NPSサーベイを始めるとき、つまずくのは「何で測るか」と「集めたスコアをどう読むか」です。NPSの意味・計算式・業界の目安はNPS®(ネットプロモータースコア)とは?計算方法・目安・調査のやり方をわかりやすく解説にまとめました。この記事はその先の、NPSサーベイを回すツール・システム(クラウド型)の選び方と、スコアの集計・分析を扱います。CRMやサポートツールのNPS機能は製品ごとに提供状況が違い、すでに提供を終えたものもあるため、2026年10月時点の公式情報で確認した内容を載せています。
まとめ:NPSサーベイのツール選定と集計の要点
- ツールは専用CXプラットフォーム/汎用アンケートツール/CRM・サポート統合型の3タイプ。データを置く場所と配信経路で選ぶ。
- CRM統合型は製品で差が大きい。SalesforceはSurveysにNPS設問があり、分析を足すFeedback Managementは組織単位の月額(Starterで月162万円・年払い)。HubSpotはService Hub Professional以上。ZendeskのNPS機能は2023年4月30日に削除が始まっている。
- 無料で始めるならMicrosoft FormsにNPS設問がある。Googleフォームには専用設問がないため、均等目盛を0〜10で作り、スコアは表計算で出す。
- 料金は公開型(SurveyMonkeyのチームアドバンテージは1ユーザー月4,370円・3ユーザーから年払い)と見積り型に分かれる。見積りの前に年間の配信数と連携先を決めておく。
- スコアは回答数と誤差の幅を併記する。推奨者40%・批判者25%で200件なら、無作為に選んだ顧客の回答という前提でも、母集団のNPSの推定には±11ポイントほどの幅がある。
NPSサーベイツールの3タイプと選び分け
NPSサーベイのツールは、担う範囲で3タイプに分かれます。どれが合うかは「誰に・どの経路で聞き、回答をどこに溜めるか」で決まります。
| タイプ | NPS機能の範囲 | 料金の出し方 | 代表例 |
|---|---|---|---|
| 専用CXプラットフォーム | 配信・分析・改善管理まで一体 | 見積り | Qualtrics、Medallia、EmotionTech CX |
| 汎用アンケートツール | NPS設問と自動計算 | 公開価格・無料枠 | SurveyMonkey、Microsoft Forms |
| CRM・サポート統合型 | 顧客レコードに回答を紐づけ | エディション・追加購入 | Salesforce、HubSpot |
迷ったら、すでに使っているCRMやサポートツールにNPS機能があるかを先に調べます。回答が顧客レコードと同じ場所に入れば、解約や問い合わせ履歴との突き合わせが軽くなるためです。逆に、CRMを持たず、メールなど1つの経路で年に数回の調査を回し、自由記述も担当者が手で読み切れる規模なら、専用CXプラットフォームの年間契約は過剰です。多言語での配信や、複数部門で改善の進み具合を管理する要件があるなら、調査の回数が少なくても専用プラットフォームを比較に入れます。汎用アンケートツールで始め、配信対象の抽出や重複配信の管理が手作業で回らなくなった時点で乗り換えを考える順番なら、無駄な契約が出ません。
CRM・サポートツールのNPS機能の現状
「CRMにNPS機能があるはず」と思って導入を進めると、エディションが足りない、そもそも機能が無くなっていた、という事態が起きます。主要3製品の状況を公式資料で確認しました。
Salesforce(Service Cloud)でNPSを測る構成
「サービスクラウドでNPSを測りたい」場合、設問を作るのはService Cloud本体ではなくSalesforce Surveysです。SalesforceのObject Reference(Version 68.0, Winter ’27・2026年10月23日更新)は、回答の集計オブジェクトSurveyQuestionScoreを「date, multiple choice, picklist, radio, ranking, rating, scoring, slider, and Net Promoter Score® (NPS®)」の回答を集計するものと定義しており、NPSは標準の設問タイプとして扱われます。アンケートと他のオブジェクトの関係を表すSurveySubjectは、関連先の例に取引先とケースを挙げています。ケースに関連づけたアンケートとして扱えるので、問い合わせ対応の記録とNPSを同じ顧客データの上で追えます。
