iOS 26の正式版は、米国時間2025年9月15日、日本時間では16日の未明に配信が始まりました。対応するのはiPhone 11以降とiPhone SE(第2世代)以降です。その後は26.0.1から26.7.1まで計18回の更新(26.3.1(a)とiPhone 17・Air向けの26.5.1を含む)が出ており、米国時間2026年9月14日(日本時間15日)には後継のiOS 27も配信されています。
この記事では、Appleのセキュリティリリース一覧(support.apple.com/100100)の掲載日をもとに、26.0から26.7.1までの配信日、各版で直った脆弱性の件数、対応機種を整理します。iOS 27が出たあとに26系をいつまで使えるかと、アプリ開発者が確認すべきSDK要件も扱います。
まとめ:iOS 26のリリース日・対応機種・今入れる版
- リリース日:米国時間2025年9月15日。日本時間では9月16日の午前2時ごろ(第三者のファームウェアカタログの公開時刻を換算)に配信が始まりました。
- 対応機種:iPhone 11以降とiPhone SE(第2世代)以降。iPhone XS/XS Max/XR以前は対象外で、iOS 18系にとどまります。
- 配信スケジュール:26.0(2025年9月)→26.1(11月)→26.2(12月)→26.3(2026年2月)→26.4(3月)→26.5(5月)→26.6(7月)→26.7(9月)。26.x.yの形の修正版を含めると、26.7.1(米国時間2026年9月28日・日本時間29日)が26系で最後に出た版です(10月16日時点)。
- 今入れる版:iOS 27へ上げない場合も26.7.1までは更新します。26.7.1で直った脆弱性は、iOS 27より前の版で悪用された可能性があるとAppleが公表しています。
- いつまで使えるか:Appleは期限を公表していません。前例のiOS 18では、新しいOSに上げられる機種への通常の更新は、新OSの配信から51日後の18.7.2で終わりました。
以下、リリース日、全版の配信スケジュール、対応機種、主な新機能、iOS 27配信後の扱い、更新手順、開発者向けの要件の順に説明します。
iOS 26のリリース日は日本時間2025年9月16日
iOS 26は2025年6月のWWDC25で発表され、約3か月のベータ期間を経て、米国時間2025年9月15日に正式版が公開されました。Appleの一覧が示す日付は米国時間です。第三者のファームウェアカタログ(api.ipsw.me)に残る公開時刻は2025年9月15日17時06分(協定世界時)で、日本時間に直すと9月16日の午前2時ごろになります。
この「日本では翌日」という関係は、その後の更新でもほぼ変わりません。同じカタログで公開時刻が確認できる26.0から26.6.2までの版は、いずれも米国の日付の翌日が日本の配信日でした。以降の表は、Appleの一覧どおり米国の日付で書いています。
iOS 19ではなく26になった年号ベースの命名
前のバージョンはiOS 18でしたが、iOS 26から番号の付け方が変わりました。窓の杜の配信記事が書くとおり、翌年の西暦の下2桁を版番号にする方式で、2025年秋から2026年にかけて使う版が「26」です。iPadOS・macOS・watchOS・tvOS・visionOSも同じ番号にそろいました。18の次が26に飛んだのはこの方式へ切り替えたためで、2026年秋の版が「27」になったのも同じ規則です。
iOS 26の配信スケジュール一覧(26.0〜26.7.1)
26系の全版を、米国での配信日順に並べました。日付はAppleのセキュリティリリース一覧、内容はiOS 26のアップデートについてに基づきます。CVE件数は各版のセキュリティ文書に載っている脆弱性の数を2026年10月16日に数えたもので、Appleは公開後に項目を追記することがあります。
| 版 | 米国の配信日 | 主な中身 | CVE件数 |
|---|---|---|---|
| iOS 26 | 2025年9月15日 | Liquid Glass・ライブ翻訳 | 36 |
| iOS 26.0.1 | 2025年9月29日 | iPhone 17・AirのWi-Fi切断など | 1 |
| iOS 26.1 | 2025年11月3日 | 色合い調整・AirPodsの日本語翻訳 | 62 |
| iOS 26.2 | 2025年12月12日 | AirDropコード・スマホ新法対応 | 39 |
| iOS 26.2.1 | 2026年1月26日 | AirTag(第2世代)対応 | 公表なし |
| iOS 26.3 | 2026年2月11日 | バグ修正・セキュリティ | 44 |
| iOS 26.3.1 | 2026年3月4日 | 新型の外部ディスプレイに対応 | 公表なし |
| iOS 26.3.1(a) | 2026年3月17日 | WebKitの修正(自動配信) | 1 |
| iOS 26.4 | 2026年3月24日 | コンサート・新しい絵文字 | 44 |
| iOS 26.4.1 | 2026年4月8日 | バグ修正 | 公表なし |
