Google Antigravityは2026年5月19日に2.0へ切り替わり、コードを書くIDEからエージェントを管理するデスクトップアプリへ役割が移りました。自動アップデートで「エディタが消えた」「拡張機能が出てこない」と戸惑った人が多かった一方、2.0はその後5か月で毎週のように更新され、2026年10月15日公開のv2.24.0では統合ターミナル、Gitのコミット操作、WSL接続まで備えています。ここでは1.0から何が変わったのか、Antigravity IDEとの違い、消えたエディタと設定の戻し方、料金と利用上限を、公式のブログ・ドキュメント・変更履歴で確かめられる範囲で整理します(2026年10月18日時点)。
まとめ
- 2.0はコードエディタを持たない。公式発表は「there is no IDE」と明言している。手でコードを書くならAntigravity IDE(v2.5.5)か、VS Code等のAntigravity拡張機能と併用する。
- エディタが消えたら、Antigravity IDEを入れ直す。2.0を消す必要はない。設定・拡張機能・キーバインドはIDE側の移行フロー(IDE v2.0.3で追加)で1.0から取り込める。
- 公開時に無かった機能の多くは後から入った。統合ターミナルとGitパネル(v2.10.0)、Windowsのサンドボックス(v2.15.1)、WSL接続(v2.16.0)、プラグイン(v2.18.1)、Automations(v2.21.1)。「2.0はWSL非対応」という情報は2026年9月22日以降は古い。
- 単体のAntigravity IDEは更新が止まり気味。最新のv2.5.5は2026年8月13日公開で、Gemini 4 ArgonとGemini Enterprise構成は使えない。新しく編集環境を選ぶなら、更新が続いているIDE拡張機能(VS Code版v1.8.0は2026年10月12日公開)のほうが手堅い。
- 料金はGoogle AIプランに連動。日本ではProが月2,900円、Ultraが月14,500円(Proの5倍)と月32,000円(同20倍)。AIクレジットは基本枠を超えたときだけ使う仕組みに変わった。
Antigravity 2.0で変わった点(1.0との比較)
IDEからエージェント管理アプリへの役割変更
1.0のAntigravityは、VS Code系のエディタにAgent Managerという別画面を足した構成でした。2.0は、このAgent Managerの考え方だけを取り出した独立アプリです。2.0の公式発表は、2.0を「新しいスタンドアロンのデスクトップアプリ」と説明し、続けて「there is no IDE」と書いています。画面の中心はファイルツリーではなく、プロジェクトごとの会話一覧とエージェントの進行状況です。エディタが見つからないのは不具合ではなく、設計どおりの姿です。
Googleは同じ発表で、2.0を作り直した理由を「コーディングは知識労働全般へ広がる。IDEとエージェント画面を1つのアプリに同居させると、コードに慣れていない人には分かりにくい」と説明しています。開発者には、2.0と好みのIDEを並べて使う「dual-wielding」を勧めています。
ワークスペースからプロジェクトへの管理単位変更
1.0では会話がリポジトリ単位のワークスペースに紐づいていました。2.0ではプロジェクトという単位に変わり、1つのプロジェクトに複数のフォルダ(たとえばフロントエンドとバックエンドの2リポジトリ)を入れられます。Projectsのドキュメントによれば、権限やサンドボックスの設定はプロジェクトごとに持てて、全体設定(Global)を継承したうえで上書きします。
既定モデルとクォータの仕組み
公開時の既定モデルはGemini 3.5 Flashでしたが、2026年9月1日にGemini 3.8 Flashが入り、Plansのドキュメントは全プランの基本モデルとして3.8 Flashを挙げています。10月13日には上位のGemini 4 ArgonがGoogle AI ProとUltraの契約者に開放されました。クォータは、以前はFlash系とPro系で別々だった上限が、Geminiモデル共通の1つの枠に統合されています(後述の料金の章を参照)。
Antigravity 2.0とAntigravity IDEの違い
「Antigravity」という名前の製品は、2026年10月時点で次の5つに分かれています。検索で「AntigravityとAntigravity IDEの違い」を調べる人が迷うのは、この中の上2つです。
| 項目 | Antigravity 2.0(App) | Antigravity IDE |
