---
title: "松竹梅のランクはどれが上？順番の理由・言い換えと松竹梅の法則（極端回避性）"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/8642/"
published: 2025-09-03
updated: 2026-10-15
categories: ["ビジネス理論・用語"]
publisher: "株式会社一創"
---

# 松竹梅のランクはどれが上？順番の理由・言い換えと松竹梅の法則（極端回避性）

松竹梅のランクは、松が最上位、竹が中位、梅が最下位とするのが一般的です。ただし辞書はこの並びを「ふつう」と限定付きで書いており、梅を最上位に置く店もあります。もともと序列のない慶事の取り合わせに、あとから等級の意味が乗った言葉だからです。

この記事では、まずランクの根拠と「なぜ松が上か」の諸説を辞書と史料で確かめ、3段階・4段階・5段階の言い換えを用途別に整理します。後半では、3つ並べると真ん中が選ばれやすくなる「松竹梅の法則」（極端回避性）を1992年の原典論文の実測値から読み直し、料金プランと営業提案での使い方までを扱います。

## まとめ：松竹梅のランク・言い換え・法則の要点

- **ランク**：松＞竹＞梅が一般的です。辞書の語釈は「ふつう松を最上級とする」で、梅を上にする店もあります。
- **なぜ松が上か**：「縁起物になった時代順」「語呂」「寿司屋の言い換え」の3説は、どれも根拠となる史料が示されていません。京都市の資料は松・竹・梅がそれぞれ平安時代頃に吉祥とされたと説明しており、時代順説とは合いません。
- **言い換え**：特上・上・並、上・中・下、天・地・人、金・銀・銅、Basic・Standard・Premium など。社外文書では順序が一目で読める組を選びます。
- **4段階・5段階**：松竹梅に続きはありません。段数を増やすなら、最初から段数のある系列（Bronze〜Platinum、S〜F、秀・優・良・可・不可など）へ切り替えます。
- **松竹梅の法則**：3択にすると中間の相対シェアが上がる現象で、原典では極端回避性と呼びます。カメラ実験は2択50対50が3択で22対57対21でした。
- **通説との差**：「松2対竹5対梅3」はカメラ実験の値とは一致しません。また、原典の一部の実験では、3択化で低価格・低品質の選択肢の相対シェアが低下しました。
- **効きにくい条件**：好みが確立した常連客と、極端な選択肢を複数並べた料金表では弱まると考えられます。

## 松竹梅のランクと順番｜松が上とされる根拠と例外

### 辞書の語釈にある「ふつう松を最上級とする」の限定

[デジタル大辞泉の「松竹梅」](https://www.weblio.jp/content/%E6%9D%BE%E7%AB%B9%E6%A2%85)には3つの語義があります。1つ目が「三つとも寒さに耐えるところから、歳寒三友とよび、めでたいものとして慶事に使われる」、2つ目が「品物などを三つの等級に分ける際に用いられる語。ふつう松を最上級とする」、3つ目がうなぎ屋で長く待たされることを「待つ（松）だけ（竹）うめ（梅）え」としゃれていう語です。

等級の語義に付いた**「ふつう」**が要点です。同じ辞書で3段階の順位を表す「天地人」は「天を最上とし、地・人の順となる」と言い切っており、限定は付きません。松竹梅の序列は慣習であって、語源から導かれる決まりではないということです。実際、Yahoo!知恵袋には、松と梅の位置が逆のメニューを見て「誤植でしょうか」と尋ねる質問が寄せられています。店のメニューや社外の資料で松竹梅を使うなら、価格か内容を併記して上下を読み違えられないようにしておくのが確実です。

### なぜ松が上か：時代順説・語呂説・寿司屋説の根拠

| 説    | 内容                        | 根拠の状態                 |
| ---- | ------------------------- | --------------------- |
| 時代順説 | 吉祥とされた順が松（平安）・竹（室町）・梅（江戸） | 年代を示す史料の提示なし          |
| 語呂説  | 「しょうちくばい」が言いやすい           | 検証のしようがない             |
| 寿司屋説 | 「並」を頼みにくい客のため特上・上・並を置き換えた | 江戸期の史料の提示なし・辞書の語釈にもない |

