Notion MCPサーバーのURL・接続方法まとめ|mcp.notion.com への接続手順【2026年最新】
Notion MCPサーバーの接続先URLは https://mcp.notion.com/mcp の1本です。以前のように公開インテグレーションを作成してクライアントIDやシークレットを発行する必要はなく、このURLをClaudeやCursorなどのAIクライアントに登録し、初回にNotionへOAuthでサインインするだけで接続が完了します。この記事では、この接続先URLの意味(/mcp と旧 /sse の違い)、Claude・Cursor・VS Code・ChatGPTそれぞれの接続手順、できること(公式18ツール)、権限と料金、そして無人自動化で使う旧ローカル版のトークン方式までを、2026年7月時点の公式情報に沿って整理します。
目次
まとめ:Notion MCPの接続先URLと要点
- 接続先URL:
https://mcp.notion.com/mcp(Streamable HTTP・現行推奨)。旧トランスポートのhttps://mcp.notion.com/sse(SSE)も後方互換で稼働。 - 認証:NotionへのOAuthサインインのみ。APIトークンの発行やBearerトークンでの認証には非対応(=人が一度サインインする必要がある)。
- できること:検索・取得・ページ作成・DB操作など公式18ツール。ただし
notion-searchやDB横断クエリはNotion AI(Business以上)が前提。 - 権限:MCPは接続したユーザー自身のNotion権限をそのまま継承する。共有されていないページは読めない=「アクセスできる範囲=あなたが見られる範囲」。
- 料金:MCPへの接続自体は無料でFreeプランでも可能。管理者による承認・監査ログはEnterpriseプランの機能。
- 無人自動化:人手のOAuthを挟めないCIやバッチでは、旧ローカル版(
@notionhq/notion-mcp-server)のNOTION_TOKEN方式を使う。
Notion MCPサーバーとは|公式ホスト型リモートMCPの基礎
MCP(Model Context Protocol)は、AIアシスタントに外部サービスの操作手段(ツール)を渡すための共通規格です。Notion MCPサーバーは、Notionが自社で運用する「ホスト型(リモート)」のMCPサーバーで、AIクライアントがこのサーバー経由でNotionワークスペースの検索・読み書きを行えます。規格そのものの位置づけはMCP(Model Context Protocol)とは?基本概念とその重要性で解説しています。
2025年当初は、利用者が自分のPCでNPMパッケージを起動する「ローカル版」が中心でしたが、現在はNotionが常時稼働させるホスト型が公式の推奨となり、ローカル版のリポジトリには「将来的に終了する可能性があり、IssueやPull Requestは積極的には監視していない」旨の告知が出ています。新規に始めるならホスト型を選ぶのが基本です。
接続先URLは「https://mcp.notion.com/mcp」(SSE版との違い)
Notion MCPの接続先は次の2つです。用途に応じて片方を指定します。
| エンドポイント | トランスポート | 位置づけ |
|---|---|---|
| https://mcp.notion.com/mcp | Streamable HTTP | 現行・推奨 |
| https://mcp.notion.com/sse | SSE(Server-Sent Events) | 旧方式・後方互換 |
どちらのURLでもOAuthでの認証は共通です。クライアントがStreamable HTTPに対応していれば /mcp を、SSEしか受け付けない古いクライアントなら /sse を指定します。迷ったら /mcp を選べば問題ありません。
Notion MCPで何ができる?公式18ツール一覧
ホスト型Notion MCPは、AIが呼び出せる18個のツールを公開しています。おおまかな分類は次のとおりです。
| 分類 | ツール名 | 備考 |
|---|---|---|
| 検索・取得 | notion-search / notion-fetch | searchはNotion AI必要 |
| ページ操作 | notion-create-pages / notion-update-page / notion-move-pages / notion-duplicate-page | 作成・更新・移動・複製 |
| DB・ビュー操作 | notion-create-database / notion-update-data-source / notion-create-view / notion-update-view | DBとビューの作成・更新 |
| クエリ | notion-query-data-sources / notion-query-database-view / notion-query-meeting-notes | 単一DB=Business+AI/横断=Enterprise |
| コメント・その他 | notion-create-comment / notion-get-comments / notion-get-teams / notion-get-users / notion-get-async-task | コメント・ユーザー・非同期タスク |
