Cursor 2.4は2026年1月22日に公開されたバージョンで、エージェントを分割して並列に動かすSubagents、SKILL.mdで手順を定義するSkills、エディタ内での画像生成が入りました。本記事は2.4に固有の内容を扱います。これ以降の変更点はCursor 3.3の変更点|PRレビュー・並列エージェント・Split PRsを整理を参照してください。
まとめ
2.4で入った主な項目は次のとおりです。
- Subagents:親エージェントのタスクの一部を担当する独立したエージェントを並列実行できる
- Skills:SKILL.mdで定義し、領域固有の知識や手順が必要な場面でエージェントが自ら見つけて適用する
- Image Generation:Google Nano Banana Proを使い、生成画像は既定でプロジェクトのassets/フォルダへ保存される
- Clarification Questions:PlanモードとDebugモードで使われていた対話ツールが、任意の会話で使えるようになった
- Cursor Blame:Enterpriseプラン向けに、git blameをAI帰属付きへ拡張する機能
Subagents|タスクを分割して並列に走らせる
公式リリースノートは、Subagentsを「親エージェントのタスクの個別の部分を扱うために特化した独立エージェント」と説明しています。並列に動き、それぞれが自分のコンテキストを持ち、プロンプト・ツールアクセス・モデルを個別に設定できます。
重要なのはコンテキストが分かれる点です。1つの会話に調査と実装と検証を全部詰め込むと、後半で前半の指示が埋もれます。担当を分けて別コンテキストで走らせる構造は、この埋もれを構造的に避けるための仕組みです。逆に、コンテキストを共有していないと成立しない作業を分割すると、同じ調査を各エージェントが繰り返します。
Skills|SKILL.mdで領域固有の手順を持たせる
SkillsはSKILL.mdファイルで定義します。エージェントは、領域固有の知識やワークフローが関係する場面で、自らスキルを見つけて適用します。
プロンプトに毎回同じ前提を書いている作業があるなら、それがスキルにする候補です。反対に、一度きりの作業をスキルにしても、発見される機会がないまま置かれることになります。
Image Generation|Nano Banana Proで生成しassetsへ保存
エージェントから直接画像を生成できます。使われるモデルはGoogleのNano Banana Proで、生成画像はインラインプレビューとして返り、既定ではプロジェクトのassets/フォルダへ保存されます。
保存先がリポジトリ内である点は運用上の注意になります。UIモックを何枚も試すと、そのままコミット対象に入ってくるため、扱いを決めておかないとリポジトリが重くなります。
Clarification Questions|どの会話でも聞き返せる
PlanモードとDebugモードで使われていた対話型のQ&Aツールが、任意の会話でも使えるようになりました。エージェントが確認事項を投げられるようになるため、前提の取り違えに気づく地点が実装後から実装前へ移ります。Debugモードそのものの使い方はCursorのDebug Modeとは?仮説検証型AIデバッグの使い方と他モードとの違いで扱っています。
Cursor Blame(Enterpriseプラン)
Enterpriseプランでは、Cursor Blameが従来のgit blameをAI帰属付きに拡張します。どの行がAI生成でどの行が人間の記述かを見分けられるという位置づけです。提供プランが限定されるため、個人利用や小規模チームのプランでは対象外になります。
2.4を使うときの注意
この記事が扱うのは2.4時点の内容です。Cursorのリリースは公式のchangelogで公開され、機能の挙動や既定値はその後の版で変わります。SubagentsやSkillsの設定項目を扱うときは、手元のバージョンのchangelogを併せて確認してください。
また、Subagentsと画像生成はいずれもモデル呼び出しを伴います。並列実行は待ち時間を減らす一方で消費は増えるため、プランの範囲を先に確認しておくほうが安全です。Cursor独自モデルの位置づけはComposer 2とは?Cursor独自モデルの性能・料金・競合比較【2026年最新】にまとめています。
よくある質問
Cursor 2.4はいつ公開されましたか?
公式のリリースノートによると2026年1月22日です。
Subagentsは何ができますか?
親エージェントのタスクのうち個別の部分を担当する独立したエージェントを、並列に動かせます。各エージェントは自分のコンテキストを持ち、プロンプト・ツールアクセス・モデルを個別に設定できます。
生成した画像はどこに保存されますか?
既定ではプロジェクトのassets/フォルダに保存され、インラインプレビューとしても表示されます。使用モデルはGoogle Nano Banana Proです。
Cursor Blameはどのプランで使えますか?
Enterpriseプランの機能として案内されています。