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ChatGPT-4.0とは?GPT-4系5系統と2026年の提供状況

ChatGPT-4.0とは?GPT-4系5系統と2026年の提供状況

「ChatGPT-4.0」という表記でたどり着いた方が最初に確認すべきなのは、OpenAIがその名前のモデルを一度も出していないという点です。実際に存在したのはGPT-4、GPT-4 Turbo、GPT-4o、GPT-4.1、GPT-4.5の5系統で、ChatGPTのモデル選択欄に並んでいたものは2026年8月時点で全て外れています。一方でAPIには一部が残り、停止期限も公表済みです。本記事は、この呼称のずれを解いたうえで、どのモデルがいつ消え、いま何に置き換えるべきかを一次情報の日付とモデルIDで整理します。

まとめ:ChatGPT-4.0は通称であり、GPT-4系はChatGPTから全て退場済み

  • OpenAIの正式名称に「4.0」という枝番はありません。GPT-4(無印)を指す通称か、GPT-4oの読み違いのどちらかです。
  • ChatGPT上のGPT-4は2025年4月30日にGPT-4oへ置き換えられ、そのGPT-4oも2026年2月13日にGPT-4.1・GPT-4.1 mini・o4-miniとともに提供終了しました。
  • APIにはgpt-4gpt-4-turbogpt-4oが残っていますが、gpt-4-0613(別名gpt-4)とgpt-4-turbo2026年10月23日に停止します。
  • 停止対象の推奨移行先はgpt-5.6-solです。入力単価はgpt-4-0613の100万トークンあたり30ドルに対し5ドルで、旧モデルを使い続ける方が高くつきます。
  • モデル名を手順書に直書きしている場合は、停止日より前に設定値として外出しする書き換えが要ります。

以下、呼称の対応関係、ChatGPTとAPIで別々に進んだ2つの終了スケジュール、移行時の判断材料の順に見ていきます。

「ChatGPT-4.0」という表記が指しているもの

OpenAIが実際に付けた名称と「4.0」表記のずれ

OpenAIのモデル名は、GPT-3.5の次がGPT-4、その改良版がGPT-4 Turbo、マルチモーダル版がGPT-4o、以降がGPT-4.1とGPT-4.5という並びです。小数第1位までの枝番は4.1と4.5に付きましたが、4.0は付いていません。「ChatGPT-4.0」と書かれている場合、指しているものは次の2つに絞られます。

  • GPT-4(無印)を、バージョン番号らしく見せるために「4.0」と書いたもの。2023年から2024年の日本語記事に多い表記です。
  • GPT-4o(オー)の末尾を数字の0と読み違えたもの。GPT-4oの「o」はomniに由来する記号で、数字ではありません。

この2つは公開時期が1年以上離れ、対応する機能もコンテキスト長も違います。検索で得た情報を社内で共有する前に、元の記事がどちらを指しているかを確認しないと、機能の有無を取り違えます。GPT-4oの派生である小型モデルについてはGPT-4o miniとは?2026年8月の提供状況・料金と移行判断で個別に扱っています。

GPT-4系5系統の公開時期とコンテキスト長

5系統を公開順に並べると、名前の近さと中身の違いが分かれます。

モデル 公開 コンテキスト 画像入力 位置づけ
GPT-4 2023年3月14日 8K(API上位版32K) 対応 GPT-3.5の後継
GPT-4 Turbo 2023年11月 128K 対応 GPT-4の長文・低価格版
GPT-4o 2024年5月13日 128K 対応 音声・画像を統合
GPT-4.1 2025年4月 1,047,576 対応 コーディング重視
GPT-4.5 2025年2月27日 128K 対応 研究プレビュー(API終了済み)

GPT-4の既定コンテキストは8,192トークンで、32,768トークン版はAPIの上位モデルとして別IDで提供されていました。この32K版(gpt-4-32k)は2025年6月6日に既に停止しています。GPT-4.1のコンテキストは1,047,576トークンで、GPT-4の既定8Kから128倍に広がりました。GPT-4.5は2025年2月27日に研究プレビューとして公開され、APIからは2025年7月14日に外れています。GPT-4.5の扱いと提供終了後の選択肢はGPT-4.5とは?特徴・GPT-4o/GPT-4との違いと提供終了後の選択肢にまとめてあります。