回答を顧客の行動段階に沿って分析する機能などは、追加製品のFeedback Managementの領域です。Service Cloudの料金ページの比較表では、Feedback Managementを「Available for purchase」(追加購入)とするエディションと、含まないエディション、標準で含むエディションに分かれます。Feedback Managementの料金ページは、Service Cloudのエディションを選んだうえで追加する前提で、次の価格を載せています(いずれも年払い)。
- Survey Response Pack:1,000回答あたり36,000円
- Feedback Management – Starter:1組織あたり月1,620,000円(Surveys 10万回答分を含む)
- Feedback Management – Growth:1組織あたり月5,520,000円
ユーザー単価ではなく組織単位の月額なので、少人数の部署で試す規模なら、Surveysの回答パックか外部ツールとの連携のほうが現実的です。
HubSpotのNPSはService Hub Professional以上
HubSpotではNPSを「customer loyalty survey(顧客ロイヤルティアンケート)」と呼び、カスタマーフィードバック機能の中で提供しています。HubSpotのナレッジベース(2025年9月18日更新)は、この機能を使えるサブスクリプションを「Service Hub Professional, Enterprise」と明記しています。無料版やStarterでNPSを取りたい場合は、外部のアンケートツールで集めてHubSpotへ取り込む形になります。
ZendeskのNPSは2023年に削除済み
Zendeskには以前、NPSアンケートの機能がありました。Zendeskの「What is being removed」では、Net Promoter Score (NPS)の項目が2023年1月17日に告知され、2023年4月30日に削除が始まったと記録されています。現在のZendeskで標準のまま測れるのはCSAT(顧客満足度)です。ZendeskでNPSを測るなら、外部ツールで配信して回答をチケットやユーザーに連携する構成を組みます。CSATとNPSの使い分けはCSAT(顧客満足度スコア)とは?意味・読み方・計算方法とNPS・CESとの違いで整理しています。
無料で始めるNPSサーベイ:Microsoft FormsとGoogleフォーム
単発で測ってみる段階なら、有料ツールは要りません。ただし、2つのフォームはNPSの扱いが違います。
Microsoft Formsには専用の設問タイプがあります。Microsoftのサポート記事によると、質問の追加で「その他の質問の種類」を選ぶと、ランク付けやリッカートと並んで「ネット プロモーター スコア®」が選べます。
Googleフォームの質問形式の一覧にNPSの項目はありません。代わりに「均等目盛」を使います。ヘルプには「目盛は 0 または 1 から開始できます」「作成者は目盛の最大値を 2~10 の整数に設定できます」とあるので、0始まり・最大10にすれば11段階の推奨度の設問になります。スコアは自動では出ないため、回答をスプレッドシートに出して後述の数式で計算します。
どちらの無料フォームも、回答者がどの顧客かを結びつける仕組みは自分で用意します。手段は2つあります。1つは回答者のメールアドレスを集める方法で、Googleフォームにはメールアドレスを収集する設定があります。顧客データに登録されたアドレスと一致すれば照合に使えます。もう1つは顧客IDの回答欄を設け、そこに値を入れた状態で配る方法です。Googleフォームには回答を事前入力したリンクを作る機能があり、顧客ごとにIDを埋めたURLを送れば、回答と一緒にIDが記録されます。この手間が回らなくなった時点が、有料ツールへ移る目安です。Excel集計からの切り替えの判断はアンケートシステムとは?機能・料金相場と選び方、Excel集計から切り替える判断基準を解説で詳しく扱っています。
NPSツールの費用と見積りの取り方
NPSツールの料金は、価格を公開している製品と、見積りでしか出ない製品に分かれます。
