Ahrefs MCPは、Ahrefsが運営する公式のリモートMCPサーバーです。ClaudeやChatGPTなどのAIアシスタントに接続すると、被リンク、キーワード、検索順位、Search Consoleのデータを会話の中で取り出せます。利用できるのはLite以上の有料プランで、MCPの利用料は別にかかりません。ただし課金対象の呼び出しではプランのAPIユニットを消費し、0行でも最低50ユニットかかります。無料エンドポイント、無料テストクエリ、キャッシュから返されるリクエストは消費しません。この記事では、接続URLとクライアント別の設定手順、取得できるデータの範囲、プラン別の上限、ユニットを無駄にしない使い方を、公式ドキュメントと2026年10月8日の実測値をもとに整理します。
まとめ:Ahrefs MCPの要点
- 正体:Ahrefsがホストする公式MCPサーバー。接続URLは
https://api.ahrefs.com/mcp/mcp(Streamable HTTP)で、認証はOAuthかMCPキーです。旧ローカル版(npmの@ahrefs/mcp)は2026年2月24日にリポジトリがアーカイブされ、サポートも終わっています。 - できること:Site Explorer、Keywords Explorer、SERP、Rank Tracker、Site Audit、Brand Radar、Web Analytics、Search Consoleなど20のツールグループを呼び出せます。
- 料金:Lite(月額19,900円・税抜)以上で利用でき、MCP自体は追加料金なしです。1リクエストの上限はLite 100行・Standard 250行・Advanced 500行で、月間APIユニットは20万・80万・200万です。
- 消費:課金対象の呼び出しは「50ユニット」と「1行あたりの項目コスト×行数」の大きいほうです。無料扱いを除き0行でも50ユニットかかるため、項目と件数を絞って呼びます。
- 使い分け:対話しながらの調査はMCP、定期バッチや自社システムへの組み込みはAPI v3を使います。MCPのエンドポイントを自作スクリプトから叩く使い方は、規約で禁止されています。
Ahrefs MCPとは:AIアシスタントからAhrefsのAPIを呼ぶ公式サーバー
MCP(Model Context Protocol)は、AIアプリケーションが外部のツールやデータに接続するための共通規格です。規格そのものの仕組みはMCP(Model Context Protocol)とは?AIと外部ツールをつなぐ標準規格の仕組みで解説しています。Ahrefs MCPはこの規格に沿ってAhrefsのAPIをAIに公開するサーバーで、公式ドキュメントは「AIエージェントがAhrefs APIへ安全にアクセスし、実際のAhrefsデータで回答を補強できるようにするもの」と説明しています。
AIは「この競合ドメインの参照ドメイン上位10件を出して」という依頼を受けると、MCPサーバーが公開するツールから適切なもの(例:site-explorer-referring-domains)を選んで呼び出し、返ってきた表を要約したり別のツールの結果と組み合わせたりします。
接続先とローカル版の終了
現在の接続先は、Ahrefsがホストするリモートサーバー https://api.ahrefs.com/mcp/mcp だけです。2025年に公開されたローカル版(GitHubの ahrefs/ahrefs-mcp-server、npmの @ahrefs/mcp)は、リポジトリが2026年2月24日にアーカイブされました。READMEには「メンテナンスされていない」「API v3キーでしか動かず、MCPキーでは動かない」と明記されています。npmの最終版も2025年5月27日公開の0.0.11で止まっています。ヘルプセンターも「ローカルでのMCPセットアップはサポートを終了した」と案内しているため、古い解説記事にある npx @ahrefs/mcp の設定は使わないでください。
Ahrefs MCPでできること:20のツールグループと取得できるデータ
公式のTool Categoriesのページには、20のツールグループが載っています。主なものは次のとおりです。
| グループ名 | 取得できる主なデータ |
|---|---|
site-explorer-overview |
DR、被リンク・発リンク統計、自然検索の概況と推移 |
site-explorer-reports |
被リンク一覧、参照ドメイン、アンカー、自然検索キーワード、上位ページ |
keywords-explorer |
検索ボリューム、難易度、国別ボリューム、関連語、サジェスト |
serp-overview |
指定キーワードの検索結果上位 |
rank-tracker |
順位トラッキングと競合比較 |
site-audit |
クロール結果の問題点、ページ単位の内容 |
gsc |
連携したSearch Consoleのクエリ・ページ・順位推移 |
brand-radar-simple ほか |
AI回答でのブランド言及・引用 |
web-analytics-*(5グループ) |
Ahrefs Web Analyticsのアクセス統計 |
subscription-info |
プランと当月のユニット使用量 |
