おとり効果(デコイ効果)とは、2つの選択肢で迷っている人に、片方より明らかに劣る3つ目の選択肢を見せると、その「勝っている側」が選ばれやすくなる現象です。英語では decoy effect、学術的には attraction effect や asymmetric dominance effect(非対称優位効果)と呼ばれます。
この記事では、1982年の原典が何を示したのかを起点に、エコノミスト誌やクッキーの箱の例、松竹梅(妥協効果)との違い、景品表示法の「おとり広告」との線引きを整理します。後半では、2014年に起きた再現論争から分かった「おとり効果が効かない条件」と、料金プランに応用するときの判断基準を扱います。
まとめ:おとり効果の要点
- おとりの条件は「ターゲットに勝る点が1つもなく、少なくとも1つで劣る一方、競合には勝る点を持つ」こと。ターゲットにも競合にも劣る選択肢は、この型のおとりには当たらない。
- 原典は Huber, Payne & Puto(1982)。選択肢を足すと既存の選択肢の選ばれる確率が上がることを示し、合理的選択理論の「規則性(regularity)」の公理に反する結果になった。
- 松竹梅(妥協効果)は「真ん中が選ばれる」現象で、おとり効果とは仕組みが違う。景品表示法の「おとり広告」は買えない商品を広告する不当表示で、心理効果の名前とは別物。
- 2014年の再現研究では91回の試行で信頼できる効果が出たのは11回だけだった。属性を数値で並べた比較では出やすく、写真・味・言葉で示すと出にくい。
- 実務で使うなら、売りたいのは上位プランか、比べる軸が数値で見えているか、顧客に価格の相場観がないかを先に確かめ、効果はA/Bテストの選択比率で測る。
以下、定義と成立条件から順に根拠を示します。
おとり効果の定義と成立条件
原典 Huber, Payne & Puto(1982)が崩した「規則性」の公理
おとり効果を最初に実験で示したのは、Joel Huber、John W. Payne、Christopher Puto による論文「Adding Asymmetrically Dominated Alternatives: Violations of Regularity and the Similarity Hypothesis」(Journal of Consumer Research 9巻1号、90〜98ページ、1982年)です。要旨は「非対称に劣位な選択肢を選択肢集合に加えると、それを優越する項目が選ばれる確率が上がりうる」という1文に尽きます。
実験では、ビジネス科目を受講する学生153人が、車・レストラン・ビール・くじ・フィルム・テレビの6カテゴリで選択しました。24のケースのうち18で、おとりを足したほうがターゲットの選択率が高くなりました。おとりの追加によるターゲットのシェア増加は、全体平均で9.2ポイントです。一方、同じ学生93人に2週間後おとりを外して選び直させた被験者内比較では、ターゲットの選択率はおとりなしで53%、ありで56%と、差は3ポイントにとどまりました。原著者は、2週間前の選択をそのまま繰り返した持ち越し効果のためと説明しています。
この結果が重かったのは、合理的選択理論の「規則性(regularity)」という公理を破ったからです。規則性とは、選択肢を増やしても既存の選択肢が選ばれる確率は上がらない、という条件です。原著者は2014年の論評で、Luce(1977)が規則性を「まだ破られていない唯一の公理」としていたと振り返っています。新しい選択肢はシェアを奪うことはあっても、他の選択肢のシェアを押し上げることはないはずでした。
実験での劣位のおとりはほとんど選ばれず、原著者によれば選択比率は平均で約2%でした。被験者が「おとりは劣っている」と認識できていた証拠です。
おとりの条件:ターゲットにだけ支配される第3の選択肢
ここで扱う非対称優位型のおとりは、売りたい選択肢(ターゲット)に勝る属性が1つもなく少なくとも1つで劣り、もう一方(競合)とは一長一短になる選択肢です。このように「勝る点がなく、少なくとも1つで劣る」関係を、意思決定研究では「支配される」と呼びます。原著者は、ターゲットとおとりの比較にはトレードオフが要らず、競合とおとりの比較にはトレードオフが残るように設計した、と説明しています。原典の表1に載っているビール(6本パック)の例がその典型です。
