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title: "トリアージとは？意味と赤・黄・緑・黒の色分け・優先順位、START法の判定基準とタッグの書き方"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/7361/"
published: 2025-06-23
updated: 2026-10-18
categories: ["介護・医療"]
publisher: "株式会社一創"
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# トリアージとは？意味と赤・黄・緑・黒の色分け・優先順位、START法の判定基準とタッグの書き方

トリアージとは、災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めることです（[東京都保健医療局「トリアージ」](https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/iryo/kyuukyuu/saigai/triage)）。語源はフランス語の「trier（選別する）」で、フランスの繊維商人が羊毛を品質で区分けする際に使った言葉と言われています。命の選別ではなく、限られた人員と資器材で救命できる人数を最大化するために、判定項目の多くが数値や所見であらかじめ基準化されています。

この記事では、赤・黄・緑・黒の区分がどの状態と傷病を指すのか、START法が何回の呼吸数で赤と判定するのか、標準トリアージタッグの寸法ともぎり片の色順はどう決まっているのかを、行政資料と災害拠点病院のマニュアルから数値のまま示します。後半では、平時の救急外来で使われる5段階の院内トリアージ（JTAS）、119番通報後の救急搬送トリアージ、IT分野で使われる脆弱性トリアージも扱います。

## まとめ：トリアージの要点

- 定義：緊急度・重症度に応じた治療優先度の決定。災害医療の原則CSCATTTのうち、後半の3T（Triage＝選別／Treatment＝治療／Transport＝搬送）の入口にあたる
- 4区分：赤（I・最優先治療群）／黄（II・待機的治療群）／緑（III・保留群）／黒（0）。東京都の分類では黒を「無呼吸群」と「死亡群」の2つに分ける
- START法の閾値：気道確保しても自発呼吸なしで黒。呼吸数10回/分未満または30回/分以上で赤。橈骨動脈を触知できなければ赤。簡単な命令に従えなければ赤
- タッグの規格：縦23.2cm×横11cm、もぎり幅1.8cm。もぎり片は外側から緑・黄・赤・黒の順で、ローマ数字のみを記載
- 装着部位：原則は右手首。負傷していれば左手首→右足首→左足首→首の順。衣服や靴の上には付けない
- 平時の救急外来：災害時の4色とは別に、JTASの5段階（蘇生・青／緊急・赤／準緊急・黄／低緊急・緑／非緊急・白）で看護師が判定する。令和8年6月から院内トリアージ実施体制加算50点
- 医療以外：ITの脆弱性対応では、CISAのSSVCが対応の緊急度をTrack／Track\*／Attend／Actの4区分で決める

## トリアージの目的とCSCATTT：救命可能性を優先軸に置く理由

災害時に傷病者の数が医療の提供能力を上回ると、人員・医薬品・資器材・搬送手段が不足し、平時と同じ蘇生処置を提供できない場合があります。そこでトリアージは、重症度だけでなく「その場の資源で救命できる見込み」を加味して順番を決めます。最重症の人を最優先にする平時の救急とは判断軸が違う、というのがこの手法の核心です。

災害医療の対応原則はCSCATTTと呼ばれ、C（command and control：指揮・統制）、S（Safety：安全）、C（communication：情報伝達）、A（assessment：評価）、T（triage：トリアージ）、T（treatment：治療）、T（transport：搬送）の7要素で構成されます（[日本赤十字社兵庫県支部の講習資料](https://www.hyogo.jrc.or.jp/wordpress/wp-content/uploads/2022/04/R4.4.1kyukyuinyousei-zanteisochi.pdf)）。後半の3つは災害現場で最も重要な「3T」として扱われます（松阪地区医師会）。前半のCSCAが整わないまま判定を始めると、判定結果を伝える経路も搬送先も決まっていないため、トリアージだけが空回りします。

