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title: "業務可視化とは？4つの対象と方法・ツールの選び方、見える化を続ける仕組み"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/19428/"
published: 2026-11-06
updated: 2026-11-06
categories: ["DX"]
publisher: "株式会社一創"
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# 業務可視化とは？4つの対象と方法・ツールの選び方、見える化を続ける仕組み

請求書の発行に毎月何時間かかり、どこで承認が止まっているのか。担当者に聞けば答えは返ってきますが、数字と図で示せる会社は多くありません。業務可視化は、業務の流れ・量・進捗・判断を図や表にして、関係者が同じ事実を見られる状態にする取り組みです。この記事では、可視化する対象ごとに向く方法とツール、Excelで始めるときの業務一覧の列、プロセスマイニングに必要なログ、そして一度作った見える化を古くさせないためのワークフロー化の判断基準を解説します。

## まとめ：業務可視化は見たい対象で手段を選び、記録が自動で残る形にして続ける

業務可視化の方法は1つではありません。手順の流れを見たいなら業務フロー図、負荷の偏りを見たいなら業務量の一覧、誰が何を抱えているかを見たいならタスク管理、と対象によって手段が変わります。ツールを先に選ぶと、見たいものが見えない道具に予算を使う結果になります。

次に決めるのは、作った図表をどう更新するかです。ヒアリングで作った図表は作成時点の写真で、担当の交代や手順の変更があると実態から離れていきます。申請・承認のように件数が多く、複数人をまたぐ業務は、ワークフローシステムに載せて処理の記録から流れと滞留を見る形に移すと、可視化を続ける手間が小さくなります。件数が少なく1人で完結する業務は、Excelの一覧で十分です。

## 業務可視化とは：業務の流れ・負荷・判断を図表にして関係者の認識をそろえる作業

### 石川県BPR推進ハンドブックの定義と、可視化で明らかにする3つの目的

自治体向けの手引きですが、定義が簡潔なので民間企業でもそのまま使えます。[石川県BPR推進ハンドブック（2026年版）](https://www.pref.ishikawa.lg.jp/digital/documents/bpr%5Fhandbook2026.pdf)のp.8は、可視化を「業務の手順や関係者、判断ポイントなどを図や表を用いて構造的に整理し、誰でも理解できる状態にすること」と定めています。通常の業務では見えにくい「流れの全体像」「負荷の偏り」「作業の重複」が、図表にすると表に出てくるという説明です。

目的は3点に整理されています。現状を客観的に把握すること、ボトルネックを特定すること、関係者間で共通認識を形成すること。可視化の例として、業務の流れのフロー化、電子申請割合の数値化とグラフ化、問い合わせ内容のFAQ作成が並んでいます。フロー図だけが可視化ではなく、数字や判断の基準を文書にすることも含まれる点を押さえておくと、次章の対象の切り分けが理解しやすくなります。

### 業務分析・業務フローのシステム化との違いと、この記事が扱う範囲

3つの言葉は工程の順番で区別できます。業務可視化は「いまどうなっているか」を図表にする段階です。図表をもとに問題の真因を掘り下げ、改善とシステム化の範囲を決めるのが業務分析で、手順は[業務分析の手法と進め方の5段階](https://www.issoh.co.jp/column/details/19426/)で解説しています。改善後の業務をシステムの処理に落とし込む工程は、[業務フローのシステム化とシステム化業務フロー図の書き方](https://www.issoh.co.jp/column/details/15783/)が受け持ちます。

この記事は最初の段階に絞り、何を見える化するか、どの道具で作るか、作ったものをどう保つかを扱います。可視化は分析の材料をそろえる作業で、可視化した時点で改善が終わるわけではありません。

