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Seedance 2.0の料金とOmni Referenceの使い方|API単価・無料枠・センシティブ規約とローカル可否【2026年10月】

Seedance 2.0の料金とOmni Referenceの使い方|API単価・無料枠・センシティブ規約とローカル可否【2026年10月】

Seedance 2.0は、ByteDanceのSeedチームが2026年2月12日に公開した動画生成モデルです。この記事で扱う主な利用経路は2つです。個人で試すならDreamina(CapCutの生成AIサイト)、システムに組み込むならBytePlus ModelArkのAPIになります。料金はDreaminaが月2,380円からのクレジット制、APIは解像度ごとのトークン単価で、720pの5秒動画が約0.76ドルです。この記事では、両方の料金を公式の数字で比べたうえで、参照素材を@で割り当てるOmni Referenceの使い方、アダルト・センシティブ表現と商用利用の規約、ローカルで動かせるかどうかまでを2026年10月15日時点の一次情報で整理します。

まとめ:Seedance 2.0の料金・使い方・規約の要点

知りたいこと 結論(2026年10月15日時点)
無料で使えるか Dreaminaの無料枠は1日120クレジット
サブスク料金 Dreamina Basic 月2,380円〜(2,514クレジット)
API料金 720p・5秒で約0.76ドル(1080pは約1.87ドル)
Omni Referenceの上限 画像9・動画3・音声3(Dreamina画面は合計12)
アダルト・ヌード Dreaminaのガイドラインで禁止
商用利用 Dreaminaは原則として私的・非商用
ローカル実行 不可(重みは非公開・クラウド専用)

月に10秒の動画を数十本作る程度ならDreaminaのサブスク、生成を自社サービスに組み込むならAPIという分け方が基本です。7月時点の本記事では「API単価は解像度に関係ない」「有料プランなら商用可」と書いていましたが、どちらも公式文書と食い違うため本改訂で訂正しました。以下、料金、使い方、規約、ローカル実行の順に根拠を示します。

Seedance 2.0の概要と3モデル(2.0・fast・mini)の違い

Seed公式の発表(2026-02-12)によると、Seedance 2.0はテキスト・画像・音声・動画の4種類を入力でき、1回で最大15秒の音声付き動画を出力します。日本ではCapCutの告知では、2026年3月31日にSeedance 2.0の提供地域を日本へ拡大したと告知しています。提供が一時止まった経緯はSeedance 2.0の世界展開はなぜ止まったかで扱っています。

2.0・fast・miniの仕様差

APIでは品質と費用の違う3モデルが選べます。BytePlusのSeedance 2.0シリーズ解説(2026-09-29更新)の比較表をまとめると次のとおりです。

項目 Seedance 2.0 2.0 fast 2.0 mini
モデルID dreamina-seedance-2-0-260128 …-2-0-fast-260128 …-2-0-mini-260615
解像度 480p・720p・1080p・4K 480p・720p 480p・720p
尺 4〜15秒 4〜15秒 4〜15秒
同時実行(個人) 3(4Kは1) 3 3
位置づけ 最高画質 速度と費用の両立 最安

4Kは無印の2.0だけが出力でき、10ビットで書き出されます。fastとminiは720pが上限なので、納品物が1080p以上なら最初から無印を選んでください。アスペクト比は3モデルとも21:9・16:9・4:3・1:1・3:4・9:16の6種類です。

Omni Referenceの使い方:参照素材の割り当て方

Omni Referenceは、テキストの指示に画像・動画・音声を添えて「この画像の人物」「この動画のカメラの動き」「この音声をBGMに」と役割を指定する入力方式です。文章だけでは伝えにくい見た目や動きを、素材で直接渡せます。

入力できる素材の上限と組み合わせ

BytePlusのAPIドキュメントでは、1回の生成に画像0〜9枚、動画0〜3本、音声0〜3本を組み合わせられ、参照素材の上限は15です。参照動画・参照音声はいずれも1本2〜15秒で、動画は動画だけで合計15秒以内、音声は音声だけで合計15秒以内です。一方、DreaminaのSeedance 2.0のページは「最大12の参照(画像9・動画3・音声3)」と案内しており、画面から使う場合は合計12が上限です。