### 日本での普及：阪神・淡路大震災と平成8年のタッグ標準化

松阪地区医師会の解説によると、医学への応用はナポレオン時代で、当初は比較的軽傷の兵を先に手当てして戦線に復帰させ、重症者を後回しにするという軍事上の考え方でした。救命できる人数を増やす今日の概念が確立したのは第一次世界大戦後とされ、同会は平成7年の阪神・淡路大震災でもトリアージが有効であったと説明しています（[松阪地区医師会「トリアージタッグとは」](https://www.matsusaka.or.jp/emergency/triage.html)）。翌平成8年3月12日には、厚生省通知（指第15号）でトリアージ・タッグの標準様式が示されました（[一般財団法人日本救急医療財団](https://www.qqzaidan.jp/about/triagetag/)）。「いつから日本で使われているか」と問われれば、全国共通の様式が整ったのは平成8年（1996年）と答えるのが根拠のはっきりした線です。

### 黒タグの判定の限界と再評価の原則

黒タグを見捨てる判断だと受け取る声もあります。しかし黒の定義は資料によって「死亡あるいは救命困難群」「無呼吸群」「不処置群（死亡群）」と幅があります。ただし黒は死亡の確定ではありません。東京都のハンドブックは、気道を確保しても呼吸がなければ原則として黒のタッグを付けるとしたうえで、その場合でも死亡診断には後で医師による確認が必要とし、タッグの死亡群（0）に○を付けるのは医師が死亡を確認した場合だけと定めています。現場救護所への搬出順位を最後に回す、という順番の判定です。しかも状況・患者ともに刻々と変化するため、トリアージは1回で終わらせず必要に応じて繰り返し実施することが原則とされています（大森医師会）。区分は固定ラベルではなく、再評価で覆る前提の暫定値です。

判定の精度そのものにも限界があります。日本医師会・日本臨床救急医学会・日本災害医学会・日本救急医学会で組織する「災害時のトリアージに関する合同委員会」は、災害時のトリアージは確実な診断よりも迅速な実施が重要になり、日常医療における診断の正確性に劣ることは否めないとして、国民に理解を求める声明を出しています（[日本医師会「トリアージをはじめとする災害医療についてご理解いただきたいこと」](https://www.med.or.jp/people/triage/)）。同声明は、医療者が「誤ることがある」ことを理由に実施をためらうと、結果的により多くの命が失われかねないとも述べています。

## 赤・黄・緑・黒の色分けと優先順位

4区分は色とローマ数字（0・I・II・III）で表します。搬送・救命処置の優先順位はI→II→IIIの順で、0は搬送も処置も原則として行われません（[大森医師会「トリアージ方法を学ぶ」](https://www.omori-med.or.jp/crisis/triage.html)）。次の表は東京都保健医療局の区分で、同局が東京都福祉保健局「トリアージハンドブック（平成31年1月発行）」に基づいて公開しているものです。

| 色  | 区分        | 分類           | 傷病状態及び病態              |
| -- | --------- | ------------ | --------------------- |
| 赤色 | I（第1順位）   | 最優先治療群（重症群）  | 直ちに処置を必要とするもの         |
| 黄色 | II（第2順位）  | 待機的治療群（中等症群） | 治療が遅れても生命に危険がないもの     |
| 緑色 | III（第3順位） | 保留群（軽症群）     | 軽易な傷病で専門医の治療をほぼ要さないもの |
| 黒色 | 0（第4順位）   | 無呼吸群         | 気道を確保しても呼吸がないもの       |
| 黒色 | 0（第4順位）   | 死亡群          | 既に死亡、または蘇生の可能性がないもの   |

東京都の原表はさらに具体的事例を挙げており、どの傷病がどの色に落ちるかがそのまま読み取れます。

- 赤色：気道閉塞、呼吸困難、意識障害、多発外傷、ショック、大量の外出血、血気胸、胸部開放創、腹腔内出血、腹膜炎、広範囲熱傷、気道熱傷、クラッシュシンドローム、多発骨折など
- 黄色：全身状態が比較的安定しているが入院を要するもの。脊髄損傷、四肢長管骨骨折、脱臼、中等度熱傷など
- 緑色：外来処置が可能なもの。四肢骨折、脱臼、打撲、捻挫、擦過傷、小さな切創および挫創、軽度熱傷、過換気症候群など
- 黒色：圧迫、窒息、高度脳損傷、高位頚髄損傷、心大血管損傷、心臓破裂等により心肺停止状態のもの

