Laravel Cloudは、Laravelを作っているチーム自身が運営するマネージドPaaSです。リポジトリをつなぐとコンピュート・データベース・キャッシュ・キュー・オブジェクトストレージが一式で払い出され、サーバを建てて設定する工程が消える代わりに、インフラの所有者も請求先もLaravel側へ移ります。この記事では2026年8月29日時点の公式ドキュメントと料金データ(東京リージョンの実値)から、構成要素・スケール挙動・費用の積み上がり方・ForgeおよびVaporとの違いを整理し、受託開発で採用してよい条件と見送る場面を条件付きで示す内容です。フレームワーク側の版と動作要件はLaravel 12の対応PHPバージョンと動作要件にまとめてあります。
まとめ:提供範囲と料金の構造、受託で選ぶ条件
- 公式のフルマネージドPaaSで、コンピュート・MySQL・Postgres・Valkey・マネージドキュー・オブジェクトストレージ・エッジ網を画面から払い出せます。対応はLaravel 9.x以上(PHP 8.2〜8.5)、Symfony 7.4 LTSと8.x、Next.js、Nuxtです。
- 費用はプラン基本料(Starter 月5ドル/Growth 月20ドル/Business 月200ドル)に、コンピュート・データベース・転送量・キュー操作の従量分が積み上がる形です。東京リージョンではflex-512mbが常時稼働で月7ドル、MySQLのflex-512mbが月7.7ドルでした。
- Flexサイズはゼロスケールに対応し、スリープ中はコンピュートの課金が止まります。新世代のFlexは500ミリ秒未満で復帰しますが、旧世代は5〜20秒かかり、Proサイズは常時稼働のままです。
- Forgeは自分のサーバを持ったまま運用を代行させる定額サービス、VaporはAWSアカウント上にサーバーレス構成を組む仕組みで、Cloudだけがインフラの所有と請求をLaravel側へ渡します。
- 受託で採用してよいのは、納品後の運用を自社で継続的に抱え、顧客のクラウド勘定に載せる制約がない案件です。顧客のAWSアカウント内に置く要件、固定費に寄せる必要、OS層へ手を入れる必要のいずれかがあるなら見送りが妥当だと判断しています。
Laravel Cloudが引き受ける範囲を構成要素ごとに分ける
デプロイが速いという説明だけでは、案件に載せられるかは判断できません。公式ドキュメントが挙げる構成要素を、アプリ側が触る単位に分けて見ていきます。確かめたいのは、既存アプリが前提にしているミドルウェアが払い出しの対象に入っているかどうかです。
アプリ用コンピュートがHTTP要求を受け持つ最小の単位になる
環境ごとに最低1つのAppコンピュートインスタンスが割り当てられ、CPUとメモリの量を指定します。このAppクラスタが受信したHTTPトラフィックを処理し、キューワーカーやスケジュール実行も同じクラスタで動かせます。背景処理を別の計算資源へ逃がすならWorkerクラスタを追加する構成です。Workerクラスタはリポジトリ・ブランチ・PHP版・環境変数・接続先を共有した写しで、サイズと実行プロセスだけを独立して決められます。Workerはウェブ要求を受け付けないため、HTTPの処理能力はAppクラスタ側で調整します。
Laravelアプリでは、Octaneをランタイムに使うトグルも用意されています。有効にするとFrankenPHPでアプリを常駐させて配信する構成へ切り替わりますが、常駐前提で書かれていないコードは状態の持ち回りで壊れる点に注意が必要です。常駐の仕組みと状態リークの避け方はLaravel Octaneとは|ワーカー常駐の仕組みと状態リーク・採用条件で解説しています。Inertia利用時はサーバー側レンダリングのトグルも選べ、ビルドコマンドの差し替えが要ります。
データベースはMySQLとPostgresの二系統から選んで接続する
Laravel MySQLはフルマネージドのMySQLで、コンピュートサイズとストレージ(5GBから1,000GB)を指定してクラスタを作り、その中に複数のデータベースを持たせられます。Postgres側はServerless Postgres 17、キャッシュはRedis互換のValkeyが払い出せます。
