Copilotの新しいデザインは、Microsoftが2026年5月28日(米国時間)にMicrosoft 365 公式ブログで発表した、Microsoft 365 Copilotの画面と操作の作り直しです。Copilotアプリでは入力欄が「タスク対応ワークスペース」になり、WordとExcelとPowerPointではCopilotの入口が文書の隅のボタン1つにまとまりました。Web版とデスクトップ版は2026年6月に一般提供(GA)となり、OutlookとTeamsの中のCopilotも同じチャット中心のデザインへ2026年10月に切り替わる予定です。8月以降はアプリ名が「Microsoft Copilot」へ変わり、アイコンとURLも切り替わっています。この記事では、変わった画面と操作、公表された数値の測り方、提供時期を公式情報で確認します。
まとめ:Copilotの新しいデザインの変更点
- Copilotアプリの入力欄が広がり、貼り付けた文章の構造や書式を保ったまま指示を書けるようになった。入力欄の下には作業に応じたツールが出る
- WorkタブとWebタブは廃止され、職場データを参照するかどうかを決める「Work IQ」ボタン1つになった
- Word・Excel・PowerPointの入口は「Dynamic Action Button」に統一された。ショートカットはWindowsがAlt+C、MacがCmd+Control+I、全環境でF6。邪魔ならドックかリボンへ移せる
- OutlookとTeamsのCopilotも、Work IQの切り替えと「タスク」ビューを持つチャット中心のデザインになる。GAは当初の9月から2026年10月へずれた
- 公表された「ロード時間50%超短縮」「利用率27〜43%増」は測定条件が限られた数字で、Word・Excel・PowerPointの利用率は5日間の前後比較
- 8月中旬からは名称が「Microsoft Copilot」になり、URLはcopilot.cloud.microsoftへ移行。10月下旬からはAgentsボタンがPluginsボタンに置き換わる。旧デザインへ戻す設定は告知に無い
料金やライセンスの全体像はMicrosoft 365 Copilotの料金・無料版との違いで扱っています。
2026年5月28日の発表内容と対象範囲
発表したのは、Microsoft 365のChief Design OfficerであるJon Friedman氏です。対象はCopilotアプリ単体と、Word・Excel・PowerPoint・Outlookの中で動くCopilotの両方です。ブログは刷新の狙いを「意図から成果へ(intention to outcome)」と表現し、AIを既存のツールに重ねることが目的ではないと書いています。
ブログは、AI時代に最も設計すべきなのは画面ではなく「出力」だとして、回答の語調・構成・読みやすさ・信頼性までをデザインの対象にしています。
ブログはDesigner・Researcher・Word・Excel・PowerPointといった用途別のエージェントを挙げ、Copilotが単一文書のプロンプトに答える道具から、アプリの中で操作まで行う体験へ移ったため、入口から操作モデルまで土台を作り直したと説明しています。Word・Excel・PowerPointのエージェント機能が発表された経緯はCopilot Wave 3の発表内容で整理しています。
Copilotアプリの画面で変わった4か所
入力欄のタスク対応ワークスペース化と書式の保持
従来の固定されたテキストボックス(prompt line)は、入力内容に応じて広がる作業領域になりました。公式ブログによると、入力欄は画面いっぱいまで拡張でき、貼り付けた内容の構造を保ったまま、送信前にインラインで書式を付けられます。入力欄の下には、そのタスクに合うツールや操作が表示されます。
長い議事メモや表を貼って「この内容から報告書の骨子を作って」と頼むような使い方では、見出しや箇条書きが崩れずに渡せる点が実務上の違いです。
左ナビゲーションの開閉とピン留め・セッション再開
左側のナビゲーションは開閉式になり、エージェント・会話・履歴の置き場所として整理されました。あわせて、アプリ全体で共通のピン留めの仕組み(shared pinning system)が入り、過去のセッションを呼び戻すための領域も広がっています。サポート記事「Get started with the Microsoft Copilot app」は、ナビゲーションに並ぶ項目をチャット・ライブラリ・エージェント・検索・Coworkなどと挙げ、よく使うエージェント・アプリ・チャットをピン留めできると説明しています。作業を中断して翌日に再開するときの戻り道を短くする変更です。
