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title: "人時生産性とは？計算式と業種別の目安、労働生産性・人時売上高との違いと上げ方"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/8845/"
published: 2025-09-17
updated: 2026-10-07
categories: ["ビジネス理論・用語"]
publisher: "株式会社一創"
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# 人時生産性とは？計算式と業種別の目安、労働生産性・人時売上高との違いと上げ方

人時生産性（にんじせいさんせい）とは、従業員が1時間働くごとにどれだけの粗利益を生んだかを示す指標です。計算式は「粗利益高÷総労働時間」で、月の粗利が360万円、全員の労働時間の合計が1,500時間なら、人時生産性は2,400円になります。

売上ではなく粗利を、人数ではなく時間を使うのが特徴です。パートやアルバイトの比率が高い小売・飲食・サービス業では、人数で割る労働生産性より実態に近い数字が出るため、店舗運営やシフト管理の指標として使われてきました。

この記事では、計算式と分母に入れる時間の範囲、人時売上高や労働生産性との違い、公表されている業種別の値の読み方、自社の目安を逆算する式、数字を上げる方法を順に解説します。

## まとめ：人時生産性の計算式と自社の目標設定

- **計算式**：人時生産性＝粗利益高÷総労働時間。人時売上高（売上÷総労働時間）に粗利率を掛けた値と一致します。
- **分母**：正社員・パート・アルバイトに加え、残業、店長や本部応援の時間、派遣スタッフの時間まで含めます。外した時間の分だけ数字は高く出ます。
- **業種別の値**：中小企業庁の2021年資料では製造業2,837円、小売業2,444円、宿泊業2,805円、飲食店1,902円です。ただし分子は粗利でなく付加価値額で、財務データは平成30年度決算実績（令和元年中小企業実態基本調査）です。
- **自社の目安**：1時間あたりの人件費を、目標とする労働分配率（人件費÷粗利）で割ると、必要な人時生産性が出ます。1時間あたり人件費が1,500円で、労働分配率50%を目指すなら3,000円です。
- **上げ方**：分子（粗利）を増やすか、分母（労働時間）を減らすかの2通りです。時間を削るなら、売上の少ない時間帯の配置から見直します。

## 人時生産性の意味と読み方、「人事生産性」との関係

「人時（にんじ）」は、1人が1時間働いた労働量を表す単位で、英語のマンアワー（man-hour）にあたります。10人が8時間働けば80人時です。人時生産性は、この人時1単位あたりの粗利を測ります。

「人事生産性」という表記を見かけた場合は、添えられた計算式や説明から、何を測る指標なのかを確認してください。粗利益÷総労働時間の式が添えられていれば、人時生産性と同じ指標を指しています。人事部門の業務効率や、人的資本への投資効果を測る指標とは別物です。人的資本の指標については[人的資本経営の意味と開示義務](/column/details/13383/)の記事で扱っています。

小売業では、人時売上高を英語でSPMH（Sales Per Man Hour）、物流や製造の現場では1時間あたりの処理数をUPH（Units Per Hour）と呼びます。SPMHの分母は総労働時間ですが、UPHは装置や工程の1時間当たり処理数にも使われるため、分母が人時とは限りません。数量を総労働時間で割る場合は、1人1時間当たりの処理数と明記します。

## 人時生産性の計算式と計算例

人時生産性は次の式で求めます。

```
人時生産性（円）＝ 粗利益高 ÷ 総労働時間
人時売上高（円）＝ 売上高 ÷ 総労働時間
人時生産性      ＝ 人時売上高 × 粗利率
```

3行目は1行目と2行目から導ける関係です。人時生産性が下がったとき、人時売上高と粗利率のどちらが動いたかを分けて見ると、原因が「客数や客単価」なのか「値引きや廃棄」なのかを切り分けられます。

### 分子：粗利益高を使う理由と付加価値との違い

分子の粗利益高は、損益計算書の売上総利益（売上高−売上原価）です。売上をそのまま使うと、仕入れ値の高い商品を多く売る店ほど数字が良く見えてしまうため、粗利に揃えます。粗利と粗利率の出し方は[粗利計算の方法と粗利率の計算式](/column/details/17885/)で詳しく解説しています。

公的統計や中小企業庁の分析では、分子に粗利ではなく付加価値額を使うのが一般的です。中小企業庁の資料では、付加価値額を労務費・人件費・地代家賃・減価償却費・経常利益などの合計で定義しています。社内で使う人時生産性は粗利ベース、統計の比較値は付加価値ベース、と分かれている点が、後で業種別の値を読むときの注意点につながります。

