Auth0の料金は、機能の数ではなく「何人が使ったか」で決まります。月間アクティブユーザー(MAU)が課金の単位で、公式の料金ページには段階ごとの月額が並んでいる。ところが、その表を読んで出した見積もりが、稼働してみると実額と合わないことがあります。原因は価格表ではなく、MAUの数え方にある。本記事では2026年9月時点の公式表から実額を拾い直し、無料枠を超えた月に何が起きるか、テナントを分けた分だけ人数がどう重複するか、そして自社の現在値をManagement APIで測る手順までを実装者の作業として並べます。Auth0を自前運用と比べる話はKeycloakとは?Auth0・Okta・Cognitoとの比較へ譲り、ここでは金額の読み方に絞る。
まとめ|Auth0の料金で先に押さえる三つの数字
結論を先に書きます。一つ目は無料枠の広さで、2026年9月時点のFreeプランは25,000 MAUまで0ドルです。パスキーやカスタムドメインまで含まれるため、規模が小さいうちは費用の議論そのものが要らない。
二つ目は、その先にある段差です。B2CのEssentialsは500 MAUで月額35ドルから始まり、1人あたりおよそ0.07ドルで積み上がっていく。無料枠と同じ25,000人を有料プランで賄うと月額1,750ドル相当の帯に入る計算になり、機能を一つも足していないのに費用が跳ねます。
三つ目はMAUの数え方だ。開発・検証・本番でテナントを分ければ同じ人が三重に数えられ、CIが毎回作る捨てユーザーもそのまま加算される。見積もりが外れるのはここで、先に自社の実測値を取ってから帯を選ぶのが順序として正しい。
Auth0の料金体系|MAU課金と四つのプランの関係を実額で押さえる
まず全体の骨格から確認します。Auth0の価格は「プラン×用途×MAU帯」の三つで決まり、この組み合わせを間違えると桁がずれる。
四つのプランの位置づけ|FreeからEnterpriseまでの機能差を押さえる
プランはFree、Essentials、Professional、Enterpriseの四段階です。Freeだけは用途による価格差がなく、EssentialsとProfessionalはB2C(消費者向け)とB2B(企業向け)で別の価格表を持ちます。
Enterpriseは公開価格がなく問い合わせ扱いになる。つまり自分で計算できるのはProfessionalまでで、そこから先は交渉の領域だと考えてください。
価格の起点|B2C版はEssentials月額35ドルから始まる階段になる
Auth0公式の料金ページによれば、2026年9月時点のB2C Essentialsは500 MAUで月額35ドル、Professionalは同じ500 MAUで月額240ドルです。B2Bになると同じ500 MAUでEssentialsが150ドル、Professionalが800ドルになります。
ここで注意したいのが段階の扱いだ。公式には、使用量が段階の中間にあるときは上位の段階の料金が適用されると明記されています。600人なら500人の枠ではなく次の段階で計算される、ということ。
年額払いの扱い|月額の11倍で一か月分が無償になる公式の記載
年額は月額の11倍と公式に記載があります。12か月払って11か月分、実質一か月分が無償になる勘定です。
割引率としては約8%で、劇的な差ではない。人数の伸びが読み切れない立ち上げ期は月額のまま様子を見て、帯が安定してから年額へ移すほうが無駄が出にくいと考えます。
無料プランの範囲|MAU25,000人まで無償で使える条件と外れる境目
費用の話で最初に効いてくるのは無料枠の広さです。2024年の拡充で範囲が大きく変わったため、古い記事の数字のまま検討していると判断を誤ります。
無料枠に含まれるもの|MFAとカスタムドメインまで無償で使える
Auth0公式ブログの無料プラン拡充の告知によると、2024年9月24日からMAU上限が7,500人から25,000人へ拡大されました。あわせてソーシャル接続が無制限、パスキーとメールやSMSのワンタイムパスワードによる多要素認証、Okta Workforceとの接続、Organizations最大5個、カスタムドメインの利用が無償の範囲に入っています。
カスタムドメインが無料で使える点は見落としやすい。ログイン画面のドメインを自社のものにできるので、検証段階でも本番に近い体裁が作れます。パスキーそのものの仕組みはパスキー認証とは?仕組みとパスワードとの違いで整理しました。
無料から有料へ移る崖|25,000人を超えた月に何が起きるのかを試算
問題はこの境目です。無料枠は25,000 MAUまでですが、有料プランの価格表は500 MAUから始まる。25,000人を有料で賄うと、B2C Essentialsの単価(1人あたりおよそ0.07ドル)で計算して月額1,750ドル前後の帯に入ります。
