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Claude Code Desktopの使い方|対応OS・版の確認・4つの実行環境と定期実行の上限【2026年10月】

Claude Code Desktopの使い方|対応OS・版の確認・4つの実行環境と定期実行の上限【2026年10月】

Claude Code Desktop(Claude Codeのデスクトップアプリ)は、単体のアプリではなく「Claude」デスクトップアプリのCodeタブです。ターミナルを開かずにClaude Codeを動かせ、Node.jsやCLIを別に入れる必要もありません。この記事では2026年10月25日時点の公式ドキュメントと、Linux用aptリポジトリで実測したバージョン情報をもとに、対応OS、バージョンの確認と更新、Local・Cloud・SSH・WSLの4つの実行環境の違い、旧Routinesから名前が変わった定期実行(Scheduled tasks)の上限、CLIとの行き来、チームで入れるかどうかの判断までを整理します。チャットやMCP連携などアプリ全体の解説はClaude Desktopとは?できること・料金・インストール・MCP連携を解説【2026年】に分けています。

まとめ|Claude Code Desktopの対応OS・版・実行環境・定期実行の要点

  • 配布はmacOS(Intel・Apple Silicon共通)、Windows(x64とARM64で別インストーラー)、Linux(beta・Ubuntu 22.04以降かDebian 12以降)。Codeタブの利用にはPro・Max・Team・Enterpriseのいずれかが必要で、Freeプランでは使えません。
  • アプリ本体の版は「About Claude」で確認します。Linuxのaptリポジトリは2026年10月23日付で3.6556.2を配っており、10月19日時点の2.42304.0から3.x系へ上がりました。Codeタブが動かすClaude Codeは端末のclaudeとは別のコピーで、版も別に進みます。
  • 実行環境はLocal・Cloud・SSH・WSLの4つ。アプリを閉じても確実に動き続けるのはCloudだけで、WSLでは統合ターミナルやコネクタが使えません。v2.37337.0以降の新レイアウトでは、送信欄の下の環境セレクターで選びます。
  • 権限モードはManual・Accept edits・Plan・Auto・Bypass permissionsの5つ。Cloudセッションでは Bypass permissions を選べません。
  • 定期実行は「Scheduled tasks」(旧Routines)に名前が変わりました。PCで動くローカルタスクは、フォームから作ると最小1時間、Claudeに頼めば1分間隔も設定できます。クラウドのタスクは最小1時間で、上限は1日の回数ではなく予約実行がアカウント全体で1時間100回といった1時間あたりの値です。
  • Computer useとDispatchはPro・Max限定で、Team・Enterpriseでは使えません。画面操作の自動化を目的にチーム導入するなら、ここで計画が崩れます。

Claude Code DesktopのCodeタブとChat・Coworkの役割分担

公式のデスクトップアプリのクイックスタートは、アプリをChat(ファイルにアクセスしない会話)、Cowork(裏で自律的に作業を進めるエージェント)、Code(ローカルのファイルを直接読み書きするコーディング)の3タブで説明しています。開発で使うのはCodeタブで、その中の1つの会話の呼び名が「セッション」です。セッションごとに会話履歴とプロジェクトフォルダが独立しています。ChatとClaude Codeの役割や料金の分かれ方から整理したい場合はClaudeとClaude Codeの違い|チャット・Desktop・APIの役割と料金の使い分けが入口になります。

Codeタブには、ターミナル版にない画面がいくつもあります。チャット・差分・ブラウザ・ターミナル・ファイル・プラン・タスク・サブエージェントの各ペインを自由に並べられ、macOSではiOSシミュレーター用のペインも開きます。PRを作るとCIの状態をGitHub CLI(gh)で追い、失敗の自動修正や、全チェック通過後のsquashマージまで任せられます(ghのインストールと認証が前提)。本筋を崩さずに質問したいときはCmd+;(WindowsはCtrl+;)か/btwでサイドチャットを開きます。

2026年7月以降にCodeタブへ加わった主な機能と公式更新情報の週

公式更新情報の週 追加内容
7月6日〜10日 内蔵ブラウザーで外部サイトを閲覧・操作
7月20日〜24日 iOSシミュレーターのペイン
8月10日〜14日 セッション上限のリセット後に自動再開(要チェック)
8月24日〜28日 /resumeでCLIから取り込み
8月31日〜9月4日 Computer useのバックグラウンド実行
9月7日〜11日 ペインを別ウィンドウへ切り離し