設計時に効いてくるのがRAMと同時接続数の関係です。公式は512MBで51接続、1GBで102接続、4GBで408接続、8GBで816接続と明示しています。読み取りはプロキシ層の多重化で最大1万接続まで届くとありますが、書き込みとトランザクションは多重化されず上限を消費します。レプリカを増やす設計なら、同時接続が上限を超えないかを先に見積もってください。ストレージは増やす方向にしか動かせず、増加は6時間に1回までという制約も付きます。
バックアップは日次の自動取得と手動スナップショットに対応し、保持期間は1〜30日、既定は7日です。復元は既存クラスタへの上書きではなく新クラスタへの復元になるため、切り戻しは「復元してから接続先を付け替え、旧クラスタを削除する」流れで設計します。
キューとスケジューラは環境が眠っている間でも動かし続けられる
マネージドキューは専用のワーカー上で動き、待っているジョブの量に応じて自動で増減します。仕事がなくなればゼロまで落ち、失敗ジョブを再試行するダッシュボードも付く仕様です。自前でqueue:workを常駐させる方式も選べますが、スリープ設定と組み合わせると、タイムアウト到達時に処理中のジョブが中断される可能性があると明記されています。背景処理を止めたくないならマネージドキュー側へ寄せるのが公式の推奨です。
スケジュール実行については、Laravelアプリなら眠っている環境が自動的に起きてタスクを走らせます。Symfonyのスケジュールタスクは常時稼働のWorkerクラスタで動かす必要があり、フレームワークで扱いが分かれる点は移植の見積もりに響きます。
エッジ網とデプロイ周りは既定で組み込まれた状態のまま動き出す
TLS証明書は自動発行と自動更新の対象で、受信トラフィックは利用可能なレプリカへ振り分けられます。エッジ側はCloudflareと組んだ配信網で、DDoS緩和とアセットのエッジキャッシュが全プランに入ります。WAFはGrowth以上で基本版、Business以上で高度版という段階分けです。デプロイは無停止で切り替わり、Growth以上ではプルリクエストごとのプレビュー環境を自動で作って破棄する運用も選べます。ログとCPU・メモリの基本メトリクスはダッシュボードから参照できますが、アプリ内部の指標を集めたいならPrometheusとGrafanaでのメトリクス収集のような作り込みが別途要ります。
料金を左右するゼロスケールと自動増減の挙動を実装前に押さえる
費用対効果を決めるのはスケール挙動です。ここを理解しないまま見積もると、止まる想定だった環境が動き続けたり、逆に止めてはいけない処理を落としたりします。
無通信の環境はスリープし、要求の到来で500ミリ秒以内に戻る
環境は、ポート8080への受信要求が指定時間(sleep timeout)内に無ければスリープし、眠っている間はコンピュートに課金されません。新世代のFlexサイズなら復帰は500ミリ秒未満で、利用者が気づく水準ではないと公式は説明しています。ただし旧世代のFlexサイズは以前の挙動のままで5〜20秒かかり、既存環境を使い続けている場合はこの差が体感を分けます。
スケジュールタスクや手動の起床間隔で目覚めた環境は、sleep timeoutの分だけ起きたままになり、受信要求が入るたびにタイマーが延びます。起床間隔をタイムアウトより短く設定すると環境は起き続け、節約効果は消えます。バックグラウンド処理をこの仕組みで回すなら、処理がタイムアウト内に終わるかを先に確認してください。
レプリカ増減の判定はCPUとメモリに加えて実行中の要求数で動く
自動増減の戦略は、単一インスタンスのNone、最小と最大を決めて水平に増減するCustom、上限なく増減するUnlimitedの3種類です。Appクラスタでは、設定したCPUとメモリのしきい値に加えて、進行中のリクエスト数から必要なレプリカ数を割り出す仕組みが常に働き、先に到達したほうで増減が決まります。公式が示す見積もり式は、PHPワーカー1本あたり約30MBのメモリを消費し、同時に1リクエストを処理するという前提に立ちます。
workers per replica = floor(memory_mb / 30)
desired replicas = ceil(active_requests / workers_per_replica)
512MBの環境なら1レプリカあたり約17並列が上限で、これを超える進行中リクエストが積み上がるとレプリカが足されます。判定材料が遅れて動くCPU平均ではなく進行中リクエストである以上、応答時間を縮めればレプリカ数が減り、費用が下がる関係です。時間帯が読める負荷には、Business以上のスケジュール増減でしきい値を時間帯ごとに上書きできます。
