Nano Banana(ナノバナナ)は、Googleが2025年8月26日に発表した画像生成・編集モデル「Gemini 2.5 Flash Image」(モデルID gemini-2.5-flash-image)の呼び名です。人物や商品の見た目を保ったまま、背景や構図を変えられる編集力で話題になりました。2026年10月には状況が2つ動いています。Gemini APIの非推奨一覧で初代の終了日が2026年10月2日から2027年3月15日へ書き換わり、10月6日には後継の改良版Nano Banana 2.1が正式公開されました。この記事では、初代が何だったのか、いつまで使えるのか、どのモデルへどう移るのかを、Googleの公式ドキュメントで確かめた内容で整理します。後継のNano Banana 2系の仕様はNano Banana 2(Gemini 3.1 Flash Image)の解説で扱います。
まとめ:初代Nano Bananaの現在地と移行の要点
- Nano Bananaの正体はGemini 2.5 Flash Image。2025年8月26日にプレビュー版、2025年10月2日に正式版が公開された。
- Gemini APIの最短終了日は2027年3月15日で、Vertex AIの廃止予定日も同日。Gemini APIは当初2026年10月2日だったが、非推奨一覧が書き換わった。ただし料金ページの警告は旧日付のまま残っている。
- Geminiアプリで画像を作ると、使われるのはNano Banana 2かNano Banana 2 Lite。ヘルプが案内するモデルに初代は含まれない。
- 移行先は2択。単発の生成を速く安く回すならNano Banana 2 Lite、複数画像の合成や会話での連続編集を使っていたならNano Banana 2.1。1K画像の出力料金はどちらも1枚0.0336ドル。
- Nano Banana 2(
gemini-3.1-flash-image)は2026年10月6日に非推奨になった。これから移るなら2.1を選ぶ。
Nano Bananaの正体:Gemini 2.5 Flash Imageと名前の由来
Googleの開発者ブログは、2025年8月26日の発表記事で「Gemini 2.5 Flash Image (aka nano-banana)」と書いています。nano-bananaは、モデルを匿名で比べる評価サイトLMArenaに、正式発表前の2025年8月上旬に出したときのコードネームです。2026年1月の公式ブログ「How Nano Banana got its name」によると、午前2時30分に提出を促す連絡を受けたプロダクトマネージャーが、冗談半分で提案した名前です。これが話題になり、Googleは正式な愛称として使い続けることにしました。発表時点の料金は1枚0.039ドル(出力100万トークンあたり30ドル・1枚1,290トークン)で、提供経路は開発者向けのGemini APIとGoogle AI Studio、企業向けのVertex AIの3つでした。
「ナノバナナとジェミニの違い」で迷う人は多いのですが、両者は別製品ではありません。Geminiは会話AIのアプリ名であり、モデル群全体の名前でもあります。Nano Bananaはその中で画像の生成と編集を担うモデルの愛称です。2026年10月25日時点のGemini APIの非推奨モデル一覧は、次の5モデルを「Nano Banana models」としてまとめています。
| 呼び名 | モデルID | 正式版の公開 | Gemini APIでの状態 |
|---|---|---|---|
| Nano Banana(初代) | gemini-2.5-flash-image | 2025年10月2日 | 終了日2027年3月15日 |
| Nano Banana Pro | gemini-3-pro-image | 2026年5月28日 | 提供中 |
| Nano Banana 2 | gemini-3.1-flash-image | 2026年5月28日 | 非推奨(終了日は未定) |
| Nano Banana 2 Lite | gemini-3.1-flash-lite-image | 2026年6月30日 | 提供中 |
| Nano Banana 2.1 | gemini-nano-banana-2.1 | 2026年10月6日 | 提供中 |
2.1だけはモデルIDの形が違い、「gemini-3.x」ではなく愛称をそのまま使った gemini-nano-banana-2.1 です。この記事で「初代」と書いたときは、Gemini 2.5 Flash Imageだけを指します。
初代Nano Bananaの特徴:得意だった編集と仕様の上限
発表記事が挙げた機能は4つです。複数の画像を1枚に合成する、同じ人物やキャラクターの見た目を保つ、自然言語で指定した部分だけを変える、Geminiの世界知識を使って生成・編集する。前の世代のGemini 2.0 Flashの画像生成にあった速さと安さを残したまま、画質と編集の制御を引き上げたモデルという位置づけでした。商品を別の場面に置く、同じキャラクターを別の環境に置くといった、シリーズ素材づくりに向く一貫性が売りです。ただし保持の精度は出力ごとに差があるので、納品前に顔立ちや商品の形状を目で確かめる工程は外せません。
初代のモデルページが示す仕様は次のとおりです。