注意したいのは、黒の呼び名と定義が資料ごとに違う点です。東京都は第4順位を「無呼吸群」と「死亡群」に分け、標準トリアージタッグの規格は「死亡あるいは救命困難群」、大森医師会の資料は「不処置群（死亡群）」としています。黒＝死亡と言い切ると、気道確保後も無呼吸という生存中の状態を取りこぼします。呼称の揺れは黒だけではなく、赤・黄・緑も東京都の「最優先治療群／待機的治療群／保留群」と規格の「緊急治療群／非緊急治療群／治療不要もしくは軽処置群」で異なります。研修資料を読むときは、どの系統の呼称かを先に確認してください。

入院の必要性は黄と緑を理解する目安ですが、判定では緊急度やバイタルサインも評価します。黄について東京都は「ア 多少治療の時間が遅れても、生命には危険がないもの」「イ 基本的には、バイタルサインが安定しているもの」の2条件を挙げ、事例に「入院を要するもの」を置いています。緑は外来処置で済むものです。黄は処置が不要という意味ではなく、大森医師会の資料は黄を「場合によって赤に変化する可能性がある」群と説明しています。待機とは監視付きの待機です。

## START法：一次トリアージの判定基準

発災現場や病院入口で行う最初のトリアージを一次トリアージといい、代表的な手順がSTART法（Simple Triage and Rapid Treatment）です。「歩行可否」「呼吸」「循環」「意識レベル」を、この順番だけで評価します。判定は1人で行い（トリアージオフィサー）、気道の確保と外出血の止血以外の治療は行いません。1人あたり数十秒から数分で終えるのが目安です（大森医師会）。

| 評価     | 所見                 | 判定    |
| ------ | ------------------ | ----- |
| 1\. 歩行 | 自力で歩行できる           | 緑     |
| 2\. 呼吸 | 気道確保しても自発呼吸なし      | 黒     |
| 2\. 呼吸 | 10回/分未満、または30回/分以上 | 赤     |
| 2\. 呼吸 | 10〜29回/分           | 次の評価へ |
| 3\. 循環 | 橈骨動脈を触知できない        | 赤     |
| 3\. 循環 | 脈拍120回/分以上         | 赤     |
| 4\. 意識 | 簡単な命令に従えない         | 赤     |
| 4\. 意識 | 簡単な命令に従える          | 黄     |

循環の評価は、もともと毛細血管再充満時間（CRT）を使う設計でした。爪床を5秒間圧迫して離し、赤色調に戻るまでの時間を見ます。境界の扱いは資料で分かれ、大森医師会は2秒以上で赤、[東京都「トリアージハンドブック」](https://www.hokeniryo.metro.tokyo.lg.jp/documents/d/hokeniryo/handbook-1)は2秒を超える場合を赤、2秒以内を橈骨動脈触知可能と同じ側に置いています。ただし低温環境やマニキュアでは正確に判断できません。大森医師会は「現在ではCRTから、橈骨動脈触知に変更したSTART変法が主として用いられている」と明記しており、上の表もSTART変法に合わせています。頚動脈で触知できるのに橈骨動脈で触知できない場合、または脈拍120回/分以上の場合が赤です（[愛知医科大学病院 第一種非常災害マニュアル「トリアージ（START・PAT）」](https://www.aichi-med-u.ac.jp/hospital/sh05/sh0519/h0519%5F1%5F10.pdf)）。

呼吸数の数え方には現場向けの短縮法があります。6秒間で計測し、6秒間に3回以上（＝30回/分以上）または6秒間に1回未満（＝10回/分未満）なら即座に赤と判定します（大森医師会）。1分間測る余裕がない前提で組まれた手順です。

歩行可能なら緑、という第1段階には落とし穴があります。歩けたからといって軽症とは限らないため、緑に振った傷病者ほど再トリアージを確実に回す必要があります。また建物倒壊など圧挫が想定される災害では、判定の最上位に「2時間以上挟まれていたか」を加え、該当すれば赤とする運用が取られます（大森医師会）。クラッシュ症候群はSTART法の4項目では検出できないためです。

