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AWS Transfer Familyとは?SFTP・AS2の仕組みと料金・エンドポイント設計を実装者目線で解説

取引先から毎朝届く受注ファイルをSFTPで受け取り、そのままAmazon S3へ落としたい。この要件には、EC2にOpenSSHを立てる案とAWS Transfer Familyを使う案が並びます。Transfer Familyは、SFTP・FTPS・FTP・AS2のエンドポイントをマネージドで提供し、認証・鍵管理・監査ログ・冗長構成を引き受けるサービスです。

まとめ:Transfer Familyの守備範囲と料金・採用判断の結論

AWS Transfer Familyは、SFTP・FTPS・FTP・AS2という既存の転送プロトコルの受け口をマネージドで立て、届いたファイルをAmazon S3やAmazon EFSへ格納するサービスです。取引先はいま使っているFTPクライアントやEDIソフトを変えずに接続でき、こちら側はサーバーOSの管理から解放されます。

設計で決めるのはプロトコル・保存先・エンドポイントタイプ・IDプロバイダーの4つ。とくにエンドポイントタイプは、パブリック、固定IPを付けられるVPCホスト、PrivateLinkで閉じるVPC_ENDPOINTの3択で、後から変えると取引先の接続先ごと作り直しになります。

料金は、有効にしたプロトコル1つにつき1時間0.30ドル、転送量0.04ドル毎GB(米国東部バージニア北部の公開単価・2026年7月時点)。1プロトコルを常時上げるだけで月216ドルが確定し、誰も接続しない夜間も課金は止まりません。判断の軸は転送量ではなく、相手がプロトコルを選べるかどうかです。

AWS Transfer Familyが肩代わりする受信基盤と4つのプロトコル

まず、このサービスが引き受ける範囲と引き受けない範囲を確定させます。

自前のSFTPサーバー運用とTransfer Familyで分かれる担当範囲

EC2にOpenSSHを立ててS3をマウントする構成と比べたとき、肩代わりされるのは4領域です。複数アベイラビリティーゾーンにまたがる冗長フリート、負荷に応じたスケーリング、ホストキーと暗号スイートの管理、ユーザーごとの認証と監査ログの出力。取引先には serverId.server.transfer.regionId.amazonaws.com という既定のホスト名か、Route 53で割り当てたカスタムホスト名を伝えます。

引き受けないものも明確です。受信後の業務処理、取引先ごとのディレクトリ設計とIAMポリシーの記述、料金が積み上がる前提での稼働時間の設計。最後の1点は、マネージドだから安いという思い込みで見積もりを外しやすい箇所になります。

SFTP・FTPS・FTP・AS2の4プロトコルと使いどころの違い

1つのサーバーに複数のプロトコルを有効化できますが、料金は有効にした数だけ積み上がります。要件に対して過不足のない選択が費用に直結する構造です。

プロトコル 暗号化 主な用途 制約
SFTP(バージョン3) SSHで暗号化 取引先とのファイル授受 鍵かパスワード認証
FTPS TLSで暗号化 既存FTPS資産の移行 証明書の管理が必要
FTP 暗号化なし 閉域内の旧システム連携 VPC内からのみ利用可
AS2 署名と暗号化 EDIの取引データ交換 証明書と契約設定が必要

迷ったらSFTPを選びます。FTPSは、取引先の既存クライアントを変えられない移行案件で選ぶもの。FTPは暗号化を持たないためインターネットへ開けません。FTPとFTPSはデータ接続に8192〜8200のポート範囲を使い、開放設計がSFTPより一手間多くなります。

保存先に指定できるAmazon S3とAmazon EFSの違いと権限設計

サーバー作成時に「ドメイン」としてAmazon S3かAmazon EFSのどちらかを選びます。この選択は後から変更できないため、要件の確認が先です。

S3ならライフサイクルルールとストレージクラスの仕組みがそのまま使え、アクセス制御はIAMロールとセッションポリシーで、ユーザーごとにプレフィックスを切って閉じ込めます。長期保管の要件があるなら、Amazon S3のストレージクラスと料金体系の整理を踏まえてクラス移行を組み込んでください。

