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title: "Quarkdownとは？インストールと使い方・Typst/LaTeXとの違いを解説"
url: "https://www.issoh.co.jp/tech/details/7153/"
published: 2025-06-09
updated: 2026-07-10
categories: ["アーキテクチャ"]
publisher: "株式会社一創"
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# Quarkdownとは？インストールと使い方・Typst/LaTeXとの違いを解説

Quarkdown（クォークダウン）は、Markdownの書きやすさを保ったまま「関数」と変数・条件分岐・ループを書けるように拡張した、Markdownベースの組版システムです。1つの`.qd`ファイルから、スライド・論文・Webページ・書籍・PDFを同じ記法で出力できるのが最大の特徴です。イタリアの開発者Giorgio Garofalo氏（GitHub: iamgio）が公開したオープンソースで、2025年6月にGIGAZINEなどで紹介されました。この記事では、Java環境を前提としたインストール手順、`quarkdown create`からPDF・スライド出力までの使い方、TypstやLaTeXとの違いを、2026年7月時点の最新版v2.3.1を基準に整理します。

## まとめ：Quarkdownの要点

- **正体**：CommonMark／GFMを拡張し「関数」を導入したMarkdownベースの組版システム。Turing完全なスクリプトを文書内に書ける。
- **動作環境**：Kotlin製でJVM上で動くため**Java 17以上が必須**。npm製ではない。PDF出力時のみNode.jsを別途使う。
- **導入**：公式のinstall.shスクリプト、Homebrew、Scoop、または`quarkdown.zip`を展開する方法がある。
- **使い方**：`quarkdown create`で雛形を作り、`quarkdown c file.qd`でコンパイル。`-p`でプレビュー、`--pdf`でPDF化。
- **出力**：HTML（通常／ページ分割／スライド／ドキュメント）とPDF。数式・図・カスタムCSSに対応。
- **位置づけ**：Markdownの手軽さとLaTeX級の表現力の中間。直接の比較対象はTypst。

以下で、インストール・使い方・機能・他ツールとの違いを順に見ていきます。

## Quarkdownとは何か：関数を書けるMarkdown

Quarkdownは、GitHub Flavored Markdown（GFM）とCommonMarkを土台に、通常のMarkdownには無い**関数（function）**の定義・呼び出しを加えたマークアップ言語です。見出しや箇条書きといった素のMarkdown記法はそのまま使いつつ、変数の代入、条件分岐、ループ、レイアウト用の関数呼び出しをドキュメント内に直接書けます。この拡張によって、静的なテキストだったMarkdownが「実行される文書」に近づき、目次生成・章番号・定型パーツの再利用などをコードで制御できます。

ソースコードはGitHubの`iamgio/quarkdown`リポジトリで公開されており、ライセンスはGPLv3（CLIおよび言語サーバーモジュールはAGPLv3）です。v2.0が2026年4月、v2.3.1が2026年6月とおよそ2か月ごとにリリースが続いており、2026年7月時点の最新版はv2.3.1（2026年6月23日リリース）です。バージョンは頻繁に更新されるため、正確な最新版は公式サイトとGitHubのReleasesで確認してください。「quarkdown 2.0」以降はライブプレビューの高速化やVS Code拡張のサポートなど、実用面の機能が強化されています。

## Quarkdownのインストール手順（Java 17以上が前提）

Quarkdownは**Kotlinで書かれJVM上で動作する**ため、実行にはJava 17以上のランタイムが必要です。JavaScript製のツールではないので、`npm install`ではインストールしません。まず`java -version`でJavaのバージョンを確認し、17未満なら先にJDK（TemurinやOpenJDKなど）を導入してください。主なインストール方法は次のとおりです。

- **Linux／macOS（スクリプト）**：公式のインストールスクリプト（install.sh）をcurl経由で実行すると、本体一式が配置されます。
- **macOS（Homebrew）**：Homebrewのtap経由で`brew install`から導入できます。
- **Windows（Scoop／PowerShell）**：ScoopまたはPowerShell用のインストールスクリプトに対応しています。
- **手動**：GitHubのReleasesから`quarkdown.zip`をダウンロードして展開し、`bin`フォルダにPATHを通します。

インストール後、`quarkdown --version`でバージョンが表示されれば導入は成功です。なお後述するPDF出力を使う場合のみ、レンダリング用にNode.jsが別途必要になります。パッケージ名やtapの正確な指定は更新されることがあるため、コマンドの詳細は公式ドキュメントで確認してください。

## Quarkdownの基本的な使い方とコマンド

Quarkdownの文書は拡張子`.qd`のファイルで書きます。新規プロジェクトは対話式ウィザードで雛形から始めるのが簡単です。

```
quarkdown create myproject
cd myproject
quarkdown c main.qd -p
```

`quarkdown create [ディレクトリ]`はプロジェクトの雛形を生成するウィザードを起動します。文書のコンパイルは`quarkdown c ファイル.qd`（`c`はcompile）で行い、生成物は`output`ディレクトリに出力されます。よく使うオプションは次のとおりです。

