ホームビジットは、留学生や訪日旅行者が日本の家庭を数時間訪ね、泊まらずに帰る国際交流のプログラムです。同じ言葉は、調査会社が生活者の自宅を訪ねて暮らしぶりを観察する定性調査の手法名としても使われます。この記事では、目黒区・板橋区・大和市の国際交流協会が公開している要項と、民間の仲介サービスの規約を突き合わせ、保険・謝礼・キャンセルの扱いとトラブルの防ぎ方を整理します。後半では訪問観察調査(HV)の見積りの内訳も、調査会社の料金表をもとに示します。
まとめ:泊まらず3時間程度、保険と費用の負担者は主催者ごとに違う
- 宿泊しないのがホームビジット。日本政府観光局(JNTO)は、宿泊するホームステイと「宿泊せずに食事をとるなどの数時間の交流を行うホームビジット」を書き分けています。
- 目安は3時間程度。目黒区国際交流協会(MIFA)の2026年度の実施要領は「ビジターを3時間程度家庭に受け入れて交流する」と定義しています。2026年7月11日の回の募集ページでは、集合から終了までが12:30〜17:00でした。
- トラブルの火種はお金と責任の所在。MIFAは行事保険の保険料を負担し、ホストにビジター1人1回2,000円を払います。板橋区文化・国際交流財団は、外部団体からの依頼なら事故時の全責任と謝礼を依頼者側に置いています。大和市国際化協会は謝礼なしです。
- 民間の仲介は有料で規約が細かい。Borderless Visit(旧Nagomi Visit)はゲストが大人6,000円を前払いし、ホストは5歳以上のゲスト1人あたり3,000円を受け取ります。ホストの年会費3,000円は登録90日後に自動決済されます。
- 調査手法のHVの見積りは3階建て。リクルートの基本料金、1人あたりのリクルート単価、対象者への謝礼が別建てで、謝礼の相場だけを見ると予算を大きく外します。
以下、それぞれの根拠と、受け入れる側・依頼する側の判断基準を順に説明します。
ホームビジットの意味と目黒区・板橋区の実施例
辞書と協会の定義:2つの語義と「3時間程度」の基準
コトバンクに収録されたデジタル大辞泉の項目は、ホームビジットに2つの語義を載せています。1つ目は「福祉相談員などが行う家庭訪問」、2つ目は「外国人に家庭を訪問させ、日常の家庭生活をそのまま見せたり、家族ぐるみで交歓したりする制度」で、補説に「2は日本語での用法」とあります。英語の home visit は、英語版ウィクショナリーが「especially one by a social worker」と注記するように、福祉職などによる家庭訪問を指すのが普通で、国際交流の意味は日本語独自の用法です。
実施団体の定義はもっと具体的です。MIFAが2026年5月20日に作成した留学生ホームビジット実施要領は「ビジターを3時間程度家庭に受け入れて交流する、宿泊を伴わない一日限りのプログラム」と定め、当日の流れを、MIFA事務局に集合して対面式(主催者挨拶・ホスト代表とビジターの自己紹介)を行い、その後ホストがビジターを自宅に迎える順で決めています。食事については「ビジター・ホストファミリーは昼食を済ませてホームビジットに臨むこととする」とあり、昼食をもてなす前提ではありません。
実施事例:目黒区の2025年・2026年の受け入れ実績
規模は実施報告から読み取れます。MIFAの2026年7月11日の報告では、12:30〜17:00の枠で日本人9家庭が外国人13名を受け入れました。出身は台湾・トルコ・アメリカ・ウガンダ・シリア・コロンビアなど11か国です。2025年6月21日の回は、同じ時間帯に8家庭(27名)が留学生14名を迎えています。2026年の募集定員はホスト10家庭・ビジター20名で、参加費は無料、応募が多ければ抽選です。
ホストのアンケートに並ぶ過ごし方は、お団子やどら焼きを一緒に作る、抹茶を点てる、百人一首で坊主めくりをする、新聞紙で兜を折る、たこ焼きパーティーをするといった、家にあるもので済む内容です。近くの神社に参ったり碑文谷公園でボートに乗ったりした家庭もあり、外出するかどうかは家庭の判断に任されています。板橋の財団もホストに「特別なことはせず、普段どおりの生活の様子を紹介してください」と求めています。受け入れ対象は大学・専門学校の留学生が中心で、スーパーグローバル大学(SGU)とは?37校の一覧とタイプA・Bの違い、2025年公表の事後評価までで扱った大学の国際化とも接点があります。
ホームステイ・農泊との違い:宿泊の有無と受け入れ側の負担