「なぜ松が上なのか」について、ここでは時代順説・語呂説・寿司屋説を検討します。時代順説は、贈答マナーの用語集やQ&Aサイトの回答にも載っていますが、平安・室町・江戸という年代の出典は書かれていません。

時代順説は、公的機関の資料と食い違います。[元離宮二条城（京都市）の解説資料](https://nijo-jocastle.city.kyoto.lg.jp/wp-content/uploads/2022/11/f29a96ae8777a1997b173dcd65a93774.pdf)は、中国から伝わった松・竹・梅の意匠は「それぞれ」吉祥を意味するものとして平安時代頃に貴族の間に定着し、3つの取り合わせは鎌倉時代頃に禅宗の流行とともに知識人の間で使われ始めた、と説明しています。絵画や工芸の意匠として広く見られるようになるのは江戸時代中期以後で、縁起物として民衆に広まったのもこの頃からです。「梅は江戸から」という説明は、取り合わせが庶民に広まった時期と、梅そのものが吉祥とされた時期を混同している可能性があります。

梅を愛でる歴史も古く、[筑波大学附属図書館の解説](https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/lib/sites/default/files/attach/gengou-reiwa.pdf)によれば、元号「令和」の典拠は『万葉集』巻5「梅花の歌三十二首」の序文で、天平2年（730年）に大伴旅人が自邸で催した宴で詠まれた32首です。精選版日本国語大辞典も「松竹梅」という組み合わせの用例として、南北朝時代の漢詩文集『空華集』（1359〜68年頃）を挙げています。

寿司屋説も、江戸期の史料は示されていません。等級名として使われた確かな記録としては、[福井県史](https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/fukui/07/kenshi/T5/T5-3-01-02-02-08.htm)が、明治20年代に福井県の絹織物同業組合が羽二重の製品検査の品位を示す「松竹梅の三等級制度」を整備したと記しています。飲食店に限らず、品質の格付けに使われていたことがわかります。現代の一般的な等級順は松・竹・梅ですが、この順序が等級として定着した経緯は、ここで挙げた資料だけでは確認できません。

### 江戸時代の上方の遊里の格付け：松の位・天神・囲いの並び

松を高位に結び付ける用法は、江戸時代の上方の遊里の格付けにも見られます。デジタル大辞泉は「松の位」を、秦の始皇帝が雨宿りをした松を大夫（たいふ）に封じた故事に由来する語とし、語義の1つに「江戸時代、遊女の最高の地位。大夫職」を挙げています。次位が上方の遊女の等級「天神」で、揚げ代が25匁だったことから北野天神の縁日の25日に結び付けた呼び名、その下が「囲い（鹿恋とも書く）」で「太夫・天神に次ぐ位の者」です。Wikipediaの「松竹梅」の項目はこれを「松は太夫、梅は天神、竹は囲」と対応させていますが、この対応は辞書の語釈では確認できず、松竹梅の序列の根拠にするには当時の史料による確認が必要です。

## 松竹梅の言い換えとランクの表現｜3段階・4段階・5段階

### 3段階の言い換え一覧：飲食・評価・料金プラン・難易度

| 用途     | 上       | 中        | 下     | 使うときの注意                |
| ------ | ------- | -------- | ----- | ---------------------- |
| 飲食のコース | 特上      | 上        | 並     | 「並」を言わせたくないなら松竹梅       |
| 品質・出来  | 上       | 中        | 下     | 「下」は商品名に向かない           |
| 量・サイズ  | 大       | 中        | 小     | 量の差で、品質の上下ではない         |
| 順位・賞   | 天       | 地        | 人     | 辞書が「天を最上」と明記           |
| 表彰・会員  | 金       | 銀        | 銅     | Gold・Silver・Bronze と対応 |
| 評価記号   | A       | B        | C     | ◎・○・△でも可               |
| 料金プラン  | Premium | Standard | Basic | Pro・Enterprise を混ぜない   |
| 難易度    | 上級      | 中級       | 初級    | Hard・Normal・Easy も同じ並び |

言い換えでつまずきやすいのは「特上・上・並」です。デジタル大辞泉は「並」を「商品などの等級で、上と下の中間のもの」と説明しており、本来の「並」は中位を指す語です。特上・上・並の3段では最下位に置かれますが、上・中・下の「中」に近い語感が残っているので、「並」でも品質は十分であることが伝わります。最下位を「下」と書くよりも注文や購入をためらわせにくい表記です。