- 入出力:入力は画像とテキスト、出力は画像とテキスト。入力の上限は65,536トークン、出力の上限は32,768トークン。
- 対応している機能:画像生成とBatch APIの2つ。
- 対応していない機能:思考(Thinking)、Google検索によるグラウンディング、関数呼び出し、構造化出力、コード実行、URLコンテキスト、Live APIなど。
- 解像度は1024px級で固定:アスペクト比は10種類から選べるが、どの比率でも出力は1,290トークンで、2K・4K出力は無い。
- 参照画像は3枚以内が推奨:画像生成ガイドの制限事項は「gemini-2.5-flash-image works best with up to 3 images as input」としている。2025年11月4日には入力画像1枚あたりのトークン数が1,290から258に下がり、編集の費用が安くなった。
初代は2K・4K出力に対応していません。文字入りの画像やロゴの生成は、Googleが初代向けに出したプロンプトの解説記事にも利用例があります。ただし同じ記事は、複雑な文字表現や、複数の画像にまたがるキャラクターの一貫性には、追加の指示で直す手間がかかる場合があると認めています。移行先を選ぶときは、自分がどの用途で使っていたかが判断材料になります。
初代Nano Bananaはいつまで使えるか:終了日の変更と食い違い
2026年10月4日の時点では、Gemini APIとVertex AIで終了日が5か月以上ずれていました。10月25日時点では、どちらも2027年3月15日にそろっています。
Gemini API:非推奨一覧は2027年3月15日、料金ページは2026年10月2日
Gemini APIの非推奨モデル一覧(2026年10月22日更新)は、gemini-2.5-flash-image の終了日(Shutdown date)を2027年3月15日、置き換え先を gemini-3.1-flash-lite-image としています。10月4日に確認したときは終了日が2026年10月2日で、置き換え先の欄も停止済みのプレビュー版 gemini-3.1-flash-image-preview を指していました。どちらも書き換わっています。
一方で、公式ページの記述は食い違ったままです。料金ページには、10月25日時点でも「deprecated and will be shut down on October 2, 2026」という警告が残っています。リリースノートにも、終了日を延ばしたという告知は見当たりません。モデル一覧では、初代は「Nano Banana」として掲載されたままで、「Shut down」の表示もありません。
非推奨一覧の注記は、一覧の日付を「the earliest possible dates on which a model might be retired」、つまりモデルが終了しうる最も早い日だとしています。2026年10月2日を過ぎた今も止まっていないからといって、使い続けてよいとは読めません。2027年3月15日を最短の停止日として、移行を年内に済ませる計画を立ててください。
Vertex AI(Gemini Enterprise Agent Platform):2027年3月15日まで
Google Cloudの「Model versions and lifecycle」の画像モデル表でも、gemini-2.5-flash-image の廃止日(Retirement date)は2027年3月15日、置き換え先は gemini-3.1-flash-lite-image です。こちらはもとはGemini APIと同じ2026年10月2日で、2026年9月のGoogle Cloudリリースノートで「extended from October 2, 2026」として延長されました。Vertex AIは2026年4月のGoogle Cloud Next 2026でGemini Enterprise Agent Platformへ改称されましたが、APIのエンドポイントはそのまま使えます。改称の経緯と料金体系はVertex AIの機能と料金の解説にまとめています。
自社のコードがどちらの経路で呼んでいるかは、送信先のホスト名でわかります。generativelanguage.googleapis.com ならGemini API(AI Studioで発行したAPIキー)、aiplatform.googleapis.com ならVertex AIです。期限が同じになったいまも、どちらの告知を追えばよいかを決めるために、経路は先に確かめておきます。
Geminiアプリ:画像生成はNano Banana 2へ移行済み
Geminiアプリのヘルプ「Generate & edit images with Gemini Apps」は、画像生成のモデルを次のように説明しています。モデルをFlashかProにしていればNano Banana 2、Flash-LiteにしていればNano Banana 2 Liteが使われます。Google AIプランがあれば、モデルをProにしたときにNano Banana Proも使えます。生成した画像のメニューから「Redo with Pro」を選んで、Nano Banana Proで作り直すこともできます。10月25日時点のこのヘルプに、初代と2.1は出てきません。アプリで「ナノバナナ」と言うとき、指しているのはもうNano Banana 2です。
移行先の選び方:Nano Banana 2.1と2 Liteの使い分け