ほかに、ソーシャルメディア、Content Helper、複数ターゲットをまとめて調べるBatch Analysis、プロジェクト管理、無料のPublicがあります。2026年10月8日に、claude.aiのAhrefsコネクタでグループを指定せずに接続したときのツールは135個でした。内訳はWeb Analytics 34、Site Explorer 28、Brand Radar 20、Search Console 12などです。ドキュメント参照用の doc と表・グラフ描画用の render-* は、どのグループを選んでも常に含まれます。
注意したいのは、MCPで取れるのは契約中のプランで見られるデータに限られる点です。たとえばBrand RadarのAI Overviews関連のレポートには、別売りのアドオンが必要だとヘルプセンターの例文に注記があります。DRの読み方はドメインレーティング(DR)とは?Ahrefs公式の定義・目安・調べ方を参照してください。
Agent A(Letaido)との違い
AhrefsがAIエージェント「Agent A」として案内していたページ(ahrefs.com/ja/agent-a)は、2026年10月時点ではLetaido(レタイド)という名称のAIマーケティングプラットフォームの紹介になっています。LetaidoはSite Explorer、Keywords Explorer、Site Audit、Rank Tracker、Brand RadarのデータをAhrefs内で直接読み取り、レポートの定期配信や社内ツールの構築まで担います。公式ページには「別途API料金は発生しない(Ahrefsのサブスクリプションは必要)」とあります。
手元のClaudeやChatGPTで調べ物をするならMCP、Ahrefsが用意した作業環境でレポート作成を自動化するならLetaido、という分け方になります。MCPは使い慣れたAIクライアントやほかのMCPサーバーと組み合わせられますが、課金対象のデータ取得ではAPIユニットを消費します。
Ahrefs MCP serverの設定方法:クライアント別の接続手順
公式ドキュメントには、Claude Web/Desktop、Claude Mobile、Claude Code、Copilot Studio、ChatGPT Web、Lovable、n8n、Manus、Mistral Le Chat、OpenClawの10種類の手順があります。OAuthで接続する場合は、初回認証時にAhrefsの同意画面が出て、許可するとアカウントに「MCP」スコープ付きの専用APIキーが作られます。MCPキーを手動発行して設定する方法もあります。
Claude(Web・Desktop):コネクタ一覧からOAuthで接続
claude.aiの「カスタマイズ」から「コネクタ」を開き、「+」で追加画面を出して「Ahrefs」を検索します。「Connect」を押してAhrefsのワークスペースとアカウントを選び、同意画面で「Allow」を押せば完了です。会話ではチャット欄のコネクタ一覧でAhrefsを有効にします。コネクタの権限が「常に確認」になっていると、ツールを呼ぶたびに許可を求められます。
Claude Desktopで設定ファイルに書く方法もあります。Ahrefsの「Account Settings」の「API Keys」で「Generate MCP key」を押してMCPキーを発行し、claude_desktop_config.json に次のように書いてアプリを再起動します。
{
"mcpServers": {
"Ahrefs": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote",
"https://api.ahrefs.com/mcp/mcp",
"--header",
"Authorization:${AUTH_HEADER}"
],
"env": {
"AUTH_HEADER": "Bearer ここに発行したMCPキー"
}
}
}
}
Claude Code:claude mcp addで追加して/mcpで認証
ターミナルで次のコマンドを実行し、Claude Codeを起動して /mcp から認証します。ブラウザでAhrefsにログインし、ワークスペースを選んで「Allow」を押すと接続されます。
claude mcp add ahrefs https://api.ahrefs.com/mcp/mcp -t http
ChatGPT:Ahrefsアプリか開発者モードのカスタムアプリ
Ahrefsの製品ページでは、ChatGPTで @Ahrefs とメンションしてデータを呼び出す使い方を案内しています。URLを指定して自分で接続する場合は開発者モードを使います。ドキュメントによると、ChatGPTのMCPクライアント機能はベータ版で、Web版のPlusとProで使えます。
- 「設定」の「アプリ」で「詳細設定」(Advanced settings)を開き、開発者モード(Developer mode)を有効にする
- 「アプリを作成」(Create app)で、MCPサーバーURLに
https://api.ahrefs.com/mcp/mcp、認証に「OAuth」を指定する(Client IDとSecretは空欄) - 「I trust this application」にチェックして作成し、Ahrefsのワークスペースで「Allow」を押す
