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Devin Search(現Ask Devin)とは?使い方・Deep Mode・DeepWikiとSlack連携

Devin Search(現Ask Devin)とは?使い方・Deep Mode・DeepWikiとSlack連携

Devin Searchは、Cognitionの自律型AIエンジニア「Devin」に組み込まれた、自分のリポジトリに自然言語で質問できる機能です。2025年4月3日のDevin 2.0の発表で「Devin Search」として紹介され、現在はAsk Devinという名前で提供されています。画面のURLは今も app.devin.ai/search のままで、回答にはコードの該当箇所への引用が付きます。この記事では、公式ドキュメントとリリースノート(2026年10月2日に確認)をもとに、名称の変遷、インデックス登録から質問・計画までの使い方、Deep Mode、DeepWikiとの関係、MCPやSlack・Jira・Confluenceからの使い方を整理します。Devinそのものの機能や料金はDevinとは?できること・料金・使い方と他AIツールとの違いで扱っています。

まとめ:Devin Search(Ask Devin)の要点

  • Devin Searchは現在のAsk Devin。コードを書き換えずに、コードの仕組みを質問したり作業計画を立てたりするモードで、Agentモードと切り替えて使う。
  • 使う前に、Settings → DeepWiki からリポジトリを追加してインデックスを作る。対象は既定ブランチで、ほかのブランチは個別に追加する。
  • 質問への回答には、根拠となるコードへの引用が付く。Planで作ったプロンプトはそのままAgentセッションへ渡せる。
  • Deep Modeは、2025年3月の登場時は時間をかけて調べるための切り替えスイッチだった。現行のSlack連携では !deep がその役割を担い、!ask は短い回答を返す。
  • DeepWikiはリポジトリから自動生成されるWikiで、Ask Devinの回答の土台にもなる。公開リポジトリ向けの無料版が deepwiki.com にある。
  • プログラムから質問するなら、公開リポジトリは認証不要のDeepWiki MCP、非公開リポジトリはAPIキーで使うDevin MCP。
  • Jiraは担当者をDevinに割り当ててプルリクエストまで進める連携、ConfluenceはMCPマーケットプレイスのAtlassian MCPで読み込ませる形で、どちらもAsk Devin専用の連携ではない。

Devin SearchからAsk Devinへの名称変遷

「Devin Search」で調べると古い名前の解説が多く見つかりますが、機能は名前を変えて続いています。公式の発表とリリースノートに出てくる節目は次のとおりです。

日付 出来事 出典
2025年3月25日 コードベースに質問するツールとDeep Modeを追加 リリースノート(現在の表記はAsk Devin)
2025年4月3日 Devin 2.0でDevin Search・Devin Wikiを発表 Cognitionブログ
2025年4月25日 公開版DeepWiki(deepwiki.com)を公開 リリースノート
2025年5月22日 DeepWiki MCPサーバーを公開 リリースノート
2025年10月3日 Wikiの生成内容を指示できるSteerable DeepWiki リリースノート
2025年11月7日 「Ada」をAsk Devinへ改名 リリースノート

Devin 2.0の発表文は、Devin Searchを「コードベースに直接質問し、引用付きの詳しい回答をすばやく得る機能」とし、広い探索が必要な質問にはDeep Modeを有効にするよう案内していました。途中で画面上ではAda(ADA)という呼び名も使われ、2025年11月7日のリリースノートに「Ada Renamed to Ask Devin」とあります。古い解説記事を読むときは、Devin Search・Ada・Ask Devinが同じ機能を指すと考えて差し支えありません。

Ask Devinでできること:コードへの質問と作業計画

Ask Devinは、コードには手を加えない軽量なモードです。セッションを始めるときにAskとAgentのどちらかを選びます。公式のYour First Sessionは、計画が固まっていない作業は「Askで計画を作ってからAgentで実行する」順を勧めています。

