Claude Haiku 4.5は、Anthropicが2025年10月15日に公開した小型モデルです。料金は入力100万トークンあたり1ドル、出力5ドルで、2026年10月時点でも現行ラインナップの中で最も速く、最も安いモデルです。上位にはClaude Fable 5.1・Opus 5.5・Sonnet 5.5が並びますが、Haiku系列の現行版は4.5だけです。この記事では、仕様とモデルID、Sonnet 5.5と比べたときの実際のコスト差、APIでの呼び出し方、そして「2026年10月15日以降」とされる廃止に備えた移行の準備までを、公式ドキュメントの記述をもとに整理します。
まとめ:Claude Haiku 4.5の仕様・料金と使いどころ
- 仕様:文脈長20万トークン、出力上限6.4万トークン、知識の信頼できる範囲は2025年2月まで。思考は
budget_tokensで指定する拡張思考(Extended thinking) - 料金:入力1ドル・出力5ドル(100万トークンあたり)。Sonnet 5.5は2ドル・10ドルだが、同じ文章でもトークン数が約30%多いため、思考やキャッシュを除いた試算では料金差が約2.6倍になる
- 向く用途:分類・抽出・要約など大量に回す処理、応答速度が要るチャット、上位モデルから仕事を割り振られるサブエージェント
- 向かない用途:20万トークンを超える文書、ツールを何度も呼びながら考え続けるエージェント、2025年後半以降の知識が要る質問
- 注意点:プロンプトキャッシュは4,096トークン未満では効かない。
temperatureとtop_pの同時指定は400エラー - 廃止予定:Claude APIでの廃止は「2026年10月15日より前にはない」とだけ示されている。通知から廃止までは最低60日
以下、仕様、料金、性能、他モデルとの使い分け、API実装、Claude Codeでの扱い、廃止への備えの順に説明します。
Claude Haiku 4.5の基本仕様とモデルIDの指定方法
公開日・文脈長・出力上限・知識カットオフ
公式のモデルページに載っている仕様は次のとおりです。旧来の記事に見られる「パラメータ数」「モデルサイズ」は、モデルページにも発表記事にも記載がなく、公表されていません。
| 項目 | Claude Haiku 4.5 |
|---|---|
| 公開日 | 2025年10月15日 |
| 文脈長(コンテキストウィンドウ) | 20万トークン |
| 最大出力 | 6.4万トークン |
| 入力と出力 | テキスト・画像を入力、テキストを出力 |
| 思考 | 拡張思考(budget_tokens指定) |
| effortパラメータ | 非対応 |
| 信頼できる知識の範囲 | 2025年2月まで |
| 学習データの範囲 | 2025年7月まで |
| 相対的な応答速度 | Fastest(現行で最速) |
知識の範囲が2025年2月までなので、それ以降に出たライブラリの版やAPI仕様を聞くと、古い情報を答える可能性があります。最新情報が要る用途では、検索結果やドキュメントをプロンプトに入れて渡す前提で設計してください。もう一つの特徴が「コンテキスト認識(context awareness)」で、Haiku 4.5は会話中に残りの文脈長(トークン予算)を把握しており、長く続くタスクを残りの容量に合わせて進められます。
プラットフォーム別のモデルID
Claude APIのほか、Amazon Bedrock、Google Cloud(Vertex AI)、Microsoft Foundry、Claude Platform on AWSで提供されています。IDの書式がプラットフォームごとに違うため、コピーするときは取り違えに注意してください。
| プラットフォーム | モデルID |
|---|---|
| Claude API(固定版) | claude-haiku-4-5-20251001 |
| Claude API(エイリアス) | claude-haiku-4-5 |
| Amazon Bedrock(Messages API) | anthropic.claude-haiku-4-5 |
| Amazon Bedrock(InvokeModel) | anthropic.claude-haiku-4-5-20251001-v1:0 |
| Google Cloud | claude-haiku-4-5@20251001 |
| Microsoft Foundry | claude-haiku-4-5 |
| Claude Platform on AWS | claude-haiku-4-5 |
エイリアスの claude-haiku-4-5 は固定版 claude-haiku-4-5-20251001 を指す便宜上の名前です。エイリアスには参照先が変わらない保証がないため、本番コードでは日付付きの固定版を書いておくと、廃止通知が来たときに検索で影響箇所を洗い出しやすくなります。AWSでBedrockとClaude Platform on AWSのどちらを選ぶかはAWSでClaudeを使う方法の比較で整理しています。
Claude Haiku 4.5の料金と実効コストの計算
入力1ドル・出力5ドルとキャッシュ・バッチの単価
