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Claude Codeをスマホで使う4つの方法|公式Remote Control・Web版・Claude Code UIの手順

「移動中や外出先でも、スマホからClaude Codeで開発の続きをやりたい」というニーズは、2026年に入って公式機能で扱えるようになりました。Claude Codeにはスマホ・タブレットからローカルセッションを操作するRemote Controlが加わり、AnthropicのClaudeアプリやブラウザから直接指示を出せます。加えて、ローカルPCを使わずクラウドで動かすWeb版、第三者製のオープンソースUI(Claude Code UI/現CloudCLI)といった選択肢もあります。本記事では、スマホからClaude Codeを使う主要な方法と選び方、公式Remote Controlの設定手順、iPhone・タブレットからの接続、料金までを2026年7月時点の情報で整理します。

まとめ:スマホ単体では動かず「PCかクラウドのClaude Codeを操作する」構成が基本

先に結論です。Claude Codeはターミナルで動くツールなので、スマホの中だけで完結はしません。実際にコードを実行するのは自分のPCかAnthropicのクラウドで、スマホはそれを操作する画面という役割になります。今いちばん手軽なのは、Claude Codeに標準搭載された公式のRemote Controlで、PCで始めたセッションをスマホのClaudeアプリやブラウザ(claude.ai/code)から続けられます。設定はPC側でコマンドを1つ実行するだけで、外部にポートを開く必要もありません。

ローカルPCを起動しておけない場合は、Anthropicのクラウドで動くWeb版Claude Codeや、Claudeアプリからタスクを投げるDispatchが候補になります。自前サーバーで細かく制御したいなら、オープンソースのClaude Code UI(CloudCLI)という道もあります。まずは用途ごとの向き不向きを次の章で押さえ、そのうえで公式Remote Controlの具体的な手順に進みます。

スマホからClaude Codeを使う主な方法と選び方

スマホからClaude Codeを扱う方法は、「実行環境がどこか(自分のPCか、クラウドか)」と「準備の手間」で整理できます。代表的な4つを比べると次のとおりです。

方法 実行される場所 提供元 主な準備 向く用途
公式Remote Control 自分のPC(CLI/VS Code) Anthropic公式 コマンド1つ+claude.aiログイン 作業中のセッションを外出先から続ける
Web版Claude Code Anthropicのクラウド Anthropic公式 ブラウザでログインのみ 手元にPCが無い・並行実行したい
Claude Code UI(CloudCLI) 自分のPC/サーバー 第三者OSS Node.js環境+自前ホスト 複数CLIを1画面で自己管理したい
SSHクライアント 自分のPC/サーバー 汎用アプリ Termux/Blink等でSSH接続 素のターミナルで最小構成を組む

多くの人にとっての第一候補は公式Remote Controlです。追加インストールが要らず、通信もAnthropic API経由に限定されるため、自前でポート開放や認証を設計するOSS版やSSHより安全に始められます。PCを常時起動しておけない事情がある場合だけ、クラウド実行のWeb版に寄せる、という選び方が分かりやすいです。以下では利用者が最も多い公式Remote Controlから順に手順を示します。

公式Remote Controlでスマホからローカルセッションを操作する

Remote Controlは、PC上で動くClaude Codeのセッションに、スマホ・タブレット・別のブラウザから接続して操作する公式機能です。2026年7月時点では研究プレビュー段階で、コード自体はローカルで動き続け、クラウドへ移動しません。ファイルシステム・MCPサーバー・プロジェクト設定はローカルのまま使え、ターミナルとスマホの会話は同期されます。

必要な環境(対応プラン・バージョン・ログイン方式)

Remote Controlは有料のPro・Max・Team・Enterpriseプランで使えます。APIキー認証はサポートされず、claude.aiアカウントでのログイン(Claude Code内の/login)が必須です。Claude Code本体はv2.1.51以降が必要で、claude --versionで確認できます。Amazon Bedrock・Google Vertex AI(現Google Cloud’s Agent Platform)・Microsoft Foundry経由では利用できず、TeamとEnterpriseでは管理者が管理設定でRemote Controlを有効化するまでオフのままです。

PC側でRemote Controlセッションを開始する

プロジェクトのディレクトリで、次のいずれかを実行します。用途に応じて起動方法が3つ用意されています。

# サーバーモード:接続を待ち受け、セッションURLとQRコードを表示
claude remote-control

# 対話型セッションをRemote Control付きで開始(ローカルでも入力できる)
claude --remote-control "My Project"

すでに作業中のセッションを引き継ぎたいときは、その画面で/remote-control(短縮形/rc)を実行すると、いまの会話履歴を保ったままリモート接続が始まります。VS Code拡張機能でも/remote-controlが使え、こちらはv2.1.79以降が対象です。セッションに分かりやすい名前を付けたいときは--name "My Project"を渡すと、claude.ai/codeの一覧にその名前で表示されます。すべての対話セッションで自動的に有効にしたい場合は、/configの「Enable Remote Control for all sessions」をtrueにします。サーバーモードではスペースキーでQRコードの表示を切り替えられます。

iPhone・Android・タブレットから接続する

PC側でセッションが立ち上がったら、スマホやタブレットからは次の方法で接続します。iPhoneでもAndroidでも、専用のClaudeアプリ(App Store/Google Play)を使えば同じ手順です。