区別の基準は宿泊の有無です。板橋区文化・国際交流財団のホストファミリー案内は「ホームステイ(宿泊込み)またはホームビジット(宿泊無し)」と括弧書きで定義し、JNTOの訪日教育旅行サイトは、農家や漁家に泊まる農泊も人気を集めていると書いています。
| 形態 | 宿泊 | 長さの例 | 受け入れ側の主な負担 |
|---|---|---|---|
| ホームビジット | なし | 3時間程度 | 茶菓・室内の案内 |
| ホームステイ | あり | 土日〜2週間 | 個室・食事・生活ルール |
| 農泊 | あり | 1泊〜 | 農業・漁業体験の受け入れ |
長さの例は、板橋の財団が挙げる活動例(企業の北米社会科教師招聘プログラム=土日、姉妹都市カナダ・バーリントン市の市民訪問団=2泊3日、区内大学の留学生短期受入プログラム=2週間)とMIFAの要領から本記事で整理したもので、農泊の「1泊〜」は宿泊を伴うことからの下限です。同財団はホームステイのホストに「ビジター用の部屋をご用意いただきます」と求めており、個室を用意できない家庭でも参加できる入口がホームビジットです。
ホームビジットでよくあるトラブルと防ぎ方
協会や仲介サービスの要項・規約に書かれている項目から、受け入れの前後で行き違いが起きやすい点を、当日の流れに沿って挙げます。
食事とアルコール:宗教・アレルギーと「量」の行き違い
板橋の財団はホストへの依頼事項に「宗教やアレルギーにより、食べられないものがあるビジターもいます。事前に把握しておきましょう」と書いています。大和市国際化協会が載せるホストの体験談でも、ベジタリアンといっても「魚や鶏肉なら食べられる人から、根菜も食べられない人までとても広く」、加工品の原材料まで気を付ける必要があったと書かれています。「食べられないものを具体的に書いてください」と聞くのが確実です。
食事を出すプログラムでは量も問題になります。Borderless VisitのよくあるQ&Aは、メニューはホストに任せるとしたうえで、「卵かけごはんのみで終了」はナシで「全員で食べて満足できる量、種類」を用意するよう求めています。アルコールは「プログラムに含まれません」とゲストに伝えてあり、出すかどうかは家庭の判断です。昼食を済ませて集まるMIFA型と、食卓を囲むこと自体が目的の民間型とでは、用意する量がまったく違うので、参加する事業の要項で先に確かめてください。
キャンセル:直前の欠席と連絡がつかないとき
MIFAの募集ページは「やむを得ない場合を除きキャンセルすることが無いよう、お申込み前に予定をご確認ください」と書き、要領では病気や事故で参加できなくなったときの連絡先をMIFAに一本化しています。荒天で移動が難しいと見込まれる場合は、MIFAが事業を中止して双方に連絡します。家庭どうしで直接やりとりせず、主催者に連絡する経路を守るのが基本です。
民間の仲介では、キャンセルにお金が絡みます。Borderless Visitは、開始予定から48時間以内のゲスト側キャンセルや無連絡の不参加ではホストに受け入れ費用を全額払い、それより前のキャンセルでは払いません。ホスト側からのキャンセルはマッチング成立後は「ご遠慮いただいています」とされ、やむを得ずキャンセルする場合に旅行中のゲストと連絡がつかないときは、ホストが約束の時間に待ち合わせ場所へ行き、直接キャンセルを伝える決まりです。
急病・事故と保険:誰が加入し、誰が対応するか
揉めたときの影響が最も大きいのがここです。MIFAの要領は、ホストとビジターの双方に東京都社会福祉協議会を契約者とする行事保険(障害補償・賠償責任補償)への加入同意を求め、「保険料はMIFAが負担する」と明記しています。事故で医療費を立て替えた場合はMIFAが内容を確認して精算し、保険会社への事故報告もMIFAが行います。
板橋の財団は、主催事業と外部からの依頼で扱いを分けています。財団主催の留学生ホームビジットでは「財団が募集から当日の運営まで担当」し、当日も職員が立ち会います。一方、学校や企業からの依頼案件については「財団では、登録ホストファミリーへ募集の周知のみ行います」とし、ビジターに病気・事故・トラブルをカバーする保険への加入を求めたうえで、「トラブルが発生した場合は依頼者が迅速に対応し、その処理について全責任を負うこととします」と定めています。同じ財団経由でも、依頼案件では財団は事故対応の当事者ではありません。
