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title: "DEX（デジタル従業員エクスペリエンス）とは？意味・DEXスコアの測り方と管理ツールの選び方"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/8573/"
published: 2025-09-01
updated: 2026-10-22
categories: ["インフラ"]
publisher: "株式会社一創"
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# DEX（デジタル従業員エクスペリエンス）とは？意味・DEXスコアの測り方と管理ツールの選び方

IT分野でDEXといえば、Digital Employee Experience（デジタル従業員エクスペリエンス）の略です。従業員が仕事で使うPC・業務アプリ・ネットワーク・ITサポートから受ける体験を、端末のデータと従業員の声の両方で測り、改善していく考え方を指します。仮想通貨の「DEX（分散型取引所）」、ゲームのステータス「DEX（器用さ）」、Androidアプリの「.dex」ファイルとは別の言葉です。

この記事では、Gartnerの市場定義を出発点に、DEXスコアが実際にどう計算されているか（NexthinkとMicrosoft Intuneの公式ドキュメント）、2026年時点のDEX管理ツール各社の状況、導入の手順、従業員データを集めるときの留意点、見送るべき場面までを、情シス・IT運用の担当者向けに整理します。

## まとめ：DEXの意味と導入判断の要点

- **DEXの意味**：会社が支給するIT（端末・アプリ・ネットワーク・サポート）に対する従業員の体験。Gartnerは「DEX管理ツール」を、その性能と従業員のセンチメントを測ってITが継続的に改善するためのツールと定義しています。
- **DEXスコア**：端末・アプリの技術データ（起動時間・クラッシュ・応答時間など）を点数にした指標で、製品によっては従業員アンケートも合成します。NexthinkとIntuneは0〜100で示し、Nexthinkは0〜30を不満、71〜100を良好と区分します。製品をまたいだ点数の比較はできません。
- **ツール市場**：GartnerのMagic Quadrantは2024年に始まり、2026年6月8日公開の版が3回目。1EはTeamViewerに買収され「TeamViewer DEX Platform」へ、VMwareのEUC事業はOmnissaへと、主要製品の名前が変わっています。
- **最初の一歩**：Microsoft 365 E3/E5を契約していれば、IntuneのEndpoint analyticsで追加費用なしに測定を始められます。2026年7月からはAdvanced Analyticsも同梱され、テナントで有効になる30日前にメッセージセンターへ通知が届きます。専用ツールの比較はその後で十分です。
- **従業員データの扱い**：ユーザーと結び付く端末データは個人情報として扱います。個人情報保護委員会のQ&Aが示すモニタリングの留意点（目的の明示・責任者・ルール・確認）に沿って、収集の前に社内規程と説明をそろえます。
- **見送る判断**：管理対象の端末が少ない、チケットの記録が無い、改善に割く人員が無い組織では、ツールより先にヘルプデスクの記録整備が効きます。

## DEXの意味と定義：Gartnerの市場定義と対象範囲

### Gartnerの定義：性能とセンチメントの測定対象

Gartnerは[Peer Insightsの市場定義](https://www.gartner.com/reviews/market/digital-employee-experience-management-tools)で、DEX管理ツールを次のように説明しています。

> Digital employee experience management tools measure and help IT continuously improve employee sentiment toward and the performance of company-provided technology.

要点は2つです。測る対象は「会社が提供するテクノロジー」に対する体験です。私物端末から会社提供のアプリを使う場合もあるため、端末の所有形態と計測できる範囲は分けて考えます。そして、測るものは**性能（performance）と従業員の受け止め方（sentiment）の両方**です。端末の起動が速くても従業員が不満を持っていればDEXは低く、その逆もあります。どちらか一方しか測らない仕組みは、Gartnerの定義から見るとDEXの半分にとどまります。

対象になる接点は、PC・スマートフォン・仮想デスクトップ（VDI）、業務アプリケーションとSaaS、VPNやWi-Fiを含むネットワーク、Microsoft TeamsやZoomなどのコラボレーションツール、そしてヘルプデスクの対応です。