iOSシミュレーターのペインはmacOSのpublic betaです。Computer useのバックグラウンド実行はmacOSのbetaです。

日付のリンク先はClaude Codeの週次更新情報(What’s new)です。2026年10月25日に一覧を確認した時点では、9月7日〜11日の週が最新の掲載でした。8月の自動再開は、上限に達したときのカードで「Auto-continue when limits reset」にチェックを入れた場合だけ働き、週次上限のカードには出ません。7月以前の解説や動画に無いメニューは、この表で追加時期を確かめられます。

v2.37337.0以降の新レイアウトと、環境セレクター・保存済み環境の使い方

同じCodeタブでも、版によって画面の作りが違います。公式のデスクトップアプリのリファレンスは、新しいセッションの送信欄の下に環境セレクターが無ければ「以前のレイアウト」だと説明しています。Claude Desktop v2.37337.0より古い版なら、更新後に表示されるのが新レイアウトです。Amazon Bedrockなどのサードパーティプロバイダー経由でセッションを自分のPC上で動かす場合は、新レイアウトにv3.1623.0以降が必要です。組織のインフラ上でセッションを動かす構成では、更新しても以前のレイアウトが引き続き表示されます。

新レイアウトでは、送信欄の下の1行に環境・プロジェクトフォルダ・権限モード・モデルが並びます。以前のレイアウトでは環境とフォルダが送信欄の上にありました。古い画面写真の手順と見比べて迷うのは、たいていこの差です。新レイアウトで加わったのが保存済み環境で、環境セレクターの最下部のNew environmentから、Local・SSH・Cloudのどこで動かすかと作業フォルダをまとめて登録できます。初めて新レイアウトを開いたとき、直近1か月によく使ったローカルとSSHのフォルダから最大8件の環境が自動で作られるため、身に覚えのない項目が並んでいても異常ではありません。不要なら編集か削除で整理します。セッションの詳細パネル(Contextカードでコンテキスト使用率を百分率表示)も新レイアウトだけの機能です。

対応OSとインストール手順|macOS・Windows・Linux版の要件と配布形態

macOS・Windows・Linuxの要件とComputer useの対応範囲

OS 要件 配布形態 押さえる点
macOS macOS 13 Ventura以降 dmg(両アーキテクチャ共通) Computer useはmacOS 14以降
Windows x64 Windows 10以降 インストーラー/Microsoft Store WSL 2の中でもセッションを実行可
Windows ARM64 Windows 10以降 ARM64専用インストーラー CLIの/desktopは非対応
Linux(beta) Ubuntu 22.04〜・Debian 12〜 apt/.deb Computer use不可

dmgはIntel・Apple Silicon共通の配布形式です。Linuxの対応下限はUbuntu 22.04以降・Debian 12以降です。

要件はClaude Desktopのインストール手順(ヘルプセンター)の記載で、ダウンロードはClaudeのダウンロードページから行います。アプリ自体はmacOS 13で動きますが、Claudeに画面を操作させるComputer useだけはmacOS 14以降が条件です。Linux版はx86_64とarm64向けで、FedoraやArchのようなDebian系以外のディストリビューションでは、デスクトップアプリではなくCLIを使うようLinux版の公式ページが案内しています。サインインはclaude.aiのサブスクリプションか組織のSSOで、Claude ConsoleのAPIキーはデスクトップアプリでは使えません。APIキーで動かしたい場合はCLIを選びます。

Linux版の導入手順とAnthropicのaptリポジトリ・署名鍵の設定

Linuxでは署名鍵を取得してリポジトリを登録し、aptで入れます。curlやgpgが見つからない場合に先に実行するコマンドはsudo apt install curl gnupgです。gpg --show-keysで表示したフィンガープリントが31DDDE24DDFAB679F42D7BD2BAA929FF1A7ECACEと一致するのを確かめてから、リポジトリを登録します。

sudo curl -fsSLo /usr/share/keyrings/claude-desktop-archive-keyring.asc https://downloads.claude.ai/claude-desktop/key.asc
gpg --show-keys /usr/share/keyrings/claude-desktop-archive-keyring.asc
echo "deb [arch=amd64,arm64 signed-by=/usr/share/keyrings/claude-desktop-archive-keyring.asc] https://downloads.claude.ai/claude-desktop/apt/stable stable main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/claude-desktop.list
sudo apt update && sudo apt install claude-desktop

# 入った版と、リポジトリが配っている最新版を見比べる
apt policy claude-desktop

Linux版はアプリ自身では更新されません。新しい版はOSの通常のパッケージ更新(sudo apt update && sudo apt upgrade)で届きます。最後のapt policyは、Installedに手元の版、Candidateにリポジトリの最新版が出るので、更新漏れの確認に使えます。Coworkタブを使う場合は、ファームウェアでハードウェア仮想化を有効にし、ユーザーをkvmグループに加える必要があります(QEMUは推奨パッケージとして既定で一緒に入ります)。

