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FAQリッチリザルトとは?2026年の廃止で何が変わったかと今の正しい対応

FAQリッチリザルトとは、ページ内のよくある質問(FAQ)を検索結果に質問・回答の形で展開表示するGoogleの機能でした。過去形で書く理由ははっきりしています。Googleは2026年5月7日にFAQリッチリザルトの表示を全サイトで終了し、How-toリッチリザルトも2023年にすでに廃止しているためです。つまり今からFAQ構造化データを実装しても、検索結果にFAQが展開表示されることはありません。一方で、FAQPageというマークアップ自体は有効な仕様として残っており、Google公式も削除を求めていません。この記事では、廃止のタイムライン、構造化データを残すべきか消すべきかの判断、今も表示されるリッチリザルトの種類、そして廃止後にFAQコンテンツをどう活かすかを、2026年6月時点の最新情報で整理します。

まとめ

結論はシンプルです。FAQリッチリザルトは2026年5月7日に表示が終了し、SEO施策としての「FAQを実装してリッチリザルトでCTRを上げる」は成立しなくなりました。How-toリッチリザルトは2023年に廃止済みです。ただしFAQPage構造化データはSchema.orgの有効な型で、Googleも削除を求めていないため、無理に消す必要はありません。今やるべきは、リッチリザルト目的の実装をやめ、パンくず・商品・レビューなど今も表示される型に注力すること、そしてFAQコンテンツ自体はユーザーの疑問解消とAIによる内容理解のために残し、磨くことです。以下で廃止の経緯と具体的な判断基準を見ていきます。

FAQリッチリザルトとは何か|2026年に表示が終了した現状

FAQリッチリザルトは、FAQPage構造化データをページに記述すると、検索結果のスニペット下に質問が一覧表示され、クリックで回答が開く機能でした。クリック前に情報が見えるため一時はCTR向上やSERP占有率の拡大に使われ、「faqリッチリザルトとは」「faq 構造化データ」といった検索が今も一定数あります。しかし2026年5月7日をもって、Googleは権威ある政府・医療系サイトを含むすべてのサイトでこの表示を終了しました。検索結果でFAQが展開される光景は、もう発生しません。この記事を「廃止」を軸に組み立てているのは、実装方法だけを解説した古い情報が、今の検索意図とずれているからです。

FAQ・How-toリッチリザルト廃止のタイムライン(2023〜2026)

廃止は一度に起きたのではなく、2023年と2026年の二段階で進みました。How-toが先、FAQが後です。

時期 対象 変更内容
2023年8月 FAQ 表示を政府・医療系の権威サイト限定に縮小
2023年8〜9月 How-to モバイル廃止告知・デスクトップも表示終了=事実上全廃
2026年5月7日 FAQ 全サイトで表示終了
2026年6月 FAQ 検索アピアランス・レポート・リッチリザルトテストのFAQ対応を削除
2026年8月 FAQ サーチコンソールAPIのFAQ対応を削除

How-toリッチリザルトは2023年の時点でモバイル・デスクトップとも姿を消しており、「How-to構造化データを実装すれば手順が表示される」という解説はこの時点で過去のものになっていました。FAQはその後も政府・医療系に限り残っていましたが、2026年5月に完全終了しています。検証ツール側の対応も2026年6月から順次外れていくため、今後はリッチリザルトテストでFAQの可否を確認することもできなくなります。

FAQ構造化データ(FAQPage)は残すべきか、削除すべきか

表示が消えたなら、マークアップも消すべきか——ここが実務で迷う点です。結論として、急いで削除する必要はありません。Google公式もFAQPage構造化データの削除を求めておらず、FAQPageはSchema.orgの有効な型として残ります。リッチリザルトはあくまで検索結果の表示形式であり、廃止されたのはその表示であって、FAQPageというSchema.orgの型が無効になったわけではないからです。構造化データはGoogleや各種AIがページ内容を理解する手がかりとして引き続き機能します。

FAQPage構造化データの記述例(JSON-LD)

記述自体は従来どおりJSON-LDで書けます。下記はGoogle公式のFAQPageドキュメントに準拠した最小例です(タグの山括弧とスラッシュは表記の都合でエスケープ表示しています)。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "FAQPage",
  "mainEntity": [{
    "@type": "Question",
    "name": "配送にかかる日数は?",
    "acceptedAnswer": {
      "@type": "Answer",
      "text": "ご注文から3〜5営業日で発送します。"
    }
  }]
}
</script>

必須プロパティは質問の「name」と回答の「text」です。記述が正しくてもリッチリザルトとしては表示されませんが、構文として無効になるわけではありません。

残す判断・消す判断の基準

残してよいのは、既存ページに問題なく組み込まれていて、保守コストがかからない場合です。Googleの理解やAI向けの構造として価値があるため、わざわざ外す手間をかける理由はありません。一方、削除を検討すべきなのは、リッチリザルト表示だけを目的に大量導入していて管理が煩雑な場合や、コンテンツと一致しないFAQを表示目的で詰め込んでいた場合です。後者はもともとガイドライン違反のリスクがあり、表示がなくなった今は完全に無意味なので、整理する好機といえます。