|---|---|---|
| 形態 | エージェント管理アプリ | VS Code系エディタ(旧1.0系) |
| 最新版(10月18日時点) | v2.24.0(10月15日) | v2.5.5(8月13日) |
| 手でのコード編集 | なし(閲覧・コメントのみ) | あり |
| 統合ターミナル・Git操作 | あり(v2.10.0〜) | あり |
| Gemini 4 Argon | 使える | 使えない |
| Gemini Enterprise構成 | 使える | 使えない |
| Homebrew/winget | antigravity/Google.Antigravity | antigravity-ide/Google.AntigravityIDE |
残りの3つは、ターミナルで動くAntigravity CLI(agy、Homebrew caskはv1.4.1)、VS Code・Visual Studio・JetBrains・Zed・Xcode向けのIDE拡張機能、Python向けのAntigravity SDKです。Modelsのドキュメントは、Gemini 4 Argonについて「Antigravity IDEでは使えない。App・CLI・IDE拡張では使える」と注記しています。CLIの導入と使い方はAntigravity CLI(agy)の使い方|Linux導入・自動承認・無料枠とCIの終了コード、製品全体の位置づけと料金の概要はアンチグラビティ(Google Antigravity)とは?料金・使い方・2.0の最新情報まで解説【2026年最新】で扱っています。
選び分けの基準は、人間が手でコードを書く時間がどれだけあるかです。エージェントに任せて差分を確かめるのが主なら2.0だけで足ります。自分でも書き続けるなら、2.0とエディタを並べます。そのエディタを単体のAntigravity IDEにするか、普段のVS CodeやJetBrainsに拡張機能を入れるかは、次の点で決めてください。
- Antigravity IDEは8月13日のv2.5.5を最後に更新がなく、Gemini 4 Argonにも対応していない。
- 公式発表は「今後のリリースでIDEからAgent Managerを外し、純粋なエージェント付きIDEにする」と予告している。
- VS Code拡張は10月12日にv1.8.0が出ており、Gemini Enterpriseにも正式対応している(JetBrains・Zed・XcodeはPreview)。
この状況では、すでにVS CodeやJetBrainsを使っている人がAntigravity IDEへ乗り換える理由は薄いと判断します。1.0の画面と操作に慣れていて、そのまま使い続けたい人に限ってIDEを残すのが妥当です。
公開後5か月で2.0に追加された機能(v2.0.6〜v2.24.0)
公開直後の2.0に寄せられた不満の多くは「ターミナルが無い」「Gitが見られない」「WSLに繋がらない」でした。公式の変更履歴を追うと、これらは段階的に埋まっています。5月時点の情報だけで「2.0は使えない」と判断しているなら、見直す価値があります。
| 版 | 公開日 | 主な変更 |
|---|---|---|
| 2.0.1 | 2026年5月19日 | 2.0の初回公開 |
| 2.0.6 | 5月22日 | Antigravity IDEとの連携 |
| 2.0.11 | 6月3日 | ウイルス対策ソフト環境の起動不具合、Open IDEボタンを修正 |
| 2.1.4 | 6月11日 | クォータ画面の刷新、PDF添付 |
| 2.2.1 | 6月25日 | Antigravity Guideスキル、音声ファイル対応 |
| 2.3.1 | 7月16日 | 起動時の安定性を修正 |
| 2.5.0 | 7月31日 | Gemini Enterpriseアカウントでのサインイン |
| 2.9.1 | 8月20日 | Remote Control(ブラウザから操作) |
| 2.10.0 | 8月24日 | 統合ターミナル、GitのReviewパネル |
| 2.14.0 | 9月15日 | 新しい権限システム、法人アカウントでもターミナル・Git |
| 2.15.1 | 9月19日 | Windowsでのファイル・ネットワークのサンドボックス |
| 2.16.0 | 9月22日 | WSL接続、Office文書の添付 |
| 2.17.0 | 9月22日 | /planで実装前に計画を確認 |
| 2.18.1 | 9月28日 | プラグインのマーケットプレイス |
