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title: "要員計画とは？人員計画との違いと要員数の計算式・立て方"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/8824/"
published: 2025-09-16
updated: 2026-09-27
categories: ["人事労務"]
publisher: "株式会社一創"
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# 要員計画とは？人員計画との違いと要員数の計算式・立て方

要員計画は、事業を回すために「どの仕事に、どんな人が、何人いるか」を先に決め、今いる人員との差を採用・異動・育成・外部委託で埋める計画です。この記事では、要員と人員の語義の違いから、労働分配率と業務量の2通りで要員数を出す計算式、6つの策定手順、計画表に置く列、ITプロジェクトでの山積みまでを、辞書・経済産業省・中小企業庁・PMIの一次情報をもとに整理します。

## まとめ：要員計画の要点

- 要員は「ある仕事のために必要な人員」、人員は「組織を構成する人の数」です。この記事では、要員計画を仕事の側（需要）、人員計画を今いる人の側（供給）から考える整理として使い分けます。
- 要員数はトップダウン（付加価値額×目標労働分配率÷一人当たり人件費）とボトムアップ（業務量×標準時間÷一人当たり稼働時間）の両方で出し、差を突き合わせます。
- 必要数から「期首人員－退職見込み±異動」を引いた残りが、採用や外部委託で埋める数です。退職を織り込まない計画は、退職が発生した場合の不足を過小評価します。
- 計画表は頭数でなく稼働換算（FTE）で持ち、四半期ごとに実績と照合します。
- 人材版伊藤レポート2.0は、人材の「質と量」を定義して人材を確保する方針を明らかにするよう求めています。人数だけの計画は人的資本経営の要請を満たしません。

## 要員計画の定義と人員計画・採用計画との違い

### 「要員」と「人員」の辞書上の意味

デジタル大辞泉は、要員を「ある仕事のために必要な人員。」、人員を「集団や組織体を構成する人の数。また、構成する人。」と定義しています。要員は仕事を起点にした言葉で、人員は組織にいる人を起点にした言葉です。「要員数」は業務を遂行するのに必要な人数、「要員体制」はその業務に誰を何人充てるかという構成を指します。

この違いに沿うと、要員計画は「事業計画から逆算して必要な人数とスキルを決める計画」、人員計画は「今いる社員をどこに配置し、どう入れ替えるかの計画」と整理できます。人事系メディアでは両者をほぼ同義に扱う例も、人員計画を要員計画の下位に置く例もあり、定義は統一されていません。社内で使うときは、どちらの言葉が需要側を指すのかを最初に決めておくと、部門ヒアリングの数字がぶれません。

### 要員計画・人員計画・採用計画の比較

| 項目    | 要員計画         | 人員計画     | 採用計画       |
| ----- | ------------ | -------- | ---------- |
| 起点    | 事業計画・業務量     | 在籍社員     | 要員と人員の差    |
| 決めること | 必要人数と必要スキル   | 配置・異動・育成 | 採用人数・時期・手段 |
| 期間    | 中期（3〜5年）と単年度 | 単年度〜半期   | 単年度        |
| 主な担当  | 経営企画・人事      | 人事・各部門長  | 採用担当       |

表の期間は、この記事での使い分けに沿った目安です。順序は要員計画が先です。必要数が決まらないまま採用計画を立てると、現場の欠員補充の要望をそのまま積み上げることになり、人件費の総枠を超えても止める根拠がありません。

## 要員計画が経営課題として問われる背景

### 人的資本経営で求められる「人材の質と量」

経済産業省が2022年5月に公表した[人材版伊藤レポート2.0](https://www.meti.go.jp/policy/economy/jinteki%5Fshihon/pdf/report2.0.pdf)は、「中期的な視点からあるべき人材の質と量を定義し、人材を確保する方針を明らかにする必要がある。」と書いています。そのうえでCEO・CHROに対し、「各事業が中期的に必要とする人材の質と量を整理し、現状とのギャップを明確にした上で、人事施策を立案する。」「可能な限り早期に、社員の再配置や外部人材の獲得を検討し、実行する。」ことを求めています。これは要員計画の手順そのものです。