Gitが必要になるのはworktreeを使うセッションと、WSL内の作業だけ

以前は「WindowsではGit for Windowsが必須」と説明されていましたが、現在の公式ドキュメントでは、Gitが必要なのは独立したworktreeで動かすセッションに限られます。Windows版のClaude Desktopで1.49585.0より前の版は、worktreeを使わないローカルセッションでもGitを要求していました。worktreeを使っていないのにGitのインストールを求められたら、まずアプリを更新します。WSLで動かす場合は、ディストリビューションの中にgitが必要です。デスクトップアプリではなくCLIをWindowsで使う場合のインストール手順とPATH・Git Bashの対処はClaude CodeをWindowsに入れる手順にまとめました。

Codeタブを利用できるプランとFreeプランの扱い、利用量の共通枠

Codeタブで作業できるのはPro・Max・Team・Enterpriseです。Freeプランのままだと、Codeタブを開いた時点でアップグレードを求められます。Error 403: Forbiddenが出るときも、公式のトラブルシューティングは有料サブスクリプションが有効かどうかの確認を挙げており、これが2番目の手順です。利用量はCLI・Web・デスクトップで共通の枠から消費されます。プランごとの月額と、どこから上位プランやAPI従量に切り替えるかはClaude Codeの料金プラン比較、週次の上限やAPIのレート制限はClaude Code利用上限2倍化とその後|SpaceX提携の中身と週次上限・APIレート制限の現在で扱っています。

バージョンの確認方法とアップデート手順|アプリ本体とCodeタブの2つの版

確認すべき版は、アプリ本体の版と、Codeタブが内部で使うClaude Codeの版の2つです。

About Claudeによるアプリ本体の版の確認と、3.x系への移行

macOSはメニューバーのClaude → About Claude、WindowsはHelp → About Claudeで版が表示され、番号をクリックするとコピーできます。2026年10月19日にmacOSのアプリ(Claude.appのInfo.plist)を読むと2.42304.0で、Linux用aptリポジトリの最新版も同じ2.42304.0でした。その後、2026年10月25日にaptリポジトリの一覧(2026年10月23日付)を読み直すと、3.1623.0から3.1623.4を経て3.6556.2まで進んでいました。番号は1.x系から2.x系、さらに3.x系へ移っています。公式ドキュメントでも、コマンドで接続先を決めるSSH接続に「v3.6556.0以降」、サードパーティプロバイダーでの新レイアウトに「v3.1623.0以降」と、3.x系の下限が書かれ始めました。

Codeタブが使うClaude Codeは端末のclaudeと別の版で動く点

見落としやすいのがこちらです。ローカルセッションのCodeタブはアプリが自前で持つClaude Codeのコピーで動き、端末で打つclaudeコマンドとは別に更新されます。片方を更新しても、もう片方は変わりません。公式のデスクトップアプリのリファレンスにもこの点が明記されています。

2026年10月19日に同じMacで確認すると、端末のclaude --versionは2.1.302、アプリが~/Library/Application Support/Claude/claude-code/に置いているコピーは2.1.299でした。CLIのリリースノートで見た新機能がCodeタブでまだ動かないときは、この差を疑います。Codeタブ側の版は、ローカルセッションで/statusを打って「Claude Code」の行で確認する手順です。CLI本体の最新版と更新方法はClaude Codeの最新バージョンは2.1系|確認方法・アップデート手順とstable版の違いにまとめています。

アップデートの手順と、機能ごとに必要なClaude Desktopの版

macOSとWindowsのアプリは起動時に自動で更新され、Windows版は既定で約4時間ごとにも更新を確認して自動で当てます(Windows向けの展開ガイド)。MDMで版を固定している組織は、アプリ内の自動更新とぶつからないよう設定が必要です。組織が自動更新を止めている端末ではCheck for Updates自体が隠れるため、必要な版を管理者に依頼します。手動で更新するなら、macOSはClaude → Check for Updates、WindowsはHelp → Check for Updatesを開く手順です。Codeタブ内のClaude Codeを新しくしたい場合は、更新後に新しいセッションを始めます。既存のセッションには反映されません。Linuxは前述のaptで更新します。

機能・挙動 必要な版
ローカルの定期タスク 1.1.5368以降
ペイン配置・統合ターミナル・ファイルエディター v1.2581.0以降
worktreeなしでGit不要(Windows) 1.49585.0以降
SSH切断中もタスクを継続 v2.31226.0以降
新レイアウト(環境セレクター・保存済み環境) v2.37337.0以降
新レイアウト(サードパーティプロバイダー) v3.1623.0以降
コマンド指定のSSH接続(macOS・Linux) v3.6556.0以降
端末からclaude --desktopで開く Claude Code v2.1.285以降

