Windsurf(ウィンドサーフ)とは?機能・料金・使い方とDevin Desktopへの名称変更
Windsurf(ウィンドサーフ)は、AIエージェントを中核に据えたAIコードエディタです。VS Codeをベースに、複数ファイルの編集やコマンド実行までAIに任せられる「エージェント型」の開発体験が特徴で、CursorやGitHub Copilotと並ぶ代表的なAIコーディングツールとして知られてきました。一方で2025年以降、開発元Codeiumの買収劇を経て、2026年6月2日にエディタ本体が「Devin Desktop」へ名称変更され、看板機能だったAIエージェント「Cascade」も後継の「Devin Local」へ移行が進んでいます。この記事では、読み方・主要機能・料金・使い方・日本語化・コード学習の無効化といった検索ニーズを整理しつつ、名称変更後にどう扱えばよいかまで2026年6月時点の情報で解説します(以下、検索で定着している旧称「Windsurf」で表記を統一します)。
目次
まとめ:Windsurfの要点と現在の立ち位置
- 読み方は「ウィンドサーフ」。AIコードエディタの名称で、スポーツのウィンドサーフィンとは別物です。
- 中核はエージェント型AI。看板機能だったCascadeはチャットから複数ファイル編集・コマンド実行まで行うエージェントで、2026年7月1日にレガシー扱いとなり、後継のDevin Localへ置き換わります。
- 料金は2026年3月19日にクォータ制へ移行。無料プランとPro(月額20ドル)が基本で、上位にMax、チーム向けにTeamsがあります。改定が早いため最新値は公式で確認します。
- 2026年6月2日にエディタが「Devin Desktop」へ改称。既存の設定・拡張機能・プランはそのまま引き継がれます。
- 業務で使うならコード学習の無効化設定を最初に確認。プライバシー設定でオプトアウトできます。
以下で、それぞれの背景と具体的な手順を順に見ていきます。
Windsurfの正体|読み方とCodeium・Devin Desktopへの変遷
Windsurfは、AI企業Codeium(旧Exafunction)が開発したAIコードエディタです。2024年末にVS Codeをフォークした独立エディタ「Windsurf Editor」として登場し、2025年に社名・製品名がWindsurfへ統一されました。Cursorと同じくVS Code互換のため、既存の拡張機能やキーバインドをそのまま活かしつつ、AIによる開発支援を標準搭載している点が普及の背景にあります。
「ウィンドサーフ」の読み方とスポーツとの違い
表記は「Windsurf」、読み方は「ウィンドサーフ」です。検索では海洋スポーツの「ウィンドサーフィン」と混同されやすいものの、本記事で扱うWindsurfはソフトウェア開発用のAIコードエディタを指します。日本語の解説では「ウィンドサーフ(AIエディタ)」と補って区別すると誤解を避けられます。
CodeiumからWindsurf、そしてDevin Desktopへ(買収の経緯)
Windsurfは2025年に大きな再編を経験しました。OpenAIが約30億ドルでの買収を交渉したものの、MicrosoftとのIP関係が障害となり破談。代わりにGoogleが約24億ドルのライセンス契約という形で、CEOのVarun Mohan氏や共同創業者のDouglas Chen氏ら中核人材を取り込みました。残された製品・顧客基盤・エンジニアリングチームは、AIエンジニア「Devin」を開発するCognitionが取得しています。
この流れの帰結として、Windsurfのエディタ本体は2026年6月2日にOTAアップデートで「Devin Desktop」へ名称変更されました。Cognitionの案内では、プラン・料金・設定・拡張機能・キーバインド・MCP接続はユーザー操作なしでそのまま引き継がれるとされています。つまり「Windsurfが使えなくなった」のではなく、同じ製品が別名で継続している状態です。検索キーワードとしてのWindsurfは依然有効ですが、最新の公式情報はDevin名義のドキュメントを参照する必要があります。
合わせて押さえておきたいのが、看板機能だったエージェント「Cascade」の世代交代です。後継としてRust製のローカルエージェント「Devin Local」が導入され、レガシーのCascadeは2026年7月1日にサポート終了(EOL)となります。Devin Localはトークン効率の改善やサブエージェント対応を備え、既定のローカルエージェントとしてCascadeを置き換えます。手動操作の範囲では移行はおおむね自動ですが、CIやスクリプトからCascadeを明示的に呼んでいる場合はEOL前にDevin Localへ向け直す必要があります。