EFSは、受け取ったファイルを既存のLinuxアプリケーションから通常のファイルとして読みたいときに選びます。権限はPOSIXのUIDとGIDで評価され、ユーザー定義にPOSIXプロファイルを持たせる必要がある点がS3との差です。料金とスループットモードはAWS EFSの料金・スループット・使い方の解説で確認してください。なお2026年1月には、Amazon FSx for NetApp ONTAPのデータへアクセスする構成も案内されました(提供リージョンは限定)。

公開範囲を決めるエンドポイント3タイプとIDプロバイダーの選択

ここからは、取引先がどこから接続してくるかを起点に構成を決めていきます。

パブリックとVPCホストとPrivateLinkの3タイプの選び分け

パブリックはインターネットから接続でき、設定は最も軽い代わりに送信元IPアドレスを固定できません。VPCホストは自分のVPC内にエンドポイントを置き、Elastic IPで固定IP公開ができます。取引先のファイアウォールに接続元IPの登録を求められる案件では、この構成が実質の必須条件です。

タイプ 到達経路 固定IP 向く場面
PUBLIC インターネット 不可 検証と小規模な受け口
VPC(内部+外部) VPC経由で公開可 Elastic IPで可 取引先のIP制限あり
VPC_ENDPOINT PrivateLinkのみ VPC内の固定IP 閉域網とVPN接続

VPC_ENDPOINTはPrivateLink経由の閉域構成で、インターネットからは到達できません。専用線やVPNで結んだ拠点間の授受に向く一方、アカウントあたり10個までという調整不可のクォータが掛かります。もう1点、FIPS対応エンドポイントは北米とGovCloudにのみ用意され、東京と大阪には transfer-fips の名前解決先が存在しません。

サービスマネージド・Active Directory・カスタムIdPの3方式

サービスマネージドは、ユーザーIDと公開鍵をTransfer Family自身に保存する方式で、取引先が数十社までなら管理コストが最も低くなります。1ユーザーあたりSSHキーを50本まで登録でき、鍵のローテーションを新旧併存で回せます。

AWS Directory Service for Microsoft Active Directoryを指定すると、既存のADアカウントで認証できます。社内ユーザーへ配るケースに向く一方、クロスアカウントと共有ディレクトリには非対応。認証レートもディレクトリあたり毎秒2リクエストが上限で、多数のバッチが同時刻に一斉接続すると詰まります。

3つ目のカスタムIDプロバイダーは、AWS Lambda関数を直接指定する方式と、Lambdaを背後に置いたAmazon API Gatewayを指定する方式に分かれます。Amazon CognitoやOkta、Entra IDへ寄せたいときはこちら。接続元IPによる許可や時間帯制限まで自分で作り込めます。

セキュリティポリシーの既定値と2025年以降の耐量子鍵交換対応

暗号スイートはセキュリティポリシーという名前付きのセットで指定します。コンソール・API・CLIで作ると TransferSecurityPolicy-2024-01 が既定で当たる一方、AWS CloudFormationで既定値を受け入れた場合は TransferSecurityPolicy-2018-11 が割り当てられます。IaCで組んだ環境だけ古い暗号スイートで動く事故が起きやすく、ポリシー名は必ず明示してください。

2026年7月時点で選べる新しめのポリシーは、TransferSecurityPolicy-2025-03、そのFIPS版、ssh-audit準拠の SshAuditCompliant-2025-02、AS2向けの AS2Restricted-2025-07 です。2025年以降のポリシーには耐量子のハイブリッド鍵交換 mlkem768x25519-sha256 などが含まれます。長期の秘匿性が要る取引データなら既定のままにしない判断が要りますが、取引先のクライアントが古いと接続できません。切り替え前に相手側のSSH実装バージョンを確認してください。