| iOS 26.4.2 | 2026年4月22日 | バグ修正・セキュリティ | 1 |
| iOS 26.5 | 2026年5月11日 | RCSの暗号化(ベータ) | 67 |
| iOS 26.5.1 | 2026年6月1日 | iPhone 17・Airの充電不具合 | 公表なし |
| iOS 26.5.2 | 2026年6月29日 | セキュリティ修正 | 38 |
| iOS 26.6 | 2026年7月27日 | iOS 27に備えたSpotlight索引 | 97 |
| iOS 26.6.1 | 2026年8月17日 | セキュリティ修正 | 35 |
| iOS 26.6.2 | 2026年9月8日 | モバイル通信での更新不具合 | 公表なし |
| iOS 26.7 | 2026年9月14日 | iOS 27と同日の26系更新 | 82 |
| iOS 26.7.1 | 2026年9月28日 | 悪用報告のある脆弱性 | 1 |
26.5.1だけは対象が限られ、iPhone 17シリーズとiPhone Airにしか配信されていません。それ以外の機種では26.5の次が26.5.2です。26.3.1(a)は「Background Security Improvements」という仕組みで届いた修正で、版番号は26.3.1のまま末尾に(a)が付きます。各版の詳しい変更点はiOS 26.3の対応と更新手順の解説、iOS 26.4の新機能と対応機種の解説、iOS 26.4.1の不具合と修正内容、iOS 26.5の配信日と新機能のまとめ、iOS 26.6の変更点と26.6.2までの修正で扱っています。
機能追加の間隔は39〜77日
小数点1桁目が上がる機能追加の版(26.1〜26.7)は、前の版から39〜77日の間隔で出ています。最短は26.1→26.2の39日、最長は26.5→26.6の77日です。その間を埋めるように、多くは2〜4週間おきに26.x.1や26.x.2の修正版が入りました(26.2→26.2.1は45日、26.1には修正版なし)。Appleは次の版の配信日を事前に公表しないため、この間隔は「次はいつか」の目安にしかなりません。配信日が気になる業務端末では、Appleの一覧に新しい行が載ったかを確認するのが確実です。
日本だけの変更が入ったiOS 26.2
26.2は、日本で2025年12月18日に全面施行されたスマートフォンソフトウェア競争促進法(スマホ新法)への対応を含む版です。Appleの開発者向け説明(Changes to iOS in Japan)によると、iOS 26.2以降の日本の利用者には次の変更が入りました。
- App Store以外の代替アプリマーケットプレイスからアプリを入れられる
- ブラウザを初めて開いたときに既定のブラウザの選択画面が出て、Safariのスタートページでも既定の検索エンジンを選べる
- WebKit以外のブラウザエンジンを使うブラウザアプリが認められる
- サイドボタンで音声対話型のアプリを起動するよう設定できる
26.2に上げた日本のiPhoneで突然ブラウザの選択画面が出たのは、この法対応によるものです。不具合ではないので、普段使うブラウザを選べば次からは出ません。
iOS 26の対応機種とApple Intelligenceが使える機種
Appleの一覧では、iOS 26の対象は「iPhone 11 and later」です。AppleのiOSのページの対応機種(現在はiOS 27の案内に切り替わっています)にもiPhone SE(第2世代以降)が明記されており、iPhoneの対象範囲はiOS 26と同じです。2018年発売のiPhone XS/XS Max/XRはここで対象から外れました。
| 機種 | iOS 26 | Apple Intelligence |
|---|---|---|
| iPhone 17/17 Pro/17 Pro Max/Air/17e | 対応 | 対応 |
| iPhone 16/16 Plus/16 Pro/16 Pro Max/16e | 対応 | 対応 |
| iPhone 15 Pro/15 Pro Max | 対応 | 対応 |
| iPhone 15/15 Plus | 対応 | 非対応 |
| iPhone 11〜14の各シリーズ | 対応 | 非対応 |
| iPhone SE(第2世代/第3世代) | 対応 | 非対応 |
| iPhone XS/XS Max/XR以前 | 非対応 | 非対応 |
Apple Intelligenceの対象は、同じページ(iOS 27版)の脚注で「iPhone 16以降の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max」とされています。iOS 26でも、Appleのアップデート説明は26.1の項で「Apple Intelligence(iPhone 15 Pro以降)」と記しています。iPhone 11〜14の全モデル、iPhone 15/15 Plus、iPhone SE(第2・第3世代)でもiOS 26自体は入りますが、ライブ翻訳やビジュアルインテリジェンスなどのAI機能は表示されません。使っている機種は「設定」→「一般」→「情報」の「機種名」で確認できます。なお、iPhone 18 Pro/18 Pro Max/iPhone DuoはAppleのiOSページにiOS 27の対応機種として載っている機種で、この表はiOS 26の対象に絞っています。iPhone XS/XRを使っている場合の更新の見通しはiOS 18はいつまで使えるかの解説にまとめています。