| 2.21.1 | 10月7日 | Scheduled TasksをAutomationsへ改称、会話の全文検索 |
| 2.23.1 | 10月13日 | サインイン時のライセンス選択画面を修正 |
| 2.24.0 | 10月15日 | サイドパネル刷新、/compact、Automationsのモデル選択 |
一方で、ファイルを手で編集する機能は今も入っていません。機能一覧のドキュメントに並ぶのは統合ターミナル、Gitパネル、ブラウザ操作、Remote Controlなどで、エディタの項目はありません。ファイルはFile Viewerで閲覧し、行や画像にコメントを付けてエージェントに直させる方式です。
セキュリティ面の修正も見逃せません。v2.18.1では、DefaultとRequest Reviewの権限プリセットで、.git・.env・.vscode配下のファイルが確認なしに書き換えられる不具合が直っています。9月28日より前の版を使っているなら、まず更新してください。
2.0にしたらエディタや拡張機能が消えたときの戻し方
Antigravity IDEの再インストール
公式発表によれば、1.0(Antigravity IDE)を入れていた環境は次回の更新で2.0に置き換わり、その時点で「Antigravity IDEも残すか」を尋ねられます。Googleは開発者には残すことを推奨していました。ここで残さなかった場合、エディタはAntigravity IDEを入れ直せば戻ります。2.0をアンインストールする必要はありません。入手先は次のいずれかです。
- 公式のダウンロードページの「Antigravity IDE (Standalone)」
- macOS:
brew install --cask antigravity-ide - Windows:
winget install Google.AntigravityIDE
Dockでは、2.0のアイコンは白背景、IDEのアイコンは黒い格子柄の背景で区別されます。公開翌日には、2.0がIDEと同じインストール先に入ってIDEが起動しなくなる症状が公式フォーラムで報告されました。5月21日のIDE v2.0.2では、1.0から入れた場合のインストール先が修正されています。今も起動しないなら、古いIDEを一度アンインストールしてから入れ直すのが早道です。
1.0からの設定・拡張機能・キーバインドの移行
1.0からの移行では、設定や拡張機能の保存先が変わり、旧フォルダのデータが新しいIDEに表示されない場合があります。復旧前に、旧フォルダにデータが残っているか確認してください。2026年5月21日のIDE v2.0.3で、1.0から設定・拡張機能・キーバインドを取り込む移行フローが追加されました。まずはこの画面の案内に従います。
移行フローを飛ばした場合の手動手順は、公式フォーラムの利用者投稿で共有されています。Windowsでは設定と拡張機能の保存先が別々で、それぞれ次のようにコピーすると報告されています。作業の前に両アプリを終了し、移行元と移行先のフォルダを丸ごとバックアップしてください。
- 設定・キーバインド:
%APPDATA%\Antigravityの中身を%APPDATA%\Antigravity IDEへ - 拡張機能:
%USERPROFILE%\.antigravityの中身を%USERPROFILE%\.antigravity-ideへ - リモート開発(リモート側):
~/.antigravity-serverを~/.antigravity-ide-serverへ
2.0への移行時に表示されない会話履歴の確認
2.0への更新後、以前の会話履歴が表示されなくなったという報告があります。公式フォーラムには「2.0へ更新したら会話履歴が全部消えた」という報告スレッドもあります。旧会話が見つからない場合は、IDE側の表示と旧データの保存先を確認してください。アプリを入れ直したりデータを移したりする前に、会話データをバックアップしてください。
WindowsとWSLで2.0を使うときの現状
2.0は公開から4か月間WSLに対応していませんでしたが、2026年9月22日のv2.16.0で対応しました。WindowsのApplication SettingsにWSLの項目が加わり、インストール済みのディストリビューションに接続したり、ローカルのWindows環境に戻したりできます。接続中はタイトルバーにディストリビューション名が表示されます。7月時点の記事や本記事の旧版にあった「2.0はWSL非対応」は、今では当てはまりません。
