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title: "Ivanti Connect Secureの脆弱性：10月の悪用済み3件の対象版判定と侵害調査"
url: "https://www.issoh.co.jp/tech/details/19127/"
published: 2026-10-31
updated: 2026-10-31
categories: ["セキュリティ"]
publisher: "株式会社一創"
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# Ivanti Connect Secureの脆弱性：10月の悪用済み3件の対象版判定と侵害調査

2026年10月、Ivanti Connect Secure（ICS）の脆弱性が3件、米CISAの悪用済み脆弱性カタログ（KEV）に載りました。10月13日のCVE-2026-104935に続き、30日にCVE-2026-111357とCVE-2026-118527が加わっています。このうち少なくとも2件は1本の攻撃に組み合わされ、認証なしで機器のroot権限まで奪われました。この記事では、連鎖の仕組み、自社の版が対象かを判定するスクリプト、Integrity Checkerでは見えない侵害の調べ方、Active Directoryの資格情報の入れ替え、22.x系の終了を踏まえた移行の判断までを、実装と運用の目線で整理しました。内容は2026年10月31日時点の公開情報にもとづきます。

## まとめ：10月13日の更新だけでは足りず、侵害の調査とADの入れ替えまで進める

10月13日に出た修正版（22.8R2.5や25.1.1.2）で塞がるのは、認証回避と任意コードの実行までです。root昇格のCVE-2026-111357は10月29日に別の修正が出ており、NVDの構成情報では22.8R2.5と25.1.1.2も対象に入っています。13日に急いで更新した機器も、もう一度上げてください。

攻撃者は痕跡をログから消し、Ivantiの整合性チェックにも映らない手口を使いました。10月3日以降に影響版をインターネットへ公開していたなら、更新だけで終えず、侵害を前提に調べます。ICSが使うADのサービスアカウント、Kerberoastの対象になりうるアカウント、LAPSのパスワードは入れ替えの候補です。

22.x系は2027年1月31日にサポートが終わります。今回の再更新を機に25.1.3系へ移る組織が多くなるはずです。社外に開いたVPN機器の版と設定をまとめて点検する場合は、[脆弱性診断・セキュリティ診断](https://www.issoh.co.jp/service/system/vulnerability/)で範囲を決めると抜けが出にくくなります。

## 10月に悪用された3件の中身：認証回避からroot昇格までの連鎖

発見したのは米Volexityです。[Volexityの報告](https://www.volexity.com/blog/2026/10/13/a-series-of-unauthenticated-events-chained-exploitation-of-ivanti-connect-secure-zero-days/)によれば、10月5日に顧客のネットワークで調査を始め、当時の最新版22.8R2.4（Build 19097）のICSが侵入口だと突き止めました。攻撃者はUTA0576と名付けられ、10月3日から繰り返し悪用していたとされます。

### welcome.cgiとwu.cgiの認証回避・競合状態とコード実行

CVE-2026-104935の1段目は、welcome.cgiを使った認証の回避です。ログイン画面を返す公開スクリプト`/dana-na/auth/url_default/welcome.cgi`へ要求を送り、ヘッダ`X-DSCGI-PATH`に認証が必要な別のスクリプトを書きます。ICSは許可の判定にURLを、転送先の決定にヘッダを使っていたため、要求は認証なしで奥のスクリプトへ届きました。

2段目はファイル書き込みです。`wu.cgi`のアップロード処理は、受け取ったファイルをファイル名のMD5で決まるパスへ先に書き、ZIPでなければ後から消します。消されるまでの一瞬に、同じヘッダの手口で書いたPerlスクリプトを並列に呼び出すと、コードが動きます。Ivantiはこの2つをまとめてCVE-2026-104935として扱いました。

[NVDの登録](https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-104935)では、Ivanti自身が付けたCVSS v3.1の基本値は8.6、弱点の分類は[CWE-290（なりすましによる認証回避）](https://cwe.mitre.org/data/definitions/290.html)です。説明文には「22.7R2.14以前は影響を受けない」とあります。

### dsinvokedとDSCacheのroot昇格とCVSS値の相違

CVE-2026-111357に当たる3段目では、dsinvokedとDSCacheを介してroot権限まで上げます。ICSにはroot権限で保守作業を動かす`dsinvoked`というサービスがあり、作業ごとにどのプログラムを動かすかを共有設定の`DSCache`から読みます。攻撃者はメモリ上のライブラリを書き換えて`DSCache`の作業定義をPerlの起動に差し替え、`dsinvoked`に悪意のあるスクリプトをrootで実行させました。

