品質管理

SonarQube(ソナーキューブ)とは?できること・対応言語・料金とSonarLintとの違いをわかりやすく解説

SonarQube(読み方はソナーキューブ)とは、ソースコードを実行せずに解析し、バグ・セキュリティ脆弱性・コードの重複や複雑度といった品質の問題を見つける静的コード解析ツールです。2007年にSonarSourceが開発を始め、検出結果をダッシュボードで可視化し、CI/CDの「品質ゲート」で基準を満たさないコードのマージを止められる点が特徴です。この記事では、SonarQubeで具体的にできること、対応言語、無料のCommunity Buildを含むエディションと料金、エディタ用のSonarLint(現在のSonarQube for IDE)との違いまでを整理します。

まとめ:SonarQube(ソナーキューブ)の要点

細部に入る前に、要点を先に押さえます。

  • 何ができるか:バグ、セキュリティ脆弱性(SAST)、コードスメル、重複コード、循環的複雑度、テストカバレッジなどを静的解析で検出し、ダッシュボードに可視化します。品質ゲートを使えば、基準未達のコードをCI/CDで止められます。
  • 読み方・提供元:ソナーキューブ。2007年にSonarSource(旧称Sonar)が開発しているオープンソース由来の製品です。
  • 対応言語:Java・JavaScript/TypeScript・Python・C#・C/C++・Go・PHP・Kotlinなど30前後の言語に対応します(最新の対応言語数は公式で確認してください)。
  • エディションと料金:自社サーバに入れる「SonarQube Server」(無料のCommunity Build+有償のDeveloper/Enterprise/Data Center)、クラウド版の「SonarQube Cloud」(旧SonarCloud)、エディタ拡張の「SonarQube for IDE」(旧SonarLint)があります。Community Buildは無料で商用利用も可能です。
  • 動作要件(要最新化):近年の版はJava 17以上、最新のCommunity BuildはJava 21以上が必要です。データベースはPostgreSQL・Oracle・Microsoft SQL Serverに対応し、MySQLはv7.9(2019年)以降サポート対象外です。古い記事にある「JRE 8」「MySQL」は現行版では通用しません。
  • SonarLintとの違い:SonarLint(現SonarQube for IDE)はエディタ上でコーディング中にリアルタイムで指摘するツール、SonarQube Server/Cloudはサーバ側でプロジェクト全体を集中解析し、品質ゲートや履歴管理を担います。両者は併用するのが基本です。

各機能・導入手順・CI/CD連携の詳細は、この後の本文で順に解説します。

エディション 提供形態 料金
SonarQube Community Build(旧Community Edition) 自社サーバ導入 無料
SonarQube Server(Developer/Enterprise/Data Center) 自社サーバ導入 有償
SonarQube Cloud(旧SonarCloud) クラウド(SaaS) 無料枠+有償
SonarQube for IDE(旧SonarLint) エディタ拡張 無料

名称は2024年10月のブランド刷新後のものです。最新の料金・プラン内容は公式サイトで確認してください。

SonarQubeとは?その概要と基本的な機能について詳しく解説

SonarQubeは、ソフトウェア開発におけるコード品質の向上を目的とした静的コード解析ツールです。
オープンソースとして提供され、多くの開発者や企業に利用されています。
SonarQubeの主な役割は、コードの品質を評価し、バグやセキュリティの脆弱性を発見することです。
さらに、コーディング規約の遵守状況をチェックし、技術的負債を減少させることを目指します。
SonarQubeは、コード解析結果を視覚的に表示するダッシュボードを提供し、開発者が問題点を容易に把握できるようにします。
これにより、開発チームはコードの品質を継続的に監視し、改善を行うことが可能となります。

SonarQubeの基本的な概念と役割

SonarQubeの基本概念は、継続的なコードレビューと品質管理を実現することです。
これにより、開発チームはコードの品質を高い水準に保つことができます。
SonarQubeは、ソースコードの解析を自動的に行い、コードの品質に関する詳細なレポートを生成します。
これには、バグの検出、セキュリティ脆弱性の特定、デッドコードの発見、コードの複雑度の評価などが含まれます。
これらのレポートは、開発者がコードの問題点を迅速に特定し、修正するための指針となります。