Windowsではもう1点、権限の仕組みがmacOS・Linuxと異なります。Terminal sandboxのドキュメントによれば、macOSとLinuxは新しい権限システムでサンドボックスが既定で有効です。Windowsは従来方式のままで、サンドボックスは「Enable Sandbox Mode (Preview)」を自分で有効にしないと使われません。既定プリセットのDefaultでは、ターミナルコマンドは毎回確認(Require Review)です。Microsoft Store版のPowerShellを入れている環境でサンドボックス内のコマンドがすべて「Access is denied」で失敗する不具合は、v2.24.0で修正されました。
Git管理とプロジェクトの運用
非Gitフォルダの追加とGit worktreeによる作業分離
公開当初は「git initしていないフォルダはプロジェクト一覧に出ない」という報告がありました。現在のProjectsのドキュメントは、プロジェクトに入れられるフォルダとして「Gitを設定していないローカルフォルダ」と「Gitリポジトリのチェックアウト」の両方を挙げています。会話を始めるときにNew worktreeモードを選ぶと、会話ごとにGitのworktreeが作られ、手元の作業フォルダに触れずにエージェントが動きます。ただしSettingsのドキュメントによれば、Gitを設定していないフォルダではこのモードでも既存のローカルフォルダがそのまま使われ、分離されません。複数のエージェントを同じリポジトリで並行させるなら、Git管理下に置いたうえでNew worktreeモードを選びます。
Gitで管理しておく利点は、エージェントの変更を捨てられることにもあります。初期コミットを1つ作っておけば、気に入らない変更を差分ごと破棄できます。複数のエージェントが同時にファイルを書き換える2.0では、この「戻せる状態」を先に作っておくかどうかで事故の大きさが変わります。
Reviewパネルでのコミットとプッシュ
v2.10.0から、サイドバーのバージョン管理ボタン(またはReviewパネル)で、次の操作がアプリ内で完結します。
- 差分の確認:未コミットの変更、ブランチの差分、エージェントが編集した分だけの差分
- ファイル単位の操作:ステージ、ステージ解除、変更の破棄
- リポジトリ操作:コミット(メッセージの自動生成も可)、リモートへのプッシュ
法人のEnterprise・Businessアカウントでは、v2.14.0(9月15日)からターミナルとGitパネルが使えるようになりました。それより前の版では個人アカウントだけの機能だった点に注意してください。
Antigravity 2.0の使い方:最初の設定から並列実行・Automationsまで
サインインとプロジェクトの作成
初回はGoogleアカウントでサインインします。対象は18歳以上で、日本は提供地域に含まれます。次にサイドバーのNew Projectアイコンからプロジェクトを作り、作業するフォルダを追加します。権限はまず既定のまま始め、エージェントがよく実行するコマンドだけをプロジェクト設定で許可していくのが安全です。
並列の会話とサブエージェント
2.0の中心機能は、独立したタスクを複数の会話に分けて同時に進めることです。メインのエージェントは必要に応じてサブエージェントを生成し、調査や実装の一部を任せます。v2.16.0からはサブエージェントの実行状況がカードで表示されて途中で止められ、v2.19.1からはメインを経由せずにサブエージェントへ直接メッセージを送れます。サブエージェントの定義方法や/boost、Skillsの置き場所はAntigravityのマルチエージェントの使い方|サブエージェント・/boost・Skills(SKILL.md)の設定で詳しく解説しています。
Automations(旧Scheduled Tasks)での定期実行
公開時のScheduled Tasksは、v2.21.1でAutomationsに名前が変わりました。登録済みのタスクをRun Nowですぐ実行でき、Create with Promptを選ぶとエージェントが設定を手伝います。v2.24.0からは、AutomationごとにFlash Lite・Flash・Proのどれで動かすかを選べます(新規作成時の既定はFlash)。依存関係の更新確認やテストの定期実行のように、失敗しても実害が小さい作業から任せてください。本番デプロイのような取り消せない操作は、人が止められない時間に動くため載せないほうが安全です。
モデルの選び方とプラン別の対応表
Modelsのドキュメントにあるプラン別の対応は次のとおりです。思考レベルはLow・Medium・Highの3段階から選べます。
| モデル | 無料・AI Plus | AI Pro | AI Ultra |