WorkタブとWebタブからWork IQボタンへの置き換え
Microsoftのサポート記事「What information does Copilot use to answer my prompt」は、別々だったWorkタブとWebタブが「Work IQ」ボタンに置き換えられたと明記しています。ボタンはMicrosoft CopilotアプリのChat画面の左上にあり、Microsoft 365 Copilotのアドオンライセンスがあれば既定でオンです。
| Work IQの状態 | Copilotが参照する情報 |
|---|---|
| オン(既定) | メール・ファイル・チャット・会議などの職場データ+添付+Web |
| オフ | 添付した内容+公開Web情報+ユーザープロファイル |
旧UIのように「Webだけで答えさせる」専用タブは無くなったため、社内データを混ぜたくない質問ではWork IQをオフにしてから送る、という操作に変わります。オンのときも参照できるのは本人がアクセス権を持つデータだけで、組織のセキュリティ設定がそのまま適用されます。Work IQそのものは2025年11月のIgniteで発表された仕組みで、背景はMicrosoft Ignite 2025の発表まとめで整理しています。
回答の出方:短い回答から構造と次の一手を足す段階的開示
新デザインは「プログレッシブディスクロージャー(段階的開示)」という設計原則を、画面だけでなく回答にも当てはめています。Copilotはまず読みやすい回答を返し、利用者が詰めていくにつれて、見やすくなる場合だけ書式を付け、作業を深める場合だけ推奨プロンプトを出し、先へ進める場合だけフォローアップの操作を出します。
回答の深さはWork IQが作業に合わせて変え、速い応答で足りる場面と深い推論が要る場面を使い分けます。ブログは、深い推論の側で利用者がAIモデルを選べることにも触れています。
Word・Excel・PowerPointのCopilot入口(Dynamic Action Button)
アプリ内で最も目に見える変化は入口です。Microsoftのサポート記事「The Copilot Dynamic Action Button in Word, Excel, and PowerPoint」によると、Word・Excel・PowerPointではCopilotを開く方法が、文書の隅に固定された「Copilot Dynamic Action Button」1つに統合されました。押すと右側のチャットペインでWord・Excel・PowerPointのエージェントが開きます。同記事は「Copilotの機能は変わっていない。変わったのはたどり着き方だけ」と説明しています。
ボタンが表示されるのは、Microsoft 365 Personal・Family・Premiumのサブスクリプションか、Copilotのライセンスでアクセス権がある利用者だけです。Outlookはこのボタンの対象外で、後述するOutlook側の刷新が別に進んでいます。ペインを開かずに段落・セル・スライドの上から呼び出すこともでき、ブログはこれを「キャンバスとチャットを行き来する継続的なループ」と表現しています。
キーボードショートカット:Alt+C・Cmd+Control+I・F6
| 環境 | ショートカット | 動作 |
|---|---|---|
| Windows(デスクトップ・Web) | Alt + C | ボタンへ移動。ペインが開いていれば入力欄へ |
| Mac(デスクトップ・Web) | Cmd + Control + I | ボタンへ移動 |
| 全環境 | F6 | ボタンへ移動 |
以前のAlt+H、F、XでCopilotペインを開いていた場合は、F6に置き換えられます。Alt+CとCmd+Control+Iはアプリと言語ごとに順次展開されているため、使えない環境でもF6は動きます。ボタンにフォーカスがある状態で上矢印キーを押すと、推奨プロンプトを順に選べます。
ボタンが邪魔なときのドック・リボンへの移動・オフ
「ExcelでCopilotのボタンがセルに重なって邪魔になる」と感じた場合、ボタンを消さずに逃がす方法が2つ用意されています。
- ドック:ボタンを右クリックして「Dock」を選ぶか、文書の横へドラッグする。作業セッションの間は小さなアイコンのまま残る
- リボンへ移動:ボタンを右クリックして「Move to ribbon」を選ぶ。WindowsとmacOSではアプリごとに次回以降も記憶され、Webはそのセッションだけ有効
