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Claude APIのモデルID一覧:Models APIでの取得と廃止モデルの移行手順【2026年11月】

Claude APIのモデルID一覧:Models APIでの取得と廃止モデルの移行手順【2026年11月】

Claude APIの model パラメータに渡す文字列は、2026年11月7日時点で claude-opus-5-5 や claude-sonnet-5-5 のような日付なしの形式が主流です。ところがClaude 4.6世代より前のモデルは claude-sonnet-4-5-20250929 のように日付を含み、短いエイリアスまで存在します。この記事では、公式ドキュメントをもとに現行のモデルID一覧、エイリアスとスナップショットの違い、Models APIで廃止予定を機械的に取得するコード、移行期限が近いIDの洗い出しまでを実装者向けに整理しました。

まとめ:Claude APIのモデルIDは固定指定とModels APIでの定期確認が基本

本番システムでは、モデルIDを設定ファイルに明示して固定します。Claude 4.6世代以降の日付なしIDはそれ自体が固定のスナップショットで、中身が差し替わることはありません。新しい版は必ず別のIDで出ます。

廃止への備えは、Models APIの lifecycle と retires_at を定期的に読むだけで足ります。2026年11月7日時点で期限が迫っているのは claude-sonnet-4-5-20250929 で、2026年11月30日に廃止されます。

反対に、一覧APIの先頭に出る最新モデルへ自動で切り替える実装は採用しません。モデルが変わると単価も受け付けるパラメータも変わり、気づかないうちに請求額と応答の傾向が動くからです。

Claude APIで指定できる現行モデルIDと単価・提供期限の一覧

公式のModels overviewは、現行モデルを4つに絞って比較しています。ここではその4つと、まだ呼び出せる旧モデル、廃止予定のモデルを分けて載せます。

現行4モデルのモデルID・単価・最短の提供終了日を選定時に比較

次の表は2026年11月7日時点の値です。単価は入力・出力100万トークンあたりの基本料金で、提供終了日は「この日より前には終了しない」という約束を示します。

モデル Claude APIのID 入力/出力単価 既定effort 最短の提供終了
Claude Fable 5.1 claude-fable-5-1 $10 / $50 high 2027年9月1日
Claude Opus 5.5 claude-opus-5-5 $4 / $20 medium 2027年9月22日
Claude Sonnet 5.5 claude-sonnet-5-5 $2 / $10 high 2027年9月28日
Claude Haiku 5.5 claude-haiku-5-5 $0.10〜 / $0.50〜 medium 2027年10月7日

4モデルとも入力は100万トークン、同期のMessages APIでの出力上限は12.8万トークンです。公式は迷ったらOpus 5.5から始めるよう案内しています。キャッシュやBatch APIを含む料金の試算はAnthropic API(Claude API)の料金とAPIキー取得方法にまとめています。

現行の比較表に載らないがClaude APIで呼び出せる旧モデル9本のID

Model deprecationsの状態表で「Active」のまま残っている旧モデルは、次の9本です。既存システムが呼んでいるのは多くがこの層です。

  • claude-fable-5 / claude-opus-5 / claude-sonnet-5(いずれも日付なし)
  • claude-opus-4-8 / claude-opus-4-7 / claude-opus-4-6 / claude-sonnet-4-6(日付なし)
  • claude-opus-4-5-20251101(最短の提供終了は2026年11月24日)
  • claude-haiku-4-5-20251001(最短の提供終了日とされた2026年10月15日を過ぎたが、11月7日時点で状態はActive)

下2つは日付つきIDで、最短の提供終了日がすでに近いか過ぎています。廃止の通知は少なくとも60日前に届く決まりなので、今日呼べるからといって来年も呼べるとは限りません。claude-mythos-5-1 と claude-mythos-5 も状態表ではActiveですが、利用には条件があります。条件はClaude Mythos 5.1の利用条件で扱っています。

廃止予定と廃止済みのモデルIDを確認する一覧と公式の推奨移行先

廃止予定(Deprecated)は2本です。廃止済み(Retired)のIDへのリクエストは失敗します。エラー種別ごとに再試行してよいかの判断は、Claude APIのエラー一覧と対処:429・529の見分け方とリトライ実装で整理しています。

