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ワークスペースとは?Premiere Pro・Photoshop・Illustrator・InDesignの保存・切替・リセット手順

ワークスペースとは?Premiere Pro・Photoshop・Illustrator・InDesignの保存・切替・リセット手順

ワークスペースとは、アプリのパネルやツールの並べ方を名前付きで保存した「画面レイアウト」のことです。Adobe Premiere Pro・Photoshop・Illustrator・InDesignはどれも「ウィンドウ/ワークスペース」から保存と切り替えができますが、リセットの名前、保存されるファイルの場所、別のPCや新バージョンへ移す手段はアプリごとに違います。この記事では2026年10月時点の現行版(Premiere 26.5.2・Photoshop 27.10・Illustrator 30.8・InDesign 21.6)の公式ヘルプをもとに、操作手順と、別のPCや新バージョンへ持ち出す方法、パネルが消えたときの戻し方をまとめます。

まとめ:ワークスペース操作の要点

  • ワークスペースはパネルの位置・サイズ・グループの組み合わせ。作業内容ごとに複数保存して切り替える
  • 保存はどのアプリも「ウィンドウ/ワークスペース/新規ワークスペース」(Premiereは「新規ワークスペースとして保存」)
  • レイアウトが崩れたら、Premiereは「保存したレイアウトにリセット」(Alt+Shift+0)、Photoshopは「ウィンドウ/ワークスペース/リセット/初期設定」、IllustratorとInDesignは「(ワークスペース名)をリセット」
  • パネルを動かした結果は、リセットするまで現在のワークスペースに残る。整えた配置は別名で保存しておく
  • 新バージョンへは更新時の「以前のバージョンの設定と環境設定を読み込む」、InDesignの別PCへは「ユーザー設定を書き出し/読み込み」。うまくいかなければ保存フォルダーをコピーする

以下、言葉の意味の整理から始めて、アプリ別の手順、移行、トラブル時の戻し方の順に説明します。

ワークスペースの意味と他の用法との区別

Adobeのヘルプでは、Premiereのメインウィンドウを「アプリケーションウィンドウ」と呼び、その中でパネルを並べた構成をワークスペースと定義しています。パネルを並べ替えると他のパネルがウィンドウに収まるよう自動でサイズ変更され、作業ごとに複数のカスタムワークスペースを保存できます。Photoshopのヘルプも同じく「パネル、ツール、ウィンドウのあらゆる配置」をワークスペースと呼んでいます。

ただし「ワークスペース」は分野によって指すものが変わります。検索結果で別の意味の記事に当たったときは、次の区別で読み分けてください。

分野 ワークスペースが指すもの
Adobe製品などのアプリ パネル配置を保存した画面レイアウト(この記事の対象)
Slack・Google Workspace 組織やチームの利用単位・契約単位
VS Codeなどのエディタ 開いているフォルダー群と設定のまとまり
オフィス・働き方 物理的な作業用スペース

物理的な作業場所の意味で探している場合は、コワーキングスペースの意味と料金相場の解説のほうが目的に合います。

4アプリのワークスペース操作の違い

メニューの入口は共通です。差が出るのは、既定のワークスペース名と、保存時に含められる範囲です。

項目 Premiere Pro Photoshop Illustrator InDesign
現行版(2026年10月) 26.5.2 27.10 30.8 21.6
保存メニュー 新規ワークスペースとして保存 新規ワークスペース 新規ワークスペース 新規ワークスペース
既定のワークスペース 16種(エッセンシャル等) 標準 はじめに(初回)ほか タスク別プリセットあり
リセット 保存したレイアウトにリセット リセット/初期設定 (名前)をリセット (名前)をリセット
保存時に選べる対象 パネル配置 パネル・ショートカット・メニュー パネル配置 パネル・メニュー
削除 ワークスペースを編集 ワークスペースを削除 ワークスペースの管理 ワークスペースを削除

Photoshopはキーボードショートカットとメニューまでワークスペースに含められるため、他人のワークスペースを読み込むと自分のショートカットが置き換わることがあります。共有するときは「パネルの位置」だけにチェックを入れて保存するのが安全です。

Premiere Proのワークスペース

現行の公式ヘルプでは製品名を「Premiere」と表記していますが、操作は従来のPremiere Proと同じです。カラー、オーディオ、グラフィックスなどの作業ごとに16種類の既定ワークスペースがあります。