### 同じ「DEX」と略す別の用語

「dex 意味」で検索すると、IT用語のDEXより先に次の意味が出てきます。文脈で見分けてください。

| 表記   | 正式名称                           | 分野                  |
| ---- | ------------------------------ | ------------------- |
| DEX  | Digital Employee Experience    | 企業IT・情シス（本記事）       |
| DEX  | Decentralized Exchange（分散型取引所） | 暗号資産                |
| DEX  | Dexterity（器用さ）                 | ゲームのステータス           |
| .dex | Dalvik Executable              | Androidアプリの実行ファイル形式 |
| DeX  | Samsung DeX                    | スマホをPC風の画面で使う機能     |

Google Play Consoleの「DEXコードの最適化」に関する警告は、Androidアプリに含まれる.dexファイルの最適化の度合いを指すもので、本記事のDEXとは関係ありません。対処はAndroidの公式ドキュメント「[DEX code optimization](https://developer.android.com/topic/performance/vitals/code-optimization)」に従います。

## EX・DEM・DXとの違い：DEXが受け持つ範囲

DEXは、従業員体験（EX）のうち**ITに関わる部分**だけを切り出した概念です。EXは採用から退職までの人事制度・職場環境・上司との関係まで含みますが、DEXはその中の端末・アプリ・ITサポートの体験に絞ります。EX全体の定義と施策は[従業員体験（EX）とは？従業員エクスペリエンス向上の進め方とツール選定基準](/column/details/9665/)で扱っています。

混同されやすいのがDEM（デジタルエクスペリエンスモニタリング）です。DEMはRUM・合成監視・エンドポイント監視といった**計測の手法**の総称で、顧客向けWebサイトの体験監視にも使われます。DEXは計測結果に従業員アンケートを重ね、改善の優先順位を決めて自動修復まで回す**運用の枠組み**です。DEMの手法ごとの違いは[デジタルエクスペリエンスモニタリング（DEM）とは？RUM・合成監視・エンドポイント監視の3構成と導入判断](/column/details/3806/)にまとめています。

「デジタルエクスペリエンス」とだけ言う場合は、顧客がWebサイトやアプリで受ける体験（CX）を指すのが一般的です。従業員を対象にするときは「デジタル従業員エクスペリエンス」と、従業員を明示します。

DX（デジタルトランスフォーメーション）は事業や業務の変革を指す言葉で、DEXとは目的が違います。ただし、新しいツールを導入しても端末が遅い・使い方がわからないという状態では定着しないため、DEXの測定はDX施策の定着度を確かめる手段として使えます。

## DEXスコアの仕組み：技術データと従業員の声の合成

DEXスコアは製品ごとに算出方法が違い、業界共通の計算式はありません。ここでは公開ドキュメントで構成を確認できる2つの例を示します。

### Nexthinkの例：Technologyスコアとセンチメントの統合

NexthinkのDEXスコアは0〜100で、日次で計算されます。[公式ドキュメント](https://docs.nexthink.com/platform/user-guide/dex-score)では次の3区分に色分けされます。

- 0〜30：Frustrating（赤）
- 31〜70：Average（黄）
- 71〜100：Good（緑）

スコアは**Technologyスコア**と**Sentimentスコア**を統合したものです。TechnologyスコアはEndpoint（端末を止まらず速く使えるか）、Applications（アプリが滑らかに応答するか）、Collaboration（TeamsやZoomを問題なく使えるか）の3つのサブスコアで構成され、Sentimentスコアは従業員に送るDEXキャンペーン（ITへの満足度を尺度で答える設問）の回答から算出されます。両者をどの重みで合成するかの数式は、Nexthinkコミュニティの会員向け資料にあり、一般公開されていません。

Nexthinkは社外との比較と社内（地域間など）の比較の両方を用途に挙げ、スコアを組織に合わせて調整する「ベースライン設定」を用意しています。

### Microsoft Intuneの例：Endpoint analyticsのスコア

IntuneのEndpoint analyticsもスコアを0〜100で示します。[Microsoft Learn](https://learn.microsoft.com/en-us/intune/endpoint-analytics/configure)によると、全体のスコアは次の3つのスコアの加重平均です。

| スコア                     | 何から計算するか                                |
| ----------------------- | --------------------------------------- |
| Startup performance     | 起動（boot）とサインインの所要時間                     |
| Application reliability | デスクトップアプリのクラッシュ頻度と利用時間                  |
| Work from anywhere      | Windows・クラウド管理・クラウドID・クラウドプロビジョニングの対応状況 |

