Claude(クロード)とは?無料でできること・料金プランと使い方【2026年8月版】
Claude(クロード)は、米Anthropicが開発・提供するAIアシスタントです。無料でも使えますが、無料プランで選べるモデルは限られ、Claude Codeなど主要機能は有料プランからという線引きがあります。この記事では、提供元と読み方、無料プランの正確な境界、Pro・Max・Teamの料金、使い始める手順、Claude Codeとの違い、そして日本語での実力までを、2026年8月11日時点の公式情報をもとに整理します。かつて話題になったClaude 3.5 Sonnetが現在どうなったのかも合わせて確認します。
まとめ:無料範囲・料金・現行モデルの要点
- Claudeは2021年設立のAnthropicが提供するAIアシスタントで、読み方は「クロード」です。日本法人はAnthropic Japan合同会社(東京都千代田区)で、日本語UIも提供されています。
- 無料プランで選べるモデルはSonnetとHaikuの2系統のみです。Opusは有料プラン(Pro以上)から、最上位のFableはProでは従量クレジット扱い、Maxでも週次上限の50%までという線が引かれています。
- 個人向けの有料プランはProが月17ドル(年払い時、200ドルを前払い)、月払いなら20ドル。Maxは月100ドルからで、Proの5倍か20倍の使用量を選びます。
- 使用量は「5時間のローリングセッション」という単位で管理され、Web・デスクトップ・モバイル・Claude Codeがすべて同じ枠を消費します。固定のメッセージ回数制限ではありません。
- Claude 3.5 Sonnetは2025年10月28日にAPI提供が終了しています。現在の後継はClaude Sonnet 5です。
Claudeの提供元と読み方
Claudeの読み方は「クロード」です。フランス語圏の人名に由来する綴りのため「クラウド」と読まれることがありますが、クラウドコンピューティングのcloudとは無関係の別語です。検索時も「クロード AI」で意図した結果にたどり着きます。
開発元のAnthropicは2021年に設立されたAI企業です。同社は公式サイトで自らを「AI安全性・研究企業」と位置づけ、「信頼性が高く、解釈可能で、制御可能なAIシステムを構築する」ことを掲げています。法人格はPublic Benefit Corporation(公益法人)で、「人類の長期的な利益のために高度AIを責任をもって開発・維持すること」を目的に定め、株主が選任する取締役会に加えてLong-Term Benefit Trustを置く統治体制をとっています。
日本国内では、Anthropic Japan合同会社(東京都千代田区丸の内1-8-2)が拠点となっています。同社は2025年10月29日に、アジア太平洋地域で初となる東京オフィスの開設を発表し、同時に日本のAIセーフティ・インスティテュート(AISI)とAI評価科学の推進に関する覚書を締結しました。公式サイトも日本語版(claude.com/ja)が用意されており、日本語のインターフェースで利用できます。
無料プランで使えるモデルと機能の境界
「無料でどこまで使えるのか」は、公式の機能比較表を読むと明確に線が引かれています。無料プランで気軽に試せる範囲と、課金しないと触れない範囲は次のとおりです。
| 項目 | Free | Pro | Max 5x / 20x |
|---|---|---|---|
| Sonnet | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| Haiku | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
| Opus | 利用不可 | 利用可 | 利用可 |
| Fable | 利用不可 | 使用量クレジット | 週次上限の50%まで |
| コンテキストウィンドウ | 200k | 200k | 200k |
| Claude Code | 利用不可 | 利用可 | 利用可 |
| プロジェクト | 利用不可 | 利用可 | 利用可 |
| リサーチ機能 | 利用不可 | 利用可 | 利用可 |
| Claude for Chrome | 利用不可 | 利用可 | 利用可 |
無料プランでも次の機能は機能面の制限なく使えます。Web・iOS・Android・デスクトップアプリでのチャット、Web検索、会話をまたいだメモリ、Artifacts、スキル、コネクタ(リモートMCP経由での外部ツール接続)、SlackとGoogle Workspaceの連携、複雑な作業向けの拡張思考、音声モード、シークレットチャット、ユーザー設定、ファイル作成とコード実行、デスクトップ拡張機能です。「無料版は機能が削られた劣化版」という理解は正確ではなく、外部連携や生成まわりの基本機能はひととおり揃っています。ただし機能が使えることと使用量が無制限であることは別で、公式は全プランに使用量の上限がかかると明記しています。