### 分母：総労働時間に含める時間

分母は、その店舗や部門で実際に働いた時間の合計です。所定労働時間ではなく、勤怠記録の実労働時間を使います。迷いやすいのは次の時間です。

| 時間の種類        | 含めるか      | 理由                  |
| ------------ | --------- | ------------------- |
| パート・アルバイトの時間 | 含める       | 人数換算でなく実時間で入れる      |
| 正社員の残業時間     | 含める       | 外すと残業が多い店ほど高く出る     |
| 店長・管理職の時間    | 含める       | 管理監督者も労働時間に数える      |
| 本部・他店からの応援   | 受け入れ側に含める | その店の粗利を生んだ時間のため     |
| 派遣スタッフの時間    | 含める       | 外すと派遣への置き換えで上がって見える |
| 業務上必須の研修・会議  | 含める       | 業務として参加する時間も実労働時間   |
| 有給休暇         | 含めない      | 実際に働いていない時間のため      |

大事なのは、どの時間を入れるかを社内で決めて全店で揃えることです。比較する店舗や月の間で範囲が違うと、数字の差が生産性の差なのか集計の差なのか分からなくなります。

### 計算例とExcelでの集計

ある店舗の1か月を例にします。売上高1,200万円、粗利率30%で粗利益高は360万円です。正社員3人が各180時間（計540時間）、パート12人が各80時間（計960時間）働き、総労働時間は1,500時間でした。

- 人時生産性：360万円÷1,500時間＝**2,400円**
- 人時売上高：1,200万円÷1,500時間＝8,000円
- 検算：8,000円×30%＝2,400円

複数店舗をExcelで並べるときは、A列に店舗名、B列に売上高、C列に粗利益高、D列に総労働時間を時間単位の数値で入れ、次の式を置きます。たとえば1,500時間は1500と入力し、時刻・時間形式の値をそのまま使わないでください。各セルには、以下の「＝」以降の数式部分だけを入力します。

```
E2  =IFERROR(B2/D2,"要確認")        人時売上高
F2  =IFERROR(C2/D2,"要確認")        人時生産性
G2  =IFERROR(C2/B2,"要確認")        粗利率
F10 =SUM(C2:C9)/SUM(D2:D9)          全店の人時生産性
```

全店の値は、各店の人時生産性をAVERAGEで平均するのではなく、粗利の合計を労働時間の合計で割ります。小さな店も大きな店も同じ重みで平均すると、労働時間の多い大型店の実態が薄まり、全社の数字とずれます。

## 人時生産性・人時売上高・労働生産性の違い

似た指標は、分子に何を置くか、分母が人数か時間かで区別できます。

| 指標           | 分子    | 分母         | 主な使い道          |
| ------------ | ----- | ---------- | -------------- |
| 人時生産性        | 粗利益高  | 総労働時間      | 店舗・部門の運営、シフト設計 |
| 人時売上高（SPMH）  | 売上高   | 総労働時間      | 時間帯別の人員配置      |
| 労働生産性（1人当たり） | 付加価値額 | 従業員数（就業者数） | 企業・業種・国の比較     |
| 労働生産性（時間当たり） | 付加価値額 | 従業員数×労働時間  | 働き方の違いを除いた比較   |

日本生産性本部は、労働生産性を「労働者1人当たり、あるいは労働1時間当たりでどれだけ成果を生み出したか」を示すものと説明し、成果には付加価値（売上高から原材料費や外注加工費など外部から購入した費用を除いたもの）を使います。同本部が2025年12月22日に公表した「労働生産性の国際比較2025」では、2024年の日本の時間当たり労働生産性は購買力平価（PPP）換算で60.1ドル（5,720円）、OECD加盟38カ国中28位で、就業者1人当たり労働生産性は98,344ドル（935万円）で29位でした。国全体のGDPから出した値なので、店舗や企業の人時生産性と金額を並べて比べるものではありません。

「1人当たりの生産性」を求める式は、付加価値額（社内なら粗利でも可）÷従業員数です。パートが多い企業は1人あたりの労働時間が短いぶん数字が低く出るため、正社員中心の企業と比べるなら、時間で割る人時生産性か時間当たり労働生産性を使います。財務指標としての労働生産性の位置づけは、[ローカルベンチマークの6指標](/column/details/9055/)の記事でも扱っています。

