AWS Summit Japan 2026は、2026年6月25日(木)・26日(金)の2日間、千葉・幕張メッセで開催されました。AWSの公式ブログによると来場者はExecutive Forumを含めて延べ43,000名以上です。本記事では、2026年回の日程・会場・参加条件と基調講演の中身を公式情報で整理し、2025年回の記録、2019年からの開催推移、会期後に資料がどこまで残るかまでをまとめます。
登録手順や当日の回り方、セッションレベルの選び方といった「毎年変わらない参加の段取り」は、AWS Summit Japanの初心者ガイド|参加登録から当日の回り方・セッション選びまでで扱っています。本記事は開催回ごとの記録に絞ります。
まとめ:AWS Summit Japan 2026の開催結果と2025年回との比較
- 2026年回は6月25日・26日に幕張メッセ(国際展示場 展示ホール4〜8と国際会議場)で開催。参加費は無料で、事前登録制・18歳以上が条件でした。
- 来場は1日目22,000名以上、2日目20,000名以上、Executive Forumを合わせて延べ43,000名以上。セッションは260超、ブース展示は300以上です。
- 1日目の基調講演は「AIエージェント」が主題でした。紹介された新サービスの多くは、8日前の6月17日にAWS Summit New York 2026で発表済みのものです。
- 2025年回は同じ6月25日・26日に幕張メッセで開かれ、会場来場は延べ36,000人以上、オンラインを含めると延べ69,000人超でした。セッションは160以上、展示は270以上です。
- 会期後の資料は永続しません。2026年回の資料一覧には256件のセッションIDが並びますが、2025年回の資料一覧ページは現在AWSの問い合わせページへ転送されます。必要な資料は公開中に保存してください。
AWS Summit Japan 2026の日程・会場・参加条件
開催の基本情報は次のとおりです。会場の区画は幕張メッセのイベント案内、時間割と参加条件はAWS Summit Japanの公式サイトと公式FAQによります。
| 項目 | AWS Summit Japan 2026 |
|---|---|
| 会期 | 2026年6月25日(木)・26日(金) |
| 会場 | 幕張メッセ 国際展示場 展示ホール4〜8、国際会議場 |
| 受付開始 | 両日とも8:30 |
| 終了 | 1日目18:30、2日目19:00 |
| 主催 | アマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社 |
| 参加費 | 無料(事前登録制) |
| 年齢 | バッジ受け取り当日に18歳以上 |
| ドレスコード | なし |
公式サイトのスケジュールでは、1日目は10:00〜11:10が基調講演、11:30〜17:10がセッションです。2日目は10:00〜11:30がスペシャルセッション、12:00〜16:40がセッションで、17:30〜19:00にネットワーキングレセプションが組まれていました。AWS Expoは1日目が10:00〜18:30、2日目が10:00〜19:00と、2日目のほうが長く開いています。
FAQによれば、セッションは初心者(レベル100)からエキスパート(レベル400)までを対象とし、受付は9:30〜10:00が最も混み合うと案内されていました。バッジの受け取りには、登録後にメールで届く二次元コードと、写真付きの公的身分証明書または名刺が必要です。
2026年回の規模と基調講演の登壇者
延べ43,000名以上の来場と260超のセッション
AWSの流通小売・消費財・飲食業界チームが2026年7月29日に公開した開催報告は、来場者を「Day 1 に 22,000 名以上、Day 2 に 20,000 名以上、Executive Forum も合わせると延べ 43,000 名以上」と記しています。数字は会場来場の延べ人数で、オンライン視聴は含みません。
規模はAWSのStartupブログが「260 を超えるセッション発表や 300 以上のブース展示」と報告しています。会場の区分は、AWS Village、AWS for Industries Zone、AWS Builders’ Fair、Developer Community Zone、Startup Zone、AWS GameDayやAWS Jamのワークショップ、Partner Solution Expoです。
1日目の基調講演:AIエージェントの4分野と国内事例
基調講演の登壇者は、AWSジャパン代表執行役員社長の白幡晶彦氏、AWSでコンピューティング・AI・サービス基盤を担当するシニアバイスプレジデントのデイブ・ブラウン氏、OpenAI Japan代表執行役社長の長﨑忠雄氏、東京海上日動火災保険 常務執行役員(CITO・CISO)の歌門正師氏、フリー取締役CAIOの横路隆氏です。
クラウド Watchの基調講演レポート(2026年6月26日)によると、ブラウン氏はAIエージェントの取り組みを「業務」「開発」「セキュリティ」「エージェントの構築」の4分野に分けて紹介しました。
- 業務:AIアシスタント「Amazon Quick」