モデルID 状態 廃止日 推奨移行先
Claude Sonnet 4.5(※) 廃止予定 2026年11月30日 claude-sonnet-5-5
claude-mythos-preview 廃止予定 未発表 記載なし
claude-opus-4-1-20250805 廃止済み 2026年8月5日 claude-opus-4-8
claude-opus-4-20250514 廃止済み 2026年6月15日 claude-opus-4-8
claude-sonnet-4-20250514 廃止済み 2026年6月15日 claude-sonnet-5-5
claude-3-haiku-20240307 廃止済み 2026年4月20日 claude-haiku-4-5-20251001

※表の1行目のIDは claude-sonnet-4-5-20250929 です。エイリアス claude-sonnet-4-5 で呼んでいる場合も、移行の期限はこの日付つきIDで判断します。2025年以前に書かれたサンプルコードには claude-3-5-sonnet-20241022 や claude-3-7-sonnet-20250219 がよく出てきます。どちらもすでに廃止済みで、コピーしてもそのままでは動きません。

日付つきIDとエイリアスと日付なしIDの違いを命名規則から整理

モデルIDの形式は、Claude 4.6世代を境に変わりました。Model IDs and versioningの説明を、実装で迷う点に絞って整理します。

4.6世代以前の日付つきIDとエイリアスが指すスナップショットの関係

4.6世代より前のモデルは claude-{name}-{major}-{minor}-{YYYYMMDD} の形で、末尾の日付がスナップショットを表します。Claude APIはこれに加えて claude-sonnet-4-5 のような短いエイリアスを受け付けます。

エイリアスは、そのマイナー版の最新の日付つきスナップショットへ解決される便宜上のポインタです。公式の「IDの中身は変わらない」という保証はIDに対するもので、エイリアスは対象外と明記されています。本番の設定にエイリアスを書くと、何が動いているかを日付つきIDで追い直す手間が生じます。

日付なしIDは最新版への自動追従ではなく固定スナップショット

claude-sonnet-4-6 や claude-opus-5-5 は、日付が無いので「常に最新を指す名前」に見えます。公式はこれをよくある誤解として否定しており、日付なしIDはそのリリースの正式なIDで、1つの固定スナップショットに対応します。

ただし重みが固定でも、リクエストの振り分けや安全分類器などの周辺インフラは更新されます。同じIDで応答の傾向がわずかに変わったときは、まずインフラ更新を疑うよう公式は説明しています。

BedrockとGoogle CloudでIDの書式が変わる3つの差分

同じモデルでも、提供経路ごとにIDの書き方が異なります。Claude APIのIDをそのまま流用して失敗しやすいのは次の3点です。

  • Amazon Bedrockは anthropic. を前に付ける(例:anthropic.claude-sonnet-5-5)
  • Bedrockの -v1 付きIDは anthropic.claude-opus-4-6-v1 が最後で、Sonnet 4.6以降は付かない
  • Google Cloud(Google管理)の旧モデルは日付を @ で区切る(例:claude-haiku-4-5@20251001)

Claude Platform on AWSとMicrosoft FoundryはClaude APIと同じIDを使います。Bedrock側の呼び出し経路とIDの選び方はBedrock Claudeの使い方で詳しく扱っています。

Models APIでモデルID一覧と廃止予定日を取得するcurlとPythonの手順

ドキュメントの表を人が読み写す運用は、廃止日の更新を取りこぼします。List Models(GET /v1/models)を使えば、自分の組織で呼べるモデルとその状態をAPIから直接取れます。

curlでGET /v1/modelsを呼びlimitを100件に広げる例

一覧は新しいモデルから順に返り、1ページの件数は既定20件・最大1,000件です。指定しなければ、ActiveとDeprecatedのモデルが返ります。

curl "https://api.anthropic.com/v1/models?limit=100" \
  -H "anthropic-version: 2026-10-21" \
  -H "Authorization: Bearer $ANTHROPIC_API_KEY"