内閣官房の人的資本可視化指針（2022年8月30日策定、2026年3月23日改訂）も、2022年版で「将来の事業構想を踏まえた中期的な人材ポートフォリオのギャップ分析」を取組例に挙げています。上場企業にとって要員計画は社内の管理資料にとどまらず、開示で説明を求められる材料になりました。人的資本の開示項目は[人的資本経営の意味と開示義務の解説](/column/details/13383/)で整理しています。

国際規格では、[ISO 30409:2016](https://www.iso.org/standard/64150.html)（Human resource management — Workforce planning、2016年9月発行）が要員計画の指針を定めています。ISOの規格紹介は、組織の規模・業種・セクターを問わず拡張できる指針と枠組みを示すものと説明しています。

### 採用だけでは埋まらない労働市場

帝国データバンクが2026年7月17日〜31日に実施した[人手不足に対する企業の動向調査](https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260817-laborshortage202607/)では、正社員の不足を感じている企業は51.3％でした。厚生労働省の[一般職業紹介状況（令和8年7月分）](https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage%5F75707.html)では、2026年7月の有効求人倍率（季節調整値）は1.18倍です。ハローワークの集計で求職者1人当たりの有効求人数が1を上回る状況で「足りない人数はすべて中途採用で埋める」計画を立てると、採用が遅れた分だけ期中に穴が開きます。要員計画で異動・育成・外部委託・業務削減の選択肢を並べておく理由はここにあります。

## 要員数の算出方法：トップダウン方式とボトムアップ方式

### トップダウン方式による人件費予算と要員上限の算定

中小企業庁の経営指標算出式では、労働分配率は「（労務費・人件費÷付加価値額）×100」、2025年版中小企業白書では一人当たり人件費は「人件費総額÷従業者数」で算出しています。この2つの定義を組み合わせると、設定した人件費予算に対応する頭数の目安が出ます。計画表をFTEで管理する場合は、分母も一人当たりではなく1FTE当たり人件費にそろえます。

```
人件費の枠 ＝ 計画付加価値額 × 目標労働分配率
要員数の上限 ＝ 人件費の枠 ÷ 一人当たり人件費

計算例：付加価値額 8億円、目標労働分配率 60％、一人当たり人件費 600万円
人件費の枠 ＝ 8億円 × 0.60 ＝ 4.8億円
要員数の上限 ＝ 4.8億円 ÷ 600万円 ＝ 80人
```

一人当たり人件費には給与だけでなく賞与・法定福利費・福利厚生費を含めます。どこまでを人件費に含めるかは[原価計算における人件費の扱い方](/column/details/11219/)で説明しています。この方式は経営計画と整合しますが、部門ごとの業務の重さは反映されません。

### ボトムアップ方式による業務量と必要人数の算定

部門ごとに、業務の件数と1件あたりの標準時間から必要な延べ時間を出し、一人が実際に働ける時間で割ります。

```
必要人数 ＝ 業務量（件） × 1件あたり標準時間 ÷ 一人当たり実稼働時間

計算例：月1,200件、1件25分、一人の月実稼働 140時間
必要時間 ＝ 1,200件 × 25分 ＝ 30,000分 ＝ 500時間
必要人数 ＝ 500時間 ÷ 140時間 ≒ 3.57人 → 4人（稼働換算 3.6）
```

分母は、対象業務に充てられる時間とします。会議・研修を分子の業務量に含めない場合は、その時間と有給休暇などを分母から除き、同じ時間を二重に控除しないようにします。この例で所定の160時間を分母にすると約3.1人となり、必要な稼働量を1割あまり小さく見積もることになります。