[NVDのCVE-2026-111357](https://nvd.nist.gov/vuln/detail/CVE-2026-111357)は、説明文に「2026年10月に実際に悪用された」と明記しています。採番したのはMITREで、CVSSは7.0（攻撃元区分がローカル）、分類は[CWE-829（信頼できない領域の機能の取り込み）](https://cwe.mitre.org/data/definitions/829.html)です。国内の報道には8.8とするものがあり、評価者によって値が割れています。単独では手元の権限が要る欠陥でも、1段目と2段目でその権限が手に入るため、点数の低さを理由に後回しにはできません。各指標の読み方は[CVSSv3の計算式とスコアの目安](https://www.issoh.co.jp/tech/details/5094/)で確認できます。

### 名称だけが先にKEVへ載ったCVE-2026-118527と11月13日の期限

CVE-2026-118527は、10月31日の時点でNVDにもCVEの公開記録にもまだありません。手がかりは[CISAのKEVカタログ](https://www.cisa.gov/known-exploited-vulnerabilities-catalog)の名称「予測可能な数値または識別子の生成」だけです。参照先には、CVE-2026-104935と同じIvantiの勧告が挙がっています。

2段目で書き込み先のパスがファイル名のMD5で決まり、攻撃者が事前に計算できた点は、この名称と符合します。ただし対応関係をIvantiが示した資料は確認できておらず、これは私たちの推定です。分類としては[CWE-340](https://cwe.mitre.org/data/definitions/340.html)が近い内容です。

| CVE             | 中身           | CVSS     | KEV追加  | KEV期限  |
| --------------- | ------------ | -------- | ------ | ------ |
| CVE-2026-104935 | 認証回避と任意コード実行 | 8.6      | 10月13日 | 10月16日 |
| CVE-2026-111357 | root昇格       | 7.0（NVD） | 10月30日 | 11月2日  |
| CVE-2026-118527 | 予測可能な識別子     | 未公開      | 10月30日 | 11月13日 |

期限が3日のものと14日のものが混ざっているのは、KEVの期限を危険度から決める方式に変わったためです。期限の決まり方は[BOD 26-04の是正期限の決まり方](https://www.issoh.co.jp/tech/details/18233/)で解説しています。

## 自社のICSが対象かを版で判定する：Ivantiの修正版とNVDの構成情報

ICSの版は「22.8R2.4」と「25.1.1.2」の2つの書式が並び、取り違えが起きやすい製品です。Ivantiの公表とNVDの構成情報（CPE）の両方で判定します。

### 修正版25.1.1.2・25.1.3系・22.8R2.5とroot昇格の残存

CVE-2026-104935の修正版は、[Ivantiの10月のPatch Tuesday解説](https://www.ivanti.com/blog/october-2026-patch-tuesday)に25.1.1.2、25.1.3.0、25.1.3.1、22.8R2.5と書かれています。[10月のセキュリティ更新の告知](https://www.ivanti.com/blog/october-2026-security-update)は、修正版への更新とあわせてIntegrity Checker Toolを定期的に動かすよう求めています。

CVE-2026-111357は事情が違います。NVDが10月31日に更新したCPEでは、25.1.0.0以上25.1.1.3未満と、22.8R2から22.8R2.5までが対象です。つまり13日の修正版のうち、22.8R2.5と25.1.1.2はまだ対象に残ります。複数の報道は修正版を25.1.1.3と22.8R2.6としていますが、[Ivantiの勧告](https://hub.ivanti.com/s/article/Security-Advisory-Ivanti-Connect-Secure-CVE-2026-104935?language=en%5FUS)で版名を確かめてから作業してください。

| いまの版               | CVE-2026-104935 | CVE-2026-111357 | 判断       |
| ------------------ | --------------- | --------------- | -------- |
| 22.8R2.4以前の22.8R2系 | 対象              | 対象              | 至急更新     |
| 22.8R2.5           | 対象外             | 対象              | 再更新      |
| 25.1.1.1以前         | 対象              | 対象              | 至急更新     |
| 25.1.1.2           | 対象外             | 対象              | 再更新      |
| 25.1.2系            | 対象              | CPEに無し          | 25.1.3系へ |
| 25.1.3.0・25.1.3.1  | 対象外             | CPEに無し          | 勧告で確認    |