表のバージョン番号は、各機能を使うために必要なClaude Desktopの版です。たとえばペイン配置・統合ターミナル・ファイルエディターはClaude Desktop v1.2581.0以降が対象です。

どれも公式ドキュメントに記載された下限です。説明どおりのメニューが見当たらないときは、まずAbout Claudeの版をこの表と見比べてください。

Local・Cloud・SSH・WSLの機能差と、作業内容から実行環境を選ぶ基準

セッションを始める前に、送信欄の下の行で実行環境・フォルダ・モデル・権限モードの4つを決めます。実行環境によって使える機能がかなり違うため、先に差を押さえておきます。

機能 Local Cloud SSH WSL
実行場所 自分のPC Anthropic管理の環境 リモート機 WSL 2
統合ターミナル ○ × ○(※) ×
ファイルペイン ○ × ○ ×
@メンション ○ × ○ ×
コネクタの追加 ○ × ○ ×
サイドチャット ○ × ○ ○

※SSH先がWindowsで、作業フォルダがC:/projects/appのようなWindowsパスのときは統合ターミナルが開きません。

迷ったらLocalから始め、アプリを閉じても続けたい長い作業だけCloudへ回すのが基本です。WSLとSSHは「コードがそこにある」場合に選びます。

Cloud:アプリ終了・PC停止後も作業を続けるセッションの条件

Cloudセッションは、アプリを閉じてもPCの電源を切っても動き続けます。利用量はサブスクリプションの上限から引かれ、別途の計算資源料金はかかりません。複数のリポジトリを1つのセッションに追加でき、進み具合はclaude.ai/codeやClaudeのモバイルアプリからも確認できます。ブラウザから同じクラウドセッションを扱う方法はClaude Code Web版の使い方で解説しています。途中のLocalセッションは、セッションメニューのOpen in → Cloudで会話の要約ごとクラウドへ移せます(SSHとWSLのセッションは移せません)。クラウドで作られたブランチが手元に無いときは、git fetch origin <ブランチ名>で取り込みます。

SSH:リモート側に必要な条件と、夜通し動かすときの落とし穴

SSH接続を追加すると、初回接続時にリモート機へClaude Codeが自動で入ります。リモート側の条件は、x86_64かarm64のCPU、Linuxならglibc 2.17以降かmusl、SSHサーバーのSFTPサブシステム有効、~/.claude/remote/に約1GBの空き(noexecでマウントされていないこと)です。sshd_configがMaxSessions 1だと複数セッションを張れないので引き上げます。macOSとLinuxのDesktopは手元のOpenSSHクライアントで接続するため、~/.ssh/configのHost名をそのまま指定できます(v1.37937.0以降)。

Claude Desktop v2.31226.0以降は、PCがスリープしても、アプリを終了しても、リモートのタスクは続きます。ただしClaudeアカウントでサインインしている場合、サインインの更新はアプリが接続中のときしか行われず、切断後は数分で期限が切れてタスクが止まることもあると公式は警告しています。夜通し確実に動かしたい作業はSSHではなくCloudに出すのが正解です。また、SSHセッションではBrowserペインでアプリを開けないため、確認はポート転送で行います。

WSL:WSL 2の実行要件と、統合ターミナルなど未対応の機能

WSLの公式ページによると、要件はWindows 10か11とWSL 2で、WSL 1は非対応です。リポジトリをディストリビューション側のファイルシステムに置いているなら、Windows側から触るとネットワークファイルシステム経由で遅く、ファイル監視も壊れるため、WSLセッションを選ぶ理由になります。一方で、統合ターミナル、コネクタとプラグイン、セッションのフォーク、ファイルブラウザーのペイン、@入力時のファイル候補はまだ使えません。ターミナル作業が多いなら、WSL内でCLIを動かすほうが手数は少なくなります。

権限モード5種類の確認範囲と、Plan・Accept edits・Autoの使い分け

権限モードは、ファイルの編集やコマンドの実行の前にClaudeが確認を求めるかどうかを決めます。送信欄の下のセレクターかCmd+Shift+Mで切り替えます。ターミナル版と違い、Shift+Tabでは切り替わりません。

モード 設定キー 確認を求める範囲
Manual default 編集・コマンド実行時に確認(許可済み等を除く)
Accept edits acceptEdits 編集とmkdir等は自動、他のコマンドは確認
Plan plan ソースを編集せず計画だけ出す
Auto auto 通常の確認を省き、分類器が依頼との整合性を判定
Bypass permissions bypassPermissions 確認なし(一部の操作を除く)