サーバー1台に収容できるユーザー数と同時接続数のクォータ上限

設計の上限も数値で押さえます。サーバーはアカウントあたり50台(調整可)、サービスマネージドのユーザーと同時セッションはそれぞれ1サーバーあたり10,000。取引先が数百社規模でも、サーバーを分けず1台に集約してIAMで分離する設計が基本です。ファイル1個の上限は5TB、無操作時の切断は1,800秒、論理ディレクトリマッピングは1ユーザー2,000エントリまで。個別ディレクトリを大量に切る構成は、上限に当たる前にプレフィックス設計の見直しへ倒してください。

SFTPコネクタ・ワークフロー・web apps・AS2の実務での使い分け

Transfer Familyはサーバーだけのサービスではありません。周辺の4機能で構成と費用が変わります。

取りに行く側を担うSFTPコネクタとサーバー方式の役割の違い

SFTPコネクタは、リモートのSFTPサーバーへこちらから接続してファイルを取得・送信するリソースです。サーバーが「相手が置きに来る」を担うのに対し、コネクタは「こちらが取りに行く」を担当します。取引先が自社でSFTPサーバーを運用していて、こちらは決まった時刻に取得するだけなら、サーバーは要りません。

操作は一覧取得、ファイルの取得と送信、リモート側の削除・名前変更・移動まで揃い、送信元IPアドレスは既定で静的。PGPによる暗号化・復号にも対応します。StartFileTransfer は1リクエスト10ファイルかつコネクタあたり毎秒100ファイル、StartDirectoryListing は毎秒3リクエストが上限で、数万ファイルを一気に引くバッチでは分割とリトライの設計が要ります。

アップロード完了を起点に走らせるマネージドワークフローの設計

マネージドワークフローは、アップロード完了時に自動実行される一連の処理です。コピー、タグ付け、ウイルススキャン、フィルタリング、圧縮と解凍、暗号化と復号、カスタムのLambda関数呼び出しをステップとして並べられます。アップロードが途中で切れた場合の例外側ワークフローも別に指定できる構成です。

制約も見ておきます。ワークフローはアカウントあたり10個まで(調整可)、1つのワークフローの同時実行は100件で補充は毎秒1件。朝9時に取引先30社が一斉にアップロードする山が立つ運用では、この補充レートが効きます。重い処理はEventBridgeへ流して非同期に受けるほうが安定します。

ブラウザで受け渡すweb appsの前提条件と押さえるべき制限

web appsは、業務部門のユーザーがブラウザからS3のファイルを閲覧・アップロード・ダウンロードするためのポータルです。前提条件は3つ。IAM Identity Centerのインスタンス、S3 Access Grantsのインスタンスとロケーション登録・アクセス許可、そして対象バケットすべてへのCORS設定。3つ目は見落としやすく、漏れたままだと画面上でファイル一覧が空に見えます。

制限も具体的です。クロスアカウントのバケットには非対応、1ファイルのアップロード上限は160GB、コピーは5.36GBまで、1クエリで返る結果は10,000件まで。web appはアカウントあたり10個、1つのweb appに割り当てるユニットは4つまでです。

EDIの取引で使うAS2の署名・暗号化とMDNによる受領証明

AS2は、小売・EC・決済・サプライチェーンの取引でビジネスパートナーとデータを交換するプロトコルです。署名と暗号化に加えMDNという受領通知が返るため、送信側は改ざんされずに届いた証明を得られます。この証明が要件に入るかどうかが、SFTPではなくAS2を選ぶ理由になります。

設定はサーバー1つでは完結せず、自社と相手先のプロファイル、証明書、両者を結ぶアグリーメントを組み合わせます。証明書はアカウントあたり1,000枚・プロファイルあたり10枚、流量はサーバーとコネクタで同時400メッセージ、メッセージサイズは送受信とも1,000MBが上限。制度面の背景はEDIの仕組みと2024年問題後の移行判断を参照してください。