ChatGPTからGPT-4系が消えた2つの日付

GPT-4の退役:2025年4月30日

ChatGPTのモデル選択欄からGPT-4が外れたのは2025年4月30日です。OpenAIは同年4月に、月内でGPT-4をGPT-4oへ置き換えると告知しました。この時点ではAPIのgpt-4は残っており、ChatGPTという製品側の選択肢が減っただけです。「ChatGPT-4.0が使えなくなった」という2025年前半の投稿は、ほぼこの日を指しています。

GPT-4o・GPT-4.1・o4-miniの退役:2026年2月13日

置き換え先だったGPT-4oも、2026年2月13日にChatGPTから外れました。同じ日に外れたのはGPT-4.1、GPT-4.1 mini、o4-mini、およびGPT-5のInstantとThinkingです。OpenAIが予定を公表したのは米国時間1月29日で、既存の会話とプロジェクトは、この時点ではGPT-5.2が既定になりました。GPT-4oを日常的に選んでいた利用者は全体の0.1%だったとOpenAIは説明しています。なお既定はその後も動いており、2026年3月5日にGPT-5.3がChatGPTの既定となり、レガシー欄に残っていたGPT-5.2 Instantも2026年6月3日に退役しました。

GPT-4oは2025年8月のGPT-5公開時にも一度終了が試みられ、反発を受けて復帰した経緯があります。2026年2月の終了はその再来ではなく、復帰の選択肢自体が閉じた変更です。ChatGPTの画面でどの旧モデルが今も選べるか、レガシーモデルの表示設定をどこで切り替えるかはChatGPTの古いバージョンは使える?GPT-4o廃止とレガシーモデル表示手順で手順として整理しています。

この2回の終了はいずれもChatGPT(アプリ・ブラウザ版)の話で、APIには適用されていません。2026年2月の告知でもAPI側の変更はないと明記されました。ChatGPTで消えたからAPIでも使えない、という読み替えが混乱の主因です。

APIに残るGPT-4系と2026年10月23日の停止期限

停止対象のモデルIDと移行先

OpenAIは2026年4月22日、レガシーGPTモデルスナップショットの停止を告知しました。停止日は2026年10月23日で、GPT-4系では次のIDが対象です。

停止日 モデルID 推奨移行先
2026年10月23日 gpt-4-0613(別名 gpt-4) gpt-5.6-sol
2026年10月23日 gpt-4-1106-preview gpt-5.6-sol
2026年10月23日 gpt-4-turbo(別名 gpt-4-turbo-2024-04-09) gpt-5.6-sol
2026年10月23日 gpt-4o-2024-05-13 gpt-5.6-sol
2026年10月23日 gpt-4.1-nano gpt-5.6-luna
2026年10月23日 ft-gpt-4(ファインチューニング版) gpt-5.6-sol

ここで見落としやすいのが、停止対象に挙がっているGPT-4oは日付付きスナップショットgpt-4o-2024-05-13だけだという点です。日付を含まないエイリアスgpt-4oは停止一覧に載っていません。ただしエイリアスが常に最新を指すわけではなく、既定スナップショットはgpt-4o-2024-08-06に固定されています(より新しいgpt-4o-2024-11-20が別途存在します)。gpt-4o-2024-05-13のようにスナップショットを直接指定した実装だけが10月23日に落ちる、という非対称です。

なおgpt-4-1106-previewは、2025年9月26日告知の表では2026年3月26日停止としても記載されています。同一IDが2つの停止日で載っているため、実際に呼び出している場合は10月23日を待たずに疎通を確認してください。

過去に停止済みのIDも合わせて把握しておくと、古いコードの調査が早く終わります。gpt-4-0314gpt-4-0125-previewは2026年3月26日、gpt-4-32k系は2025年6月6日、gpt-4-vision-previewは2024年12月6日に停止しました。現行の推奨はgpt-5.6で、このエイリアスはgpt-5.6-solへ解決されます。性能とコストのバランス帯がgpt-5.6-terra、大量処理向けの最小・最安帯がgpt-5.6-lunaです。世代ごとの性能差はGPT-5.5とは?GPT-5.4との違い・ベンチマーク・API料金を徹底解説で扱っています。