- `-p`：コンパイル後にローカルサーバーでプレビューを開く。
- `-w`：ファイルの変更を監視して自動で再コンパイル（ライブプレビュー）。
- `--pdf`：HTMLではなくPDFとして出力する（Node.jsが必要）。

試行錯誤しながら記法を確かめたいときは、対話環境の`quarkdown repl`が使えます。専用のエディタアプリは提供されていませんが、公式が配布するVS Code拡張を入れると`.qd`のシンタックスハイライトや補完が効くため、これが実質的なエディタ環境になります。ブラウザ上で記法を試したい場合は、公式サイト（quarkdown.net）のデモで挙動を確認できます。

## Quarkdownの主な機能と出力形式

Quarkdownの強みは、1つのソースを用途に応じて複数の形式へ出力できる点にあります。出力ターゲットは大きくHTMLとPDFで、HTMLはさらに用途別に切り替えられます。

| 出力タイプ         | 用途                        |
| ------------- | ------------------------- |
| plain（通常HTML） | Webページ・知識ベース              |
| paged（ページ分割）  | 論文・書籍などの印刷向け文書            |
| slides（スライド）  | プレゼン資料                    |
| PDF           | 配布用の確定版（Node.js経由でレンダリング） |

文書冒頭のメタデータで出力タイプを指定すると、同じ本文からスライドと文書を作り分けられます。機能面では、LaTeX由来の数式表記、シンタックスハイライト、画像やグラフの埋め込み、カスタムCSSによるレイアウト調整に対応します。加えて、前述の関数機能によって定型の見出しやレイアウトを部品化し、条件分岐やループで動的にページを組み立てられるのが、単なるMarkdownプロセッサとの決定的な違いです。

## Markdown・LaTeX・Typstとの違いと使い分け

Quarkdownは、素のMarkdownの手軽さと、LaTeXの表現力の中間を狙ったツールです。位置づけを理解するには、近い3つのツールと比べるのが早道です。

| ツール       | 実行環境         | 特徴                       |
| --------- | ------------ | ------------------------ |
| Markdown  | 各種エディタ       | 最も簡単。プログラム的な制御は不可        |
| Quarkdown | JVM（Java17+） | Markdown記法＋関数。スライドと文書を両立 |
| Typst     | Rust製バイナリ    | 独自記法。組版特化で高速             |
| LaTeX     | TeX処理系       | 学術論文の標準。表現力は最高だが記法が複雑    |

素のMarkdownで足りるメモやREADMEにQuarkdownは不要です。一方、スライドと詳細文書を同じソースから出したい、あるいはMarkdownの延長でコード的な制御をしたい場合にQuarkdownが向きます。組版そのものを重視するなら[Typstとは？特徴・使い方・LaTeXとの違いを初心者向けに解説](/tech/details/5507/)で扱うTypstが有力な競合で、記法はMarkdownから離れる代わりにコンパイルが高速です。数式主体の学術論文で実績を重視するなら[LaTeXとは何か？概要・特徴を初心者向けにわかりやすく徹底解説](/tech/details/9718/)のLaTeXが依然として標準です。日本語の縦書きやルビが要件なら、[Typstの縦書き・ルビ・和文組版はできる？日本語での使い方とLaTeXとの違い](/tech/details/9859/)も判断材料になります。新しいツールほど日本語組版の成熟度に差があるため、和文用途では事前検証をおすすめします。

## よくある質問

### Quarkdownはnpmでインストールできますか？

いいえ。QuarkdownはKotlin製でJVM上で動くため、Java 17以上が前提です。導入はinstall.shスクリプト、Homebrew、Scoop、または`quarkdown.zip`の手動展開で行います。npmを使うのはPDF出力用のNode.js依存部分だけです。

### QuarkdownとTypstはどちらを選ぶべきですか？

Markdownの記法をなるべく活かしたい、スライドと文書を1ソースで両立したいならQuarkdown。組版の精密さとコンパイル速度を重視し、独自記法を学ぶ前提でよいならTypstが向きます。

### 最新バージョンはどれですか？「quarkdown 2.0」との違いは？

2026年7月時点の最新はv2.3.1（2026年6月23日リリース）です。2.0系以降はライブプレビューの高速化やVS Code拡張サポートなど実用機能が強化されました。更新が速いので最新版はGitHubのReleasesで確認してください。

### GitHubのリポジトリはどこですか？

`github.com/iamgio/quarkdown`で公開されています。ライセンスはGPLv3（CLI・言語サーバーはAGPLv3）です。

### PDFやスライドはどうやって出力しますか？

文書のメタデータで出力タイプ（slidesなど）を指定し、`quarkdown c file.qd`でコンパイルします。PDFは`--pdf`オプションを付けます（PDFレンダリングにはNode.jsが必要です）。

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出典: [Quarkdownとは？インストールと使い方・Typst/LaTeXとの違いを解説](<https://www.issoh.co.jp/tech/details/7153/>)（株式会社一創）