| 区分(100万トークンあたり) | Haiku 4.5 | Sonnet 5.5 | Haiku 3.5(参考) |
|---|---|---|---|
| 入力 | $1 | $2 | $0.80 |
| 出力 | $5 | $10 | $4 |
| キャッシュ書き込み(5分) | $1.25 | $2.50 | $1 |
| キャッシュ書き込み(1時間) | $2 | $4 | $1.60 |
| キャッシュ読み出し | $0.10 | $0.20 | $0.08 |
| バッチAPI | 入出力とも50%引き | 入出力とも50%引き | 入出力とも50%引き |
単価はClaudeの公式料金ページの2026年10月7日時点の値です。Haiku 3.5はClaude APIでは2026年2月19日に廃止済みで、残っているのはBedrockとGoogle Cloudだけです。BedrockとGoogle Cloudでは、Haiku 4.5以降のモデルについてリージョン指定のエンドポイントがグローバルより10%高く設定されています。データの処理地域を固定する必要があるときは、この上乗せを見込んでください。モデル全体の料金表と支出上限の仕組みはAnthropic API(Claude API)の料金とAPIキー取得方法にまとめています。
Sonnet 5.5との価格差が2倍で済まない理由
単価だけ見るとSonnet 5.5はHaiku 4.5のちょうど2倍です。ところがSonnet 5.5の移行ガイドには、Sonnet 5.5のトークナイザでは同じ文章がHaiku 4.5より約30%多いトークンになると書かれています。同じ入出力文章でトークン数がともに1.3倍になると仮定し、思考やキャッシュなどの差を除けば、料金の試算比率は2倍×1.3倍=約2.6倍です。次のスクリプトで、問い合わせ分類を月30万件回す場合を試算しました。
# Haiku 4.5 と Sonnet 5.5 の月額試算(単価は2026-10-07時点の公式価格、ドル/100万トークン)
PRICE = {"claude-haiku-4-5": (1.0, 5.0), "claude-sonnet-5-5": (2.0, 10.0)}
TOKEN_RATIO = {"claude-haiku-4-5": 1.0, "claude-sonnet-5-5": 1.3} # 同じ文章のトークン数(Haiku基準)
def monthly_cost(model, requests, in_tok, out_tok, batch=False):
pin, pout = PRICE[model]
r = TOKEN_RATIO[model]
cost = requests * (in_tok * r * pin + out_tok * r * pout) / 1_000_000
return cost * (0.5 if batch else 1.0)
# 例:問い合わせ分類を月30万件、1件あたり入力1,500・出力200トークン(Haiku換算)
for m in PRICE:
print(f"{m:18} 通常 ${monthly_cost(m, 300_000, 1500, 200):8.2f} バッチ ${monthly_cost(m, 300_000, 1500, 200, batch=True):8.2f}")
h = monthly_cost("claude-haiku-4-5", 300_000, 1500, 200)
s = monthly_cost("claude-sonnet-5-5", 300_000, 1500, 200)
print(f"倍率 {s / h:.2f}")
Python 3.9.6で実行した出力です。
claude-haiku-4-5 通常 $ 750.00 バッチ $ 375.00
claude-sonnet-5-5 通常 $ 1950.00 バッチ $ 975.00
倍率 2.60
30%という値は公式が「内容によって変わる」と注記している目安です。日本語中心のプロンプトでどう変わるかは、自社の実データをトークンカウントAPIに通して確かめてから予算を組んでください。また、Sonnet 5.5は thinking を指定しないと適応型思考が既定で動くため、思考トークンが発生した場合は、その分も出力として課金されます。上の試算は、思考なし・指定した処理件数と文章量・キャッシュなしを仮定した計算例で、請求額の下限ではありません。
プロンプトキャッシュが4,096トークン未満で効かない落とし穴
プロンプトキャッシュを使うと、2回目以降の読み出しは入力単価の10%(Haiku 4.5なら0.1ドル)で済みます。ただしHaiku 4.5でキャッシュできるプロンプトは最低4,096トークンからです。Sonnet 5.5やOpus 5.5は512トークン、Sonnet 4.6は1,024トークンなので、Haikuの下限は現行モデルの中で最も高い部類に入ります。
ツール定義などを含め、キャッシュ対象の接頭辞全体が4,096トークン未満だと、cache_control を付けてもHaiku 4.5ではキャッシュされず、毎回通常の入力単価で課金されます。エラーにはならないので気づきにくい点です。レスポンスの usage で cache_read_input_tokens が0でも、下限不足とは限りません。cache_creation_input_tokens も確認し、初回書き込み、キャッシュの有効期限切れ、接頭辞の変更、最低トークン数の不足を切り分けてください。Haiku 4.5でキャッシュ費用を見積もる際は、キャッシュ対象の接頭辞が4,096トークン以上あり、有効期限内に同じ内容を再利用できるかを確認してください。