境界がはっきりしているのはモデルと開発者向け機能です。無料プランではOpus系を選べないため、長い文脈をまたいだ設計判断や難度の高いコード生成に上位モデルを充てられないという制約が、そのまま効いてきます。逆に、日常的な文章作成・要約・翻訳・調べ物であればSonnetで十分な品質が出るため、この用途しか想定していないなら課金の必要はありません。月に数回しか開かないのであればFreeのままにして、5時間の枠を使い切る頻度が出てきてからProを検討するのが妥当な順序です。
料金プランと使用量の考え方
Claudeの有料プランは、個人向け(Pro・Max)、チーム向け(Team)、企業向け(Enterprise)に分かれます。表示価格は税別で、Anthropicの裁量で変更されうる点は公式に明記されています。
個人向けプランの価格
| プラン | 価格 | 使用量の目安 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 日常的な質問をカバーする範囲 |
| Pro | 月17ドル(年払い・200ドル前払い)/月払い20ドル | 5時間セッションあたりFreeの5倍以上 |
| Max | 月100ドルから | Proの5倍または20倍を選択 |
MaxはProの上位版で、使用量が増えるほかに、出力上限の引き上げ、新機能への早期アクセス、混雑時の優先アクセスが付きます。5xと20xのどちらを選ぶかで月額は5倍変わるため、まずProで5時間枠を使い切る頻度を測ってから判断してください。
チーム・企業向けプランの価格
Teamプランは2人から150人までのチームが対象です。標準シートが1席あたり月20ドル(年払い、月払いなら25ドル)、使用量が標準シートの5倍になるプレミアムシートが1席あたり月100ドル(年払い、月払いなら125ドル)です。SSO、一括請求、管理者コントロールなどの管理機能が加わります。
Enterpriseはセルフサーブ版が1席あたり月20ドルに加えて、使用量をAPIレートで従量課金する構成です。席数課金と実使用量課金が分離しているため、コストはモデルとタスクの重さに比例して動きます。ロールベースのアクセス制御、SCIM、監査ログ、コンプライアンスAPI、データ保持期間のカスタマイズ、IPアローリストなどが加わり、契約は年単位です。実務上の差が大きいのはコンテキストウィンドウで、既定モデルが500kトークンとほかのプランの2倍以上あります。なお学習利用の扱いは、個人向けがオプトアウト方式であるのに対し、Team・Enterpriseは既定で学習に使われません。
使用量の数え方とAPI従量課金
Claudeの使用量は、メッセージ数の固定カウントではありません。5時間のローリングウィンドウで区切られたセッション単位で管理され、有料プランではこれに週次の上限が重なります。重要なのは、Web版・デスクトップ・モバイル・Claude Codeでの作業がすべて同じプールから引かれる点です。ターミナルで大きなリファクタリングを回した直後にブラウザでチャットを開くと、想定より早く上限に当たります。上限に達したときの選択肢は、リセットを待つ、上位プランに移る、有料プランなら使用量クレジットを有効にする、の3つです。
自社サービスに組み込む場合はAPIの従量課金になり、料金はモデルごとに100万トークン単位で決まります。Opus 5が入力5ドル・出力25ドル、Sonnet 5が入力3ドル・出力15ドル(2026年8月31日までは入力2ドル・出力10ドルの導入価格)、Haiku 4.5が入力1ドル・出力5ドル、最上位のFable 5が入力10ドル・出力50ドルです。
Claudeの始め方と利用環境の選び分け
アカウント作成から最初の質問まで
claude.aiにアクセスしてアカウントを作成すれば、無料プランのままその場で会話を始められます。初期設定でモデルやプランを選ぶ必要はなく、そのまま質問を入力できます。
4つの利用環境の選び分け
環境は次の中から選べます。使い分けの基準もあわせて挙げます。
- Web版:ブラウザでclaude.aiを開くだけ。インストールが要らないので、まず試すならこれが最短です。
- デスクトップアプリ:macOS・Windows向け。常駐させてショートカットから呼び出す使い方や、ローカルのファイル・ツールとMCPで接続する用途に向きます。詳細はClaude Desktopとは?できること・料金・インストール・MCP連携を解説で扱っています。
- モバイルアプリ:iOS・Android向け。音声モードが使えるため、移動中の壁打ちに向きます。
