Ghosttyショートカット一覧|デフォルトキーバインドと設定・カスタマイズ方法【macOS/Linux】

Ghostty(読み方は「ゴースティ」)は、GPUアクセラレーションで描画する高速ターミナルエミュレーターです。タブや画面分割、コピー&ペーストといった日常操作の多くはキーボードショートカット(キーバインド)で完結し、macOSとLinuxそれぞれに既定のキーが割り当てられています。この記事では、GhosttyのデフォルトショートカットをmacOS/Linux別に一覧化し、keybind設定で自分好みに変更する方法、そして検索やコマンドパレットなど現行1.3系で使える操作までをまとめます。掲載キーは変更される場合があるため、実際の割り当ては後述の+list-keybindsで確認してください。

まとめ:Ghosttyのショートカットを押さえる要点

  • 基本はOSの慣習に沿う:macOSはCmd、Linux(GTK版)はCtrl+Shiftが修飾キーの中心。新しいタブはCmd+T/Ctrl+Shift+T、閉じるはCmd+W/Ctrl+Shift+W。
  • 画面分割が強力:右分割Cmd+D(Ctrl+Shift+O)、下分割Cmd+Shift+D(Ctrl+Shift+E)、分割間の移動はCmd+Option+方向キー(Ctrl+Alt+方向キー)。
  • 検索とコマンドパレット:スクロールバック検索は1.3.0で追加され、Cmd+F(Linux: Ctrl+Shift+F)。コマンドパレットは1.2.0で追加され、Cmd+Shift+P(Ctrl+Shift+P)で機能を名前から呼び出せます。
  • 全キーは変更可能:設定ファイルのkeybind = トリガー=アクションで自由に再割り当てできます。既定一覧はghostty +list-keybinds --defaultで確認します。
  • 対応OS:macOS(SwiftUIネイティブ)とLinux(GTK)、FreeBSDが対象。iPhone/iPad向けの公式版はありません。

Ghosttyとは:読み方・対応OS・現行バージョン

Ghosttyは、HashiCorp創業者のMitchell Hashimoto氏が開発するオープンソースのターミナルエミュレーターです。読み方は「ゴースティ」。描画にGPUを使い、UIは各OSのネイティブ技術(macOSはSwiftUI、LinuxはGTK)で実装されている点が特徴で、メニューバーや設定画面もOS標準の見た目で動きます。

対応OSはmacOSとLinux、加えてFreeBSD(GTK版)です。Windows版はロードマップ上にあり開発中の段階です。iPhone/iPad向けの公式アプリは提供されていません。iOSでGhosttyの描画エンジン(libghostty)を使うVVTermやcmuxといった第三者製アプリは存在しますが、これらはGhostty本体の公式リリースではありません。

現行の安定版は2026年3月時点で1.3.1(2026-03-13)です。1.3.0(2026-03-09)でスクロールバック検索やネイティブスクロールバーが加わり、1.3.1はmacOSの回帰バグ修正を中心としたパッチリリースです。以降で紹介するショートカットは、この1.3系を前提としています。

Ghosttyのデフォルトショートカット一覧(macOS/Linux)

まず日常でよく使う操作を、macOSとLinux(GTK版)の既定キーで並べます。macOSはCmd、LinuxはCtrl+Shiftを基調にしている点を押さえると覚えやすくなります。

操作 macOS Linux(GTK)
新しいタブ Cmd + T Ctrl + Shift + T
タブ/画面を閉じる Cmd + W Ctrl + Shift + W
指定番号のタブへ移動 Cmd + 1〜9 Alt + 1〜9
コピー Cmd + C Ctrl + Shift + C
貼り付け Cmd + V Ctrl + Shift + V
フォント拡大/縮小/リセット Cmd + =/−/0 Ctrl + =/−/0
設定ファイルを開く Cmd + , Ctrl + ,
設定を再読み込み Cmd + Shift + , Ctrl + Shift + ,

macOSの次/前のタブ移動はCmd+Shift+]/Cmd+Shift+[です。なお番号タブへの移動のうちCmd+9(Alt+9)は「最後のタブ」へ移動します。Linux版のタブ移動やここに載っていない操作は環境で差が出ることがあるため、確定値は+list-keybinds(後述)で確認してください。