既定ワークスペースの選び方

公式ヘルプが代表例として挙げているのは次の7種です。

  • エッセンシャル:モニター1台での作業向け
  • 縦型:縦型動画向け。ソースモニターとプログラムモニターを同じパネルで切り替える
  • ラーニング:アプリ内チュートリアルを見ながら編集する
  • アセンブリ:大きなプロジェクトパネルでラフカットを素早く作る
  • キャプションとグラフィック:字幕やグラフィックの作業向け
  • レビュー:Frame.ioでレビューする
  • プロダクション:チームでプロダクションを共同編集する

注意したいのは、バージョン25.0以降、エッセンシャルグラフィックスパネルにあった編集機能の多くがプロパティパネルへ移ったことです。テンプレートを探す操作はグラフィックテンプレートパネルが受け持ちます。「エッセンシャルグラフィックスを右側に固定する」といった古い解説の通りに組んでも、今の版では目当ての操作がそこにありません。プロパティパネルを同じ位置に置くのが今の版での読み替えです。

切り替え・保存・リセットの手順

  1. 切り替え:ウィンドウ/ワークスペースから目的のワークスペースを選ぶ(ワークスペースアイコンからも変更できる)
  2. 保存:パネルをドラッグして配置し、ウィンドウ/ワークスペース/新規ワークスペースとして保存を選んで名前を付ける
  3. リセット:ウィンドウ/ワークスペース/保存したレイアウトにリセットを選ぶ

保存したワークスペースはワークスペースメニューに並びます。既定のショートカットはWindowsで「すべてのパネル」がAlt+Shift+1、「編集」がAlt+Shift+6、「エッセンシャル」がAlt+Shift+8、「学習」(ラーニング)がAlt+Shift+9、「保存したレイアウトにリセット」がAlt+Shift+0です(macOSはAltをOptionに読み替え)。ショートカットはカスタマイズでき、自作のワークスペースにも割り当てられます。

増えたワークスペースの整理は、ワークスペースアイコンのメニュー下部にある「ワークスペースを編集」で行います。上下にドラッグして並べ替え、「表示しない」欄へ移すと非表示、自作のものは選んで「削除」で消せます。

プロジェクトごとのワークスペースを読み込む

Premiereは、プロジェクトを開くときに今使っているワークスペースをそのまま使うのが既定です。案件ごとに配置を変えている場合は、ウィンドウ/ワークスペース/プロジェクトからワークスペースを読み込みをオンにしてからプロジェクトを開くと、そのプロジェクトで最後に使った配置で開きます。オンにして開いたらワークスペースが空になった場合は、プロジェクトを閉じ、このオプションを外して開き直し、既存のワークスペースを選び直すよう公式ヘルプが案内しています。

PhotoshopとIllustratorのワークスペース

Photoshop:保存・リセット・削除

Photoshopはパネルを動かすと最後の配置を覚えていて、必要なら元の状態に戻せます。保存はウィンドウ/ワークスペース/新規ワークスペースで、ダイアログの「キャプチャ」で「パネルの位置」「キーボードショートカット」「メニュー」のどれを含めるかを選びます。

初期状態に戻すには、アプリケーションバーの「ワークスペースを選択」から「標準」(英語版のEssentials)を選ぶか、ウィンドウ/ワークスペース/リセット/初期設定を選びます。自作のワークスペースは「(ワークスペース名)をリセット」で保存時の配置に戻ります。削除は「ワークスペースを削除」からできますが、削除したカスタムワークスペースは復元できないと公式ヘルプに明記されています。消す前に、後で説明する保存フォルダーの.pswファイルを控えておくと安心です。

キャンバスを広く使いたいときは、ワークスペースを切り替えるよりキー操作が速いです。Tabキーでツールパネルとオプションバーを含む全パネルを隠し、Shift+Tabならツールパネルとオプションバーを残して他のパネルだけを隠せます。もう一度押すと元に戻ります。

Illustrator:保存と管理

Illustratorも、パネルを配置してサイズを整えたあと、ウィンドウ/ワークスペース/新規ワークスペースで名前を付けて保存します。ウィンドウ/ワークスペースを開くと、自分で作ったワークスペースと事前定義のワークスペースが分かれて表示されます。削除はウィンドウ/ワークスペース/ワークスペースの管理で対象を選び「削除」です。初めて起動したときの既定は「はじめに」で、崩れた配置はウィンドウ/ワークスペースの「(ワークスペース名)をリセット」で戻します。

