えます。障害対応や問い合わせに、その場ですぐ動ける体制です。

運用プロセスの設計と改善

作業の手順やワークフローを、無駄のない形に組み直します。属人化した運用を、誰でも回せる仕組みへと変えていくのが狙いです。

スキル移転と教育

研修や手順書づくりを通じて、必要な知識をチームに渡します。外部に頼らず運用できる力を、社内に残すのが目的です。

運用基盤の構築

監視や運用を支えるインフラは、設計から手がけます。ハードやネットワーク、動かす環境の整備まで。

保守運用の範囲
FAQ よくある質問
Q システムの保守運用では具体的に何をしてもらえますか?
A システムの稼働監視とトラブルシューティング、障害の早期発見・復旧、OSやミドルウェアのバージョン管理・アップデート、データのバックアップと復旧、パフォーマンスチューニング、セキュリティ管理などを行います。システムを安定して動かし続けるために、問題の予防と迅速な対応、継続的な改善までを一貫して支援します。
Q 保守運用の費用相場はいくらですか?月額制ですか?
A 保守運用は月額制が一般的です。一般的な相場では、監視・障害対応・軽微な改修を含む保守で月額5万〜30万円程度、24時間監視や手厚いSLAを伴う場合はそれ以上が目安です。対象システムの規模、監視の範囲、対応時間帯や改修の量によって費用は変動するため、運用要件に応じてお見積りします。
Q 他社が開発したシステムの保守だけを引き継いでもらえますか?
A はい、他社が開発したシステムの保守引き継ぎに対応します。まず現行システムの構成やソースコード、稼働状況を調査して把握した上で、保守運用を引き継ぎます。開発元と連絡が取れない、担当者が退職したといった状況からのご相談にも対応し、安定稼働を維持できる体制を整えます。
Q 24時間365日の監視体制には対応していますか?
A はい、対応できます。システムの稼働を24時間365日監視し、障害を早期に検知して対応する体制を組めます。監視の範囲や通知・対応の方法は、システムの重要度やご予算に応じて設計します。夜間・休日も含めた常時監視により、障害による影響やダウンタイムを最小限に抑えます。
Q 障害発生時の対応時間(SLA)はどうなっていますか?
A 障害の重要度に応じた対応時間を保守契約で取り決めます。一般的には、影響の大きい障害は当日中、軽微なものは翌営業日以内といった形でレベル分けして設定します。対応時間帯(平日日中か24時間か)や復旧目標は、システムの重要度とご予算に合わせて決め、契約で明確にします。
Q システムの内製化支援では何をしてもらえますか?
A 保守運用のプロセス設計、必要なスキルや知識の移管(スキルトランスファー)、ドキュメント整備、運用環境の構築などを行います。研修や伴走支援を通じて、外部に依存せず自社で保守運用を続けられる体制づくりを支援します。段階的に業務を引き継ぐことで、コスト削減と社内のスキル向上を両立できます。
Q 保守契約なしのスポット対応もお願いできますか?
A はい、対応できます。継続的な保守契約だけでなく、障害発生時の単発対応や、特定の改修・調査といったスポットでのご依頼にも対応します。ただし事前にシステム構成を把握しておくと対応が速いため、対応が頻繁に必要な場合は保守契約の方が安心して運用できます。要件に応じてご提案します。
Q サーバーのOSやミドルウェアのアップデートも対応してもらえますか?
A はい、対応します。OSやミドルウェア、ライブラリの最新バージョンへのアップデートやセキュリティパッチの適用を管理します。更新は不具合を招くこともあるため、テスト環境での検証を経てから本番に適用し、安全に反映します。脆弱性情報を追跡し、計画的にアップデートを行うことでリスクを抑えます。
Q ドキュメントが残っていないシステムでも保守を引き受けてもらえますか?
A はい、対応できます。仕様書や設計書が残っていないシステムでも、ソースコードや稼働環境を調査して仕様を把握し、保守を引き受けます。必要に応じて不足しているドキュメントを整備し直すことで、以降の保守や改修をスムーズに行える状態にします。属人化・ブラックボックス化した状態からのご相談も歓迎です。
Q 保守運用から内製化への移行はどのような手順で進めますか?