- 公開型:SurveyMonkeyの日本向け料金ページ(2026年10月26日確認)では、チームアドバンテージが1ユーザー月4,370円、チームプレミアが1ユーザー月10,498円で、どちらも「3ユーザーから、年1回払い」です。最小構成のチームアドバンテージ3ユーザーで年157,320円になります(ページに税込・税別の表記はありません)。NPSは設問タイプの一覧にあり、結果画面でスコアが自動計算されます。
- 見積り型:Qualtricsの料金ページは金額を載せず、CX製品の価格を「インタラクションに基づいて設定」としたうえで見積もり依頼に誘導しています。専用CXプラットフォームは、配信数や対象チャネルで価格が変わる前提で考えます。
見積りを依頼する前に、年間の配信数と見込みの回答数、配信経路(メール、Web、アプリ内、SMS)、連携したい既存システム、管理画面を使う人数、自由記述の分析や多言語対応の要否を社内で決めておくと、各社の見積りを同じ条件で比べられます。
NPSツール比較で確認する判断軸
タイプと予算の枠が決まったら、製品を比べる軸は3つに絞れます。
配信経路と配信の制御
配信経路は回答率に直結します。購入直後ならWebやアプリ内、契約更新前ならメールと、聞く時点に合う経路を持つ製品を選びます。同時に、同じ顧客へ短期間に何度も届かないよう配信間隔を制御できるかも確かめます。たとえばQualtricsはContact Frequency Rulesとして、連絡先がメッセージを受け取れる頻度の上限をXM Directoryで設定できます。比較表で「配信制御」と書かれていても、上限を連絡先単位で持てるのか、アンケート単位なのかで効き方が違うので、管理画面で確かめます。回答率の上げ方そのものは回収率とは?アンケート調査での計算方法・目安・上げ方を解説にまとめました。
顧客データとの連携
NPSを解約や継続と結びつけて読むには、回答を顧客IDで既存データと結合できることが条件です。CRM統合型なら、SalesforceはSurveySubjectでアンケートを取引先やケースと関連づけられ、HubSpotはService Hub Professional以上ならCRMの中でNPSアンケートを作って配信できます。汎用アンケートツールを使う場合は、CRMとの連携機能が自社の契約プランに含まれるかを確認します。既製ツールの連携で足りない要件、たとえば基幹システムの契約情報との結合や、自社サービスの画面内での回答収集が要るなら、アンケート管理システムの開発で配信から集計・連携までを作る選択肢もあります。
自由記述の分析機能
スコアの理由は自由記述に書かれます。導入前に、直近1カ月分の自由記述を担当者が手で分類し、かかった時間を測っておくと判断がぶれません。その作業が毎月の定例に収まらないなら、テキスト分析や感情分析を持つ製品を優先します。製品の仕様は、分析結果をどの形で数値に変えるかまで確かめます。たとえばQualtricsのKey Driversウィジェットは、感情付きのトピックを「言及あり/なし(1/0)」と「とても否定的〜とても肯定的(−2〜2)」の2つの値に変換して要因に加えます。トライアルやデモでは自社の過去の自由記述を数十件読み込ませ、担当者の手分類とトピックの割り振りがどれだけ一致するかを見ておくと、導入後の手直しの量が読めます。分析手法の違いはテキストマイニングとは?手法・やり方・無料ツールから企業の導入判断まで解説、製品の比べ方はAI感情分析ツールの比較と選び方:テキスト・音声・表情型の費用と導入判断が参考になります。
NPSの集計:Excelの数式と誤差の出し方
ツールに自動集計が付いていても、経営報告や部門をまたぐ比較では自分で表に起こす場面が残ります。ここはExcelで足ります。
COUNTIFでNPSを出す数式
回答(0〜10の数値)がA列の2行目から201行目に並んでいる前提の数式です。推奨者は9〜10、批判者は0〜6です。
推奨者数(D1) =COUNTIF(A2:A201,">=9")
批判者数(D2) =COUNTIF(A2:A201,"<=6")
有効回答数(D3) =COUNT(A2:A201)
NPS(D4) =(D1-D2)/D3*100
この数式は、推奨者80件・中立者70件・批判者50件の200件を入れたファイルをLibreOfficeで再計算し、NPS=15になることを確かめています。COUNTは数値のセルだけを数えるので、未回答の空欄は分母に入りません。回答を「推奨者」「中立者」「批判者」の文字で受け取った場合は、COUNTが文字を数えないため分母が0になります。推奨者数と批判者数をCOUNTIF(A2:A201,"推奨者")のように文字列で数え、有効回答数も3区分のCOUNTIFの合計に置き換えてください。