コードの仕組みを確認する引用付き回答

コードの動き、アーキテクチャ、依存関係、主要な関数について質問すると、該当するファイルやコード片を引用した回答が返ります。リリースノートが挙げている使い方は「認証のバックエンドのエンドポイントがどこで定義されているか調べて」「サポート機能を入れたコミットを探して」のような、その場限りの調べものです。追加の質問を重ねることもでき、結果のリンクを共有して同僚と同じ回答を見ることもできます。

Planによる作業範囲の整理とAgentセッションへの引き継ぎ

Ask Devinの画面ではPlanも使えます。やりたい変更を相談すると、Devinが調べた内容をもとに文脈を盛り込んだプロンプトを書きます。Send to Devinを押すとAgentモードのセッションが始まり、その進み具合はAsk Devinの会話画面にも表示されます。コードを書き換えるのはこのAgentセッションで、Ask Devin側では変更されません。Agentセッションの画面で何ができるかはDevin Session Toolsの使い方にまとめています。

Ask Devinの使い方:インデックス登録から質問まで

リポジトリのインデックスを作る手順

Ask DevinとDeepWikiは、インデックス済みのリポジトリしか対象にできません。GitHubやGitLabなどの権限をDevinに与えたうえで、Index a Repositoryの手順で登録します。

  1. app.devin.aiに組織のアカウントでログインする。
  2. サイドバーのSettingsからDeepWikiを開き、Repositoriesの欄へ進む。
  3. Addを押し、対象のリポジトリにチェックを入れてAdd repositoriesを押す。
  4. 表示が「Indexing…」から変わるまで待つ。リポジトリの大きさによって数分かかる。

インデックスされるのは既定ブランチだけです。開発中のブランチについて質問したいときは、リポジトリのIndexed branches画面でAdd branchからブランチを追加します。インデックス登録は開発環境の設定とは別の作業で、こちらを済ませてもDevinがコードを実行できるようにはなりません。

Ask Devinの質問画面とプロンプト例

トップページでAskに切り替えてリポジトリを選ぶか、DeepWikiのページ下部の入力欄から質問します。DeepWikiから聞いた場合は、そのリポジトリだけに範囲が絞られます。質問は、対象(ファイル・機能・エンドポイント)と知りたいこと(定義場所・呼び出し元・変更履歴)を1文に入れると、引用の当たる範囲が狭まります。

  • 「注文確定の処理はどのファイルから始まり、どのサービスを呼んでいるか」
  • 「環境変数 PAYMENT_API_KEY を読んでいる箇所をすべて挙げて」
  • 「ログイン失敗時のリトライ回数を変えるには、どこを直せばよいか計画して」

3つ目のように変更を伴う依頼はPlanの使いどころで、できあがった計画をAgentセッションへ渡します。プロンプトの書き方全般は公式のInstructing Devin Effectivelyにあります。

Deep Modeの現状とSlackの!ask・!deepの違い

Deep Modeは、2025年3月25日のリリースノートで「調査に時間がかかる複雑な質問のために有効にする」スイッチとして追加されました。現行のAsk Devinのガイドには、Deep Modeの切り替えについての記述がありません。いま明示的に使い分けが定義されているのはSlack連携のキーワードで、Slack連携のドキュメントには次のようにあります。

キーワード 動き 書く位置
!ask エージェントを起動せずに短く答える @Devinの直後
!deep 高度な検索で深く調べて答える @Devinの直後
!fast・!lite・!ultra Agentセッションのモードを指定 メッセージ内のどこでも

「@Devin !deep 決済のタイムアウト値はどこで決まっている?」のように、!askと!deepは@Devinのすぐ後に書かないと効きません。検索で見かける「Light mode」はこれとは別物で、!liteはAgentセッションを軽いモードで始めるためのキーワードです。質問だけしたいのに!liteを付けると、セッションが始まって使用量がかかります。

DeepWikiとAsk Devinの関係

DeepWikiは、インデックスしたリポジトリから構成図・解説・ソースへのリンクを自動生成するWikiです(Devin 2.0の発表時はDevin Wikiと呼ばれていました)。Ask DevinはこのWikiの情報も使って、質問に関係するコードを探します。

