セキュリティ

マネーフォワードで銀行連携が失敗する原因と再連携のやり方・エラー解消

マネーフォワードで銀行口座の連携が急にできなくなったり、更新が失敗したりする場面は珍しくありません。2026年5月のGitHub不正アクセスによる連携一時停止は2026年6月5日に全金融機関で全面復旧済みですが、連携の失敗自体は認証切れや金融機関側の仕様変更など、平時にも起こります。この記事では、連携が失敗する原因の切り分けと、再連携のやり方・よくあるエラーの解消・停止期間に生じたデータの整え方までを実務目線でまとめます。2026年5月の不正アクセス事案の全容と復旧時期の経緯はマネーフォワードの銀行連携はいつ復旧した?事案の全容で解説しています。なお全面復旧は銀行・金融機関の連携についての話で、それ以外の一部サービスは別途進捗が案内されています。

まとめ:連携失敗時にまず確認すること

  • まず一時的な障害か恒常的な失敗かを切り分ける。数時間で直るならメンテや一時障害の可能性が高い。
  • 直らない場合は再連携(連携解除→登録し直し)で認証をやり直すのが基本の解消手順。
  • 特定の銀行だけ失敗するときは、その金融機関側の仕様変更やメンテナンス、対応状況を確認する。
  • 停止期間に取り込めなかった明細は、手動追加やCSVで補完し、重複はまとめて削除して整える。

連携が失敗・エラーになる主な原因

連携失敗は原因によって対処が変わります。まず次のどれに当たるかを切り分けます。

原因 見分け方 対処の方向
一時的な障害・メンテ 数時間〜1日で自然に復旧 時間をおいて再取得
認証情報の失効 パスワード変更・再ログイン要求後に発生 再連携で認証やり直し
金融機関側の仕様変更 特定の1行だけ失敗が続く 公式の対応状況を確認
多要素認証の未通過 ワンタイムパスワード入力で止まる 認証アプリ・SMSを再設定

複数の金融機関が一斉に失敗する場合はマネーフォワード側または広域の障害を、特定の1行だけ失敗する場合はその金融機関側の要因を、それぞれ先に疑うと切り分けが早くなります。

再連携のやり方(基本の手順)

認証切れや失効が原因のときは、いったん連携を解除して登録し直す「再連携」で解消するのが基本です。アプリ・Webのいずれでも考え方は同じです。

  1. 口座一覧から、失敗している金融機関(連携先)を選ぶ。
  2. 連携の「解除」または「編集」から、いったん連携を外す。
  3. あらためて金融機関を追加し、最新のログイン情報を入力する。
  4. ワンタイムパスワードや合言葉など、多要素認証を求められたら最新の方法で通す。
  5. 取得が完了し、直近の明細が反映されるかを確認する。

再連携はブラウザの通常モードで行います。シークレット/プライベートモードでは処理が最後まで完了しないことがあります。再連携時のログインで多要素認証につまずく場合は、認証アプリ側の設定を見直します。認証アプリの仕組みや機種変更時の移行はMicrosoft Authenticatorとは?仕組み・使い方・機種変更が参考になります。

よくあるエラーと解消

再連携でも直らないときは、エラーの種類ごとに対処します。

  • 「取得に失敗しました」「同期されない」:時間をおいて再取得し、直らなければ再連携。金融機関側のメンテ時間帯も確認する。
  • アクセス許可の失効・認証エラー:ログイン情報が古い可能性が高い。銀行側でパスワードを変更した後は必ず再連携する。
  • 「連携方式が変更されました。再連携を行ってください」:金融機関側の接続方式が変わったときに出る。案内どおり連携を解除して登録し直す。
  • 「ログイン情報の再入力が必要です」:認証情報の期限切れが原因。最新のログイン情報で再連携する。
  • 金融機関側の「管理マスタ未登録」等のエラー:マネーフォワードではなく金融機関側の表示であることが多い。その銀行のネットバンキングに直接ログインできるかをまず確かめる。
  • ログイン自体ができない:ネットバンキングの利用停止やロックがかかっていないかを、金融機関の画面で確認する。

未対応・連携できない金融機関の確認

そもそも連携に対応していない金融機関もあります。連携先を追加する画面の対応金融機関一覧で、対象の銀行・カード・電子マネーが選べるかを先に確認します。連携できても、無料プランでは連携できるサービス数に上限があるため、上限に達している場合は不要な連携先を整理するか、有料プランを検討します。特定の銀行が一覧に無い場合は未対応で、公式の対応状況の更新を待つことになります。

停止期間のデータ欠損・重複の整え方

連携が止まっていた期間は明細が自動取得されないため、家計簿・会計データに抜けが生じます。復旧後は次の手順で整えます。

  • 欠損の補完:取得できなかった期間の明細を、金融機関のCSVダウンロードやアプリのインポート、または手動入力で補う。
  • 重複の削除:再連携直後に同じ取引が二重取得されることがある。日付・金額が一致する重複明細をまとめて削除する。
  • 未消込の整理:会計用途では、停止期間分をまとめて登録すると消込対象が増える。取り込み後に消込・仕訳を確認する。

補償・返金の確認観点

連携停止による直接的な金銭補償があるかは、公式の案内で確認するのが確実です。今回の不正アクセス事案では、流出が確認されたのはマネーフォワードビジネスカードの一部情報(名義と番号下4桁)で、金融機関ログイン情報の漏洩は確認されていないと公表されています。返金・補償の有無や対象は状況により変わるため、憶測で判断せず、公式のお知らせと問い合わせ窓口で最新情報を確かめてください。事案の詳細と経緯は事案の全容と利用者がとるべき対応にまとめています。

継続か乗り換えかを判断する観点

連携失敗が続くと乗り換えを考える人もいますが、判断は感情ではなく条件で行います。比較の軸は、連携できる金融機関数と対応範囲連携方式(正式なAPI連携かスクレイピングか)料金と無料枠の連携数上限の3点です。多くのサービスが同じ基盤で連携しているため、乗り換えても連携の安定性が大きく変わらない場合もあります。まずは再連携とプラン見直しで解決するかを試し、それでも用途に合わないときに代替を検討するのが現実的です。セキュリティ面では、二段階認証を有効にしているかも確認しておきましょう(二段階認証とは?二要素認証・多要素認証との違い)。

よくある質問

マネーフォワードの銀行連携はもう復旧していますか?

2026年5月の不正アクセスによる連携停止は、2026年6月5日に全金融機関で全面復旧しています。以降に起きる連携の失敗は、この事案とは別の一時的な要因(認証切れやメンテなど)であることが多く、再連携で解消できる場合がほとんどです。停止から復旧までの詳しい経緯は事案の全容と復旧の経緯を参照してください。

再連携しても取得できないときはどうすればいいですか?

まず金融機関のネットバンキングに直接ログインできるかを確認します。ログインできない場合は口座側のロックやパスワード変更が原因です。ログインできるのに取得できない場合は、時間をおいて再取得し、それでも直らなければ金融機関側のメンテナンスや仕様変更を確認します。

連携が止まっていた間の明細はどうなりますか?

自動取得されなかった期間の明細は欠損します。金融機関のCSVダウンロードやアプリのインポート、手動入力で補完できます。再連携直後は同じ取引が重複して取り込まれることがあるため、重複明細を確認して削除してください。

連携できない金融機関があるのはなぜですか?

その金融機関がそもそも連携に未対応か、一時的なメンテナンス、または無料プランの連携数上限に達している可能性があります。連携先追加画面の対応一覧で選べるかを確認し、上限の場合は不要な連携を整理するか有料プランを検討します。

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