NPSの回答数と誤差の幅の併記
NPSは割合の差なので、回答数が少ないと大きく振れます。推奨者の割合をp、批判者の割合をd、有効回答数をnとすると、母集団のNPSを推定する95%区間の半幅(ポイント)は、正規分布で近似した概算として次の式で出せます。上の表の続きに入れる場合の数式です。
この式を使う前提は、回答者が対象の顧客から無作為に選ばれ、互いに独立していることです。前提を満たしても近似であり、回答が数十件しかないときや、全員が推奨者になるような偏った構成では幅を小さく見積もります(全員が同じ区分なら式の値は0になります)。NPSの区間推定を比べたBrendan Rocksの論文Interval Estimation for the ‘Net Promoter Score’(2016年)は、この形の区間より調整版のWald法などのほうが成績が良いと報告しています。少数回答の調査では、ブートストラップなどで幅を確かめてください。回答した人としなかった人で評価が違う「非回答バイアス」はこの幅に含まれません。回収率が低い調査では、式の幅より実際のずれのほうが大きいことがあります。
誤差(D5) =1.96*SQRT((D1/D3+D2/D3-(D1/D3-D2/D3)^2)/D3)*100
先の200件の例では10.98です。標本から計算したNPSは15ですが、母集団のNPSはおよそ4〜26の範囲にあると推定される、という意味になります。標本のNPSがどれだけ散らばるかは、推奨者40%・批判者25%の母集団から200件を抜き出す試行を2万回繰り返して確認しました。試行で得たNPSの中央95%は4.0〜26.0で、式から出る15±11.0と一致しています。同じ構成比で回答数を変えると、誤差の幅は次のように縮みます。
| 有効回答数 | 50件 | 100件 | 200件 | 400件 | 1,000件 |
|---|---|---|---|---|---|
| 誤差の幅(±ポイント) | 22.0 | 15.5 | 11.0 | 7.8 | 4.9 |
推奨者40%・批判者25%(NPS=15)の場合の値です。幅は構成比でも変わり、同じNPS=15・200件でも、推奨者15%・批判者0%なら±4.95、推奨者57.5%・批判者42.5%なら±13.70です。中立者が多いほど幅は狭く、推奨者と批判者に割れるほど広がります。自社の調査では、その回の推奨者・批判者の割合で計算し直してください。
2つの月を比べるときは、差の区間の幅をあらためて計算します。別々の顧客から独立に集めた2回の調査なら、差の半幅は各月の半幅を2乗して足した値の平方根です。各月200件で、どちらの月も半幅が約11ポイント(推奨者40%・批判者25%前後の構成)なら、差の半幅は約15.5ポイントになります。この条件で前月の15から今月の25へ10ポイント上がっても、差の区間が0をまたぐので「上がった」とは言い切れません。実際の比較では、各月の推奨者・批判者の割合から半幅を別々に出してください。同じ顧客に繰り返し聞くパネル型の調査では回答に相関があるため、この式はそのまま使えません。報告資料には回答数を添え、変化を成果として扱う前に区間の幅と見比べます。必要な回答数の見積もり方はNPSの解説記事の調査設計の章にあります。
NPSの分析とグラフ:推移・構成比・売上との相関
目的別のグラフの選び方
今の顧客の構成を見せるなら推奨者・中立者・批判者の100%積み上げ棒、変化を追うなら折れ線の推移が読みやすい形です。折れ線には前節の区間の幅を上下の帯で重ねると、見た目の上下に引っ張られません。0〜10の回答分布を見たいときはヒストグラムを添えます。月次の定例資料では、NPSの折れ線に回答数の棒グラフを重ね、構成比を脇に置く1枚が扱いやすい構成です。スコアが動いた月に、回答数が減っていないか、どの区分の割合が動いたかをその場で確認できます。なぜ動いたのかは、その月の自由記述で確かめます。Looker StudioやPower BIで共有用のダッシュボードにする場合の指標の置き方はBIツールのダッシュボード設計|見られる画面を作る指標の階層・更新頻度・粒度の決め方が参考になります。
売上・継続率との相関の読み方