グラフには「All organizations (median)」という基準線が表示され、Endpoint analyticsに登録している全組織の匿名集計の中央値と自社を比べられます。スコアが出るのは報告端末が**5台以上**のときで、それ未満は「insufficient data」になります。対象はWindowsのPro・Pro Education・Enterprise・Educationで（[前提条件](https://learn.microsoft.com/en-us/intune/endpoint-analytics/)）、端末側で「Connected User Experiences and Telemetry」サービス（DiagTrack）が動いている必要があります。テレメトリを止めるポリシーのある組織では計測できません。

Intuneのスコアは端末とアプリの技術データが中心で、従業員アンケートは含みません。Gartnerの定義でいうセンチメント側は、[組織サーベイとは？種類の違いと自社に合う選び方を開発会社が解説](/column/details/15441/)で扱う社内調査や、専用ツールのアンケート機能で補う必要があります。

### スコアを読むときの盲点：対象外の端末と製品間の比較

DEXスコアの集計単位や算出方法は製品によって異なり、収集できた技術データや従業員の回答の範囲に左右されます。IntuneのEndpoint analyticsはWindowsが対象なので、Macやスマートフォンの体験は対象外です。私物端末（BYOD）は所有形態だけで対象外になるわけではなく、Windowsのエディション、端末管理・参加状態、データ収集の要件を満たすかで判断します。1人が複数の端末を使い分けている場合も、1台の数値だけで本人の体験は判断できません。Gartnerのアナリストも2024年の講演で、Apple製品の中核部分の情報や私物端末のデータが取れない場合がある点を「DEXスコアを過信しない」理由に挙げています（[マイナビニュースの講演レポート](https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240905-3018677/)）。

もう1つは製品間の比較です。NexthinkとIntuneはどちらも0〜100ですが、計算に使う項目も重みも違うため、「Nexthinkで65点、Intuneで70点」を比べても意味がありません。ベンチマークとして使えるのは、算出条件をそろえた同一製品内での組織間比較や、自社の過去の値との比較です。Intuneには全組織の中央値がありますが、Nexthinkのベースライン設定は自組織に合わせてスコアを調整する機能であり、他社平均そのものではありません。

## DEXが低いと何が起きるか：公開調査の数値

DEXの効果を示す数値の多くはベンダー自身の調査です。読むときは調査主体と母数を確認してください。Nexthinkが2025年9月30日に公表した年次レポート『Cracking the DEX Equation: The Annual Workplace Productivity Report』は、474社・2,000万台超の端末から集めた自社データをもとに、次の数値を示しています（[Nexthinkの発表](https://nexthink.com/press/unrelenting-it-issues-cost-millions-of-hours-in-lost-productivity)）。

- 従業員1人あたり、端末のクラッシュ・アプリの不具合・読み込みの遅さなどの「ネガティブなデジタル体験」が**週14件**発生
- DEXの低さによる損失は1社平均で**年47万時間**（フルタイム従業員約226人分）
- DEXスコアが10ポイント上がるごとに、従業員1人あたり**週22分**の生産時間が戻るという相関

これらはNexthinkの顧客環境での相関で、因果関係や日本企業への当てはまりを示すものではありません。経営層への説明に使うなら、他社の数値を引用するより、自社のヘルプデスクのチケット件数と平均解決時間、主要アプリのクラッシュ件数を3か月分そろえるほうが説得力があります。

## DEX管理ツールの現況：2026年時点の主要製品

### Gartnerの評価対象と市場の変化

Gartnerは2023年10月9日に「Market Guide for DEX Tools」を出し、2024年からMagic Quadrantで評価しています。2026年6月8日公開の版には、Nexthink、TeamViewer、Lakeside Software、HP、Omnissa、Flexxibleなどが掲載され、このうちNexthink・[TeamViewer](https://www.teamviewer.com/en/global/company/press/2026/teamviewer-leader-2026-gartner-digital-employee-experience-magic-quadrant/)・Lakeside Software・Omnissaの4社は、Leaderに位置付けられたと発表しています。