- オフ:個人のMicrosoftアカウントの場合に限り、アプリ設定の「Enable Copilot」のチェックを外すと入口が非表示になる
リボンへの移動は、WindowsがBuild 16.0.20129.15140以降、macOSがBuild 16.109.525.2以降で使えます。Webで選択を次回以降も記憶する機能は「近日提供(coming soon)」の扱いです。オフの手順が案内されているのは個人アカウントだけで、職場アカウントについて同記事が挙げる組織側の設定は、Copilot ChatをMicrosoft 365アプリにピン留めするかどうかの管理者設定です。
Copilotボタン上の入力欄の展開予定(MC1470885・2026年9〜12月)
入口の変更はまだ続いています。2026年9月11日公開のMessage Center告知MC1470885によると、Word・Excel・PowerPointのCopilotボタンに直接プロンプトを入力する欄が付きます。ペインを開かずに入力や音声入力ができ、WordとPowerPointでは内容を選択すると文脈に応じた入力欄が出ます。展開は2026年9月に始まり、12月末までに完了する予定です。既存のCopilotの管理設定はそのまま適用されますが、この入力欄だけを止める管理者設定はありません。
OutlookとTeamsのCopilotのチャット中心デザイン(MC1458470・MC1458472)
5月の発表とは別に、OutlookとTeamsのCopilotについても、チャット中心のデザインへの更新が告知されています。2026年8月21日公開のMC1458470(Outlook)とMC1458472(Teams)によると、両アプリのCopilotは「簡素化したチャット中心のデザイン」になり、全画面のCopilotとサイドペインの両方が対象です。
- ナビゲーションの簡素化とチャットのレイアウト更新(Teamsではエージェントの探しやすさも改善)
- Copilotが職場データを参照するかを切り替えるWork IQのコントロール
- 全画面版だけに付く「タスク」ビュー。エージェントの動作や予約チャット(scheduled chats)など時間のかかる処理の状況を確認できる
GAは当初2026年9月とされていましたが、9月29日の更新で「2026年10月(以前は9月)」へずれています。変更は既定で有効になり、有効化の操作は不要です。告知は管理者に、利用者への事前周知と、社内の手順書・研修資料・ヘルプデスク資料の更新を勧めています。Copilotアプリで先にWork IQボタンへ慣れた利用者でも、Outlookのサイドペインで同じ切り替えが出てくるのは10月以降になる点を押さえておくと、問い合わせに答えやすくなります。
なお、Teamsのチャット一覧からCopilotの入口を外す計画(MC1477999、2026年9月23日公開)は、10月8日の更新で「この変更は進めない」として中止されました。Teamsのチャット一覧のCopilotは引き続き残ります。
モバイルアプリのチャット中心デザイン(MC1266021)
iOSとAndroidのMicrosoft 365 Copilotアプリは、Message Center告知MC1266021で「チャット中心(chat-first)」のデザインへ更新されました。告知に書かれた変更点は次のとおりです。
- 書式付きテキストに対応した入力欄と、コピー・再表示・引用元を見やすくした回答レイアウト
- プロフィールと設定の入口を1つに統合し、チャット検索をナビゲーションメニューへ移動
- 作成機能(Create)とNotebooksをオーバーフローメニューへ移し、チャット設定をアプリ設定へ統合
- 音声操作の画面の刷新
新UIは全ユーザーで既定オンになり、既存のワークフローは削除・変更されません。「前の画面にあったボタンが見当たらない」ときは、まずオーバーフローメニューと設定を探すのが近道です。Copilotライセンスを持つ利用者と持たないCopilot Chat利用者の両方が対象ですが、体験の中身はライセンスで異なります。
2026年8月以降の名称・アイコン・URLの変更(MC1454108)
5月の刷新とは別に、2026年8月13日公開のMessage Center告知MC1454108で、アプリの名前と入口がもう一度変わりました。「Microsoft 365 Copilotアプリ」は「Microsoft Copilotアプリ」という名前と新しいアイコンになり、Web版のURLはm365.cloud.microsoftからcopilot.cloud.microsoftへ自動で転送されます。Copilotの読み方は「コパイロット」で、提供元は米国のMicrosoftです。
