Google Meetの「Gemini に相談」の使い方と出し方|対応プラン・日本語対応を最新情報で解説
「Gemini に相談」は、Google Meetの会議中にAIアシスタントへ質問し、会話の要約や決定事項の整理をその場で受け取れる機能です。会議画面の[Gemini に相談]から開き、参加者が2人以上になると自動で表示されます。回答は自分だけに表示され、他の参加者には共有されません。この記事では、出し方と具体的な使い方、対応するGoogle Workspaceプラン、日本語対応、表示されないときの確認までを、公式ヘルプの記載にもとづき2026年時点の情報で解説します。
まとめ:会議画面の[Gemini に相談]から起動、対象プランで日本語も利用可
先に結論です。「Gemini に相談」はGoogle Meetに組み込まれた会議AIアシスタントで、会議画面の[Gemini に相談]のテキストボックス(パソコンでは画面下部)から開きます。参加者が2人以上になると自動で表示され、自分1人だけの会議では出ません。進行中の会話の要約、途中参加時のこれまでの内容確認(自動メモ生成が有効な場合)、重要ポイント・決定事項・アクション項目のリスト化が主な機能で、質問と回答は自分にだけ見えます。
利用にはGoogle Workspaceの対象サブスクリプションが必要です。管理者向けの公式ドキュメントでは Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus が対象として案内されており、対象プランは拡大が続いています。無料のGoogleアカウントや個人向けプランは対象外です。対応言語は日本語を含む8言語で、1回の会議で同時に扱えるのは1言語のみです。具体的な手順と注意点を以下で解説します。
Gemini に相談とは:Google Meetの会議アシスタント
「Gemini に相談」(英語名 Ask Gemini)は、Google Meetの会議中に個人がAIへ質問できる非公開のアシスタントです。会議の音声をもとに、聞き逃した内容や議論の要点をその場でテキストで確認できます。会議アプリを離れて別のAIツールに切り替える必要がなく、Meetの画面内で完結する点が特徴です。
会議中にできること(要約・決定事項の抽出・途中参加のキャッチアップ)
主な用途は次の3つです。1つ目は進行中の会話のリアルタイム要約で、「今の議論を要約して」と日本語で入力すると、それまでの発言を短くまとめて返します。2つ目は重要ポイント・決定事項・アクション項目のリスト化で、「今日決まったことは?」「担当が割り振られたタスクは?」といった質問に答えます。3つ目は途中参加したときのキャッチアップで、会議で自動メモ生成(Take Notes for Me)を有効にしている場合に、それまでの議論の流れを確認できます。回答は質問した本人にだけ表示され、他の参加者には見えません。
自動メモ生成(Take Notes for Me)との違い
混同しやすいのが「自動メモ生成」との役割の違いです。「Gemini に相談」は会議中に個人が非公開で使うアシスタントで、質問への回答は自分だけが見ます。一方の自動メモ生成は、会議後に参加者と共有するメモを自動で作成する別機能です。途中参加のキャッチアップに「これまでの議論」を使いたい場合は、会議で自動メモ生成をあらかじめオンにしておく必要があります。要点の確認は「Gemini に相談」、共有用の議事メモは自動メモ生成、と使い分けると整理しやすくなります。
Gemini に相談の出し方・使い方(表示手順)
起動から質問までの流れは次のとおりです。特別な設定を毎回する必要はなく、対象プランで管理者が有効にしていれば会議中にそのまま使えます。
パソコンでの起動手順
Google Meetで会議に参加すると、会議画面に[Gemini に相談]のテキストボックスが表示されます(パソコンでは画面下部)。参加者が2人以上になると自動で開始され、オフになっている場合は「今すぐ開始」をクリックすると使えます。あとはテキストボックスに日本語で質問を入力するだけです。会議の主催者が手動でオンにすることもできます。回答は自分の画面にのみ表示されるため、要約を確認しながら会議を続けられます。
スマホ(iPhone・Android)での使い方
Google Meetの公式ヘルプにはAndroid・iPhone/iPad向けの案内もあり、モバイルアプリのメニューからGeminiに相談を開いて利用できます。移動中やメモを取りにくい場面でも、要約をテキストで追えるのが利点です。利用には最新版アプリへの更新と、対象プラン・管理者による有効化が前提です。対応プラットフォームの表記はGoogle側で更新途上のことがあるため、最新の対応状況は公式ヘルプで確認してください。デバイスごとの起動位置は、あわせてGeminiの呼び出し方|Android・iPhone・PC別の起動方法も参考になります。
日本語での質問例(要約・議事の整理)
日本語でそのまま質問できます。使いやすい例としては、「ここまでの議論を3点で要約して」「決定事項とアクションアイテムを一覧にして」「私が参加する前の議論を教えて」などがあります。会議のカレンダー予定や、閲覧権限のある資料を踏まえて回答する場面もあります。なお発言をそのまま残す逐語の全文文字起こしは「Gemini に相談」の役割ではなく、Meetの文字起こし機能や自動メモ生成を使います。要点の要約は「Gemini に相談」、逐語の記録は文字起こし、と役割を分けると確実です。
対応プランと料金:無料で使える?