iPadOS 27で外れたiPadはiPadOS 26が最後
iPhoneはiOS 27でも対象が「iPhone 11 and later」のままで、iOS 26が入る機種はすべてiOS 27へ上げられます。iPadは違います。Appleの一覧を比べると、iPadOS 26の対象にあってiPadOS 27から外れたのは、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)、iPad Pro 11インチ(第1世代)、iPad Air(第3世代)、iPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)の5機種です。これらのiPadは26系が最後になるため、iPadOS 26.7.1まで上げたうえで使い続けることになります。
iOS 26の主な新機能(デザイン・電話・Apple Intelligence)
iOS 26の変更のうち、毎日の操作で目に入るのは次の3つです。内容はAppleのアップデート説明の記載に沿っています。
Liquid Glassによるデザインの刷新
最大の変化は、新しいデザインのLiquid Glassです。画面の要素がガラスのように背景を屈折・反射して表示され、ロック画面の時刻は写真の被写体に合わせて大きさが変わり、アプリアイコンにはクリアな外観が加わりました。26.1では外観を標準のクリアか、不透明度を上げた色合い調整から選べるようになっています。ただし、透明表示を完全に消す設定はありません。見づらさを抑える設定はiPhoneのリキッドグラスをオフにする方法で解説しています。
電話とメッセージの着信スクリーニング
電話アプリでは、知らない番号からの着信に対して、着信音が鳴る前に発信者の名前と用件を表示させる着信スクリーニングが加わりました。保留中の電話では、担当者が出たときに着信音で知らせる保留アシストが使えます。メッセージにも、知らない差出人のメッセージを別の一覧に分ける機能と、グループでの投票機能が入りました。いずれもiPhone 11以降の対応機種なら機種を問わず使えますが、提供される言語と地域は機能ごとに異なり、Appleの機能の提供状況で確認できます。
Apple Intelligenceのライブ翻訳とビジュアルインテリジェンス
Apple Intelligence対応機種では、メッセージ・電話・FaceTimeのライブ翻訳と、スクリーンショットと同じボタン操作で画面の内容を調べられるビジュアルインテリジェンスが使えます。AirPodsでのライブ翻訳が日本語に対応したのは26.1からです。バッテリーの使い方を学習して消費の多い日に自動で調整する適応型電力制御も、iPhone 15 Pro以降に限られます。
iOS 27配信後のiOS 26はいつまで使えるか
米国時間2026年9月14日にiOS 27が出ましたが、Appleは同じ日にiOS 26.7も配信しました。iOS 27へ上げずに、26系のまま更新を受け取ることもできます。問題は、その26系の更新がいつまで続くかです。
26.7.1で直った脆弱性は悪用の報告あり
米国時間9月28日(日本時間29日)のiOS 26.7.1は新機能を含まないセキュリティ修正版です。26.7.1のセキュリティ文書によると修正はCVE-2026-86950の1件で、細工されたファイルを処理すると任意のコードが実行されるおそれがあるものです。Appleは、この脆弱性が「iOS 27より前のバージョン」で、特定の個人を狙った極めて高度な攻撃に悪用された可能性があるとの報告を把握していると書いています。26系にとどめるなら、26.7.1を入れていない端末を残さないことが前提です。
iOS 18の前例:上げられる機種への通常更新は51日で止まった
Appleは26系の更新を何か月続けるかを公表していません。参考になるのは、1年前のiOS 18の扱いです。Appleの一覧でiOS 18.7系の対象機種を追うと、次のようになっています。
| 版 | 米国の配信日 | iPhoneの対象 |
|---|---|---|
| iOS 18.7 | 2025年9月15日 | iPhone XS以降 |
| iOS 18.7.1 | 2025年9月29日 | iPhone XS以降 |
| iOS 18.7.2 | 2025年11月5日 | iPhone XS以降 |
| iOS 18.7.3〜18.7.6 | 2025年12月〜2026年3月 | XS/XS Max/XRのみ |
| iOS 18.7.7・18.7.8 | 2026年4月1日・22日 | iPhone 11〜16e・SEにも配信 |
