MacでOpenAIのCodexを使う入口は、ChatGPTデスクトップアプリ、ターミナルで動くCodex CLI、VS CodeなどのIDE拡張の3つです。独立していた「Codexアプリ」は2026年7月9日にChatGPTデスクトップアプリへ統合され、いまはChatGPTアプリの中でCodexを選んで使います。
アプリはmacOS 14以降が公式要件で、Apple silicon(M1以降)でもIntel Macでも動きます。ただし、OpenAIの公式ページにある「Download for macOS」のボタンや管理者向けの直接リンクはApple silicon専用のファイルを指しており、Intel Macでは起動しません。この記事では、2026年10月23日に配布ファイルとインストーラーを取得して確かめた内容をもとに、Macでの導入手順とつまずきやすい点を整理します。
まとめ:MacでCodexを使うための要点
- 入口は3つ:複数の作業を画面で並べるならChatGPTデスクトップアプリ、ターミナルやスクリプトで使うならCodex CLI、エディタから離れたくないならIDE拡張です。同じMacで併用できます。
- macOSの要件はアプリとCLIで違う:アプリはmacOS 14以降、CLIはmacOS 12以降です。macOS 12・13のMacではCLIが選択肢です。IDE拡張は、使用するエディタと拡張機能それぞれの動作要件も確認してください。
- Intel Macは配布ファイルに注意:
ChatGPT.dmgとCodex.dmgはApple silicon専用です。Intel MacはChatGPT-latest-x64.dmgかbrew install --cask chatgptで入れます。 - CLIの入れ方:公式インストーラー(
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh)、Homebrew、npmの3通りです。2026年10月23日時点の最新版は0.164.0です。 - プラン:Free・GoのCodexはデスクトップアプリでの利用です。CLIとIDE拡張はPlus以上の項目に載っています。
- 入らないとき:
uname -mでCPU、macOSの版、which -a codexで二重導入、codex doctorの診断結果を順に見ます。
MacでCodexを使う3つの入口と動作要件
Codexは、OpenAIのAIコーディングエージェントです。コードを読んで説明し、ファイルを編集し、テストやコマンドの実行まで任せられます。製品全体の説明と料金はCodexとは?OpenAIのAIコーディングエージェントの使い方・料金・モデルと商用利用【2026年10月】にまとめています。
入口ごとの用途と入れ方
| 入口 | 入れ方 | 向いている作業 |
|---|---|---|
| ChatGPTデスクトップアプリ | dmg/Homebrew | 複数プロジェクトの並行・差分レビュー |
| Codex CLI | install.sh/Homebrew/npm | ターミナル作業・スクリプト・CI |
| IDE拡張 | VS Code・Cursor・Windsurfの拡張機能 | 開いているファイルを前提にした修正 |
迷ったら、ChatGPTデスクトップアプリから始めます。フォルダを選ぶだけで作業を始められ、Codexが変えた差分を画面で確かめられます。同じ依頼をスクリプトで繰り返す使い方になったら、CLIを足します。アプリとCLIは同じ ~/.codex を使います。
アプリとCLIで異なるmacOSの要件
アプリの要件は、OpenAIヘルプセンターのシステム要件で「macOS 14 and either Apple Silicon (M1 or better) or an Intel processor」と書かれ、古いOS向けの版は出さないと明記されています。アプリ本体の Info.plist にある最低動作環境(LSMinimumSystemVersion)は13.0で、Homebrewの chatgpt もmacOS 13以上を条件にしています。13で入る余地はありますが、OpenAIがサポートするのは14以降です。
CLIの要件は別です。openai/codex リポジトリの install.md の表は「macOS 12+」で、メモリは最小4GB(推奨8GB)、Gitは2.23以上を推奨しています。Intel版CLI 0.164.0の実行ファイルに記録された最低OSは10.12でした。
| macOSの版 | アプリ | CLI |
|---|---|---|
| 14 Sonoma以降 | 公式サポート | 使える |