## 可視化する対象4種類と、対象ごとに向く方法・ツールの選び方の対応表

### 流れ・量・進捗・判断の4対象と、それぞれに向く方法を比べた対応表

競合の解説記事の多くは「業務可視化ツール」をひとまとめに紹介していますが、見たいものが違えば道具も違います。対象を4つに分けると、方法と道具が次のように対応します。

| 可視化の対象 | 分かること         | 向く方法    | 代表的な道具      | 更新のされ方    |
| ------ | ------------- | ------- | ----------- | --------- |
| 流れ     | 手順・分岐・担当の受け渡し | 業務フロー図  | Excel・作図ツール | 手作業で改訂    |
| 量      | 件数・処理時間・負荷の偏り | 業務量調査   | Excelの業務一覧  | 定期的な再調査   |
| 進捗     | 誰が何をどこまで進めたか  | タスクの共有  | タスク管理ツール    | 担当者の入力    |
| 判断     | 判断基準・例外時の対応   | 手順書・FAQ | 社内wiki・文書管理 | 改訂担当の運用次第 |

実務で最初に手を付けるのは流れと量です。この2つがそろうと「どの工程に時間が集中しているか」が数字で言えるようになり、改善の優先順位が決まります。進捗の共有は日々の運用の話なので、チームでの使い方は[チームのタスク管理と進捗可視化の運用設計](https://www.issoh.co.jp/column/details/15650/)で確認できる内容です。判断の可視化は後回しにされがちですが、特定の担当者しか例外対応を知らない状態は[属人化の原因と脱属人化の進め方](https://www.issoh.co.jp/column/details/13292/)で扱う問題そのもので、担当者の退職や異動の前に文書にしておく価値があります。

### 業務フロー図は作業単位の粒度でそろえ、完成度より関係者の確認を優先

フロー図で最初につまずくのは粒度です。ハンドブックp.10は粗すぎる例として「会議関連事務」という業務単位、細かすぎる例として「書類を印刷する」「印鑑を押す」という動作単位を挙げ、記述は「作業単位」にするよう指示しています。「開催通知作成」「会場準備」の粒度で、誰が・何を・どの順番で行うかを書く形です。

作成は3ステップです。業務を作業単位で洗い出し、開始・終了・処理・判断・矢印の標準的な図形でフローに起こし、関係者に見せて手順の過不足と認識のずれを直します。p.9の記述では、「業務フローを完璧に作成すること」自体が目的ではないという位置づけです。清書に時間をかけるより、担当者に見せて「実際はこの順番ではない」という指摘を早く集めるほうが、実態に近い図になります。

### Excelで始める業務一覧の7列と、作業単位での月間工数の計算例

専用ツールを入れる前に、Excelの業務一覧で量を押さえる方法があります。列の決め方に迷ったら、[デジタル庁のDS-100（デジタル・ガバメント推進標準ガイドライン）](https://www.digital.go.jp/assets/contents/node/basic%5Fpage/field%5Fref%5Fresources/e2a06143-ed29-4f1d-9c31-0f06fca67afc/54d8725e/20260715%5Fresources%5Fstandard%5Fguidelines%5Fguideline%5F01.pdf)第3編第4章が現状把握の項目として挙げる「範囲・業務フロー・業務量・実施体制・実施時期・時間・実施場所」が参考になります。これを業務一覧の列に置き換えると次の形です（数値は説明用の例です）。

| 作業名     | 担当   | 頻度・時期  | 月間件数 | 1件の時間 | 使う道具       | 月間工数  |
| ------- | ---- | ------ | ---- | ----- | ---------- | ----- |
| 請求書の発行  | 経理2名 | 月末5営業日 | 120件 | 6分    | 販売管理・Excel | 12時間  |
| 経費申請の確認 | 経理1名 | 毎日     | 200件 | 4分    | 紙・メール      | 約13時間 |

月間工数は「月間件数×1件の時間」で出します。120件×6分＝720分で12時間です。行を作業単位でそろえておくと、どの作業に時間が集中しているかが並べ替え1回で分かります。件数と時間を測る調査の進め方は業務分析の工程にあたるため、詳しい手順は前出の業務分析の記事を参照してください。業務一覧の列の決め方と、集計後にシステム化の範囲を絞る手順は[業務棚卸の記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/19430/)にまとめています。

## 調査型の可視化とログ型の可視化の違い、プロセスマイニングに進む前提条件

### ヒアリングで作る調査型の図表は作成時点の写真で、更新しないと古びる

ここまでの方法は、担当者への聞き取りと記録で作る「調査型」です。費用がかからず、紙や電話の業務も拾えるという長所があります。弱点は、作った瞬間から古くなることです。担当者が替わる、取引先の要望で手順が1つ増える、承認者が変わる。どれも図表には反映されません。