画像生成ガイドは、初代の利用者にNano Banana 2 Liteへの移行を推奨しています。ただしLiteについては「Not optimized for multiple reference inputs or multi-turn sequential editing」と書いており、初代が得意だった使い方の一部を対象外にしています。そこを補うのがNano Banana 2.1です。ガイドは2.1を画像生成と会話での編集の主力モデルと位置づけ、Nano Banana 2を「previous-generation」と呼んで、新しい開発には2.1を勧めています。
| 項目 | 初代(2.5 Flash Image) | 2 Lite | 2.1 |
|---|---|---|---|
| 1K画像1枚(標準) | 0.039ドル | 0.0336ドル | 0.0336ドル |
| 1K画像1枚(Batch) | 0.0195ドル | 0.0168ドル | 0.0168ドル |
| 入力100万トークン | 0.30ドル | 0.25ドル | 1.50ドル |
| 出力解像度 | 1024px級のみ | 1Kのみ | 1K・2K・4K |
| 参照画像の目安 | 3枚まで | 物体14枚 | 物体10枚+人物4人 |
| 複数参照・連続編集 | 得意 | 最適化の対象外 | 得意 |
| 思考・検索グラウンディング | どちらも非対応 | 思考のみ対応 | どちらも対応 |
料金は料金ページ、仕様は各モデルページの記載です。1K画像の出力料金は2.1とLiteで同じですが、入力単価に加え、テキスト・思考出力の単価も異なります。2.1の入力単価はLiteの6倍なので、参照画像を何枚も渡す編集や長いプロンプトでは、2.1の総額が上がります。判断の基準は、初代をどう使っていたかです。
- テキストから1枚ずつ大量に作っていた:Nano Banana 2 Liteへ移る。1枚あたりの出力費用は初代より約14%下がり、Googleの推奨もこちら。
- 人物の写真を何枚も渡して合成していた/会話で何度も直していた:Nano Banana 2.1へ移る。ガイドは2.1の改善点に、会話を重ねたときのキャラクターの一貫性を挙げている。
- 画像内の文字やロゴが崩れて困っていた、2K以上が欲しかった:Nano Banana 2.1を選ぶ。Liteは1Kしか出せない。
- すでにNano Banana 2へ移した:2026年10月6日のリリースノートで
gemini-3.1-flash-imageは非推奨になり、移行先に2.1が指定された。終了日は未定だが、次の書き換えは2.1にする。2.1の1K画像は0.0336ドルで、Nano Banana 2の0.067ドルの約半額になる。
やってはいけないのは、推奨されているからと連続編集のワークフローをLiteへ切り替え、本番で品質が落ちてから気づくことです。移行前に、本番で使っているプロンプトと参照画像の組み合わせを10件ほど両モデルで流し、出力を比べてから決めてください。Nano Banana 2系の詳しい仕様はNano Banana 2のGA版モデルIDと料金の解説、Liteの速度と制約はNano Banana 2 Liteとは?の記事を参照してください。
移行コードの差分:モデルIDと画像設定の書き換え
公式ドキュメントのサンプルは、2026年6月に正式版となったInteractions APIに切り替わっています。ただしInteractions APIのページは、従来のgenerateContentを「legacy」としながらも「remains fully supported」と明記しています。さらに同じページは、Batch APIがまだInteractions APIで使えない機能だとしています。Batchの半額単価で大量に生成している場合は、generateContentのまま移行するのが現実的です。
generateContentで書いた既存コードなら、まずモデルIDを差し替えます。Python SDK(google-genai)の例です。画像が返らなかったときに理由を表示して止まるよう、応答の中身を確かめてから保存しています。
from google import genai
from google.genai import types
client = genai.Client() # 環境変数 GEMINI_API_KEY を読む
response = client.models.generate_content(
model="gemini-nano-banana-2.1", # 旧: "gemini-2.5-flash-image"
contents="白い背景に置いた赤いマグカップの商品写真",
config=types.GenerateContentConfig(
response_modalities=["IMAGE"],
image_config=types.ImageConfig(aspect_ratio="16:9", image_size="1K"),
),
)
candidate = response.candidates[0] if response.candidates else None
parts = candidate.content.parts if candidate and candidate.content else None