| 13 Ventura | 配布条件上は対象・公式サポート外 | 使える |
| 12 Monterey | 入らない | 使える(CLIの下限) |
| 11以前 | 入らない | 公式の対象外 |
macOS 14へ上げられないIntel Macでは、macOS 12以上ならCLIが選択肢です。IDE拡張は、対応するエディタと拡張機能の要件を満たす場合に利用できます。
ChatGPTデスクトップアプリのインストール手順
ダウンロードとCodexの初回起動
- chatgpt.com/download からmacOS版をダウンロードします。ヘルプセンターによると、このページはMacのCPUを判定して合うインストーラーを出します。
- dmgを開き、ChatGPT.appを「アプリケーション」フォルダへドラッグします。展開後の大きさは、2026年10月23日の版でApple silicon版1.7GB、Intel版1.6GBでした。
- ChatGPTを起動し、ChatGPTアカウントでサインインします。
- 画面上部でChatGPTとCodexを切り替えられるので、Codexを選びます。ChatGPT側のChatとWorkは、調べものや資料作成のためのモードです。
- 「New chat」から始めるか、フォルダを開いてプロジェクトとして登録します(公式のデスクトップアプリ解説の手順と同じです)。
アプリの署名は「Developer ID Application: OpenAI OpCo, LLC (2DC432GLL2)」で、spctl -a -vv では「source=Notarized Developer ID」(Appleの公証済み)と表示されます。「開発元を検証できません」と出たら、まず入手元が公式サイトかどうかを確かめてください。
Homebrewのcask名:chatgpt・codex・codex-app
brew install --cask chatgpt
アプリは chatgpt です。HomebrewがApple siliconかIntelかを判定し、合うほうを入れます。似た名前のcaskが3つあるので、取り違えに注意してください。
| cask名 | 入るもの | 2026年10月23日の版 |
|---|---|---|
| chatgpt | ChatGPTデスクトップアプリ | 26.1016.62342 |
| codex | Codex CLI(アプリは入らない) | 0.164.0 |
| codex-app | 旧Codexアプリ(非推奨) | 26.623.141536 |
codex-app は2026年7月12日に非推奨(理由は「discontinued」)となり、置き換え先に chatgpt が指定されています。古い記事の brew install --cask codex-app を実行すると、2026年6月の旧版が入ります。
「ChatGPT Classic」と旧Codexアプリからの移行
ChatGPTアプリを入れたのにCodexが見当たらない場合は、旧版のアプリを開いている可能性があります。ヘルプセンターによると、7月9日以前のmacOS版ChatGPTアプリは「ChatGPT Classic」に改名されてサポートが続いており、エージェント機能とCodexは新しいアプリで使うよう案内されています。Classicを使っている場合は、新しいChatGPTアプリを別に入れます。
旧Codexアプリの利用者は、通常の更新で新しいChatGPTアプリへ移れます。新しいアプリのバンドルID(アプリの識別子)は、旧Codexアプリと同じ com.openai.codex です。
Intel MacでCodexアプリを入れるときの注意点
直接リンクのChatGPT.dmgとApple silicon専用の配布物
URLを直接使って入れるときは、ファイル名を確かめます。公式のデスクトップアプリ解説のボタンは「Download for macOS (Apple Silicon)」で、リンク先は Codex.dmg です。管理者向けのManage app updatesがmacOS用として載せる ChatGPT.dmg も、中身はApple silicon専用です。2026年10月23日に4つのファイルを取得して確かめた結果は次のとおりです。
| ファイル | 対応CPU | サイズ(バイト) |
|---|---|---|
| ChatGPT.dmg | Apple silicon(arm64) | 812,833,854 |
| Codex.dmg | Apple silicon(arm64) | 812,833,854 |