個人アカウントと職場アカウントは1つのアプリにまとまり、背景色の違いと、ナビゲーションのプロフィール下に出る「Work」ラベルで見分ける形になりました。組織が個人アカウントでのサインインを許可している場合は、個人アカウントにAppleやGoogleの資格情報でサインインできるようになります。Microsoft Learnの「What is Microsoft Copilot?」も、Microsoft 365 Copilotアプリは現在Microsoft Copilotと呼ばれていると記載しています。セキュリティ・コンプライアンス・プライバシーの管理設定は変わらないとされています。
| 対象 | 開始時期(MC1454108) |
|---|---|
| モバイル・Webアプリ | 2026年8月中旬から |
| Windows・Macアプリ | 2026年9月中旬から(8月中旬からオプトイン) |
| URLリダイレクト(標準) | 2026年9月上旬から |
| URLリダイレクト(Webの遅延展開) | 2026年9月下旬から |
URLの転送には続きがあります。関連告知MC1462915(2026年10月8日更新)によると、9月上旬に転送されなかった残りの利用者は2026年11月上旬に転送されます。copilot.cloud.microsoftへの接続を遮断していた組織も対象で、告知は*.cloud.microsoftのドメイン全体を許可リストに入れるよう求めています(一部だけの許可は非対応)。
8月以降に「Copilotがまた変わった」と感じた場合は、5月のデザイン刷新だけでなく、この名称・アイコン・URLの変更や、9月から展開されているボタン上の入力欄、10月のOutlook・Teamsの刷新、次の章で扱う10月下旬からのナビゲーション変更も原因の候補になります。
2026年10〜11月に続くCopilotアプリの画面変更(MC1479277・MC1484008)
5月の刷新で作った土台の上に、秋以降も画面の変更が積み上がっています。2026年9月25日公開・10月12日更新の告知MC1479277と、9月30日公開のMC1484008に書かれた、見た目と入口に関わる変更は次のとおりです。
ChatとCoworkを1画面にまとめる「Home」
MC1479277は、ChatとCoworkを同じ画面に置き、入力欄で切り替える「Home」を導入するとしています。展開はまず先行プログラムのFrontierで2026年10月です。左ナビゲーションも組み替えられ、Coworkの自動化(Automations)はHomeのペインへ移ります。ResearcherとAnalystは既定のピン留めから外れるため、社内で両エージェントを常に見せたい場合は、管理センターであらかじめピン留めしておく必要があります。Coworkの機能そのものはCopilot Coworkの管理者設定と上限値で扱っています。
AgentsボタンからPluginsボタンへの置き換え
MC1484008によると、Agents・Agents & Skills・Customizeの各ボタンは「Plugins」ボタン1つに置き換わります。UIの変更は2026年10月下旬に始まり、11月下旬に完了する予定です。Pluginsはエージェント・スキル・コネクタ・MCPサーバーを1つにまとめた単位で、Chat・Cowork・Code・AutopilotのほかWord・Excel・PowerPoint・SharePointでも同じ入口になります。有効化の操作や移行作業は不要ですが、既存のAgentsボタンを案内する社内手順の画面写真は、利用環境にPluginsボタンが表示された時点で更新が必要です。
Cowork・Code・Autopilotの入口の既定表示
同じMC1479277は、Cowork・Code・Autopilotの入口を、Copilotライセンスを持つ利用者に既定で表示するとしています。標準の顧客は2026年10月、展開を遅らせる設定の顧客は11月です。これらは従量課金の機能で、支出ポリシーが割り当てられていない利用者には、既定では「アクセスを要求」が表示されますが、Microsoft Learnの管理者向け手順によると、管理者がアクセス要求を許可していない場合は「詳細情報(Learn More)」が表示されます。画面に見慣れない入口が増えても、使えるかどうかは支出ポリシー次第という点を、ヘルプデスクの回答に入れておくと混乱が減ります。
公表された性能・利用率の数字と測定条件
発表で引用されやすい数字には、それぞれ脚注で測定条件が付いています。社内で新デザインの効果を説明する資料にそのまま転記する前に、何を測った数字かを押さえておくべきです。