画面分割(split)のショートカット

Ghosttyの画面分割は設定なしでtmux並みに使える機能です。右・下への分割、分割間の移動、フォーカス中の分割を一時的に全画面化するズームまで、キーだけで操作できます。

操作 macOS Linux(GTK)
右に分割 Cmd + D Ctrl + Shift + O
下に分割 Cmd + Shift + D Ctrl + Shift + E
分割間を移動 Cmd + Option + 方向キー Ctrl + Alt + 方向キー
分割ズーム切替(全画面化) Cmd + Shift + Enter Ctrl + Shift + Enter
分割を閉じる Cmd + W Ctrl + Shift + W

分割ズーム(Cmd+Shift+Enter)は、フォーカス中のペインだけを一時的にウィンドウ全体まで広げ、もう一度押すと元のレイアウトに戻します。ログを一時的に大きく見たいときに使えます。分割のリサイズはmacOSでCmd+Ctrl+方向キーが割り当てられていますが、割り当ては環境やバージョンで異なる場合があるため+list-keybindsで確認してください。複数ペインを跨いだセッション管理まで踏み込むなら、tmuxの使い方(画面分割・コマンド解説)と併用する構成も選択肢になります。

コピー・貼り付け・スクロールバック検索

コピーはCmd+C(Ctrl+Shift+C)、貼り付けはCmd+V(Ctrl+Shift+V)です。過去の出力をさかのぼって探すスクロールバック検索は1.3.0で追加され、macOSはCmd+F、GTK版はCtrl+Shift+Fで呼び出します。長い間「検索がない」ことがGhosttyの弱点とされてきましたが、この1.3.0で解消されました。画面のクリアはmacOSでCmd+Kが割り当てられています(Linux側の対応キーは+list-keybindsで確認してください)。

ショートカットをカスタマイズする方法(keybind設定)

Ghosttyのキーバインドはすべて設定ファイルで変更できます。既定のキーが手に馴染まない場合や、他のターミナルの操作感に寄せたい場合はここを編集します。

設定ファイルの場所とkeybindの書き方

設定ファイルは~/.config/ghostty/configに置きます(macOSでもこのパスが使えます)。macOSではCmd+,で直接開けます。1行につき1設定で、キーバインドはkeybind = トリガー=アクションの形で書きます。トリガーの修飾キーはshiftctrlcontrol)/altoptoption)/supercmdcommand)が使えます。

# 例1: Ctrl+D で右に分割する
keybind = ctrl+d=new_split:right

# 例2: 割り当てを無効化する(unbind)
keybind = cmd+w=unbind

# 例3: 特定のキーで固定文字列を送る
keybind = ctrl+shift+h=text:hello

設定を書き換えたら、Cmd+Shift+,(Linux: Ctrl+Shift+,)で再読み込みすると、ターミナルを再起動せずに反映できます。US配列以外のキーボードでは、Unicodeのコードポイントをトリガーに指定することも可能です。

現在のキーバインドを確認する(+list-keybinds)

実際に何が割り当てられているかは、CLIから確認できます。既定値を含めて一覧したいときは次のコマンドを使います。

ghostty +list-keybinds --default

この記事の表と実機の割り当てが食い違う場合は、バージョン差や自分の設定が原因です。迷ったら+list-keybindsの出力を正としてください。

コマンドパレット:ショートカットを覚えずに操作する(Cmd+Shift+P)

