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title: "同調現象（コンフォーミティ）とは？意味・原因とアッシュ実験の実数、2023年の追試"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/8686/"
published: 2025-09-05
updated: 2026-10-19
categories: ["ビジネス理論・用語"]
publisher: "株式会社一創"
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# 同調現象（コンフォーミティ）とは？意味・原因とアッシュ実験の実数、2023年の追試

同調現象は、自分の判断を周囲の多数派に合わせてしまう心理を指します。代名詞であるアッシュの実験には「32%が同調した」「味方が1人いれば同調率は5%まで下がる」といった数字が出回っていますが、どちらも1955年の原典には書かれていません。この記事では原典の英文、日本で行われた追試3本、2023年に発表されたスイスでの追試にあたり、実際の数値と、「日本人は同調しやすい」という通説がどこまで実験に支えられているのかを確認します。

## まとめ：同調現象の定義とアッシュ実験の実数

- 同調現象（コンフォーミティ、conformity）は、自分の判断や行動を集団の多数派に合わせる心理です。集団心理を扱う社会心理学の代表的なテーマで、命令されていないのに合わせてしまう点が特徴です。
- アッシュ（1955）の実験で、多数派が誤答した12回の重要試行のうち被験者が誤答に合わせたのは36.8%です。日本語圏でよく見る「32%」は原典にありません。ひとりで判断したときの誤りは1%未満でした。2021年にスイスで行われた追試でも33%と、ほぼ同じ値が出ています。
- 「75%」は同調率ではなく、1回以上多数派に従った人の割合です。約4分の1の被験者は一度も同調しませんでした。
- 多数派の圧力は3人で頭打ちになります。反対者が1人なら誤答3.6%、3人で31.8%、15人でも31.2%です。
- 味方が1人いると誤答は「4分の1」に減ります。流布している「5%」という数字は原典にありません。
- 災害時に「周りが逃げていないから」と避難が遅れる同調性バイアスは、同じ仕組みの現れです。逆に「ほとんどの人が避難済み」という一文を添えると、避難の必要性がより高く評価されたという日本の実験もあります。
- 日本での追試は、見知らぬ人が多数派の条件ではアッシュより同調率が低く出ています。「日本人は同調しやすい」は、実験データからは支持しにくい説明です。

## 同調現象の意味と定義：辞書の「同調」と社会心理学の conformity のずれ

### デジタル大辞泉が載せる3つの語義と、心理学が使う語義

「同調」を辞書で引くと、意味は3つに分かれます。デジタル大辞泉では、(1)調子が同じであること、(2)他に調子を合わせること・他人の意見や主張に賛同すること、(3)受信機などで特定の周波数に共振するように固有振動数を合わせること、と説明されます。ラジオのチューニングを「同調」と呼ぶのはこの3番目です。

社会心理学が扱う同調現象は、2番目の語義に対応します。英語では conformity で、集団の多数派や場の基準に合わせて自分の意見・判断・行動を調整することを指します。検索結果に細胞生物学の「同調現象」（細胞集団の周期がそろう現象）や電子回路の同調が混じるのは、この多義性が原因です。

### 同調現象・同調行動・同調効果・同調バイアスの使い分け

日本語ではよく似た語が並び、文献や分野によって使い方が揺れます。この記事では次のように使い分けます。

- 同調現象：多数派に合わせる心理が集団で観察される、その現象全体を指す一般語。
- 同調行動：実際に多数派と同じ回答・行動をとる、観察可能なふるまい。
- 同調効果：同調が結果として何かを動かした場合（売上、意思決定、投票行動など）の影響を指す言い方。
- 同調バイアス／同調性バイアス：同調を判断のゆがみとして捉えた呼び方。防災の分野で、避難を遅らせる心理として使われることが多い語です。宮城県の防災副読本は「多数派同調バイアス」と呼んでいます。
- 同調率：同調を測る試行のうち、多数派に合わせた回答の割合。アッシュの36.8%は、多数派が誤答した12回の重要試行についての値です。