- 会話の「+」から「その他」を開き、作ったコネクタを有効にする
公式は、ChatGPTではツール名・取得する項目・並び順を明示し、Web検索を使わないよう指示することを勧めています。曖昧な依頼だと、Ahrefsを呼ばずにWeb検索で答えてしまうことがあるためです。
Cursor・n8nなどツール数に上限があるクライアント
Cursor、VS Code、n8nなど、URLとOAuthに対応したMCPクライアントであれば同じURLで接続できます。注意したいのは、クライアントによっては1つのサーバーから受け取るツールの数に上限があることです。Ahrefs MCPのツール数はその上限を超えることが多く、公式もそう書いています。上限を超えると、必要なツールが一覧から落ちて呼び出せなくなります。
この場合は、URLに tools パラメータを付けて、使うグループだけを公開させます。
https://api.ahrefs.com/mcp/mcp?tools=site-explorer-overview,keywords-explorer,gsc
https://api.ahrefs.com/mcp/mcp?tools=essentials
essentials はよく使うツールを集めたセットで、ほかのグループ名と組み合わせられません(tools=essentials,site-audit は拒否されます)。存在しないグループ名を書くと invalid tool category エラーで接続自体が失敗するので、つづりは公式の表で確かめます。
接続できないときに確かめる3点
- 401エラー:キーの期限切れ、プランの失効、キーの種類違いなどが考えられます。キーの入力や認証設定も確認します。ヘルプセンターは、API v3キーとMCPキーは互換性がなく取り違えると認証に失敗すると説明しています。
- ワークスペース違い:複数のAhrefsワークスペースがある場合、同意画面で選んだワークスペースのプランとユニットが使われます。
- ユニット切れ:当月のAPIユニットを使い切ると呼び出しが止まります。残量は「Account settings」の「Limits and usage」か、
subscription-infoツールで確かめられます。
Ahrefs MCPの料金とプラン別の上限
MCPはLite以上のすべての有料プランに含まれ、MCPを使うための追加料金はありません。プランで変わるのは、1回の呼び出しで返せる行数と月間のAPIユニットです。日本から表示した料金ページ(2026年10月8日時点・税抜)と、ヘルプセンターの上限は次のとおりです。Lite・Standard・Advancedは月払い、Enterpriseは年契約の月額表示です。
| プラン | 月額(月払い) | 1リクエストの最大行数 | 月間APIユニット |
|---|---|---|---|
| Lite | 19,900円 | 100行 | 200,000 |
| Standard | 38,400円 | 250行 | 800,000 |
| Advanced | 68,900円 | 500行 | 2,000,000 |
| Enterprise | 230,900円(年契約) | 無制限 | 4,000,000〜個別 |
年払いにすると最大17%安くなります。月額4,460円のStarterと無料のAhrefs Freeは対象外です。APIユニットはMCP、Ahrefs Connect、API v3の直接利用で共有されます。上限を増やすにはプランを上げるか、Enterpriseで追加ユニットを購入します。
Liteで被リンク500本を調べる場合、同じ条件で100行の取得を5回繰り返しても続きは取得できません。重複しない条件への分割が可能かを確認し、全件取得が必要ならCSVエクスポートも検討します。AhrefsとSemrushのプラン比較はAhrefsとSemrushを徹底比較|料金・データ精度・どちらを選ぶべきかにまとめています。
APIユニットの消費ルールと節約の手順
MCP経由の呼び出しは、API v3を直接叩いた場合と同じ規則でユニットを消費します。会話の回数や文字数ではなく、AIが裏で呼んだツールの回数と返ってきたデータ量で決まります。1回の質問でAIが複数のツールを続けて呼べば、その分だけ消費されます。
1回の呼び出しの課金式:50ユニットと行数×項目コストの大きいほう
APIドキュメント(Limits consumption)の計算式は max(base_cost, per_row_cost * num_rows) です。base_cost は50ユニットで、per_row_cost は返す項目と、where・order_by に使った項目のコストの合計です(同じ項目は1回だけ数えます)。項目のコストは基本1ユニットで、一部の指標は5または10ユニットです。
被リンク一覧(Backlinks)で title(1)、refdomains_source(5)、traffic(10)を使うと1行16ユニットになり、500行返れば8,000ユニットかかります。traffic を取得項目・絞り込み・並び順のすべてから外して100行に絞れば、1行6ユニット×100行で600ユニットです。単価はBacklinksのリファレンスの値で、計算式のページの例は refdomains_source を1ユニットとして計算しているため、エンドポイントごとのリファレンスで単価を確かめてください。