Claude Haiku 4.5の性能:公式ベンチマークの読み方
Anthropicの発表記事が数値で示している代表値は、ソフトウェア開発の課題を解かせるSWE-bench Verifiedの73.3%です。この値は500問を50回試行した平均で、思考予算12.8万トークン、ツールはbashと文字列置換によるファイル編集の2つだけという条件で測られています。普段のAPI利用で思考を使わない設定なら、この値はそのまま再現されません。
発表記事はHaiku 4.5を次のように位置づけています。
- 5か月前に最先端だったClaude Sonnet 4と同程度のコーディング性能を、3分の1のコストと2倍以上の速度で出す
- コンピュータ操作(computer use)など一部の作業ではSonnet 4を上回る
- Sonnet 4.5が複雑な問題を計画に分解し、複数のHaiku 4.5に小タスクを並列で任せる構成を想定している
- 安全性評価の結果、AI Safety Level 2(ASL-2)で公開した。Sonnet 4.5とOpus 4.1はより制限の強いASL-3
読むときの注意は、比較相手が2025年10月時点のモデルだという点です。基準になったSonnet 4は、Claude APIではすでに廃止されています。2026年10月の現行モデルであるSonnet 5.5やOpus 5.5とHaiku 4.5を同じ条件で並べた公式の表はありません。「Sonnet並みの性能」という表現は、一世代以上前のSonnetとの比較だと理解してください。
Haiku・Sonnet・Opusの違いと使い分けの判断基準
現行4モデルの価格・文脈長・思考方式の比較
| モデル | 入力/出力($/100万) | 文脈長 | 最大出力 | 思考 | 速度 | 知識の範囲 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Claude Fable 5.1 | $10 / $50 | 100万 | 12.8万 | 適応型(常時オン) | Slower | 2026年6月 |
| Claude Opus 5.5 | $4 / $20 | 100万 | 12.8万 | 適応型(常時オン) | Moderate | 2026年6月 |
| Claude Sonnet 5.5 | $2 / $10 | 100万 | 12.8万 | 適応型 | Fast | 2026年6月 |
| Claude Haiku 4.5 | $1 / $5 | 20万 | 6.4万 | 拡張思考(手動) | Fastest | 2025年2月 |
Haiku 4.5だけが一世代前の設計で、文脈長は他の5分の1、知識の範囲は1年4か月古く、思考も適応型ではありません。名前の数字が小さいのは系列ごとに番号が独立しているためで、Haiku 4.5(2025年10月)はSonnet 5.5(2026年9月28日)より約1年古いモデルです。上位モデルの詳細はClaude Sonnet 5.5の解説、Claude Opus 5.5の解説、Claude Fable 5.1の解説を参照してください。
Haiku 4.5を選ぶ場面と選ばない場面
Anthropicのモデル選択ガイドは「まずHaiku 4.5で作り、性能が足りない箇所だけ上位モデルに替える」進め方を、試作・低遅延・コスト重視・大量の単純処理に勧めています。判断基準を具体的にすると次のとおりです。
Haiku 4.5を選ぶのは、入力が20万トークンに収まり、1回の処理で答えが決まる仕事です。問い合わせの分類、フォーム入力からの項目抽出、ログの要約、FAQ応答、上位モデルが分解した小タスクの実行がこれにあたります。件数が多いほど単価差による総額差は大きくなりますが、実効コストは出力量・思考量・キャッシュ利用率を含めて比較してください。
Haiku 4.5を選ばない場面ははっきりしています。第一に、契約書一式やリポジトリ全体など20万トークンを超える入力です。Sonnet 5.5なら100万トークンまで入ります。第二に、ツールを何十回も呼びながら方針を立て直すエージェントです。Haiku 4.5はツール呼び出しの合間に考えるインターリーブ思考に対応しておらず、Claude APIでは該当のベータヘッダーを付けても無視されます。第三に、2025年3月以降の技術や制度について、最新資料を渡さず学習済みの知識だけで答えさせる用途です。この3つに当てはまるなら、単価の安さで選ぶと手戻りのほうが高くつきます。
中間の選択肢として、Haikuに実行させ、難所だけ上位モデルに相談させる構成もあります。Claude APIのadvisorツールを使う方法はAdvisor Strategyの解説で扱っています。
Claude Haiku 4.5をAPIで呼び出す手順と拡張思考の設定
curlでの最小リクエストと拡張思考の指定
APIキーを環境変数 ANTHROPIC_API_KEY に入れたうえで、Messages APIに送ります。次の例は拡張思考を2,000トークンの予算で有効にしたものです。