How-toリッチリザルトとの違い(2023年How-to・2026年FAQで両方終了)

かつてFAQとHow-toは役割で使い分けられていました。FAQは質問と回答の対、How-toは手順を順番に示す形式で、レシピやインストール手順、DIYなどに使われていました。両者を比較する解説が多かったのはこのためです。ただし現在は、How-toが2023年に、FAQが2026年に廃止され、どちらも検索結果に専用の表示が出ません。したがって「FAQとHow-toのどちらでマークアップすべきか」という選択は、リッチリザルトを得る目的では意味を持ちません。手順を分かりやすく伝えたいなら、構造化データの種類ではなく本文の見出し・番号付きリスト・画像といったページ側の作り込みで対応するのが現実的です。

今も表示されるリッチリザルトの種類(FAQ・How-to以外)

リッチリザルト全体が終わったわけではありません。今も有効で、実装する価値がある型は残っています。代表的なものは次のとおりです。

  • パンくずリスト:階層構造を検索結果に表示。多くのサイトで有効(表示はデバイスや検索面により異なる場合あり)。
  • 商品(Product):価格・在庫・評価をECの検索結果に表示。
  • レビュー・評価:星評価を表示し、クリックを後押し。
  • レシピ:調理時間・カロリー・写真を表示。
  • イベント:日時・会場を表示し、集客に有効。
  • 動画:サムネイルや主要シーンを表示。

自社が対象とする型でリッチリザルトが出るかは、Googleのリッチリザルトテストで確認できます。ただしFAQについては2026年6月以降、このテスト自体が対応を外すため、確認の対象になりません。構造化データに投資するなら、廃止されたFAQ・How-toではなく、自社のページ種別に合った上記の型を優先すべきです。リッチリザルトを含む見え方の改善は、SEOエンハンスメントの考え方として体系的に押さえておくと判断しやすくなります。

廃止後にFAQコンテンツをどう活かすか

FAQリッチリザルトが消えても、FAQというコンテンツ形式の価値は別物です。ユーザーが抱く具体的な疑問に短く答えるFAQは、ページ内での回遊や問い合わせ削減に効きますし、Googleの生成AIによる回答(AI Overview)や各種LLMが内容を引用・要約する際の格好の素材になります。検索結果の見た目を狙う施策から、AIと人の双方に正確に内容を伝える施策へと、目的を切り替えるのが廃止後の正しい向き合い方です。

避けるべき失敗パターンは明確です。リッチリザルト表示だけを狙って、本文と関係の薄い質問をFAQ schemaで大量に並べることは、今や一切の効果がありません。代わりに、実際に検索されている疑問へ正確に答える本文を厚くし、Googleがそのページを「何の質問に答えるエンティティか」と理解できる状態を作るほうが有効です。これはインフォメーションゲインエンティティSEOの観点とも一致します。構造化データやマークアップの全体像はGoogle検索セントラルの一次情報で確認し、サイト全体の設計はオンページSEO(内部対策)の枠組みで整えるとよいでしょう。

よくある質問

FAQリッチリザルトはもう表示されないのですか?

はい。Googleは2026年5月7日に、政府・医療系を含む全サイトでFAQリッチリザルトの表示を終了しました。それ以前の2023年8月から表示は権威サイト限定に縮小されていましたが、現在はすべてのサイトで検索結果にFAQが展開表示されることはありません。

FAQ構造化データ(FAQPage)は削除すべきですか?

急いで削除する必要はありません。Google公式もFAQPageの削除を求めておらず、Schema.orgの有効な型として残ります。FAQPageはGoogleや各種AIがページ内容を理解する手がかりになるため、保守コストが高い場合や、表示目的で無関係な質問を詰め込んでいた場合のみ整理を検討してください。

How-toリッチリザルトはどうなりましたか?

How-toリッチリザルトはFAQより早く、2023年8〜9月にモバイル・デスクトップとも表示が終了しています。現在は手順をマークアップしても検索結果に専用表示は出ません。手順を分かりやすく見せたい場合は、本文の見出しや番号付きリスト、画像で表現する方が確実です。

リッチリザルトテストでFAQは確認できますか?

2026年6月以降、GoogleはリッチリザルトテストやサーチコンソールのレポートからFAQ対応を順次削除します。8月にはサーチコンソールAPIのFAQ対応も外れます。したがって今後はFAQの可否をこれらのツールで確認することはできません。パンくずや商品など、現役の型の確認には引き続き使えます。

FAQ廃止はSEOにどう影響しますか?

FAQ schema経由のリッチリザルトによるCTR押し上げ効果は失われます。ただし検索順位そのものへの直接的なペナルティではありません。影響を受けるのは「表示の見た目」です。順位や流入を守るには、FAQコンテンツを正確で有用な本文として維持し、現役のリッチリザルト型やページ全体の品質改善に施策の比重を移すことが有効です。

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