眠るのはFlexサイズだけでProサイズは常時稼働のまま動く
ゼロスケールの対象はFlexサイズに限られ、Proサイズは常時稼働です。データベース側も同じ構造で、Laravel MySQLのFlexサイズは1分から1時間の範囲で無接続タイムアウトを設定してスリープでき、Proサイズは眠りません。眠っている間もストレージは課金対象のまま残るため、費用がゼロになるわけではありません。復帰時はプロキシ層が接続を保持したまま裏で起こすので、接続エラーではなく初回クエリが数百ミリ秒遅くなる形で表面化します。検証環境ではアプリ・データベース・キャッシュの3つをそろってFlexにすると、費用が使った時間分だけに寄ります。
料金はプラン基本料と従量分の二階建てで案件ごとに先に見積もる
月額いくらと即答できない料金体系なので、内訳を分けて押さえます。以下は2026年8月29日時点の公式料金データで、コンピュートとデータベースは東京リージョン(ap-northeast-1)の実値です。
プラン基本料は月5ドルから200ドルまでの3段構成に分かれる
Starterは月5ドルで、初月無料かつ月5ドル分の従量クレジットが付きます。アプリ数・環境数・ビルド数は無制限ですが、レプリカは1つまで、独自ドメインは10、ログ保持は1日です。Growthは月20ドルで、Proコンピュート、10倍までの自動増減、プレビュー環境、Workerクラスタ、基本WAF、権限管理が加わり、ドメイン50・ログ保持7日になります。Businessは月200ドルで、上限なしとスケジュール指定の自動増減、高度WAF、ドメイン250、ログ保持30日、追加課金でのプライベート接続まで届きます。Enterpriseは個別見積もりで、専有コンピュートやRDS接続が範囲に入りますが、後者はPrivate Cloudの契約が前提です。
コンピュートは秒単位の課金で常時稼働なら月額上限で頭打ちになる
計算資源は秒単位の課金で、1か月ぶん動かし続けると月額の上限に達して頭打ちになります。東京リージョンの主なサイズは次のとおりでした。
| 資源 | サイズ | 常時稼働の月額 |
|---|---|---|
| アプリ | flex-512mb | 7ドル |
| アプリ | flex-1gb | 14ドル |
| アプリ | flex-2gb | 28ドル |
| MySQL | mysql-flex-512mb | 7.7ドル |
| MySQL | mysql-flex-1gb | 15.4ドル |
| MySQL | mysql-pro-4gb | 56ドル |
ゼロスケールが効く環境では、この月額はあくまで上限です。1日4時間しか起きない検証環境なら、請求は稼働した時間ぶんに収まります。Proサイズは常時稼働なので、表の月額がそのまま下限になると読んでください。
データベースと転送量とキュー操作の費用はいずれも別建てで積み上がる
MySQLのストレージは東京で1GB月あたり0.12ドル、米国東部で0.10ドルで、バックアップ保存分も同じ単価です。転送量は東京で最初の10TBまで1GBあたり0.114ドル、それ以降は段階的に下がります。キュー操作は標準キューが100万操作あたり1ドル、FIFOキューが2ドルでした。Serverless Postgres側はCPU時間とストレージによる課金です。受託の見積書では、この従量分をドル建ての変動費として扱う点が問題になりがちです。全プランで支出上限を設定でき、到達するとコンピュートが自動停止するので、円建ての固定費で示したい相手には上限額を先に決めて月額換算した金額を提示する形を採ります。
ForgeとVaporとの提供範囲の違いを責任分界点で並べる
公式のデプロイ手段は3つあり、どれが優れているかではなく、インフラを誰が所有して誰に請求されるかで選び分けます。
Forgeは自分のサーバを持ったまま構築と運用だけを代行させる