| ChatGPT-latest-x64.dmg | Intel(x86_64) | 799,208,049 |
| Codex-latest-x64.dmg | Intel(x86_64) | 799,208,049 |
どれも https://persistent.oaistatic.com/codex-app-prod/ の下にあり、アプリの版は4つとも26.1016.62342です。両方のCPUを含むユニバーサル版はありません。MDMで社内のMacへ一斉配布する場合、Intel機に ChatGPT.dmg を配ると起動せず、中の実行ファイルは次のエラーで止まります。
bad CPU type in executable: /Volumes/.../ChatGPT.app/Contents/MacOS/ChatGPT
自分のMacのCPUは uname -m で分かります。arm64 ならApple siliconです。x86_64 はIntel Macのほか、Apple silicon上のRosettaで開いたターミナルでも表示されるので、「このMacについて」のチップ表示も見てください。Intel Macで確実に入れる方法は3つです。
ChatGPT-latest-x64.dmgを直接ダウンロードするbrew install --cask chatgptでHomebrewに判定させる- Codex CLIを先に入れて
codex appを実行する(公式のコマンド解説では、アプリが無ければインストーラーを開く動作です)
自動更新もCPUごとに分かれ、Apple silicon用は appcast.xml、Intel用は appcast-x64.xml から届きます。10月23日時点ではどちらも2026年10月22日付で同じ26.1016.62342を配信しており、Intel版だけ更新が遅れる状態にはなっていません。
Intel版で使えない機能
一部の機能はApple silicon版にしか入っていません。公式のプラグイン解説は、iMessageやSMSを読み書きする「Apple Messages」プラグインについて、このリリースでは「Apple Silicon (arm64) build」だけに含まれると書いています。Intel Macで新しいプラグインが見当たらないときは、対応CPUの記載を先に確かめます。
Codex CLIをMacにインストールする3つの方法
公式のCodex CLI解説は、macOSでの導入方法として次の3つを載せています。2026年10月23日時点の最新版は0.164.0で、10月だけで0.160.0から0.164.0まで出ています。CLIの機能とコマンドはCodex CLIとは?install.shの導入先・料金・使い方を0.163.0で確認【2026年10月】で扱っています。
| 方法 | インストール | 更新 | Node.js |
|---|---|---|---|
| 公式インストーラー | install.shを実行 | 同じコマンドを再実行 | 不要 |
| Homebrew | brew install –cask codex | brew upgrade –cask codex | 不要 |
| npm | npm install -g @openai/codex | 同じコマンドを再実行 | 16以上 |
公式インストーラー(install.sh)の導入先とPATH
curl -fsSL https://chatgpt.com/codex/install.sh | sh
2026年10月23日に、空のホームフォルダを用意してIntel Mac(macOS 26.6.2)で実行したログの抜粋です。ホームフォルダの絶対パスは「~」に置き換えています。
==> Detected platform: macOS (Intel)
==> Resolved version: 0.164.0
==> Detected existing brew-managed Codex at /usr/local/bin/codex
WARNING: Multiple managed Codex installs can be ambiguous because PATH order decides which one runs.
==> Installing standalone package to ~/.codex/packages/standalone/releases/0.164.0-x86_64-apple-darwin
==> PATH was added to ~/.zprofile
Codex CLI 0.164.0 installed successfully.