0行でも50ユニット:MCPの応答に表示される消費量の実測
claude.aiのAhrefsコネクタでは、ツールの応答ごとに apiUsageCosts という消費量の記録が付きます。2026年10月8日にStandardプランで呼び出した結果は次のとおりでした。
| 呼び出し | 返った行数 | 実際の消費 |
|---|---|---|
serp-overview(日本・ahrefs mcp) |
0行 | 50ユニット |
keywords-explorer-overview(ahrefs) |
1行 | 0(本来50) |
keywords-explorer-overview(yep) |
1行 | 0(本来50) |
gsc-keywords |
5行 | 0 |
subscription-info-limits-and-usage |
1行 | 0 |
検索結果が空でも最低料金はかかります。データの少ない日本語キーワードや新しいドメインを調べると、何も得られないまま50ユニットずつ減ることがあります。応答の units-cost-total は本来かかる額、units-cost-total-actual は実際に引かれた額です。この2つを見比べれば、無料扱いになったかどうかがわかります。
無料で試せる呼び出しとユニットのかからないツール
APIドキュメントのFree test queriesでは、Site Explorer系はターゲットに ahrefs.com・yep.com・firehose.com を、Keywords ExplorerとSERP Overviewはキーワードに ahrefs・yep・firehose だけを指定すれば、ユニットを消費しないとしています。上の実測のとおりMCP経由でも無料になりました。ほかのキーワードを1つでも混ぜると通常どおり課金されます。キーワードリストIDを指定した場合も、無料対象の語だけであっても課金されます。また、無料テストの返却上限は100行です。プロンプトやワークフローを組むときは、まず無料のターゲットで項目と件数を決め、units-cost-total で本番の消費量を見積もってから自社ドメインに切り替えます。
Rank Tracker、Management、Publicの各エンドポイントも無料です。Search Console連携(GSC Insights)には無料のエンドポイントがありますが、Anonymous queriesには項目別のユニットコストが設定されています。KeywordsやPerformance historyは無料と明記されており、上の実測でも1行あたりのコストは0でした。Search Consoleを連携済みのプロジェクトがあれば、自社サイトの順位やクエリはSite Explorerの推定値を使わず、これらの無料のGSCツールで取るほうが正確でユニットもかかりません。Search Console自体の使い方はサーチコンソールとは?できること・設定手順とSEO改善への使い方で解説しています。
MCPキーごとの月間ユニット上限
MCPで接続すると、アカウント側にMCPスコープの専用キーが作られます。ワークスペースの管理者は「API keys」レポートでキーごとに月間ユニットの上限を設定できます。チームで1つの契約を共有している場合、AIクライアントや担当者ごとにキーを分けて上限を付けておけば、1人の大量の呼び出しで月の枠を使い切る事態を防げます。
Ahrefs MCPとAPI v3の使い分け:自作スクリプトからの接続は規約で禁止
MCPのドキュメントの利用規約の節には、「カスタムスクリプト、ブリッジ、単体のHTTP/JSON-RPCクライアントから外部MCPエンドポイントを使うことはサポート対象外で、許可されていない」と書かれています。MCPのエンドポイントは汎用のプログラム用APIではない、という位置づけです。
毎朝決まったキーワードの順位を取得して表に書き出す、といった定型処理をMCPに直接つないで組むのは避け、API v3を使います。料金ページの比較表では、Lite以上のプランに「Direct API access」が含まれ、1リクエストの最大行数はMCPと同じ100/250/500行です。ユニットも共有なので、MCPとAPIでコストは変わりません。違いは、APIなら呼ぶエンドポイントと項目、取得上限をコードで固定でき、消費量を管理しやすい点です。ただし、実際の消費量は返却行数やキャッシュの有無によって変わります。AIがどのツールを何回呼ぶかは会話ごとに変わるため、定期処理には向きません。
対話での調査はMCP、定期処理や自社ダッシュボードへの組み込みはAPI v3、Ahrefsの中で完結する自動化はLetaido、という3つの選び分けが基本です。
Ahrefs MCPのプロンプト設計:ツール名・項目・件数の指定
ユニットの消費量はAIが選ぶツールと行数で決まるので、プロンプトでそれを縛ると精度とコストの両方が安定します。ChatGPT向けの公式ドキュメントが示している例も、ツール名、国、件数、並び順を明示した形です。
Ahrefs MCPの keywords-explorer-matching-terms を使って、
