GA4で「標準のレポートでは見たい切り口が作れない」となったときに使うのが、左メニューの[探索]から開くデータ探索ツールです。テンプレートを選ぶところまでは解説記事が多いのですが、つまずくのはその先にある上限と制約です。読み込めるセグメントは10個まで、標準プロパティではクエリが1,000万イベントを超えるとサンプリングされることがあり、ディメンションの値が多すぎると「(other)」にまとめられます。この記事では、7つの手法の使い分けと、Googleの公式ヘルプが明記している数値を一覧にまとめます。
まとめ:データ探索ツールの要点
- 手法は7つ。自由形式・コホート・目標到達プロセス(ファネル)・セグメントの重複・ユーザーエクスプローラ・経路・ユーザーのライフタイムです。「テンプレートは5種類」と書かれた解説が多く見られますが、公式ヘルプが列挙しているのは7つです。
- 作れるデータ探索はユーザーあたり・プロパティごとに最大200件、共有できるのはプロパティごとに最大500件(Analytics 360は1,000件)です。1つのデータ探索にはセグメント10個・タブ10個・ディメンション20個・指標20個まで読み込めます。
- 標準プロパティでは、イベントレベルのクエリが1,000万件を超えるとサンプリングが発生することがあります(Analytics 360は最大10億件)。標準レポートのクエリはこの上限の影響を受けません。
- データの保持期間の設定が効くのはデータ探索とファネルレポートで、標準の集計レポートは影響を受けません。既定は2か月なので、14か月に変えておかないとデータ探索では前年比較ができません。ユーザー単位のデータは360でも14か月が上限です。
- 共有したデータ探索は他のユーザーからは編集できません。削除できるのも作成者だけなので、チームで使うなら複製して使う運用が前提になります。
「探索」「データ探索ツール」「探索レポート」の関係
まず呼び方を整理します。GA4の左ナビゲーションに表示されるのは[探索]、公式ヘルプの見出しは「データ探索ツール」、英語版は Explorations です。世間では「探索レポート」と呼ばれることが多く、検索されるのもこの語ですが、いずれも同じ機能を指します。個々の分析画面は「データ探索」、その中で選ぶ分析方法が「手法(テンプレート)」という整理です。
日本語ヘルプの用語は完全には統一されていません。たとえば手法の一覧ページでは「目標到達プロセスデータ探索」「ユーザーデータ探索」と書かれているのに、それぞれの個別ページの見出しは「ファネルデータ探索」「ユーザー エクスプローラ」になっています。日本語ヘルプの各ページ末尾には「このページには、AI 技術を使用して翻訳されたコンテンツが含まれている場合があります」と注記があり、英語版で An exploration can contain up to 10 visualizations と書かれた箇所が日本語版では「最大 10 個の映像を追加できます」と訳されるなど、訳語が揺れる箇所も残っています。検索しても目的のページに当たらないときは、英語名で引き直すのが早道です。
| 英語ヘルプの名称 | 手法一覧ページの表記 | 個別ページの見出し |
|---|---|---|
| Explorations | データ探索ツール | データ探索ツールを使ってみる |
| Free-form exploration | 自由形式のデータ探索 | 自由形式のデータ探索 |
| Funnel exploration | 目標到達プロセスデータ探索 | ファネルデータ探索 |
| User exploration | ユーザーデータ探索 | ユーザー エクスプローラ |
| Path exploration | 経路データ探索 | 経路データ探索 |
出典:Google アナリティクス ヘルプ「データ探索ツールを使ってみる」および各手法の個別ページ。
標準のレポートとの違いは、アナリティクスが参照するテーブルの選ばれ方にあります。標準レポートで使われるクエリはサンプリングの上限の影響を受けませんが、データ探索はアドホックなクエリとして処理されるため、後述のサンプリングや保持期間の制約を受けます。そのかわり、対応している項目の範囲内でディメンションと指標の組み合わせを自由に変えられます。GA4そのものの設計やUAとの違いはGA4とは?仕組みとUAとの違い・導入と運用体制の判断まで解説で整理しています。なお、ユニバーサルアナリティクスは2024年7月1日の週以降、過去データを含めてアクセスできなくなっており、UAのカスタムレポートを移行する前提で読む必要はもうありません。