「ホップ・ステップ・ジャンプ」のような語は、上下ではなく段階の進み方を表します。講座の初級・中級・上級を言い換えるなら使えますが、価格の上下を示す用途には向きません。

### 4段階・5段階のランク名：松竹梅に続きがないときの組み方

松竹梅に4番目や5番目の語はありません。結婚披露宴の卓名に「福・禄・寿」「雪・月・花」が続くことはありますが、これらは縁起のよい語を並べたもので、松竹梅の続きではありません。段数を増やすときは、松竹梅に語を継ぎ足すより、最初から段数を持つ系列へ切り替えるほうが読み手に誤解が出ません。

| 段数  | 和の系列       | 記号・英語の系列                    | よく使われる場面     |
| --- | ---------- | --------------------------- | ------------ |
| 3段階 | 3・2・1      | A・B・C                       | 小学校の評定・観点別評価 |
| 4段階 | 極上・特上・上・並  | Platinum・Gold・Silver・Bronze | 飲食・会員ランク     |
| 4段階 | 優・良・可・不可   | A・B・C・F                     | 大学の成績評価（一部）  |
| 5段階 | 秀・優・良・可・不可 | S・A・B・C・F                   | 大学の成績評価      |
| 5段階 | 5・4・3・2・1  | なし                          | 中学校の評定       |

評価の段数は、公的な文書で定義されているものを手本にすると説明が楽になります。文部科学省の指導要録の通知では、[中学校の評定](https://www.mext.go.jp/b%5Fmenu/hakusho/nc/attach/1415198.htm)が5段階で、5を「十分満足できるもののうち、特に程度が高い」、3を「おおむね満足できる」、1を「一層努力を要する」と定めています。[小学校の評定](https://www.mext.go.jp/b%5Fmenu/hakusho/nc/attach/1415186.htm)は第3学年以上で3・2・1の3段階、観点別の評価はA・B・Cの3段階です。大学では、[文部科学省の委託調査](https://www.mext.go.jp/content/20220517-mxt%5Fkyoikujinzai01-000022678-16.pdf)（令和3年度、教員免許状の発行件数が多い229大学の4年生が対象。この設問の回答者9,151人）では、90.0%が秀・優・良・可・不可などの5段階（素点評価の大学は5段階に換算して回答）、10.0%が優・良・可・不可などの4段階で成績を答えていました。

4段階で和の系列を使うなら、「特上」の上に「極上」を置くのが自然です。デジタル大辞泉の語釈は「特上」が「特別に上等であること」、「極上」が「きわめて上等なこと」で、「極」のほうが程度が強い語になっています。

### 英語のランク名と料金プランの命名：順序が伝わる組と伝わらない組

英語の名前は、単語そのものに順序が含まれている組を選びます。Bronze・Silver・Gold・Platinum や Small・Medium・Large は説明なしで並びが伝わります。Basic・Standard・Premium も同様で、「スタンダードの下」を作りたいなら Basic か Lite、上に足すなら Premium か Pro が自然です。英語圏では3段階の価格帯を Good・Better・Best と呼ぶこともあります。

避けたいのは、Lite・Business・Team のように**順序が読み取れない組**です。Business と Team のどちらが上かは名前からはわかりません。価格や仕様で位置づけが伝わる場合もありますが、名前でも順序が読める組を選び、比較表で違いを示すのが確実です。もう1つ避けたいのが、最上位に「無制限」「フル」といった語を使いながら実際には上限がある命名です。上限があるなら数値で書き、上限がないなら条件を明記してください。

## 松竹梅の法則（極端回避性）の原典定義｜妥協効果と分極化

### Simonson と Tversky が定義した2つの型

「3つ並べると真ん中が選ばれやすい」という松竹梅の法則は、行動意思決定研究では極端回避性（extremeness aversion）と呼ばれます。原典は Itamar Simonson と Amos Tversky が1992年に Journal of Marketing Research 誌29巻3号に発表した論文「[Choice in Context: Tradeoff Contrast and Extremeness Aversion](https://doi.org/10.1177/002224379202900301)」（281〜295ページ）です。日本語の解説には極端回避性と妥協効果を同じ意味で扱うものがありますが、論文の定義はそうなっていません。