以前のCodeタブではManualが「Ask permissions」、Accept editsが「Auto accept edits」、Planが「Plan mode」という表示でした。新しいローカルセッションの既定値は設定ファイルのpermissions.defaultModeで決められますが、セレクターで選んだモードはフォルダごとに記憶され、そちらが優先されます(Planだけはそのセッション限り)。Cloudセッションはファイル編集を事前承認する作りのため、セレクターにManualではなくAccept editsが出ます。

Autoは、Bedrockなどを経由せずAnthropicのAPIで動かしている場合は全ユーザーが対象で、Claude Opus 4.6以降、Sonnet 4.6以降、Haiku 5.5、Fableモデルで使え、管理者はdisableAutoModeで無効にできます。Bypass permissionsはPro・MaxではSettings → Claude Codeの「Allow bypass permissions mode」で有効にし、Team・Enterpriseでは組織ポリシーで決まります。公式はサンドボックス化したコンテナかVMでのみ使うよう求めており、普段使いのPCで常用するモードではありません。大きな変更はPlanで方針を確かめてからAccept editsに切り替える、という順番を勧めます。CLIを含めた各モードの細かい挙動はClaude Codeのパーミッションモードの違いと設定方法|auto・acceptEdits・bypassPermissionsの使い分けで比較しています。

並列セッションとworktreeの作り方・保存先・ブランチ接頭辞の設定

サイドバーの+ New sessionかCmd+Nでセッションを増やせます。Gitリポジトリなら、新レイアウトでは送信欄の下のプロジェクトフォルダを押してWorktreeをオンにします(以前のレイアウトではブランチ名の横のチェックボックス)。保存済み環境を使う場合は、指定する場所は環境の作成・編集の画面です。そのセッション専用の作業コピーができ、同じリポジトリでも作業中のファイル変更をセッションごとに分離できます。ただし、ブランチの統合時に競合が発生する可能性は残るため、統合時の確認は必要です。2つのセッションを並べて見たいときはCmdを押しながらサイドバーのセッションをクリックします。

worktreeの保存先は既定で<プロジェクトのルート>/.claude/worktrees/です。Settings → Claude CodeのWorktree locationで変えられ、Branch prefixを設定すればClaudeが作るブランチ名に共通の接頭辞が付きます。.envのようにgitignoreしたファイルを新しいworktreeへ持ち込むには、ルートに置くファイルが.worktreeincludeです。PRのマージやクローズで自動アーカイブする設定もあります。worktreeそのものの仕組みと削除の作法はGit Worktree(ワークツリー)とは|使い方・削除(remove/prune)とsubmodule併用の注意点、CLIで複数エージェントを並列に走らせる運用はClaude Codeのgit worktreeで並列エージェント開発を行う方法が詳しいです。

ローカル定期実行とScheduled tasks(旧Routines)の違いと上限

2026年10月時点の公式ドキュメントでは、これまで「Routines」と呼んでいた機能がScheduled tasksへ改称されました。CodeタブのサイドバーのScheduled(またはサイドバーのMoreメニュー)から、PCで動くローカルタスクと、クラウドで動くタスクの両方を作れます。アカウントによってはまだRoutines/New routineと表示され、Web版のURL(claude.ai/code/routines)やCLIの/routines(/scheduleの別名)にも旧名が残っています。同じページにまとまっているため混同されがちですが、動く場所も上限も別物です。

項目 ローカルタスク クラウドのタスク
実行場所 自分のPC Anthropic管理のクラウド
PCの起動 必要 不要
最小間隔 フォームは1時間・Claude経由は1分 1時間
ローカルファイル 読める 読めない(新しいclone)
起動のきっかけ スケジュール スケジュール・API・GitHub
実行中の権限確認 タスクごとに設定 既定はAutoモード

このほかCLIには、開いているセッションの中だけで動く/loop(最小1分)もあります。セッションを閉じると止まるため、作業中のポーリング向けです。

ローカルタスク:最小間隔の違いと、直近7日間の未実行分の補完実行

ローカルタスクの公式ページによると、作成フォームの選択肢はHourly・Daily・Weekdays・Weeklyで、作成後の編集画面でManual(Run nowのときだけ実行)とCustom(cron式)も選べます。Customは1時間に1回より頻繁な式を受け付けません。一方、セッション内でClaudeに「30分ごとにテストを流して」と頼めば1時間の制限を受けず、未来の1回だけの実行も設定できます。以前「最小1分」と説明されていたのは、この経路を指します。