CPEはNISTの解析結果で、ベンダーの表と食い違うことがあります。「CPEに無し」は対象外の保証ではありません。22.7R2系もCVE-2026-111357のCPEには出てこないため、勧告の記載を見て判断します。

### NVDのCPEで版を照合するPythonスクリプトと出力の読み方

台数が多いときは、NVDのAPIから構成情報を取り、資産台帳の版を流し込んで判定します。機器には接続しません。

```
import json
import re
import sys
import time
import urllib.request

CVES = ["CVE-2026-104935", "CVE-2026-111357"]
NVD = "https://services.nvd.nist.gov/rest/json/cves/2.0?cveId="


def nums(text):
    # "22.8R2.4" や "25.1.1.2" を数値の組に分ける（文字列のまま比べない）
    return tuple(int(n) for n in re.findall(r"\d+", text))


def cpe_version(criteria):
    # cpe:2.3:a:ivanti:connect_secure:22.8:r2.4:... を "22.8R2.4" に戻す
    parts = criteria.split(":")
    ver, upd = parts[5], parts[6]
    if ver == "*":
        return None
    return ver + (upd.upper() if upd not in ("*", "-") else "")


def hit(m, ver):
    exact = cpe_version(m["criteria"])
    if exact:
        return nums(exact) == nums(ver)
    v = nums(ver)
    lo = m.get("versionStartIncluding")
    hi = m.get("versionEndExcluding")
    if lo and v < nums(lo):
        return False
    if hi and v >= nums(hi):
        return False
    return bool(lo or hi)


versions = sys.argv[1:] or ["22.8R2.4", "22.8R2.5", "25.1.1.2", "25.1.3.1"]
for cve in CVES:
    req = urllib.request.Request(NVD + cve, headers={"User-Agent": "Mozilla/5.0"})
    data = json.load(urllib.request.urlopen(req, timeout=30))
    item = data["vulnerabilities"][0]["cve"]
    matches = [m for c in item.get("configurations", [])
               for n in c["nodes"] for m in n["cpeMatch"] if m["vulnerable"]]
    print(cve, "NVD最終更新:", item["lastModified"][:10],
          "KEV期限:", item.get("cisaActionDue", "未登録"))
    for ver in versions:
        flag = "対象" if any(hit(m, ver) for m in matches) else "対象外"
        print(f"  {ver:<10} {flag}")
    time.sleep(6)  # APIキー無しのNVDは30秒に5回まで
```

`python ics_nvd_check.py 22.8R2.5 25.1.1.2 25.1.3.1` のように版を渡します。2026年10月31日に実行したところ、22.8R2.5と25.1.1.2はCVE-2026-104935で「対象外」、CVE-2026-111357で「対象」と出ました。「22.8R2.4」と「22.8R2.10」を文字列で比べると大小が逆になるため、数値の組に分けてから比べています。構成情報は後から直ることがあるため、作業の直前に取り直してください。

## 侵害の有無を確かめる：Integrity Checkerに映らない痕跡の探し方

更新は今後の侵入を防ぐだけです。10月3日以降に影響版を公開していた機器は、次の観点で調べます。

### Integrity Checker Toolが今回の攻撃を検知できない理由とメモリ調査

Volexityによれば、攻撃者はroot権限を得たあと、書き換えた`DSCache`の定義とメモリ上のライブラリを元に戻しています。ディスク上のファイルは変わらないため、ファイルの改変を見るIntegrity Checker Toolでは検知できません。さらに`/home/runtime/dlogs/debuglog`と`/var/log/audit/audit.log`から、該当時間帯の記録を選んで消していました。

Webシェルやバックドアも置かれていません。コマンドを打つたびに連鎖全体を最初から実行し、結果をHTTPの応答で受け取る方式でした。痕跡は主にメモリに残るため、Volexityはネットワークとメモリの両面からの調査を勧めています。外部に調査を頼むときの流れと費用は[フォレンジック調査の流れと依頼先の選び方](https://www.issoh.co.jp/column/details/2812/)で確認できます。