公開版deepwiki.comとDevin内のDeepWikiの違い

deepwiki.comは公開GitHubリポジトリ向けの無料版で、ReactやLangChainなどのWikiを読めるほか、自分の公開リポジトリのURLを登録してインデックスを依頼できます。ただし、公式ドキュメントによると公開版とDeepWiki MCPでできるのは基本的なドキュメント閲覧と質問応答までで、高度なコード検索、Plan、セッション作成を含む完全なAsk DevinはDevinアプリ側の機能です。DevinのFreeプランにもDeepWikiは含まれています。

.devin/wiki.jsonによるWikiのページ構成指定

大きなリポジトリでは、自動生成で重要なフォルダが抜けることがあります。リポジトリ直下に .devin/wiki.json を置くと、作るページを指定できます。repo_notesとpagesはどちらも必須で、ファイルがあると自動のページ設計は行われず、書いたページだけが作られます。

{
  "repo_notes": [
    { "content": "注文処理は backend/orders、決済は backend/payments が中心。この2つを優先して記述する" }
  ],
  "pages": [
    { "title": "注文処理の全体像", "purpose": "backend/orders の処理の流れと主要クラスを説明する" },
    { "title": "決済連携", "purpose": "backend/payments と外部決済APIの呼び出しを説明する", "parent": "注文処理の全体像" }
  ]
}

上限はページ30件(Enterpriseは80件)、メモの合計100件、メモ1件あたり10,000文字です(設定項目・上限・生成費用は公式のDeepWiki repository wikisに記載)。残したいページはすべて列挙し、設定ファイルをコミットしてからWikiを再生成します。

Wiki生成のエフォートレベルと費用

エフォート 目安の費用 条件
Low(既定) 無料 なし
Medium 1Wikiあたり約5〜10 ACU 有効な契約かクレジット残高
High 1Wikiあたり約20〜40 ACU 有効な契約かクレジット残高

MediumとHighはチームの使用量から差し引かれ、契約もクレジット残高もないと生成が拒否されます。Enterprise組織は常にLowで動き、変更できません。

プログラムから質問する方法:DeepWiki MCPとDevin MCP

「devin search api」で探している場合、2026年10月2日時点のAPI一覧には、Ask Devinへ質問を送るエンドポイントは見当たりません(検索回数を集計する「Get Search Metrics」はあります)。外部のツールから質問するには、Model Context Protocol(MCP)のサーバーを使います。

項目 DeepWiki MCP Devin MCP
認証 不要 APIキーが必要
対象リポジトリ 公開のみ 公開と非公開
セッション等の操作 不可 セッション・Playbook・Knowledge等
接続先 mcp.deepwiki.com mcp.devin.ai
費用 無料 Devinの契約が必要

Claude Codeなら次の1行でDeepWiki MCPを登録できます(公式ドキュメント記載のコマンド)。

claude mcp add -s user -t http deepwiki https://mcp.deepwiki.com/mcp

注意したいのはツール名です。ドキュメントは質問用のツールを ask_question と書いていますが、2026年10月2日に次のリクエストでサーバーへ一覧を問い合わせると、返ってきたのは ask_wiki_question・read_wiki_contents・read_wiki_structure の3つでした。質問用ツールの引数 repoName には「owner/repo」形式で最大10リポジトリを渡せます。ツール名を決め打ちしたスクリプトは、先に tools/list で確かめてください。

curl -s -X POST https://mcp.deepwiki.com/mcp \
  -H 'Content-Type: application/json' \
  -H 'Accept: application/json, text/event-stream' \
  -d '{"jsonrpc":"2.0","id":1,"method":"tools/list"}'

同じ日に read_wiki_structure へ expressjs/express を渡すと、「Express.js Overview」から「Glossary」まで9章立ての目次が返りました。

Slack・Jira・Confluenceとの連携範囲

Slack:スレッド内での質問応答

Slack連携をインストールした後、利用者ごとにDevinのSlack設定で「Link user profile」を完了すると、チャンネルで@Devinとメンションしてセッションを始められます。調べものだけなら前述の!ask・!deepを付け、エージェントを起動せずにスレッド内で答えを受け取ります。