GPT-4を使い続けるコストの逆転

移行を先延ばしにする理由として料金が挙がることがありますが、GPT-4系はもう安い側ではありません。100万トークンあたりの標準料金は次のとおりです。

モデル 入力 キャッシュ入力 出力
gpt-4-0613 30.00ドル なし 60.00ドル
gpt-4-turbo-2024-04-09 10.00ドル なし 30.00ドル
gpt-4o 2.50ドル 1.25ドル 10.00ドル
gpt-4.1 2.00ドル 0.50ドル 8.00ドル
gpt-5.6-sol 5.00ドル 0.50ドル 30.00ドル
gpt-5.6-terra 2.00ドル 0.20ドル 12.00ドル
gpt-5.6-luna 0.20ドル 0.02ドル 1.20ドル

推奨移行先のgpt-5.6-solは、停止対象のgpt-4-0613に対して入力が6分の1、出力が半額です。加えてgpt-4-0613gpt-4-turbo-2024-04-09にはプロンプトキャッシュの割引単価が設定されておらず、同じ前置きを繰り返し送る用途では差がさらに開きます。停止対象の2モデルを使っているなら、10月23日を待たずに移す方が単価の面でも有利です。

ただしgpt-5.6-solの出力単価30.00ドルはgpt-4oの10.00ドルより高く、出力が長い用途では総額が上がります。要約や分類のように出力が短い処理はgpt-5.6-terra(出力12.00ドル)やgpt-5.6-luna(同1.20ドル)で足ります。移行先は一律にsolと決めず、入力と出力のどちらが支配的かで選び分けてください。

GPT-4がGPT-3.5から変えた点と、いま参照する価値

画像入力とコンテキスト長の拡張

GPT-4の実質的な変更点は2つに集約されます。1つは入力のマルチモーダル化で、テキストに加えて画像を受け取れるようになりました。もう1つがコンテキスト長で、GPT-4公開時点のgpt-3.5-turboの4,096トークンから8,192トークンへ、API上位版では32,768トークンまで広がりました。GPT-4 Turboの128Kは、GPT-4の既定8Kの16倍にあたります。

この2点は現行のGPT-5.6系にそのまま引き継がれ、拡張されています。つまりGPT-4を新規に選ぶ理由は、機能面ではほぼ残っていません。参照する価値があるのは、GPT-4を前提に書かれた既存の社内資料やプロンプトが、どの仕様に依存しているかを確認する場合に限られます。

「GPT-3.0との比較」という記述が成り立たない理由

GPT-4の解説記事には「ChatGPT-3.0との比較」という見出しが少なくありませんが、この対比は成立しません。ChatGPTが2022年11月に公開されたときの搭載モデルはGPT-3.5で、GPT-3はその前身にあたるAPI専用のモデル群です。GPT-3を搭載したChatGPTは存在せず、「3.0」という枝番も付いていません。

比較として意味があるのはGPT-3.5との差分で、具体的には上で挙げた画像入力とコンテキスト長です。GPT-3との比較を掲げた資料は、モデル系譜の確認が甘いまま書かれている可能性が高いため、他の記述も裏取りしてから引用してください。対話型AI全体の系譜と各社の現行モデルはChatGPT・Gemini・Claude・Copilotを徹底比較|対話型AIの違い・料金・選び方【2026年版】で比較しています。

GPT-4前提の手順書・社内資料を書き換える判断基準

停止日が決まっているAPI利用箇所の棚卸し

ここまでの日付を実務に落とすと、やるべきことは棚卸しと書き換えの2つです。優先順位を付けるなら、停止日が確定しているAPI側から着手します。

  1. コードとバッチからgpt-4gpt-4-turbogpt-4o-2024-05-13gpt-4.1-nanoの4つを検索し、該当箇所を洗い出す。
  2. 洗い出した箇所のモデルIDを直書きから設定値へ移し、環境変数か設定ファイルで差し替えられる形にする。
  3. 移行先をgpt-5.6系のどれにするかは、出力単価と要求精度で決める。要約や分類のような定型処理はgpt-5.6-lunaで足りることが多い。
  4. ChatGPTの画面操作を含むマニュアルは、モデル選択欄のスクリーンショットが2026年2月13日以前のものなら差し替える。