- Claude for Chrome:ブラウザ拡張として画面上の作業を任せる形態です。Pro以上が対象です。
いずれの環境でも会話履歴とメモリは共通です。デスクトップで始めた相談をスマートフォンで続けても、文脈は引き継がれます。
回答の精度を上げる指示の書き方
Anthropicが公開しているプロンプト設計の指針は、凝ったテクニックよりも前提の共有を重視しています。実務で効く順に4つ挙げます。
- 目的と読み手を先に書く:「議事録を要約して」ではなく「この議事録を、会議に出ていない役員向けに、決定事項と保留事項に分けて要約して」と書く。出力の使い道を書くと、粒度の判断がClaudeに委ねられなくなります。
- お手本を1つ添える:望む形式のサンプルを1件貼るほうが、形式を言葉で説明するより正確に伝わります。
- 長い資料はタグで区切る:貼り付けた資料を
<資料>のようなタグで囲むと、指示文と資料本文の境界が明確になります。 - 考える手順を指定する:判断を伴う作業では「まず論点を洗い出し、次に各論点を評価し、最後に結論を書いて」と段取りを指定すると、結論だけを急がなくなります。
逆に、日本語だからという理由で英語に訳して投げ直す必要はありません。現行モデルはいずれも多言語対応が前提で、日本語のまま指示したほうが意図のズレが減ります。
現行モデル4系統の選び分けとClaude 3.5 Sonnetの扱い
4系統のモデルと使い分け
Claudeのモデルは用途別に4系統あります。チャット画面でも切り替えられ、APIでも同じ体系です。
| モデル | 位置づけ | コンテキスト | 最大出力 |
|---|---|---|---|
| Claude Fable 5 | 長時間稼働エージェント向けの最上位 | 1Mトークン | 128kトークン |
| Claude Opus 5 | 複雑なエージェント型コーディングと企業業務 | 1Mトークン | 128kトークン |
| Claude Sonnet 5 | 速度と知性のバランスが最も良い | 1Mトークン | 128kトークン |
| Claude Haiku 4.5 | 最速。フロンティアに近い知性 | 200kトークン | 64kトークン |
迷ったらSonnet 5から始めてください。文章作成、要約、翻訳、一般的なコーディングはこれで足ります。設計判断をまたぐ実装や長時間の自律作業でOpus 5に上げ、大量処理で速度と単価を優先するときにHaiku 4.5へ落とす、という順序です。個別の比較はClaude Opus 5とは?料金・使い方・Opus 4.8からの移行判断とClaude Sonnet 5とは?料金・Opus 4.8との違いと移行の判断基準で扱っています。
なお、上の表のコンテキストウィンドウはAPIでの値です。claude.aiの個人向けプランはFreeからMaxまで一律200kトークンで、1Mトークンの文脈長はAPI経由での利用が前提になります。個人向けプランの範囲では、課金額を上げても会話の文脈長そのものは伸びません。Teamも200kで、文脈長が広がるのはEnterpriseの既定モデル(500k)だけです。長い資料を一度に読ませたいという動機でProやMaxに上げても、その目的は満たされません。
Claude 3.5 Sonnetの提供終了日と後継モデル
2024年6月に登場したClaude 3.5 Sonnetは、現在すでに提供が終了しています。Anthropicは2025年8月13日に廃止を告知し、claude-3-5-sonnet-20241022とclaude-3-5-sonnet-20240620の両方が2025年10月28日に提供終了となりました。提供終了後のモデルへのリクエストは失敗します。
公式の廃止一覧が案内する移行先はClaude Sonnet 4.6ですが、2026年8月時点の同系統の現行モデルはClaude Sonnet 5です。「Claude 3.5 Sonnetの日本語性能」を調べている場合、その評価はすでに2世代前の情報であり、現在利用できるモデルの実力とは切り離して考える必要があります。同様に、Claude 3.7 Sonnetも2026年2月19日に、Claude Opus 4.1も2026年8月5日に提供を終了しています。
ClaudeとClaude Codeの違いと使用量プールの共有
両者は別製品ではなく、同じClaudeを別のインターフェースから使う関係です。Claudeがブラウザやアプリ上のチャット型アシスタントであるのに対し、Claude Codeはターミナルで動くコーディング用のエージェントです。ファイルの読み書き、コマンド実行、リポジトリ全体を横断した変更までを、対話しながら自律的に進めます。