数値を示すときは「同調率」の分母を添えてください。重要試行の回答を分母にするか、1回でも同調した人の割合を出すかで数字が変わり、ここが後述する誤読の温床です。

### 同調・協調性・同調圧力・服従の境界

同調と混同されやすい語は、圧力の有無と、指示の有無で切り分けられます。同調現象は、誰からも命令されていないのに多数派に合わせてしまう点が核心です。明示的に「合わせろ」と迫られるなら[同調圧力](/column/details/9592/)、権威のある人物から具体的に指示されて従うなら服従で、こちらはミルグラムの実験が扱った領域です（[ミルグラム実験と服従率65%の中身](/column/details/8545/)）。

協調性は、他者と力を合わせて物事を進める性質を指す語です。同調は判断や行動を周囲の基準に近づける過程そのものを指し、その結果が良いか悪いかは定義に含まれません。協調的な人が同調しているとは限らず、同調が集団の役に立つ場面もあります。

### 集団浅慮（グループシンク）との境界：自己検閲・全会一致の幻想の出どころ

Wikipediaの「同調現象」の項は、同調が起きると異論の表明を控える「自己検閲」、全員が賛成していると信じ込む「全会一致の幻想」、異論が入らないよう情報を遮断する「自薦の用心棒」が現れる、と説明しています。この3つは、心理学者アーヴィング・ジャニスが集団浅慮（groupthink）の8つの症状として挙げたものです。ジャニスは[Psychology Today 1971年11月号の論文「Groupthink」](https://web.mit.edu/curhan/www/docs/Articles/15341%5FReadings/Group%5FDynamics/Janis%5FGroupthink.pdf)でピッグス湾事件などの政策決定を分析し、まとまりの強い少人数の集団が合意を優先するときに、不敗の幻想、自己検閲、全会一致の幻想、自ら買って出る「マインドガード」などの症状が出ると述べました。黙っている人は全面的に賛成しているとみなされる、というのが全会一致の幻想の中身です。

同調現象と集団浅慮は重なりますが、単位が違います。同調現象は個人が多数派に判断を寄せる心理で、見知らぬ人の集団でも起きます。集団浅慮は、凝集性の高い意思決定集団が合意そのものを目的化した結果、検討の質が落ちる現象です。会議の失敗を分析するときは、個人の同調（誰が黙ったか）と集団浅慮（なぜ代替案が検討されなかったか）を分けて見ると、打ち手が具体になります。集団浅慮の詳細は[グループダイナミクスの解説](/column/details/9346/)で扱っています。

## アッシュの同調実験の実数：原典（1955年）で確かめた5つの数字

### 実験の設計：123名・6〜8名の多数派・18試行中12回の重要試行

ソロモン・アッシュが Scientific American 1955年11月号（193巻5号31〜35ページ）に書いた[「Opinions and Social Pressure」](https://pdodds.w3.uvm.edu/teaching/courses/2009-08UVM-300/docs/others/everything/asch1955a.pdf)が、一般向けに実験を説明した原典です。1枚のカードに標準となる線が1本、もう1枚に長さの違う線が3本描かれ、被験者は標準と同じ長さの線を選びます。答えは一目で分かる課題です。

被験者以外の参加者は全員サクラで、あらかじめ決めた誤答を口をそろえて言います。原典の図説には「六人から八人の反対者の前で線を比較した123名の被験者」と記されており、サクラの人数は7人固定ではありません。1系列は18試行で、そのうち多数派が誤答するのは12試行です。結果の数値はこの12回の重要試行について集計されています。被験者123名は、アッシュ自身が所属していたスワースモア大学を含まない3つの高等教育機関から集められました。

### 結果は「32%」ではなく36.8%：ひとりで答えたときの誤りは1%未満

原文の記述はこうです。ふつうの状況では人が線の判定を誤るのは1%未満だが、集団の圧力下では被験者は誤った判断を36.8%の割合で受け入れた。日本語の解説記事で頻出する「約3割（32%）」は、この報告には出てきません。1955年の報告を引くなら36.8%を使い、別の値を使うときはその研究と条件を確かめてください。

もうひとつの有名な数字「75%」は、同調率ではありません。原典は「実験群の被験者の75%が、程度の差はあれ多数派に同意する」と書いています。12回のうち1回でも多数派に従った人が75%、逆に約4分の1の被験者は最後まで一度も同調しなかった、という意味です。「75%が同調した」と書くと、4人に3人が毎回流されたかのように読めてしまいます。