2024年7月以降に買収と改称が続いたため、古い比較記事の製品名はそのまま使えません。

| 製品・ベンダー              | 2026年10月時点の状況                                                  |
| -------------------- | -------------------------------------------------------------- |
| 1E                   | TeamViewerが2025年1月31日に買収完了。製品はTeamViewer DEX Platform（26.10）   |
| VMware Workspace ONE | 2024年7月1日にOmnissaとして独立。DEXはWorkspace ONE Experience Management |
| Nexthink             | Nexthink Infinity。DEXスコアを0〜100で算出                              |
| Lakeside Software    | SysTrack                                                       |
| HP                   | HP Workforce Experience Platform（WXP）                          |
| ControlUp            | ControlUp ONE。従業員単位のスコア（0〜10・1分ごとに減点方式）                        |
| Tanium               | 2023年4月にDEX機能を追加                                               |
| ServiceNow           | Digital End-user Experience（ITSMと一体）                           |
| Microsoft            | Intune Endpoint analytics／Advanced Analytics                   |

1Eの買収完了は[TeamViewerの投資家向け発表](https://ir.teamviewer.com/news-details/q1-2025-teamviewer-steigert-umsatz-um-7-prozent-ggue-vj-enterprise-arr-waechst-um-20-prozent/b1713717-ae71-4b3e-a56d-f0be5096354e)、Omnissaの発足は[Omnissaの発表](https://www.omnissa.com/official-launch-pr)で確認できます。

### 選定で比べる5つの観点

DEX管理ツールの導入目的には、チケット件数と平均解決時間の削減、Teamsの会議品質の監視、申告前の予防的な修復などがあり、それぞれ見るべき機能が違います。

1. **ITSMとの連携**：チケット削減が目的なら、検知した問題をServiceNowなどのITSMにチケットとして渡せるか、逆にチケットから端末の状態を引けるかを確認します。ServiceNowのDigital End-user Experienceは自社ITSMと一体で提供されています。ITSMの基本は[ITSMとは？ITILとの違い・管理プロセス・ツール実装と導入判断を解説](/tech/details/13406/)を参照してください。
2. **コラボレーションツールの監視**：会議品質の不満が多い組織では、Teams・Zoomの通話品質を端末側で取れるかが分かれ目です。NexthinkはCollaborationをサブスコアに持ち、ServiceNowもMicrosoft Teams Monitoringを機能に挙げています。
3. **自動修復の範囲**：先回り対応が目的なら、スクリプトによる修復を何台にまとめて配れるか、従業員に通知や確認を出せるかを比べます。IntuneならRemediations（Windows Enterprise E3/E5などのライセンスが必要）、専用ツールなら各社の自動化機能が該当します。
4. **対応OSと仮想デスクトップ**：IntuneのEndpoint analyticsはWindowsが対象です。Mac・Linux・VDIが混在する環境では、専用ツールの対応範囲を個別に確認します。
5. **センチメントの取り方**：アンケートを端末上のポップアップで出せるか、回答をスコアに組み込めるか。ポップアップやスコアへの合成機能がなくても、別の方法でセンチメントを収集・分析できる場合があります。従業員の声を扱えるかを、収集方法と評価方法に分けて確認します。

端末管理そのもの（構成配布・紛失時のロック）はDEXではなくMDM・UEMの役割です。役割分担は[MDMとは？モバイルデバイス管理の仕組みとEMM/UEMの違い・選び方【情シス向け】](/column/details/13276/)で整理しています。台帳やライセンスの管理が目的なら、比べるべきは[IT資産管理ツールの比較｜収集方式・OS対応・費用でタイプを選び分ける基準](/column/details/17578/)で扱う資産管理ツールです。