### トップダウン上限とボトムアップ必要数の差の調整

ボトムアップの合計がトップダウンの上限を超えた場合は、業務量・標準時間・人件費単価・目標労働分配率の前提を照合します。前提に誤りが無く、予算枠も維持するなら、超過分は業務削減や効率化の対象です。標準時間そのものを業務改善やシステム化で短くできれば、人件費も委託費も増えません。定型業務の外部委託や繁忙期だけの派遣は、その費用を含めた総額と、必要な業務を遂行できるかで判断してください。枠を超えて採用するなら、付加価値額の増加見込みや目標労働分配率の見直しを含め、追加費用を許容する理由を経営判断として明示します。

## 要員計画の立て方：策定の6ステップ

1. **現状の人員を棚卸しする**：部署・職種・等級・雇用形態ごとの在籍数、年齢構成、保有スキル、直近3年の離職率を集めます。スキルの持ち方は[タレントマネジメントの項目一覧とスキルマップ設計](/column/details/16033/)が参考になります。
2. **事業計画から必要な要員を出す**：中期経営計画の売上・付加価値額からトップダウンの上限を計算し、新規事業や撤退事業で必要になるスキルを書き出します。
3. **部門ごとに業務量を積み上げる**：各部門長にボトムアップの算定を依頼します。「何人欲しいか」ではなく、件数と標準時間で出してもらうことが条件です。
4. **ギャップを算出して調整する**：必要要員数と、期首人員から退職見込みを引き異動を加減した数との差を出します。期首50人・離職率10％（5人）・必要要員56人なら、56－（50－5）＝11人が不足です。
5. **充足手段と時期を決める**：不足11人分の業務について、新卒・中途採用、社内異動、育成による職種転換、外部委託を検討し、充足月を決めます。社内異動・職種転換は送り出す部署の不足も再計算し、全社の頭数が増える手段とは区別します。育成は戦力化まで時間がかかるため、着任月を実際より早く置かないようにします。
6. **承認を得て四半期ごとに見直す**：人件費の影響額と合わせて経営会議で承認し、四半期ごとに実績人員・退職・採用進捗を計画と照合します。

## 要員計画表（フォーマット）に入れる項目

Excelで要員計画表を作るときは、1行を「部署×職種」とし、次の列を持たせます。

| 列       | 内容        | 入力例               |
| ------- | --------- | ----------------- |
| A 部署    | 計画の単位     | 開発部               |
| B 職種・等級 | スキル区分     | バックエンド／G3         |
| C 期首人員  | 稼働換算（FTE） | 12.0              |
| D 退職見込み | 離職率×期首人員  | 1.2               |
| E 異動入   | 他部署から     | 1.0               |
| F 異動出   | 他部署へ      | 0.0               |
| G 必要要員数 | 算定方式の結果   | 14.0              |
| H 過不足   | 計算式       | 2.2               |
| I 充足手段  | 採用・育成・委託  | 中途2／委託0.2         |
| J 充足月   | 着任予定      | 2027年1月           |
| K 追加費用  | 年換算・仮定    | 採用1,200万円＋委託120万円 |

2行目の過不足（H列）は次の式で出します。正の値が不足、負の値が余剰です。

```
=G2-(C2-D2+E2-F2)
```

業務を担える量は、フルタイム相当量（FTE）で入力し、雇用する頭数は別に管理します。勤務日数が同じなら、所定8時間に対する6時間勤務は0.75FTE、フルタイム社員の半分の時間を割く兼務は0.5FTEです。頭数で入れると、時短勤務者や兼務者が多い部署ほど実際の稼働が足りないのに表の上では充足して見えます。別シートに算定の根拠（件数・標準時間・労働分配率）を残しておくと、翌年の見直しで数字の出どころを追えます。

## ITプロジェクトの要員計画：資源所要量と山積み

システム開発では、会社全体の要員計画とは別に、プロジェクト単位の要員計画を立てます。PMIのPMBOKガイド第6版は、資源所要量（resource requirements）を「各ワークパッケージまたはアクティビティに必要な資源の種類と数量を特定するもの」と定義しています（原文：Resource requirements identify the types and quantities of resources required for each work package or activity.）。なお、PMBOKガイドの現行版は2025年11月発行の第8版です。ここでは資源所要量という用語の説明に、第6版の定義を参照します。