A 現状の運用把握→移行計画の策定→ドキュメント整備と手順化→伴走しながらの引き継ぎ(スキルトランスファー)→自走、という手順で段階的に進めます。最初は当社が主体で運用し、徐々に貴社へ業務を移していくことで、無理なく内製化できます。移行の範囲やペースは体制に合わせて調整します。
Q システム監視では具体的に何を監視・検知するのですか?
A サーバーやサービスの稼働状態、CPU・メモリ・ディスクの使用状況、応答速度、エラーの発生、通信の異常などを常時監視します。異常のしきい値を超えたら担当へ自動で通知し、障害の芽を早めに捉えます。クラウド環境ではリソースやコストの監視も含められます。何を重点的に見るかは、システムの重要度に応じて設計します。
Q セキュリティの監視や脆弱性対応、インシデント対応もお願いできますか?
A はい、対応できます。アクセス制御とログの監視、新たに見つかった脆弱性へのパッチ適用、不正アクセスの兆候の検知、万一のインシデント発生時の初動対応までを担います。脅威は放置するほど被害が広がるため、脆弱性情報を追跡して計画的に手を打ち、事故になる前に食い止める体制を整えます。
Q データのバックアップや災害復旧(DR)の備えもしてもらえますか?
A はい、対応できます。データを定期的にバックアップし、障害や消失時に決められた時点まで戻せる状態を保ちます。復旧の手順もあらかじめ用意し、いざという時に慌てず動けるようにします。求められる復旧の速さやデータ保持の要件に応じて、別環境へのバックアップや災害復旧の構成まで設計します。
Q 軽微な改修や機能追加も、保守運用の範囲で依頼できますか?
A はい、対応できます。表示の修正や設定変更といった軽微な改修は保守の範囲で対応し、まとまった機能追加は内容に応じて個別に見積もります。運用しながら小さな改善を積み重ねられるよう、対応範囲を保守契約であらかじめ取り決めます。改修が頻繁な場合は、月々の作業量を見込んだ契約形態も提案します。
Q 古い言語や他社が開発したシステムでも、技術を問わず保守できますか?
A はい、対応できます。使用言語やフレームワークが古い場合や、他社が開発したシステムでも、まず構成やソースコードを調査して把握したうえで保守を引き継ぎます。ドキュメントが残っていない場合は必要な資料を整備し直します。属人化・ブラックボックス化した状態からの引き継ぎ相談にも対応します。
Q 保守契約を結ぶのと、内製化を進めるのはどちらを選ぶべきですか?
A 安定稼働を任せて本業に集中したいなら保守契約、社内にノウハウを残し外注依存を減らしたいなら内製化が向きます。両者は二択ではなく、まず保守を任せ、並行して運用の型を移して段階的に内製化する進め方も可能です。システムの重要度や社内体制、コストを踏まえ、適した形を提案します。
Q 保守運用の開始や引き継ぎは、どのように進みますか?
A 現行システムの構成・ソースコード・稼働状況の調査から始め、監視や連絡の体制、対応範囲とSLAを取り決めたうえで運用を開始します。他社からの引き継ぎでは、把握に必要な情報を整理し、抜けなく移行します。いきなり全面移管せず、状況を掴みながら段階的に引き受けるため、安定稼働を保てます。
Q 保守運用中の報告や連絡体制はどうなっていますか?
A 稼働状況や対応した障害、実施した改修などを定期的に報告し、緊急時の連絡手段や対応の窓口をあらかじめ決めておきます。何が起きてどう対処したかが見える状態を保つことで、安心して任せられます。報告の頻度や方法、対応時間帯は、システムの重要度や運用要件に合わせて設計します。
Q 内製化支援にはどのくらいの費用や期間がかかりますか?
A 対象システムの規模や、どこまでを社内で回せるようにするかによって幅があります。まず現状の運用を把握し、移行計画とドキュメント整備、伴走しながらの引き継ぎという段階を踏むため、数ヶ月から進めるのが一般的です。範囲やペースを体制に合わせて調整し、無理のない形で見積もりを示します。
Q 保守運用を内製化すると、どんなメリットやコスト面の効果がありますか?
A 外注への依存が減り、社内に運用ノウハウが残ることで、対応の速さと自立性が高まります。長期的には外注費を抑えられ、担当者のスキル向上にもつながります。内製化を含めた全体像づくりはDXコンサルティングでも支援します。一気に切り替えず段階的に移すことで、コスト削減と安定稼働を両立できます。

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