Borderless Visitは、ホスト登録と同時に「ホームビジット中のゲストに対する賠償責任保険」に加入し、食中毒などに備えると説明しています。ホストとして参加するなら、保険の加入者、怪我や破損が起きたときの連絡先、立て替えた費用の精算先の3点を、申込みの段階で確認してください。
単身ホスト・写真・個人情報:家に招く側の安全
Borderless Visitは1人暮らしのホストも受け付けますが、「単身ホストは1名参加のゲストを受け入れすることはできません」とし、交際相手との出会いを目的とするサービスではないと明記しています。ゲストの氏名・年齢・性別・居住国・参加人数は予約リクエストの段階で見られ、ホストのプロフィールはネット上に公開されません。板橋の財団は登録条件を区内在住で「単身世帯を除く」としています。
写真の扱いも事前に決まっています。MIFAは当日の写真・動画をホームページやSNSなどの広報に使う場合があるとし、同意しない場合は「必ず事前にその旨をMIFAまで申し出ること」としています。子どもの顔や自宅の外観を出したくない家庭は、申込時に伝えておく必要があります。
お金の行き違い:謝礼・受け入れ費用・年会費の受け取り方
「謝礼は出るのか」「その場で現金を渡すのか」は、主催者ごとに答えが違います。次の表は、本記事で確認した4つの主催者の規定を並べたものです。
| 主催者 | ホストが受け取る額 | ホストの会費 | 保険 | 当日の立会い |
|---|---|---|---|---|
| 目黒区国際交流協会(MIFA) | ビジター1人1回2,000円 | 年1,000円 | 行事保険・MIFA負担 | 集合・対面式あり |
| 板橋区の財団(主催事業) | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 職員が立会い |
| 板橋区の財団(依頼案件) | 依頼者が負担 | 記載なし | 依頼者側が加入 | 依頼者と直接調整 |
| 大和市国際化協会 | なし | 不要 | 記載なし | 記載なし(協会が斡旋) |
| Borderless Visit | ゲスト1人3,000円 | 年3,000円 | 賠償責任保険 | なし(直接連絡) |
MIFAの2,000円は謝礼ではなく「費用弁償」で、ホストは茶菓代や光熱水費などの基本的な費用を負担し、ビジターは自宅からホスト宅までの交通費を負担します。大和市国際化協会のホームステイ・ホームビジットバンクは、入会金・会費が不要で、謝礼は「なし」です。
Borderless Visitがホストに「報酬」を払わない理由は、FAQにはっきり書かれています。対価を受け取り「業」として第三者に食品を調理・提供する行為は飲食店営業にあたり営業許可が必要になるため、3,000円は食事や準備にかかる費用の補助という位置づけです。ゲストの参加料は事前にウェブで全額前払いされ、当日に家庭とゲストの間でお金の受け渡しはありません。見落としやすいのはホストの年会費で、ホスト募集ページには、退会の連絡がない限り本登録日から90日後に年会費3,000円が自動決済されると書かれています。同ページは「登録後3ヶ月間、年会費が無料」とも案内しています。無料期間のまま放置して課金されるのを避けるには、90日目の前に続けるかどうかを決めておく必要があります。
学校・企業がホームビジットを依頼する窓口と費用
ホームビジットを依頼する側は、JNTOが紹介する訪日教育旅行や、板橋の財団の活動例にある留学生の短期受入・企業の招聘プログラムのように、学校や企業の団体行事が中心です。窓口は大きく、自治体の国際交流協会と民間の仲介サービスに分かれます。
国際交流協会に依頼する場合:団体申込みと実施概要の5項目
板橋の財団は「団体(学校・企業など)からの申込みのみ受け付けます。個人の方からの申込みは受け付けていません」としています。申込みは事前に電話で問い合わせる流れで、提出書類は依頼文と「ホームステイ実施概要」の2点です。実施概要には「期間、滞在中のスケジュール、ビジターの情報、ホストファミリーの役割、謝礼について」などを詳しく書くよう求めており、この5点が決まっていないと実施概要は書けません。活動例には、企業の北米社会科教師招聘プログラム(土日のホームステイ)も挙がっています。