1.2.0で追加されたコマンドパレットは、キーバインドを覚えていなくても機能を名前で検索して実行できるUIです。macOSはCmd+Shift+P、LinuxはCtrl+Shift+Pで開きます。新しいタブや分割、コピー&ペーストなど、キーに割り当てられていない操作もここから呼び出せるため、使用頻度の低い機能へのアクセスが楽になります。VS Codeなどのコマンドパレットに慣れたユーザーにとっては、キーバインド暗記の代替手段として使えます。

Quick Terminal(ドロップダウン端末)の呼び出しとサイズ設定

Quick Terminalは、ワンキーで画面上から滑り出るドロップダウン型の端末です(GuakeやiTerm2のホットキーウィンドウに相当)。既定のキーは割り当てられておらず、グローバルショートカットとして自分で設定します。

# 例: Cmd+` でQuick Terminalを表示/非表示
keybind = global:cmd+grave_accent=toggle_quick_terminal

1.2.0からは表示サイズをquick-terminal-sizeで調整できます。%指定とpx指定に対応し、起動後のリサイズも保持されます。ウルトラワイドなど大画面で全幅表示が使いにくい場合に、画面の一部だけを占有させる用途で有効です。

# 例: 高さを画面の25%に設定
quick-terminal-size = 25%

背景画像・透過など見た目のカスタマイズ

Ghosttyは背景の見た目も細かく設定できます。1.2.0からは任意の画像を背景に指定でき、background-imageとその補助オプション(background-image-opacity-position-fit-repeat)で不透明度・位置・フィット方法・繰り返しを調整します。大きな画像や多数のタブを開くとVRAM消費が増える点は運用時の注意点です。

背景そのものを半透明にする「背景透過」は、画像とは別にbackground-opacityで指定します(0.0〜1.0)。デスクトップを透けさせたい場合はこちらを使います。

# 背景画像と透過の設定例
background-image = ~/Pictures/bg.png
background-image-opacity = 0.2
background-opacity = 0.9

Apple Shortcuts連携:キーボードショートカットとの違い

「ショートカット」という語には二つの意味があります。ここまで説明したキーボードショートカット(キーバインド)と、macOSの自動化アプリ「Apple Shortcuts(ショートカット.app)」です。Ghosttyは1.2.0でApple Shortcutsに対応し、ショートカット.appのワークフローからGhosttyを操作できるようになりました。キー入力の送信やウィンドウ操作を自動実行でき、他アプリと連携した自動化に使えます。キーボードで直接操作したいだけなら前述のkeybind、複数アプリを跨ぐ自動化を組みたいならApple Shortcuts、と用途で使い分けます。

よくある質問

Ghosttyの読み方は?

「ゴースティ」です。英単語のghost(幽霊)に由来し、公式ロゴも幽霊のアイコンです。

iPhoneやiPadでGhosttyは使えますか?

Ghostty公式のiOS/iPadOS版はありません。対応OSはmacOS・Linux・FreeBSDで、Windows版は開発中です。iOSでは描画エンジン(libghostty)を利用したVVTermやcmuxなどの第三者製アプリがありますが、公式リリースとは別物です。

ショートカットのキー割り当てを変更できますか?

できます。設定ファイル~/.config/ghostty/configkeybind = トリガー=アクションの形で書き、Cmd+Shift+,(Ctrl+Shift+,)で再読み込みします。既定の一覧はghostty +list-keybinds --defaultで確認できます。

画面を分割するショートカットは?

右分割はCmd+D(Linux: Ctrl+Shift+O)、下分割はCmd+Shift+D(Ctrl+Shift+E)です。分割間の移動はCmd+Option+方向キー(Ctrl+Alt+方向キー)、フォーカス中の分割を全画面化するズームはCmd+Shift+Enterです。

スクロールバックを検索するショートカットは?

1.3.0で追加され、macOSはCmd+F、GTK版はCtrl+Shift+Fです。それ以前のバージョンでは検索機能がないため、1.3系へ更新してください。

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