Open-Deck(オープンデック)とは?使い方・凍結対策とTweetDeck(X Pro)無料代替5選

X(旧Twitter)のタイムラインや通知を複数のカラムで一度に見たい人にとって、公式のTweetDeck(現・X Pro)は2023年8月の有料化でハードルが上がりました。その無料の乗り換え先として実際に選ばれているのが、ブラウザー拡張機能のOpen-Deck(オープンデック)です。本記事ではまず、Open-Deckとは何か・使い方(拡張機能を入れてx.com/run-opdeckにアクセス)と凍結リスクへの対策を押さえます。そのうえで、TweetDeckがいつ・どう変わったのか(X Pro化と有料化の経緯)や料金、無料で使えるTweetDeck代替5選の比較・選び方までを、2026年6月時点の最新情報で公平に整理します。

※X(旧Twitter)の仕様や料金は変更が頻繁です。本記事は執筆時点の情報をもとにしており、最新の提供状況・価格は必ずX公式でご確認ください。

まとめ:ツイートデックの「今」を3行で

  • ツイートデックは終了していませんが、2023年8月に「X Pro」へ改称・有料化され、かつての無料のマルチカラム環境は終わりました。
  • 2026年は最上位プラン「プレミアムプラス」(月額6,080円)への加入が必須。下位プランでは使えず、実質的に大幅値上げとなっています。
  • 無料でマルチカラムを使いたいなら、Open-Deck・XTimelineViewer・Vivaldi・XColumnなどの代替が現実解。ただし非公式ツールには凍結リスクなどの注意点があります。

以下で、それぞれの背景・料金・代替ツールの選び方を順に詳しく見ていきます。

TweetDeck(ツイートデック)とは?基本と特徴

TweetDeckは、2011年にTwitter社(当時)が買収したマルチカラム型の運用ツールです。通常のXアプリが1本のタイムラインを表示するのに対し、TweetDeckは複数のカラムを横に並べ、さまざまな情報を同時に確認できるのが最大の特徴です。主な機能は次のとおりです。

  • マルチカラム表示:タイムライン・通知・検索結果・リストなどを列で並べ、一覧で監視できる
  • 複数アカウントの管理:複数のXアカウントを切り替えながら運用できる
  • 予約投稿:投稿日時を指定して予約できる
  • キーワード・ハッシュタグの同時監視:複数の検索カラムでブランド名や話題をリアルタイムに追える

こうした特徴から、マーケティング担当者や複数アカウントを扱う運用者にとって、ツイートデックは「情報収集の効率を大きく高める必須環境」として定着していました。なお現在の公式名称は「X Pro」で、検索などで見かける「旧TweetDeck」「ツイートデック」「X Pro」はいずれも同じツールを指します。

ツイートデックは終了した?今どうなっている(X Pro化と有料化の経緯)

結論から言うと、ツイートデックはサービスとして終了したわけではありません。「X Pro」と名前を変えて存続していますが、ここ数年で大きく性質が変わりました。「使えない」「課金しないと開けない」という声の背景にある経緯を、時系列で整理します。

時期 できごと 影響
2011年 Twitter社がTweetDeckを買収 公式ツール化
2023年8月 「X Pro」へ改称+有料化 無料のマルチカラム終了
2026年3月 プレミアムプラス専用に変更 下位プランで利用不可
2026年3月末 新ツール提供を公式が示唆 動向は流動的
  • 2023年8月:「X Pro」へ名称変更+有料化。TweetDeckは「X Pro」に改称され、有料プラン「X Premium(旧Twitter Blue)」加入者限定の機能になりました。これにより、長く親しまれた無料のマルチカラム環境は終了しました。
  • 2026年3月26日(米国時間):さらに上位プラン限定へ。報道によれば、X Proは最上位プラン「プレミアムプラス」(月額6,080円)以上でのみ利用できる形に移行し、それより下位の「プレミアム」プランでは使えなくなりました。X Pro目当てのユーザーにとっては実質的な大幅値上げです。
  • 2026年3月27日:新ツールの示唆。Xのプロダクト責任者はX上で「今後1〜2週間以内に提供するものはX Proよりはるかに強力になる」と述べ、X Proに代わる新ツールの公開を示唆しました。今後の動向は流動的で、最新情報の確認が必要です。

つまり現在、X公式のツイートデック(X Pro)は上位の有料プランに加入しないと使えない状態です。料金やプラン構成は変動が速いため、利用を検討する際は必ずX公式の最新情報を確認してください。この有料化が、後述する代替ツールへの需要が高まった大きな理由です。

ツイートデック(X Pro)の料金はいくら?無料で使える?