### 多数派の人数と誤答率：3人で頭打ちという上限

アッシュは反対者の人数を1人から15人まで変えて圧力の強さを測っています。増やせば増やすほど効くわけではありません。

| 反対者の人数  | 1人   | 2人    | 3人    | 7人    | 9人    | 15人   |
| ------- | ---- | ----- | ----- | ----- | ----- | ----- |
| 被験者の誤答率 | 3.6% | 13.6% | 31.8% | 37.1% | 35.1% | 31.2% |

反対者が1人だけなら被験者はほとんど動じません。2人で圧力が実質的になり、3人で一気に跳ね上がります。15人まで増やしても31.2%と、3人のときの31.8%を上回っていません。この線分課題では、全員一致なら3人の多数派でほぼ最大の圧力が生じていました。会議に当てはめるなら、警戒すべきは賛成者の数より、異論がひとつも出ていない状態です。

### 味方が1人いると誤答は「4分の1」に：「同調率5%」は原典にない数字

原典は、正直に答えるパートナーが1人いるだけで多数派は力の多くを失い、被験者が誤答する頻度は全員一致の場合の「4分の1」に減った、と述べています。基準となる36.8%の4分の1ですから、9%前後という計算になります。

日本語圏で流通している「味方が1人いれば同調率は約5%まで下がる」という記述は、原典のどこにも見あたりません。数字を引用するなら「4分の1に減る」と比率で書くのが原典に忠実です。

多数派に反対はするが被験者とも違う答えを言う「極端でない反対者」がいる条件でも、多数派の影響はおよそ3分の1減りました。味方は必ずしも自分と同意見でなくてよい。全員一致が壊れること自体に効果があります。

### 味方を失う2条件：寝返りと退出で異なる崩れ方

アッシュは味方を途中で失う条件も試しています。最初の6回を正しく答えたパートナーがいる間、27名中18名の被験者が完全に独立を保ちました。ところが6試行を終えたあとパートナーが多数派側に回ると、被験者の誤答は急増し、最初から全員一致の多数派に囲まれていた場合とほぼ同じ水準になります。

パートナーが寝返るのではなく「学部長と約束がある」と告げて退室しただけの条件では、誤答の増加はもっと緩やかでした。チームで異論を守りたいなら、異論を出した人が孤立して撤回に追い込まれる展開を作らないことが、人数を増やすより効きます。

### 2021年スイスでの追試：誤答率33%、正答に報酬を払っても25%

70年前の米国の大学生だけの結果ではないか、という疑問に答えたのが、ベルン大学のフランツェンとメーダーによる追試です（[Franzen & Mader, 2023, PLOS ONE 18(11): e0294325](https://doi.org/10.1371/journal.pone.0294325)）。2021年3〜4月に大学構内で集めた210名（除外後の分析対象は202名）を対象に、サクラ5人・線分課題10問（うち6問で多数派が誤答）という設計で行われました。

報酬なし条件の誤答率は平均33%で、論文はアッシュの36.8%と統計的に差がないと報告しています。正答1問ごとに1スイスフランを上乗せした条件でも誤答率は25%までしか下がりませんでした。お金で正確さを買っても、同調は消えないということです。同じ手続きで政治的な意見（労働組合にもっと権限を持たせるべきか等）を尋ねると、同調率は38%でした。

この研究は性格との関係も測っています。ビッグファイブ、知能、自尊心、社会的承認欲求のうち、同調しやすさと統計的に有意な関係が見られたのは開放性だけでした。「流されやすい人」を探すより状況を変えるほうが効く、という後述の結論とも整合します。

## 同調が起きる2つの理由：情報的影響と規範的影響

### 情報的影響：正解の推定に他人の判断を使う経路

1つめは、多数派の答えを情報として採用してしまう経路です。自分の目より、6人が口をそろえた判断のほうが確からしいと考える。この整理はドイッチュとジェラード（[Deutsch & Gerard, 1955, Journal of Abnormal and Social Psychology 51巻3号629〜636ページ](https://doi.org/10.1037/h0046408)）が情報的影響（informational social influence）と規範的影響（normative social influence）として定式化したもので、以後の研究の共通言語になっています。