SonarQubeの主要な機能と特徴

SonarQubeは多彩な機能を持っています。
まず、コード品質を測定するためのルールセットを提供し、これを基にコードの解析を行います。
また、SonarQubeは、様々なプログラミング言語に対応しており、多言語プロジェクトでも一貫した品質管理が可能です。
さらに、SonarQubeは継続的インテグレーション(CI)ツールと統合することができ、CIパイプラインの中で自動的にコード解析を実行します。
これにより、開発プロセス全体で一貫した品質管理が実現します。

ソフトウェア開発におけるSonarQubeの重要性

ソフトウェア開発において、コードの品質はプロジェクトの成功に直結します。
SonarQubeは、この品質を維持・向上させるための強力なツールです。
SonarQubeを使用することで、コードのバグやセキュリティリスクを早期に発見し、コストのかかる修正を未然に防ぐことができます。
また、コーディング規約の遵守を促進し、コードの可読性と保守性を向上させることができます。
これにより、開発チーム全体の生産性が向上し、プロジェクトの成功率が高まります。

SonarQubeの使用例と実際の効果

多くの企業やオープンソースプロジェクトでSonarQubeが利用されています。
例えば、大規模なエンタープライズアプリケーションの開発において、SonarQubeは品質管理の中核を担っています。
実際の使用例として、コードのデプロイ前に必ずSonarQubeで解析を行い、問題がないことを確認してからリリースするというプロセスがあります。
これにより、リリース後のバグ発生率が大幅に低減されるという効果が報告されています。
また、SonarQubeの導入によって、技術的負債の削減が進み、長期的なメンテナンスコストの削減にも繋がっています。

SonarQubeの歴史と開発背景

SonarQubeは2007年に創設され、以来、継続的に進化してきました。
最初はJavaのコード解析ツールとしてスタートしましたが、現在では多言語に対応し、広範な機能を持つプラットフォームとなっています。
SonarQubeの開発背景には、ソフトウェア品質の重要性に対する認識の高まりがあります。
開発者コミュニティや企業からのフィードバックを反映しながら、SonarQubeはその機能を強化し、ユーザーのニーズに応える形で進化を続けています。

SonarQubeのインストール方法と初期設定の手順

SonarQubeのインストールは比較的簡単で、数ステップで完了します。
以下では、SonarQubeのインストール方法と初期設定の手順を詳しく解説します。
まず、システム要件を確認し、必要な準備を行います。
次に、SonarQubeのダウンロードとインストール手順を説明します。
最後に、初期設定を行い、SonarQubeを利用可能な状態にします。

SonarQubeのシステム要件と準備

SonarQubeをインストールする前に、システム要件を確認する必要があります。
SonarQubeはJavaが必要なため、Java Runtime Environment (JRE) 8以上がインストールされていることを確認してください。
また、データベースとしては、PostgreSQL、MySQL、またはOracleのいずれかが必要です。
以下に必要なシステム要件を示します。

  • Java Runtime Environment (JRE) 8以上
  • PostgreSQL、MySQL、またはOracle
  • 最低2GBのRAM
  • 500MB以上のディスクスペース

SonarQubeのダウンロードとインストール手順

SonarQubeをダウンロードするには、公式サイト(https://www.sonarqube.org/downloads/)にアクセスし、最新のバージョンを取得します。
ダウンロードしたアーカイブファイルを展開し、インストールディレクトリに配置します。
以下は、Linux環境でのインストール手順の例です。

wget https://binaries.sonarsource.com/Distribution/sonarqube/sonarqube-9.4.0.54424.zip
unzip sonarqube-9.4.0.54424.zip
mv sonarqube-9.4.0.54424 /opt/sonarqube

初期設定のステップバイステップガイド

インストールが完了したら、SonarQubeの初期設定を行います。
まず、SonarQubeの設定ファイル(sonar.properties)を編集し、データベース接続情報を設定します。
以下は、PostgreSQLを使用する場合の設定例です。

# PostgreSQL settings
sonar.jdbc.url=jdbc:postgresql://localhost/sonarqube
sonar.jdbc.username=sonar
sonar.jdbc.password=sonar

設定が完了したら、SonarQubeを起動します。

/opt/sonarqube/bin/linux-x86-64/sonar.sh start

一般的なトラブルシューティング方法

SonarQubeのインストールや初期設定中に発生する一般的なトラブルとして、以下のようなものがあります。
まず、Javaのバージョンが適切でない場合、SonarQubeは起動しません。
この場合、Javaのバージョンを確認し、適切なバージョンに更新してください。
また、データベース接続に問題がある場合、設定ファイルを再度確認し、正しい接続情報を入力してください。
ログファイルを確認することで、エラーの詳細を把握し、適切な対応を行うことができます。