### welcome.cgiへの集中とX-DSCGI-PATHヘッダを前段のログで洗う手順

Volexityが挙げた監視の観点は、`welcome.cgi`への大量の要求と、URLと`X-DSCGI-PATH`が別のスクリプトを指す要求です。ICSの前にWAFやロードバランサを置き、要求ヘッダを記録している構成なら、そのログで遡れます。次のPythonは、JSON Lines形式に書き出したアクセスログを読みます。

```
import collections
import json
import sys

WELCOME = "/dana-na/auth/url_default/welcome.cgi"

per_ip = collections.Counter()
for line in open(sys.argv[1], encoding="utf-8"):
    rec = json.loads(line)
    path = rec.get("path", "").split("?")[0]
    headers = {k.lower(): v for k, v in rec.get("headers", {}).items()}
    dscgi = headers.get("x-dscgi-path")
    if path == WELCOME:
        per_ip[rec.get("src_ip", "-")] += 1
    if dscgi:
        # URLとヘッダが別のスクリプトを指していれば、Volexityの言う不一致
        mismatch = not dscgi.endswith(path.rsplit("/", 1)[-1])
        print("要調査" if mismatch else "参考", rec.get("time"), rec.get("src_ip"),
              path, "X-DSCGI-PATH=" + dscgi)

for ip, count in per_ip.most_common(5):
    print("welcome.cgiへの要求回数", ip, count)
```

ログの項目名（`path`・`headers`・`src_ip`）は自社の機器に合わせて書き換えます。10月31日に、攻撃の要求2件と通常のログイン2件を入れたサンプルで実行し、攻撃の2件だけが「要調査」と出ることを確かめました。Volexityは、攻撃者が別のURLやヘッダの組み合わせを見つける可能性も指摘しています。`wu.cgi`の文字列だけで探すと取りこぼすため、不一致そのものを拾う形にしました。

### VolexityのYARAルールとIOCの使い方と機器内に残るファイル名

[VolexityのGitHub](https://github.com/volexity/threat-intel/tree/main/2026/2026-10-13%20Ivanti)には、YARAルール2本とIOCが公開されています。1本目は`X-DSCGI-PATH: /home/webserver/htdocs/dana/fb/smb/wu.cgi`の文字列をファイルとメモリから探し、2本目は権限昇格に使われたPythonの断片をメモリから探します。IOCは攻撃に使われたIPアドレス108.165.147\[.\]64の1件です。

```
yara -s rules.yar ics_memory.lime
yara -r -s rules.yar ./ics_disk_image_mount/
```

機器内に作られたファイルは、`/tmp`配下の`ml.py`・`rq5.py`・`mk.py`・`rr.py`・`spray_hits.json`、隠しディレクトリ`/data/.icscap/`の`dsstatmond`（名前を変えたtcpdump）です。多くは攻撃者が実行後に消しているため、無いことは安全の証明になりません。

## 侵害を前提にした事後対応：AD資格情報の入れ替えとLDAP通信の暗号化

UTA0576が狙ったのは、ICSの先にあるActive Directoryでした。Volexityは、LDAP接続用の資格情報の抜き取り、Kerberoast用ツールの設置、LAPSのパスワードとBitLocker回復キーの検索、パスワードスプレー、LDAP通信の盗聴を確認しています。

### ICSのADサービスアカウントとSPN付きアカウントのパスワード変更順序

最初に変えるのは、ICSがADへ問い合わせるときに使うサービスアカウントです。攻撃者はこのアカウントでドメインコントローラへ接続し、高価値の属性を探していました。次がSPN（サービスプリンシパル名）を持つユーザーアカウントです。Kerberoastは、これらのアカウントのチケットを持ち帰ってパスワードを手元で解く攻撃です。

```
Import-Module ActiveDirectory
Get-ADUser -Filter 'ServicePrincipalName -like "*"' -Properties ServicePrincipalName, PasswordLastSet |
    Sort-Object PasswordLastSet |
    Select-Object SamAccountName, PasswordLastSet, @{n = 'SPN'; e = { $_.ServicePrincipalName -join ';' }}
```

[Get-ADUser](https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/module/activedirectory/get-aduser)でSPN付きのユーザーを、パスワードの最終変更日が古い順に並べます。長いあいだ変えていない短いパスワードほど解かれやすいため、一覧の上から順に変更してください。ICSに設定したアカウントのパスワードを変えたら、ICSの認証サーバ設定も同時に直さないとVPNのログインが止まります。