  • 表示されたQRコードをスキャンして、Claudeアプリでセッションを直接開く
  • 任意のブラウザでclaude.ai/codeを開き、セッション一覧から名前で選ぶ
  • ClaudeモバイルアプリのナビゲーションでCodeをタップし、オンライン中のセッション(緑のステータス)を選ぶ

Claudeアプリがまだ無い場合は、Claude Code内で/mobileを実行するとダウンロード用のQRコードが表示されます。会話はターミナル・ブラウザ・スマホの間で同期されるため、デスクで始めた作業をそのままタブレットで確認し、修正指示だけスマホから送る、といった使い方ができます。ブラウザだけで完結させたい場合の違いは、後述のWeb版Claude Codeの使い方や料金と合わせて把握しておくとよいです。

プッシュ通知と通信の安全性

Remote Controlが有効な間は、長時間のタスクが終わったときや判断が必要なときに、Claudeがスマホへプッシュ通知を送れます。プッシュ通知にはClaude Code v2.1.110以降が必要で、/configで「Push when Claude decides」「Push when actions required」を有効にして設定します。通信面では、ローカルのセッションはアウトバウンドのHTTPSリクエストだけを行い、マシン側にインバウンドのポートを開きません。すべての通信はTLSでAnthropic APIを経由し、接続には目的ごとに分離され個別に失効する短命の認証情報が使われます。自前でVPNやポート開放を設定する構成に比べ、攻撃面を増やしにくいのが公式方式の利点です。

PCを常時起動できないときの選択肢(Web版とDispatch)

Remote Controlはローカルのプロセスが動き続けていることが前提で、ターミナルを閉じたり約10分ネットワークが切れたりするとセッションは終了します。PCを起動したままにできない場面では、クラウド実行や委任型の方法が向きます。

ブラウザで完結するWeb版Claude Code

Web版Claude Codeは、Anthropicが管理するクラウド環境でセッションを実行する方式です。Remote Controlと同じclaude.ai/codeのインターフェースを使いますが、実行場所がローカルではなくクラウドである点が違います。手元にPCが無い、クローンしていないリポジトリで作業したい、複数タスクを並行で走らせたい、といった場面に向きます。ブラウザでできることや料金、CLI版との違いはClaude Code Web版の解説記事にまとめています。

Claudeアプリからタスクを投げるDispatch

Dispatchは、Claudeモバイルアプリからタスクをメッセージとして送り、自分のマシン上のClaude Code Desktopでセッションを生成して処理させる方式です。外出中に「この修正をやっておいて」と投げておく用途に向き、Remote Controlのように進行中のセッションを逐一操作するのとは役割が異なります。仕組みやWindows対応、Remote Controlとの使い分けはClaude DispatchとRemote Controlの違いの記事で詳しく扱っています。

オープンソースのClaude Code UI(CloudCLI)で自前ホストする

旧来からスマホ操作の定番だった第三者製のWeb UIも、選択肢として健在です。公式Remote Controlが登場した現在は「複数のコーディングCLIを1画面で自分の管理下に置きたい」ケースで意味を持ちます。

Claude Code UI(CloudCLI)の概要と対応CLI

Claude Code UIは、siteboon社が公開するオープンソースのWeb UIで、現在はCloudCLI(Cloud CLI)へ名称を統合しています。GitHubのスター数は約12,400(1万スター超、2026年7月時点)、ライセンスはAGPL-3.0-or-laterです。バックエンドで呼び出すCLIに依存する設計で、Claude Code・Cursor CLI・Codex・Gemini-CLIに対応し、Claude/GPT/Geminiの各モデルファミリーを同じ画面から扱えます。プロジェクト管理・チャット・ファイル編集・Git操作・シェルをブラウザ上で行えるため、CursorとClaude Codeを併用している開発者が両者を1つのUIでスマホから触りたい、といった使い方に向きます。

導入手順(Node.js 22以降・インストール・.env)

ホストとなるPCにNode.js環境と、接続先のCLI(Claude CodeやCursorなど)を用意したうえで、CloudCLI本体を導入します。Node.jsは22以降が必要です。

# グローバルインストールして起動
npm install -g @cloudcli-ai/cloudcli

# インストールせず一時的に起動する場合
npx @cloudcli-ai/cloudcli

リポジトリを直接クローンして動かす場合は、.env.example.envにコピーしてポート番号などを設定し、起動後に表示されたアドレスへ同じネットワーク上のスマホからアクセスします。必要なバージョンや手順は更新されることがあるため、導入前に公式リポジトリのREADMEで最新の要件を確認してください。