「ツイートデックの料金はいくら?」「無料で使えないの?」は、いま最も多い疑問のひとつです。2026年6月時点の状況を整理します。

  • ツイートデック(X Pro)の無料利用は終了。2023年8月以降、利用にはX Premiumへの加入が必要になりました。
  • 2026年は「プレミアムプラス」(月額6,080円)への加入が必須。2026年3月の変更で、より安価な下位プランからはX Proが外れました。X Proのマルチカラム機能だけが目的でも、最上位プランの契約が条件になります。
  • 下位プランの価格は改定が頻繁。X Premiumは概ね「ベーシック」「プレミアム」「プレミアムプラス」の階層構成ですが、各プランの金額や名称は時期によって変わります。正確な最新料金は必ずX公式の料金ページで確認してください。

言い換えると、マルチカラム表示だけのために月額6,080円を払うのは割高と感じる個人ユーザーが多く、これが「無料で使える代わりを探す」動きにつながっています。次章以降で、無料で使える代替ツールを具体的に紹介します。

なぜマルチカラム表示が求められるのか

有料化後も代替ツールを探す人が後を絶たないのは、マルチカラム表示が情報収集において大きな価値を持つからです。通常のXでは、タイムラインを見たあとに通知を確認し、さらに検索する、という具合に画面を行き来する必要があります。マルチカラムなら、タイムライン・通知・複数の検索結果を一画面で同時に見渡せるため、画面の切り替えや見落としが減り、リアルタイム性の高い情報収集が可能になります。特に、複数のキーワードやブランド名を常時監視したいSNS運用・マーケティング業務では、この同時監視のメリットが大きいのです。

ツイートデックの代わりになる代替ツール5選

無料のツイートデックが使えなくなった今、代わりとして使える主な選択肢を紹介します。それぞれに長所と注意点があるため、自分の環境や目的に合うものを選ぶことが大切です。

1. X Pro(公式・有料)

最も確実なのは、X公式のX Pro(旧TweetDeck)をそのまま使うことです。公式機能なのでアカウント凍結のリスクがなく、機能も安定しています。ただし前述のとおり、利用には上位の有料プラン(プレミアムプラス)への加入が必要です。費用をかけてでも公式の安定した環境を使いたい場合の第一候補になります。

2. Open-Deck(非公式・無料/凍結リスクへの配慮あり)

Open-Deckは、kawa-nobu氏が開発したオープンソースのブラウザー拡張機能で、Chrome・Firefoxに対応しています。特徴は、X公式のフロントエンドを内部的に呼び出す方式を採用している点です。通常のWebブラウジングに近い形でアクセスするため、非公式APIを使う方式と比べて凍結リスクを抑えやすいとされています。拡張機能を入れたうえで「x.com/run-opdeck」にアクセスすると起動し、カラム幅の調整や自動更新など独自のカスタマイズ機能も備えます。ただしあくまで非公式拡張機能であり、X側の仕様変更で動作が影響を受ける可能性や、個人開発ゆえのサポート・継続性の不確実性は理解しておく必要があります。

3. XTimelineViewer(Windows専用アプリ・無料)

XTimelineViewerは、X Proがプレミアムプラス専用になったあとに登場した、Windows専用の無料デスクトップアプリです(2026年4月にv1.0.0公開、MITライセンスのオープンソース)。ブラウザーのアドレスバーからXのページURLをドラッグ&ドロップするだけでカラムを追加でき、ホーム・リスト・検索・通知など複数種のタイムラインを横並びで同時表示できます。ブラウザーのタブを占有しない単体アプリとして動作し、TweetDeck時代の操作感を取り戻せる点が魅力です。仕組みとしてはX公式のWeb画面を内部表示する方式のため、非公式APIを直接たたく方式より凍結リスクは相対的に低いとされますが、非公式ツールである以上リスクがゼロではない点は同様に理解しておきましょう。詳しい機能・導入手順は、当社の解説記事「XTimelineViewerの基本機能と「X Pro」難民向け導入メリット」で網羅していますので、Windowsユーザーは合わせてご覧ください。

4. OldTweetDeck(非公式・無料/凍結リスクに注意)

OldTweetDeckは、旧TweetDeckのUIを非公式に復元するブラウザー拡張機能です。無料で旧来の使い勝手を再現できる点で人気がありましたが、非公式な方法でアクセスする仕組みのため、アカウント凍結のリスクを抱えています。実際、2025年11月6日にはOldTweetDeck利用者の大量凍結が発生したと伝えられました(多くのアカウントは翌日までに解除されたとの報告もあります)。利用は自己責任での慎重な判断が必要です。

5. Vivaldiのタブタイリング/XColumn(無料)

このほか、追加ツールなしで近い使い勝手を得たいなら、ブラウザー機能を使う方法もあります。Vivaldiブラウザーには複数タブを並べて表示する「タブタイリング」機能が標準搭載されており、Xの複数ページを横に並べて簡易的なマルチカラムを再現できます。自動更新がなく手動リロードが必要なため、本格的なリアルタイム監視には不向きですが、応急的な用途には十分です。また、Windows専用のデスクトップアプリ「XColumn」も、自動更新やセッション保存に対応した無料の選択肢になります。