notion-search はSlackやGoogle Driveなど接続済みツールも横断できますが、これはNotion AI(Business以上に同梱)の機能です。単純な読み書き(notion-fetch や notion-create-pages)はFreeプランでも動きます。「できること=プラン次第で変わる」点を最初に押さえておくと、料金トラブルを避けられます。
ホスト型(公式リモート)と旧ローカル版の違い
接続先URLを使うホスト型と、自分でNPMパッケージを起動するローカル版は、認証と運用が大きく異なります。
| 項目 | ホスト型(推奨) | ローカル版(旧OSS) |
|---|---|---|
| 接続先 | mcp.notion.com/mcp | npxでローカル起動 |
| 認証 | OAuthサインイン | NOTION_TOKEN(ntn_) |
| 初期設定 | URL登録+ワンクリック | JSON設定+トークン発行 |
| 保守 | Notionが運用 | 自分で更新(終了方針) |
| 無人自動化 | 不可(人手OAuth) | 可(トークン) |
リモート型の考え方は、認証にOAuthとPATの両方を扱うGitHub Remote MCP Serverとは?ローカル版との違い・接続手順・OAuth/PAT認証を解説と共通点が多く、あわせて読むとリモートMCP全般の勘所がつかめます。
Notion MCPサーバーの接続手順(OAuth認証)
ホスト型の接続は、どのクライアントでも「接続先URLを登録 → 初回にNotionへOAuthサインイン → 使うワークスペースと共有範囲を承認」という同じ流れです。以下、主要クライアント別の具体手順を示します。
認証はOAuthのみ|トークン発行やBearer認証は不要
ホスト型Notion MCPは、ユーザー本人によるOAuthサインインだけを受け付け、固定のBearerトークンでの認証には対応していません。つまり接続には人の操作(ブラウザでのサインインと許可)が一度必要で、完全無人のバッチ処理では使えません。無人実行が要件なら、後述のローカル版トークン方式を選びます。旧版で説明されていた「クライアントIDとシークレットを発行してOAuth2.0フローを自前で組む」手順は、公開インテグレーションの話であってホスト型MCPの接続手順ではありません。
Claude(Desktop / Claude Code)で接続する
Claude Codeなら、ターミナルで次のコマンドを実行し、続けて /mcp コマンドからOAuthフローを完了します。
claude mcp add --transport http notion https://mcp.notion.com/mcp
Claude Desktopの場合は、設定(Settings)→ Connectors → Add custom connector で上記URLを入力し、表示されるNotionのサインイン画面で許可します。Claude Desktop側の前提や設定はClaude Desktopとは?できること・料金・インストール・MCP連携を解説【2026年】を参照してください。
Cursorで接続する
CursorはSettings → MCP から接続先URLを登録します。設定ファイルに直接書く場合は次のとおりで、保存後に初回利用時のOAuthを済ませます。
{
"mcpServers": {
"notion": {
"url": "https://mcp.notion.com/mcp"
}
}
}
VS Code(GitHub Copilot)で接続する
VS CodeのGitHub Copilotで使う場合は、プロジェクト直下に .vscode/mcp.json を作成し、コマンドパレットの「MCP: List Servers」からサーバーを起動してOAuthを完了します。
{
"servers": {
"notion": {
"type": "http",
"url": "https://mcp.notion.com/mcp"
}
}
}
ChatGPTやリモートMCP非対応クライアントで接続する(mcp-remote)
ChatGPTはコネクター設定から上記URLを追加してOAuthで接続します(利用にはChatGPTの対応プランが必要)。一方、リモートMCPをまだ直接サポートしていないクライアントでは、橋渡しの mcp-remote を挟みます。
{
"mcpServers": {
"notion": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.notion.com/mcp"]
}
}
}
ローカル版(自己ホスト)でトークン接続する方法
CIやサーバー上のバッチなど、人手でOAuth画面を操作できない用途では、OSSのローカル版を使い、内部インテグレーションのトークンで認証します。まず Notionのインテグレーション設定で内部インテグレーションを作成し、ntn_ で始まるトークンを取得します。次に、MCPで触らせたいページやデータベースを、そのインテグレーションの「アクセス(Access)」タブから明示的に共有します(共有していないページは操作できません)。クライアント設定は次のようになります。
{
"mcpServers": {