論文は、中間にあることで魅力が高まる現象を2つに分けます。2つの属性の両方で中間が有利になる対称的な**妥協（compromise）**と、片方の属性にだけ極端回避が働く非対称な**分極化（polarization）**です。どちらか一方でも成り立つことを極端回避性と呼ぶ、と論文は明記しています。妥協効果という名称は、Simonson が1989年に単著で発表した「[Choice Based on Reasons: The Case of Attraction and Compromise Effects](https://doi.org/10.1086/209205)」（Journal of Consumer Research 16巻2号）で使われたものです。

「ゴルディロックス効果」は、英国の童話『3びきのくま』で少女ゴルディロックスが熱すぎず冷たすぎないスープを選ぶ場面にちなむ通称で、1992年の原典本文には一度も出てきません。出典を示す場面では極端回避性と書くほうが確実です。

### カメラ実験の実測値：50対50から22対57対21への変化

| 選択肢                  | 価格（ドル） | 2択（n=106） | 3択（n=115） |
| -------------------- | ------ | --------- | --------- |
| Minolta X-370        | 169.99 | 50%       | 22%       |
| Minolta Maxxum 3000i | 239.99 | 50%       | 57%       |
| Minolta Maxxum 7000i | 469.99 | 提示なし      | 21%       |

原典で妥協効果の検証として最初に示される実験で、写真・仕様・価格は当時の実在カタログから取られました。最上位機を加えた3択では中間機が57%を取っています。

ただし論文が主な指標にしているのは57%という絶対値ではなく、中間機の下位機に対する**相対シェア**が50%から72%（0.57÷（0.57＋0.22））へ上がった点です。差は0.22、標準誤差0.068、t値3.2、p値1%未満と報告されています。「真ん中が過半数を取る」ではなく「隣の選択肢との比較で中間が伸びる」が原典の主張で、この違いは自社データで効果を測るときの指標の選び方に直結します。

## 原典の選択率と通説の比較｜低価格・低品質側の相対シェア低下

### 通説の「松2対竹5対梅3」と原典の22対57対21

日本語の解説には、3プランの選択率を「松2対竹5対梅3」とするものがあります。ただしそうした解説の書き方は「研究結果もあります」「と言われています」にとどまり、どの研究かは示されていません。

原典の実測値は22対57対21です。通説と決定的に違うのは、**最安の梅22%と最上位の松21%がほぼ同率**だった点です。通説は梅3に対して松2、つまり梅のほうが1.5倍売れる想定ですが、実験での差は1ポイントでした。「松はほとんど売れない前提で置く」という設計は、この数字からは出てきません。

### 品質・価格の実験における分極化と相対シェア

「一番高いプランは損が怖いから避けられる」という説明も、原典の品質・価格の実験結果とは食い違います。論文は品質と価格がトレードオフになる複数のカテゴリで検証し、「品質については極端回避が見られるが、価格についてはほとんど、あるいはまったく見られない」ことを示唆している、と述べています。

AM/FMカセットプレーヤーの実験では、Emerson の中位機39.99ドル、Sony の中位機64.99ドル、Sony の上位機149.99ドルを使いました。最安と最上位だけの2択ではほぼ互角だったのに、中間を加えた3択では**最上位が最安の約5倍**選ばれています。最安と最上位の相対シェアの変化は−0.34（t値−3.6、p値1%未満）で、論文は最安機を「大敗者（the big loser）」と呼びました。

この結果から読めるのは、松を加えた影響が「松を避けて竹に流れる」よりも**梅の相対シェアが下がる**側に出ることがある、という点です。梅を売れ筋にしている商材では、3段階化によって梅の選択率が下がる可能性も検証してください。比較の文脈が評価を動かす点では[コントラスト効果](/column/details/8559/)と地続きですが、原典はトレードオフ・コントラストと極端回避性を別の仮説として扱っています。

### 買えない選択肢でも効く：電卓用電池の実験

| 提示条件                     | 12時間・腐食2% | 14時間・腐食4% |
| ------------------------ | --------- | --------- |
| 2択のみ（n=126）              | 57%       | 43%       |
| 10時間・腐食0%を選択不可で併記（n=124） | 66%       | 34%       |
| 16時間・腐食6%を選択不可で併記（n=119） | 40%       | 60%       |