この例はAPIバージョン2026-10-21の書式で、キーは Authorization: Bearer で送ります。2023-06-01のまま x-api-key で呼んでいる環境の違いはClaude API 2026-10-21移行ガイドを参照してください。APIバージョンとモデルIDは別物で、どちらか一方だけを上げることもできます。

Python SDKでlifecycleとretires_atを一覧表示するコード

Python SDKの一覧メソッドは、for で回すと次のページを自動で取りに行きます。SDKはPython 3.10以上が必要です。

import anthropic

client = anthropic.Anthropic()  # 環境変数 ANTHROPIC_API_KEY を読む

# 廃止済みも含めて全件を表示する(lifecycle は最大3値まで指定できる)
for m in client.models.list(limit=100, lifecycle=["active", "deprecated", "retired"]):
    print(m.id, m.display_name, m.line, m.lifecycle, m.retires_at,
          m.max_input_tokens, m.max_tokens)

retires_at は廃止予定日で、Activeの間は null です。公式は、Deprecatedのモデルで過去の日付が入っていても廃止が遅れているだけで、廃止の判定は lifecycle で行うよう注意しています。系列を知りたいときも、IDの文字列を分解せず line(opus・sonnet・haiku・fable・mythos)を読みます。

GET /v1/models/{model_id}でエイリアスを実際のIDへ解決する方法

個別取得のGet a Modelは、パス引数にIDかエイリアスを受け付けます。エイリアスを渡すと、応答の id に解決後のIDが入ります。

既存コードに claude-sonnet-4-5 のようなエイリアスが残っていたら、まずこのAPIで日付つきIDを確かめます。その日付つきIDを廃止予定の表と照合すれば、移行の期限が分かります。

本番環境でモデルIDを固定し廃止を検知する設定とCIスクリプト

ここからは、一覧を知ったうえでどう運用するかの判断です。結論から言うと、IDは設定に固定し、状態の確認だけを自動化します。

モデルIDをコードに直書きせず用途別の環境変数に分ける設定方法

モデルIDはアプリケーションのコードに書かず、用途ごとの設定値に切り出します。

# .env:検証環境と本番環境で値だけを差し替える
CLAUDE_MODEL_MAIN=claude-sonnet-5-5
CLAUDE_MODEL_LIGHT=claude-haiku-5-5
CLAUDE_MODEL_IDS=claude-sonnet-5-5,claude-haiku-5-5

用途で分けておくと、分類や抽出のような軽い処理だけをHaikuへ移す判断が設定変更で済みます。モデルを替えるときは、単価と既定effortも同時に変わる点を忘れないでください。

retires_atを読み廃止予定なら失敗させるCI用チェックスクリプト

次のスクリプトは、設定中のIDをGet a Modelで1件ずつ確かめ、Active以外が1つでもあれば終了コード1を返します。週1回のCIやcronに入れておけば、廃止の通知メールを見落としても検知できます。

# check_models.py:設定中のモデルIDの状態を Models API で確かめる
import os
import sys

import anthropic

client = anthropic.Anthropic()
ids = [s.strip() for s in os.environ["CLAUDE_MODEL_IDS"].split(",") if s.strip()]
ng = 0
for model_id in ids:
    try:
        m = client.models.retrieve(model_id)
    except anthropic.NotFoundError:
        print(f"{model_id}: 見つからない(IDの誤りか利用権限なし)")
        ng += 1
        continue
    print(f"{model_id}: 実ID={m.id} 状態={m.lifecycle} 廃止予定={m.retires_at}")
    if m.lifecycle != "active":
        ng += 1
sys.exit(1 if ng else 0)

APIだけでは、どのAPIキーが古いIDを呼んでいるかまでは分かりません。Claude ConsoleのUsageページからExportすると、APIキー別・モデル別の利用状況をCSVで取れます。スクリプトで期限を知り、CSVで呼び出し元を特定する、という役割分担です。