### 判定する人：医師・看護師・救急救命士と一般の人の範囲

災害現場や病院でトリアージを実施するのは、通常は医師・看護師・救急救命士です。熊本市は、ほことて法（START法）を用いれば医療従事者でなくても「おおまかなトリアージ」が可能と説明しています（[熊本市「災害時の医療」](https://www.city.kumamoto.jp/kiji00345259/index.html)）。東京都のトリアージハンドブックは、救護所に医師が到着した後は医師の責任の下に看護師と救急救命士などが協力してトリアージと応急的な処置を行うとしています。看護師はトリアージを担える一方、一般の人が行えるのは医療チームが到着するまでの「おおまか」な振り分けまでで、タッグの判定区分を確定させる役割とは分けて考えるべきです。

## 二次トリアージ（PAT法）の4段階評価

現場救護所で行う二次トリアージは、一次トリアージより正確な基準を使います。生理学的評価・解剖学的評価・受傷機転の評価・災害弱者の評価を、この順で当てはめる手法がPAT（Physiological and Anatomical Triage）です。以下はいずれも愛知医科大学病院のマニュアルに記載された基準です。

**1\. 生理学的評価**：気道確保しても呼吸がなければ黒。呼吸数10回/分未満または30回/分以上、収縮期血圧90mmHg未満または200mmHg以上、SpO2 90%未満、脈拍数50回/分未満または120回/分以上、意識レベルJCS30以上またはGCS12以下のうち、どれか1つでも当てはまれば赤とします。すべて基準値内なら次の評価へ進みます。

**2\. 解剖学的評価**：所見や受傷部位で判断します。以下を認めれば赤です。

- 開放性頭蓋骨陥没骨折／外頚静脈の著しい怒張／頸部または胸部の皮下気腫
- 胸郭動揺（フレイルチェスト）／開放性気胸／腹部膨隆・腹壁緊張
- 骨盤骨折（骨盤動揺、圧痛、下肢長差）／両側大腿骨骨折／四肢切断／四肢麻痺
- 挟圧外傷／穿通性外傷／デグロービング損傷／15%以上の熱傷、顔面気道熱傷の合併

全身をくまなく観察する時間はありません。生理学的評価の指標が悪化しやすい重要臓器や、致死的病態に陥りやすい部位から確認していくのが原則です。

**3\. 受傷機転の評価**：生理学的にも解剖学的にも所見がない場合、受傷のしかたから今後起こりうる病態を予測します。体幹部の挟圧、1肢以上の挟圧（4時間以上）、爆発、高所墜落、異常温度環境、有毒ガス発生、NBC汚染のいずれかに当てはまれば黄。

**4\. 災害弱者の評価**：最終段階では、5歳以下または55歳以上、妊婦、循環器・呼吸器・血液疾患などで治療中、後に専門医の診療を要する外傷、歩行できないといった条件を確認し、該当すれば黄とします。

PATの具体的な閾値は施設のマニュアルによって細部が異なり、意識レベルをJCS2桁以上・GCS8以下とする資料もあります。自施設や参加する訓練で採用している基準を確認してください。

一次トリアージのSTART法が「短時間でふるい分ける」ための手順なのに対し、PAT法は「見落としを拾い直す」ための手順です。両者は置き換え関係ではなく、前段の粗い判定を後段が補正する二段構えになっています。なお、確定診断や治療の後、またはその最中に高次医療の現場で行うふるい分けを三次トリアージと呼びます（大森医師会）。

## 判定を分ける実例と訓練での確認ポイント

数値基準は、症例に当てると意味がはっきりします。大森医師会が公開している演習問題（設問は東邦大学救急医学講座 吉原教授の提供、解説は大森医師会工藤理事）から、判定の分かれ目を見てみます。

**症例1**：58歳女性、歩行不能、会話可能、意識清明、呼吸30回、脈拍126、橈骨動脈微弱、血圧70、SpO2 93%、腰部痛、骨盤に動揺あり、顔面蒼白。一次トリアージでは歩行不能の時点で黄以上が確定し、呼吸数30回/分で30回以上の基準に該当するため、この段階で赤と確定します。橈骨動脈微弱も赤を支持します。二次トリアージでは骨盤動揺から骨盤骨折の可能性があり、優先度は非常に高いと判断されます。

**症例2**：75歳男性、歩行不能、痛み刺激で開眼、呼吸40回、脈拍130、橈骨動脈微弱、血圧70、SpO2測定不能、頸静脈怒張、右呼吸音減弱。呼吸数40回/分で赤が確定します。二次トリアージでは頸静脈怒張と右呼吸音減弱から右緊張性気胸などが疑われます。