| 選択肢 | 価格 | 品質評価 | 役割 |
|---|---|---|---|
| ターゲット | 1.80ドル | 50 | 売りたい選択肢 |
| 競合 | 2.60ドル | 70 | もう一方の選択肢 |
| おとり | 1.80ドル | 40 | ターゲットに支配される |
おとりはターゲットと同じ価格で品質が低いので、ターゲットと比べれば迷う余地がありません。一方で競合との比較では「安いが品質は低い」という一長一短になります。この非対称が「ターゲットは少なくとも1つに圧勝している」という選ぶ理由を作ります。おとりがターゲットにも競合にも支配される位置にある場合は、ここで説明した非対称優位型のおとりには当たりません。
おとり効果の具体例:エコノミスト誌・クッキーの箱・動物実験
エコノミスト誌の購読プラン(アリエリーの教室実験)
最もよく引かれる例は、行動経済学者ダン・アリエリーが2008年の著書『予想どおりに不合理』と同年のTED講演で紹介したものです。英エコノミスト誌の広告に、Web版のみ59ドル、印刷版のみ125ドル、印刷版+Web版125ドルの3プランが並んでいました。印刷版のみは、同じ値段でWeb版も付くセットに支配されるおとりです。
| プラン | 価格 | おとりあり | おとりなし |
|---|---|---|---|
| Web版のみ | 59ドル | 16人 | 68人 |
| 印刷版のみ | 125ドル | 0人 | 提示せず |
| 印刷版+Web版 | 125ドル | 84人 | 32人 |
アリエリーはこの3択をMITの学生100人に見せ、印刷版のみを外した2択と比べました。誰も選ばないおとりを外しただけで、セットの選択は84人から32人に減っています。
ただし、これは学生に「どれを選ぶか」を尋ねた教室での調査で、実際の購読データではありません。エコノミスト誌がこの価格表で売上をどれだけ伸ばしたかは公表されていません。「おとりを置けば売上が2.6倍になる」という読み方は根拠を越えています。
クッキーの詰め合わせで見る価格設計(仮の数値)
身近な売り場に置き換えると、次のような並びになります。数値は説明用の仮の例です。
| 商品 | 枚数 | 価格 | 1枚あたり |
|---|---|---|---|
| 小箱 | 8枚 | 800円 | 100円 |
| 中箱(おとり) | 12枚 | 1,500円 | 125円 |
| 大箱(ターゲット) | 16枚 | 1,500円 | 約94円 |
味や包装などの条件が同じなら、中箱は大箱と価格が同じで枚数が少なく、価格と枚数の比較では大箱に支配されます。小箱とは「高いが枚数は多い」の一長一短です。中箱が売れなくても、大箱の「お得さ」を見えやすくする役目は果たします。飲み物のサイズやスマートフォンの容量違いでも同じ並びは作れますが、実際の商品がおとり効果に当たるかは、価格と属性を並べて支配関係を確かめる必要があります。
見落としやすいのは、比べる軸が「枚数」と「価格」という2つの数値に絞られている点です。味や見た目の違いを前面に出すと、後述する2014年の研究どおり、劣位関係が伝わらず効果は弱まります。
ミツバチ・カケス・粘菌でも起きる非対称優位
おとり効果は人間の買い物に限りません。Shafir, Waite & Smith(Behavioral Ecology and Sociobiology 51巻2号、2002年)は、個体識別したミツバチ47匹とカナダカケス12羽の餌選びを調べました。ターゲットへの相対的な選好の上昇は、カケスではすべての条件で、ミツバチでは2群のうち1群で統計的に有意でした。カケスはターゲットを選ぶ絶対的な割合も上げ、規則性に反しています。