代替ツールの比較

主な代替ツールを、料金・対応環境・凍結リスクなどの観点で整理しました。選定の参考にしてください。

ツール 料金 対応環境 自動更新 凍結リスク 提供元
X Pro(公式) 有料(上位プラン) Web(公式) あり なし(公式) X公式
Open-Deck 無料 Chrome・Firefox あり 低め(公式フロント呼び出し) 非公式(個人開発)
XTimelineViewer 無料 Windows専用 あり 低め(Web画面ラップ) 非公式(個人開発)
OldTweetDeck 無料 Chrome・Firefox(手動導入) あり 高(非公式API) 非公式
Vivaldi タブタイリング 無料 Vivaldiブラウザー なし(手動) 低(通常閲覧) ブラウザー機能
XColumn 無料 Windows専用 あり 低め(API不使用) 非公式

※凍結リスクの評価は各ツールの仕組みにもとづく一般的な傾向であり、リスクがゼロであることを保証するものではありません。非公式ツールの利用は自己責任となります。

代替ツールの選び方

どれを選ぶか迷ったら、次の順序で考えると整理しやすくなります。

  • 1. アカウントの安全性を最優先するか:大切なアカウントなら、凍結リスクのない公式のX Pro(有料)が最も安全です。費用を避けたい場合でも、非公式ツールは凍結リスクを理解したうえで選びます。
  • 2. 自分の利用環境(OS・ブラウザー)で動くか:Windows専用のXTimelineViewer・XColumn、Vivaldi限定のタブタイリングなど、環境の制約を確認します。Chrome・Firefoxで使いたいならOpen-DeckやOldTweetDeckが候補です。
  • 3. リアルタイム監視や細かいカスタマイズが必要か:自動更新やカラム調整が必要なら、機能が充実したツール(X Pro、Open-Deck、XTimelineViewerなど)が向きます。簡易表示で十分ならVivaldiでも事足ります。

なお、複数のツールを短期間で渡り歩くと操作に慣れず定着しにくいため、まず1つを一定期間使い込んで評価するのがおすすめです。また、X公式が新ツールの提供を示唆しているため、今後の公式の動きも見ながら判断するとよいでしょう。

ツイートデック代替ツールの使い方・導入方法(概要)

各ツールの基本的な始め方・使い方を簡単にまとめます。いずれも「マルチカラムを開く→監視したいタイムラインやリスト・検索を列として追加する」という流れは共通です。詳細な手順は各ツールの公式ページや配布元で確認してください。

  • X Pro(公式):対応する有料プランに加入したうえで、X Proのページ(pro.x.com)にアクセスします。
  • Open-Deck:ChromeウェブストアまたはFirefox Add-onsから拡張機能としてインストールし、アイコンをクリックするか「x.com/run-opdeck」にアクセスして起動します。
  • XTimelineViewer:配布元(GitHub)からWindows向けのファイルを取得し、Xのページ URLをドラッグ&ドロップしてカラムを追加します。
  • OldTweetDeck:配布元(GitHub)から手動でブラウザーに導入します。Chromeウェブストア経由ではない点に注意します。
  • Vivaldi:Vivaldiブラウザーをインストールし、複数のタブを開いてタブタイリング機能で並べて表示します。

非公式ツールを安全に使うための実務チェックは次のとおりです。代替章の各ツール紹介とあわせて確認してください。

  • 配布元の正当性:GitHubの正規リポジトリや公式ストアからのみ取得し、類似名の偽サイト・二次配布は避ける。
  • 要求権限の妥当性:ブラウザー拡張なら「閲覧データの読み取り」など権限が用途に見合うかを確認する。
  • 重要アカウントの分離:凍結リスクに備え、業務の主アカウントは公式Web版でも使える状態を維持しておく。

これらを押さえたうえで、自己責任で導入してください。

よくある質問(FAQ)

ツイートデックは終了したのですか?

サービス自体は「X Pro」として続いており、終了していません。ただし名称変更され有料化されたため、かつての無料のマルチカラム環境は終了しています。

ツイートデックはいつ終了(変更)しましたか?

2023年8月に「X Pro」へ改称・有料化されました。さらに2026年3月26日(米国時間)以降は、最上位プラン「プレミアムプラス」専用となり、下位プランでは使えなくなりました。

ツイートデック(X Pro)の料金はいくらですか?

2026年時点では、X Proの利用に最上位プラン「プレミアムプラス」(月額6,080円)への加入が必要です。料金やプラン構成は改定が頻繁なため、最新の正確な金額はX公式でご確認ください。

ツイートデックが使えない・開けないのはなぜですか?

X Proへの移行と有料化により、対応する有料プランに加入していないと利用できなくなったためです。2026年時点では上位プラン(プレミアムプラス)が必要です。

無料でマルチカラム表示を使う方法はありますか?

Open-Deckや XTimelineViewer、OldTweetDeckなどの非公式ツール、VivaldiのタブタイリングやWindows専用のXColumnなどがあります。ただし非公式ツールには凍結リスクなどの注意点があり、自己責任での利用になります。

ツイートデックとX Proは違うものですか?

同じものです。TweetDeckが2023年8月に「X Pro」へ名称変更されました。検索などで「旧TweetDeck=X Pro」と表記されるのはこのためです。

関連記事

資料請求

RELATED POSTS 関連記事