7つの手法(テンプレート)の使い分け
新しいデータ探索を始めるとき、空のデータ探索から作るか、テンプレートギャラリーから手法を選びます。手法は分析の型なので、「何を知りたいか」から逆算して選ぶのが最短です。
| 手法 | 答えられる問い | 固有の上限・前提 |
|---|---|---|
| 自由形式 | 任意のディメンション×指標のクロス集計を見たい | ビジュアル表示は6種類。折れ線グラフの異常検出が既定でオン |
| 目標到達プロセス(ファネル) | どのステップで離脱しているか | ステップは最大10個、比較できるセグメントは最大4個 |
| 経路データ探索 | あるページ・イベントの前後で何が起きているか | ステップごとのノードは既定5個・最大20個。始点か終点のどちらか一方のみ |
| セグメントの重複 | 複数の条件を同時に満たす層はどれだけいるか | セグメントは最大3個、表示できる指標は最大10個 |
| ユーザーエクスプローラ | 個々のユーザーが何をしたか | 既存または一時的なセグメントを構成するユーザーを表示 |
| コホートデータ探索 | 獲得時期ごとに定着率がどう違うか | 表示できるコホートは最大60件、内訳は上位15値まで |
| ユーザーのライフタイム | どの流入経路が生涯価値の高い顧客を連れてくるか | 2020年8月15日以降にアクティブだったユーザーのみ対象。終了日は「昨日」固定 |
迷ったら自由形式で構いません。自由形式は表を既定に、ドーナツグラフ・折れ線グラフ・Scatterplot(散布図)・棒グラフ・地域マップへ切り替えられます。ビジュアリゼーションの選択肢の一覧では散布図だけが英語表記のまま残っているので、UIと見比べるときは覚えておくと混乱しません。表として使う場合の配置枠は、行に最大5つのディメンション、列に最大2つのディメンション、値に最大10個の指標、ネストされたディメンションにつき最大10個の値で、比較できるセグメントは最大4個です。折れ線グラフでは異常検出が既定で有効になっており、トレーニング期間と感度の2つを設定すると、ベイズ統計の状態空間時系列モデルで予測値を出し、そこから外れた点に印が付きます。感度5%なら、発生確率5%未満の点が異常と見なされます(出典:「自由形式のデータ探索」)。
手法ごとに効いてくる固有の制約
ファネルの参加条件とオープン/クローズドの人数差
ファネルデータ探索には[ファネルをオープンにする]という切り替えがあり、ここで数値が大きく変わります。オープンファネルは途中のステップから始めたユーザーもすべてカウントしますが、クローズドファネルは最初のステップを通ったユーザー以外を無視します。どちらの場合も、ユーザーが指定の順序どおりにステップを踏んだ場合だけカウントされ、途中を飛ばすと後続のステップを完了しても計上されません。同じ期間に同じユーザーが何度ファネルを完走しても、記録されるのは最初の一連のステップだけです。
公式ヘルプの例で言えば、A・B・Cの3ステップに対してユーザーがA・Cだけを満たした場合、完了扱いになるのはAのみで、Cの完了は無視されます。クローズドに切り替えると人数が減るのはこの仕様によるもので、設定ミスではありません。ステップは最大10個、比較に使えるセグメントは最大4個までです。作ったファネルは保存アイコンからファネルレポートとして書き出せます(出典:「ファネルデータ探索」)。
経路データ探索のノード表示数と始点・終点の指定制約
経路データ探索は、始点または終点を起点にツリーグラフで前後の行動を追う手法です。始点のノードには、イベント名・ページのタイトル・ページパス・スクリーン名・スクリーンクラスのいずれかを選びます。グラフに出るのは各ステップの上位5ノードだけで、[+ 追加]をクリックするとステップごとに最大20個まで増やせます。上位20個に入らなかったものは「その他」のノードにまとめられるため、ロングテールなURLを持つサイトでは「その他」が最大の分岐に見えることがあります。
コンバージョンに至る直前の行動を知りたいときは、[最初からやり直す]から[終点]を指定して遡行型に切り替えます。同じデータ探索の中で始点と終点を同時に指定することはできません。また経路はセッション単位ではなくユーザーのイベントストリームから算出されるので、期間の取り方によっては複数セッションをまたいだ経路になります。セッションは既定では30分間操作がないと終了し、このタイムアウト時間は[管理]の[データ ストリーム]から変更できます(出典:「経路データ探索」)。