Forgeはサーバ管理のプラットフォームで、料金はHobby 月12ドル、Growth 月19ドル、Business 月39ドルの定額です。クラウド費用は別途、自分または顧客が契約したプロバイダへ支払う形です。ワンクリックのLaravel VPSに加え、DigitalOcean・AWS・Hetznerなど自前のアカウントにも構築でき、無停止デプロイと監視が付きます。素のPHP、WordPress、Node.jsも対象という守備範囲の広さがあり、OS層に手を入れる自由も残ります。サーバタイプごとに入るミドルウェア、デプロイスクリプトの書き分け、ゼロダウンタイムの制約までを扱った詳細はLaravel Forgeとは|自動化される範囲・料金・Cloudとの選択基準にまとめました。
VaporはAWSアカウント上にサーバーレス構成を組み上げる
VaporはAWS上でサーバーレスにデプロイする仕組みで、料金はSandboxが無料、有償は月39ドルまたは年399ドル、AWSの利用料は別建てです。稼働先が顧客または自社のAWSアカウント内なので、既存のVPCや監査の要件と接続しやすい構造です。ただし公式サイトにはVaporからCloudへ移った事例の案内が掲載され、新規に選ぶ理由はAWS内に置く要件の有無へ収れんしつつあります。
3つの提供形態の違いはインフラの所有者と請求先の位置に表れる
| 観点 | Cloud | Forge | Vapor |
|---|---|---|---|
| インフラの所有 | Laravel側 | 自社か顧客 | 自社か顧客 |
| クラウド請求 | Cloudに一本化 | プロバイダへ別途 | AWSへ別途 |
| サービス料金 | 月5〜200ドルと従量 | 月12〜39ドル定額 | 月39ドル定額 |
| OS層の自由度 | 触れない | 触れる | 限定的 |
| 非Laravel対応 | Symfony・Next・Nuxt | PHP全般とNode系 | Laravel中心 |
| 向く案件 | 運用まで自社で持つ | 構成を作り込む | AWS内に置く |
公式のFAQも同じ切り口で、サーバを自分で制御したい場合や環境を作り込む場合、Laravel以外を混ぜて動かす場合はForge、インフラの構築と保守を持ちたくない場合はCloudという整理を示しています。フレームワークとしての将来性から採否を考える段階なら、Laravelの将来性をデータで判断するを先に読んでおくと前提がそろいます。
受託開発でLaravel Cloudを採用してよい条件と見送る場面
ここからは自社の受託案件に当てはめた判断です。技術的に動くかどうかではなく、納品と請求の形に収まるかで線を引きます。
採用してよいのは納品後の運用まで自社で抱え続ける案件に限られる
Laravel Cloudのアカウントは自社が持ち、請求も自社に来ます。納品後に顧客側で運用を引き取る契約だと、アカウントの譲渡か作り直しが必要になり、そこで揉めがちです。採用してよいのは次の4条件がそろう案件だと判断しています。第1に、保守運用まで自社で継続的に請け負う契約であること。第2に、顧客のクラウド勘定に載せる制約がないこと。第3に、トラフィックが日中に偏るか検証環境が多く、ゼロスケールの節約が効くこと。第4に、対応フレームワークで完結し、特殊な常駐ミドルウェアを持ち込まないことです。この4つを満たす小中規模のSaaSなら、初期工数と保守要員の確保を外せる効果が従量分の割高感を上回ります。
顧客側のクラウド勘定に載せる要件があるなら採用は見送りにする
見送る場面は逆側から決まります。顧客のAWSアカウント内に構築する要件、既存のVPCやRDSへ直結する要件、年度予算で固定費に寄せる必要がある案件は、標準プランでは満たせません。RDS接続とVPCピアリングはEnterpriseのPrivate Cloud契約に限られ、中小規模の案件で現実的な選択肢になりにくいためです。独自のPHP拡張や外部バイナリを常駐させる構成、cron以外のプロセス管理を持ち込む構成のようにOS層へ手を入れる案件も外れます。データベースがMySQLとPostgres以外なら、そもそも土俵に乗りません。こうした案件は顧客のクラウド上に自前で構築する形が収まりやすく、インフラ構築(AWS・Google Cloud・Azure)のように、要件に合わせて構成から設計する進め方を採っています。
個人情報や監査の要件はリージョンと契約条件の両面から確かめる
東京リージョンが選べるため、データの所在を国内に置く要件そのものは満たせます。ただしログ保持はStarterで1日、Growthで7日、Businessで30日という段階で、監査で長期のログ提出が要る案件では上位プランか外部への転送が前提になります。ネットワークを閉じたい要件や固定送信元IPの要件も、標準プランでは応えられません。