SonarQubeのバージョンアップ方法

SonarQubeのバージョンアップは、新機能の追加やバグ修正のために重要です。
バージョンアップを行うには、まず新しいバージョンをダウンロードし、既存のインスタンスを停止します。
その後、新しいバージョンのアーカイブを展開し、データベースのバックアップを取ります。
次に、データベーススキーマをアップグレードし、新しいバージョンのSonarQubeを起動します。

./sonar.sh stop
mv /opt/sonarqube /opt/sonarqube_old
unzip sonarqube-9.x.x.zip -d /opt
./sonar.sh start

これにより、SonarQubeのバージョンアップが完了します。

SonarQubeで対応しているプログラミング言語の一覧と特徴

SonarQubeは、多くのプログラミング言語に対応しており、様々なプロジェクトに適用できます。
これにより、複数の言語を使用するプロジェクトでも一貫した品質管理が可能です。
以下に、SonarQubeが対応している主要なプログラミング言語とその特徴を紹介します。

SonarQubeがサポートする主要なプログラミング言語

SonarQubeは、Java、JavaScript、TypeScript、C、C++、Python、Ruby、PHP、Go、Kotlin、Swift、Objective-C、C#など、広範なプログラミング言語をサポートしています。
これにより、Webアプリケーション、モバイルアプリケーション、システムソフトウェアなど、様々な開発分野に対応できます。
各言語には、それぞれの特性に応じた解析ルールが設定されており、適切なコード品質チェックが行えます。

各言語に対するSonarQubeの解析能力の違い

SonarQubeは、対応する言語ごとに異なる解析能力を持っています。
例えば、JavaやC#などの主流言語では、非常に詳細なコード解析が可能です。
一方、対応が始まったばかりの言語については、解析ルールやプラグインがまだ発展途上の場合もあります。
しかし、SonarQubeのオープンソースコミュニティは非常に活発であり、継続的に解析能力が向上しています。
これにより、新しい言語に対しても迅速に対応できるようになっています。

多言語プロジェクトにおけるSonarQubeの活用法

多言語プロジェクトでは、異なる言語で書かれたコードが混在するため、一貫した品質管理が難しくなります。
しかし、SonarQubeを活用することで、これらの問題を解決できます。
SonarQubeは、プロジェクト全体を統一的に解析し、各言語ごとの問題点を一つのダッシュボードで管理できます。
これにより、開発チームは全体の品質状況を把握しやすくなり、迅速に対応できます。

新しい言語の追加とカスタマイズ方法

SonarQubeは、新しい言語の追加と解析ルールのカスタマイズも可能です。
オープンソースとして提供されているため、ユーザーは自分のプロジェクトに必要なルールを追加したり、既存のルールをカスタマイズしたりできます。
例えば、特定のコーディング規約に従った独自のルールを作成することで、プロジェクト固有の品質基準を維持できます。
カスタマイズされたルールセットは、他のチームメンバーと共有することも可能です。

SonarQubeのプラグインを用いた言語対応の拡張

SonarQubeのプラグインシステムを利用することで、対応する言語を簡単に拡張できます。
公式プラグインだけでなく、コミュニティによって開発されたプラグインも多数存在し、それらを活用することでSonarQubeの機能を拡張できます。
例えば、新しいプログラミング言語やフレームワークに対応するプラグインをインストールすることで、即座にその言語のコード解析を行えるようになります。
これにより、最新の技術にも迅速に対応できるようになります。

静的コード解析のメリットとSonarQubeを用いた品質管理の向上

静的コード解析は、ソフトウェア開発プロセスにおいて非常に重要な役割を果たします。
SonarQubeを用いることで、静的コード解析の効果を最大限に引き出し、コード品質を向上させることができます。
以下では、静的コード解析の基本概念と重要性、SonarQubeを用いた品質管理の具体的手法について解説します。

静的コード解析の基本概念と重要性

静的コード解析とは、プログラムを実行せずにソースコードを解析し、バグやセキュリティの脆弱性を検出する手法です。
これは、ソフトウェアの品質を向上させるための重要な手段であり、開発初期段階での問題検出に非常に有効です。
静的コード解析を行うことで、後々のデバッグや修正作業を大幅に減少させることができます。