アプリは起動中に1分ごとにスケジュールを確かめ、時刻が来ると新しいセッションを始めます。API負荷を分散するため、予定時刻から数分の遅れが入り、遅れ幅はタスクごとに一定です。PCがスリープしていた回は飛ばされ、起動時か復帰時に直近7日の取りこぼしを調べて、最も新しい1回分だけを実行します。毎日のタスクを6日間逃しても、復帰後に動くのは1回です。

この仕様のため、朝9時の予定が夜11時に走ることもあります。「今日のコミットだけを見る」「17時を過ぎていたら要約だけ残す」のように、時刻のずれを前提にした条件をプロンプトに書いておくのが、事故を減らす方法です。Settings → This computer → SystemのKeep computer awakeでアイドル時のスリープは防げますが、ノートPCの蓋を閉じればスリープします。Manualモードのタスクは、許可が必要な操作に当たった時点で止まって待つので、作成直後にRun nowで一度流し、「always allow」を選んでおきます。

ローカルタスクのプロンプトを書くSKILL.mdの置き場所と書き方の例

ローカルタスクの指示文は、~/.claude/scheduled-tasks/<タスク名>/SKILL.mdに保存されます(CLAUDE_CONFIG_DIRを設定していればその配下)。タスク名は作成時に小文字のケバブケースへ変換されてフォルダ名になります。ファイルはYAMLのフロントマターにnameとdescription、本文にプロンプトを書く形式で、編集は次回の実行から効きます。

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name: daily-pr-review
description: 平日の朝に、前日以降にマージされたPRを要約する
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今日の日付を確認し、前日0時以降にmainへマージされたPRだけを対象にしてください。
各PRについて、変更の要点・影響するディレクトリ・未解決のレビューコメントを1〜3行でまとめます。
現在時刻が17時を過ぎていたら要約は作らず、「本日分は未実行」とだけ書いて終了してください。
コードの変更・コミット・プッシュはしないでください。

スケジュール・作業フォルダ・モデル・有効か停止かはこのファイルに入っていないため、編集画面かClaudeへの依頼で変えます。タスクを削除してもフォルダはディスクに残るので、不要なら手で消します。実行中のタスクがupdate_scheduled_taskツールで自分のスケジュールや指示を書き換えられる点も、レビュー時に知っておきたい仕様です。

クラウドのタスク:1日の回数ではなく1時間あたりで決まる上限

クラウドのScheduled tasksは研究プレビュー(research preview)で、Pro・Max・Team・Enterpriseで使えます。claude.ai/code/routines、デスクトップアプリ、CLIの/scheduleのどれから作っても同じアカウントに保存されます。タスクは個人のアカウントに属し、チームメイトとは共有されません。

起動のしかた 上限 数える単位
予約実行(単発の予約を含む) 1時間100回 アカウント
Run now・API・単発の再実行 1時間30回 タスクごと(3つ合算)
Run now・単発の再実行 1時間100回 アカウント
API 1時間100回 アカウント(Run nowと別)

クラウドのScheduled tasksの公式ページは、2026年10月時点で上限を「1日に何回」ではなくこの1時間あたりの値で示しています。予約実行は上限を超えるとリセットまで待たされ、Run nowやAPIは失敗します。これらの上限に超過課金はありません。別枠として、実行のたびにサブスクリプションの利用量も消費し、使い切ると利用量クレジットを有効にしていない限り実行は拒否されます。TeamとEnterpriseでは、オーナーがOrganization settings → Capabilities → Remote sessionsの「Scheduled tasks (Was Routines)」でメンバー全員分を止められ、停止の対象には既存のタスクも含まれる仕様です。タスクの作り方とcronからの移行はClaude Codeルーチンでcron・ローカル実行を卒業する定期実行の始め方で扱っています。

CLIからデスクトップへ移る方法と、作業ごとの使い分けの線引き

デスクトップアプリとCLIは同じエンジンで、同じPC・同じプロジェクトで同時に動かせます。セッション一覧はそれぞれ別ですが、CLAUDE.md、~/.claude.jsonや.mcp.jsonのMCPサーバー、hooks、skills、~/.claude/settings.jsonの設定は共有されます。

端末のセッションをデスクトップへ移す方法は3つあります。2と3では、対象セッションを先に端末側で終了します。別の端末やバックグラウンドで実行中のセッションは移せません。3のデスクトップ側の再開コマンドはLocalセッション専用です。