料金面での違いははっきりしています。Claude Codeは無料プランには含まれず、Pro以上のすべての有料プランに含まれます。そして前述のとおり、使用量はチャットと共通のプールです。ターミナルでの作業とチャットでの相談が同じ枠を食い合うため、開発で常用するなら5時間セッションの上限に当たる頻度が課金判断の分岐点になります。重いコーディングセッションを回す場合は、プラン内の枠ではなくAPIクレジットの従量課金へ切り替えるという選択肢も公式に案内されています。実際の使い勝手はClaude Codeとは?できること・使い方・料金とコード解析の実力で詳しく扱っています。
なお、Pro以上ではClaude CodeのほかにClaude Cowork、Claude Design、Claude Scienceといった用途特化のアプリも利用対象に入ります。無料プランではいずれも使えません。
Claudeの特徴と得意な作業
他のAIサービスと比べたときの特徴
Claudeの性格を決めているのは、長い入力を一度に扱える設計です。API経由の現行モデルは1Mトークン、claude.aiの個人向けプランでも200kトークンの文脈を扱えます。公式の注記では200kトークンがおよそ68万Unicode文字にあたるため、数十ページの資料や長い会話履歴を分割せずに渡せます。
もう一つは、開発作業への寄り方です。ターミナルで動くClaude Code、表計算やスライドを扱うClaude Cowork、設計向けのClaude Design、研究向けのClaude Scienceと、用途特化のアプリが同じ契約の中に含まれます(いずれもPro以上)。チャットだけの製品ではなく、作業環境の側に降りてくる作りになっている点が、汎用チャットサービスとの分かれ目です。
日本語UIと国内提供体制
日本語で質問して日本語で回答を得るのに追加設定は要りません。現行モデルはいずれも多言語対応が仕様に含まれ、モデル選択画面で言語を切り替える操作も不要です。前述のとおり公式サイトの日本語版と国内拠点も整っており、日本語での利用は例外的なユースケースではなくなっています。
ただし「Claude 3.5 Sonnetの日本語性能」のような、特定の旧モデルを前提にした評価を探している場合は注意が必要です。前述のとおり3.5 Sonnetはすでに提供を終了しており、当時の日本語の出来をいま利用できるモデルの実力とみなすことはできません。世代が変わるとこの種の評価は作り直しになるため、モデル名付きのレビューを読むときは公開時期を先に確認してください。
得意な作業と、任せる前の確認事項
Claudeが評価されやすいのは、長い文章を読ませたうえで判断や要約を求める作業と、コードの生成・レビューです。仕様書や議事録をまとめて渡し、論点を整理させる、既存コードの意図を読み取らせて修正案を出させる、といった使い方が中心になります。
一方で、そのまま任せてはいけない領域もあります。各モデルには学習データの区切りがあり、たとえばClaude Opus 5は2026年5月、Sonnet 5とFable 5は2026年1月までが知識の信頼できる範囲です。それ以降に出た製品情報、価格改定、法改正などは、Web検索を使わせない限り正しく答えられません。数字や固有名詞を含む業務判断に使うなら、Web検索を有効にしたうえで出典を確認する運用が前提になります。ChatGPTなど他サービスとの比較で選定を進めている場合は、ChatGPT・Gemini・Claude・Copilotを徹底比較もあわせて確認してください。
よくある質問
Claudeは無料でどこまで使えますか?
無料プランでは、Web・iOS・Android・デスクトップでのチャット、Web検索、メモリ、Artifacts、スキル、コネクタ、音声モード、ファイル作成とコード実行などが使えます。ただし選べるモデルはSonnetとHaikuに限られ、Opus系は選べません。Claude Code、プロジェクト、リサーチ機能、Claude for Chromeも有料プランからです。
Claudeの読み方は何ですか?
「クロード」です。cloud(クラウド)とは綴りも語源も異なる別の単語で、人名に由来します。
Claudeはどこの国のサービスですか?
2021年設立の米AI企業Anthropicが提供しています。日本ではAnthropic Japan合同会社(東京都千代田区)が拠点で、2025年10月29日にアジア太平洋地域で初となる東京オフィスの開設が発表されました。
Claude Proの月額はいくらですか?
年払いの場合は月17ドル相当(200ドルを一括前払い)、月払いの場合は月20ドルです。いずれも税別で、価格はAnthropicの裁量により変更される場合があります。
Claude 3.5 Sonnetはまだ使えますか?
使えません。claude-3-5-sonnet-20241022と20240620はいずれも2025年10月28日に提供を終了しており、リクエストは失敗します。同系統の現行モデルはClaude Sonnet 5です。