実務では、WBSのワークパッケージごとに役割（PM・設計・実装・テスト）と月別の人月を入れ、役割ごとに縦に合計した「山積み表」を作ります。特定の月に同じ役割の要員が集中していれば、作業間の依存関係と納期制約を確認し、開始時期や実施順序を調整して負荷を平準化します（山崩し）。複数案件で同じエンジニアを取り合う組織では、案件をまたいだ山積みが必要で、その管理方法は[複数プロジェクト管理の進捗・リソースの横断管理](/column/details/15678/)で扱っています。外部要員で埋める月は、[人月単価の職種・スキル別の相場](/column/details/13441/)を使って費用に換算します。

## 要員計画が機能しなくなる典型パターン

- **部門の要望をそのまま合計する**：件数と標準時間の裏付けが無い要望は、忙しい部門ほど多めに出ます。ボトムアップの算定根拠を出せない部門の数字は採用しないと決めておくべきです。
- **退職を織り込まない**：離職率10％を予測の前提とする部署で退職見込みを0と置くと、想定される退職分を補充計画に反映できません。
- **人数だけで質を定義しない**：「開発者5人」では採用も育成も動けません。人材版伊藤レポート2.0が「質と量」を並べて求めているとおり、必要スキルと等級まで書きます。
- **年1回作って見直さない**：伊藤レポート2.0は、KPIの目標状態と達成期間を定め、現状とのギャップを「適時把握し」経営陣と議論するよう求めています。事業計画が期中に変わる会社では、四半期ごとの定期見直しに加え、受注量や事業方針が変わった時点で要員計画も更新します。

社員数が数十人規模で、職種がほぼ1つしかない会社なら、ここまで細かい列を持つ計画表は不要です。ただし簡略化しても、業務量から求めた必要人数、人件費の枠、必要人数から退職見込み控除後の在籍人数を引いた不足数、充足時期を確認します。職種が分かれ、スキル情報をシステムで持つ段階になったら、[タレントマネジメントの目的と導入手順](/column/details/13300/)とあわせて設計します。

## よくある質問

### 要員とはどういう意味ですか？

デジタル大辞泉では「ある仕事のために必要な人員」と定義されています。組織を構成する人の数を指す「人員」に対して、要員は特定の仕事を起点にした言葉です。

### 要員計画と人員計画の違いは何ですか？

要員計画は事業計画や業務量から必要な人数とスキルを決める計画で、人員計画は在籍社員の配置・異動・育成を決める計画です。ただし企業や人事系メディアによって両者の定義は統一されていないため、社内で使い分けを決めておく必要があります。

### 要員数はどう計算しますか？

トップダウンでは「計画付加価値額×目標労働分配率÷一人当たり人件費」で上限を出し、ボトムアップでは「業務量×1件あたり標準時間÷一人当たり実稼働時間」で積み上げます。付加価値額8億円・労働分配率60％・一人当たり人件費600万円なら頭数の目安は80人です。

### 要員計画の立て方の手順は？

現状人員の棚卸し、事業計画からの必要要員の算出、部門ごとの業務量の積み上げ、退職見込みを織り込んだギャップ算出、充足手段と時期の決定、承認と四半期ごとの見直し、の6ステップです。

### 要員計画表のフォーマットにはどんな項目が必要ですか？

部署、職種・等級、期首人員、退職見込み、異動入・異動出、必要要員数、過不足、充足手段、充足月、人件費影響の列が基本です。人数は頭数ではなく稼働換算（FTE）で入れ、過不足は「必要要員数－（期首人員－退職見込み＋異動入－異動出）」で出します。

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出典: [要員計画とは？人員計画との違いと要員数の計算式・立て方](<https://www.issoh.co.jp/column/details/8824/>)（株式会社一創）