いずれも意識や会話の印象だけでは赤に届かず、呼吸数という1つの数値で判定が決まっている点が要点です。会話ができる傷病者でも「話せているから黄」とせず、呼吸数の基準を先に当てるのが手順どおりの判定です。

トリアージ訓練は防災訓練の一部として各地で継続的に実施されており、松阪地区医師会は毎年開催される松阪市総合防災訓練の中で負傷者のトリアージ訓練を行っています。訓練前に確認しておきたいのは、自分たちが使うタッグの様式（後述の3枚か4枚か）、採用しているのがSTART法かSTART変法か、そしてPATの閾値がどの資料に準拠しているかの3点です。この3つは資料によって差があるため、当日に食い違うと判定と記録の両方が止まります。

## トリアージタッグの規格と記載項目

トリアージタッグは、トリアージの結果と患者情報を記録する識別票です。厚生省の通知（平成8年3月12日 指第15号）に準拠した標準様式が定められており（一般財団法人日本救急医療財団）、寸法や色の順序まで規定されています。以下は[宇部市の地域防災計画資料「標準トリアージタッグ」](https://www.city.ube.yamaguchi.jp/%5Fres/projects/default%5Fproject/%5Fpage%5F/001/001/302/r05%5F030306.pdf)に示された規格です。

| 項目      | 規格               |
| ------- | ---------------- |
| 形状・寸法   | 縦23.2cm×横11cm    |
| 紙質      | 水に濡れても字が書ける丈夫なもの |
| 形式      | モギリ式、モギリ幅1.8cm   |
| もぎり片の色順 | 外側から緑・黄・赤・黒      |
| もぎり片の印刷 | 両面印刷、ローマ数字のみ     |

本体はやや厚手、複写用紙は本体より薄手と紙質まで指定されています。もぎり片の色が外側から緑・黄・赤・黒の順である点は、現場の所作に直結します。緑と判定するなら何ももぎらず、黒にするには外側から3枚をもぎ取ることになるためです。規格が「模様や絵柄は記載しない」と明記しているのも、判別を妨げる装飾を排するためです。

記載欄は2系統に分かれます。傷病者の同定は氏名・年齢・性別・住所・電話で、外国人の家族や本人が記載することも想定して英語を併記します。担当機関の同定はタッグのNo.・トリアージ実施月日/時刻・トリアージ実施者氏名・搬送機関名・収容医療機関名です。収容医療機関用の裏面上部には「特記事項」の記入スペースを設けることが望ましいとされ、バイタルサインや人体図はタッグ制作主体の裁量部分に位置づけられています。医療機関が独自に作成する場合は、簡易カルテとして使えるよう設計できます。

枚数については資料が分かれます。日本救急医療財団が頒布するタッグは3枚複写で、1枚目が災害現場用、2枚目が搬送機関用、3枚目の本体が収容医療機関用です（松阪地区医師会も同じ3枚構成を示しています）。一方、宇部市の資料は4枚とし、1枚目を「トリアージポスト〜指揮本部用」、2枚目を「指揮本部用（災害現場用）」、3枚目を搬送機関用、4枚目を収容医療機関用としています。宇部市様式は1枚目と2枚目を指揮本部の系統に充てており、3枚様式との差はここに出ます。自分の地域や施設で採用している様式を訓練前に確認しておいてください。

## トリアージタッグの書き方と装着

記載は、トリアージ判定者とタッグ記載者の2名1組を原則とします。判定に集中する人と書く人を分けるための決まりです（愛知医科大学病院）。

**装着部位**は原則として右手首関節部です。負傷している場合は左手首関節部→右足関節部→左足関節部→首の順に移します。衣服や靴の上には付けません（大森医師会）。松阪地区医師会は、ゴム輪を右手首に二重に巻きつけると巻き方まで示しています。身体から離れうる衣類を避けるのは、搬送中にタッグと患者が分離することを防ぐためです。