コホート・セグメントの重複・ユーザーのライフタイムの集計条件
コホートデータ探索は、登録条件(コホートに含まれる条件)とリピートの条件を決めて、獲得時期ごとの行動を追う手法です。表示できるコホートは最大60件、内訳ディメンションを適用した場合はそのディメンションの上位15値までが表示されます。注意したいのは、コホートの判定がユーザーのデバイスデータだけに基づいており、User-IDが考慮されない点です。User-IDで複数端末の行動を統合したコホート分析が必要なら、この手法では要件を満たしません。ツール自体の選定はコホート分析ツール比較|GA4・Amplitude・Mixpanelの上限と選び方で比較しています。
セグメントの重複は最大3個のセグメントの交わりを図示する手法で、表には最大10個の指標を置けます。図の内側にカーソルを合わせると他のセグメントとの重複を除いた排他的な数値、枠線に合わせると重複を含めた両立的な数値が出るという違いがあり、ここを取り違えると人数の合計が合わなくなります。
ユーザーのライフタイムは、最初の接点・最近の接点・ライフタイムの接点という3つの切り口でユーザーを集計します。対象は2020年8月15日以降にアクティブだったユーザーに限られ、条件を満たすユーザーについては初回利用まで遡ったデータが含まれます。期間の終了日は「昨日」に固定されていて変更できません。
データ探索ツール全体の上限
多くの手法に共通して効く上限です。ユーザーのライフタイムだけはユーザー数ベースの別の上限があるため、表の下に分けて書きます。運用設計の段階で押さえておくと、後から作り直す手間が減ります。
| 対象 | 標準プロパティ | Analytics 360 |
|---|---|---|
| 作成できるデータ探索 | 200件 | 200件(ユーザーあたり・プロパティごと) |
| 共有できるデータ探索 | 500件 | 1,000件(プロパティごと) |
| 1つのデータ探索のタブ | 10個 | 10個(英語版では visualizations と表記) |
| セグメント | 10個 | 10個(データ探索ごとに読み込める数) |
| フィルタ | 10個 | 10個(タブごと) |
| ディメンション/指標 | 各20個 | 各20個(データ探索ごと) |
| 保存済みのセグメント | 50件 | 200件(プロパティごと) |
| エクスポートできる行数 | 10万行 | 10万行(非サンプリングデータ探索は1,000万セル) |
| サンプリングのしきい値 | クエリごと1,000万イベント | クエリごと10億イベント |
出典:Google アナリティクス ヘルプ「設定の制限」および「Google アナリティクス 360(Google アナリティクス 4 プロパティ)」。ユーザーのライフタイム手法だけは別枠で、サンプリングの上限が無料サービスで100万ユーザー、有料サービスで1,000万ユーザーです。これを超えるとランダムに抽出したサンプルから全体が推定されます。
ディメンションと指標の20個という枠は、[変数]パネルに読み込んでおける数です。使い終わった項目にカーソルを合わせて×で外さないと、新しい項目を追加できません。最初からあれもこれも読み込むのではなく、分析のテーマごとにデータ探索を分けたほうが結果的に速く済みます。
数値が合わないときに疑う仕組み
標準レポートとデータ探索で数字がずれたときは、まず次の3つを確認します。これで説明がつかない場合は、期間やフィルタ・比較の設定差、非対応のディメンションと指標の組み合わせ、データ処理の完了待ちも候補になります。
サンプリングの発生条件とデータ品質アイコンの確認
レポートやデータ探索の作成に使われたイベント数がプロパティの割り当て上限を超えると、一部のデータを使って全体を推定するサンプリングが発生することがあります。イベントレベルのクエリの割り当て上限は、標準のGA4プロパティで1,000万件、Analytics 360プロパティで最大10億件です。360は初期設定ではクエリあたり1億件が既定になっており、精度を上げたい場合はデータ品質アイコンから[精度の高い結果]を選ぶと上限が緩和されます。標準レポートで使われるクエリはこの上限の影響を受けません。