機能を増やしたわけでも、利用者が急に倍になったわけでもない。無料枠の上限を1人超えただけで、支払いが0ドルから四桁ドルへ移り得る構造だという点は、事業計画に必ず書いておくべき数字です。
B2CとB2Bの価格差|同じMAUでも月額が四倍以上に開く理由を比べる
用途の選択は価格に直結します。2026年9月時点の公式表から、代表的な帯だけを抜き出して並べます。
B2C版の月額表|MAU帯ごとの実額と一人あたり単価を並べて読む
| MAU | Essentials | Professional |
|---|---|---|
| 500人 | 月額35ドル | 月額240ドル |
| 1,000人 | 月額70ドル | 月額240ドル |
| 5,000人 | 月額350ドル | 月額1,000ドル |
| 10,000人 | 月額700ドル | 月額1,600ドル |
| 20,000人 | 月額1,400ドル | 月額3,200ドル |
Essentialsは1人あたり0.07ドルで直線的に伸びます。一方Professionalは500人でも1,000人でも240ドルで、少人数帯では単価が割高になる代わりに、人数が増えるほど1人あたりが下がっていく形です。
読み方としては、Professionalの240ドルは機能への固定費だと捉えるとよい。人数ではなく必要な機能でプランを決め、そのうえで帯を見るほうが判断が早く済みます。
B2B版の月額表|上位プランとの差が縮む逆転が起きる帯を見る
| MAU | Essentials | Professional |
|---|---|---|
| 500人 | 月額150ドル | 月額800ドル |
| 5,000人 | 月額1,300ドル | 月額1,500ドル |
| 10,000人 | 月額2,100ドル | 月額2,400ドル |
B2Bで目を引くのは差の縮み方です。500人ではEssentialsとProfessionalに5倍以上の開きがあるのに、10,000人では2,100ドルと2,400ドルで約14%差しかない。
つまりB2Bで数千人規模を見込むなら、Essentialsで始めて後から移るより、初めからProfessionalの機能で設計したほうが結果的に安く付く場合がある。移行時の作り直しを避けられる分だけ有利になります。
課金対象になるMAUの数え方|見積もりが実額と食い違う四つの原因
ここからが本題です。価格表は誰でも読めますが、分母であるMAUの数え方を外すと見積もりは意味を失う。公式が明示している四つのずれを順に潰します。
テナント単位で数える|開発と検証と本番を分けた分だけ三重に乗る
Auth0公式ブログのMAU解説では、MAUはテナント単位で計算されると明記されています。同じ人物が開発・検証・本番の三つのテナントにログインすれば、3MAUとして数えられる。
検証環境で社内の全メンバーが毎月ログインしている組織では、この重複が数百人規模になることがあります。環境をいくつ持つかという設計判断が、そのまま請求額の設計になっているわけです。
トークン更新の扱い|ログインしない月でも数えられる場合がある
公式の課金ポリシー文書では、アクティブユーザーを「暦月内にユーザー名とパスワードの組み合わせ、パスワードレス接続、またはソーシャルプロバイダで認証した利用者」と定義しています。同一テナント内で複数のアプリにログインした場合は1人です。
一方で公式ブログのMAU解説は、ログインまたはトークン更新を行った月に計上されると書いている。長期のリフレッシュトークンで画面を開くだけの利用者が、明示的なログインなしに計上され得るということです。ここは記述の粒度が分かれる箇所なので、定義の読み合わせではなく実測で確かめてください。
自動テストの認証|CIが毎回作る捨てユーザーがそのまま加算される
見積もりを最も大きく外すのがこれです。E2Eテストのたびに新しいユーザーを作って認証する作りだと、その全員がMAUとして積み上がる。
1日20回のCIで各回5人を作れば、月あたり3,000人分になります。実利用者が2,000人でも請求は5,000人の帯、という食い違いはこうして生まれる。
同一人物の別ログイン|Googleとメールを分けると二人分になる
同じ人がGoogleログインとメールアドレスでのログインを使い分けている場合、Auth0側では別の身元として保持されます。アカウントリンクで統合していなければ、2MAUです。
ソーシャルログインを複数用意した直後に人数が想定より膨らむのは、たいていこれが原因になる。認証手段の追加は利便性の改善ですが、費用の側面では人数の水増しにもなります。二段階認証との関係は二段階認証とは?二要素認証・多要素認証との違いで前提を確認できます。
自社テナントの実測手順|Management APIと管理画面で現在値を取る
数え方のずれを潰したら、次は実測です。推定値ではなく自社テナントの数字を取り、そこから帯を決めます。