- 開発:エージェンティックAIコーディングツール「Kiro」と、技術的負債を継続的に解消するAWS Transformの機能
- セキュリティ:脆弱性の検出から解決までを自動化する「AWS Continuum」
- エージェントの構築:Bedrock AgentCoreハーネスGAとは?仕組み・料金・導入判断を解説で扱っているAgentCore harness、ナレッジグラフを自動で作る「AWS Context」(近日公開)
長﨑氏は、2026年4月に拡大したOpenAIとAWSの提携により、GPT-5.5などのOpenAIのモデルをAmazon Bedrockで使えるようになったと説明しています。
2日目のスペシャルセッション:フィジカルAIまでの全体像
2日目のスペシャルセッションは「AI エージェントが変える企業の未来 ─ 構築から運用まで、ビルダーと創る自律型 AI の実践」です。公式サイトの紹介文は、AIインフラ、エージェントの推論基盤、フロンティアエージェントによる開発・セキュリティ・運用の変革、フィジカルAIまでを扱うとしています。フロンティアエージェントの定義はFrontier Agentsとは何か?〜AWSが提唱する新たな自律型AIエージェントの定義とその特徴で整理しています。
登壇したのは、Anthropic Japan、オムロン サイニックエックス、ファナック、サイバーエージェント、日本取引所グループの各社と、AWSジャパン技術統括本部の2名です。紹介文にあるフィジカルAIの題材に合わせ、ロボットのファナックと研究機関のオムロン サイニックエックスが登壇しています。
2026年回の基調講演とNew York Summitの発表時期の関係
2026年回について言えば、新サービスの初出を日本回で待つ必要はありませんでした。クラウド Watchのレポートは、ブラウン氏が「6月17日に開催されたAWS Summit New York 2026にて発表された新サービスを日本向けに紹介した」と書いています。AgentCore harnessの一般提供開始も、AWS Continuumの発表も、AWS Contextの発表も、いずれも8日前のニューヨーク回です。
2026年回に固有だったのは、国内企業の事例と日本語のセッション・資料です。東京海上日動やフリーの登壇、日本取引所グループやファナックの事例がそれに当たります。
この関係を踏まえると、2026年回の情報は次の順で追うと効率的です。
- 新サービスの一次情報は、AWSのWhat’s NewとNew York Summitの発表で押さえる
- 日本回の資料と動画では、国内企業の導入事例と日本語の解説で「日本の組織で動くか」を確かめる
- 自社に関係するセッションの資料を公開中に保存する
避けたいのは、「日本回で発表されるはずの新機能を待ってから評価を始める」進め方です。2026年回の例では、主要な発表は日本回より前に英語で出ていました。
AWS Summit Japan 2025の開催記録
2025年回の日程・タイムテーブルと来場規模
2025年回は2025年6月25日(水)・26日(木)に幕張メッセで開催されました。AWSの流通小売消費財チームの開催報告は「会場では延べ 36,000人以上、オンラインも合わせると過去最高となる、延べ 69,000 人超」と記録しています。セッションは160以上、ブース展示は270以上でした。展示の内訳は、Amazonの日本向けニュースサイトの告知で、AWSの最新テクノロジー展示が90超、先進企業50社の活用事例、パートナーによるソリューション展示が130以上です。
AWSが配布したEXPOガイドの時間割では、1日目は基調講演が10:00〜11:30、セッションが11:50〜17:30で、AWS Jamも組まれていました。2日目は10:00〜11:30がSpecial Session、11:50〜16:30がセッションで、AWS GameDayが開かれています。1日目の17:45〜18:15にはQuizKnockのステージがありました。
参加条件は2026年回と同じく、18歳以上・入場無料です。来場先着5,000名への限定クッション配布と、両日先着4,000名分の弁当が用意されていました。
2025年回の基調講演登壇者と生成AIハッカソン
1日目の基調講演には、野村総合研究所 代表取締役社長の柳澤花芽氏、三菱電機の田中昭二氏、LayerX 代表取締役CTOの松本勇気氏、Anthropic上級副社長のケイト・ジェンセン氏、AWSのラフール・パサック氏、AWSジャパンの白幡晶彦氏らが登壇しました。
2025年回ではAIエージェントを題材にした生成AIハッカソンも開かれました。AWSの開催報告によると、採択された14チームが6月25日の予選に臨み、6チームが26日にExpoステージで決勝を戦っています。
開催年ごとの推移|2019年のTokyoから2026年まで
イベント名は2023年まで「AWS Summit Tokyo」(オンライン開催の2020〜2022年は「AWS Summit Online」)で、2024年から「AWS Summit Japan」に変わりました。会場開催は2023年に幕張メッセで再開し、以降は幕張メッセが続いています。