「Gemini に相談」は無料では使えません。利用にはGoogle Workspaceの対象サブスクリプションが必要です。無料のGoogleアカウント(@gmail.com)やWorkspace Individualなどの個人向けプランは対象外です。管理者向けの公式ドキュメントでは、以下の表のプランが対象として案内されています。自社の契約プラン名を下の表と照らし合わせてください。Geminiが使えるプランは順次拡大しているため、自社の契約が対象かどうかは管理コンソールのサブスクリプション情報か公式ヘルプで確認してください。
| 区分 | プラン例 | Gemini に相談 |
|---|---|---|
| 個人・無料 | 無料Googleアカウント/Individual | 対象外 |
| ビジネス | Business Plus | 対象(公式案内) |
| エンタープライズ | Enterprise Standard/Enterprise Plus | 対象(公式案内) |
対象プランを契約していても、管理者が機能をオフにしている場合は使えません。自社で使えない場合は、契約プランと管理者設定の両方を確認するのが近道です。
「Gemini に相談」が表示されない・出てこないときの確認
ボタンが出てこないときは、次の点を上から順に確認すると原因を切り分けられます。管理者が機能を有効化した直後は、組織への反映まで最大24時間かかることがあります。
- 参加者が自分1人だけ:2人以上になると自動で表示されます。1人のテスト会議では出ません。
- 対象プランでない:無料・個人向けプランは対象外です。契約プランを確認します。
- 管理者がオフにしている:組織の管理者が機能を無効化していると使えません。
- スマート機能がオフ:Meetのスマート機能(smart features)が無効だと利用できません。
- ブレイクアウトセッション中:ブレイクアウトルームでは利用できません。メインの会議に戻って確認します。
- アプリ・ブラウザが古い:Meetアプリやブラウザを最新版に更新します。
これらを確認しても表示されない場合は、管理者設定の反映に時間がかかっている可能性があります。設定変更は通常すぐ反映されますが、最大で24時間ほどかかることがあります。
管理者向けの設定と利用上の注意(プライバシー・制約)
組織で使う際は、管理者による有効化とプライバシーの扱いを押さえておくと運用がスムーズです。ここは競合記事で触れられにくい実務的なポイントです。
管理者のオン/オフ設定
管理者はGoogle Admin コンソールの「アプリ > Google Workspace > Google Meet > Geminiの設定」からオン/オフを切り替えます。対象プランでは既定で有効になっており、管理者が無効にしない限り利用できます。組織部門(OU)単位や設定グループ単位でも制御でき、グループの設定は組織部門の設定を上書きします。特定の部署だけ有効化する、といった運用も可能です。変更は通常すぐ反映されますが、最大24時間かかる場合があります。
プライバシーと制約
プライバシー面では、質問と回答は本人だけに表示され、他の参加者やホストには共有されません。会議の終了後に字幕データが保存されることはなく、この機能によって会議が録画されることもありません。制約としては、ブレイクアウトセッションでは利用できないこと、外部の参加者がいる会議では同意が必要になる場合があること、複数の言語が同時に話される会議には対応していないことが挙げられます。日本語と英語が入り混じる会議では、会議の主要言語を1つに決めておくと要約の精度が安定します。
Gemini に相談のよくある質問
Gemini に相談の出し方は?表示されないのはなぜ?
会議画面の[Gemini に相談]のテキストボックス(パソコンでは画面下部)をクリックすると使えます。表示されない主な原因は、参加者が自分1人だけ(2人以上で自動表示)、対象プランでない、管理者がオフにしている、スマート機能がオフ、ブレイクアウトセッション中、アプリやブラウザが古い、の6点です。順に確認すると切り分けられます。
Gemini に相談は無料で使えますか?対応プランは?
無料では使えません。Google Workspaceの対象サブスクリプションが必要で、管理者向けの公式ドキュメントでは Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus が対象として案内されています。対象プランは拡大が続いているため、自社が対象かは管理コンソールのサブスクリプション情報で確認してください。無料のGoogleアカウントや個人向けプランは対象外です。
Gemini に相談で何ができますか?
会話の要約、決定事項・アクション項目の整理、途中参加時のキャッチアップができます(詳しくは本文「Gemini に相談とは」を参照)。「今の議論を要約して」のように日本語で質問でき、回答は自分にだけ表示されます。回答は誤りを含むことがあるため、重要な決定事項は人の目で確認してください。
Gemini に相談は日本語に対応していますか?
対応しています。対応言語は日本語を含む8言語(英語・日本語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語)です。ただし1回の会議で同時に扱えるのは1言語のみで、会議の主要言語にAIが合わせます。複数の言語が同時に話される会議には対応していないため、日本語と英語が混在する会議では精度が落ちることがあります。
スマホのGoogle Meetでも使えますか?
使えます。iPhone・Android・タブレットのGoogle MeetアプリでもGeminiのタブから利用できます。利用には最新版アプリへの更新と、対象プラン・管理者による有効化が前提です。移動中で音声が聞き取りにくい場面でも、要約をテキストで追える点が便利です。
Gemini に相談で全文の文字起こし(逐語の議事録)はできますか?
「Gemini に相談」は要点の要約やQ&Aが中心で、発言をそのまま残す逐語の文字起こし用ではありません。全文の文字起こしや共有用のメモが必要な場合は、Google Meetの文字起こし機能や自動メモ生成(Take Notes for Me)を併用します。要約は「Gemini に相談」、逐語記録は文字起こし機能、共有メモは自動メモ生成、と役割を分けると確実です。