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Kubernetes 1.35の新機能と変更点|リリース内容とサポート終了日

Kubernetes 1.35の新機能と変更点|リリース内容とサポート終了日

Kubernetes 1.35は2025年12月17日にリリースされたマイナーバージョンで、テーマは「Timbernetes(The World Tree Release)」です。本記事は1.35に固有の内容を扱います。現行の最新マイナーは1.37なので、最新版を探している場合はこの記事の対象外です。最新版と各版のサポート終了日はKubernetesの最新バージョンは1.37|確認方法・EOL一覧とアップグレード手順を参照してください。

まとめ

先に要点を示します。

  • 1.35は2025年12月17日リリース。エンハンスメントは計60件で、内訳はStable 17・Beta 19・Alpha 22
  • 目玉はPodリソースのインプレース更新(In-place update of Pod resources、KEP #1287)のStable昇格
  • ワークロードアイデンティティ向けのPod証明書がBetaに入った
  • 1.35のサポート終了日は2027年2月28日。1.19以降は約1年のパッチサポートという方針
  • 1.35はGo 1.26でビルドされている

1.35の位置づけとサポート期間

前後のマイナーと並べると、いつまで使えるかが判断できます。

バージョン リリース日 サポート終了日
1.34 2025年8月27日 2026年10月27日
1.35 2025年12月17日 2027年2月28日
1.36 2026年4月22日 2027年6月28日

公式のリリースページには、1.19以降は約1年のパッチサポートを受けるという方針が記載されています。1.34を運用中なら終了日が先に来るため、1.35へ上げるか1.36まで進めるかを決める時期にあたります。1.34側の変更点はKubernetes 1.34の新機能・変更点とEOL|DRA GA・再起動ルール・EKS対応を解説で扱っています。

1.35に入った変更の規模

1.35のエンハンスメントは合計60件で、Stableが17件、Betaが19件、Alphaが22件です。半数近くがAlphaという構成なので、この版で本番に取り込める要素は限られます。アップグレードの主目的は新機能の獲得より、サポート期限の確保になる版と位置づけたほうが実態に合います。

Stableに昇格したPodリソースのインプレース更新

この版で最も影響が大きいのが、In-place update of Pod resources(KEP #1287)のStable昇格です。PodやコンテナのCPUとメモリのリソース指定を、再起動せずに変更できます。

従来はリソースの見直しがPodの作り直しを伴ったため、リクエスト値を保守的に大きく取っておく運用が一般的でした。再起動なしで調整できるようになると、初期値を小さく置いて実測に合わせて上げる運用が現実的になります。ノードの自動増減と組み合わせる場合の考え方はKarpenterとは?Kubernetesのノード自動プロビジョニングの仕組みとCluster Autoscalerとの違い・採用判断で扱っています。

BetaになったPod証明書

ワークロードアイデンティティとセキュリティのためのPod証明書(Pod certificates for workload identity and security)がBetaに入りました。Betaのため、本番投入は自クラスタでの検証を前提にしてください。APIリソースとしてどう扱うかはKubernetes APIとは|仕組み・リソース・エンドポイント構造とCRD拡張を実例で解説の考え方が土台になります。

アップグレード前に確認すること

版固有の作業に入る前に、共通して必要な確認が3つあります。

1つ目は、マネージドサービス側の提供状況です。GKEやEKSでは対応バージョンとチャネルの都合で、Kubernetes本体のリリースからしばらく遅れて選択できるようになります。各サービスの提供モデルはGoogle Kubernetes Engine(GKE)とは?Autopilot/Standardの違い・料金モデルとEKSとの使い分けを解説で整理しています。

2つ目は、使用中のAPIバージョンの棚卸しです。マニフェストが古いAPIグループを参照したままだと、上げた瞬間に適用できなくなります。3つ目は、アドオンとCNI・CSIドライバの対応表の確認です。本体が上がっても周辺コンポーネントが追随していなければ、クラスタは動きません。

なお本記事では、1.35における非推奨・削除機能の個別の一覧は扱いません。公式のリリースノートとCHANGELOGで、自分が使っている機能名を直接検索するほうが確実です。

よくある質問

Kubernetes 1.35はいつまで使えますか?

公式のリリースページでは、1.35のサポート終了日は2027年2月28日とされています。1.19以降は約1年のパッチサポートという方針です。

1.35は最新バージョンですか?

違います。1.36が2026年4月22日にリリースされており、1.35は1つ前のマイナーバージョンにあたります。

1.35の目玉機能は何ですか?

PodリソースのCPU・メモリをPodやコンテナの再起動なしに変更できるIn-place update of Pod resources(KEP #1287)がStableに昇格した点です。

1.35はどのGoバージョンでビルドされていますか?

CHANGELOGによると、Kubernetes 1.35はGo 1.26でビルドされています。

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