移行期限が近いモデルIDの洗い出しと自動追従を採用しない判断

最後に、2026年11月時点で手を動かすべきIDと、やらないほうがよい実装を言い切ります。

Sonnet 4.5の11月30日廃止とOpus 4.5・Haiku 4.5の扱い

最優先は claude-sonnet-4-5-20250929 とそのエイリアス claude-sonnet-4-5 です。2026年11月30日を過ぎるとリクエストが失敗するため、推奨移行先の claude-sonnet-5-5 での検証を今月中に終えます。移行時に変わる仕様はClaude Sonnet 4.5の廃止とSonnet 5.5への移行手順で確認できます。

次に見るのは claude-opus-4-5-20251101 と claude-haiku-4-5-20251001 です。どちらも11月7日時点ではActiveですが、最短の提供終了日が近いか過ぎています。60日前の通知を受けてから検証を始めると、評価に使える期間は2か月しかありません。

移行先の選定や評価の段取りを社内で組みにくい場合は、生成AI導入支援としてモデル選定から本番切り替えまでご相談を受けています。

一覧の先頭モデルへ自動で切り替える実装を料金と互換性から見送る理由

List Modelsは新しいモデルから順に返すので、先頭を読めば常に最新を使う実装は数行で書けます。この実装は採用しません。

理由は料金と互換性の2つです。1つは料金で、Opus 5.5とFable 5.1では入出力とも単価が2.5倍違い、新モデルが出た日に請求単価が上がります。もう1つは互換性で、モデルの世代によって受け付けるパラメータが異なるためです。たとえば temperature は、Claude 4.7以降のモデルで既定以外の値を送ると400になります。

自動化するのは「新しいモデルが出た」「使っているIDが廃止予定になった」という通知までにとどめます。切り替えは、評価用のプロンプトで品質と単価を比べてから人が設定値を書き換える手順にしてください。

Claude APIのモデルIDとModels APIでよくある質問

モデルIDの指定とModels APIについて、実装時によく出る疑問をまとめました。

Claude APIで常に最新モデルを使う「latest」のような指定はありますか?

2026年11月7日時点の公式ドキュメントに、最新モデルへ自動で解決される指定は載っていません。日付なしのIDも固定スナップショットで、新しい版は別のIDとして公開されます。最新を使いたい場合は、Models APIの一覧で新しいIDを確認し、評価を済ませてから設定値を書き換えます。前述のとおり、単価と受け付けるパラメータが変わるため、自動追従はおすすめしません。

claude-sonnet-4-5とclaude-sonnet-4-5-20250929は何が違いますか?

前者はClaude APIが受け付けるエイリアスで、後者は日付つきのスナップショットIDです。エイリアスはそのマイナー版の最新スナップショットへ解決される便宜上の名前で、Get a Modelに渡すと解決後のIDを確認できます。廃止日は日付つきIDの表に載っており、Sonnet 4.5は2026年11月30日です。移行計画は日付つきIDを基準に立ててください。

廃止済みのモデルIDを呼ぶとどうなりますか?

公式ドキュメントは、廃止日を過ぎたモデルへのリクエストは失敗するという説明です。廃止済みのモデルはModels APIのカタログに記録として残り、一覧では lifecycle=["retired"] を指定したときだけ返ります。自社のコードに古いIDが残っていないかは、本文のチェックスクリプトとConsoleのUsageエクスポートを組み合わせて確かめます。

Models APIの応答でモデルの料金も取得できますか?

取得できません。応答に含まれるのはID、表示名、系列(line)、状態(lifecycle)、廃止予定日、入力と出力のトークン上限、対応機能(capabilities)です。capabilitiesには、Batch API、PDF入力、Web検索ツール、thinkingの種類などの対応可否が入ります。単価は公式のPricingページで確認し、設定ファイルにモデルIDと並べて管理しておくと見積もりの更新が楽になります。

Amazon BedrockでもClaude APIと同じモデルIDで呼べますか?

そのままでは呼べません。Bedrockでは anthropic.claude-sonnet-5-5 のように anthropic. を前に付け、4.6世代より前のモデルは末尾に -v1:0 が付きます。Bedrockは廃止日も独自に決めるため、Claude APIの状態表とは日付が一致するとは限りません。Claude Platform on AWSならClaude APIと同じIDと廃止スケジュールが使えます。

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