「推奨度が高い顧客は売上に効いているのか」を確かめるときは、ExcelのCORREL関数で、顧客ごとの推奨度の回答(0〜10点)と年間購入額の相関係数を出せます。NPSは推奨者と批判者の割合の差を取った集計値なので、顧客単位の分析には元の0〜10点を使います。読むときの注意は3つあります。まず、相関は因果ではありません。もともと購入意欲の強い顧客が高い点を付けている可能性を、相関係数だけでは除けません。次に、全体で均すと関係が埋もれます。新規と既存、契約プランで分けてから見ます。最後に、推奨度から将来の継続や購入を予測したいなら、同じ月の売上ではなく、その後の継続率や購入額とずらして比べます。ずらす期間は、契約の更新周期や再購入までの平均的な間隔に合わせます。ロイヤルティの指標を事業の数字とどう並べるかは顧客ロイヤルティとは?NPS・JCSIでの測り方と指標が動かない原因で扱っています。
改善点を探すドライバー分析
NPSの分析で手間がかかるのは、どの要素がスコアと結びついているかを探す作業です。推奨度の設問に「価格」「サポート」「機能」などの項目別の評価を足しておけば、回答者ごとの推奨度(0〜10点)と各項目の点数の相関を重要度、項目の平均点を満足度として2軸に並べられます。集計後のNPSではなく、回答者単位の点数どうしで相関を取るのがポイントです。重要度が高く満足度が低い項目は改善の候補になりますが、相関は因果を示しません。候補が出たら、批判者の自由記述で理由を確かめ、改善にかかる費用と合わせて優先順位を決めます。この2軸の作り方はポートフォリオ分析とは?重要度×満足度の2軸で改善優先度を決める手順とExcelでの作り方でExcelの手順まで説明しています。この分析を自動で出す専用CXプラットフォームもありますが、項目別の点数を使う分析は、その設問を最初から入れていなければ後から出せません。
NPSツールを入れても成果が出ない運用の失敗
導入前に次の3点の担当と手順を決めておかないと、ツールを入れても改善につながりません。
- 部門ごとに別のツールで測る:設問の文言や配信時点がずれ、部門間で比べられない。全社で1つの計測基盤に寄せる。
- スコアだけを報告する:数値の上下を伝えるだけで施策に落ちない。低評価のアラートを受けた後、誰がいつまでに対応するかを先に決める。
- スコアの数値目標を個人の評価に使う:現場が顧客に高い点をお願いし、数字が実態から離れる。目標にするなら、改善アクションの実行件数と並べて見る。
よくある質問
NPSサーベイに使えるクラウドツールにはどんなものがありますか?
専用CXプラットフォームのQualtrics・Medallia・EmotionTech CX、汎用アンケートのSurveyMonkey、CRM統合型のSalesforce(Surveys)・HubSpot(Service Hub Professional以上)などがあります。無料ならMicrosoft FormsにNPSの設問タイプがあります。先に、使っているCRMやサポートツールでNPSが測れるかを確かめると選定が早まります。
Salesforce Service CloudでNPSは測定できますか?
測定できます。NPSの設問はSalesforce Surveysで作り、回答はケースや取引先と関連づけられます。回答を顧客の行動段階に沿って分析する機能などは追加製品のFeedback Managementの領域で、公式の料金ページではStarterが1組織あたり月1,620,000円(年払い)です。エディションによって追加購入か標準で含むかが違うため、契約中のエディションと合わせて確認します。
無料でNPSサーベイはできますか?
できます。Microsoft Formsは「その他の質問の種類」からネット プロモーター スコア®の設問を選べます。Googleフォームは専用設問がないため、均等目盛を0〜10で作り、回答をスプレッドシートに出してCOUNTIFでスコアを計算します。
NPSスコアはエクセルでどう計算しますか?
推奨者(9〜10)の件数をCOUNTIF(範囲,”>=9″)、批判者(0〜6)の件数をCOUNTIF(範囲,”<=6″)で数え、その差を有効回答数で割って100を掛けます。区間の幅も同じシートで出せるので、スコアと一緒に回答数と幅を報告します。
NPSの前月比の変化はどれくらいから意味がありますか?
回答数と構成比で決まります。別々の顧客から独立に集めた各月200件の調査で、どちらの月も半幅が約11ポイント(推奨者40%・批判者25%前後の構成)なら、差の95%区間の半幅は約15.5ポイントです。10ポイントの上昇では区間が0をまたぐため、上がったとは言い切れません。構成比が同程度のまま各月1,000件まで増やせば、差の半幅は約7ポイントまで縮みます。