管理画面から見る|レポート画面のクォータ利用状況で当月分を確認
公式ドキュメントの使用状況の確認手順によると、管理画面のReports配下にあるQuota Utilizationで、アクティブユーザー数・エンタープライズ接続・M2M認証・多要素認証の当月利用状況と契約上限を並べて確認できます。過去12か月へのドリルダウンとCSV書き出しにも対応しています。
同じくReports配下のUsageでは、ソーシャル・パスワード・パスワードレス・エンタープライズという種別ごとの内訳が見られる。どの認証手段が人数を押し上げているかは、ここで切り分けます。
APIで日次を取る|日次統計の取得でログイン数の傾きを先に掴む
画面での確認は月次の把握には足りますが、伸び方を追うなら日次で取ったほうが早い。Management APIの日次統計エンドポイントは、fromとtoをYYYYMMDD形式で指定すると、date・logins・signups・leaked_passwords・updated_at・created_atを日ごとに返します。必要なスコープはread:statsです。
次のコマンドは、クライアントクレデンシャルでトークンを取り、当月のログイン総数を合計するところまでを通しで実行する例になります。
# 1) Management API 用のアクセストークンを取得する(client_credentials)
curl --request POST \
--url https://YOUR_TENANT.jp.auth0.com/oauth/token \
--header 'content-type: application/json' \
--data '{"client_id":"YOUR_CLIENT_ID","client_secret":"YOUR_CLIENT_SECRET","audience":"https://YOUR_TENANT.jp.auth0.com/api/v2/","grant_type":"client_credentials"}'
# 2) 取得した access_token を環境変数へ入れておく
export TOKEN="ここに access_token を貼る"
# 3) 日次統計を取り、当月のログイン総数を合計する(要 read:stats スコープ)
curl --get \
--url https://YOUR_TENANT.jp.auth0.com/api/v2/stats/daily \
--header "authorization: Bearer ${TOKEN}" \
--data from=20260901 \
--data to=20260930 \
| jq '[.[] | .logins] | add'
# 4) 日ごとの推移を見る(伸びの傾きはここで読む)
curl --get \
--url https://YOUR_TENANT.jp.auth0.com/api/v2/stats/daily \
--header "authorization: Bearer ${TOKEN}" \
--data from=20260601 \
--data to=20260930 \
| jq -r '.[] | [.date, .logins, .signups] | @tsv'
実測から見積もる|ログイン数ではなく人数の伸びで帯を予測する
ここで返るloginsは延べのログイン回数であって、MAUそのものではありません。同一人物が月に30回ログインしても1MAUなので、この数値をそのまま帯に当てはめると過大な見積もりになる。
使い方としては、loginsとsignupsの傾きから伸び率だけを取り出し、管理画面のアクティブユーザー数に掛けます。実数は画面から、伸び率はAPIから。この二段構えなら、次に段階を跨ぐ月がいつ来るかを数か月先まで置けます。
見落としやすい追加費用|SSO接続とMFA・M2Mトークンの加算を確認
基本料金だけで見積もると足りません。企業向けの要件を満たそうとした瞬間に効いてくる加算が三種類あります。
エンタープライズ接続|含まれる本数を超えると一本ごとに加算される
取引先ごとにSAMLやディレクトリ連携で接続する構成では、接続の本数が課金対象です。公式の料金ページによれば、エンタープライズSSO接続はEssentialsに3本、Professionalに5本が含まれ、それを超える分は1本あたり月額100ドルが加算されます。
B2Bで顧客企業が10社あれば、超過分の7本で月額700ドルが基本料金に乗る計算になる。接続方式そのものの仕組みはSAMLとは?認証フローとIdP・SPの仕組みとLDAPとは?ディレクトリサービスの仕組みと認証連携で確認してください。
MFAとM2Mトークン|プランによって含みと追加購入の境目が動く