調査型で運用するなら、図表ごとに改訂の担当と見直しの時期を決めておきます。ハンドブックp.25も、効果の確認は改善の前後に継続して行う必要があるとしています。見直しの時期を決めずに作った図表は、次の改善のときには使えない資料になっていることがほとんどです。

### プロセスマイニングに必要なケースID・活動名・タイムスタンプの3項目

もう1つの方法が、システムに残る処理の記録から流れを再現する「ログ型」です。代表がプロセスマイニングで、仕組みと3種類の分析は[プロセスマイニングとは：仕組み・3つの分析とタスクマイニングとの違い](https://www.issoh.co.jp/column/details/13375/)で解説しています。ここでは導入前に確認すべきデータの条件に絞ります。

[Microsoft LearnのPower Automateプロセスマイニングのデータ要件](https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/process-mining-processes-and-data)では、イベントログに必要な項目としてケースID・活動名・タイムスタンプが挙げられています。ケースIDは承認プロセスなら「要求ID」のように処理の単位を表す番号で、ログ内のすべての活動に存在する必要があると書かれています。経費申請を例にすると、ログの記録形式は次のとおりです。

| ケースID  | 活動名    | タイムスタンプ          | リソース（任意） |
| ------ | ------ | ---------------- | -------- |
| R-0101 | 申請の送信  | 2026-10-01 09:12 | 営業部 申請者  |
| R-0101 | 課長承認   | 2026-10-03 17:40 | 営業課長     |
| R-0101 | 経理差し戻し | 2026-10-06 10:05 | 経理担当     |

この3行だけで、課長承認まで2日以上かかり、経理で差し戻されたことが読み取れます。逆に言えば、紙の回覧やメールでの承認には申請番号も時刻も残らないため、プロセスマイニングの材料がそもそもありません。ツールを検討する前に、対象業務の記録がこの3項目を満たす形で1つのシステムに残っているかを確かめてください。

### タスクマイニングで記録できるPC操作の範囲と、対象外となる紙と電話の業務

システムのログが無い業務で選択肢になるのが、PCの操作を記録するタスクマイニングです。[Microsoft Learnのタスクマイニングの概要](https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/task-mining-overview)は、ユーザーがデスクトップで実行するタスクの詳細な手順を取得する技術と説明しています。どのアプリケーションに時間を使っているかまで分かる反面、記録できるのはPC上の操作に限られます。電話の取り次ぎや紙の確認作業は残りません。

操作の記録は働き方そのものを記録することになるため、現場から監視と受け取られやすい方法です。導入前に、何を記録し、何に使い、人事評価には使わないのかを文書で示しておかないと、記録を避ける操作が増えて実態から離れたデータになります。

## ワークフロー化で処理の記録を残し、見える化を続けるかの判断基準

### 承認が2段以上あり月に数十件を超える業務は、ワークフローに載せる

調査型の更新の手間と、ログ型の材料不足を同時に解決するのが、業務そのものをワークフローシステムに載せる方法です。申請・承認・差し戻しをシステム上で行えば、ケースID・活動名・タイムスタンプが処理のたびに自動で残ります。可視化のために別の調査をする必要がなくなり、滞留している承認者や差し戻しの多い申請種別を、記録から集計できるようになります。

載せる対象は次の3条件で判定します。承認や確認が2段以上ある、月に数十件以上の処理がある、差し戻しや「いまどこにあるか」の問い合わせが起きている。3つとも当てはまる業務は、ワークフロー化の効果が大きい業務です。製品選びの観点は[ワークフローシステムの機能と選び方・自社開発の判断基準](https://www.issoh.co.jp/column/details/15254/)で整理しています。既製品の申請書式では社内の承認ルートや基幹システムとの連携が表現できない場合は、[ワークフローシステム開発](https://www.issoh.co.jp/service/business%5Fsystem/workflow/)で承認経路と記録の項目を業務に合わせて設計する方法があります。