費用の考え方は民間サービスと別物です。板橋の財団の規定では、依頼者が負担するのはホスト家庭への謝礼と、ビジターが入る保険の保険料です。ホストへの謝礼は、大和市国際化協会のように「なし」と定める協会もあれば、MIFAの自主事業のように協会がホストへ1人2,000円を払う例もあり、「ホームビジットの費用相場」という単一の数字はありません。複数の協会を比べるときは、謝礼の支払い主体、保険の加入者、当日の引率者の有無の3点を揃えてから並べてください。
民間の仲介サービスを使う場合:参加料と運営会社
個人の訪日旅行者が日本の家庭を訪ねたいときの選択肢が民間の仲介です。Borderless Visitの沿革によると、2011年9月に始まり、2013年1月に特定非営利活動法人Nagomi Visitとして事業化、2025年9月にボーダレスハウス株式会社が運営母体となり、2025年11月に現在の名称になりました。実現回数は公式サイトのトップページによると累計5,658回(2026年8月現在)です。
ゲストの参加料は大人(13歳以上)6,000円、小人(5〜12歳)4,000円、0〜4歳は無料で、ホストへの受け入れ費用と運営費が含まれます。ゲストは英語でコミュニケーションが取れることが前提で、ホストが受け入れられるのは最大で月2回です。大人数の団体をまとめて受け入れる仕組みは公開情報に無いため、学校や企業の行事であれば協会への依頼が先になります。
もう一つのホームビジット:訪問観察調査(HV)
マーケティングリサーチでは、ホームビジット(HV)は生活者の自宅を訪ねて実態を調べる定性調査の手法名です。「ホームビジット」で検索すると、調査会社のサービスページも上位に入るのはこのためです。手法の位置づけは定性調査とは?手法の種類・進め方・分析方法をデータで解説に、生活の場に入り込んで観察する系譜はエスノグラフィーとは?意味・語源とマーケティングでの使い方、企業事例にまとめています。
調査会社3社の定義と、向く調査・向かない調査
定義は各社で重心が違います。アスマークの用語解説は「生活者の自宅へ調査員が伺い実施するアンケート調査」と広く定義したうえで、量的な訪問調査は個人情報保護の観点やインターネットの普及で敬遠されつつあり、現在は定性的な訪問観察調査が一般的だとしています。クロス・マーケティングは「対象者の自宅を訪れて生活を観察し、インタビューを行う手法」と観察を先に置きます。日本インフォメーションは「モデレーターもしくは専属調査員がインタビューを行います」と実施者を明示しています。共通するのは、自宅で、聞くだけでなく見る点です。
向くのは、炊事・洗濯・掃除や収納のように、本人が言葉にしない行動が答えになるテーマです。アスマークは比較表で、保険・不動産・金融資産・病気など人に話しづらいテーマはデプスインタビューの方が強いとしています。自宅に上がらずに深く聞くだけで足りるならデプスインタビューとは?やり方6ステップと質問項目の作り方、費用・人数の目安の形式が合い、質問の流れを決めて柔軟に掘る設計は半構造化インタビューとは?ガイドの作り方と分析方法、必要な人数の目安が参考になります。観察の設計そのものは観察法とは|直接・間接・自然・実験・参与・非参与の種類と違いを解説で扱っています。クロス・マーケティングは海外でも、ベトナム・インドネシアなどでの住宅設備調査をHVの実績に挙げています。
費用の内訳:見積りは基本料金・リクルート単価・謝礼の3階建て
公開されている数字は、何に対する額なのかが会社ごとに違います。同じ「ホームビジットの費用」として並べると比較を誤ります。
| 出典 | 金額(料金表・クロス社は税別) | 何に対する額か |
|---|---|---|
| アスマーク料金表 | 70,000〜125,000円 | リクルートの基本料金 |
| アスマーク料金表 | 1人9,600〜14,400円 | リクルート単価(×参加人数) |
| アスマーク料金表 | 10,000〜30,000円 | 対象者への謝礼(90〜120分) |
| アスマーク用語解説 | 12,000〜18,000円前後(一例) | 対象者への謝礼(60〜120分) |
| アスマーク料金表 | 128,400円 | 参加者6名のリクルート一式の例 |
| クロス・マーケティング | 3,500,000円 | 15人×90分の概算(発言録まで) |