InDesignのワークスペースと旧バージョンからの移行

パネルの変更が現在のワークスペースに残る仕組み

InDesignの公式ヘルプは「すべてのパネルの変更は現在のワークスペースに自動的に保存されます」と明記し、その変更は「リセットするか別のワークスペースに切り替えるまで」残ると説明しています。Photoshopも最後の配置を保持するので、どのアプリでも「動かしたパネルは現在のワークスペースに残る」と考えておくのが安全です。崩れたらウィンドウ/ワークスペースの「(ワークスペース名)をリセット」で戻します。整えた配置を残したいなら、ウィンドウ/ワークスペース/新規ワークスペースで別名を付け、「キャプチャ」で「パネルの位置」と「メニューのカスタマイズ」のどちらを保存するかを選んでおきます。

新バージョンへの設定移行

InDesignを新しいメジャーバージョンに入れ替えたとき、インストール時に設定を移行しなかった場合でも、あとから編集/以前のローカル設定を移行を選べば、旧バージョンのプリセットと環境設定を取り込めます。

別のPCへのユーザー設定の書き出しと読み込み

別のPCへは、ファイル/ユーザー設定/ユーザー設定を書き出しで設定をファイルにまとめ、移行先でファイル/ユーザー設定/ユーザー設定を読み込みを選んで再起動します。対象にはワークスペースのほか、メニューセット、キーボードショートカット、字形セットが含まれます。ただし書き出し元とロケール、InDesignのバージョン(ベータ版やプレリリース版を含む)、OSが違うと正常に読み込めない場合があり、そのときは次章のWorkspacesフォルダーを手でコピーします。以前あったCreative Cloud経由のSync Settingsは、InDesign CC 2015.2で削除されています。

保存場所と別PCへの移行方法

ワークスペースはアカウントではなく、PCのユーザーフォルダーにファイルとして保存されます。Creative Cloudのファイル同期の対象でもありません(Creative Cloud Synced Files自体も2025年2月3日までに終了)。別のPCや再インストール後の環境へは、次のフォルダーを同じ場所へコピーします。Illustratorの保存場所は現行の公式ヘルプで確認できなかったため、ここでは載せていません。

# Premiere Pro(Windows)
C:\Users\<ユーザー名>\Documents\Adobe\Premiere Pro\<バージョン>\Profile-<名前>\Layouts
# Premiere Pro(macOS)
/Users/<ユーザー名>/Documents/Adobe/Premiere Pro/<バージョン>/Profile-<名前>/Layouts

# Photoshop(Windows)
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop <バージョン>\Adobe Photoshop <バージョン> Settings\WorkSpaces
# Photoshop(macOS)
/Users/<ユーザー名>/Library/Preferences/Adobe Photoshop <バージョン> Settings/WorkSpaces

# InDesign(Windows)この配下のWorkspacesフォルダー
%USERPROFILE%\AppData\Roaming\Adobe\InDesign\Version <番号>
# InDesign(macOS)この配下のWorkspacesフォルダー
/Users/<ユーザー名>/Library/Preferences/Adobe InDesign/Version <番号>

Premiere Proの公式ヘルプはLayoutsフォルダーを「ワークスペース用のフォルダー」と位置づけています。フォルダーごと移行先の同じ場所へ置けば、保存したワークスペースがメニューに現れます。どのアプリもパスにバージョン番号が入るため、メジャーアップデート後は新しいバージョンのフォルダーが別に作られます。Creative Cloudデスクトップアプリで更新するときに設定の読み込み(以前のバージョンの設定と環境設定を読み込む)を有効にしておけば、設定・プリセット・ワークスペース・ショートカットが旧版から新版へコピーされます。それでも自作のワークスペースが消えたように見えたら、旧バージョンのフォルダーから新しい方へ手でコピーすれば戻ります。

Photoshopには、自作ワークスペースの.pswを入れるWorkSpacesとは別に、既定・自作ワークスペースへの変更を記録するWorkSpaces (Modified)フォルダーがあります。移行先で「保存時と配置が違う」場合は、こちらに古い変更が残っていないか確認してください。