検索対象にgpt-4o単体を含めるかは判断が分かれます。エイリアスは停止一覧に無いため急いで直す必要はありませんが、既定スナップショットがgpt-4o-2024-08-06に固定されている以上、放置しても新しいモデルには自動で移りません。

モデルIDを設定値へ逃がす書き換え

停止のたびにコードを直さずに済ませるには、モデルIDをソースから出して環境変数で与えます。

# 停止のたびに書き換えが要る形
resp = client.responses.create(model="gpt-4", input=prompt)

# 停止日が来ても設定変更だけで済む形
import os
MODEL = os.environ.get("OPENAI_MODEL", "gpt-5.6")
resp = client.responses.create(model=MODEL, input=prompt)

既定値に日付なしのエイリアスgpt-5.6を置いておくと、gpt-5.6-solへ解決されます。出力の再現性を優先する処理では日付付きスナップショットを環境変数で明示的に指定し、その代わりに停止日をカレンダーへ登録しておく運用が確実です。

GPT-4でやっていた処理の置き換え先

GPT-4を前提に組んだ処理は、現行モデルではむしろ簡単になっている場合があります。

  • 画像を読ませる処理:GPT-4で使えた画像入力はgpt-5.6系にも引き継がれており、そのまま移せます。
  • 長文を分割して投げる処理:GPT-4の8Kに合わせた分割は、128K以上のコンテキストでは不要になることが多く、分割ロジックごと削れます。
  • ChatGPTの画面で行っていた作業:モデル選択欄はGPT-5系のみになり、旧モデルへの切り替えを前提にした手順は成立しません。

置き換え時に確認すべきなのは出力の体裁です。プロンプトをGPT-4向けに細かく調整していた場合、同じ指示でも文体や箇条書きの粒度が変わります。移行前後で同じ入力を流し、下流の処理が壊れないかを見てから切り替えてください。

直さなくてよい資料の線引き

モデルIDを本文に直書きした手順書は、次の停止告知でまた壊れます。実際、現行gpt-5.6-solの一世代前にあたるgpt-5-2025-08-07には、既に2026年12月11日の停止日が付いています。停止は数か月おきに来る前提で、モデル名は「変わる値」として扱うのが妥当です。

逆に、社内で完結する検証環境やスクリーンショット付きの教育資料まで一斉に直そうとすると工数が見合いません。停止日が公表されているAPI利用箇所を先に片付け、参照だけの資料は次回更新に合わせる方が現実的です。

よくある質問

ChatGPT-4.0という名前のモデルは存在しますか?

存在しません。OpenAIが公開したのはGPT-4、GPT-4 Turbo、GPT-4o、GPT-4.1、GPT-4.5で、4.0という枝番は付いていません。「ChatGPT-4.0」はGPT-4の通称か、GPT-4oの読み違いです。

ChatGPT-4.0(GPT-4)は今も使えますか?

ChatGPTのアプリとブラウザ版では使えません。GPT-4は2025年4月30日に、後継のGPT-4oも2026年2月13日に提供を終了しました。APIではgpt-4が2026年10月23日まで残ります。

GPT-4のAPI料金は現行モデルと比べていくらですか?

gpt-4-0613は100万トークンあたり入力30.00ドル・出力60.00ドルです。推奨移行先のgpt-5.6-solは入力5.00ドル・出力30.00ドルで、GPT-4より安く済みます。

GPT-4とGPT-4oはどちらが新しいモデルですか?

GPT-4oです。GPT-4が2023年3月14日、GPT-4oが2024年5月13日の公開で、1年2か月の差があります。名前の見た目に反して、GPT-4oはGPT-4の後継にあたります。

無料プランでGPT-4系を選ぶ方法はありますか?

ありません。2026年2月13日以降はプランを問わずGPT-4系がモデル選択欄から外れています。プランごとに選べるモデルと利用回数の違いはChatGPT Goとは?料金・Plusとの違い・できることをわかりやすく解説【2026年最新】で確認できます。

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