images = [p.inline_data.data for p in parts or [] if p.inline_data]
if not images:
reason = candidate.finish_reason if candidate else response.prompt_feedback
raise RuntimeError(f"画像が返りませんでした: {reason}")
with open("mug.png", "wb") as f:
f.write(images[0])
2026年10月23日公開のgoogle-genai 2.33.0(Python 3.12)で、このコードを手元の模擬サーバーに向けて動かしました。リクエストは v1beta/models/gemini-nano-banana-2.1:generateContent へ、imageConfig に aspectRatio と imageSize を入れた形で送られます。安全フィルタで止められた応答(IMAGE_SAFETY)を返すと、例外で止まりました。確かめたのは送信内容と応答処理までで、実際の画像の出来は自分のAPIキーで数件流して確認してください。書き換えでは次の3点に気をつけます。
image_sizeは大文字のKで書く:ガイドは1K・2K・4Kのように大文字を求め、1kのような小文字は拒否されると書いている。- Liteは1Kしか出せない:
gemini-3.1-flash-lite-imageに2Kを渡す設計にしない。初代にはimage_sizeの指定が無かったので、既存コードに足すときはモデルごとに値を分ける。 - 費用の試算をやり直す:2.1とLiteの1K画像は1枚1,120トークンで、出力単価は100万トークンあたり30ドル。初代の1,290トークンとは計算の前提が違う。
モデルIDを設定ファイルや環境変数に出しておくと、次に置き換えが来たときもコードを触らずに済みます。Nano Bananaでは2026年だけでも、6月25日にNano Banana 2のプレビュー版が停止し、10月6日には正式版のNano Banana 2が非推奨になりました。社内システムに画像生成を組み込む設計から相談したい場合は、当社のAPI開発・システム連携でも支援しています。Gemini API全体の始め方と料金はGemini APIの解説にまとめています。
プロンプトの書き換え:移行で変わる点と変わらない点
画像生成ガイドの「Prompting guide and strategies」は、モデルごとに分かれていません。場面を具体的に描写する(Be hyper-specific)、画像の目的を伝える(Provide context and intent)、会話で少しずつ直す(Iterate and refine)、「車なし」と否定で書く代わりに「車の往来がなく、がらんとした通り」のように望む場面を肯定形で描写する、といった原則はNano Bananaの全モデルに共通です。初代向けに書いたプロンプトは、基本的にそのまま流せます。
書き換えが要るのは、モデルの上限に合わせて組んでいた部分です。
- 参照画像の分割:初代は3枚までが目安だったので、4枚以上の素材を何回かに分けて合成していた手順は、2.1なら1回にまとめられる。
- 文字入りの画像:ガイドは、先に文章を作らせてから、その文章入りの画像を頼む順番を勧めている。文字の描画が改善された2.1でも、この2段構えは有効。
- 枚数の指定:ガイドの制限事項は、指定した出力枚数にモデルが常に従うわけではないとしている。「4枚出して」に頼らず、1枚ずつリクエストする作りのほうが確実。
料金と無料で使える範囲:アプリとAPIの違い
「ナノバナナは無料か」の答えは、アプリかAPIかで分かれます。
Geminiアプリは、Googleアカウントがあれば無料でも画像を作れます。ただし上限があります。ヘルプ「Gemini Apps limits & upgrades」によると、上限は計算量ベースで、5時間ごとに回復し、週単位の上限もあります。画像などのメディア生成は消費が大きい機能に挙げられています。固定の「1日◯枚」は公表されていません。有料プランの上限は、Google AI Plusが標準の2倍、Proが4倍です。ダウンロードできる解像度は、Google AIプランなしで1K、プランありで2Kです。個人アカウントで画像を生成するには13歳以上、画像の編集には18歳以上である必要があります。
「無料はいつまでか」については、ヘルプに無料利用の終了時期の記載はありません。書かれているのは、混雑時には無料の利用者から先に制限されうるという条件です。
APIには、画像モデルの無料枠がありません。料金表のFree Tier欄は、初代・2 Lite・2.1のいずれも「Not available」です。前の章の表は画像出力部分の料金で、総額には入力トークンや、発生したテキスト・思考出力の料金も加わります。為替を1ドル150円で換算すると、初代の0.039ドルは約5.9円、2.1とLiteの0.0336ドルは約5円です。
公式の入口と非公式サイトの見分け方
「ナノバナナ」で検索すると、nanobanana.im、nanobanana.io、nanobananapro.org のように、名前にNano Bananaを含むサイトが上位に並びます。これらはGoogleのドメインではありません。Googleの公式ヘルプや料金表の対象外で、利用規約、料金、アップロードした写真の扱いは、それぞれのサイトの運営者が決めたものになります。