**記載の実務ルール**は次のとおりです。

- 黒い油性ボールペンを使い、強い筆圧で記載（複写を通すため）
- No.欄は患者IDになるため、単純な通し番号ではなく所属連番・実施場所連番など他と重複しない採番
- 氏名が不明の場合は「不詳」と記載
- もぎり部分が破損する場合があるため、トリアージ区分は必ず文字でも記載
- 氏名欄・トリアージ実施者・実施場所など追記の可能性がある欄は枠内上詰め
- 裏面の特記事項にはバイタルサインの変化、既往歴、処置内容、発見状況、留意事項
- 裏面下段には負傷部位・処置部位・処置内容

**訂正と区分変更**には別のルールがあります。誤記は二重線で抹消します。一方、区分の変化や様態変化は「追記」であり、前の記載を抹消する必要はありません。重症化した場合は前の記載に×を付けて変更者の氏名と時刻を追記し、もぎりを追加します。軽症化した場合は新しいタッグを追加して重ねて装着し、古いタッグは廃棄せず大きく×を付けて変更者の氏名と時刻を追記します（愛知医科大学病院）。

軽症化では、切り取った色区分を元に戻せないため、新しいタッグを追加します。重症化でも軽症化でも、以前の判定を読める形で残し、変更者と時刻を記録します。誤記の訂正と区分の変更を同じ「直し」として扱うと、この履歴が消えます。

## 平時の救急でのトリアージ：救急外来のJTASと救急搬送トリアージ

ここまでの4色区分は、多数の傷病者が同時に出る災害時の仕組みです。平時の救急では、最重症者を優先したうえで、患者ごとに「待たせてよい時間」を決める別の仕組みが使われます。

### 救急外来の院内トリアージ：JTASの5段階

病院の救急外来では、受付後に看護師が症状とバイタルサインを評価して診察の順番を決める「院内トリアージ」が行われます。国内で広く使われる基準がJTAS（Japan Triage and Acuity Scale：緊急度判定支援システム）で、日本臨床救急医学会と日本救急看護学会がカナダのCTASを導入して開発しました（[日本臨床救急医学会「JTASプロバイダーコース」](https://jsem.me/training/ctas/index.html)）。現行のJTAS2023は日本救急医学会・日本救急看護学会・日本小児救急医学会・日本臨床救急医学会・日本在宅救急医学会の5学会が監修しています（へるす出版）。

| レベル | 区分（色）  | 再評価の間隔 | 主な状態の例         |
| --- | ------ | ------ | -------------- |
| 1   | 蘇生（青）  | ケアを継続  | 心停止、重症外傷       |
| 2   | 緊急（赤）  | 15分ごと  | 心原性胸痛、激しい頭痛・腹痛 |
| 3   | 準緊急（黄） | 30分ごと  | 変形のある四肢外傷      |
| 4   | 低緊急（緑） | 60分ごと  | 尿路感染症          |
| 5   | 非緊急（白） | 120分ごと | 軽度のアレルギー反応     |

再評価の間隔は[日本医科大学の院内トリアージ実施基準](https://www.nms.ac.jp/var/rev0/0059/8900/125226131348.pdf)、状態の例は[東北大学病院の院内掲示（2026年6月）](https://www.hosp.tohoku.ac.jp/wp-content/uploads/2026/06/keiji7%5F202606.pdf)によります。病院が掲げる時間の種類は一様ではなく、東北大学病院は再評価の間隔とは別に、緊急（Red）を「10分以内に診察が必要」、準緊急を「30分以内」とする診察までの目安も示しています。受診先の掲示を読むときは、書かれているのが診察開始の目安か再評価の間隔かを区別してください。災害時の色と同じ赤・黄・緑を使っていても、意味する時間軸がまったく違う点に注意してください。災害時の緑は「処置を後回しにできる」区分ですが、JTASの緑は「1時間ごとに見直しながら待つ」区分です。

### 院内トリアージ実施体制加算50点（令和8年度診療報酬改定）

院内トリアージには診療報酬上の評価があり、**令和8年度診療報酬改定で院内トリアージ実施料（300点）は廃止され、院内トリアージ実施体制加算（50点）が新設されました**（[厚生労働省「令和8年度診療報酬改定 III-5-1 救急医療の充実」](https://www.mhlw.go.jp/content/12400000/001680843.pdf)）。実施した患者ごとに算定する方式から、体制を整えている医療機関が対象患者に加算する方式へ切り替わったかたちです。届出が受理された医療機関では令和8年6月1日から算定が始まっています（東海北陸厚生局「令和8年度診療報酬改定に伴う施設基準の届出等について」）。患者側の負担は、東北大学病院の掲示によると3割負担で150円で、時間外・休日・深夜の受診に限られます。