SonarQubeによるコード品質向上の具体的手法

SonarQubeは、多彩な解析ルールを用いてコード品質を評価します。
これには、コーディング規約の遵守状況のチェック、複雑度の評価、重複コードの検出、デッドコードの発見などが含まれます。
これらの評価結果はダッシュボードに視覚的に表示されるため、開発者は問題点を一目で把握し、迅速に修正できます。

品質管理のベストプラクティスとSonarQubeの役割

品質管理のベストプラクティスとして、定期的なコードレビューと静的コード解析の実施が挙げられます。
SonarQubeは、これらのプロセスを自動化し、開発サイクルに組み込むことができます。
これにより、開発者は効率的に品質管理を行い、リリース前に重大な問題を未然に防ぐことができます。

継続的インテグレーションにおける静的解析の位置付け

継続的インテグレーション(CI)のプロセスにおいて、静的コード解析は重要な役割を果たします。
SonarQubeをCIパイプラインに統合することで、コードの品質チェックを自動化し、問題が発生した場合には即座にフィードバックを得ることができます。
これにより、開発者は品質を確保しながら迅速に開発を進めることができます。

他の静的コード解析ツールとの比較とSonarQubeの優位点

市場には多くの静的コード解析ツールが存在しますが、SonarQubeはその総合力で一線を画しています。
SonarQubeは、多言語対応、高度な解析機能、豊富なプラグイン、そして視覚的に優れたダッシュボードを提供する点で他のツールよりも優れています。
これにより、開発チームは効率的かつ効果的にコード品質を管理することができます。

SonarQubeを用いたセキュリティ強化と脆弱性の管理方法

ソフトウェア開発において、セキュリティは非常に重要な要素です。
SonarQubeを用いることで、コードのセキュリティ解析を強化し、脆弱性を効果的に管理することができます。
以下では、SonarQubeによるセキュリティ解析の基本原理と具体的な手法について解説します。

SonarQubeによるセキュリティ解析の基本原理

SonarQubeは、コードの静的解析を通じてセキュリティ脆弱性を検出します。
これには、既知の脆弱性パターンの検出、危険な関数の使用のチェック、入力検証の不足などが含まれます。
SonarQubeは、セキュリティの専門家によって設計されたルールセットを用いて解析を行い、コードのセキュリティ状態を評価します。

一般的な脆弱性の検出と対応方法

SonarQubeは、SQLインジェクション、クロスサイトスクリプティング(XSS)、バッファオーバーフローなど、一般的なセキュリティ脆弱性を検出します。
これらの脆弱性が検出された場合、SonarQubeは具体的な修正方法を提案し、開発者が迅速に対応できるようにします。
例えば、入力検証を強化する、データベースクエリのパラメータ化を行うなどの対策が考えられます。

セキュリティレポートの読み方と活用法

SonarQubeは、セキュリティ解析結果をレポートとして提供します。
このレポートには、検出された脆弱性の詳細、影響範囲、推奨される対策が含まれます。
開発チームはこのレポートを活用し、セキュリティ対策を講じることで、コードの安全性を高めることができます。
定期的にセキュリティレポートを確認し、継続的に改善を行うことが重要です。

SonarQubeのセキュリティルールのカスタマイズ方法

プロジェクトごとに異なるセキュリティ要件に対応するため、SonarQubeのセキュリティルールをカスタマイズすることができます。
オープンソースとして提供されているため、ユーザーは独自のセキュリティルールを作成し、プロジェクトに適用することができます。
これにより、プロジェクト固有のセキュリティ基準を維持しやすくなります。

セキュリティ強化に向けた継続的改善のアプローチ

セキュリティは一度確保すれば終わりではなく、継続的に改善していく必要があります。
SonarQubeを用いることで、定期的にコードのセキュリティ状態を評価し、新たに発見された脆弱性に対して迅速に対応することが可能です。
セキュリティレポートを元に、定期的なコードレビューやセキュリティトレーニングを実施し、チーム全体のセキュリティ意識を高めることが重要です。

CI/CD環境におけるSonarQubeの活用方法とJenkinsとの連携

継続的インテグレーション(CI)および継続的デリバリー(CD)の環境において、SonarQubeは非常に有用なツールです。
JenkinsなどのCI/CDツールと連携することで、コード品質管理を自動化し、効率的な開発プロセスを実現します。
以下では、CI/CD環境におけるSonarQubeの活用方法とJenkinsとの連携について詳しく説明します。