## 業種別の人時生産性の目安と、公表値を比べるときの注意

業種別の人時生産性としてよく引用されるのが、中小企業庁が産業構造審議会 経営力向上部会（第5回・2021年6月24日）に提出した資料「中小小売業・サービス業の生産性分析」の値です。資料の出所表記は「令和元年度中小企業実態基本調査」と「令和元年度毎月勤労統計調査」です。ただし、前者の正式名称は「令和元年中小企業実態基本調査」で、財務データは平成30年度決算実績を対象としています。

| 業種  | 業種平均   | 上位25%  | 上位25〜50% | 下位25〜50% | 下位25%  |
| --- | ------ | ------ | -------- | -------- | ------ |
| 製造業 | 2,837円 | 5,037円 | 2,536円   | 1,534円   | 552円   |
| 小売業 | 2,444円 | 3,949円 | 2,373円   | 1,652円   | 795円   |
| 宿泊業 | 2,805円 | 4,769円 | 2,345円   | 1,808円   | 530円   |
| 飲食店 | 1,902円 | 3,465円 | 2,130円   | 1,759円   | 1,158円 |

出典：中小企業庁「中小小売業・サービス業の生産性分析」（2021年6月、産業構造審議会 経営力向上部会 第5回 資料4）。区分は労働生産性の高い順に企業を4等分した階級です。

この表を自社の人時生産性と並べる前に、次の3点を押さえてください。

- **分子が付加価値額**：資料の定義は「人時生産性＝付加価値額÷総労働時間」で、付加価値額には労務費・人件費・地代家賃・減価償却費・租税公課・支払利息・割引料・経常利益・能力開発費が含まれます。粗利ベースの自社値とは計算の土台が違います。
- **コロナ禍前の中小企業のデータ**：財務データは令和元年調査の平成30年度決算実績で、その後の最低賃金の引き上げや価格改定は反映されていません。大企業も含まれません。
- **労働時間は業種の平均値**：各社の勤怠ではなく、毎月勤労統計の業種別の月間実労働時間（例：卸売業・小売業の一般労働者164.5時間、パートタイム労働者90.5時間）を人数に掛けて推計しています。

同じ資料で、製造業との差は労働生産性（1人当たり）で見ると飲食店が約2.3倍あるのに対し、人時生産性では約1.5倍に縮みます。パート比率と労働時間の差を除くと、業種間の開きは小さくなるということです。それでも非製造業の値は低い、というのが資料の結論です。

自社と比べるなら、同じ定義に揃えるのが前提です。資料と同じく、労務費・人件費・地代家賃・減価償却費・租税公課・支払利息・割引料・経常利益などを足した付加価値額を年間の総労働時間で割れば、この表と同じ土台の数字になります。業種別の財務比率の比べ方は[財務分析のやり方と業種別の平均値](/column/details/17893/)で解説しています。

## 自社の目安を決める式：1時間あたり人件費÷目標労働分配率

業種平均は参考になっても、自社の目標にはそのまま使えません。人件費を賄えるかどうかは、自社の時給水準で決まるからです。そこで、労働分配率から必要な人時生産性を逆算します。

```
1時間あたり人件費 ＝ 人件費 ÷ 総労働時間
労働分配率（粗利ベース）＝ 人件費 ÷ 粗利益高
                      ＝ 1時間あたり人件費 ÷ 人時生産性
必要な人時生産性 ＝ 1時間あたり人件費 ÷ 目標労働分配率
```

先の計算例で、正社員3人の月給が計105万円、パート960時間の時給が1,250円（計120万円）なら、給与だけを人件費とした簡略計算では225万円、1時間あたり人件費は1,500円です。実務の目標設定では、賞与や会社負担の社会保険料なども同じ対象期間に対応させて人件費に含めます。粗利360万円に対する労働分配率は62.5%になります。目標を50%に置くなら、必要な人時生産性は1,500円÷50%＝3,000円で、今の2,400円との差は600円です。

この式を使うと、賃上げの影響も人時生産性に換算できます。令和8年度の地域別最低賃金は全国加重平均で56円上がって1,177円になり、10月1日から12月2日にかけて順次発効します（厚生労働省「令和8年度地域別最低賃金の答申結果」）。労働分配率50%を維持する場合、全員を合計した1時間あたり人件費が56円上がれば、必要な人時生産性は112円上がります。先の例でパート960時間だけを56円賃上げするなら、必要な上げ幅は56円×960時間÷1,500時間÷50%で約72円です。社会保険料の会社負担を含めると、必要な上げ幅はさらに大きくなります。最低賃金の改定額と企業の対応は[最低賃金引き上げの改定額と企業の対応手順](/column/details/17838/)、労働分配率と人件費率の使い分けは[人件費率の計算式と労働分配率との違い](/column/details/17955/)にまとめています。