Windsurfの主要機能|Cascade・Tab補完・各種連携
Windsurfの機能は「エージェント」「Tab(補完)」「外部連携」の3層で捉えると整理しやすくなります。旧来の解説で見かける「Cascade=コード階層を管理するツール」という説明は誤りで、実体はコードを書き換える側のAIエージェントです。
エージェント:CascadeとDevin Local
Windsurfのエージェントは、自然言語の指示を受けてコードベースを横断的に把握し、複数ファイルの編集・依存関係の解決・ターミナルコマンドの実行までを一連の流れ(フロー)として進めます。単に候補を提示するだけの補完と違い、「この機能を追加して」と頼むと関連ファイルをまとめて変更し、変更差分を提示します。CursorのComposer/Agent、GitHub Copilotのエージェントモードに相当する位置づけです。エージェント型開発の考え方はGitHub Copilotのエージェントモードとは何かをわかりやすく解説でも整理しています。
このエージェントは従来「Cascade」と呼ばれていましたが、2026年7月1日のCascade EOLに伴い、後継のDevin Localへ置き換わります。Devin LocalはRustで書き直され、トークン効率の向上とサブエージェント(処理を分担する補助エージェント)への対応が図られています。これから使い始める場合は、実質的にDevin Localが既定のエージェントになります。
Tab補完とSupercomplete
日常的なコーディングを支えるのがTabキーによる予測補完です。カーソル位置の前後と編集の流れから次の編集を予測し、関数の続きだけでなく変数名の変更や定型処理の追記までまとめて提案します。意図を先読みして複数行・複数箇所の編集を提示する「Supercomplete」も備えており、Tab補完はどのプランでも基本的に上限なしで使えます。
MCP・Jupyter・Unityなど外部ツールとの連携
WindsurfはMCP(Model Context Protocol)に対応し、外部のデータソースやツールをCascadeから呼び出せます。VS Code互換のため、Jupyter Notebook向け拡張やUnity・Android Studioと併用するワークフローも、対応する拡張機能を入れれば従来どおり構築できます。GitやGitHubといったバージョン管理との連携も標準的に行えるため、既存の開発フローに後から組み込みやすい構成です。
Windsurfの料金プラン|無料枠とPro・Teamsの違い
Windsurfは2026年3月19日に、それまでのクレジット消費型から、より分かりやすいクォータ(利用枠)型の料金へ移行しました。無料プランでも始められ、Tab補完は枠を消費せず使えるのが特徴です。金額や枠の内容は改定が早いため、契約前に公式の料金ページで最新値を確認してください。
| プラン | 月額 | 主な対象 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | お試し・個人の軽い利用(Tab補完は無制限) |
| Pro | 20ドル | 個人で本格利用(エージェントの利用枠拡大) |
| Max | 200ドル | 大量にエージェントを回すヘビーユーザー |
| Teams | 基本80ドル+1席40ドル | SSO・管理機能が必要なチーム |
上の金額は2026年3月19日施行の公式プランに基づく値です。判断の目安としては、エージェントを日常的に回すなら無料枠では足りずProが現実的な最低ラインになります。チーム導入では管理・権限・データ保持の要件からTeams以上を選ぶことになります。改定が早い領域のため、契約直前には必ず公式の料金ページで最新値を確認してください。
Windsurfの使い方|インストールから日本語化まで
導入から最初のコード生成までは数ステップで完了します。ここでは対応OSの確認、日本語化、Cascadeでの基本操作の順に解説します。
ダウンロードと対応OS(Windows・macOS・Linux)
公式サイトからインストーラーを取得し、案内に従って進めればセットアップは完了します。対応OSはWindows・macOS・Linux(Ubuntuなど)で、主要なデスクトップ環境を一通りカバーしています。初回起動時に既存のVS Code設定や拡張機能をインポートするか尋ねられるため、移行ユーザーはここで取り込むと環境構築の手間を省けます。
日本語化の手順(言語パック導入)
