---
title: "借方と貸方とは？左右の覚え方と5分類の増減ルール、仕訳例10取引と貸借が一致しても残る誤り【2026年版】"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/19206/"
published: 2026-11-02
updated: 2026-11-03
categories: ["会計"]
publisher: "株式会社一創"
---

# 借方と貸方とは？左右の覚え方と5分類の増減ルール、仕訳例10取引と貸借が一致しても残る誤り【2026年版】

借方（かりかた）は仕訳の左側、貸方（かしかた）は右側を指す簿記の用語です。現金で10万円の備品を買えば、左に「備品 100,000円」、右に「現金 100,000円」と書き、左右の合計はいつも同じ金額になります。この記事では、左右の覚え方と、資産・負債・純資産・収益・費用の5分類ごとにどちらで増えるかの規則、売上・仕入・借入・減価償却までの仕訳例を整理しました。後半では、法人税法施行規則が「借方及び貸方に仕訳する帳簿」を求める条文、試算表の貸借が一致しても見つからない誤り、会計システムで借方と貸方の入力をどこまで任せるかの判断を扱います。

## まとめ：借方は左・貸方は右、5分類ごとに増える側を覚えれば仕訳の向きは迷わない

借方と貸方は、左と右という位置の名前にすぎません。「借りる」「貸す」という言葉の意味から考えると、売上や備品の購入とつながらずに混乱します。最初に覚えるのは位置と、5分類それぞれがどちらで増えるかの2点です。

資産と費用は借方で増え、負債・純資産・収益は貸方で増えます。減るときは反対側に書く。この規則だけで、日常の仕訳の向きはほとんど決まります。左右の合計は必ず一致するため、合わなければどこかに入力ミスがあります。

ただし、合計が一致していても正しいとは限りません。借方と貸方を入れ替えた仕訳や科目の選び違いは、貸借が合ったまま決算書に残ります。仕訳の件数が多く、担当者の簿記の理解に頼って入力している会社ほど、入力画面の側で科目と貸借を決めてしまう設計の効果が大きくなります。

## 借方と貸方の意味と左右の約束、1つの取引を2つの面に分けて同じ金額を書く複式簿記

借方と貸方は、仕訳という記録の左右の欄の名前です。ここでは左右の覚え方と、なぜ1つの取引を左右に分けて書くのかを、最小の例で確かめます。

### 借方は左・貸方は右、「り」と「し」の払いの向きで位置だけを覚える方法

借方は仕訳の左側、貸方は右側です。ひらがなで書くと、「かりかた」の「り」は最後の払いが左へ、「かしかた」の「し」は右へ向かいます。この払いの向きで左右を覚える方法が、会計ソフト各社の解説でも広く紹介されています。

名前の意味で考えるのはやめたほうが早く身につきます。売上が貸方に来るのは誰かに何かを貸したからではなく、収益は貸方で増えると決まっているからです。英語では借方を Debit（略号 Dr）、貸方を Credit（略号 Cr）と呼び、こちらも左と右を示す記号として扱われます。

片方だけ覚えれば足ります。借方が左と決めておけば、残った右が貸方です。

### 現金で備品を買うと借方に備品・貸方に現金、左右の合計が必ず一致する理由

現金100,000円で事務用の備品を買った場面を考えます。会社の手元では、備品という資産が100,000円増え、現金という資産が100,000円減りました。仕訳では、増えた備品を借方に、減った現金を貸方に書きます。

| 借方 | 金額      | 貸方 | 金額      |
| -- | ------- | -- | ------- |
| 備品 | 100,000 | 現金 | 100,000 |

1つの取引には「何を得たか」と「その対価をどこから出したか」の2つの面があります。片方だけを記録した場合、現金の残高と備品の残高のどちらかが実態と合わなくなるのです。両面を同じ金額で書く記録の仕方を複式簿記と呼びます。左右の合計が必ず一致するのは、同じ取引を2つの面から書いているからです。