見落としやすいのは、テキストと音声だけ、あるいは音声だけの入力は受け付けない点です。音声を使うときは画像か動画を1つ以上添えます。

Dreaminaでの@参照とAPIでの書き方

Dreaminaでは「+」から素材を追加し、プロンプト中で@を付けて素材を呼び出します。APIでは素材ごとにrole(reference_image・reference_video・reference_audio)を付けて渡し、プロンプトでは「Image 1」「Video 1」のように番号で参照します。以下はBytePlusの公式サンプルを基にしたリクエスト例です。実際の動画生成は未検証です。実行前にSDKの導入、モデルの有効化、環境変数ARK_API_KEYの設定を済ませ、example.comの素材URLを実在する公開URLに置き換えてください。

import os
from arkruntime import Ark

client = Ark(
    base_url="https://ark.ap-southeast.bytepluses.com/api/v3",
    api_key=os.environ.get("ARK_API_KEY"),
)

task = client.content_generation.tasks.create(
    model="dreamina-seedance-2-0-260128",
    content=[
        {"type": "text",
         "text": "Use the camera movement from Video 1. The character is from Image 1. Use Audio 1 as the background music."},
        {"type": "image_url", "image_url": {"url": "https://example.com/character.jpg"}, "role": "reference_image"},
        {"type": "video_url", "video_url": {"url": "https://example.com/camera.mp4"}, "role": "reference_video"},
        {"type": "audio_url", "audio_url": {"url": "https://example.com/bgm.mp3"}, "role": "reference_audio"},
    ],
    generate_audio=True,
    resolution="720p",
    ratio="16:9",
    duration=10,
    watermark=True,
)
print(task.id)  # 生成は非同期。tasks.get(task_id=...) で status が succeeded になるまで待つ

PyPIのarkruntime 0.13.0をインストールし、content_generation.tasks.create()がresolution・ratio・duration・generate_audio・watermarkを引数に取ることはシグネチャで確認できます。素材のURLは外部から読める公開URLにしておく必要があります。

人物参照素材の制限と動画入力時の追加費用

参照素材が入力条件を満たしているか確認してください。BytePlusのドキュメントは、Seedance 2.0シリーズに実在人物の顔を含む画像・動画を直接アップロードできないと明記しており、プリセットの人物素材や本人確認済みの素材を使う別手順を案内しています。Dreaminaでも提供開始時から、実在の顔を含む画像・動画からの生成は制限されています。人物を一貫させたいなら、実写の顔写真ではなく生成したキャラクター画像を参照に使うのが現実的です。

動画を参照に入れると料金も上がります。次章のとおりトークン数に入力動画の秒数が加わるため、カメラワークの参照が不要な場面では画像だけで済ませた方が安く済みます。

Seedance 2.0の料金:Dreaminaのサブスクと無料枠

Dreaminaのプラン別料金とクレジット

Dreaminaの料金欄は、日本からアクセスすると円建てで表示されます。2026年10月15日に取得した通常価格は次のとおりです(初月の割引キャンペーンが出ていることがあります)。

プラン 月額(通常) クレジット/月 10秒動画の目安
Basic 2,380円 2,514 25本
Standard 5,700円 6,163 61本
Advanced 25,273円 28,137 281本
Ultra 82,655円 94,323 943本

「10秒動画の目安」は日本語の料金欄(2026-10-15取得)に書かれた本数で、同じ欄にはモデル・解像度の注記が見当たりません。設定によって消費クレジットが変わるため、上限ではなく目安として読んでください。割り算すると10秒1本あたり約88〜95円で、上位プランでも単価はほとんど下がりません。上位プランの利点は本数のほか、優先キュー、Seedance 2.5を使うときのクレジット割引(720pでStandard・Advancedは58%、Ultraは75%)にあります。有料プランではダウンロード時のDreamina透かしを消せます。なお米ドル表示の料金欄ではBasicが月15ドル・1,575クレジットで、通貨によってクレジット量が違います。

中国版の即梦(Jimeng)の継続年払いでは、基礎会員が初年度393元(毎月725ポイント)、翌年の更新は659元と案内されています。月払い・四半期払いなども選べます。料金欄は人民元建てで、日本向けのDreaminaとはプランもクレジットも別体系です。

無料で試す方法と1日120クレジットの使いみち

Dreaminaの無料クレジットのFAQ(2026-09-10)では、無料ユーザーに1日120クレジットが付与されます。7月版で書いた「1日225クレジット」は現在の表記と合いません。無料枠で生成できる本数は、モデル・尺・解像度・生成モードなどによって変わります。有料プランの生成本数から無料枠の消費量を逆算せず、生成画面に表示される必要クレジットを確認してください。無料枠の動画にはDreaminaの透かしが入ります。

無料枠は「プロンプトと参照素材の組み方が通るか」を確かめる用途と割り切ってください。何十本も作り比べる段階に入ったら、Basicの月2,380円が最初の選択肢になります。