| iOS 18.7.9・18.7.10 | 2026年5月11日・8月17日 | XS/XS Max/XRのみ |
iOS 26へ上げられるiPhone 11以降に向けた18系の通常の更新は、iOS 26の配信から51日後の18.7.2で終わりました。その後に届いたのは、Web経由の攻撃への対策としてAppleが対象を広げた18.7.7と、続く18.7.8の2回だけです。一方、iOS 26に上げられないXS/XRには、2026年8月まで修正が出続けています。
iPhoneはiOS 27でも対象機種が1台も減っていません。つまり、iOS 26を使っているiPhoneは全機種がiOS 27へ上げられる側にいます。前例どおりなら、iPhone向けの26系の更新は数か月以内に緊急時だけになる可能性があります。iPadOS 27から外れた5機種のiPadは、XS/XRと同じく上げられない側なので、もう少し長く修正が続く可能性があります。前例のiPadOS 18では、iPadOS 26へ上げられるiPadにも18.7.4(2026年1月26日)まで修正が出ており、上げられないiPad(第7世代)には18.7.10(2026年8月17日)まで出ています。いずれもAppleの約束ではなく、前例から読める範囲の見通しです。
iOS 27へ上げるか26.7.1で止めるかの判断
判断の軸は、端末で使うアプリがiOS 27で動くと確認できているかどうかです。
- 個人のiPhoneで、標準アプリと広く使われているアプリが中心:iOS 27へ上げます。26系にとどまる利点はほとんどありません。
- 業務アプリ・MDMで配る社内アプリ・社内向けWebシステムを使う端末:アプリ側でiOS 27の動作確認が終わるまで26.7.1で止め、確認が済んだら上げます。
- 26.6以前で止まっている端末:iOS 27の動作確認が済んでいなければ、まず26.7.1を入れます。iOS 27へ上げる端末は、26.7.1を経由せずそのままiOS 27へ上げて構いません。
26系にとどめるのは、iOS 27の検証が終わるまでのつなぎにとどめます。iOS 27の対応機種と、アプリが起動しなくなるSDKの変更はiOS 27のリリース時期と対応機種・SDK破壊的変更の解説で扱っています。
iOS 26へのアップデート手順と更新前の確認
手順はAppleのiPhoneやiPadをアップデートする方法のとおりで、iOS 18からiOS 26へ上げる場合も、26系の中で更新する場合も同じです。
- iCloudまたはパソコンでバックアップを取ります。
- iPhoneを電源につなぎ、Wi-Fiに接続します。
- 「設定」→「一般」→「ソフトウェアアップデート」を開きます。いまの版と、提供されている更新が表示されます。
- 入れたい版の「ダウンロードしてインストール」をタップし、画面の案内に従います。
空き容量が足りないと、アプリを一時的に削除してよいか確認するメッセージが出ます。「続ける」を選ぶとアプリが一時的に消され、インストール後に自動で入れ直されます。勝手にメジャー版へ上がるのを避けたい業務端末では、同じ画面の「自動アップデート」で自動インストールをオフにし、入れる版を手で選びます。26.6.2では「モバイルデータ通信経由でソフトウェアアップデートをダウンロードできない問題」が修正されています。26.6.2より前の端末でモバイル通信からダウンロードできないときは、Wi-Fiにつないで更新してください。
アプリ開発者が確認するiOS 26 SDKの要件
ここからはiPhoneアプリを提供している企業・開発者向けです。利用者がiOS 27へ移っても、提出要件とデザインの移行ではiOS 26が基準になっています。
2026年4月28日からXcode 26とiOS 26 SDKでのビルドが必須
Appleの提出要件の告知によると、2026年4月28日以降にApp Store Connectへアップロードするアプリは、Xcode 26以降とiOS 26 SDKでビルドする必要があります。これはビルドに使うSDKの要件で、アプリが動く最低OS(Deployment Target)を26に上げる義務ではありません。手元やCIの環境は、次のコマンドで確認できます。
xcodebuild -version
xcodebuild -showsdks | grep iphoneos
1行目でXcodeの版、2行目で入っているiOS SDKの版が出ます。Xcode 16以前のままのCIからは、すでに提出できません。Xcodeの入手と更新はXcodeのバージョン確認とアップデート手順を参照してください。
旧デザインに戻す互換キーはiOS 27 SDKで無視される
iOS 26 SDKでビルドすると、標準のナビゲーションバーやタブバーは自動でLiquid Glassの見た目になります。改修が間に合わないときは、Info.plistに次のキーを入れると、以前のSDKでビルドしたときの見た目で動かせます。
<key>UIDesignRequiresCompatibility</key>
<true/>