時間課金とデータ量課金で積み上がる料金の内訳と月額試算の手順

ここが採用判断で最も外しやすい部分です。単価より、課金が始まる条件と止まらない条件を先に押さえます。

エンドポイントが存在するだけで課金される料金体系と単価の一覧

Transfer Familyの時間課金は、接続の有無と無関係です。エンドポイントを作成してから削除するまで、有効にしたプロトコルの数だけ課金が続きます。停止という状態が無いため、使わない時間帯だけ止める運用は取れません。

課金対象 単価 課金の単位
SFTP・FTPS・AS2 0.30ドル 1プロトコル1時間
データ転送 0.04ドル 1GB(上下とも)
SFTPコネクタ転送 0.40ドル 1GB(上下とも)
コネクタ呼び出し 0.001ドル 1回
AS2メッセージ 0.01ドル 最初の10万件
web appユニット 0.50ドル 1ユニット1時間

単価は米国東部バージニア北部の公開値(2026年7月時点)。料金ページに東京リージョンの例示が無いため、国内案件では料金計算ツールで実リージョンの単価を引き直してください。AS2メッセージは10万件超が0.005ドル、50MB超は50MBごとに0.01ドルの加算。これ以外にS3のストレージ料金とリクエスト料金も別建てで乗ります。

取引先3社からSFTPで受ける構成の月額をドル建てで積み上げる

取引先3社がそれぞれ1日1回、合計で月100GBをSFTPでアップロードしてくる構成を置き、サーバーは1台に集約してユーザーだけ3つ切る設計とします。

エンドポイントはSFTPのみ有効で、30日間の稼働なら0.30ドル×24時間×30日で216ドル。データ転送は100GB×0.04ドルで4ドル、合計は月220ドルです。FTPSも併用すると時間課金が倍の432ドルとなり、データ量が同じでも総額は月436ドルへ跳ね上がります。

ここにweb appsで社内向けの画面も付けると、1ユニット0.50ドル×720時間で月360ドルが追加され、上限の4ユニットなら月1,440ドル。web appsは安価な追加オプションではなく、サーバー本体より高くつく独立したリソースです。

サーバー方式とコネクタ方式のコストが逆転する月間データ量の分岐点

取りに行く要件と置きに来る要件の両方が成立する案件では、どちらが安いかを計算できます。サーバー方式は固定216ドル+0.04ドル毎GB、コネクタ方式は0.40ドル毎GB+呼び出し0.001ドルで固定費がありません。GB単価の差は0.36ドルなので、216ドル÷0.36ドルで月間600GBが分岐点です。

月600GB未満ならコネクタ方式が安く、超えるとサーバー方式が逆転します。呼び出し料は1日3社×2回を30日回しても180回で0.18ドルにしかならず、判断には影響しません。ただしこの計算が使えるのは相手先がSFTPサーバーを持っている場合だけ。持っていないならサーバー方式の一択で、216ドルの固定費を業務価値が上回るかだけを見ます。

Transfer Familyを採用してよい条件と、自前構築へ寄せる場面

ここまでの数値を、採用の可否として言い切ります。

Transfer Familyを採用してよい4つの条件と下限のライン

採用が正解になるのは、次の4条件のうち少なくとも2つが当てはまるときです。1つ目、取引先がSFTPやAS2から動かせない。2つ目、受け口を24時間365日開ける必要があり、月216ドルの固定費を業務価値が上回る。3つ目、ホストキー管理・暗号スイート更新・脆弱性対応を自社の運用から外したい。4つ目、複数アベイラビリティーゾーンの冗長構成を自前で組む工数を避けたい。

下限のラインも引けます。転送が月に数回、1回あたり数百MB程度なら固定費216ドルには見合いません。必要なときだけCloudFormationやTerraformでサーバーを作って終わったら削除するか、S3への直接アップロードで足ります。逆にユーザー数は判断材料になりにくい値。1サーバーで10,000ユーザーを収容でき、取引先が10社でも500社でも料金は変わりません。