|---|---|---|---|
| Gemini 4 Argon | × | ○(有料契約のみ) | ○ |
| Gemini 3.8 Flash | ○ | ○ | ○ |
| Claude Sonnet 5.5/Opus 5.5 | × | ○(有料契約のみ) | ○ |
| Claude Sonnet 4.6/Opus 4.6 | ○ | ○ | × |
| GPT-OSS-120b | ○ | ○ | ○ |
Claude 4.6の2モデルとGPT-OSS-120bは、2026年11月2日に提供を終える予定です。無料プランで使えるClaude系のモデルはこの日でなくなるので、ClaudeをAntigravity経由で使い続けたいなら、ProかUltraの有料契約が前提になります(Proの無料トライアル中は5.5系とGemini 4 Argonを選べません)。日常の実装や修正は3.8 Flash、原因がつかめない不具合の調査や設計の見直しはGemini 4 ArgonかClaude Opus 5.5、と会話ごとに使い分けると、クォータの消費を抑えやすくなります。3.8 Flashの仕様と料金はGemini 3.8 Flashとは?3.7からの差分・料金・移行コードを実装目線で解説【2026年9月】にまとめています。
料金と利用上限(無料・AI Pro・AI Ultra)
個人アカウントでのAntigravity利用は、無料枠またはGoogle AIプランに基づきます。法人向けにはGemini EnterpriseのライセンスやGoogle Cloud経由の従量課金があり、以下では個人向け料金を説明します。2.0公開と同じ日に出たプラン改定の公式ブログで、月100ドルのAI Ultraが新設され、最上位のUltraは月250ドルから200ドルに下がりました。2026年10月18日時点のGeminiの日本向け料金ページの表示は次のとおりです(米ドルは米国向けページの税抜表示)。
| プラン | 月額(日本) | 月額(米国) | Proに対する上限 | クォータの回復 |
|---|---|---|---|---|
| 無料 | 0円 | 0ドル | — | 週ごと |
| Google AI Pro | 2,900円 | 19.99ドル | 1倍 | 5時間ごと(週の上限まで) |
| Google AI Ultra 5x | 14,500円 | 99.99ドル | 5倍 | 5時間ごと |
| Google AI Ultra 20x | 32,000円 | 199.99ドル | 20倍 | 5時間ごと |
同じ改定で、Geminiモデルの上限はFlashとProで別々だったものが1つの枠に統合されました。消費はAPI料金に比例するため、入力・出力・キャッシュ読み取りのトークン比率が同じで、FlashのAPI料金がProの8分の1なら、同じ枠でFlashを8倍のトークン数まで使えるという計算例が公式に示されています。Gemini以外のモデルは別枠の固定上限です。AIクレジットは基本プランから外れ、枠を使い切ったときの超過分だけに使う仕組みになりました。超過時にクレジットを自動で使うかどうかは、設定のAI Credit OveragesでNeverかAlwaysを選びます。自分のAPIキーを持ち込んで上限を増やすこと(BYOK)はできません。
単発の相談や小さな修正から試すなら、まず無料枠で消費量を確認し、必要に応じてProへ進むことを勧めます。並列実行やAutomationsでProの週の上限に繰り返し達するようなら、月14,500円のUltra 5xが次の候補です。価格は改定されることがあるので、契約前に料金ページで最新の表示を確認してください。社内の開発フローにエージェントを組み込む設計から相談したい場合は、AIエージェント開発の支援も用意しています。
Gemini CLI・Gemini Code Assistの提供終了範囲と移行先
Gemini CLIとGemini Code AssistのIDE拡張は、個人向け(無料枠・Google AI Pro・Ultraでのログイン)の提供を2026年6月18日に終えました。有料ライセンスや有料のAPIキー経由のGemini CLIは引き続き使えます。法人向けのGemini Code Assist Standard/Enterpriseも、2026年10月9日に新規販売を終えています(既存の契約は満了まで利用可)。個人の後継はAntigravity CLI(agy)です。GEMINI.mdとAGENTS.mdはそのまま読み込まれますが、Skillsの置き場所は.gemini/skills/から.agents/skills/に変わります。
