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Manus「My Computer」とは?ローカル連携の機能・対応OS・OpenClaw比較・料金【2026年最新】

Manus(マナス)は2026年3月16日、デスクトップアプリの中核機能「My Computer」を公開しました。これまでクラウド上のサンドボックスで完結していたManusが、初めて手元のPC上のファイル・アプリ・GPUを直接操作できるようになった転換点です。ターミナルでコマンド(CLI)を実行し、ローカルファイルの読取・編集からアプリ制御、開発、機械学習の計算までを一つのAIエージェントで担います。対応OSはmacOSとWindowsで、Linuxには対応していません。2025年末に発表されたMetaによる買収は2026年4月に中国当局が差し止め、運営元のButterfly Effect(シンガポール拠点)が独立運営を続けています。本記事はMy Computerの機能・対応環境・料金・OpenClawとの違い・安全性を、一次情報にもとづいて整理します。

まとめ:My Computerの要点

  • My Computer=Manusデスクトップアプリの中核機能。ターミナルでCLIを実行し、ローカルのファイル操作・アプリ制御・開発・GPU計算・遠隔操作を行う。
  • 公開は2026年3月16日。対応はmacOSとWindowsのみで、Linuxは非対応
  • クラウドの推論とローカルの実行を組み合わせるハイブリッド型。完全ローカルのOpenClawとは設計思想が異なる。
  • 実行前にコマンド承認が必要(Allow Once/Always Allow)。操作対象のフォルダを明示的に許可するフォルダスコープ制。
  • 料金は無料枠(1日300クレジット)に加え、月額20ドル・40ドル・200ドルの有料3段階。クレジット制で月末失効。
  • MetaによるManus買収は2026年4月27日に中国当局が差し止め、Manusは独立運営を継続。買収を前提にした資本・配布面の優位は白紙になった。

My Computerとは:クラウド完結から「ローカル連携」への転換

Manusは2025年3月の公開以来、クラウド上に隔離したサンドボックスで動く自律型AIエージェントとして知られてきました。ネットワーク接続・コマンド操作・ファイル管理・ブラウザ操作をサンドボックス内で完結させ、ユーザーがブラウザを閉じても処理を継続する非同期実行が特徴です。一方で、利用者が実際に作業するローカルPCのファイルやアプリには触れられないという構造的な制約がありました。手元のドキュメントやローカルの開発環境、遊んでいるGPUは使われないままでした。

My Computerはこの壁を越える機能です。Manusデスクトップアプリがユーザーの端末上でターミナルコマンドを実行し、ローカルファイルの読取・分析・編集や、ローカルアプリの起動・制御を行えるようにしました。クラウド側のAIが計画を立て、ローカル側でコマンドを実行する——この「クラウドの知能×ローカルの実行力」を橋渡しするハイブリッド構造が設計の核です。背景には、2026年1月に公開後わずか72時間でGitHubスターが6万を超えたオープンソースのOpenClawを起点とする「ローカルファーストAIエージェント」の広がりがあり、Manusの回答がMy Computerです。

My Computerでできること:CLI実行を軸にした5つの機能

My Computerの操作はすべて、ターミナル上のコマンド実行を土台にしています。公式が挙げる主な用途は次の5つです。

機能 できること
ファイル管理 ローカルファイルの読取・編集・整理
アプリ開発 Python・Node.js・Swiftでアプリやスクリプトを構築
GPU計算 ローカルGPUで機械学習の学習・LLM推論を実行
遠隔操作 外出先から自宅PCを操作しGmailで送信
定期実行 反復作業をスケジュール登録し自動実行

GUIしか持たないアプリの画面操作までは代替できず、あくまでコマンドで扱える作業が対象です。ローカルの生産性を上げる一方で、実行内容はコマンド単位で確認できるようになっています。

対応OSと入手方法:macOS・Windows対応、Linuxは非対応

My Computerを含むManusデスクトップアプリはmacOSとWindowsに対応し、両OSに同日提供されました。「manus desktop linux」で探す利用者もいますが、2026年時点でLinux版は提供されていません。Linux環境で常時稼働のローカルエージェントを組みたい場合は、後述するOpenClawのような自己ホスト型が選択肢になります。

入手はManus公式サイトのデスクトップアプリ配布ページからダウンロードし、Manusアカウントでサインインして使います。初回はManusに操作させたいローカルフォルダを追加・許可する必要があり、許可していない範囲には触れられない仕組みです。

料金プラン:無料枠でできることと有料3段階

Manusはクレジット制で、タスクの複雑さや消費リソースに応じてクレジットを消費します。My Computerは無料枠でも試せますが、継続利用ではクレジット量が実用の上限を左右します。

プラン 月額 クレジットの目安
Free 0ドル 1日300クレジット(毎日補充)
有料(下位) 20ドル 月4,000クレジット前後
有料(中位) 40ドル 月8,000クレジット前後
有料(最上位) 200ドル 月40,000クレジット前後(最大枠)

月ごとのクレジットは翌月へ繰り越されず月末に失効します(追加購入分は有料契約が続く間は保持)。年払いにするとおよそ17%割引です。クレジット付与量や価格は改定されることがあるため、正確な数値は公式の料金ページで確認してください。無料枠は「まずMy Computerを体験する」用途に向き、日常業務で回すなら有料枠が現実的です。