アスマークの訪問観察調査の料金ページでは、基本料金を募集画面の設問数とスクリーニング回収数で決め、リクルート料金を「1名あたりの単価」×「人数」で計算し、実際に参加した人数で数えます。事前課題などのオプションは別見積りで、「別途、雑費、管理費用が発生する場合がございます」とも書かれています。謝礼はこれとは別で、「お客様に謝礼をご用意いただき、直接弊社モニター会員に、お支払いをお願いしております」と依頼主の負担です。同じ会社でも謝礼の目安は、用語解説(60〜120分で12,000〜18,000円前後・一例)と料金ページ(90〜120分で10,000〜30,000円くらい)で幅が違います。料金ページは謝礼について「明確な取り決めはございません」としています。
クロス・マーケティングの350万円は、ドラム式洗濯機の利用者15人の自宅で90分ずつ実施した洗濯実態調査の概算です。注記は「リクルーティング~実査運営~デプスインタビュー~謝礼手配~発言録作成まで」で、レポートは含みません。同社の標準スケジュールは、フロー作成・対象者リクルート5日〜、実査1日〜、発言録納品1日〜、レポート納品・報告会5日〜です。リクルートだけを頼んで自社でインタビューするのか、分析と報告まで頼むのかで、見積りの桁が変わります。複数社から見積りを取るときは、対象者条件と人数、1人あたりの調査時間、謝礼を誰が払うか、納品物(発言録までかレポートまでか)の4点を揃えて依頼してください。
調査側のトラブル:同行人数・撮影・データ管理
アスマークの用語解説によると、訪問調査にはインタビュアー、アテンドの調査員、調査を依頼した企業の担当者などが同行し、総勢3〜5名程度になります。海外の依頼元が加わることもあり、対象者の了承が取りにくいのが難点です。そのため街頭で声をかける募り方では合意に至りにくく、事前に許諾を得た対象者に依頼する方法が向いているとしています。
冷蔵庫やクローゼットの中を写真や動画で記録するときは、事前に許諾を取り、必要な部分にマスキング(目隠し)をかけます。発言録は音声起こしで作ることが多く、平均2日前後かかります。同社は、収集したデータの保管体制、アクセス権限、保存期間、廃棄方法までのルールを整えておくよう挙げています。初対面の相手の家に上がる以上、ラポールとは?意味と語源(「架け橋」は誤り)・ラポール形成の3要素と看護・営業での使い方で扱う信頼関係づくりが、得られる情報量を左右します。
よくある質問
ホームビジットの所要時間はどのくらいですか?
目黒区国際交流協会の2026年度の実施要領は、ビジターの滞在時間を「3時間程度」と定めています。集合と対面式を含めた当日の枠は12:30〜17:00で、半日は空けておく必要があります。民間の仲介サービスのBorderless Visitも、食事を囲む2〜3時間の交流としています。
個人でもホームビジットを申し込めますか?
受け入れる家庭としての登録は個人でできます。外国人を受け入れてほしいという依頼側は、板橋区文化・国際交流財団の場合「団体(学校・企業など)からの申込みのみ」で、個人の申込みは受け付けていません。個人の旅行者が日本の家庭を訪ねたいなら、参加料を払って民間の仲介サービスを使う方法があります。
英語が話せなくてもホストになれますか?
なれます。板橋の財団は「外国語能力は問いません」とし、大和市国際化協会も「必ずしも外国語能力が必要ではありません」としています。ただし板橋の財団は「ビジターは日本語を話せない場合があります」とも書いており、翻訳アプリや、一緒に料理をするなど言葉に頼らない過ごし方を用意しておくと安心です。
ホームビジットの謝礼や費用はどうなりますか?
主催者によって違います。目黒区国際交流協会はホストにビジター1人1回2,000円の費用弁償を払い、大和市国際化協会は謝礼なし、板橋区の財団への依頼案件では謝礼は依頼者の負担です。民間のBorderless Visitは、ゲストが大人6,000円を前払いし、ホストは5歳以上のゲスト1人あたり3,000円を受け取ります。金額より先に、誰が誰に払うのかと、保険の加入者を確認してください。
マーケティング調査のホームビジットの費用はいくらですか?
調査会社のホームビジット(HV)は、リクルートの基本料金、1人あたりのリクルート単価、対象者への謝礼が別々にかかります。アスマークの料金表では基本料金が70,000〜125,000円、リクルート単価が1人9,600〜14,400円、謝礼の目安が90〜120分で10,000〜30,000円(いずれも税別)です。インタビューから発言録までをまとめて頼んだ例では、クロス・マーケティングが15人で概算3,500,000円(税別)を公開しています。