Google AIモードとは?日本語での使い方・出し方から検索履歴の消し方まで【2026年最新ガイド】
GoogleのAIモードは、検索結果を「青いリンクの一覧」ではなく、Geminiが組み立てた一つの回答文として返す検索の新しい入口です。2025年5月のGoogle I/Oで発表され、当初は英語のみでしたが、2025年9月9日に日本語での提供が始まりました。「英語でしか使えない」という以前の情報は、すでに古くなっています。
この記事では、AIモードの出し方・使い方・オンオフの切り替え、表示されないときの対処、無料で使える範囲、そして「検索履歴を削除しても残るのはなぜか」までを、Google公式の情報をもとに整理します。AIによる概要やGeminiとの違いも、混同しやすい点に絞って解説します。
まとめ:Google AIモードの要点と日本語での使いどころ
先に結論をまとめます。詳細は各セクションで補足します。
- 正体:質問に対しGeminiのカスタム版が複数の検索結果を統合し、対話形式で回答する検索モード。
- 日本語:2025年9月9日に日本語提供が開始。対応言語の一覧にも日本語が含まれます。
- 出し方:検索バー下の「AIモード」、または google.com/ai から起動。サーチラボの管理画面でオン・オフを切り替えます。
- 使えないとき:18歳以上の個人Googleアカウントでログインし、シークレットモードをオフにする。Workspace/Educationアカウントは対象外です。
- 履歴:削除してもマイアクティビティに最大24時間残ることがあり、AIモード履歴とGoogle検索履歴は別管理。完全に消すには両方を確認します。
Google AIモードの仕組みとAIによる概要・Geminiとの違い
AIモード・AIによる概要・Geminiは名前も見た目も近く、混同されがちです。役割の違いを押さえると、どの画面で何ができるかが整理できます。
AIモードが回答を組み立てる仕組み
AIモードでは、質問を入力すると、Geminiのカスタム版が一つの質問を複数の検索に分解して裏側で実行し(クエリ・ファンアウト)、集まった内容を統合して一つの回答文を作ります。回答の中には参照元へのリンクが差し込まれ、根拠をたどれます。従来のように10件のリンクから自分で選ぶのではなく、まず回答を読み、足りなければ同じ画面で追加の質問を重ねていく流れです。回答を生成するモデルは随時更新されるため、特定のバージョン名は公式の発表で確認してください。
「AIによる概要」「Gemini」との役割の違い
3つは「どこに出るか」「従来の検索リンクが残るか」「会話を続けられるか」で線引きできます。
| 項目 | AIモード | AIによる概要 | Gemini |
|---|---|---|---|
| 表示場所 | 専用画面 | 検索結果の上部 | 専用アプリ・サイト |
| 従来の検索リンク | 原則なし(参照リンクのみ) | 要約の下に並ぶ | なし |
| 会話の継続 | できる | できない | できる |
| 起点 | Google検索 | Google検索 | アプリ・サイト |
ざっくり言えば、AIによる概要は「従来検索にAIの要約を足したもの」、AIモードは「検索の中で対話できる別画面」、Geminiは「検索とは別の対話アプリ」です。いずれも回答エンジンはGoogleの大規模言語モデルGoogleのAIモデルGeminiのカスタム版ですが、使われる世代は提供地域やプランで異なり随時更新されます。最新のモデル名は公式の発表で確認してください。入口と画面が違う点さえ押さえれば混同しません。
日本語での提供状況と対応言語【2025年9月9日開始】
AIモードは2025年5月に米国の英語版で始まり、8月下旬に180以上の国・地域へ拡大、そして2025年9月9日にGoogleが日本語での提供開始を発表しました。Google検索ヘルプの対応言語一覧にも日本語が明記されています。展開は段階的で、アカウントによって表示時期に差があります。