エンタープライズMFAはEssentialsでは月額100ドルの加算、Professionalでは含まれます。M2MトークンはProfessional以上の扱いで、B2Cは5,000件が含まれ、7,500件で月額30ドル、10,000件で月額40ドルという段階です。B2Bは2,500件で月額10ドル、5,000件で月額20ドルとなっています。
サーバ間通信の多いシステムではM2Mの件数が想定より早く伸びる。MFAの方式差は多要素認証(MFA)とは?3つの認証要素と実装方式、発行されるトークンの構造はJWTとは?構造と署名検証の仕組みにまとめています。
AI Agentsの加算|基本価格に五割を上乗せする追加項目の扱い
公式の料金ページには、AI Agents向けのアドオンが基本価格の50%加算として記載されています。基本が月額700ドルなら、350ドルが上乗せされる形です。
エージェントに代理でAPIを叩かせる構成を検討しているなら、この加算を最初から見積もりへ入れておく。機能の中身と実装の勘所はAuth0 for AI Agentsとは?GA後の4機能とCIBA・Token Vault実装で扱いました。
請求額を下げる打ち手|テナント設計とテスト認証情報でMAUを削る
数え方が分かれば、削る場所も決まります。公式ブログが挙げている手は、どれも実装側で今日から動かせるものです。
テナントを束ねる|単一テナントとSSOで重複計上を一つにまとめる
複数のアプリを別テナントで運用しているなら、単一テナントに寄せてSSOで束ねる形が効きます。同一テナント内であれば、いくつのアプリにログインしても1人としてしか数えられません。
本番と検証を統合するのは分離の観点から勧められませんが、本番系のアプリが複数テナントに散っている状態は見直す価値がある。なお複数テナントを一つの契約にまとめる仕組みとしてAuth0 Teamsが用意されています。
テスト認証情報を固定|同じ利用者で五百回叩いても一人分に収まる
公式ブログは、静的なテスト認証情報を使えば同じ利用者が500回ログインしても1MAUのままだと明記しています。CIが毎回ユーザーを新規作成する作りをやめ、固定のテストアカウントを使い回すだけで済む話です。
あわせて、複数の身元を一つのプロフィールへ寄せるアカウントリンクも挙げられている。ソーシャルログインを複数提供しているサービスでは、こちらの効き方が大きくなります。
Auth0を選ぶ条件と見送る場面|自前運用との損益分岐をどこに置くか
最後に判断を言い切ります。金額だけで決める話ではありませんが、金額が決め手になる場面ははっきりしている。
採用してよい条件|人数が読めて機能差が価格差を上回る場合に選ぶ
採用してよいのは、次の三つがそろうときです。第一に想定MAUが無料枠の25,000人に収まるか、収まらなくても人数の伸びが月次で読めること。第二に取引先ごとのエンタープライズ接続やOrganizationsのような、自前で作ると重い機能を実際に使うこと。第三に認証まわりを保守する担当を社内に置かない方針であること。
この三つが満たされるなら、月額数百ドルは人件費より安く付きます。認証基盤の脆弱性対応や仕様追従を自社で抱えないという判断そのものに値段が付いている、と考えてよい。
見送るべき場面|無料枠の直上で人数が伸び続ける読みが立つとき
見送りを検討すべきなのは、MAUが25,000人を超えて伸び続ける見込みがあり、かつ使う機能が標準的なログインとMFAにとどまる場合です。この条件では、支払いの大半が人数に対してかかり、機能への対価になっていません。
代替としては、Keycloakの公式リポジトリのようなオープンソースの認証基盤を自前で運用する道があります。ただし運用工数と可用性の担保は自社持ちになるため、損益分岐は「人数×単価」対「担当者の工数+冗長化の費用」で引いてください。比較の詳細はKeycloakとは?Auth0・Okta・Cognitoとの比較で導入を判断にあります。なお課金ポリシーには、機能の少ない有料プランへ変更した場合にクレジットや返金は行わないと記載があるため、上位プランへ移る判断は慎重に。
外部へ委ねる境界|認証基盤の設計と会員機能をどこで切り分けるか
自社で進めやすいのは、テナント構成の見直しとテスト認証情報の固定、そして実測です。手順が決まっているので内製で回ります。
判断が要るのは、会員データを自社側とAuth0側のどちらに置くか、退会や統合をどう設計するかという境目のほうだ。ここは後から変えにくいので、会員機能そのものの設計から相談するなら会員管理システム開発のような形で、認証と会員データの責務分担を先に決めてから進めるのが早い。
逆に、テナント構成が固まらないうちに外へ出すと、要件が動くたびに設計をやり直すことになります。実測を取り、削れる重複を削ってから渡すほうが無駄が出ません。
よくある質問
Auth0は無料で使い続けられますか?