既存案件を移行するなら検証環境から載せて本番は後から切り替える
既存案件を移すときは、まず検証環境をFlexサイズとゼロスケールで載せ、1か月ぶんの請求を実測してから本番の判断に進む順序を採っています。確認する項目は、版が対応範囲に入っているか、保守モードの状態を共有ストアで持てているか、常駐プロセスをマネージドキューへ寄せられるか、データベースの同時接続が上限に収まるかの4点です。デプロイ手順に組み込むキャッシュ生成コマンドの扱いはLaravelのキャッシュクリアと本番デプロイの手順に整理しました。
本番へ載せる前に潰しておきたい実装上の前提を先に2点確認する
載せてから気づくと手戻りが大きい項目です。いずれも公式ドキュメントに条件として書かれています。
PHPとLaravelの版が対応範囲に入っているかを最初に確かめる
PHPランタイムは8.2から8.5、Laravelは9.x以上、Symfonyは7.4 LTSと8.xが条件です。JavaScript側はNode.js 20・22・24、Bun 1.2、Deno 2.2.6が対象になります。古い版のまま動いているアプリは、載せる前に版を上げる工程が先に立ちます。手元の環境で版を確認する手順と、どこまで上げるべきかの判断材料はLaravel 12の対応PHPバージョンと動作要件にまとめました。
保守モードとセッションの保存先は共有ストアへあらかじめ寄せる
Laravelの保守モードは既定でファイルドライバのため、複数レプリカに広がらず、デプロイをまたいでも状態が残りません。公式はドライバをcacheにし、データベースかValkeyを状態の置き場所に指定する構成を案内しています。同じ理由で、セッションやキャッシュもファイル前提のままでは破綻します。レプリカが1つのうちは表面化せず、自動増減を有効にした瞬間に不具合として出るため、載せる前に切り替えておくのが安全です。手元のコンテナ定義そのものはCloudへ持ち込めず、ミドルウェアはCloud側の払い出しに置き換わります。ローカルをSailで統一している場合の手順はLaravel Sailの基本コマンドと導入手順にまとめました。
よくある質問
Laravel Cloudは無料で始められますか?
Starterプランの初月が無料で、その後は月5ドルに月5ドル分の従量クレジットが付きます。小さな検証環境をゼロスケールで置くだけなら、クレジットの範囲に収まる場合もあります。独自ドメインを当てて常時稼働させると従量分が積み上がるので、支出上限を設定してから使い始めてください。
日本国内のリージョンは選べますか?
東京(ap-northeast-1)を含む複数のAWSリージョンから選べ、シンガポールやシドニーも対象です。ただしデータベースはコンピュートと同じリージョンにしか接続できないため、環境ごとにそろえる前提で設計します。転送量やストレージの単価はリージョンで変わり、東京は米国東部よりやや高い水準でした。
ForgeとCloudはどちらを選ぶべきですか?
サーバの中身に手を入れるか、非Laravelのアプリを同居させるか、クラウド費用を顧客側の契約に載せるかで決まります。いずれかに該当するならForge、どれにも該当せず運用の手間を減らしたいならCloudという分け方です。定額のForgeは費用が読みやすく、従量のCloudは使わない時間の費用が消えます。
スリープしている環境でバッチ処理は動きますか?
Laravelアプリなら、スケジュールタスクの時刻に環境が自動で起きて実行されます。マネージドキューは環境が眠っている間も専用ワーカーで処理を続ける仕組みです。一方、自分で常駐させたワーカーはスリープとともに止まり、実行中のジョブが中断されることがあります。止めたくない処理はキュー側へ移してください。
既存のRDSに接続して使えますか?
RDS接続とVPCピアリングはEnterpriseのPrivate Cloud契約に限られ、標準プランで使えるのはLaravel MySQLとServerless Postgres 17です。顧客のAWSアカウント内のデータベースへつなぐ要件がある案件は、自前構築かForgeでの構成が現実的だと判断しています。
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