Seedance 2.0のAPI料金:BytePlus公式の単価と計算方法

APIトークン単価と解像度・動画入力による違い

BytePlus ModelArkは、Seedance 2.0を秒単価ではなくトークン単価で課金します。ModelArkの料金ページ(2026-10-08更新)のオンライン推論の単価は次のとおりです(100万トークンあたりの米ドル)。

モデル・解像度 動画入力なし 動画入力あり
2.0(480p・720p) 7.0 4.3
2.0(1080p) 7.7 4.7
2.0(4K) 4.0 2.4
2.0 fast(480p・720p) 5.6 3.3
2.0 mini(480p・720p) 3.5 2.1

消費トークンの目安は「(入力動画の秒数+出力動画の秒数)×出力の幅×高さ×フレームレート÷1024」で、実際の請求額はAPIが返すusage.completion_tokensで決まります。解像度が上がるとトークン数が増えるので、単価が同じでも金額は大きく変わります。動画入力時は入力動画の秒数も加算され、さらに最低課金トークン数が適用されます。計算式による推計が下限を下回る場合は下限で課金されるため、公式計算フォームで確認してください。生成が審査(コンテンツモデレーション)で失敗した場合は課金されません。

1本あたりの費用の目安(720pで5秒約0.76ドル)

公式の価格例(16:9・動画入力なし・5秒)と、同じ式で15秒に伸ばした場合の試算を並べます。消費トークンは尺に比例するため、15秒の値は5秒の公式例を3倍した試算です。720pでは1280×720・24fpsを式に入れると5秒が10万8千トークンとなり、公式例の0.76ドルと一致します。

モデル・解像度 5秒(公式例) 15秒(試算)
2.0 480p 0.35ドル 約1.05ドル
2.0 720p 0.76ドル 約2.27ドル
2.0 1080p 1.87ドル 約5.61ドル
2.0 4K 3.89ドル 約11.67ドル
fast 720p 0.60ドル 約1.81ドル
mini 720p 0.38ドル 約1.13ドル

720pの15秒は約32万4千トークン×7.0ドル÷100万で約2.27ドルです。構図を詰めるために同じカットを5回作り直すと11ドル前後かかるので、試行錯誤はminiの480pで行い、決まった構図だけ無印の1080pで本番生成すると費用を抑えられます。正確な見積もりは料金ページからリンクされている公式の料金計算フォームで確認できます。

再販APIの秒単価と比べるときの注意

fal.aiやAtlas Cloudなど、Seedance 2.0を秒単価で売る再販サービスもあります。7月版で引用した「解像度に関係なく1秒0.112ドル」はそうした再販業者の価格で、BytePlus公式の単価体系とは別物です。比べるときは、モデル(無印・fast・mini)、解像度、動画入力の有無の3点をそろえてください。API連携の設計から相談したい場合は、API開発・システム連携の支援も行っています。

Seedance 2.0のアダルト・センシティブ表現と商用利用の規約

アダルト・ヌード表現はDreaminaのガイドラインで禁止

Dreaminaのコミュニティガイドラインは第7項「Adult nudity and sexual activities」で、ヌード、性行為、性的に露骨なコンテンツを認めないと定めています。CapCutの提供開始の告知でも、ヌードや露骨な表現を含む有害コンテンツを禁止し、生成物に目に見える透かしとC2PA(生成元を示す来歴情報)を付けると説明しています。Seedance 2.5でもDreaminaで使う限り同じガイドラインが適用されます。

規約は表現の制限を回避する行為も禁じています。「NSFW対応」「制限なし」とうたうSeedance名義の外部サイトは、BytePlusの審査を通る公式経路ではないか、別のモデルを使っている可能性があります。料金を払う前に、どの事業者のAPIを呼んでいるのかを確認してください。著作権キャラクターや実在人物をめぐる問題はSeedance 2.0の安全性と著作権問題で詳しく扱っています。

Dreaminaの商用利用制限と追加許諾の条件

Dreaminaの利用規約(2026-01-22更新)は冒頭で「Our Services are generally provided for private, non-commercial use.」と定め、商用目的の利用は「if permitted(許可される場合)」の追加条件に従うとしています。禁止事項にはサービスを使った広告や営業行為も含まれます。有料プランで消せるのは透かしであって、商用利用の許可ではありません。

広告や納品物に使う予定があるなら、事業者向けのBytePlus ModelArkと契約し、その利用条件の範囲で生成するのが筋です。社内の試作でも商用目的に当たり得るため、Dreaminaでの業務利用は適用される追加条件と許諾範囲を確認してください。APIで作り直しても、先行するDreaminaの利用が自動的に許可されるわけではありません。