2026年9月時点では、MAUが25,000人以内であればFreeプランのまま0ドルで使えます。ソーシャル接続は無制限、パスキーとメールやSMSのワンタイムパスワードによる多要素認証、カスタムドメイン、Organizations最大5個までが範囲です。ただし無料枠を超えた月は有料プランの帯に入り、B2C Essentialsの単価で計算すると25,000人相当で月額1,750ドル前後になります。人数が上限に近づいてきたら、超える前にプランと構成を決めておいてください。
MAUはどのタイミングで数えられますか?
暦月内に認証した非内部の利用者を、テナント単位で1人として数えます。同一テナント内で複数のアプリへログインしても1人ですが、開発・検証・本番でテナントを分けている場合は同じ人が3人分になる。公式ブログにはログインまたはトークン更新を行った月に計上されるとあり、明示的なログインがなくても計上され得ます。定義の解釈で悩むより、管理画面のReports配下にあるUsageで実数を見るほうが確実です。
B2CとB2Bはどちらを選べばよいですか?
不特定多数の消費者が個人として登録するサービスならB2C、取引先企業の従業員が組織単位で使うサービスならB2Bです。価格差は大きく、500 MAUではEssentialsがB2C 35ドルに対してB2B 150ドルになります。ただしB2Bは10,000 MAU帯でEssentialsとProfessionalの差が約14%まで縮むため、数千人規模を見込むなら初めからProfessionalで設計したほうが移行の手戻りを避けられます。
見積もりが実額と合わないのはなぜですか?
多いのは四つです。テナントを分けたことによる重複計上、CIが毎回作る捨てユーザーの加算、同一人物が複数の認証手段を使うことによる二重計上、そしてトークン更新の扱いによる想定外の計上。いずれも価格表側ではなく分母側の問題なので、料金ページを読み直しても解決しません。Management APIの日次統計と管理画面のクォータ利用状況を突き合わせ、どこで膨らんでいるかを特定してください。
基本料金以外に加算される費用はありますか?
あります。エンタープライズSSO接続はEssentialsに3本、Professionalに5本が含まれ、超過分は1本あたり月額100ドル。エンタープライズMFAはEssentialsで月額100ドルの加算、Professionalでは含まれます。M2MトークンはB2Cで5,000件が含まれ、7,500件から月額30ドルの追加。AI Agents向けのアドオンは基本価格の50%が上乗せされます。取引先ごとの接続本数が読める段階で、この加算まで含めて総額を出しておくと安全です。
関連記事
- Keycloakとは?メリット・デメリットとAuth0・Okta・Cognito比較で導入を判断【2026年版】:自前運用との比較を扱っています。
- Auth0 for AI Agentsとは?GA後の4機能とCIBA・Token Vault実装・料金を解説【2026年版】:AI向け機能の中身をまとめています。
- 多要素認証(MFA)とは?3つの認証要素と実装方式・耐フィッシングMFAを実装視点で解説:MFAの方式差を確認できます。
- SAMLとは?認証フロー・IdPとSPの仕組みとOAuth・OIDCとの使い分けを実装視点で解説:企業間接続の仕組みを解説しています。
- JWTとは?構造・署名検証の仕組みとセッション・OAuthやOIDCとの違いを実装視点で解説:トークンの構造を扱っています。