### LAPSのパスワードを即時に失効させるコマンドとBitLocker回復キーの扱い

LAPSのパスワードが読まれた可能性がある端末は、次の更新周期を待たずに失効させます。[Set-LapsADPasswordExpirationTime](https://learn.microsoft.com/ja-jp/powershell/module/laps/set-lapsadpasswordexpirationtime)は、日時を省くと有効期限を現在時刻にし、パスワードをすぐに切らします。

```
Import-Module LAPS
Get-ADComputer -Filter 'OperatingSystem -like "Windows*"' |
    ForEach-Object { Set-LapsADPasswordExpirationTime -Identity $_.Name }
```

公式の説明どおり、新しい期限が効くのは各端末が次にLAPSのポリシー処理を回したときです。端末が電源を落としている間は古いパスワードが残ります。BitLocker回復キーには一括で失効させる仕組みが無く、持ち出された場合は端末ごとに回復パスワードを作り直す作業になります。ADの情報が持ち出され、そこに従業員の個人データが含まれていたなら、[個人情報保護委員会への報告義務と期限](https://www.issoh.co.jp/column/details/17840/)も確かめてください。

### 平文LDAPの盗聴を防ぐLDAPSと25.1.3.0のサーバ証明書検証の既定化

攻撃者は、ICSが流す389番ポートの通信を記録し、平文のLDAP認証情報やNTLMのハッシュを取り出していました。ICSとドメインコントローラの間が暗号化されていなければ、ICSを乗っ取られた時点で、そこを通る認証情報が読めてしまいます。

対策はICSからの接続をLDAPS（636番）かStartTLSに切り替えることです。[ICS 25.1.3.0のリリースノート](https://help.ivanti.com/ps/help/en%5FUS/ICS/25.1.x/25.1.3.0/rn/introduction.htm)は、LDAPサーバを新しく設定するときに「Validate Server Certificate」を既定で有効にしたと書いています。既存の設定は自動では変わらないため、更新後に認証サーバの設定を開いて確かめてください。LDAPと暗号化の仕組みは[LDAPの仕組みと認証実装](https://www.issoh.co.jp/tech/details/13316/)で解説しています。

## 22.8R2系で再更新するか25.1.3系へ移るか：2027年1月の終了を踏まえた判断

IvantiはPatch Tuesdayの解説で、22.x系が2027年1月31日にサポート終了となるため、25.x系へ早く移るよう勧めています。今回の再更新は、その判断の機会でもあります。

### 25.1.3.0で既定が変わるIKEv2・SAML・LDAPの設定と移行前の確認項目

25.1.3系への移行は、版を上げるだけでは済みません。リリースノートが挙げる既定値の変更は次のとおりです。

- IKEv2のPhase 1は、AES-256・SHA-256・2048ビット以上のDHだけを既定で許可する。古い暗号設定のクライアントはつながらなくなる
- SAMLのサービスプロバイダとして使う場合、応答の署名検証が既定で有効になる。IdPの証明書チェーンの登録が要る
- LDAPサーバの新規設定でサーバ証明書の検証が既定で有効になる
- セッション終了時にすべてのCookieを消す設定が既定で有効になる
- ストレージ周りの制限の変更により、旧版へのダウングレードができなくなる

ダウングレードできない点が一番の注意です。更新後に不具合が出ても旧版へ戻せないため、設定のバックアップと、IKEv2・SAMLを使う利用者での接続試験を先に済ませます。

### 22.8R2系の再更新で当面しのぐ条件と今回で25.1.3系へ移る組織

私たちの判断はこうです。IKEv2やSAMLを使っておらず、検証環境で25.1.3系を1〜2日試せるなら、今回の作業で25.1.3系へ移ります。3か月後に同じ規模の更新作業をもう一度するより、1回で済ませたほうが停止の回数が減ります。

逆に、古いIKEv2クライアントを抱えている、SAMLの証明書を整える時間が無い、冗長構成が組めず停止時間を取りにくい、という組織は、22.8R2系の最新の修正版で今回をしのぎます。そのうえで、1月31日より前に移行の日程を確保してください。終了後の22.x系に新しい脆弱性が出ても、修正は提供されません。

### VPN機器を残すか見直すかの判断とZTNAへの移行を採らない場面

ICSはKEVに繰り返し載ってきた製品で、2024年1月のCVE-2023-46805とCVE-2024-21887、2025年1月のCVE-2025-0282、4月のCVE-2025-22457も、認証なしで悪用された欠陥でした。社外に開いた入口を減らすためにZTNAへ移る選択肢は、[ゼロトラストネットワーク（ZTNA）とVPNの違いと製品選定](https://www.issoh.co.jp/column/details/13099/)で比べられます。