情報的影響は、課題が曖昧なほど強く働きます。線の長さのように答えが明白な課題でも36.8%が動いたという事実は、判断材料が乏しい業務判断（新規事業の見通し、前例のない障害の原因推定）でこそ同調を警戒すべき理由になります。業務判断の同調率を測った研究ではないので、どれだけ高くなるかまでは言えません。

### 規範的影響：集団から外れたくないという動機

2つめは、正しさとは無関係に、浮きたくないから合わせる経路です。ドイッチュとジェラードは、回答を対面で口頭発表する条件と、他者に知られない匿名条件を比較しました。匿名にすると同調は弱まります。判断そのものは変わらないのに、他人に見られているかどうかで結果が動く。これが規範的影響の存在を示す設計です。

アッシュの事後面接でも、同調した被験者は全員、自分が合わせた回数を実際より少なく見積もっていました。合わせた自覚が薄いという点は、後から「あのとき本当は反対だった」と言い出す人が出る職場の光景と重なります。

### 表向きの同意と内心の判断のずれ：ケルマンの3つの過程

公の場で多数派に合わせることと、内心で納得することは別です。アッシュの被験者の多くは、答えを合わせながら自分の目の判断は保っていました。この区別を理論にしたのがケルマン（[Kelman, 1958, Journal of Conflict Resolution 2巻1号51〜60ページ](https://doi.org/10.1177/002200275800200106)）で、影響を受け入れる過程を追従（compliance）、同一化（identification）、内在化（internalization）の3つに分けました。論文の問題意識は、ある働きかけが「内心の受容を伴わない公の同調」を生んだのか、「内心の受容を伴う公の同調」を生んだのかを知らなければ、その後の行動は予測できない、という点にあります。

職場に置き換えると、合意が取れたように見える会議で実行が進まないとき、疑うべきは実行力ではなく合意の質です。全員が賛成した会議ほど、その賛成が表向きだけのものか、内心の納得を伴うものかを確かめる価値があります。

## 「日本人は同調しやすい」という通説と、日本での追試3本の食い違い

### 日本での追試（Frager, 1970）：アッシュを下回る同調率と反同調

「日本は集団主義だから同調が強い」という説明は、日本語の解説記事でほぼ定番になっています。しかし実験の記録をたどると、話は逆方向から始まります。フレイガー（[Frager, 1970, Journal of Personality and Social Psychology 15巻3号203〜210ページ](https://doi.org/10.1037/h0029434)）が日本の大学生を対象にアッシュ型の実験を行い、同調率がアッシュの結果より低いことに加えて、「かなりの反同調（anticonformity）」を報告しました。後に追試したウィリアムズとソゴンの要約によれば、被験者の3分の1が、正解でも多数派の誤答でもない回答をしたというものです。

### 見知らぬ人と仲間で逆転する結果（Williams & Sogon, 1984）

この不一致を、多数派の顔ぶれで説明したのが大阪学院大学のウィリアムズとソゴン（[Williams & Sogon, 1984, Japanese Psychological Research 26巻4号231〜234ページ](https://www.jstage.jst.go.jp/article/psycholres1954/26/4/26%5F4%5F231/%5Fpdf)）です。大阪の私立大学の学生60名（うち24名が野球部と剣道部の所属）を対象に、多数派3名を、実際には他大学から来た学生でありながら被験者には同じ大学の学生だと信じさせた「見知らぬ人」条件と、同じクラブの「仲間」条件を比べました。操作したのは大学の違いではなく、面識の有無です。

結果は条件間で有意差が出ています（カイ二乗値9.49、p<.01）。見知らぬ集団が相手のとき、日本人学生の同調率はアッシュの結果より低く、英国を除く他国の調査結果よりも低い水準でした。ところが多数派が同じクラブの仲間になると、同調率はフィジーやローデシアで報告された最高水準と並びます。フレイガーが報告した反同調はこの研究では再現されませんでした（原文は「どの条件でも反同調の証拠はなかった」と述べています）。