自前構築・DataSync・コネクタへ寄せるべき3つの場面と判断

1つ目は、月間の転送量が小さく、かつ相手先がSFTPサーバーを持っている場面です。前章の計算どおり月600GB未満ならSFTPコネクタが安く、サーバーの運用そのものが不要になります。

2つ目は、自社ストレージ間のデータ移動です。オンプレミスのファイルサーバーからS3へ数十TBを移す要件は、受け口ではなく転送そのものが主題で、AWS DataSyncの転送の仕組みと料金・採用判断で扱う領分になります。取引先向けの受け口はTransfer Family、自社主導の移行はDataSyncという併用が実務では多い形です。

3つ目は、プロトコル要件が無く接続元も社内に閉じている場面。ブラウザで足りるならweb appsが候補ですが、1ユニット月360ドルはサーバーより高い。この規模なら、S3のマネジメントコンソールへIAM Identity Centerでサインインさせるか、署名付きURLを発行する自前の画面のほうが安く済みます。

ファイル受信基盤を外部へ委託するとき見積書で確認する5つの項目

構築を外部へ任せる場合、見積書の粒度で後々の追加費用と手戻りが決まります。確認したいのは、有効化するプロトコルの数(時間課金がその数だけ倍になる)、エンドポイントタイプと固定IPの要否、IDプロバイダーの方式とユーザー払い出しの運用主体、セキュリティポリシー名の明示(IaC既定の2018-11で組まれていないか)、受信後のワークフローとエラー時の通知経路の5点です。

とくにセキュリティポリシー名と固定IPは、要件定義の文書に書かれないまま実装へ流れやすい箇所。稼働後に接続元IPの提示を求められてVPC構成へ作り直す手戻りは工数が大きくなります。設計から運用まで任せるなら、AWS・Google Cloud・Azureのインフラ構築支援のように、プロトコル選定と課金設計まで含めて相談できる体制かを先に確認してください。

よくある質問

Transfer Familyの検討時に問い合わせが多い論点を5つ挙げます。

AWS Transfer FamilyとAWS DataSyncの違いは何ですか?

担当する向きが逆です。Transfer FamilyはSFTPなどのエンドポイントを提供し、外部の取引先がファイルを置きに来る受け口を作ります。DataSyncは自社が主体となって、決めたスケジュールでストレージ間のデータをまとめて動かすサービス。取引先からの定期受信ならTransfer Family、オンプレミスからS3への一括移行ならDataSyncという分け方です。

サーバーを一時停止して時間課金を止められますか?

停止という状態はありません。エンドポイントが存在する限り、有効にしたプロトコルごとに1時間0.30ドルが課金され続けます。費用を抑えたいなら、サーバーそのものを削除して必要なときに作り直す運用です。CloudFormationやTerraformで定義し、ホストキーを外部管理にしておけば、再作成しても取引先側の設定は変わりません。

取引先へ固定IPアドレスを伝えることはできますか?

できます。エンドポイントタイプをVPCホストにしてElastic IPを割り当てる構成が該当し、自社保有のIPアドレス範囲を持ち込むBYOIPにも対応します。パブリックエンドポイントではIPが固定されないため、接続元の登録を求められる案件では最初からVPCホストで設計してください。

既存のSFTPサーバーからホスト鍵を引き継げますか?

引き継げます。サーバー作成時にRSA・ED25519・ECDSAの秘密鍵を持ち込む設定があり、既存サーバーと同じホスト鍵で立てられます。取引先側の known_hosts を書き換えてもらう調整が不要になる分、移行時の連絡コストが下がる仕組み。カスタムホスト名を既存と同じFQDNに向ければ、接続設定を変えずに切り替えられます。

Amazon S3へ直接アップロードさせるのと何が違いますか?

相手に求めるものが違います。S3への直接アップロードは、取引先にAWSの認証情報かAPIを扱う実装を求めるもの。Transfer Familyは、相手がいま使っているFTPクライアントやEDIソフトのまま接続できる点に費用を払うサービスです。取引先が技術的に対応できるなら署名付きURLのほうが安く済みます。

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