Simonson の1989年のデータを引いた電卓用電池の実験では、追加した極端な選択肢を、選べない（unavailable for choice）と示したうえで提示しました。それでも選べる2つのシェアは動いています。2択と比べた12時間の電池の相対シェアの変化は、10時間の電池を併記した条件で0.09（t値1.5、p値10%未満）でした。16時間の電池を併記した条件と10時間の電池を併記した条件では、14時間の電池のシェアが60%と34%で、差は0.26（t値4.3、p値1%未満）です。前者は5%水準では有意でなく、はっきり示されたのは後者の差です。

在庫切れの最上位モデルや受付を止めた最上位プランを料金表から消すか迷ったとき、この結果が判断材料になります。**買えない状態でも、見せておけば残り2つの選び方は変わりえます**。ただし「選択不可」と明示しない見せ方は誤認を招く表示になりかねないので、受付停止の表記を必ず添えてください。

### 2択でも起きる：パン焼き機で安い方が約2倍になった事例

論文は実務例として、サンフランシスコの小売・通販企業 Williams-Sonoma のパン焼き機を紹介しています。275ドルの1機種だけを扱っていたところに、少し大型の機種を「50%以上高い」429ドルで追加すると、新機種はほとんど売れず、**安い方の販売台数がほぼ倍**になりました。同社はこの効果を予期していなかったと書かれています。

論文はこの現象を極端回避性ではなく、トレードオフ・コントラストで説明しています。日本語の解説ではこの事例が松竹梅の法則や[おとり効果](/column/details/8491/)の例として紹介されることがありますが、原典の帰属先は別です。

## 松竹梅の法則が効きにくい条件｜確立した好みと極端な選択肢の並べすぎ

### 確立した好みを持つ顧客に対する文脈効果の限界

原典は限界条件を自ら明記しています。「トレードオフ・コントラストと極端回避性はいずれも、消費者が確立した好みを持っている状況では影響が小さいと予想される」。例として、習慣的に同じブランドを買っている消費者では文脈効果が大きな役割を果たすことはないだろう、と続きます。ゼロになるとまでは書かれていませんが、期待値は下がります。

裏返すと、効果を期待しやすいのは**顧客が価値を測りかねている場面**です。初回購入、比較検討中の見込み客、仕様の良し悪しを自分で判断しにくい商材が当てはまります。一方、継続契約の更新やリピート購入では、好みが確立している顧客ほど文脈効果は小さいと予想されます。構成比が動くかは個別に検証が必要で、更新時の単価引き上げには[アンカリング効果](/column/details/5458/)や特典の設計など別の打ち手も併せて検討してください。

### 極端な選択肢が複数あると弱まる：2025年の研究

もう1つの条件は、Marissa A. Sharif、Elizabeth C. Webb、Sudeep Bhatia の論文「[Extremeness Aversion and Choice Set Composition: Exposure to Multiple Extreme Options Reduces Extremeness Aversion](https://doi.org/10.1093/jcr/ucaf061)」（Journal of Consumer Research 53巻2号、216〜232ページ、2025年11月オンライン公開）が示しました。極端回避性は主に2択か3択で検証されてきたという問題意識から、6つの研究・のべ9,377人で選択集合の構成そのものを変えて検証したものです。

結果は、**似た極端な選択肢が複数あると、極端な位置の選択肢が相対的に選ばれやすくなる**というものでした。客観的に極端な選択肢のほうが、その商品カテゴリの典型に見えるためだと説明されています。仮説的な調査とインセンティブ付きの調査、購入と活動選択のいずれでも確認された一方、「どんな機会のために選ぶか」といった境界条件も報告されています。

料金表に上位プランを2つ3つと並べたり、入門プランを複数用意したりすると、真ん中へ寄せる力は弱まると考えられます。選択肢を増やしすぎたときの副作用は[決定回避の法則](/column/details/8544/)も参考になります。

### 3段階化の前に検証すべき2つの条件

- **最安プランで利益を出す設計になっている**：原典には、3択化で低価格・低品質の選択肢の相対シェアが下がった実験があります。
- **顧客の大半が指名買いの既存客である**：原典が文脈効果の影響は小さいと予想した「確立した好み」に当たる可能性があります。