OpenClawなど他のローカルAIエージェントとの違い

2026年はローカルで動くAIエージェントが相次いで登場しました。My Computerの立ち位置を、代表的な3系統と比べて整理します。

サービス 方式 提供形態 特徴
Manus My Computer クラウド併用ハイブリッド 商用・アプリ クラウドで計画・ローカルで実行
OpenClaw 完全ローカル・自己ホスト オープンソース Node.js製・メッセージ経由で常駐
Perplexity Personal Computer クラウド連携ハイブリッド 商用・専用機 Mac miniにAIを常駐
Anthropic Claude Code / Cowork ローカル実行 商用 ターミナル常駐の開発特化

最大の違いはクラウドをどれだけ併用するかです。OpenClawは自分のマシンで完結する完全ローカル型で、カスタマイズ自由度が高い反面、構築・保守は自分で負う必要があります。OpenClawのクラウド版をブラウザから使うKimi Claw(OpenClawをブラウザで常駐させるKimiのAIエージェント)も登場しています。対してMy Computerは、面倒な環境構築なしに導入でき、クラウド側の推論をそのまま活かせるのが利点です。開発作業に軸足を置くならClaude Code(計画はOpus・実行はSonnetに自動切替する設定)のようなターミナル特化型が比較対象になります。用途が「非技術者の日常業務の自動化」ならMy Computerやマネージド型、「自前で作り込む常駐エージェント」ならOpenClaw、という住み分けです。

セキュリティとプライバシー:権限モデルと使う前の確認点

ローカルのファイルやコマンドを扱う以上、安全性の設計は導入前に必ず確認すべき点です。

コマンド承認とフォルダスコープで操作範囲を絞る

My Computerは、ターミナルコマンドの実行前にユーザーの承認を求めます。信頼できる作業には「Always Allow」、都度確認したい場合は「Allow Once」を選べ、リスクの高い操作では権限を現在のタスクや現在のパスに限定できます。加えて、Manusが触れられるのは事前に追加・許可したフォルダだけです。このフォルダスコープの設定を誤ると、意図しない範囲のデータに手が届くため、許可するフォルダは必要最小限にとどめるのが安全です。

クラウド送信されるデータとオプトアウト・機密業務での注意

ハイブリッド型では、処理の一部がクラウド側のAIに渡ります。どのデータがクラウドへ送られ得るかは公式のTrust Centerで確認し、学習利用のオプトアウト設定があれば見直します。ローカル操作型エージェント全般には、不正なスキルやコマンドを実行させられるリスクも指摘されており、配布元が不明な拡張は避けるべきです。機密文書や個人情報を扱う業務でMy Computerを使う前には、少なくとも(1)許可フォルダの範囲、(2)クラウド送信とオプトアウトの設定、(3)承認モードをAllow Onceに寄せるか、の3点を確認しておくと安全側に倒せます。

Metaによる買収の現状:差し止めで独立運営を継続

Manusの運営元はButterfly Effect(2022年設立、現在はシンガポール拠点)で、共同創業者にYichao Ji氏やXiao Hong氏らがいます。2025年12月、Metaが20億ドル超でManusを買収すると発表し、当初はManus側の経営者がMetaの要職に就く計画も報じられました。

しかしこの買収は成立しませんでした。2026年1月に中国当局が投資審査に入り、2026年4月27日、中国の国家発展改革委員会(NDRC)が買収を差し止め、取引の撤回を求めました。結果としてButterfly EffectとManusはMetaから独立した状態を維持し、シンガポール拠点で製品・サブスクリプションの提供を続けています。したがって、かつて語られた「Meta傘下の資本力やWhatsApp・Instagramへの配布による優位」という見立ては現時点では前提が崩れており、My Computerの評価はManus単体の製品力で見るのが正確です。

よくある質問(FAQ)

Manusの読み方は?運営会社はどこ?

「マナス」と読みます。運営はシンガポール拠点のButterfly Effectです。2025年末に発表されたMetaによる買収は中国当局が差し止め、独立運営が続いています。

My ComputerはLinuxで使えますか?

2026年時点ではmacOSとWindowsのみの対応で、Linux版は提供されていません。Linuxで常駐エージェントを組みたい場合は、自己ホスト型のOpenClawなどが選択肢になります。

無料でどこまで使えますか?

無料のFreeプランは1日300クレジットが付与され、My Computerの機能も試せます。ただしクレジットを消費するため、継続的な業務利用では有料プランが現実的です。

Manusは危険ですか?

ローカルのファイルやコマンドを操作するため、権限設計の理解が前提です。コマンド承認(Allow Once/Always Allow)とフォルダスコープで範囲を絞れます。許可フォルダを最小限にし、クラウド送信の設定を確認したうえで使えばリスクは抑えられます。

OpenClawとの違いは?

OpenClawはオープンソースの完全ローカル型(自己ホスト)で作り込みの自由度が高く、My Computerはクラウド併用のハイブリッド型で環境構築が容易です。日常業務の自動化ならMy Computer、自前で常駐エージェントを組むならOpenClawが向きます。

ManusはMetaに買収されたのですか?

2025年12月に買収が発表されましたが、2026年4月27日に中国当局が差し止め、取引撤回が求められました。現在Manusは独立運営を続けています。

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