## DEX改善の進め方：Intuneから始める4段階

### 着手前の現在地：Gartnerの成熟度5段階

GartnerのアナリストはDEXの取り組みを5つの段階に分けています。2025年2月の[BUSINESS NETWORKのインタビュー](https://businessnetwork.jp/article/25395/)でアナリストが示した、グローバル企業の分布は次のとおりです（調査の対象数や時期は記事に書かれていません）。

| 段階  | 状態                      | 企業の割合 |
| --- | ----------------------- | ----- |
| 受動型 | 長期の戦略が無く、困りごとが出たらその都度対応 | 約32%  |
| 適応型 | ツールで職場環境やエンゲージメントを監視    | 約54%  |
| 支援型 | 監視で得た洞察を経営戦略に取り入れる      | 13%   |
| 加速型 | 従業員が自ら機能を調整できる          | 1%    |
| 変革型 | DEXの責任者と経営層が戦略を一緒に作る    | 該当なし  |

8割以上が受動型か適応型です。問い合わせが来てから直している組織は受動型にあたり、以下の4段階は受動型から適応型へ移るための手順です。

### 手順1：既存ライセンスでの測定開始

Microsoftの[Intuneの価格ページ](https://www.microsoft.com/en-us/security/business/microsoft-intune-pricing)によると、Advanced Analyticsは2026年7月からMicrosoft 365 E3とE5に含まれ、テナントで有効になる30日前にメッセージセンターへ通知が届きます。E3/E5を契約していない組織は、Intune Plan 1へのアドオン（1ユーザー月額5米ドル・年契約）で追加します。Endpoint analyticsの基本レポートはIntuneのライセンスがあるWindows端末で使えます。データは再起動後最大24時間でレポートに表示され、起動とサインインの記録は29日間保持され、アプリの信頼性は直近14日のデータで表示されるため、まず4週間分をためます。Microsoft 365とIntuneの設定から整える必要がある場合は、[Microsoft 365・Copilot導入支援](/service/erp%5Fcrm/microsoft365/)でもご相談を受けています。

### 手順2：チケットとの突き合わせと優先順位

スコアの低い項目と、ヘルプデスクに来ている問い合わせの上位を並べます。Startup performanceの機種別タブ（10台以上ある機種だけを表示）で、起動が遅い端末が特定の機種・特定の常駐ソフトに偏っている、特定のアプリのクラッシュが問い合わせ上位と一致している、といった重なりが最初の改善対象です。問い合わせの記録の取り方は[ヘルプデスク効率化の施策と進め方：可視化・指標・自動化・属人化解消の着手順序](/column/details/15696/)を参考にしてください。

### 手順3：修復の一括配布とアンケート

原因が特定できたものはRemediationsの修復スクリプトや構成変更で一括対応し、対象部署に短いアンケートを出します。技術スコアが上がってもアンケートの結果が動かない場合は、未解消の端末障害、操作の分かりにくさ、サポート対応、回答者や測定時期の違いを切り分けます。

### 手順4：独自の基準線による経過観察

Intuneでは現時点の値を独自の基準線として1テナント20個まで保存でき、基準線を既定で10%超下回った指標が悪化（regressed）として赤く表示されます。専用ツールを検討するのは、Windows以外の端末が多い、Teamsの品質やセンチメントまで1つのスコアで扱いたいなど、Intuneで足りない理由が具体的になってからで遅くありません。

## 従業員データの収集と個人情報：社内規程に書く4項目

DEXツールが集めるのは端末名・ログオンユーザー・起動時間・アプリのクラッシュ・通信品質といった技術データですが、ユーザー名と結び付く以上、個人情報として扱う必要があります。個人情報保護法は、個人情報を扱うときに利用目的をできる限り特定し（第17条）、取得時に本人へ通知または公表すること（第21条）を求めています。

DEXの計測そのものを名指しした指針はありませんが、従業員の端末を継続して監視する点で参考になるのが、個人情報保護委員会のガイドラインQ&Aの[Q5-7](https://www.ppc.go.jp/all%5Ffaq%5Findex/faq1-q5-7/)です。安全管理措置としてのモニタリングについて、次の4点を留意点に挙げています。

1. モニタリングの目的をあらかじめ特定したうえで、社内規程等に定め、従業者に明示する
2. モニタリングの実施に関する責任者とその権限を定める
3. 実施に関するルールをあらかじめ策定し、運用者に徹底する
4. ルールに従って適正に行われているかを確認する