- 本体の置き場所:
~/.codex/packages/standalone/releases/の下に版ごとのフォルダを作ります。0.164.0のIntel版は363MBでした。 - コマンドの場所:
~/.local/bin/codexは本体へのシンボリックリンクです。置き場所は環境変数CODEX_INSTALL_DIRで変えられます。 - PATH:zshなら
~/.zprofile、bashなら~/.bash_profileに「# >>> Codex installer >>>」で囲んだ行を足します。新しく開いたターミナルから有効になります。 - CPUの判定:Apple siliconのMacでRosettaのターミナルを使っていても、
sysctl.proc_translatedを見てApple silicon版を選びます。 - 改ざんの確認:ダウンロードしたファイルのSHA-256を照合してから展開します。
Homebrew・npmでの導入とEACCESエラー
brew install --cask codex
codex --version
Homebrewの codex はformulaではなくcaskです。caskの定義にmacOSの版の条件は無く、Intel版とApple silicon版を別々に取得します。
npm install -g @openai/codex
npmのパッケージは engines で「node >=16」を指定しています。処理本体はネイティブ実行ファイルで、npm版ではNode.js製のランチャーから、CPUに対応する実行ファイルを起動します。
npmで EACCES や permission denied が出たら、npmのグローバル導入先にユーザーの書き込み権限がありません。npm公式の解説が勧める直し方は、Node.jsのバージョン管理ツールで入れ直すか、npmの既定の導入先を自分のフォルダへ変えるかの2つです。sudo で押し切るとroot所有のファイルが残り、次の更新で同じエラーが出ます。Node.jsを使っていないなら、npmにこだわらずinstall.shかHomebrewへ切り替えるのが早道です。
install.shとnpm版の混在による誤判定
install.shが既存のCodexを判定する処理には、Macで見落としやすい癖があります。/usr/local/ と /opt/homebrew/ の下にあるCodexは、npmで入れたものでもHomebrew版と判定されます。スクリプトの classify_existing_codex が、Node.jsのスクリプトかどうかを調べる前に、パスだけで「brew」と決めているためです。この2か所は、Node.js公式インストーラーやHomebrewのNode.jsがnpmのグローバル導入先に使う場所です。
対話モードでは brew uninstall --cask codex を提案し、失敗すると警告を出してそのまま続けます。npm版は消えずに残り、どちらが動くかはPATHの順番で決まります。npm版から乗り換えるときは、先に自分で外します。
npm uninstall -g @openai/codex
which -a codex
which -a codex に出るパスが1つなら、PATH上のCodexは1つです。
サインインと認証情報の保存先
ChatGPTアカウント・プラン・APIキーの違い
アプリはChatGPTアカウントでサインインします。CLIは最初に codex を実行したときに「Sign in with ChatGPT」などを選びます。公式の料金ページでは、使える環境がプランで違います。
| プラン | 月額(米ドル) | Codexを使える場所 |
|---|---|---|
| Free | 0 | デスクトップアプリ(順次提供) |
| Go | 8 | デスクトップアプリ(順次提供) |
| Plus | 20 | アプリ・Web・CLI・IDE拡張・iOS |
| Pro | 100から | Plusの全部(100・200・500ドルの3段階) |
| APIキー | 従量課金 | アプリ・CLI・SDK・IDE拡張(クラウド機能に制限) |
APIキーで使う場合は、キーを画面に表示させずに標準入力から渡します。
printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key
codex login status
SSH先のMacなどブラウザを開けない環境では、codex login --device-auth でデバイスコードを使います。公式の認証解説ではベータ扱いで、事前にChatGPTのセキュリティ設定(組織は管理者のワークスペース権限)でデバイスコードのログインを有効にします。
~/.codexとアカウントの切り替え