脳を持たない単細胞の粘菌でも同じ現象が観察されています。Latty & Beekman(Proceedings of the Royal Society B 278巻、2011年)は、モジホコリ(Physarum polycephalum)に餌の質と光の当たり方が違う選択肢を与えました。飢えていない個体は、劣った3つ目の餌を加えるとターゲットへの選好を上げましたが、飢えた個体では変化が有意になりませんでした。
反対の結果もあります。野生のアカフトオハチドリ11羽を調べた Bateson, Healy & Hurly(2003)では相対的な選好は変わったものの、集団全体として規則性の有意な違反は見られませんでした。動物でも、空腹の度合いや種によって出方が変わる現象だということです。
松竹梅・コントラスト効果・アンカリングとの違い
おとり効果と混同されやすい心理効果は3つあります。違いは「3つ目の選択肢がどこにあるか」と「何が動くか」で見分けられます。
| 効果 | 3つ目の位置 | 選ばれやすくなるもの | 代表的な原典 |
|---|---|---|---|
| おとり効果 | ターゲットのすぐ下(支配される) | おとりに勝つ選択肢 | Huber他 1982 |
| 妥協効果(松竹梅) | どちらかの外側(極端) | 真ん中になった選択肢 | Simonson 1989 |
| コントラスト効果 | 比較対象として先に提示 | 評価そのものが上下する | Kenrick & Gutierres 1980 |
| アンカリング | 選択肢でなくてもよい数値 | 見積もりが最初の数値に寄る | Tversky & Kahneman 1974 |
最も混同されやすいのは松竹梅の法則(極端回避性)です。松竹梅では、外側に極端な選択肢を足すと、それまで端にあった選択肢が「真ん中」になって選ばれます。足された選択肢はターゲットに支配されている必要はなく、むしろ一長一短です。おとり効果は「劣位関係が見える」ことで、松竹梅は「中間に見える」ことで選択を動かします。価格表を作るとき、上位にもう1段高いプランを置く手法は松竹梅で、上位プランのすぐ下に見劣りするプランを置く手法がおとり効果です。
コントラスト効果は、選択肢の数ではなく直前に見たものとの対比で評価が変わる現象です。アンカリング効果は、選択肢でなくても最初に見た数値が後の判断を引き寄せる現象で、価格表の最上段に高額品を置く手法はこちらに当たります。どれも「判断は絶対値でなく比較で決まる」という点で、文脈効果の一種として整理されます。
「おとり商品」「おとり広告」との違いと景品表示法の線引き
日本語の「おとり」には、心理効果とは別の意味が2つあります。混同しやすいのは、集客のための目玉商品と、景品表示法が規制するおとり広告です。
- おとり商品(目玉商品):原価割れの安値で集客し、ついで買いで利益を得る商品。英語では loss leader。選択肢の比較を動かすおとり効果とは仕組みが違います。
- おとり広告:実際には買えない商品を、買えるかのように広告すること。景品表示法第5条第3号に基づく告示「おとり広告に関する表示」(平成5年公正取引委員会告示第17号)が不当表示として禁じています。
消費者庁の解説ページは、この告示が不当表示とする場合を4つ挙げています。取引の準備がされていない場合、供給量が著しく限定されているのに限定の内容が明りょうに書かれていない場合、供給期間・相手方・1人あたりの数量が限定されているのに明りょうに書かれていない場合、合理的理由なく取引の成立を妨げるなど実際には取引する意思がない場合です。違反と認められれば措置命令などの対象になります。
劣位のプランを置くこと自体でおとり広告になるわけではありません。ただし、実際に提供できることに加え、供給量や期間などの制限があれば告示に沿って明りょうに表示する必要があります。「表示はしているが申し込むと断る」「在庫がないのに並べている」となれば、それはおとり広告の問題です。価格や内容の表示が実際と違えば、別途、有利誤認・優良誤認の問題にもなります。おとりのプランも、選ばれたら売る前提で用意してください。
おとり効果が効かない条件:2014年の再現論争