## 資産・負債・純資産・収益・費用の5分類で決まる、借方と貸方のどちらで増えるかの規則

どの勘定科目も5つの分類のどれかに属し、分類ごとに増えたときに書く側が決まっています。個々の科目名より先に、この対応を覚えます。

### 5分類ごとに増加と減少を書く側の早見表、資産と費用だけが借方で増える

| 分類  | 増えたとき | 減ったとき   | 主な科目          |
| --- | ----- | ------- | ------------- |
| 資産  | 借方    | 貸方      | 現金・売掛金・備品     |
| 負債  | 貸方    | 借方      | 買掛金・借入金・未払金   |
| 純資産 | 貸方    | 借方      | 資本金・繰越利益剰余金   |
| 収益  | 貸方    | 借方（取消時） | 売上高・受取利息      |
| 費用  | 借方    | 貸方（取消時） | 仕入高・給料手当・地代家賃 |

覚え方は貸借対照表の並びと結び付けると崩れません。貸借対照表は左に資産、右に負債と純資産を置く表です。資産は左にある分類なので左で増え、負債と純資産は右にある分類なので右で増えます。収益は利益を通じて純資産を増やすので、純資産と同じ右側で増える。費用はその反対で左側です。

どの科目がどの分類に入るかは、[勘定科目の5分類と一覧、決め方を整理した記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/19122/)で科目ごとに確認できます。

### 取引の8要素の組み合わせ、借方に来る4要素と貸方に来る4要素の結びつき

5分類の増減を左右に振り分けると、借方に来る要素と貸方に来る要素が4つずつになります。簿記の教科書で「取引の8要素」と呼ばれる整理です。

| 借方に来る要素 | 貸方に来る要素 |
| ------- | ------- |
| 資産の増加   | 資産の減少   |
| 負債の減少   | 負債の増加   |
| 純資産の減少  | 純資産の増加  |
| 費用の発生   | 収益の発生   |

どの取引も、左の列から1つ以上、右の列から1つ以上を組み合わせた形になります。銀行からの借入なら「資産の増加」と「負債の増加」、家賃の支払いなら「費用の発生」と「資産の減少」です。費用の発生と収益の発生を直接組み合わせる仕訳は、日常の取引ではまず出てきません。

迷ったときは、現金や預金がどちらに動いたかから先に決めると速く書けます。現金と預金は資産なので、入ってくれば借方、出ていけば貸方です。残った側に、取引の相手となる科目を置きます。

## 借方と貸方の仕訳例、売上・仕入・借入・減価償却まで10取引と複合仕訳の左右

ここからは具体的な取引で左右を確かめます。消費税は税込で処理する前提とし、表では金額を省いて科目と左右だけを示します。

### 売上・仕入・経費の仕訳例、現金取引と掛け取引で相手科目が変わる6パターン

| 取引         | 借方   | 貸方   |
| ---------- | ---- | ---- |
| 商品を現金で売った  | 現金   | 売上高  |
| 商品を掛けで売った  | 売掛金  | 売上高  |
| 売掛金が振り込まれた | 普通預金 | 売掛金  |
| 商品を掛けで仕入れた | 仕入高  | 買掛金  |
| 買掛金を振り込んだ  | 買掛金  | 普通預金 |
| 家賃を口座から払った | 地代家賃 | 普通預金 |

売上高はどの場面でも貸方、仕入高や地代家賃は借方です。変わるのは相手側で、現金で受け取れば現金、後払いなら売掛金が借方に来ます。掛け取引は売ったときと入金されたときの2回に仕訳が分かれ、入金時には売掛金を貸方に書いて残高を消し込む形です。売掛金の計上時期や回収の管理は[売掛金の仕訳と回収期日の管理を解説した記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/16556/)で扱っています。