| 開催年 | 名称 | 会期 | 会場・形式 | 公式発表の規模 |
|---|---|---|---|---|
| 2019 | AWS Summit Tokyo | 6月12日〜14日 | 幕張メッセ | – |
| 2020 | AWS Summit Online | 9月8日〜30日 | オンライン(初) | – |
| 2021 | AWS Summit Online | 5月11日・12日 | オンライン | 150のブレークアウトセッション |
| 2022 | AWS Summit Online | 5月25日・26日 | オンライン | 延べ35,000人が視聴 |
| 2023 | AWS Summit Tokyo | 4月20日・21日 | 幕張メッセ | 150超のセッション |
| 2024 | AWS Summit Japan | 6月20日・21日 | 幕張メッセ・ライブ配信 | – |
| 2025 | AWS Summit Japan | 6月25日・26日 | 幕張メッセ・オンライン | 会場延べ36,000人以上 |
| 2026 | AWS Summit Japan | 6月25日・26日 | 幕張メッセ・ライブ配信 | 会場延べ43,000名以上 |
各年の会期と形式は、AWSの公式ブログ(2019〜2024年)と各年の公式告知によります。2025年と2026年の人数はいずれも会場来場の延べ数で、2025年はオンラインを含めると延べ69,000人超です。2026年のオンラインを含む総数は、公式ブログでは確認できませんでした。
会期後のセッション資料の残り方|2026年は256件、2025年ページは転送
2026年回のセッション資料一覧を2026年9月27日に取得すると、セッションIDが256件、PDFへのリンクが173件並んでいました。資料が提供されていないセッションもあるため、両者は一致しません。IDの接頭辞で数えると、最多はPRTで始まるパートナーセッションで72件、次いでAI/MLのAIMが59件です。AIMはAWSのテーマ別トラックで最多でした。
動画は、イベント登録とは別のサインアップで、基調講演と160以上のセッションをオンデマンドで視聴できます。現地の260超のセッションがすべて動画になっているわけではありません。
一方、2025年回の資料一覧ページ(AWS-Summit-Japan-2025-Session-Materials-Download.html)は、同日時点でAWSの問い合わせページへ302で転送され、一覧を見られません。2025年回の公式サイトだったURL(aws.amazon.com/jp/summits/japan/)も、2026年回のページへ転送されます。
つまり、会期後の資料は「いつでも見返せるアーカイブ」ではありません。2026年回の資料で必要なものがあれば、公開されているうちにPDFを手元に保存してください。視聴の手順はAWS Summit Japanの初心者ガイド|参加登録から当日の回り方・セッション選びまでにまとめています。
2027年回の情報を追う方法
AWSのStartupブログは、2026年回の報告記事の中で「来年に開催される『AWS Summit Japan 2027』」に触れています。ただし、2026年9月27日時点で公式サイトとFAQに2027年回の日程・会場の記載はありません。公式サイト(aws.amazon.com/jp/events/summits/japan/)は同じURLのまま次回の内容に差し替わるため、正式な案内はここで確認してください。
Summitでセッションを選ぶ前提となるAWSの基礎は、AWS Skill Builderの使い方と料金|無料枠の範囲とチーム導入の設定手順を実装者目線で解説の無料コースで固めておけます。資格と組み合わせて学習計画を立てるなら、AWS認定資格の一覧と選び方|レベル別の受験料・試験時間と難易度の順序を参照してください。
よくある質問
AWS Summit Japan 2026はいつ、どこで開催されましたか?
2026年6月25日(木)・26日(金)に、千葉・幕張メッセの国際展示場 展示ホール4〜8と国際会議場で開催されました。
AWS Summit Japan 2026の来場者数は何人ですか?
AWSの公式ブログによると、1日目22,000名以上、2日目20,000名以上、Executive Forumを含めて延べ43,000名以上です。オンライン視聴者はこの数に含まれません。
AWS Summit Japan 2025はいつ開催され、何人が参加しましたか?
2025年6月25日(水)・26日(木)に幕張メッセで開催されました。会場来場は延べ36,000人以上、オンラインを含めると延べ69,000人超です。
AWS Summitは一般参加できますか?
できます。参加費は無料で、事前登録をすれば18歳以上なら誰でも参加できます。学生や個人の学習目的の参加も認められています。
AWS Summit Japan 2027の開催日は決まっていますか?
2026年9月27日時点で、公式サイトとFAQに2027年回の日程の記載はありません。AWSのStartupブログは2027年回の開催に触れているため、日程は公式サイトの更新を待って確認してください。