CLIのログイン情報は、~/.codex/auth.json(平文のファイル)かmacOSのキーチェーンに入ります。どちらにするかは ~/.codex/config.toml の cli_auth_credentials_store で決め、値は file、keyring、auto(キーチェーンが使えなければファイル)、ephemeral(実行中のメモリだけ)の4つです。auth.jsonにはアクセストークンが入るので、Gitに入れたりチャットに貼ったりしないでください。
複数のアカウントを使い分けるときは、codex logout してから入り直すか、環境変数 CODEX_HOME でフォルダを分けます。公式の環境変数一覧には、CODEX_HOMEに指定するフォルダは先に作っておく必要があると書かれています。
mkdir -p "$HOME/.codex-work"
CODEX_HOME="$HOME/.codex-work" codex
プロジェクトの追加と最初の依頼
「Codexを使用するにはプロジェクトを追加してください」への対処
アプリでCodexを選んだ直後にこの表示が出たら、作業させたいフォルダを登録します。サイドバーの「Chats」の横にある「Add new project」を押すか、⌘+Oでフォルダを開きます。公式のプロジェクト解説のとおり、別のフォルダを足すときはプロジェクトのメニューから「Edit project」→「Add folder」、既定の作業フォルダは「Make primary」で決めます。
CLIにはフォルダの登録が無く、作業させたいフォルダに移ってから codex を実行します。フォルダ内の .codex/config.toml は、そのプロジェクトを信頼すると選んだときだけ読み込まれます。
# my-app は実在するプロジェクトのフォルダに置き換える
cd ~/projects/my-app && codex "このプロジェクトの構成を説明して"
公式ドキュメントは、依頼の前後でGitのチェックポイントを作るよう勧めています。Codexの変更を丸ごと戻せるようにするためです。作業ルールの書き方はcopilot-instructions.mdとは?書き方とサンプル・配置場所、AGENTS.mdとの違い【2026年10月】でAGENTS.mdと比べています。
旧Askモードに近い相談・計画用の設定
「Ask」と「Code」のボタンは、2025年のCodex cloud(ブラウザ版)にあった呼び名です。2026年10月23日に取得した公式ドキュメント一式(llms-full.txt)にも「Ask mode」の記述はありません。コードを変えずに相談したいなら、いまは次の2つを使います。
/plan:実装に入る前に、実行計画だけを出させるモードです。/plan 認証処理の移行計画を出してのように続けて依頼を書けます。/permissions:公式ドキュメントは「変更を加えずに相談や計画をしたいときは read-only に切り替える」と案内しています。Read Onlyでもサンドボックス外の操作の承認を求められることがあるので、書き換えを避けたいときはその操作を承認しません。
VS Code・CursorへのCodex IDE拡張の導入
公式のIDE拡張解説では、VS Code・Cursor・Windsurfは拡張機能ID openai.chatgpt を入れ、XcodeとJetBrains系はそれぞれのIDEが持つ連携機能を使います。2026年10月23日にVisual Studio MarketplaceのAPIで確かめた最新版は、10月9日更新の26.51007.21434でした。インストール後、Codexのアイコンかコマンドパレットの「Codex: Open Codex Sidebar」でサイドバーを開きます。Xcodeでの設定はXcode 26.3のダウンロード方法|macOS Sequoiaで動く最後の版とエージェント設定で扱っています。
インストールできない・起動しないときの確認手順
| 症状 | 主な原因 | 対処 |
|---|---|---|
| bad CPU type in executable | Intel MacにApple silicon版 | x64版dmgかHomebrewで入れ直す |
| アプリが入らない | macOS 12以前 | 14以降へ更新かCLIを使う |
| アプリにCodexが無い | ChatGPT Classicを起動 | 新しいChatGPTアプリを入れる |
| command not found: codex | PATHが未反映 | ターミナルを開き直す |
| EACCES(npm) | 導入先の書き込み権限 | 導入先を変えるかinstall.shへ |
| 更新しても版が古い | Codexが2つ入っている | which -a codexで確認 |
codex doctorでの二重導入と版の確認
codex doctor
codex doctor は導入方法・設定・認証・Gitなどを一覧にする診断コマンドです。上のinstall.shを入れた環境で実行すると、先頭に「Codex Doctor v0.164.0 · macos-x86_64」、install methodに「standalone」、PATH entriesに「(2)」として ~/.local/bin/codex と /usr/local/bin/codex の2つが出ました。複数のパスが表示された場合は、各パスのリンク先と導入方法を確認して二重導入かを判断します。