### 内集団条件でも米国を上回らない同調率（Takano & Sogon, 2008）

では仲間内なら日本人はアメリカ人より同調的なのか。高野陽太郎とソゴン（[Takano & Sogon, 2008, Journal of Cross-Cultural Psychology 39巻3号237〜250ページ](https://doi.org/10.1177/0022022107313902)）は、サクラを含め同じ大学のクラブに所属する学生140名で40の集団を作ってアッシュ（1956）の実験を追試し、内集団が相手であっても日本人はアメリカ人より同調しないと結論づけています。日本人＝集団主義という前提を、質問紙研究の再検討と実験の両面から否定した論文です。

### 文化差はゼロではない：Bond & Smith のメタ分析が示した範囲

反対側の証拠も見ておきます。ボンドとスミス（[Bond & Smith, 1996, Psychological Bulletin 119巻1号111〜137ページ](https://doi.org/10.1037/0033-2909.119.1.111)）は、アッシュ型の線分課題を使った17カ国133本の研究をメタ分析し、集団主義的とされる国ほど同調の水準が高い傾向を報告しました。同時に、アメリカ国内の研究に限ると同調は1950年代以降低下していることも示しています。

文化変数が同調に効くこと自体は支持されています。争点は「日本人は一律に同調しやすいか」です。日本での追試3本のうち、1970年の研究と、1984年の研究の見知らぬ相手の条件では、同調率がアッシュを下回りました。仲間が相手の条件では、1984年の研究が高い同調率を報告した一方、2008年の研究は米国を上回らない同調率を報告しています。「日本人は同調しやすい」と一括りにできる結果は出ていません。ウィリアムズとソゴン自身も、アッシュ型実験への反応は文化的要因と状況的要因の両方を反映すると結論しています。

### この通説を業務で使うべきでない理由

研修資料や組織診断で「日本人は同調しやすい民族だから」と原因を国民性に置くのは避けてください。文化差の存在は否定しませんが、上の実験で同調率を大きく動かしたのは、多数派が自分の所属集団かどうか、匿名かどうか、全員一致かどうかという、職場で変えられる条件でした。国民性を原因にすると打ち手が「意識改革」に流れます。状況を原因にすれば、会議設計を変えるという実行可能な打ち手になります。

## 同調現象の具体例：赤信号・行列・SNS・避難

### 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」と責任の分散

この言葉はことわざではなく、漫才コンビのツービート（ビートたけし・ビートきよし）のギャグとして1980年前後に流行したものです。三省堂国語辞典では第八版で見出し語に採用されました。

ここでは同調に、責任が人数で割り算されるように感じる責任の分散が重なっています。集団になると個人の努力量が落ちる[社会的手抜き（リンゲルマン効果）](/column/details/9567/)と同じ構造です。

### 行列・売れ筋表示・口コミ：バンドワゴン効果との関係

行列ができている店に並びたくなる、レビュー件数の多い商品を選ぶ。これらは他人の選択を品質の情報として使う情報的影響で、マーケティングの文脈では[バンドワゴン効果](/column/details/8435/)と呼ばれます。同調現象が心理の一般的な仕組みを指すのに対し、バンドワゴン効果はその需要面での現れ方を指す用語です。

### SNSで多数派の意見に寄る動きと沈黙の螺旋

SNSでは、賛同の数が可視化されている点が同調を後押しします。すでに大量の同意が付いた投稿に反対を書くのは、アッシュの実験で全員一致の多数派に1人で反対するのと同じ構図です。アッシュのパートナー条件からは、反対意見が1つでも先に付いていれば後続の反対が出やすくなると予想できます。ただし匿名性や表示順が違うSNSで同じ効果が出るかは、アッシュの実験では検証されていません。

この動きを世論の水準で説明したのが、ドイツの世論研究者ノエル＝ノイマンの「沈黙の螺旋」です（[Noelle-Neumann, 1974, Journal of Communication 24巻2号43〜51ページ](https://doi.org/10.1111/j.1460-2466.1974.tb00367.x)）。人は孤立を恐れて周囲の意見分布を観察し、自分の意見が優勢だと感じれば口に出し、劣勢だと感じれば黙る。その結果、一方の意見はますます優勢に見え、もう一方は聞こえなくなっていく、という循環です。SNSで「みんなそう言っている」と見える状態が、実際の意見分布と一致しているとは限りません。表示される意見そのものが偏る仕組みは[フィルターバブル](/column/details/9895/)の記事で整理しています。