どちらかに当てはまるなら、全面改訂の前に限定的な比較テストを行い、利益への影響と改訂費用を確かめてください。

## 3段階プランの価格設計｜価格比と内容の包含関係

### 原典の実験セットから読む価格比の置き方

| 実験カテゴリ    | 梅      | 竹      | 松      | 竹÷梅   | 松÷梅   |
| --------- | ------ | ------ | ------ | ----- | ----- |
| カメラ       | 169.99 | 239.99 | 469.99 | 1.41倍 | 2.76倍 |
| AM/FMカセット | 39.99  | 64.99  | 149.99 | 1.63倍 | 3.75倍 |

表の2例では、価格比は**竹が梅の約1.41倍・約1.63倍、松が梅の約2.76倍・約3.75倍**です。ただし、これは実験商品の価格を割った値で、効果が出る価格比の推奨範囲ではありません。1万円・2万円・3万円の等差なら竹は梅の2.0倍で、実験の2例より梅と竹が離れています。自社で価格を決めるときは、この2例を参考値の1つにとどめ、複数の価格比を試して利益で比べるのが現実的です。

実験の2例はどちらも、梅と竹の差が小さく、竹と松の差が大きい並びでした。梅と竹の価格差を縮める案は検証候補になりますが、価格差と移動率の関係はこの実験からは判断できません。松には、上位の需要を満たす役割と、価格帯の上限を示す役割があります。購入される可能性を含めて内容と採算を設計してください。

### 「竹」を作る手順と内容の包含関係

価格比を決めたら内容を組みます。当社が勧めるのは、**上位プランが下位プランの内容をすべて含む**入れ子構造です。機能が交差すると順位が伝わりにくくなる場合があるためで、交差させるなら比較軸を明示し、各案が顧客にどう位置づけられるかを確認してください。なお原典では、電池の寿命と腐食確率など、属性間にトレードオフがある選択肢も扱っており、機能の入れ子構造を必須条件にはしていません。

竹の作り方は2通りあります。既存の主力商品をそのまま竹に据えて上に松を新設する方法と、既存商品を梅に落として機能を足した竹を新設する方法です。前者は既存顧客に価格変更が及ばないので実行しやすく、後者は単価を上げやすい代わりに既存顧客への移行案内が要ります。月額3万円の既存商品なら、前者は「3万円を竹に据えて8万円台の松を新設」、後者は「3万円を梅に落として4万5千円の竹を新設」です（金額は説明用の例で、効果が確認された価格比ではありません）。既存の売上構成を壊したくないなら前者を選んでください。

## 営業提案で3案を出すときの型｜提示順と松の残し方

### 提示順序の仮説と松を残すかの判断

ここで紹介した極端回避性の実験からは、営業で3案を説明する順序の優劣は判断できません。提示順序の推奨は、原典とは別に検証すべき実務上の仮説です。「松・梅・竹」の順を推し、いったん最低価格を見せてから中間へ戻す組み立てを取る解説もあります。

そのうえで当社が仮説として推すのは、松から始めて竹、最後に梅へ降ろす型です。最初に上限を示して比較の基準を作れることが理由です。分極化の実験で相対シェアを落としたのは松ではなく低価格側でしたが、これは3案を同時に見せた結果で、説明順序の根拠ではありません。基準点が先に立つと後の案の受け取られ方が変わる点は、[プロスペクト理論](/column/details/8761/)の参照点の考え方に近いものです。案件数が確保できる商材なら、順序を振り分けて比べるのが確実です。

受注が出ない松を提案書から外したくなる場面もありますが、前掲の電池の実験のとおり、選べない選択肢でも残りの選び方は変わりえます。外せば竹の相対的な位置づけも変わるため、松を残す場合と外す場合の受注率と利益を比較してから決めてください。「どれになさいますか」と3案から選ばせる進め方は、[二者択一法（選択話法）](/column/details/8707/)と併用できます。