curl https://api.anthropic.com/v1/messages \
-H "x-api-key: $ANTHROPIC_API_KEY" \
-H "anthropic-version: 2023-06-01" \
-H "content-type: application/json" \
-d '{
"model": "claude-haiku-4-5-20251001",
"max_tokens": 4000,
"thinking": {"type": "enabled", "budget_tokens": 2000},
"messages": [
{"role": "user", "content": "次のSQLが遅い原因を3行で説明してください: SELECT * FROM orders WHERE YEAR(created_at) = 2026"}
]
}'
拡張思考の制約は3つあります。budget_tokens は1,024以上で、max_tokens より小さくなければなりません(思考トークンも max_tokens に含まれるため)。Sonnet 5.5などで使う {"type": "adaptive"} をHaiku 4.5に送ると400エラーになります。分類や抽出のような単純な処理では thinking を省けば思考なしで動き、出力トークンを節約できます。公式は、単純なタスクなら下限の1,024付近から、複雑なタスクなら16,000以上から試して調整するよう勧めています。
構造化出力(JSONスキーマに沿った出力)はHaiku 4.5でも使えます。Claude APIのStartティアでのレート上限は毎分1,000リクエスト、入力200万トークン、出力40万トークンです。
Haiku 3.5からの移行で400エラーになる指定
Haiku 3.5や3を使い続けていたコードをHaiku 4.5へ切り替えるとき、モデルIDの差し替えだけでは動かない箇所があります。移行ガイドが破壊的変更として挙げているのは次の点です。
temperatureとtop_pを両方指定していると400エラー。どちらか一方だけにする- テキストエディタツールは
text_editor_20250728、コード実行ツールはcode_execution_20250825に更新する。旧版のツールは使えない - テキストエディタの
undo_editコマンドを使うコードは削除する - 停止理由に
refusalが返る場合の処理を追加する
レート上限もHaiku 3.5とは別枠で管理されます。Claude 4系は応答が簡潔になる傾向があるため、出力の長さや書式に依存した後処理があれば、プロンプトとあわせて見直してください。
Claude CodeでのHaikuの役割と固定方法
Claude Codeでは haiku というエイリアスで呼び出せ、公式ドキュメントでは「単純なタスク向けの速く効率的なモデル」と説明されています。モデルを直接選ぶ以外にも、Haikuが使われる場面があります。
ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODELは、haikuエイリアスの解決先と、会話要約などのバックグラウンド処理に使うモデルを決めるCLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODELにhaikuを指定すると、モデル未指定のサブエージェントやエージェントチームのメンバーがHaikuで動く- 組織のモデルアクセス制限ではHaikuを無効化できない。ただし、これはClaude Enterpriseの管理コンソールでの制限の話で、Claude Codeの管理設定(
availableModelsなど)による制限は別に適用される
export ANTHROPIC_DEFAULT_HAIKU_MODEL=claude-haiku-4-5-20251001
export CLAUDE_CODE_SUBAGENT_MODEL=haiku
エイリアスの解決先はClaude Codeの版や接続先によって変わり、最新のリリースより遅れることがあります。廃止日が決まったときに意図しないモデルへ切り替わらないよう、バックグラウンド処理も含めて固定したい場合は上のように固定版のIDを書いておきます。調査や大量のファイル読み込みをHaikuのサブエージェントに任せ、設計判断は上位モデルに残す使い方はClaude Code Agent Teamsの解説で扱っています。
Haiku 4.5の廃止日未定と通知後の移行準備
Haiku 4.5の状態は2026年10月7日時点で「Active(latest)」ですが、廃止日の欄は「Not sooner than October 15, 2026」(2026年10月15日より前には廃止しない)です。廃止日そのものではなく、それ以前には廃止しないという約束にすぎません。後継のHaikuはモデル一覧にまだ載っていません。その後、後継のClaude Haiku 5.5が2026年10月7日に公開されました。料金と移行手順はリンク先で扱っています。