停止の範囲と移行手順はGemini CLIは終了した?個人向け停止後も使える条件とAntigravity CLI移行手順、法人版の更新期限はGemini Code Assistは終了する?法人版も2026年10月9日に販売終了、更新期限とAntigravity移行で扱っています。
2.0へ移るか、IDEのまま使うかの判断基準
2.0が向くのは、独立して進められるタスクが常に複数ある人です。複数のリポジトリを掛け持ちしている、調査と実装を同時に回したい、依存関係の更新やテストを定期的に自動化したい。こうした条件があれば、エディタを別に持ったうえで2.0を中心に据える価値があります。
次のどれかに当てはまるなら、2.0を中心に据える必要はありません。普段のエディタにAntigravity拡張機能を入れるだけで足ります。
- 1つのリポジトリで自分が主にコードを書き、AIは補完と部分的な修正に使っている
- 作り込んだVS CodeやJetBrainsの環境が仕事の中心にある
- Windowsでサンドボックスの有効化と動作確認を済ませておらず、既存の検証済み開発環境を維持する必要がある
- リリース直前で、開発環境を変える余裕がない
Cursorなど他のエージェント型エディタと比べて決めたい場合は、CursorとAntigravityの違いを比較|料金・商用利用・どっちを選ぶかを参考にしてください。
よくある質問
Antigravity 2.0とAntigravity IDEはどちらを使えばいいですか?
エージェントに作業を任せて結果を確認するのが主なら2.0、自分で書く時間が長いならエディタとの併用です。エディタは単体のAntigravity IDEでも構いませんが、IDEは2026年8月13日のv2.5.5から更新がなく、Gemini 4 Argonも使えません。VS CodeやJetBrainsを使っているなら、そちらにAntigravity拡張機能を入れるほうが更新に追随しやすくなります。
2.0に更新したらエディタが消えました。元に戻せますか?
戻せます。公式のダウンロードページか、brew install --cask antigravity-ide(macOS)、winget install Google.AntigravityIDE(Windows)でAntigravity IDEを入れ直してください。2.0は残したまま併用できます。設定と拡張機能はIDEの移行フローで1.0から取り込めます。
拡張機能が出てこないのはなぜですか?
IDEの設定と拡張機能の保存先が1.0から変わったためです。IDE v2.0.3以降の移行フローで取り込むか、Windowsなら%APPDATA%\Antigravityの中身を%APPDATA%\Antigravity IDEへコピーする方法が利用者から報告されています。ただし、これは設定側の移行です。拡張機能は別途%USERPROFILE%\.antigravityから%USERPROFILE%\.antigravity-ideへコピーします。手動移行前に両アプリを終了し、移行元・移行先をバックアップしてください。2.0本体はエディタを持たないので、エディタ向けの拡張機能はIDE側に入れます。2.0の機能を足したい場合は、v2.18.1で追加されたプラグイン(CustomizationsタブのMarketplace)を使います。
Antigravity 2.0はWSLで使えますか?
使えます。2026年9月22日のv2.16.0で、WindowsのApplication SettingsからWSLのディストリビューションに接続できるようになりました。接続中はタイトルバーにディストリビューション名が出ます。それより前の版を使っている場合は、更新すると使えるようになります。
Antigravity 2.0は日本語化できますか?
2.0の設定項目を説明した公式ドキュメント(Settings)に、表示言語を切り替える項目は載っていません(2026年10月18日時点)。メニューは英語のままですが、エージェントへの指示は日本語で書けば日本語で返ってきます。v2.22.0からは、会話の日付表示が地域に合わせた月名になりました。
Antigravityは無料でいつまで使えますか?
無料プランの終了は告知されていません。無料プランでは週ごとに回復するクォータでGemini 3.8 Flashを使えます。ただし、無料で選べるClaude Sonnet 4.6/Opus 4.6とGPT-OSS-120bは2026年11月2日に提供を終える予定です。上位モデルを使うにはGoogle AI ProかUltraの有料契約が必要です。