サンプリングやデータのしきい値が適用されると、画面右上のアイコンが緑から黄色に変わります。色だけで判断せず、アイコンにカーソルを合わせて表示される説明を読むのが確実です。ここに、結果の作成に使われたデータの割合や、しきい値・行数制限が適用された旨が示されます。サンプリングへの対処としては期間を短く切る、フィルタを見直す、といった方法があります。なお非サンプリングの集計でもユーザー数やセッション数の個別カウントはHyperLogLog++(HLL++)による近似で、ほとんどの場合は差異1%未満ですが、複数のHLL++指標を組み合わせると差が大きくなることがあります。人数系の指標が完全一致しない理由についてはユニークユーザー(UU)とは?PV・セッションとの違いとGA4の数え方もあわせてご覧ください(出典:「データのサンプリングについて」)。
データのしきい値による非表示条件と期間の調整
データのしきい値は、個々のユーザーの身元が推測されないようにするための仕組みで、こちらはユーザー側で調整できません。ユーザー属性(年齢・性別・インタレスト)やGoogleシグナル由来のデータ、検索語句の情報を含むデータ探索で、対象のユーザー数が少ないと行ごと除外されます。データ品質インジケーターにしきい値の適用が表示されていて、かつ期間が短い場合は、期間を広げてユーザー数を増やすと表示されることがあります。
「(other)」行と基数
テーブルの行数が上限を超えると、頻度の低いディメンション値が「(other)」行にまとめられます。ディメンションが持つ値の種類の数を基数と呼び、公式ヘルプは値が500を超えるディメンションを高基数ディメンションと見なすよう案内しています。ただしこの500は上限ではなく目安で、値が多いほど「(other)」にまとめられるリスクが上がるという意味です。レポートに「other」と「(other)」の両方が現れることがありますが、どちらも高基数を表す値で大きな違いはありません。フィルタで該当行を隠している場合は「(other)」が画面に出ないまま警告だけが表示されることもあります。
高基数のデータを扱う必要があるなら、カスタムディメンションとして登録せずイベントパラメータやユーザープロパティのまま送り、BigQueryで集計する方法が公式に案内されています。GA4からBigQueryへのエクスポートはGA4とBigQuery、Looker Studioの連携手順|Search Console統合と費用の実額で手順と費用をまとめています。
作成手順と期間指定の落とし穴
データ探索の画面は、左から[変数][タブの設定][キャンバス]の3つで構成されます。作成の流れは次のとおりです。
- 左ナビゲーションの[探索]を開き、空のデータ探索を作るか、テンプレートギャラリーから手法を選ぶ
- [変数]の[ディメンション][指標][セグメント]の+から、使う項目を読み込む
- 読み込んだ項目を[タブの設定]へドラッグ&ドロップする(ダブルクリックでも既定の場所に入る)
- ビジュアル表示を選び、フィルタで対象を絞る
- タブを追加して別の手法を同じデータ探索の中で併用する
見落としやすいのが期間の扱いです。「過去28日間」のような既定の期間を選んで保存すると、開いた時点から見た過去28日間が表示される相対指定になります。一方、カレンダーでカスタム期間を指定して保存すると、その期間に固定されます。定例レポートとして毎月開く用途なら相対指定、特定キャンペーンの振り返りなら固定、と使い分けます。標準レポートで見るべき指標の側はアクセス解析のやり方|GA4で見るべき指標と改善につなげる手順を解説で扱っています。
共有・エクスポートとデータの保持期間
作ったデータ探索は、既定では作成者本人にしか見えません。右上の[データ探索を共有]で同じプロパティのユーザーに公開できますが、共有するには少なくともアナリストの役割が必要です。共有されたデータ探索は、そのプロパティの閲覧者の役割を持つ全員が参照できる一方、編集はできません。編集したい場合は複製またはコピーを作ることになります。削除できるのは作成したユーザーだけという点も、退職者のアカウントを整理するときに引っかかりやすい仕様です。
エクスポートは右上の[データのエクスポート]から、Googleスプレッドシート・TSV・CSV・PDF・PDF(すべてのタブ)の5形式を選べます。スプレッドシート・TSV・CSVでは選択中のビジュアル表示で利用できるデータがすべて出力されるため、画面に見えている以上の行数になることがあります。PDFは表示中のデータだけが保存され、大きな表で[PDF(すべてのタブ)]を選ぶとタブごとに長さと幅が制限されます。ただしレポートとデータ探索のエクスポートは10万行が上限(360の非サンプリングデータ探索は1,000万セル)なので、これを超える規模の集計はBigQuery側で行うことになります。継続的に社内へ配るなら、エクスポートを繰り返すよりLooker Studioでコンバージョン率と離脱率を計測する方法|GA4コネクタの制約と代替で触れているようにダッシュボード側へ寄せたほうが運用は楽になります。