このキーは長くは使えません。UIDesignRequiresCompatibilityの公式ドキュメントは「UIを見直す間に一時的に使う」キーと説明し、iOS 27以降を対象にビルドするとシステムはこのキーを無視すると明記しています。Xcode 27でのビルドに切り替えた時点で、Liquid Glassへの対応は避けられません。
glassEffectをiOS 26以降だけに適用するSwiftUIの分岐
独自のボタンやバッジにLiquid Glassを付けるときは、SwiftUIのglassEffect(_:in:)を使います。iOS 26.0で追加されたAPIなので、最低OSが26未満のアプリでは分岐が必要です。
import SwiftUI
struct StatusBadge: View {
var body: some View {
if #available(iOS 26, *) {
Text("在庫あり")
.padding()
.glassEffect(.regular, in: .capsule)
} else {
Text("在庫あり")
.padding()
.background(.ultraThinMaterial, in: Capsule())
}
}
}
iOS 26以降ではガラス質感のカプセル、それより前のOSでは半透明の背景で表示されます。分岐を外して最低OSを26未満にしたままビルドすると、「glassEffect(_:in:)はOS 26.0以降でしか使えない」という可用性のエラーで止まります。この記事の作成時に、Command Line Tools(macOS SDK 26.5・Swift 6.3.3)で#availableにmacOS 26を足して型検査を通し、分岐を外すと同じエラーが出ることを確かめました(Command Line ToolsにはiOS SDKが無いため、iOSターゲットでのビルドはしていません。macOSも対象に含むターゲットでは#available(iOS 26, macOS 26, *)と書きます)。
最低OSを決める材料になるiOS 26の普及率
最低OSを26へ上げてよいかは、利用者のOSの分布で決まります。AppleがApp Storeで公表している利用状況では、2026年6月7日にApp Storeで取引した端末のうち、iPhone全体の79%、過去4年に発売されたiPhoneの86%がiOS 26を使っていました。iOS 27配信前の数字なので、iOS 26以降の割合は現在これより高いと考えられます。ただし残りの約2割にはiOS 26へ上げられないXS/XRも含まれます。最低OSを26へ上げると、それらの利用者はApp Storeで新しい版を入れられなくなります。
Liquid Glass対応の手間は、標準の部品だけで組んだアプリなら再ビルドと見た目の確認でほぼ済みます。膨らむのは、独自のナビゲーションやタブバーを多用しているアプリです。半透明の重なりで文字のコントラストが落ちる箇所を画面ごとに直すため、工数は画面数に比例します。社内にSwiftUIを書ける担当者がいて、独自UIの画面が少なければ自社で足ります。独自UIが多いか、Xcode 27へ切り替える時期までに担当者を確保できないなら外部に任せたほうが早く片付きます。外注の進め方はiOSアプリ開発の費用と外注判断の解説が参考になります。一創でもiOSアプリ開発として、既存アプリのiOS 26・27対応の改修をお受けしています。
よくある質問
iOS 26はいつから使えますか?
日本では2025年9月16日の未明から使えます(米国時間は9月15日)。今からiOS 18のiPhoneを上げる場合は、「ソフトウェアアップデート」に表示される版を確かめてから入れます。26系にとどめたいなら、26.7.1が選択肢に出ているかを確認します。
iOS 26はいつまで使えますか?
Appleは期限を公表していません。26.7.1までは修正が出ています。前例のiOS 18では、新しいOSに上げられる機種への通常の更新は新OSの配信から51日で止まりました。iPhoneはすべてiOS 27に上げられるので、長く26系で使い続ける前提は置かずに、iOS 27への移行時期を決めておきます。
「iOS 26以上」とはどういう意味ですか?
App Storeのアプリ情報などにある「iOS 26.0以降が必要」という条件のことで、iOS 26.0か、それより新しい版(26.7.1やiOS 27)が入っていればそのアプリを使えます。iOS 18のままだと入れられないため、先にiOS 26以降へ更新します。
iOS 26の対応機種は?
iPhone 11以降とiPhone SE(第2世代)以降です。iPhone XS/XS Max/XR以前は対応していません。Apple Intelligenceを使える機種はiPhone 15 Pro/15 Pro MaxとiPhone 16以降に限られます。
iOS 26系で今入れるべき版は?
26.7.1です(米国時間2026年9月28日・日本時間29日)。悪用の報告がある脆弱性の修正を含むため、iOS 27へ上げない端末も26.7.1までは更新してください。メジャー版はiOS 27系に移っています。