Visual Studio Code v1.109は2026年1月版として、2026年2月4日に公開されました。この版はエージェント関連の項目が大きく再編され、Claudeの設定ファイルを直接読む互換対応も入っています。本記事はv1.109に固有の内容を扱います。より新しい版の変更点はVSCode 1.118の新機能まとめ|Copilotエージェント刷新・codebase semantic index・Dev Containers対応を解説を参照してください。
まとめ
公式リリースノートの冒頭で挙げられている柱は次のとおりです。
- チャットはストリーミングの高速化、推論結果の改善、インラインチャットの刷新で体感が変わった
- エージェントのタスク委譲がローカル・バックグラウンド・クラウドをまたいで扱いやすくなった
- エージェントのオーケストレーションとAgent Skillsで、自分のワークフローを組めるようになった
- Claude agentサポートとAnthropicモデルの新機能で、既存の知見を持ち込めるようになった
- 統合ブラウザにより、エディタを離れずにアプリを確認できる
エージェント関連が5つの観点に整理された
v1.109のリリースノートは、エージェント周りを5つの見出しに分けています。1つの機能追加ではなく、扱う観点そのものが整理された版だと読めます。
| 観点 | 内容 |
|---|---|
| Agent Session Management | ローカル・バックグラウンド・クラウドへのタスク委譲 |
| Agent Customization | オーケストレーションとAgent Skills |
| Agent Extensibility | Claude agentサポートとAnthropicモデルの新機能 |
| Agent Optimizations | Copilot Memoryと高速なコード検索 |
| Agent Security & Trust | ターミナルコマンドのサンドボックス化と自動承認ルール |
実運用で効くのは最後のSecurity & Trustです。エージェントにターミナルを触らせる前提が広がるほど、どのコマンドを自動承認するかの線引きが必要になります。コマンド実行を伴うエージェントの考え方はGitHub Copilot CLIとは?Autopilot・Planなど動作モードと料金・インストールを解説でも扱っています。
Claude連携
この版で入ったClaude関連は3つに分かれます。1つ目がClaude compatibilityで、リリースノートには「VS Code now reads Claude configuration files directly」と記載されています。既存のClaude向け設定をそのまま読ませられるという位置づけです。
2つ目がClaude Agent(Preview)で、Claude Agent SDKのサポートが入りました。プレビュー扱いのため、挙動は後続の版で変わる前提で試すべき段階です。3つ目がAnthropicモデル側の対応拡大で、Messages API、tool search tool、context editingに対応しています。
統合ブラウザ
Workbench & productivityの項目として、統合ブラウザが加わりました。エディタを離れずにアプリを動作確認できる機能で、従来のSimple Browserでは扱いにくかった用途を引き取る位置づけです。ローカル開発サーバーの表示を別ウィンドウに切り替えずに済むため、画面の往復が減ります。
チャットUXの改善
チャットは、ストリーミングの高速化、推論結果の改善、エディタ内インラインチャットの刷新が挙げられています。個別機能の追加というより、応答が返るまでの体感と、返ってきた内容の扱いやすさを詰めた内容です。
この記事の範囲
ここで扱ったのはv1.109時点の内容です。VS Codeはこの後リリースの刻みが変わっており、その経緯は開発者が押さえるべきVS Code v1.111の全体像と週次リリースへの転換背景で扱っています。エディタ側とCopilot側の発表がずれることもあるため、Microsoftのイベントでの発表内容はMicrosoft Build 2026のGitHub・GitHub Copilot発表まとめ|企業の導入判断と新機能を併せて確認してください。
よくある質問
VS Code v1.109はいつ公開されましたか?
2026年1月版として、2026年2月4日に公開されました。
v1.109でClaudeは使えますか?
Claude Agent SDKのサポートがプレビューとして入っています。あわせて、VS CodeがClaudeの設定ファイルを直接読むようになりました。Anthropicモデル側もMessages API、tool search tool、context editingに対応しています。
統合ブラウザはSimple Browserと何が違いますか?
v1.109ではWorkbench & productivityの項目として、エディタを離れずにアプリを確認できる統合ブラウザが追加されました。用途としてはSimple Browserで不足していた確認作業を引き取るものです。
v1.109は最新版ですか?
違います。より新しい版が公開されているため、最新の変更点は各版のリリースノート、または新しい版を扱った記事を確認してください。