### 同調性バイアスの具体例：煙の実験と津波避難

災害時に「周りが逃げていないから大丈夫だろう」と避難が遅れる心理は、同調性バイアス（同調バイアス）と呼ばれます。実験で最もよく引かれるのが、ラタネとダーリーの煙の実験です（[Latané & Darley, 1968, Journal of Personality and Social Psychology 10巻3号215〜221ページ](https://doi.org/10.1037/h0026570)）。男子学生が質問紙に記入している部屋に壁の通気口から煙を流し込み、気づいてから6分以内に報告するかを見ました。ひとりで部屋にいた24人では4分の3が報告し、中央値では煙に気づいてから2分以内に報告しています。ところが、平然と記入を続けるサクラ2人と同席した10人のうち、報告したのは1人だけでした。残る9人は咳をし、目をこすり、窓を開けながらも報告しませんでした。事情を知らない被験者3人の組でも、誰か1人でも報告したのは8組中38%にとどまります。

ここで働いているのはアッシュの実験と同じ情報的影響です。原論文も、他者の無反応を見た人はひとりのときより状況を深刻でないと判断するだろう、という予測からこの実験を組み立てています。

日本の防災教育では、この傾向を避難の失敗要因として教えています。[宮城県の防災副読本](https://www.pref.miyagi.jp/documents/11095/351830.pdf)は「ほかの人も逃げていないから。」と周りに合わせようとする心理を『多数派同調バイアス』と呼び、東日本大震災で揺れがおさまった後に42%の人がすぐには避難しなかったことを示しています。この42%は内閣府・気象庁・消防庁の面接調査（回答者870人）の用事後避難31%と切迫避難11%の合計で、[調査結果](https://www.bousai.go.jp/jishin/tsunami/hinan/5/pdf/4.pdf)では理由として自宅に戻った、家族を探しに行ったなどが多く挙がっており、すべてが同調によるものではありません。同じ教材は、気仙沼向洋高校の生徒が逃げる姿を見て「みんな避難するのか。なら逃げよう。」とつられて逃げた近所の人の例も載せています。同調は避難を止める方向にも、促す方向にも働きます。

促す方向を実験で確かめたのが千葉大学の研究です（[千葉大学 2023年4月13日発表](https://www.chiba-u.jp/news/files/pdf/20230413%5Fb1.pdf)、日本感性工学会論文誌22巻2号）。20名の参加者に、エリアメールを模した避難指示文に「対象地域のほとんどがすでに避難をしています」といった一文を加えて災害の画像を見せると、危険度が低〜中程度の場面で、危険と避難の必要性がより高く評価されました。避難を呼びかける側にとっては、確認できた他者の避難状況を伝えることが同調を逆向きに使う手段になりえます。ただしこの実験が測ったのは画像に対する評定で、実際に避難を始めるまでの時間は検証していません。

## 同調を意図的に崩す会議設計と、残しておくべき場面

### 全員一致の回避：反対役を置く会議設計

アッシュの結果から引ける最も直接的な示唆は、全員一致を作らないことです。正答するパートナーが1人いる条件で誤答は4分の1に減り、被験者とも違う答えを言う反対者の条件でも多数派の影響は約3分の1減りました。全員一致が崩れること自体に効果があるということです。会議では毎回1人に反対役を割り当てる、「この案の弱点を述べる担当」を持ち回りにする、といった形で異論を構造的に用意してください。会議でこの手順を取ったときの効果量を測った研究ではないので、4分の1という数字をそのまま期待値にはできません。賛成者の数で案の妥当性を判断せず、それぞれの根拠と反証を確かめるのが前提です。