公式Remote Controlとの使い分け

自分のPCで動くClaude Codeを操作する目的なら、多くの場合は公式Remote Controlの方が手間もリスクも小さく済みます。ポート開放や認証を自前で設計する必要がなく、通信がAnthropic API経由に限定されるためです。CloudCLIを選ぶ理由は、Claude Code以外のCLI(Cursor・Codex・Gemini)も同じUIで束ねたい、UIやサーバー構成を自分でカスタマイズしたい、といった要件がある場合に絞られます。AGPL-3.0のため、改変してネットワーク経由で提供する場合は改変ソースの公開義務がある点にも注意します。

スマホでのコーディングで失敗しないための注意点

スマホ操作は万能ではありません。どの方式でも、実際に手を動かす前に踏まえておきたい前提と限界があります。

  • ローカル実行方式はホストの稼働が前提:Remote ControlやCloudCLIはPC/サーバーが起動しアクセスできる状態が必須。Remote Controlは約10分の通信断でタイムアウトし、ターミナルを閉じても終了する。常時稼働が難しい、または複数タスクを並行で走らせたいなら、クラウド実行のWeb版が向く。
  • 大規模な新規実装より、確認と軽微な修正に向く:狭い画面での長時間のコーディングは効率が落ちる。差分レビュー、テストの起動、短い修正指示といった「続きの操作」に用途を絞ると噛み合う。
  • 認証方式の制約に注意:Remote ControlはAPIキー不可でclaude.aiログインが必須。Bedrock/Vertex/Foundry経由やAPIキー運用の環境では使えない。
  • 自前ホストはセキュリティを自分で負う:CloudCLIやSSHを外部公開する場合、認証・経路の暗号化・アクセス制御を自分で設計する必要がある。TermuxやBlink ShellでSSH接続するときは、TailscaleなどのVPNを併用するとポート開放なしにNAT越えでき、公開範囲を絞れる。安全側に倒すなら、まずは追加のポート開放が不要な公式Remote Controlから始める。

Claude Codeをスマホで使う方法のよくある質問

Claude Codeはスマホ単体で動かせますか?

スマホ単体でClaude Codeを完結させることはできません。Claude Codeはターミナルで動くツールのため、実行環境としてPC・サーバー、またはAnthropicのクラウド(Web版Claude Code)が必要です。スマホは、公式Remote ControlやWeb版の画面を通じて、その実行環境を操作する役割になります。手元にPCを用意できない場合は、クラウドで動くWeb版Claude Codeを使うと、ローカル環境なしでもブラウザから作業を始められます。

iPhoneやAndroidのClaudeアプリからClaude Codeを操作できますか?

できます。App StoreまたはGoogle Playで配布されているClaudeアプリ(Claude by Anthropic)を入れ、PC側でRemote Controlセッションを開始すれば、アプリのナビゲーションにある「Code」からセッションに接続できます。表示されたQRコードをスマホでスキャンすると、アプリで直接そのセッションを開けます。iPhone・Androidいずれでも手順は同じで、Claude Codeで/mobileを実行するとアプリのダウンロード用QRコードを表示できます。

タブレットからでも使えますか?

使えます。Remote Controlは電話・タブレット・任意のブラウザからローカルセッションを続行できる設計で、タブレットも同じくclaude.ai/codeのセッションURLやClaudeアプリから接続します。画面が広いぶん、差分の確認やファイル閲覧はスマホより快適です。会話はデバイス間で同期されるため、デスクのターミナルで始めた作業をタブレットで引き継ぐ、といった使い方もできます。

スマホから使うのに追加料金はかかりますか?

公式のRemote ControlとWeb版Claude Codeは、Pro・Max・Team・EnterpriseといったClaude Codeの有料プラン内で利用でき、スマホ操作のための追加料金は基本的に発生しません(APIキー単体では利用不可)。第三者製のClaude Code UI(CloudCLI)自体はオープンソースで無料ですが、接続先のClaude CodeやCursorなど、利用するCLI側の契約・料金は別途必要です。プランごとの利用可否は変更されることがあるため、最新は公式の料金・提供条件で確認してください。

Claude Code UI(CloudCLI)はCursorやCodexとも連携できますか?

連携できます。CloudCLIはバックエンドで呼び出すCLIに依存する設計で、Claude Code・Cursor CLI・Codex・Gemini-CLIに対応しています。使いたいモデルは接続するCLIとその契約プランで決まるため、Cursorのモデルを使いたい場合はCursor CLIを、Codex/Geminiを使いたい場合はそれぞれのCLIを先に準備しておくと確実です。複数のCLIを1つの画面から切り替えて使いたい、という要件がCloudCLIを選ぶ主な理由になります。

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