CI/CD環境におけるSonarQubeの導入メリット

CI/CD環境にSonarQubeを導入することで、開発プロセス全体の品質を向上させることができます。
SonarQubeは、コードの静的解析を自動的に実行し、品質レポートを生成します。
これにより、開発者はリリース前に問題を特定し、修正することができます。
さらに、CI/CDパイプラインに組み込むことで、品質チェックを一貫して実施でき、開発スピードを犠牲にせずに高品質なソフトウェアを提供できます。

SonarQubeとJenkinsの基本的な連携方法

SonarQubeとJenkinsの連携は非常に簡単です。
まず、JenkinsにSonarQubeプラグインをインストールし、JenkinsジョブにSonarQubeのビルドステップを追加します。
これにより、ビルドプロセスの一環としてSonarQubeの解析が実行されます。
設定例として、以下の手順で連携を設定します。

# Jenkinsの管理画面にアクセスし、「プラグインの管理」からSonarQubeプラグインをインストール
# Jenkinsジョブの設定画面で、「ビルドステップの追加」から「SonarQube Scanner」を選択
# 必要な設定(プロジェクトキー、ソースコードのパスなど)を入力して保存

継続的インテグレーションにおけるコード品質管理の重要性

継続的インテグレーションのプロセスにおいて、コード品質管理は非常に重要です。
SonarQubeを使用することで、ビルドごとにコード品質をチェックし、品質基準を満たしていない場合にはアラートを発することができます。
これにより、品質の低下を未然に防ぎ、高品質なコードを維持することができます。

実際のプロジェクトにおける活用事例

SonarQubeとJenkinsを連携させたプロジェクトでは、開発プロセスの効率化と品質向上が実現されています。
例えば、大規模なエンタープライズプロジェクトでは、毎日のビルドごとにSonarQubeの解析が実行され、品質レポートが生成されます。
開発者はこれを参考にして、リリース前に問題を修正し、安定した品質のソフトウェアを提供しています。

トラブルシューティングとベストプラクティス

SonarQubeとJenkinsの連携において、トラブルシューティングのポイントとしては、まずプラグインのバージョン確認と設定の見直しが重要です。
設定ミスやバージョンの不一致が原因で連携がうまくいかない場合があります。
ベストプラクティスとしては、定期的にプラグインをアップデートし、最新の機能とセキュリティパッチを適用することが推奨されます。
また、ドキュメントを参照し、正しい設定手順を確認することも重要です。

CI/CD環境におけるSonarQubeの活用方法とJenkinsとの連携

継続的インテグレーション(CI)および継続的デリバリー(CD)の環境において、SonarQubeは非常に有用なツールです。
JenkinsなどのCI/CDツールと連携することで、コード品質管理を自動化し、効率的な開発プロセスを実現します。
以下では、CI/CD環境におけるSonarQubeの活用方法とJenkinsとの連携について詳しく説明します。

CI/CD環境におけるSonarQubeの導入メリット

CI/CD環境にSonarQubeを導入することで、開発プロセス全体の品質を向上させることができます。
SonarQubeは、コードの静的解析を自動的に実行し、品質レポートを生成します。
これにより、開発者はリリース前に問題を特定し、修正することができます。
さらに、CI/CDパイプラインに組み込むことで、品質チェックを一貫して実施でき、開発スピードを犠牲にせずに高品質なソフトウェアを提供できます。

SonarQubeとJenkinsの基本的な連携方法

SonarQubeとJenkinsの連携は非常に簡単です。
まず、JenkinsにSonarQubeプラグインをインストールし、JenkinsジョブにSonarQubeのビルドステップを追加します。
これにより、ビルドプロセスの一環としてSonarQubeの解析が実行されます。
設定例として、以下の手順で連携を設定します。

# Jenkinsの管理画面にアクセスし、「プラグインの管理」からSonarQubeプラグインをインストール
# Jenkinsジョブの設定画面で、「ビルドステップの追加」から「SonarQube Scanner」を選択
# 必要な設定(プロジェクトキー、ソースコードのパスなど)を入力して保存