加算は救急外来医学管理料、地域連携小児夜間・休日診療料、地域連携夜間・休日診療料に上乗せされ、時間外等・休日・深夜に受診した患者が対象です（救急用の自動車等により緊急に搬送された患者は除きます）。施設基準では、次の項目を含む院内トリアージの実施基準を定めて定期的に見直すことが求められます。

- ア トリアージ目標開始時間および再評価時間
- イ トリアージ分類
- ウ トリアージの流れ

加えて、初回の評価から一定時間後に再評価すること、患者へ院内トリアージの実施を説明し院内の見やすい場所への掲示等で周知すること（掲示事項は原則としてウェブサイトにも掲載）、専任の医師または救急医療に関する3年以上の経験を有する専任の看護師を配置することが要件です。東北大学病院の「院内トリアージのお知らせ」のように、加算額と患者負担の目安まで掲示する病院もあります。

### 119番通報後の救急搬送トリアージと#7119

救急車を呼んだ後にも、緊急度を判定する仕組みがあります。東京消防庁は平成19年（2007年）6月1日に救急相談センターの運用と救急搬送トリアージの試行を始めました。救急現場で傷病者を観察し、明らかに緊急性が認められない場合は、本人の同意を得て救急車では搬送せず、自力での受診を依頼する運用です（[東京消防庁「救急搬送トリアージについて」](http://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu%5Fadv/triage.html)）。同庁は、救急搬送トリアージを平常時の個別の傷病者に対する緊急度・重症度の評価と位置づけています。

救急車を呼ぶか迷う段階では、救急安心センター事業（#7119）が相談先になります。東京消防庁救急相談センターでは医師・看護師・救急隊経験者等の相談医療チームが24時間365日対応しており（[東京消防庁「救急相談センター」](https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu%5Fadv/soudan-center.html)）、総務省消防庁によると#7119は全国42地域で実施されています（[総務省消防庁「救急安心センター事業（#7119）」](https://www.fdma.go.jp/mission/enrichment/appropriate/appropriate007.html)、2026年10月18日確認）。未実施の地域もあるため、自分の地域で使えるかを平時に確かめておくのが確実です。

## 医療以外のトリアージ：企業の災害対応とITの脆弱性対応

「限られた資源で、緊急度の高いものから処理する」という考え方は、医療の外でもトリアージと呼ばれます。企業防災やITのセキュリティ対応でも使われる言葉ですが、医療の基準を流用するのではなく、分野ごとに判定基準を別に定めています。

### 企業の災害対応：一斉帰宅の抑制と3日分の備蓄

大地震の直後、従業員を一斉に帰宅させると、路上や駅に人があふれて救急車両の通行を妨げます。東京都帰宅困難者対策条例（平成25年4月1日施行）の第7条は、事業者に対して従業者の一斉帰宅の抑制と、施設内待機を維持するための3日分の飲料水・食糧等の備蓄を努力義務として定めています（[東京都例規集「東京都帰宅困難者対策条例」](https://www.reiki.metro.tokyo.lg.jp/reiki/reiki%5Fhonbun/g101RG00004283.html)）。誰をいつ帰すかの順番を決めるのが、企業向け解説で「帰宅トリアージ」と呼ばれる考え方です。従業員の所在と安否を把握できなければ順番は決められないため、[安否確認システム](/column/details/15302/)の整備と、[BCP（事業継続計画）](/column/details/10933/)での優先業務の決定が前提になります。

### 脆弱性トリアージ：CISAのSSVCが決める4区分

ITのセキュリティ運用では、毎日公表される多数の脆弱性のうち、どれを先に直すかを決める作業を脆弱性トリアージと呼びます。米国CISAは2022年11月に、その判断手順をSSVC（Stakeholder-Specific Vulnerability Categorization）の決定木として公開しました（[CISA「SSVC」](https://www.cisa.gov/stakeholder-specific-vulnerability-categorization-ssvc)）。悪用の状況（Exploitation）、技術的影響（Technical Impact）、攻撃の自動化可能性（Automatable）、組織の任務への影響（Mission Prevalence）、公共の安全への影響（Public Well-Being Impact）を順に判定し、結論を次の4区分に振り分けます。

| 判定      | 対応方針・関与する層     | CISAが推奨する修正時期 |
| ------- | -------------- | ------------- |
| Track   | 現時点で対応不要・情報を追跡 | 通常の更新サイクル内    |
| Track\* | 変化を注意深く監視      | 通常の更新サイクル内    |
| Attend  | 組織内の管理職層       | 通常の更新サイクルより早く |
| Act     | 管理職層と経営層       | できる限り速やかに     |