目標労働分配率の水準は業種や業態で大きく違います。まず自社の過去3期の実績を出し、利益目標から逆算して決めるのが現実的です。

## 人時生産性を上げる方法：分子の粗利と分母の時間

人時生産性を上げる手段は、粗利を増やすか、労働時間を減らすかの2つしかありません。どちらを先に動かすかは、人時売上高と粗利率のどちらが低いかで決めます。

### 時間帯別の人時売上高による配置の見直し

最初に手を付けやすいのは、売上の少ない時間帯に人が多く配置されている状態の解消です。POSの時間帯別売上と、勤怠の時間帯別の出勤人数を突き合わせ、1時間ごとの人時売上高を出します。人時売上高が全体平均を大きく下回る時間帯は、シフトを削るか、品出しや清掃などの作業をその時間帯へ寄せます。

この分析には、時間帯別の売上と勤怠の両方のデータが必要です。紙やExcelでも、出退勤時刻と休憩時間を記録していれば時間帯別の人数と実労働時間を集計できます。記録が日別の合計時間だけなら、まず時刻単位の記録を整え、集計負担が大きい場合に勤怠システムを検討します。

### 発注・検品・報告業務の作業時間削減

シフトを削るだけでは、残った人の負担が増えて接客や品出しが追いつかなくなります。並行して、作業時間そのものを減らします。たとえば発注の自動化、セルフレジの導入、検品や伝票処理のデジタル化、店舗ごとに作っていた報告書の廃止などです。Excelなどに作業名・担当人数・1回あたりの所要時間・月間回数を記録し、担当人数×所要時間×月間回数で月間の人時を比べます。削減候補は人時の大きさだけでなく、接客や検品の品質への影響も見て決めます。

### 値引き・廃棄・棚卸ロスによる粗利率低下の防止

分子側では、売上を伸ばすより先に粗利率の低下を止めるほうが効くことがあります。値引きの乱発、廃棄ロス、棚卸ロスは粗利をそのまま削るため、売上が同じでも人時生産性を下げます。人時生産性＝人時売上高×粗利率の関係から、粗利率が30%から27%に落ちると、人時売上高が同じでも人時生産性は1割下がります。

## 人時生産性で判断を誤るパターンとデメリット

人時生産性は計算が簡単なぶん、集計の仕方ひとつで数字が動きます。次の使い方は避けてください。

- **分母から時間を外して比べる**：店長の残業や本部応援、派遣スタッフの時間を外した店舗は高く出ます。業務を派遣や外部委託へ移すだけで、生産性は変わっていないのに数字が上がります。
- **人を削って短期的に上げる**：粗利が変わらないまま人時を削れば人時生産性は上がりますが、欠品や待ち時間の増加で客数が落ちれば、数か月後に分子が減ります。人時生産性と一緒に客数と客単価を必ず並べて見ます。
- **粗利の定義が店舗ごとに違う**：廃棄損の計上区分が店舗ごとに違ったり、売上値引きが売上高に正しく反映されていなかったりすると、粗利率がずれ、比較が成り立ちません。
- **付加価値ベースの統計と比べる**：前の章のとおり、中小企業庁の業種別値は分子が付加価値額です。粗利ベースの自社値を並べて「平均より高い」と判断するのは誤りです。

人時生産性は「1時間あたりの稼ぎ」しか表さない、という限界もあります。接客の質や従業員の負荷は数字に出ないため、離職率や顧客満足の指標と組み合わせて運用します。

## よくある質問

### 人時生産性の目安はいくらですか？

中小企業庁の2021年資料では、小売業の平均が2,444円、飲食店が1,902円です。ただし分子が付加価値額のため、粗利ベースの自社値とは直接比べられません。自社の目安は、1時間あたり人件費÷目標労働分配率で出すのが確実です。

### 人時生産性と労働生産性の違いは何ですか？

違いは分子と分母です。人時生産性は粗利を総労働時間で割ります。労働生産性は付加価値額（または生産数量）を、従業員数か「従業員数×労働時間」で割ります。パートの多い業種では、人数で割る指標より時間で割る指標のほうが実態に近くなります。

### 人事生産性とは何ですか？

「人事生産性」という表記だけでは、どの指標を意味するかは確定できません。粗利益÷総労働時間の式が添えられていれば、人時生産性と同じ指標を指しています。

### パートやアルバイトの時間も総労働時間に含めますか？

含めます。人数ではなく勤怠記録の実労働時間をそのまま足します。派遣スタッフや本部からの応援の時間も、その店舗の粗利を生んだ時間として含めます。

### 1時間当たりの生産性の計算式は？

社内の指標なら「粗利益高÷総労働時間」（人時生産性）、統計と比べるなら「付加価値額÷（従業員数×1人当たり労働時間）」（時間当たり労働生産性）です。比べる相手と同じ式を使ってください。

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出典: [人時生産性とは？計算式と業種別の目安、労働生産性・人時売上高との違いと上げ方](<https://www.issoh.co.jp/column/details/8845/>)（株式会社一創）