Jira:Agentへの作業割り当てとAsk Devinとの違い

Jira連携は、作業項目をDevinに任せてプルリクエストを受け取るための仕組みです。Jira Cloudでエージェント機能(Rovo)が有効なら、Atlassian Marketplaceの「Devin for Jira」アプリでDevinを担当者として選べます。Rovoを切っている組織では、Jiraにサービスアカウントを作り、管理者アカウントでOAuth接続する方式を使います。どちらも通常のAgentセッションとして動き、質問応答の機能ではありません。

Confluence:Atlassian MCP経由のページ参照

公式の連携の概要ページでは、ConfluenceはSlack・Jira・Linearなどのネイティブ連携ではなく、MCPマーケットプレイスのドキュメント系ツールとして挙がっています。MCPマーケットプレイスにあるAtlassianのMCPをCustomize → MCPsから追加し、OAuthで接続すると、セッションの中でConfluenceのページを参照できます。共有して使うならサービスアカウントで「Organization」として接続し、各自のアカウントで認証するなら「Personal」を選びます。ただし、他のユーザーもそのセッションに関与できるため、Personal設定をユーザー間のアクセスを隔離する仕組みとして扱うことはできません。

Ask Devinを選ばない方がよい条件

Ask Devinは、既定ブランチや追加でインデックスしたブランチについて、コードの引用付きで質問に答える道具です。次の条件に当てはまるなら、別の手段を先に検討してください。

  • ソースコードを社外のサービスに渡せない。インデックスはCognitionの環境で作られます。社内で閉じて動かす必要があるなら、OSSのセルフホスト版を検討することになりますが、DeepWiki-Openには未修正の脆弱性が残っているため、公開範囲を絞ったうえで使う必要があります。
  • 手元で書きかけのコードについて聞きたい。Ask Devinが見るのはインデックス済みのブランチで、コミットしていない変更は対象外です。作業中のコードを読ませるなら、ローカルで動くClaude Codeなどのエージェントの方が向いています。
  • 非公開リポジトリをAPIから無料で調べたい。無料のDeepWiki MCPが扱えるのは公開リポジトリだけで、非公開ならDevinの契約とDevin MCPが必要です。

回答の引用は便利ですが、引用されたコードが質問の答えになっているかは自分で開いて確かめる必要があります。Devinと手元で動くエージェントの使い分けは、Coding Agent(コーディングエージェント)とは?で整理しています。

Devin Search(Ask Devin)に関するよくある質問

Devin SearchとAsk Devinは別の機能ですか?

同じ機能です。2025年4月のDevin 2.0ではDevin Searchとして紹介され、画面上の呼び名がAdaを経て、2025年11月7日のリリースノートでAsk Devinに改名されました。画面のURLは今も app.devin.ai/search です。

Devin SearchのDeep Modeは今も使えますか?

現行のAsk Devinのガイドには、Deep Modeの切り替えについての記述がありません。Slack連携では、高度な検索で深く調べる !deep と、短く答える !ask が使い分けとして定義されています。

Ask Devinを使う前に必要な設定は何ですか?

ソースコード管理サービスの権限をDevinに与え、Settings → DeepWiki の Repositories からリポジトリを追加してインデックスを作ります。対象は既定ブランチで、ほかのブランチは Indexed branches 画面から追加します。

DeepWikiは無料で使えますか?

公開GitHubリポジトリ向けのdeepwiki.comと、認証不要のDeepWiki MCPは無料です。Devin内のWiki生成は、エフォートLowなら無料、MediumとHighはACUを消費します。

Devin SearchにはAPIがありますか?

2026年10月2日時点のAPI一覧に、Ask Devinへ質問を送るエンドポイントはありません。プログラムから質問するなら、公開リポジトリはDeepWiki MCP、非公開リポジトリはDevin MCPの質問用ツールを使います。

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