アプリに同梱されたCodexも、CLIとは別に更新されます。2026年10月23日のアプリ(26.1016.62342)の中にある ChatGPT.app/Contents/Resources/codex-cli/bin/codex は「codex-cli 0.163.0-alpha.11.2」で、同じ日の単体CLIは0.164.0でした。公式のトラブルシューティングも、CLIで使える機能がアプリにまだ無いことがあると書いています。
フォルダへのアクセス許可とログの場所
Codexが「書類」「デスクトップ」「ダウンロード」などのフォルダを読むとき、macOSがアクセスの許可を求めるダイアログを出します。許可しないとCodexはそのフォルダを読めません。あとから変えるときは、システム設定の「プライバシーとセキュリティ」→「ファイルとフォルダ」を開きます。
アプリのログは ~/Library/Logs/com.openai.codex/YYYY/MM/DD、会話の記録は ~/.codex/sessions にあります。GitHubのIssueに添えるときは、ファイルパスや社内の情報が入っていないかを先に確かめます。
アップデートとアンインストール
アプリは自動で更新を確かめ、前述の appcast から新しい版を受け取ります。Homebrewで入れた場合は brew upgrade --cask chatgpt でも更新できます。CLIは入れたときと同じ方法で更新します。codex update もありますが、公式のコマンド解説では自己更新に対応した版だけで動きます。
# アプリ(Homebrewで入れた場合)
brew uninstall --cask chatgpt
# CLI(導入方法に対応する行だけ実行。install.sh版は末尾のrm 2行を両方実行)
brew uninstall --cask codex
npm uninstall -g @openai/codex
rm ~/.local/bin/codex ~/.local/bin/codex-code-mode-host
rm -rf ~/.codex/packages/standalone
install.shで入れた場合は、~/.zprofile の「Codex installer」で囲まれた行も消します。dmgから入れたアプリは、「アプリケーション」フォルダのChatGPT.appをゴミ箱へ移します。~/.codex の残りには設定(config.toml)、会話の記録、ログイン情報が入っており、アプリとCLIが共用します。Codexを完全にやめるときだけ消してください。
社内のMacへ配布する場合は、配布ファイルのCPUの取り違えに加えて、認証方式や読ませてよいフォルダの範囲も決めておく必要があります。一創では生成AI導入支援として、こうした社内ルールづくりから支援しています。WindowsでCodexを使う手順はWindows版Codexの使い方|アプリとCLIの違い・インストール・プロキシ設定【2026年10月】、CLIのプロキシ設定や承認モードはCodex CLIのプロキシ設定・承認モード・オプション一覧|導入とアンインストール【2026年9月】を参照してください。
よくある質問
Intel MacでもCodexを使えますか?
使えます。ChatGPTデスクトップアプリにはIntel版があり、公式要件はmacOS 14以降です。ただし ChatGPT.dmg と Codex.dmg はApple silicon専用なので、URLで入れるなら ChatGPT-latest-x64.dmg を使います。CLIにもIntel版があり、こちらはmacOS 12以降が対象です。
Codexは無料プランでも使えますか?
使えます。公式の料金ページでは、FreeプランのCodexはデスクトップアプリでの利用として、順次提供と書かれています。CLIとIDE拡張はPlus(月20ドル)以上の項目に載っています。
Codex CLIを入れるのにNode.jsは必要ですか?
install.shとHomebrewで入れる場合は不要です。npmで入れる場合だけNode.js 16以上が要ります。
CodexのAskモードはどこに行きましたか?
「Ask」は2025年のCodex cloudにあったボタンで、2026年10月時点の公式ドキュメントには記載がありません。計画だけ出させるなら /plan、書き換えを制限するなら /permissions でRead Onlyを選びます。
Codexで複数のアカウントを切り替えられますか?
CLIは codex logout してから入り直すか、環境変数 CODEX_HOME でアカウントごとにフォルダを分けます。フォルダは先に作っておき、分けるとログイン情報・設定・履歴がそれぞれ独立します。