| 公表値 | 測ったもの | 期間・規模 |
|---|---|---|
| ロード時間50%超短縮(2倍超速い) | 主要部品の表示までの最大遅延 | 2026年3月10〜17日・約1,106万人対約1,116万人 |
| 応答時間10%改善 | 返答が始まるまでの時間の95パーセンタイル | 変更前後の比較 |
| Word 27%・Excel 33%・PowerPoint 43%増 | 商用ユーザーのCopilot利用 | 2026年5月8〜12日と5月1〜5日の比較 |
| Outlook 30%増 | 日次アクティブ利用 | 2026年1月27日〜2月24日と前の4週間の比較 |
| 「すっきりして直感的」という評価 | 定性調査 | インタビュー8件・アンケート79件 |
ロード時間と応答時間の指標の範囲
ロード時間の指標は「User Perceived Load Time」で、左ナビゲーション・入力欄・推奨プロンプトという主要部品のうち最も遅いものが表示されるまでの時間です。回答の生成時間は含みません。応答時間の10%改善も「Chat First Token Response time」、つまりCopilotが返答を書き始めるまでの時間で、しかも遅い方から5%に当たる境界の値(95パーセンタイル)が約10%短くなったという数字です。回答が書き終わるまでの時間が10%短くなったという意味ではありません。
アプリ別の利用率増加の比較期間
Word・Excel・PowerPointの数字は、展開後の5日間(5月8〜12日)と展開前の5日間(5月1〜5日)の比較です。脚注自身が、短期の変化であり長期の傾向を示すとは限らないと断っています。Outlookだけは比較期間が2026年1月27日〜2月24日と2025年12月30日〜2026年1月27日で、比較元に年末年始が入っています。導入効果の見積もりにこの増加率を使うのは避け、自社のCopilot利用状況レポートで刷新前後を測る方が確実です。
提供時期と2026年10月時点の状況
「いつから使えるのか」はプラットフォームごとに違います。Microsoft 365ロードマップとMessage Centerの記載を並べると次のとおりです。Message Centerの告知は管理センターでは最新版しか表示されないため、日程の変更履歴は版ごとに保存しているMicrosoft 365 Message Center Archiveで確認しました。表の時期と状態は告知・ロードマップに書かれた予定と記載で、自社のテナントへの展開が終わったかどうかは、管理センターのMessage Centerと実際の画面で確かめる必要があります。
| 対象 | 根拠 | 時期 | 告知上の状態(2026年10月26日確認) |
|---|---|---|---|
| Copilotアプリ(Web・Windows・Mac) | RM561488 | プレビュー5月・GA 6月 | Launched |
| Word・Excel・PowerPointの入口ボタン | サポート記事 | 4月〜6月(GCC等は10月から) | 6月完了予定 |
| モバイルアプリ(iOS・Android) | MC1266021 | 5月中旬〜8月下旬 | 完了予定時期を経過 |
| Copilot Notebooksの新デザイン(Web) | RM562662 | プレビュー7月・GA 8月 | Launched |
| 名称・アイコン・URL | MC1454108 | 8月中旬〜9月下旬に開始 | Learnは新名称で記載 |
| ボタン上の入力欄 | MC1470885 | 9月〜12月末 | 展開期間中 |
| Outlook・TeamsのCopilot | MC1458470・MC1458472 | GA 10月(以前は9月) | GA予定月 |
| ChatとCoworkのHome | MC1479277 | Frontierで10月 | 先行展開の予定 |
| Pluginsボタンへの置き換え | MC1484008 | 10月下旬〜11月下旬 | 展開予定期間 |
RM561488はWeb・デスクトップ版の刷新を「チャットのホーム画面、回答のレイアウト、ナビゲーションペインの更新」と説明し、2026年8月4日の更新で状態が「Launched」になりました。対象クラウドはWorldwide(標準のマルチテナント)です。モバイルの告知MC1266021は、当初「4月下旬開始」だった予定を5月7日に「5月中旬開始」へ延期しています。
旧デザインへ戻す設定については、MC1266021は新UIが全ユーザーで既定オンになり、管理者の設定変更は不要としています。MC1458470とMC1458472も既定で有効になる変更です。告知の中に、組織として旧デザインを選び直す設定は記載されていません。