日本(country=jp)で「SEO ツール」を含むキーワードを検索ボリューム順に20件取得してください。
取得する項目は keyword, volume, difficulty の3つだけにしてください。
Web検索は使わないでください。
競合分析では、調べる範囲を先に固定してから比較させます。
site-explorer-organic-competitors で example.jp の自然検索の競合を3件出してください。
次に、その3社と example.jp のそれぞれについて site-explorer-top-pages でトラフィック上位10ページを取得し、
競合の上位ページにあって example.jp の上位ページにない話題を表にまとめてください。呼び出しは全部で5回までにしてください。
「全部」「できるだけ多く」という依頼では、取得件数が曖昧になり、必要以上のデータを取得するおそれがあります。必要な件数、項目、呼び出し回数の上限を指定すると、余分な取得を減らせます。ただし指示どおりに実行される保証はないため、キーごとの月間上限も設定します。取ったデータから自社に足りない話題を洗い出す手順はコンテンツギャップ分析とは?競合と自社データで不足トピックを見つける手順と優先順位で詳しく扱っています。
AIの要約には、別ドメインの数字や推測値が混ざることがあります。判断に使う数値は、ツールの応答に含まれる生のデータかAhrefsの画面で照合してから使います。
Ahrefs MCPの導入判断:向く業務と向かない業務
MCPが力を発揮するのは、問いが毎回違う探索的な調査です。競合の上位ページを見て、気になったキーワードのSERPを確かめ、Search Consoleの自社データと突き合わせる、といった複数レポートを横断する作業では、画面を開き直す手間が減ります。
一方、次の条件に当てはまるならMCPを主力にしないほうがよいでしょう。
- Liteで大量の行を扱う:数千本の被リンクを毎月棚卸しする場合、100行の取得上限とデータ分割の手間が制約になります。月20万ユニットで足りるかは、取得項目と呼び出し回数によります。CSVエクスポートかStandard以上を検討します。
- 数字をそのまま社外に出す:AIの要約を挟む以上、元データとの照合は省けません。照合の手間を考えると、画面からのエクスポートのほうが速いことがあります。
- 同じ処理を定期的に回す:前章のとおりAPI v3を使います。
導入するなら、まずLiteかStandardの既存契約でMCPを接続し、subscription-info で1週間の消費量を測るところから始めます。消費の大半が行数の多い一覧系のツールなら、プロンプトの件数指定とキーごとの上限で抑えられるかを確かめてから、プランの変更を判断します。
よくある質問
Ahrefs MCPとは何ですか?
Ahrefsが公式に運営しているリモートMCPサーバーです。ClaudeやChatGPTなどのMCP対応AIを https://api.ahrefs.com/mcp/mcp に接続すると、Site ExplorerやKeywords Explorer、Search ConsoleなどAhrefsのデータをAIが会話の中で取得して回答に使えるようになります。
Ahrefs MCPで何ができますか?
被リンクや参照ドメインの調査、キーワードの検索ボリュームと難易度の取得、SERPの確認、順位トラッキング、サイト監査の結果確認、Search Consoleのクエリ分析、AI回答でのブランド言及の確認などができます。複数のレポートを1つの会話で組み合わせられるのが画面操作との違いです。使えるデータは契約中のプランの範囲に限られます。
Ahrefs MCP serverの設定方法は?
Claudeならコネクタ一覧からAhrefsを選んでOAuthで許可し、Claude Codeなら claude mcp add ahrefs https://api.ahrefs.com/mcp/mcp -t http を実行して /mcp で認証します。ChatGPTは @Ahrefs のアプリを使うか、開発者モードで同じURLとOAuthを指定してアプリを作成します。ツール数に上限があるクライアントでは、URLに ?tools=essentials などを付けます。
Ahrefs MCPの料金はいくらですか?無料プランでも使えますか?
MCP自体に追加料金はなく、Lite(月額19,900円・税抜)以上の有料プランに含まれます。無料のAhrefs Freeと月額4,460円のStarterでは使えません。課金対象の呼び出しではプランのAPIユニット(Liteは月20万)を消費し、最低50ユニットかかります。無料エンドポイント、無料テストクエリ、キャッシュ応答は消費しません。
ChatGPTでAhrefsを使う方法は?
ChatGPTで @Ahrefs とメンションしてAhrefsのアプリを呼ぶ方法と、Web版のPlus・Proで開発者モードを有効にし、URL https://api.ahrefs.com/mcp/mcp と認証方式OAuthを指定してカスタムアプリを作る方法があります。どちらもAhrefs側にLite以上の契約が必要です。依頼文では使うツール名と項目を指定し、Web検索を使わないよう指示すると、Ahrefsのデータに基づいた回答になりやすくなります。