### 匿名投票と事前記入：評価への不安を減らし、先に判断を残す手順

役職の高い人が先に結論を述べた会議では、以降の発言は情報的影響と規範的影響の両方を受けます。ドイッチュとジェラードは、回答が他人に見えない匿名条件に加えて、他者の答えを聞く前に自分の判断にコミットさせる条件も設け、両者を別の操作として扱いました。実務ではこの2つを分けて使います。投票を無記名にする、賛否の集計だけを共有するのは、他人の目を気にする規範的影響を弱めるための手順です。議論の前に各自が結論をテキストで提出するのは、他人の判断を聞く前の自分の考えを残しておくための手順です。異論を口にしても不利益を受けないと全員が信じられる状態は[心理的安全性](/column/details/8443/)と呼ばれ、匿名の手順はその状態が育つまでのつなぎとして使えます。

### 安全領域での線引き：標準手順の遵守と危険への異議表明

同調は常に悪ではありません。航空機の運航手順、医療の投薬確認、工場の作業標準のように、手順の標準化が安全を担保している領域では、各自が独断で手順を変えることは避けるべきです。ただし、ここで守るべきなのは手順であって、黙っていることではありません。米国医療研究・品質庁（AHRQ）のチーム研修プログラム[TeamSTEPPS](https://www.ahrq.gov/teamstepps-program/curriculum/mutual/teach/two-day.html)は、懸念を相手に届くまで伝える「Two-Challenge Rule」などの発言の型を教え、重大な害が差し迫っているときに作業を止めることはチーム全員の責任だとしています。線を引くべきなのは「手順を独断で変えない」と「危険を感じたら全員一致に逆らってでも声を上げる」の間で、両者は両立します。企画の採否、原因の推定、優先順位づけのように正解が定まっていない判断では、異論を出す手順を会議に組み込んでください。

## 同調現象に関するよくある質問

### 「同調」とはどういう意味ですか？

同調は、他人の意見や行動に自分を合わせることです。社会心理学では conformity と呼び、判断や行動を集団の基準に近づける過程を指します。辞書には受信機の周波数を合わせる技術用語としての意味も載っています。

### 同調率とは何ですか？アッシュの実験では何%でしたか？

アッシュ型の実験でいう同調率は、多数派が誤答した重要試行の回答のうち、多数派と同じ誤答をした割合です。アッシュ（1955）の実験では36.8%で、ひとりで判断したときの誤りは1%未満でした。2021年のスイスでの追試では33%です。よく引用される「75%」は同調率ではなく、12回の判定のうち1回以上多数派に従った人の割合を指します。

### コンフォーミティ（conformity）とはどういう意味ですか？

conformity は、集団の多数派や場の基準に合わせて自分の意見・判断・行動を調整することを指す社会心理学の用語で、日本語では同調と訳されます。カタカナ表記はコンフォーミティのほか、コンフォミティと書かれることもあります。命令に従う服従（obedience）とは区別され、同調は誰からも指示されていない点が特徴です。

### 同調性バイアスの具体例には何がありますか？

代表例は災害時の逃げ遅れです。火災報知器が鳴っても周りが動かないので様子を見る、津波警報が出ても近所の人が片付けを続けているので避難をためらう、といった場面が該当します。実験では、煙が入ってくる部屋に平然としたサクラ2人と一緒にいると、ひとりのときより報告がはるかに遅れました。日常では、会議で全員が賛成しているので異論を飲み込む、行列のできている店を選ぶ、といった行動も同じ仕組みです。

### 同調しやすい人・同調ばかりする人にはどんな特徴がありますか？

決定的な性格特性は見つかっていません。2023年に発表されたスイスの追試では、ビッグファイブ・知能・自尊心・社会的承認欲求のうち、同調しやすさと有意に関係したのは開放性だけでした。アッシュ自身は事後面接からの暫定的な観察として、すぐに「自分が間違っていて、彼らが正しい」と結論した人、「実験の結果を台無しにしたくない」から合わせた人、多数派との違いを自分の欠陥の表れと受け取って隠そうとした人を挙げています。独立を保った人については、多数派に動揺しなかったことより、迷いから立ち直って平静を取り戻す力のほうが目立った特徴だったと書いています。同調を強いる側の特徴や対処法は、同調圧力を扱った記事で整理しています。

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出典: [同調現象（コンフォーミティ）とは？意味・原因とアッシュ実験の実数、2023年の追試](<https://www.issoh.co.jp/column/details/8686/>)（株式会社一創）