情シス・管理者が更新しておくべき社内資料と設定
デザイン刷新そのものに管理者の必須作業はありません。ただし、手順書やヘルプデスクの回答が一斉に古くなるため、放置すると問い合わせが増えます。2026年5月以降の一連の変更で確認すべき点は次のとおりです。
- 社内マニュアルのCopilotの開き方:リボンのボタンやAlt+H、F、Xの手順を、隅のボタンとF6(またはAlt+C)に差し替える
- WorkタブとWebタブの説明:Work IQボタンのオン・オフに置き換える。職場データを参照させたくない質問はWork IQをオフにして送る(オフでも添付内容・公開Web情報・プロフィールは使われる)。OutlookとTeamsの手順も10月の刷新後に同じ説明へそろえる
- URLの許可:プロキシやフィルタでcopilot.cloud.microsoftを遮断していないか確認する。MC1454108は、推奨のネットワーク構成(*.cloud.microsoft)に従っていれば変更は不要としている。未転送の利用者は11月上旬に転送される(MC1462915)
- エージェントの開き方:11月下旬までにAgentsボタンがPluginsボタンへ置き換わる。ResearcherとAnalystを常に見せたいなら管理センターでピン留めする
- Windowsの「Recall」でCopilotアプリを除外するグループポリシー:MC1454108によると、旧アプリ向けの設定は新しいMicrosoft Copilotアプリへ自動では引き継がれない
- 特殊クラウド:GCC・GCC High・DoDでは入口ボタンの展開が2026年10月から始まる
Work IQがオンの間は、本人がアクセスできるファイルがすべて回答の根拠になり得ます。共有範囲が広すぎるファイルも回答の根拠になり得るため、共有範囲の見直しはMicrosoft 365 Copilotの情報漏洩対策の手順で先に済ませておくと安全です。手順書の改訂や社内展開の計画づくりを外部に任せる場合は、Microsoft 365・Copilot導入支援で相談できます。
よくある質問
Copilotの新しいデザインはいつから使えますか?
発表は2026年5月28日です。Web版とデスクトップ版のCopilotアプリは2026年6月にGAとなり、ロードマップRM561488の状態は8月に「Launched」になりました。モバイルアプリは5月中旬に始まり8月下旬に完了する予定と告知されました。Word・Excel・PowerPointの入口ボタンは4月に展開が始まり、6月に完了する予定とされています(GCC・GCC High・DoDは2026年10月から)。OutlookとTeamsのCopilotは2026年10月にGAの予定です。
Copilotの新しいデザインを元のデザインに戻せますか?
Message Center告知MC1266021は、新UIが全ユーザーで既定オンになるとしており、旧デザインに戻す設定は記載されていません。Word・Excel・PowerPointでは、Copilotボタンを右クリックしてドックするか、リボンへ移動すれば作業画面から外せます。
Copilotの「Work」と「Web」の切り替えはどこへ行きましたか?
WorkタブとWebタブは廃止され、Chat画面の左上にある「Work IQ」ボタンに置き換わりました。オンにすると職場データとWebを合わせて参照し、オフにすると職場データを使わず、添付した内容・公開Web情報・プロフィールや個人設定をもとに答えます。
Microsoft 365 Copilotの名前は変わったのですか?
アプリの名前は「Microsoft Copilotアプリ」に変わりました。2026年8月中旬からモバイルとWeb、9月中旬からWindowsとMacで順次切り替わり、Web版のURLもm365.cloud.microsoftからcopilot.cloud.microsoftへ転送されます。
Copilotのライセンスが無くても新しいデザインになりますか?
モバイルアプリの新デザインは、Microsoft 365 Copilotのライセンスを持つ利用者と、ライセンスの無いCopilot Chat利用者の両方が対象です。ただし使える機能はライセンスで異なり、Work IQはアドオンライセンスが必要です。Word・Excel・PowerPointの入口ボタンは、Copilotへのアクセス権がある利用者にだけ表示されます。
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