以前の「日本語では使えない・英語で質問する必要がある」という説明は、この提供開始で過去のものになりました。いま日本語で質問しても回答が返ります。ただし、ディープサーチやエージェント機能など一部の高度機能は、後述のとおり米国の有料プランが先行しており、日本語環境ですべてが揃っているわけではありません。
AIモードの出し方・使い方とオンオフの切り替え手順(PC・スマホ)
「出し方が分からない」「切り替えたい」という質問が多い領域です。起動と入力、オン・オフを分けて説明します。
PC・スマホでの出し方と質問の入力方法
パソコンでは、Googleの検索バーに質問を入力し、検索バーの下に表示される「AIモード」を選ぶのが基本です。環境によっては google.com/ai から直接開くこともできます。スマートフォンでは、Googleアプリやモバイルブラウザの検索画面上部からAIモードに切り替えます。入力はテキストだけでなく音声にも対応し、画像を読み込ませて質問することもできます。回答が出たら、そのまま同じ画面で「もっと詳しく」「具体例は」と追問すると、文脈を引き継いで会話が深まります。
サーチラボでのオン・オフ切り替え
AIモードが試験運用版として提供されている環境では、サーチラボ(Googleの新機能を試す場)の管理画面からオン・オフを切り替えます。新しいタブを開き、画面上部のサーチラボのアイコンから「管理」を開いて、AIモードのスイッチを切り替える流れです。切り替えはあくまで機能の有効・無効であり、後述の検索履歴の削除とは別の操作です。混同すると「オフにしたのに履歴が残る」と感じる原因になります。
AIモードが使えない・表示されないときの原因と対処
「AIモードが出てこない」「表示されない」場合、多くは利用条件か展開状況のどちらかです。上から順に確認すると切り分けが早く済みます。
- ログインとモード:個人のGoogleアカウントでログインし、シークレット(プライベート)モードをオフにする。
- 年齢・アカウント種別:18歳以上が条件。Google Workspace(Education含む)アカウントでは現状利用できません。個人アカウントに切り替えます。
- 言語・地域:日本語・日本は対応済み。それでも出ない場合は次の項目を確認します。
- 試験運用版の有効化:サーチラボでAIモードをオンにしていないと表示されないことがあります。「AIモード」の横にラボのアイコンが出ているか確認します。
- 段階的な展開:提供は順次拡大のため、自分のアカウントにまだ届いていない場合があります。時間をおいて再確認します。
- アプリ・ブラウザの更新:Googleアプリやブラウザを最新版に更新すると表示されることがあります。
これらを順に試しても出ない場合は、アカウント側の段階的展開待ちである可能性が高く、設定をいじり続けるより数日待つのが現実的です。
AIモードの検索履歴は残る?削除手順と「消えない」理由
「削除したのに履歴が残る」という相談は、AIモードの履歴が複数の場所で管理されていることが原因です。仕組みを知ると、どこを消せばよいかがはっきりします。
AIモードの検索履歴を削除する手順
AIモードの画面左にある検索履歴のアイコンを開くと、アカウントに保存された履歴が一覧表示されます。個別に消す場合は各履歴の横のメニューから、まとめて消す場合は「すべて削除」を選びます。あわせて、Googleのマイアクティビティ(検索履歴ページ)からもAIモードのアクティビティを削除できます。
削除しても履歴が残るように見える理由
Google公式の説明では、AIモードの履歴を削除してもマイアクティビティには最大24時間表示されることがあり、その後に自動削除されます(手動削除も可能)。さらに、AIモードの履歴とGoogle検索の履歴は別々に管理されており、AIによる概要から「AIモードでさらに詳しく」へ進んだ場合は、1回の操作で2つの履歴エントリが記録されます。このときAIモード側の履歴を消しても、Google検索側の履歴には残ります。つまり「消したのに残る」のは不具合ではなく、保存先が分かれているためです。完全に消すなら、AIモードの履歴・マイアクティビティ・Google検索の検索履歴の3か所を確認するのが確実です。