Googleが提供するNano Bananaの入口は、次の4つです。
- Geminiアプリ:gemini.google.com とスマートフォンのGeminiアプリ
- Google AI Studio:aistudio.google.com(試作とAPIキーの発行)
- Gemini API:ai.google.dev のドキュメントに従ってコードから呼ぶ
- Vertex AI:Google Cloudコンソールから利用する(企業向け)
自分や家族の顔写真、社外秘の商品写真を扱う場合は、公式サービスでも契約区分とデータ利用条件を確認してください。料金表の「Used to improve our products」欄は、無料枠のあるモデルではFree Tierが「Yes」、Paid Tierが「No」です。Gemini API追加規約も、無償サービスに機密情報や個人情報を送信しないよう求めています。名前が同じでも、データの扱いまで同じとは限りません。
商用利用・SynthID透かし・禁止用途
Gemini APIの画像生成ガイドは、生成したすべての画像にSynthIDの電子透かしが入ると明記しています。目には見えない透かしで、AIが生成・編集した画像だと後から判別できるようにするための仕組みです。生成画像を広告やWebサイトに使う場合も、この透かしは残る前提で運用します。Vertex AI経由で生成・編集した画像には、来歴を示すC2PA規格のContent Credentialsも付きます。Google Cloudのドキュメントは、gemini-2.5-flash-image やNano Banana 2を含む対象モデルの出力に、Google LLCが自動でデジタル署名すると説明しています。ただし、透かしや来歴情報が検出されないことだけで、AI生成ではないと断定することはできません。
商用利用では、利用経路ごとの規約と禁止用途ポリシーを確認します。Gemini API追加利用規約は、Googleが生成物の所有権を主張しない一方、生成物の利用と法令遵守は利用者の責任としています。Generative AI Prohibited Use Policy(生成AIの禁止用途ポリシー)は、同意のない性的画像(non-consensual intimate imagery)の生成・配布を、児童の性的搾取や暴力的過激主義と並べて禁じています。実在する人物の写真を本人の同意なく性的な姿に加工する使い方は、このポリシーに違反します。公開すれば、肖像権やプライバシーの侵害を問われるおそれもあります。当社はこの種の加工を目的とした手順やプロンプトを扱いません。人物の写真を編集するときは、本人の同意を得た素材だけを使ってください。生成画像を悪用した詐欺の手口と検知の考え方はディープフェイク詐欺の手口と防御の解説で取り上げています。
他社の画像生成AIと比べるなら、OpenAIの対抗モデルはGPT Image 2の使い方と料金、作風重視のMidjourneyや手元で動かせるStable Diffusionとの違いはMidjourneyとStable Diffusionの比較で整理しています。
よくある質問
ナノバナナとは結局何ですか?
Googleの画像生成・編集モデルの愛称です。初代はGemini 2.5 Flash Image(gemini-2.5-flash-image)を指し、2025年8月26日に発表されました。現在はNano Banana 2、2 Lite、2.1、Proを含むモデル群全体の呼び名としても使われています。
初代のNano Bananaは今も使えますか?
Gemini APIの最短終了日は2027年3月15日で、Vertex AIの廃止予定日も同日です。Gemini APIは当初2026年10月2日でしたが、非推奨一覧の日付が書き換わりました。一覧の注記どおりならこの日より前には止まりませんが、この日に止まる可能性はあるので、それまでに移行を済ませてください。Geminiアプリのヘルプが案内する画像モデルはNano Banana 2、2 Lite、Proで、初代は含まれていません。
ナノバナナは無料で使えますか?1日何枚まで作れますか?
Geminiアプリなら無料でも生成できます。ただし固定の「1日◯枚」は公表されていません。上限は計算量ベースで、5時間ごとに回復し、週単位の上限もあります。Google AIプランに入ると上限が広がります。この記事で比較したAPI画像モデルには無料枠がなく、画像出力に加えて入力やテキスト・思考出力のトークン量に応じて課金されます。
ナノバナナとジェミニ(Gemini)の違いは何ですか?
Geminiは会話AIのアプリ名であり、モデル群全体の名前でもあります。Nano Bananaは、その中で画像の生成と編集を担うモデルの愛称です。Geminiアプリで画像を頼むと、裏でNano Bananaのモデルが動きます。
Nano Banana 2.1は初代と何が違いますか?
Nano Banana 2.1(gemini-nano-banana-2.1)は、2026年10月6日に正式公開されたNano Banana 2の改良版です。1K・2K・4K出力、思考、Google検索によるグラウンディング、物体10枚と人物4人までの参照画像に対応します。1K画像の出力料金は1枚0.0336ドルで、初代の0.039ドルより安くなっています。
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