# 1) 端末のセッション内で実行(保存してデスクトップで開き、CLIは終了)
/desktop

# 2) シェルから直接開く(Claude Code v2.1.285以降)
claude --desktop --continue
claude --desktop --resume <session-id>

# 3) デスクトップの送信欄で、このPCで始めたCLIセッションを選ぶ
/resume

/desktopとclaude --desktopは、macOSとx64版Windowsで、Claudeのサブスクリプションでサインインしているときだけ使えます。APIキー認証やAmazon Bedrock、Google CloudのAgent Platform、Microsoft Foundry経由では使えません。--resumeに渡すのは/statusで表示されるセッションIDで、セッション名では動きません。

逆に、デスクトップに無いものもはっきりしています。--printによる非対話実行、エージェントチーム、dontAskモードはCLIだけです。デスクトップにはエディター風のインライン補完もありません。/permissionsのように端末で対話パネルを開くコマンドは、Codeタブでは「isn’t available in this environment」と返ります。CIやスクリプトに組み込む処理はCLI、複数セッションを並べて差分を目で確かめる作業はデスクトップ、と分けるのが現実的です。

Team・Enterpriseで使えない機能と、管理者が配れる制御用の設定キー

法人で導入する前に確認すべきは、プランによって使えない機能がある点です。

  • Computer use(Claudeがアプリを開き画面を操作する機能)は、macOSとWindowsの研究プレビューでPro・Max限定です。TeamとEnterpriseでは使えず、Linux版にもありません。macOSでは14以降が条件で、既定はオフです。
  • Dispatch(スマホから作業を頼み、開発作業ならCodeセッションを起こす機能)もPro・Max限定です。さらにDispatchのヘルプ記事には「新規ユーザーには提供していない」と注記があり、既存ユーザーだけが当面使えます。
  • Bypass permissionsは、Team・Enterpriseでは個人の設定で有効にできず、組織ポリシーで決まります。管理設定のpermissions.disableBypassPermissionsModeを"disable"にすれば、利用者が有効化すること自体を止められます。

TeamプランでGUI操作の自動化を前提に導入を決めると、Computer useが使えず計画が崩れます。その用途が中心なら、Team契約でのデスクトップ導入は選ばないほうがよいでしょう。画面操作の設定範囲はClaude Code computer useの設定と使い方|/mcpでの有効化・macOS権限・アプリ別の操作範囲、Dispatchの現状はClaude Dispatchとは?新規提供停止の現状とRemote Controlとの違い・Windows対応で詳しく扱っています。

管理者は管理設定で、ローカルセッションの禁止(disableDesktopLocalSessions)、Autoモードの無効化、Browserペインでの外部サイト操作の禁止(browserExternalPageTools)や外部サイトへの移動の全面禁止(disableBrowserExternalNavigation)を配れます。ローカルセッションを止めた端末ではLocalが灰色になり、使う接続先はSSHかCloudです。v3.6556.0以降のmacOS・Linuxでは、sshHostCommandsでコマンドから接続先を決めるSSH接続をチームへ配ることもできます。Remote Controlに接続したローカルセッションの表示先には、スマホやclaude.ai/codeも含まれる仕様です。設定によっては新しいセッションが自動で接続されるため、他の端末に一切出したくない場合は~/.claude/settings.jsonでdisableRemoteControlをtrueにします。ただし、設定前から接続済みのセッションは切断されないため、各セッションのRemote Controlを個別にオフにする操作も必要です。他端末の既存の一覧表示から外すには、Desktopで該当セッションをアーカイブします。仕組みはClaude Code Remote Controlの仕組みと使い方|3つの起動方法・組織設定・エラー対処を参照してください。

Claude Code Desktopを開発チームに入れる判断と、CLIのまま残す条件

ここまでの仕様を踏まえると、判断の軸は「誰が・どこで・何を確かめながら使うか」に絞れます。

デスクトップを標準にしてよいチームと、見送ってCLIに寄せる3つの条件

デスクトップを標準にしてよいのは、差分を目で見てコメントし、PRのCIをそのまま追う作業が中心のチームです。並列セッションとworktreeを画面で切り替えられるため、ターミナルに慣れていないメンバーやレビュー担当者でも同じ手順で使えます。プランがTeam・Enterpriseなら、disableDesktopLocalSessionsやdisableBrowserExternalNavigationのような管理設定を端末に配れる点も、野良インストールのCLIより管理しやすい理由になります。

逆に、次のどれかに当てはまるならデスクトップを標準にせず、CLIを主にします。

  • Claude ConsoleのAPIキーやBedrock経由で使う:デスクトップはConsoleのAPIキーでサインインできず、/desktopでの移動もサブスクリプション認証のときだけです。
  • CIやバッチから非対話で呼ぶ:--printやdontAskはCLIだけです。
  • 開発機がFedora・Arch・WSL中心:Linux版はDebian系のbetaに限られ、WSLセッションでは統合ターミナルやコネクタが使えません。