継続的インテグレーションにおけるコード品質管理の重要性

継続的インテグレーションのプロセスにおいて、コード品質管理は非常に重要です。
SonarQubeを使用することで、ビルドごとにコード品質をチェックし、品質基準を満たしていない場合にはアラートを発することができます。
これにより、品質の低下を未然に防ぎ、高品質なコードを維持することができます。

実際のプロジェクトにおける活用事例

SonarQubeとJenkinsを連携させたプロジェクトでは、開発プロセスの効率化と品質向上が実現されています。
例えば、大規模なエンタープライズプロジェクトでは、毎日のビルドごとにSonarQubeの解析が実行され、品質レポートが生成されます。
開発者はこれを参考にして、リリース前に問題を修正し、安定した品質のソフトウェアを提供しています。

トラブルシューティングとベストプラクティス

SonarQubeとJenkinsの連携において、トラブルシューティングのポイントとしては、まずプラグインのバージョン確認と設定の見直しが重要です。
設定ミスやバージョンの不一致が原因で連携がうまくいかない場合があります。
ベストプラクティスとしては、定期的にプラグインをアップデートし、最新の機能とセキュリティパッチを適用することが推奨されます。
また、ドキュメントを参照し、正しい設定手順を確認することも重要です。

よくある質問

SonarQubeの読み方は何ですか?

「ソナーキューブ」と読みます。Sonar(ソナー)とQube(キューブ)を組み合わせた名称で、開発元はSonarSourceです。日本語の記事やドキュメントでも「ソナーキューブ」と表記されます。なお、エディタ向けの姉妹ツールだったSonarLint(ソナーリント)は、2024年10月のブランド刷新で「SonarQube for IDE」に名称が変わりました。

SonarQubeで何ができますか?

ソースコードを実行せずに解析し、バグの原因になりやすい箇所、セキュリティ脆弱性(SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなどのパターン)、コードスメル(保守性を下げる書き方)、重複コード、循環的複雑度、テストカバレッジなどを検出します。結果はダッシュボードで一覧でき、重大度や指摘ルールごとに確認できます。さらに「品質ゲート」を設定すると、基準を満たさないコードがCI/CDパイプラインで止まるため、問題のあるコードのリリースを未然に防げます。

SonarQubeは無料ですか?商用利用できますか?

無料で使えるエディションがあります。自社サーバに導入する「SonarQube Community Build」(旧Community Edition)は無料で、商用プロジェクトにも利用できます。より多くの言語ルールやブランチ解析、ガバナンス機能が必要な場合は、有償の「SonarQube Server」(Developer/Enterprise/Data Center)や、クラウド版の「SonarQube Cloud」(旧SonarCloud)を選びます。価格はプランや対象コード行数によって変わるため、最新の料金は公式サイトで確認してください。

SonarQubeはどのプログラミング言語に対応していますか?

Java・JavaScript/TypeScript・Python・C#・C/C++・Go・PHP・Kotlin・Ruby・Swiftなど、30前後の言語に対応しています。複数言語が混在するプロジェクトでも、ひとつのダッシュボードでまとめて品質を管理できます。言語によって解析ルールの充実度には差があり、JavaやC#などの主要言語は特に詳細な解析が可能です。対応言語は版によって追加されるため、最新の一覧は公式ドキュメントで確認してください。

SonarLintとSonarQubeの違いは何ですか?

役割が異なります。SonarLint(現在の名称はSonarQube for IDE)は、VS CodeやIntelliJ IDEA、Eclipseなどのエディタに入れて、コードを書いているその場でリアルタイムに指摘してくれるツールです。一方のSonarQube Server/Cloudは、サーバ側でプロジェクト全体を集中解析し、品質ゲートによる合否判定や、過去からの推移の管理、チーム共有のダッシュボードを担います。手元での早期発見はSonarQube for IDE、チーム全体の品質管理はSonarQube Server/Cloud、という形で併用するのが基本です。

SonarQubeの動作にはどのバージョンのJavaが必要ですか?

近年の版はJava 17以上が必要で、最新のSonarQube Community BuildはJava 21以上を要求します。古い解説記事に見られる「JRE 8」では最新版は動作しません。データベースはPostgreSQL・Oracle・Microsoft SQL Serverに対応し、かつて使えたMySQLはv7.9(2019年)以降サポート対象外になりました。バージョン要件は更新が早いため、導入前に公式ドキュメントで最新の要件を確認してください。

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