知っておきたい新機能(ディープサーチ・サーチライブ・エージェント・パーソナライズ)
AIモードには、基本の回答機能のほかに拡張機能が予定・提供されています。日本で全部が使えるわけではない点を含めて、要点だけ押さえます。
- ディープサーチ:数百件規模の検索を自動実行し、専門家のレポートのような長文回答を数分で作る機能。米国のGoogle AI Pro/Ultra向けにLabsで提供されます。
- サーチライブ:スマホのカメラと音声で、目の前の対象についてリアルタイムに対話しながら検索する機能(提供地域は順次拡大中)。
- エージェント機能(Project Mariner):ブラウザ操作を代行し、レストランやチケットの予約などを進める機能。こちらも米国の有料プランが対象です。
- パーソナライズ:許可した場合に検索履歴やGmailなどの情報を踏まえて回答を個人最適化する機能。仕組みはGeminiのパーソナル・インテリジェンスと同じ方向性です。
日本のユーザーがいま現実的に使えるのは、日本語での質問・追加質問・参照リンクの確認までが中心です。ディープサーチやエージェント機能を前提にした業務設計は、提供地域が広がるまで待つ判断が無難です。
AIモードがSEO・サイト運営に与える影響とLLMOの考え方
ここからはサイト運営者向けの補足です。AIモードの普及で最も影響を受けるのは、情報収集系のページの流入です。回答画面に従来のリンク一覧が出ないため、クリックされずに検索が完結する「ゼロクリック」が増えます。海外の各種調査では、通常検索のゼロクリックが約3割、AIによる概要の表示時で約4割、AIモード利用時はさらに高くなるとの推計もあります(調査主体や時期で大きく変動します)。
ここで「順位1位を取れば流入が来る」という前提は、少なくとも情報収集系では崩れます。取りに行く先を、指名(ブランド)検索とAI回答内での引用へずらすのが現実的です。具体的には、一次データや独自の見解を載せる、構造化データとFAQで要点を機械可読にする、著者情報や出典で信頼性を示す、といった施策が引用されやすさにつながります。考え方の整理はLLMOとSEOの違いもあわせて参考にしてください。
よくある質問
AIモードは無料で使えますか?
基本機能は無料です。日本語での質問・追加質問・参照リンクの確認に追加料金はかかりません。ただし、ディープサーチやエージェント機能などの高度な機能は、米国のGoogle AI Pro/Ultra(有料サブスクリプション)向けにLabsで提供されており、誰でもすぐ使えるわけではありません。
AIモードと「AIによる概要」は何が違いますか?
AIによる概要は、通常の検索結果の上部にAIの短い要約を表示し、その下に従来のリンク一覧も並びます。一方AIモードは専用画面で、回答に参照リンクが差し込まれるだけで従来のリンク一覧は基本的に出ません。さらにAIモードは会話を続けられるのに対し、AIによる概要は一問一答です。
GoogleのAIモードはGeminiですか?
回答を生成しているのはGeminiのカスタム版です。GeminiはGoogleの大規模言語モデルで、AIモードはその検索向けの実装にあたります。使われるモデルは随時更新されるため、最新のモデル名は公式の発表で確認してください。
AIモードの回答を印刷・保存できますか?
AIモード専用の印刷ボタンは用意されていません。保存したい場合は、ブラウザの印刷・PDF保存機能を使うか、回答の共有機能でリンクとして残す形になります。画面の構成は提供時期で変わるため、最新の画面で共有・印刷のメニューを確認してください。
AIモードの検索履歴を完全に消すには?
AIモードの履歴アイコンから削除したうえで、マイアクティビティ(検索履歴ページ)とGoogle検索の検索履歴からも削除します。AIモードの履歴を消しても、マイアクティビティには最大24時間残ることがあり、AIによる概要経由で記録されたGoogle検索側の履歴は別に残ります。3か所を確認すると確実です。関連する内容として、People’s Insightsもご覧ください。