最後に、データ探索ツールを使うなら最初に確認しておきたいのが保持期間の設定です。GA4プロパティの既定は2か月で、[管理]の[データの収集と修正]にある[データの保持]から変更します。
| データの種類 | 選べる保持期間 |
|---|---|
| ユーザー単位のデータ(キーイベントを含む) | 2か月/14か月 |
| その他のイベントデータ | 2か月/14か月/26か月・38か月・50か月(Analytics 360のみ) |
| 年齢・性別・インタレストカテゴリ | 常に2か月(設定に関係なく固定) |
| Googleシグナルのデータ | 設定にかかわらず最長26か月 |
ここで重要なのは、この設定が効く範囲です。英語版のヘルプには The data retention setting only affects explorations and funnel reports. と明記があり、標準の集計レポートは保持期間の影響を受けません(日本語版にはこの一文が見当たらず、「非集計レポート(Google アナリティクス 4 のデータ探索など)で保持期間より長い期間を指定すると、保持期間を超えた期間のデータはレポートに表示されません」という説明だけが載っています)。つまり保持期間を2か月のままにしていても標準レポートでは1年前が見えるのに、同じ期間をデータ探索で指定すると空になります。
ユーザー単位のデータは360でも14か月が上限で、26か月以上を選べるのはそれ以外のイベントデータだけです。また、標準プロパティが「大」になるか360プロパティが「特大」になると、イベント単位の保持期間は自動的に2か月へ短縮されます。延長の設定が適用されるのはすでに収集したデータに対してなので、2か月のまま1年運用してしまうと、後から14か月に変えても削除済みの分は戻りません。GA4を入れたらまず変更しておく設定です(出典:「データの保持」)。
よくある質問
探索レポートのテンプレートは5種類ですか?
公式ヘルプが列挙している手法は7つです。自由形式・コホートデータ探索・目標到達プロセス(ファネル)データ探索・セグメントの重複・ユーザーエクスプローラ・経路データ探索・ユーザーのライフタイムが含まれます。5種類や8選といった数は解説記事側の切り取り方によるもので、使える手法の数ではありません。
「目標到達プロセスデータ探索」が見当たらないのはなぜですか?
名称の表記が揺れているためで、機能が消えたわけではありません。公式ヘルプでも手法の一覧ページでは「目標到達プロセスデータ探索」、個別の解説ページでは「ファネルデータ探索」と書かれています。英語名はいずれもFunnel explorationです。テンプレートギャラリーで見つからないときは、ファネルという語でも探してみてください。
標準レポートとデータ探索で数値が違うのはなぜですか?
まず疑うのは、標準プロパティで1,000万イベントを超えるクエリに発生するサンプリング、ユーザー属性や検索語句に適用されるデータのしきい値、行数上限による「(other)」行への集約の3つです。画面右上のデータ品質アイコンにカーソルを合わせ、どの警告が出ているかを確認してください。いずれも該当しない場合は、期間やフィルタ・比較の設定差、非対応のディメンションと指標の組み合わせ、処理の完了待ちも確認対象になります。
データ探索は何件まで作れますか?
ユーザーあたり・プロパティごとに最大200件です。共有できるデータ探索には別枠の上限があり、標準プロパティは500件、Analytics 360は1,000件です。1つのデータ探索にはタブを10個まで追加できるので、関連する分析は1つのデータ探索にタブでまとめると件数を節約できます。
BigQueryを使えばこれらの上限はなくなりますか?
サンプリングと「(other)」行については、BigQueryエクスポートの生ログを直接集計すれば回避できます。ただしBigQueryへのエクスポートにはGoogleシグナル由来のデータが含まれないため、GA4の画面とユーザーあたりのイベント発生数が一致しないことがあります。ユーザー属性を含む分析をそのまま再現できるわけではない点には注意が必要です。