パネルが消えた・レイアウトが崩れたときの戻し方

パネルが見当たらない原因の多くは、パネルを閉じたかフローティングにして画面外へ出してしまったことです。次の順で試すと、設定を失わずに戻せます。

  1. ウィンドウメニューから目的のパネル名を選ぶ(チェックが付いていれば表示中なので、一度選んで閉じ、もう一度選んで開き直す)
  2. Photoshopで全パネルが消えたなら、Tabキーを押し間違えていないか確認し、もう一度Tabを押す
  3. 保存時の配置に戻す(Premiere Proは保存したレイアウトにリセット=Alt+Shift+0、Photoshopはウィンドウ/ワークスペース/リセット/初期設定、IllustratorとInDesignは(ワークスペース名)をリセット)
  4. それでも直らなければ、既定のワークスペース(Premiere Proのエッセンシャル=Alt+Shift+8、Photoshopの標準)に切り替える

最後の手段は環境設定のリセットですが、ワークスペースやショートカットも初期化されます。Premiereの場合、Creative Cloud Diagnosticsでリセットすると、元の設定がProfile-(名前)_bkp_(日時)というバックアップフォルダーに残ります。公式ヘルプはこの中のLayoutsフォルダー(ワークスペース)、KYSファイル(ショートカット)、Adobe Premiere Prefs(一般設定)を、今の環境設定フォルダーへ上書きコピーして戻す手順を案内しています。ただし不具合の原因になっていた設定を戻してしまう可能性があるので、必要なファイルだけ選んで戻してください。

ワークスペースを作り込みすぎないための判断基準

ワークスペースは何個でも保存できますが、増やすほど「どれが最新の配置か」が分からなくなります。基準ははっきりしていて、既定のワークスペースを土台にし、自作は作業工程ごとに1つずつ、多くても3〜4個までに絞るべきです。カット編集・カラー・書き出しのように、使うパネルの組み合わせが根本的に違う工程だけを分け、細かい好みの違いは都度パネルを動かして済ませます。

チームで配置をそろえる目的で、全員に同じワークスペースを配るのはおすすめしません。モニターの台数や解像度が違うとパネルの比率が崩れ、Photoshopではショートカットまで上書きされます。配るなら「この工程ではこのパネルを開く」という一覧にとどめ、配置は各自に任せます。モニター構成が違う相手に配った配置はすぐ崩れ、結局各自が直すことになるからです。逆に、モニター構成がそろっている編集室や研修用PCのように環境が同じ場合は、Layoutsフォルダーなどをコピーして配る方法が有効です。

よくある質問

Premiere Proのワークスペースとは何ですか?

パネルの並べ方を名前付きで保存した画面レイアウトです。カラー、オーディオ、グラフィックスなどの作業別に16種類の既定ワークスペースがあり、自分で配置した状態も「新規ワークスペースとして保存」で追加できます。

Premiere Proのワークスペースはどこに保存されていますか?

Windowsは「ドキュメント\Adobe\Premiere Pro\(バージョン)\Profile-(名前)\Layouts」、macOSは書類フォルダー内の同じ構成のLayoutsフォルダーです。バージョンごとにフォルダーが分かれるので、アップデート後は旧バージョンのフォルダーからコピーします。

Premiere Proのワークスペースを編集するにはどうすればいいですか?

パネルのタブをドラッグして配置やサイズを変え、その状態で「ウィンドウ/ワークスペース/新規ワークスペースとして保存」を選びます。既存の名前を残したまま試したい場合は、別名で保存してから比べると元の配置を失いません。並べ替え・非表示・削除はワークスペースアイコンのメニューにある「ワークスペースを編集」で行います。

ワークスペースやパネルが消えて表示されないときは?

まずウィンドウメニューから該当パネルを選び直し、直らなければ保存時の配置へリセットします。Premiere ProはAlt+Shift+0(macOSはOption+Shift+0)、Photoshopはウィンドウ/ワークスペース/リセット/初期設定です。Photoshopで全パネルが消えた場合はTabキーで戻ります。

InDesignのワークスペースを新しいバージョンや別のPCへ移行するには?

同じPCで新バージョンへ移すなら、編集/以前のローカル設定を移行で旧バージョンの設定を取り込めます。別のPCへは、ファイル/ユーザー設定/ユーザー設定を書き出しで作ったファイルを、移行先のユーザー設定を読み込みで取り込みます。ロケールやOSが違って読み込めないときは、「Version(番号)」配下のWorkspacesフォルダーをコピーします。

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