"notionApi": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "@notionhq/notion-mcp-server"],
"env": {
"NOTION_TOKEN": "ntn_****"
}
}
}
}
この方式はトークンで無人実行できる反面、ローカル版リポジトリは終了方針で積極的な保守が行われていません。恒常的に使うシステムに組み込むより、自動化の当座の手段と位置づけるのが安全です。Python等で自前のMCPサーバーを立てて必要なツールだけ提供したい場合は、FastMCPとは|PythonでMCPサーバーを最速構築するフレームワークの使い方【2026年版】のアプローチが選択肢になります。
Notion MCPの権限とセキュリティ
MCP経由でAIがワークスペースを読み書きするため、アクセス範囲の理解は必須です。Notionは「MCPは既存のNotion権限をすべて尊重し続ける」と明言しています。
MCPは接続ユーザーの権限で動く(共有範囲=アクセス範囲)
ホスト型MCPは、OAuthでサインインした本人の権限で動作します。したがってAIがアクセスできるのは、その人がNotion上で見られるページだけです。逆に言えば「あなたが見られるものはすべてAIも読める」ため、機密ページを含むワークスペースで使う際は、AIに渡す指示と出力先に注意します。ローカル版のトークン方式では、インテグレーションに共有したページだけが対象になるので、範囲を絞りたい用途ではむしろ制御しやすい場面もあります。MCPクライアント側の権限リスクの考え方はPlaywright MCPのセキュリティの議論とも通じます。
管理者による承認・監査(Enterprise)
組織全体で安全に使うための管理機能はEnterpriseプランに用意されています。管理者は、承認したAIアプリだけを許可して未承認のツールをブロックしたり、全ユーザーの外部AIアプリ接続を一括で切断したり、接続活動の監査ログを確認したりできます(ユーザー単位の詳細なツール利用状況の可視化は現時点では未提供)。無許可のAIアプリがワークスペースにつながることを防ぎたい組織は、Enterpriseの承認制御を前提に運用方針を決めます。
Notion MCPの料金と必要なプラン
「MCPの利用に追加料金がかかるのか」という疑問には、次の整理で答えられます。接続そのものは無料ですが、一部の高度なツールはNotion AIや上位プランを前提とします。
| 用途 | 必要なプラン |
|---|---|
| MCP接続・基本の読み書き | 無料(Freeプランでも可) |
| notion-search(横断検索) | Notion AI(Business以上に同梱) |
| データベースの横断クエリ | Business以上+Notion AI(横断はEnterprise) |
| アプリ承認・監査ログ | Enterprise |
近年のプラン改定でNotion AIがBusiness/Enterpriseに同梱される形になったため、検索系のツールを本格的に使うなら実質Businessプラン($20/メンバー・月、年払い)が目安です。単純なページ作成や取得だけならFreeプランのまま試せます。プランと価格は改定されることがあるため、最終的な金額は公式の料金ページで確認してください。
よくある質問
Notion MCPは無料で使えますか?
接続と基本的な読み書きは無料のFreeプランでも使えます。追加のMCP利用料はありません。ただし横断検索(notion-search)やデータベースの高度なクエリはNotion AI(Business以上)が前提で、管理者による承認・監査はEnterpriseの機能です。
既存のNotion APIトークン(インテグレーション)とは何が違いますか?
ホスト型MCPはトークン発行が不要で、OAuthサインインだけで接続します。対して、従来の内部インテグレーションのトークン(ntn_ で始まる文字列)は、ローカル版MCPや自作スクリプトから使う方式です。無人で動かしたい場合はトークン方式、手元のAIクライアントで手軽に使いたい場合はOAuthのホスト型、と使い分けます。
ゲストアカウントでも使えますか?
MCPは接続したユーザーの権限をそのまま引き継ぐため、ゲストとして招待された範囲のページなら、そのゲスト本人がMCP接続して操作できます。共有されていないページにはアクセスできません。組織のセキュリティ方針によっては、管理者がゲストの外部AIアプリ接続を制限している場合があります。
RAGの情報源として使えますか?
AIクライアントが notion-search や notion-fetch でNotionの内容を取得し、その場の回答に使う形での参照はできます。ただしMCPはあくまでツール呼び出しの規格で、ベクトル検索基盤を提供するものではありません。大量ドキュメントを恒常的にインデックスして検索するRAGを構築したい場合は、MCPで取得した内容を自前のRAGパイプラインに取り込む設計が現実的です。
接続できない・接続状態を確認したいときは?
まずクライアントのMCP管理画面(Claude Codeなら /mcp コマンド、CursorならMCP設定パネル)でサーバーの状態とOAuthの認証状況を確認します。認証が切れている場合は再サインインで復旧します。URLの指定違い(Streamable HTTP対応クライアントに /sse を指定している等)や、対象ページがそのユーザーに共有されていないケースもよくある原因です。