どちらの場合も、版の固定と更新の運用(Windowsは約4時間ごとの自動更新、Linuxはapt)を先に決めておくと、メンバー間で画面やメニューが食い違う問題を避けられます。認証方式ごとの切り替えはClaude Codeのログイン方法|サブスクとAPIキーの切替・認証エラーの直し方で確認できる内容です。プラン選定・管理設定の配布・利用ルールの策定まで含めて開発組織への展開を進めたい場合は、生成AI導入支援で導入計画から運用定着までご相談いただけます。

起動しない・403が出るときの確認順と、エラー別の具体的な対処

  • 403や認証エラー:サインアウトして入り直します。CLIは動くのにデスクトップだけ失敗するなら、アプリを完全に終了してから入り直します。
  • 画面が真っ白・固まる:再起動と更新の確認のあと、社内ネットワークならCDNのホストがファイアウォールで許可されているかを見ます。Windowsはイベントビューアーの「Windowsログ → アプリケーション」にクラッシュ記録が残ります。
  • 「Failed to load session」:フォルダの消失、必要なGit LFSの未導入、ファイルへのアクセス権不足などが考えられます。別のフォルダを選ぶか、アプリを再起動して確認します。
  • npmなどのコマンドが見つからない:macOSでDockやFinderから起動したアプリは、シェルのプロファイルからPATHと所定のClaude Code用環境変数を読みますが、それ以外の環境変数は引き継ぎません。Localのギアアイコンから開く環境変数エディターで設定します。
  • 手順どおりのボタンや環境セレクターが見当たらない:以前のレイアウトのままの可能性があります。About Claudeで版を確かめ、v2.37337.0(サードパーティプロバイダーならv3.1623.0)より古ければ更新します。

よくある質問

Claude Code Desktopについて、検索の多い質問を5つ取り上げます。

Claude Codeのデスクトップアプリは無料で使えますか?

Codeタブを使うにはPro・Max・Team・Enterpriseのいずれかの契約が必要で、Freeプランのまま開くとアップグレードを求められます。Claude Codeはアプリに同梱されているので、Node.jsやCLIを別に入れる必要はありません。APIキーの従量課金で使いたい場合、デスクトップアプリはConsoleのAPIキーでサインインできないため、CLIを使います。

Windows版やLinux版はありますか?

Windows版はWindows 10以降が対象で、x64とARM64で別のインストーラーがあり、Microsoft Storeからも入れられます。Windows 7や8.1は要件を満たしません。WSL 2のディストリビューションの中でセッションを動かすこともでき、こちらはWindows 10か11が条件です。Linux版はbetaで、Ubuntu 22.04以降かDebian 12以降のx86_64・arm64向けにaptと.debで配られています。FedoraやArchで使う選択肢はCLIです。Linux版ではComputer useが使えず、更新はaptで行います。

デスクトップアプリの最新バージョンはどう確認・更新しますか?

macOSはClaude → About Claude、WindowsはHelp → About Claudeで版を確認し、同じメニューのCheck for Updatesで更新します。macOSとWindowsは起動時も自動更新の対象です。2026年10月25日に確認したLinuxのaptリポジトリでは3.6556.2が最新で、版番号は3.x系に移っています。Codeタブ内のClaude Codeの版は別で、ローカルセッションで/statusを打つのが確認方法です。更新後は新しいセッションを開くと新しい版で動きます。

RoutinesとScheduled tasksは別の機能ですか?1日に何回まで実行できますか?

同じ機能です。2026年10月時点の公式ドキュメントでRoutinesはScheduled tasksへ改称され、一部のアカウントやURLに旧名が残っています。1日あたりの回数は書かれておらず、示されているのは1時間あたりの上限で、予約実行はアカウント全体で1時間100回、Run now・API・単発の再実行は1つのタスクにつき合わせて1時間30回です。実行ごとにサブスクリプションの利用量も消費するため、実際の回数は利用量の残りに左右されます。消費状況はclaude.ai/settings/usageで確認できます。

PCの電源を切っていても定期実行は動きますか?

ローカルタスクとして作ったものは動きません。アプリが起動していてPCが起きているときだけ実行され、復帰後に直近7日で最も新しい1回分だけを取り戻します。PCを閉じていても動かしたいなら、作成先はクラウドのScheduled tasksです。最小間隔は1時間で、PCのファイルではなくリポジトリを新しくcloneして作業します。CLIとデスクトップは同じPCで同時に使え、設定ファイルやMCPサーバーも共有されるので、手元のファイルが要る処理だけをローカルタスクに残す分け方が組みやすいでしょう。

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