### 可視化ツールの導入を見送る場面：件数が少ない業務と目的が曖昧な導入

すべての業務を常時見える化する必要はありません。次のどちらかに当てはまるなら、専用ツールは過剰です。

- 月に数件しか発生せず、1人で完結する業務。Excelの一覧と年1回の見直しで足ります。
- 「何を改善したいか」が決まっていない導入。グラフは増えても、見る人と見たあとの行動が決まっていなければ判断は変わりません。

前者はツールの費用と入力の手間が、得られる情報に見合いません。後者は、ダッシュボードを作ったあとに誰も開かなくなる典型的な経過をたどります。導入の前に「この数字が何を超えたら誰が何をするか」を1行で書けるかを確かめ、書けない場合は導入を見送ります。

### 失敗パターン：フロー図を清書して終わり、改善の指標を決めずに止まる

業務可視化で最も多い失敗は、きれいな業務フロー図ができた時点で取り組みが止まることです。図は現状を写しただけで、どこを直すかは何も決まっていません。避けるには、可視化を始める時点で改善後に測る指標を決めておきます。

ハンドブックp.25は検証項目と評価指標の例として、業務処理時間の短縮には平均処理時間と処理時間の中央値、品質の向上には差し戻し件数と再対応率、待ち時間の削減には平均待ち時間を挙げています。可視化の段階でこれらの指標の現状値を取っておけば、改善後に同じ方法で測り直すだけで効果が言えます。指標の現状値が無いまま改善すると、効果を示せず次の予算が通りません。

## 業務可視化を始める前の方法・ツール・続け方に関するよくある質問

業務可視化を始める前によく聞かれる質問に、ここまでの内容を踏まえて答えます。

### 業務可視化と業務の見える化に違いはありますか？

同じ意味で使われています。どちらも業務の流れ・量・進捗・判断を図表にして、関係者が同じ事実を見られる状態にすることを指します。「見える化」はトヨタ生産方式などの製造現場で広まった言い方で、工場の掲示板や生産管理板のように現場で目に見える形にする意味合いが強く、「可視化」はデータやシステムの文脈で使われることが多い言葉です。検討の進め方は変わらないため、社内で呼び方をそろえておけば十分です。

### Excelだけで業務可視化はできますか？

流れと量の可視化はExcelでできます。業務一覧を作業単位で作り、担当・頻度・月間件数・1件の時間・月間工数の列を置けば、負荷の偏りは並べ替えで分かります。限界は更新です。複数人が同時に書き込む、毎月の件数を自動で取り込む、承認の滞留を追う、といった用途になるとExcelでは手作業が増えます。その段階でタスク管理やワークフローシステムへの移行を検討します。

### 業務可視化とBIツールは何が違いますか？

業務可視化は業務の手順や負荷を把握する取り組みで、BIツールは蓄積したデータを集計してグラフやダッシュボードにする道具です。BIツールは業務可視化の手段の1つで、売上や処理件数のように数値データが既にシステムに溜まっている場合に向きます。手順や判断の基準のように数値になっていない情報は、BIツールでは見えません。機能と選定軸は[BIツールのできることとダッシュボードでの可視化](https://www.issoh.co.jp/column/details/12932/)で解説しています。

### 業務可視化の効果はどの指標で確かめればよいですか？

改善の目的に合わせて選びます。石川県BPR推進ハンドブックは、処理時間の短縮なら平均処理時間と中央値、品質なら差し戻し件数と再対応率、待ち時間なら平均待ち時間、コストなら削減額と削減率を例に挙げています。大切なのは、可視化の段階で同じ指標の現状値を取っておくことです。改善前の数値が無いと、改善後に測っても比較ができません。

### 業務可視化ツールを入れると社員の監視になりませんか？

PC操作を記録するツールは、使い方によっては監視と受け取られます。導入前に、記録する範囲、利用目的、閲覧できる人、人事評価に使うかどうかを文書で示し、説明の場を設けてください。記録に個人を識別できる情報が含まれる場合は、個人情報保護法第17条に基づき利用目的を特定しておく必要があります。申請・承認の記録のように業務の処理として当然残るデータから始めると、現場の抵抗は小さくなります。

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出典: [業務可視化とは？4つの対象と方法・ツールの選び方、見える化を続ける仕組み](<https://www.issoh.co.jp/column/details/19428/>)（株式会社一創）