おとり効果はマーケティングの定番として紹介されますが、2014年の Journal of Marketing Research 51巻4号で、その実用性を問う研究が2本同時に掲載されました(Frederick, Lee & Baskin、Yang & Lynn)。実務への応用を考えるうえでは、効果が検出されなかった条件も確認する必要があります。
91回中11回:Yang & Lynn(2014)の追試
Sybil Yang と Michael Lynn は、23の製品カテゴリ、73通りの選択肢集合で計91回おとり効果を再現しようとしました。信頼できる効果が得られたのは11回だけで、研究の検出力から期待される数を大きく下回りました。選択肢を言葉による質的な説明や絵で区別した条件では効果量が小さくなり、有意なおとり効果が検出された頻度は偶然に期待される水準でした。
自然な刺激を用いた条件での効果不検出:Frederick, Lee & Baskin(2014)
Shane Frederick らは、おとり効果が「すべての属性が数値で示された様式化された比較」に限られるのではないかと論じました。たとえば耐久性7.2、手入れのしやすさ5.5といった数値の並ぶトースターです。飲み物を実際に味わう、アパートの眺めを写真で見せるといった「自然な」刺激で行った19の研究では、効果の証拠は見つかりませんでした。
同じ商品で表し方だけを変えた比較が決定的です。テレビの画質を数値で示した条件では、おとりの追加でターゲットの選択率が33%から57%に上がりました。画質を画像で示した条件では、逆に53%から35%に下がっています(p=.07)。研究全体では38の研究を行ったと報告されています。
原著者の反論と、コンジョイント分析で効果が出なかった事実
原著者3人は同じ号で「Let’s Be Honest About the Attraction Effect」と題した論評を寄せ、条件を本質的に再現すれば効果は頑健に出ると反論しました。そのうえで、おとり効果を妨げる一般的な性質として次の5つを挙げています。
- ターゲットと競合のどちらを選ぶか、事前に強い好み(交換レート)がある
- 劣位関係をすばやく簡単に見分けられない
- 回答者ごとに価値観がばらついている
- おとりが強く嫌われる(ターゲットの印象まで悪くする)
- おとりが強く好まれる(おとり自体が選ばれてしまう)
1つ目の例として原著者は、10ポイントの評価差が10ドルの価格差に見合うか本人が確信を持てないときに効果が出ると書いています。選ぶ前に属性の重要度を評価させると効果は弱まり、同じカテゴリで選択を繰り返すと事前の好みが固まります。
注目すべきは、原著者自身が効果を検出できなかったデータも示している点です。Huber は586人の回答者がそれぞれ20回行ったコンジョイント選択(3選択肢×3属性)から、非対称優位の関係にある選択肢集合を約4,000組取り出して分析しましたが、ターゲットのシェアが一貫して上がる傾向は見つかりませんでした。同じ形式の選択を繰り返す調査では、回答者の中で交換レートが固まってしまうためです。
品質による効果の非対称性と顧客集団による逆転:Heath & Chatterjee(1995)
Heath & Chatterjee のメタ分析(Journal of Consumer Research 22巻3号、1995年)は、おとりが低品質の競合から奪うシェアのほうが、高品質の競合から奪うシェアより大きいことを示しました。規則性の違反(ターゲットのシェアが絶対値で増えること)が起きたのは、高品質ブランドをターゲットにした場合だけでした。同じ論文の大規模実験では、従来型の被験者集団ではこの非対称が再現され、別の集団では逆転しています。
ここから言えるのは、おとり効果を「どんな商品でも売れ筋を作れる仕掛け」として扱うのは誤りだということです。数値で比べられる上位プランを、相場観の弱い新規顧客に売る場面に絞れば、検討に値する手法です。
料金プラン設計でおとりを置く手順と判断基準
料金プランのおとり設計・検証の4ステップ
- ターゲットを決める:売りたいのは上位プランか。Heath & Chatterjee のメタ分析では、下位ブランドをターゲットにしたときシェアの絶対的な増加は通常見られなかった(顧客層によって逆転した実験もある)。