Seedance 2.0はローカル実行できない:重み非公開と代替モデル

Seedance 2.0の重み公開状況とクラウド実行

Dreaminaの公式FAQは「Seedance 2.0はクラウドで動くモデルで、ローカルやオフラインでは実行できない」と答えています。Hugging FaceのAPIで作者をByteDance-SeedまたはByteDanceに絞ってseedanceを検索しても該当は0件で、ヒットするのは第三者が作った同名のリポジトリだけです。「Seedance 2 free download」のような配布物は公式のものではありません。

ComfyUI本体にはSeedance 2.0・fast・mini・2.5を選べるByteDanceのノードがありますが、中身はBytePlusのAPIを呼ぶクラウドノードで、手元のGPUでは推論しません。ComfyUIから使えることと、ローカルで動くことは別だと考えてください。

手元のGPUで動画を生成したい場合の代替

オフライン環境や社外にデータを出せない案件では、重みが公開されているモデルを選ぶしかありません。候補はLTX-2.3(22Bのオープンソース動画生成AI)やWan2.2です。Seedance 2.0のような音声付き・多素材参照の生成とは機能が違うので、必要な機能を先に洗い出してから比べてください。

Seedance 2.0の使い道を決める判断基準

用途・必要解像度・人物参照・データの持ち出し条件ごとに、選択肢を整理します。

  • SNS用の短い動画を個人で試す:Dreaminaの無料枠からBasicへ。月25本前後で足りるならAPIより手間が少ない。
  • 広告や納品物に使う:DreaminaではなくBytePlus ModelArkのAPI。規約上の商用の扱いをDreaminaに頼らない。
  • 1080p以上が必要:無印の2.0一択。fastとminiは720pまで。
  • 実在の人物を出したい:顔写真をそのまま参照に入れる使い方はできない。BytePlusの人物素材の手順を確認する。
  • 社外にデータを出せない:Seedance 2.0は使えない。LTX-2.3などオープンウェイトのモデルを検討する。

Seedance 2.0を選ぶべきでないのは、15秒を超える尺を1回で作りたいとき(30秒までは次章の2.5、それを超える場合は別の生成方法を検討)と、ローカル実行が条件のときです。逆に、画像・動画・音声をまとめて参照させて15秒以内の音声付きカットを作る用途では、APIの価格も720pで5秒0.76ドルと試しやすい水準です。他社モデルと比べる場合はVeo 3.1の料金と仕様やRunwayのGen-4.5とクレジット課金も参考になります。

後継Seedance 2.5との違い

Seed公式は2026年7月31日にSeedance 2.5を発表し、BytePlusは8月6日にModelArkでの提供を始めました。尺は4〜30秒に延び、参照素材の上限は画像30・動画10・音声10の合計50になっています。一方、APIの出力解像度は1080pまでで4Kはありません。単価も上がり、720p・動画入力なしで100万トークンあたり10.7ドル、5秒の公式例は約1.16ドルです。

15秒以内で足りて4Kが欲しいなら2.0、長尺や多数の参照が必要なら2.5、と目的で分けるのが妥当です。2.5の詳細はByteDance Seedance 2.5とはを参照してください。

よくある質問

Seedance 2.0の料金はいくらですか?

Dreaminaのサブスクは日本向け表示でBasicが月2,380円(2,514クレジット)からです。APIはBytePlus ModelArkのトークン課金で、720p・5秒の動画が約0.76ドル、1080pなら約1.87ドルです。

Seedance 2.0は無料で使えますか?

Dreaminaの無料ユーザーには1日120クレジットが付与され、その範囲で試せます。生成できる本数はモデル・尺・解像度・生成モードなどによって変わるため、生成前に画面の必要クレジットを確認してください。無料枠の出力には透かしが入ります。

Omni Referenceでは素材をいくつ参照できますか?

画像9・動画3・音声3が上限です。Dreaminaの画面では合計12、BytePlusのAPIでは合計15と案内されています。テキストと音声だけ、または音声だけの組み合わせは使えません。

Seedance 2.0でアダルトやセンシティブな動画は作れますか?

Dreaminaではヌード、性行為、性的に露骨なコンテンツは禁止されています。「センシティブ」という分類全体が一律禁止という意味ではありません。また、制限を回避する行為も規約で禁じられています。

Seedance 2.0は商用利用できますか?

Dreaminaの利用規約は原則として私的・非商用の利用を前提にしており、有料プランでも商用利用が一律に認められるわけではありません。業務で使うなら事業者向けのBytePlus ModelArkの利用条件を確認してください。

Seedance 2.0はローカルやオープンソースで動かせますか?

動かせません。重みは公開されておらず、Dreamina公式もローカル・オフライン実行はできないと答えています。手元で動かすならLTX-2.3やWan2.2などオープンウェイトのモデルが候補です。

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