WindsurfはVS Codeをベースにしているため、表示言語の切り替えで日本語化できます。コマンドパレットを開いて表示言語の構成コマンドを選び、日本語の言語パックを導入してエディタを再起動すると、メニューやメッセージが日本語表示になります。公式ドキュメントにも日本語版(docs.windsurf.com 配下の日本語ページ)が用意されており、操作に迷ったときの参照先になります。
エージェントで最初のコードを書く
基本の流れは、プロジェクトフォルダを開き、エージェント(Cascade/Devin Local)のパネルに自然言語で依頼するだけです。たとえば「このAPIにバリデーションを追加して」と入力すると、エージェントが関連ファイルを特定して変更案を提示し、差分を確認してから適用できます。日常の入力ではTab補完が候補を出し続けるので、補完で書き進めつつ、規模の大きい変更だけエージェントに任せる、という使い分けが効率的です。
WindsurfとCursor・VS Codeの違い
3者はいずれもVS Code由来またはVS Code本体ですが、AIの組み込み方が異なります。VS CodeはAI機能を拡張(GitHub Copilot等)で後付けする素のエディタ、CursorとWindsurfはAIエージェントを標準搭載したエディタです。CursorとWindsurfはコンセプトが近く、Cascadeのフロー指向か、CursorのComposer/Agentかという思想の違いで選ぶ場面が多くなります。
| 項目 | VS Code | Cursor | Windsurf |
|---|---|---|---|
| AI機能 | 拡張で追加 | 標準搭載 | 標準搭載 |
| エージェント | 拡張依存 | Composer / Agent | Cascade→Devin Local |
| ベース | 本体 | VS Codeフォーク | VS Codeフォーク |
| 現名称 | VS Code | Cursor | Devin Desktop |
拡張資産を最大限に活かしAIは必要な分だけ足したいならVS Code、AIエージェントを軸に据えるならCursorかWindsurfが候補になります。両者のより細かい違いはCursorとWindsurfの概要・特徴を徹底比較した総まとめで具体的に整理しています。
コードを学習に使わせない設定とプライバシー
業務コードをAIエディタで扱うなら、入力したコードがモデルの学習に使われないかを最初に確認すべきです。Windsurfはプライバシー設定で、コードを学習に利用するオプトインをオフにできます。加えて、上位プランではゼロデータ保持(やり取りをサーバー側に残さない運用)が提供されてきました。
結論として、社外秘や顧客資産を含むリポジトリでは、無料・個人プランをそのまま使うのではなく、学習利用を明示的にオフにし、可能ならゼロデータ保持に対応するプランを選ぶべきです。ここはセキュリティポリシーに直結する部分なので、現行の設定項目と保持ポリシーの正確な内容は、契約前に公式のプライバシー/セキュリティドキュメントで必ず確認してください。
よくある質問(FAQ)
Q. Windsurfの読み方は?
A. 「ウィンドサーフ」と読みます。スポーツのウィンドサーフィンとは無関係の、AIコードエディタの名称です。
Q. Windsurfは無料で使える?
A. 無料プランがあり、Tab補完は無制限で使えます。ただしエージェントを日常的に使うなら利用枠の都合でPro(月額20ドル)が現実的です。最新の枠は公式で確認してください。
Q. Windsurfを日本語化できる?
A. できます。VS Codeベースのため、コマンドパレットから表示言語を日本語に切り替え、言語パックを入れて再起動すればメニューが日本語表示になります。公式ドキュメントにも日本語版があります。
Q. 入力したコードを学習に使われないようにできる?
A. できます。プライバシー設定でコードの学習利用をオフにでき、上位プランではゼロデータ保持も選べます。業務利用では最初にこの設定を確認してください。
Q. WindsurfとCursorはどちらがよい?
A. どちらもVS Code互換のAIエディタで機能は近く、エージェントの設計思想(CascadeかComposer/Agentか)と料金体系で選ぶのが実用的です。両者の詳細比較は関連記事を参照してください。
Q. Windsurfはもう使えない?Devin Desktopとの関係は?
A. 使えます。2026年6月2日にエディタ本体が「Devin Desktop」へ改称されただけで、設定・拡張機能・プランは引き継がれます。実質的には同じ製品が別名で継続している状態です。ただしエージェントは旧Cascadeが2026年7月1日でサポート終了し、後継のDevin Localへ移行します。CIなどからCascadeを直接呼んでいる場合は、その前にDevin Localへ向け直してください。