- 比較軸を2つの数値に絞る:価格と容量、価格と利用人数のように、優劣がひと目で分かる数値にする。写真や「プレミアムな体験」のような言葉で差を付けない。
- おとりをターゲットのすぐ下に置く:ターゲットより価格は同じか高く、数値は少し劣る位置。競合プランとは一長一短になるようにする。
- 2択との比較で測る:おとりあり・なしの価格表を、同じ期間に利用者を無作為に割り付けるA/Bテストで出し分ける。ターゲットの選択比率に加え、購入率と利用者あたりの売上も比べる。
ステップ4を省くと、おとりの効果があったのかどうかは分かりません。Yang & Lynn の結果から見ても、効かない前提で測るのが妥当です。
おとりを置かないほうがよい場面
研究で示された阻害要因から、次の場面ではおとりの追加を勧めません。効果が期待しにくい条件に加え、実際には提供できないプランも含まれます。
- 既存顧客の更新や乗り換えなど、相手が価格と機能の交換レートをすでに持っている
- BtoBの稟議のように、選ぶ前に要件と重要度を文書で決める
- 差が味・デザイン・体験など数値にならない属性にある
- おとりのプランを実際には提供できない(景品表示法のおとり広告に当たるおそれ)
選択肢を増やしすぎると選ぶこと自体を先送りされる問題もあります。詳しくは決定回避の法則の記事で原典データを整理しています。顧客の利益にならない方向へ誘導する設計は、ナッジとダークパターンの違いの観点からも避けるべきです。
よくある質問
おとり効果とは簡単に言うと何ですか?
2つの選択肢で迷っている人に、片方より明らかに劣る3つ目を見せると、その勝っている側が選ばれやすくなる現象です。たとえば同じ値段で中身の少ない商品を並べると、中身の多い商品が「お得」に見えます。おとりそのものは選ばれなくても、比較の基準を作る役目を果たします。原典は Huber, Payne & Puto(1982)で、選択肢を足すと既存の選択肢の選ばれる確率が上がることを示しました。
デコイ効果・囮効果・おとり効果は同じ意味ですか?
同じ現象を指します。英語の decoy effect をカタカナにしたのがデコイ効果(デコイエフェクト)、訳語がおとり効果で、漢字では囮効果とも書きます。学術論文では attraction effect(誘引効果)や asymmetric dominance effect(非対称優位効果)と呼ばれることが多く、英語の文献を探すときはこの2語で検索すると原典や再現研究に当たれます。
おとり効果と妥協効果(松竹梅)の違いは何ですか?
おとり効果は、ターゲットに支配される(勝る点がなく、どこかで劣る)選択肢を足して、ターゲットの「勝ち」を見せる仕組みです。妥協効果は、外側に極端な選択肢を足して、既存の選択肢を真ん中にする仕組みです。足す選択肢の位置が違い、妥協効果では足した選択肢がターゲットに支配されている必要はありません。妥協効果は Simonson(1989)が名付け、Simonson & Tversky(1992)で極端回避性として整理されました。
おとり効果の実例にはどんなものがありますか?
代表例はエコノミスト誌の購読プランで、Web版のみ59ドル・印刷版のみ125ドル・セット125ドルの並びです。アリエリーがMITの学生100人に聞いた教室での調査では、印刷版のみを外すとセットを選ぶ人が84人から32人に減りました。ほかに、ミツバチ・カナダカケス・粘菌の餌選びでも、劣ったおとりを加えるとターゲットへの選好が上がる結果が報告されています。
おとり効果を使うと景品表示法違反になりますか?
劣位のプランを並べること自体は禁止されていませんが、申込可能というだけでは「おとり広告」に当たらないとは断定できません。供給量・期間・対象者などの制限の表示も確認が必要です。問題になるのは、表示した商品やプランが実際には買えない場合です。景品表示法第5条第3号に基づく告示「おとり広告に関する表示」は、取引の準備がない場合や、合理的理由なく取引を断る場合などを不当表示としています。おとりのプランも選ばれたら提供できるように用意してください。