災害トリアージとの共通点は、深刻度の数値（CVSSのスコア）だけで順番を決めない点です。災害時のトリアージが重症度に救命の見込みを掛け合わせるように、SSVCは技術的な深刻度に「実際に悪用されているか」「自社の業務に効くか」を掛け合わせます。米国の連邦機関向けにはSSVCを下敷きにした是正期限の決め方も示されており、その仕組みは[BOD 26-04とは？KEVの是正期限を4変数で決める仕組みと自社運用への移し方](/tech/details/18233/)で解説しています。自社システムのどこに脆弱性があるかを把握していなければ判定の入力が揃わないため、定期的な[脆弱性診断・セキュリティ診断](/service/system/vulnerability/)で棚卸しをしておくことがトリアージの前提になります。

## よくある質問

### トリアージとは簡単に言うと何ですか？

災害発生時などに多数の傷病者が発生した場合に、傷病の緊急度や重症度に応じて治療優先度を決めることです。全員に同時に十分な医療を提供できない状況で、救命できる人数を最大にするための判定手順を指します。語源はフランス語の「trier（選別する）」です。

### トリアージの色分け（赤・黄・緑・黒）の意味は？

赤（I）は最優先治療群で直ちに処置が必要な状態、黄（II）は待機的治療群で多少治療が遅れても生命に危険がない状態、緑（III）は保留群で軽易な傷病、黒（0）は搬送も処置も原則行わない群です。東京都保健医療局は黒を「無呼吸群（気道を確保しても呼吸がないもの）」と「死亡群（既に死亡しているもの、または明らかに即死状態で蘇生の可能性がないもの）」の2つに分けています。

### START法では呼吸数がいくつで赤になりますか？

10回/分未満、または30回/分以上で赤です。10〜29回/分なら循環の評価へ進みます。気道を確保しても自発呼吸がない場合は黒と判定します。現場では6秒間で計測し、3回以上または1回未満なら即座に赤とする短縮法が使われます。

### トリアージタッグはどこに、どう付けますか？

原則は右手首関節部です。負傷している場合は左手首関節部→右足関節部→左足関節部→首の順に付けます。衣服や靴の上には付けません。標準様式は縦23.2cm×横11cmのモギリ式で、もぎり片は外側から緑・黄・赤・黒の順に並んでいます。

### PAT法とSTART法の違いは何ですか？

START法は歩行・呼吸・循環・意識の4項目で短時間にふるい分ける一次トリアージの手順です。PAT法は現場救護所で行う二次トリアージで、生理学的評価・解剖学的評価・受傷機転・災害弱者の4段階を順に当てはめ、一次トリアージの見落としを拾い直します。

### トリアージは看護師もできますか？

できます。災害現場や病院でトリアージを行うのは通常、医師・看護師・救急救命士で、平時の救急外来の院内トリアージも看護師が評価を担います。令和8年度の院内トリアージ実施体制加算では、専任の医師または救急医療に関する3年以上の経験を有する専任の看護師の配置が施設基準になっています。

### 院内トリアージ実施料は今も算定できますか？

令和8年度診療報酬改定で院内トリアージ実施料（300点）は廃止され、代わりに院内トリアージ実施体制加算（50点）が新設されました。救急外来医学管理料、地域連携小児夜間・休日診療料、地域連携夜間・休日診療料を算定する患者に対して、施設基準の届出を行った医療機関が加算します。算定にあたっては厚生労働省の告示・通知の最新版で要件を確認してください。

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出典: [トリアージとは？意味と赤・黄・緑・黒の色分け・優先順位、START法の判定基準とタッグの書き方](<https://www.issoh.co.jp/column/details/7361/>)（株式会社一創）