同じ回答は、重要事項を定めるときは労働組合等にあらかじめ通知して必要に応じて協議し、定めたら従業者に周知することが望ましいとしています。DEXの規程では、上記の実施責任者・権限、運用ルール、適正運用の確認方法に加え、「収集項目」「利用目的」「閲覧できる担当者の範囲」「保存期間」を具体化します。とくに、DEXのデータを個人の人事評価や勤怠の監視に使わないことを規程に明記しておくと、導入時の反発を抑えられます。

従業員側の受け止め方は一様ではありません。Gartnerのアナリストは2024年の講演で、従業員の30%がDEXの改善と引き換えにプライバシーを差し出す用意があると答えた調査を紹介しています（前掲の[マイナビニュースの講演レポート](https://news.mynavi.jp/techplus/article/20240905-3018677/)）。対象者数や設問はレポートに書かれていないため、自社の従業員がどう受け止めるかは、収集項目・利用目的・閲覧権限・保存期間を説明したうえで懸念を受け付ける窓口を設けて確かめます。

## DEXツールの導入見送り条件：運用体制と費用対効果

DEX管理ツールは、測った結果を直す人と手段がある組織でしか効果が出ません。次の条件に当てはまるなら、ツールの導入は見送るべきです。

- **管理対象が数十台規模**：数十台規模で障害が少なく、聞き取りで状況を把握できるなら、個別対応を優先します。遠隔拠点が多い場合や障害が頻発する場合は、台数だけで見送らず、削減できる対応工数と導入・運用工数を比べます。
- **問い合わせの記録が無い**：問い合わせの記録は、DEXの数値に業務への影響や従業員の困りごとを重ね、改善の優先順位を判断する材料になります。記録の仕組みが無いなら、先に[ヘルプデスクツールとは？4タイプの違い・選び方と自社構築の判断](/column/details/15692/)を検討してください。
- **改善の担当者がいない**：ダッシュボードを見るだけで修復を配る人がいなければ、スコアは下がったまま費用だけが続きます。
- **テレメトリを制限する方針がある**：DiagTrackやエージェントの常駐を認めない方針なら、データ収集の前提が崩れます。前章の社内規程と労働組合等との協議を先に済ませます。

## よくある質問

### DEXはIT用語では何の略ですか？

Digital Employee Experienceの略で、日本語では「デジタル従業員エクスペリエンス」「従業員のデジタル体験」と訳されます。仮想通貨のDEX（分散型取引所）やゲームのDEX（器用さ）、Androidの.dexファイルとは別の言葉です。

### DEXとDEMの違いは何ですか？

DEMはRUM・合成監視・エンドポイント監視といった体験の計測手法の総称です。DEXは従業員向けのITに範囲を絞り、計測結果に従業員アンケートを合わせて、改善と自動修復まで回す運用の枠組みです。

### DEXスコアは何点なら良いのですか？

共通の基準はありません。Nexthinkは71〜100を良好、0〜30を不満と区分し、IntuneはEndpoint analyticsを使う全組織の中央値を基準線として示します。計算方法が製品ごとに違うため、製品をまたいだ点数の比較はできません。

### DEXを無料で測る方法はありますか？

Intuneのライセンス（Microsoft 365 E3・E5などに含まれる）があれば、Endpoint analyticsの基本レポートは追加費用なしで使え、起動時間やアプリのクラッシュをスコアとして確認できます。Advanced AnalyticsはMicrosoft 365 E3・E5に2026年7月から同梱され、有効になる前にメッセージセンターへ通知が届きます。これらを契約していない組織はIntune Plan 1へのアドオン（1ユーザー月額5米ドル・年契約）で追加します。

### DEXとDXはどう違いますか？

DXは事業や業務の変革を指し、DEXは従業員が使うITの体験を指します。DEXの測定は、DXで導入したツールが現場で問題なく使われているかを確かめる手段として使えます。

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- [デジタルエクスペリエンスモニタリング（DEM）とは？RUM・合成監視・エンドポイント監視の3構成と導入判断](/column/details/3806/)
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出典: [DEX（デジタル従業員エクスペリエンス）とは？意味・DEXスコアの測り方と管理ツールの選び方](<https://www.issoh.co.jp/column/details/8573/>)（株式会社一創）