手がかりになるのは公式のモデル廃止ページに残る過去の実績です。Anthropicは公開モデルの廃止について最低60日前に通知すると定めています。Haiku 3.5は2025年12月19日に通知され2026年2月19日に廃止、Haiku 3は2026年2月19日に通知され4月20日に廃止されました。どちらも通知から約2か月です。仮に10月15日に通知が出ても、Claude APIで止まるのは早くて12月中旬と見積もれます。なお、この日付はClaude API・Claude Platform on AWS・Microsoft Foundryに適用されるもので、BedrockとGoogle Cloudは独自の廃止スケジュールを持ちます。
通知が来てから慌てないために、いまのうちに済ませておくことは4つです。
- コード内の
claude-haiku-4-5の使用箇所を洗い出し、どの処理が何トークン使っているかを把握する - 移行先の候補であるSonnet 5.5で、同じプロンプトのトークン数をトークンカウントAPIで数え直し、月額を再試算する
- Sonnet 5.5では
thinkingを省くと思考が既定でオンになる点、budget_tokens・temperature・top_p・top_kの非既定値・ツールの強制呼び出し(tool_choiceのanyやtool)が使えない点を確認し、該当箇所を書き換える - キャッシュの下限が4,096トークンから512トークンに下がるので、Haikuでキャッシュされていなかった短いプロンプトに
cache_controlを付け直す
Sonnet 5.5の移行ガイドには、Haiku 4.5から移る場合の項目が独立して用意されています。回答前の思考なしで動かす場合は thinking に {"type": "between_tools"} を指定し、effortを high 以下にします。Haiku 4.5で使っていた {"type": "disabled"} は受け付けられません。アシスタントのプリフィル(応答の書き出し指定)の置き換えと、応答ブロックを type で判別する処理も確認してください。Haiku 4.5の思考ブロックはSonnet 5.5が読めるため、会話の途中で上位モデルに切り替えても推論の文脈は引き継がれます。逆にSonnet 5.5からHaiku 4.5へ戻すと、Sonnet 5.5の思考ブロックは捨てられます。前の世代の移行例としてはClaude Sonnet 4.5の廃止とSonnet 5.5への移行手順も参考になります。
よくある質問
Claude Haiku 4.5とはどんなモデルですか?
Anthropicが2025年10月15日に公開した、Claudeの中で最も小さく速いモデルです。料金は入力100万トークンあたり1ドル、出力5ドルで、文脈長は20万トークン、出力上限は6.4万トークンです。発表時点ではClaude Sonnet 4と同程度のコーディング性能を、3分の1のコストと2倍以上の速度で出すと説明されていました。2026年10月時点でもHaiku系列の現行版はこの4.5だけです。
Claude APIの料金はモデルごとにいくらですか?
100万トークンあたりの入力と出力の単価は、Fable 5.1が10ドルと50ドル、Opus 5.5が4ドルと20ドル、Sonnet 5.5が2ドルと10ドル、Haiku 4.5が1ドルと5ドルです。バッチAPIを使えば入出力とも半額になります。キャッシュ読み出しは100万トークンあたりFable 5.1が0.25ドル、Opus 5.5が0.20ドル、Sonnet 5.5が0.20ドル、Haiku 4.5が0.10ドルです。ただしSonnet 5.5以降のモデルは同じ文章でもトークン数が多くなるため、単価の比だけで比較すると安く見積もりすぎます。
Haiku・Sonnet・Opusの違いは何ですか?
性能と価格の段階の違いです。最上位がFable、次がOpus、標準がSonnet、最も速く安いのがHaikuです。現行のSonnet 5.5とOpus 5.5は文脈長100万トークンで適応型思考に対応しますが、Haiku 4.5は文脈長20万トークンで、思考は予算を手動で指定する拡張思考です。大量の定型処理や速度が要る用途はHaiku、一般的な業務はSonnet、難しい推論や長時間のエージェント処理はOpusという分け方が基本です。
Haiku 4.5とHaiku 3.5の違いは何ですか?
Haiku 4.5は拡張思考とコンテキスト認識に対応し、出力上限が6.4万トークンに広がりました。料金は入力0.8ドルから1ドル、出力4ドルから5ドルに上がっています。Haiku 3.5はClaude APIでは2026年2月19日に廃止され、公式の移行先はHaiku 4.5です。移行時は temperature と top_p の同時指定が400エラーになる点とツールの版の更新に注意してください。
Claudeの最新モデルはどれですか?
2026年10月7日時点のモデル一覧では、最上位がClaude Fable 5.1、続いてClaude Opus 5.5、Claude Sonnet 5.5(2026年9月28日公開)、Claude Haiku 4.5の4つが現行モデルです。迷ったらOpus 5.5から始めるよう公式は案内しています。コストと速度を優先する場合はHaiku 4.5から試し、足りない部分だけ上位モデルに替える進め方も公式ガイドで示されています。