### 3案提案の検証項目｜商品内容・提示方法・評価指標

- **梅と竹の差の付け方**：梅で要件を満たせる顧客が竹を選ぶかどうかは、追加価値と価格差によって変わります。梅にも対象顧客の要件を満たす内容を用意し、竹との価格差は提供価値、原価、顧客の支払意思を踏まえて検証します。
- **松の中身**：上位の要望に応える付加価値を説明できるかを確認します。裏付けのない高いだけの松は、提案全体の信頼を落としかねません。
- **比較表を配る時点**：比較表の配布時点が選択に与える影響は、ここで紹介した研究では確認できません。説明前に配る場合と説明後に配る場合を比較してください。
- **効果の測り方**：原典では条件間の相対シェアを比較しています。ただし、構成比だけでは同じ顧客が梅から竹へ移ったかは判断できず、個人単位の移動には別の記録が必要です。

導入後は、**梅と竹の相対シェア**に加えて、各プランの販売数、全体の購入率、利益も追ってください。検証期間は購入頻度と必要な標本数に応じて決めます。差が確認できない場合は、標本数、顧客構成、プラン内容、価格、提示方法を点検してください。

## よくある質問

### 松竹梅のランクはどれが上ですか？

松が最上位、竹が中位、梅が最下位とするのが一般的です。ただしデジタル大辞泉は等級の語義を「ふつう松を最上級とする」と限定付きで書いており、梅を最上位に置く店もあります。慶事の象徴としての松竹梅（歳寒三友）には序列がなく、ランクとしての並びは慣習です。寿司やうなぎの「特上・上・並」に当てはめると、特上が松、上が竹、並が梅です。

### 松竹梅をビジネスで言い換えるなら、どんな表現がありますか？

社外の提案書や料金表では、順序が一目でわかる組に置き換えるのが無難です。和語なら特上・上・並、上・中・下、天・地・人、英語なら Basic・Standard・Premium、Bronze・Silver・Gold がよく使われます。大・中・小は量の差なので、品質や価格の上下を示す用途には向きません。

### 松竹梅の4段階・5段階版はありますか？

松竹梅に続きの語はありません。4段階なら極上・特上・上・並や Platinum・Gold・Silver・Bronze、5段階なら秀・優・良・可・不可や S・A・B・C・F のように、最初から段数を持つ系列に切り替えるのが一般的です。披露宴の卓名に使われる「福・禄・寿」などは縁起のよい語の並びで、松竹梅の続きではありません。

### 選択率は本当に「松2対竹5対梅3」になりますか？

原典の実測値とは一致しません。1992年のカメラ実験の選択率は22%対57%対21%で、最安の梅と最上位の松がほぼ同率でした。同じ論文の品質・価格を比較した実験では、低品質・低価格側の相対シェアが下がる分極化も報告されています。すべての商品で同じ選択率になるという意味ではありません。

### 極端回避性とゴルディロックス効果、妥協効果は同じ意味ですか？

厳密には違います。1992年の原典は、両方の属性で中間が有利になる「妥協」と、片方の属性にだけ極端回避が働く「分極化」を区別し、どちらか一方でも成り立つ場合を極端回避性と呼んでいます。妥協効果はその一形態で、名称は Simonson が1989年の論文で用いたものです。「ゴルディロックス効果」は童話にちなむ通称で、原典には出てきません。

### 松竹梅の3案はどの順番で提示しますか？

紹介した原典は営業での説明順序の優劣を示していないため、以下の順序は検証前の提案です。当社は松から始めて竹、梅と降ろす型を推します。最初に上限を示して比較の基準を作れることが理由です。「松・梅・竹」の順を推す解説もあるので、案件数が確保できるなら振り分けて比べてください。

## 関連記事

- [おとり効果（デコイ効果）とは？仕組みと具体例、効かない条件を原典データで解説](/column/details/8491/)
- [コントラスト効果とは？対比効果の心理学的な仕組みと具体例・研究データ](/column/details/8559/)
- [アンカリング効果とは？意味と心理学的な仕組み・具体例・対策をわかりやすく解説](/column/details/5458/)
- [決定回避の法則とは？選択肢麻痺の意味とジャムの法則の原典データ・再現性](/column/details/8544/)
- [プロスペクト理論とは？損失回避と価値関数の仕組みを原典データ・再現性検証で解説](/column/details/8761/)

---

出典: [松竹梅のランクはどれが上？順番の理由・言い換えと松竹梅の法則（極端回避性）](<https://www.issoh.co.jp/column/details/8642/>)（株式会社一創）