ただし、今回の対応の最中に乗り換えを決めるのは勧めません。移行には数か月かかり、その間もICSは動き続けます。まず更新と侵害調査を終えてください。乗り換えを検討するのは、その対応を終えてからの別の計画です。他社のVPN機器も含めて版をKEVと突き合わせる仕組みは、[VPN機器の版確認コマンドとKEV照合スクリプト](https://www.issoh.co.jp/tech/details/18740/)が土台になります。点検の範囲を決めて外部に任せる場合の進め方は、[脆弱性診断の種類と進め方・外注時の判断基準](https://www.issoh.co.jp/column/details/13101/)で確認できます。

## Ivanti Connect Secureの脆弱性対応でよく受ける質問と回答

10月の3件の対応を進める中で出てきやすい疑問に、公開されている一次情報の範囲で答えます。

### 10月13日に22.8R2.5へ更新済みですが、また更新が必要ですか？

必要です。NVDの構成情報では、22.8R2.5はCVE-2026-104935の対象から外れていますが、root昇格のCVE-2026-111357の対象には残っています。13日の更新で塞がったのは認証回避とコード実行で、権限昇格の修正は10月29日に別に出ました。もう一度、Ivantiの勧告が示す修正版へ上げてください。25.1.1.2へ上げた機器も同じ扱いです。

### Integrity Checker Toolで問題が出なければ侵害されていないと考えてよいですか？

考えられません。今回の手口はディスク上のファイルを変えないため、Integrity Checker Toolでは検知できないとVolexityが明記しています。10月3日以降に影響版を公開していた場合は、メモリを含む調査を検討してください。ツール自体は、別の手口の改変を拾うために定期的に動かす価値があります。

### Pulse Connect SecureやIvanti Policy Secureも対象ですか？

Pulse Connect SecureはICSの旧名称です。旧名称のまま動く古い版はサポートが切れている可能性が高く、今回の修正も届きません。Policy Secureは、10月31日時点のKEVとNVDでは製品に挙がっていません。過去には同時に対象となった例があるため、使っている場合はIvantiの勧告で確かめてください。

### JPCERT/CCの注意喚起は出ていますか？

2026年10月31日の確認では、[JPCERT/CCの2026年の注意喚起一覧](https://www.jpcert.or.jp/at/2026.html)に本件はありません。同じIvantiのEndpoint Manager Mobile（EPMM）については注意喚起が出ています。国内に注意喚起が無くても、KEVへの登録と悪用の報告がある以上、対応を待つ理由にはなりません。

### VPN機器にWebシェルが無ければ、ADの対処まではしなくてよいですか？

今回の攻撃ではWebシェルが置かれていないため、見つからないことは安全の証明になりません。ICSがADと連携しているなら、少なくともICSのサービスアカウントのパスワードは変えることを勧めます。手間は小さく、盗まれていた場合の被害を大きく減らせます。

## 関連記事

- [VPN 脆弱性：機器の版確認コマンドとKEV照合スクリプト・パッチと移行の判断【2026年10月】](https://www.issoh.co.jp/tech/details/18740/)：Ivantiを含むVPN機器全体の版確認とKEV照合の進め方です。
- [Cisco ASAの脆弱性CVE-2026-76418：二次認証の設定確認と8月修正版からの再更新](https://www.issoh.co.jp/tech/details/19081/)：同じ10月に悪用が確認されたVPN機器で、修正版の再更新が要る点も共通しています。
- [NetScalerの脆弱性CVE-2026-88771とは？88779で変わった修正版と侵害調査の手順](https://www.issoh.co.jp/tech/details/17983/)：リモートアクセス製品の侵害調査の進め方を扱っています。
- [Fortinetの脆弱性まとめ｜FortiGateの悪用済みCVE一覧と仮想パッチ・確認手順【2026年10月】](https://www.issoh.co.jp/tech/details/4970/)：FortiGateを併用している場合の悪用済みCVEの一覧です。
- [API不正アクセス対策の実装手順：JPCERT注意喚起に沿うレート制限・認可・トークン失効とアプリ解析・SSRF対策](https://www.issoh.co.jp/tech/details/18346/)：VPN以外の入口から入られる不正アクセスへの備えです。

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出典: [Ivanti Connect Secureの脆弱性：10月の悪用済み3件の対象版判定と侵害調査](<https://www.issoh.co.jp/tech/details/19127/>)（株式会社一創）