### 借入・返済・出資・減価償却の仕訳例、損益計算書に出ない取引と出る取引の左右

| 取引         | 借方         | 貸方      |
| ---------- | ---------- | ------- |
| 銀行から借り入れた  | 普通預金       | 長期借入金   |
| 元金と利息を返済した | 長期借入金・支払利息 | 普通預金    |
| 株主から出資を受けた | 普通預金       | 資本金     |
| 期末に減価償却した  | 減価償却費      | 減価償却累計額 |

借入と出資は、資産と負債、または資産と純資産が同時に増えるだけで、損益計算書には何も載りません。返済では、元金の部分は負債を減らすだけで費用にならず、利息だけが支払利息として費用になります。元金と利息の分け方は[借入金返済の元金と利息の分け方を扱った記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/11476/)に設例があります。

減価償却は現金が動かない取引です。表は貸方に減価償却累計額を立てる間接法の書き方で、直接法なら貸方は備品などの資産科目そのものになります。

### 振込手数料や源泉所得税を差し引く入金、借方が2行になる複合仕訳の書き方

左右のどちらかに科目が2つ以上並ぶ仕訳を複合仕訳と呼びます。たとえば売掛金330,000円の入金で、当社負担の振込手数料440円を差し引いた329,560円が振り込まれた場合は、次の形です。

| 借方    | 金額      | 貸方  | 金額      |
| ----- | ------- | --- | ------- |
| 普通預金  | 329,560 | 売掛金 | 330,000 |
| 支払手数料 | 440     |     |         |

借方は2行で合計330,000円、貸方は1行で330,000円となり、行数が違っても合計は一致します。給与の支払いはこの逆で、総支給300,000円から源泉所得税と社会保険料の本人負担分あわせて46,000円を差し引いて振り込むなら、借方は給料手当300,000円の1行、貸方は普通預金254,000円と預り金46,000円の2行になります。差し引いた額を先に足し戻してから左右に分けると、行の並びを間違えません。

## 借方と貸方が決算書になるまで、仕訳帳から総勘定元帳・試算表を経て貸借対照表へ

仕訳で書いた左右の金額は、そのまま勘定ごとの帳簿に移り、最後に決算書の左右になります。流れを追うと、残高が借方と貸方のどちらに出るべきかも分かります。

### 総勘定元帳への転記と残高、資産の勘定に貸方残高が出たら入力ミスを疑う

日付順に並んだ仕訳は、勘定科目ごとの総勘定元帳へ書き写されます。仕訳で借方に書いた金額は元帳の借方へ、貸方に書いた金額は元帳の貸方へ移すだけで、左右は入れ替わりません。転記の具体的な手順は[総勘定元帳の書き方と転記の手順を解説した記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/19168/)にまとめています。

勘定ごとに借方合計と貸方合計を比べ、多いほうに残る差額が残高です。資産と費用は借方残高、負債・純資産・収益は貸方残高になるのが通常の姿です。現金や普通預金の勘定が貸方残高になっていれば、手元にマイナスのお金がある計算になり、入金の記帳漏れか左右の取り違えがあります。勘定ごとの借方合計と貸方合計、残高を1枚に並べたものが[試算表](https://www.issoh.co.jp/column/details/19246/)です。

### 貸借対照表と損益計算書の左右、当期純利益で両方の差額がそろう仕組み

試算表の残高を、資産・負債・純資産は貸借対照表へ、収益と費用は損益計算書へ振り分けます。貸借対照表は借方側に資産、貸方側に負債と純資産を並べ、損益計算書は借方側に費用、貸方側に収益を並べます。

収益が費用を上回った差額が当期純利益です。損益計算書ではこの差額を借方側に置いて左右をそろえ、貸借対照表では同じ金額が純資産の増加として貸方側に入ります。2つの表の差額が同じ金額になるのは、どちらも同じ仕訳の左右から作られているためです。数字で追いたい場合は[貸借対照表と損益計算書の関係を設例の仕訳で追った記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/17894/)を参照してください。

## 法人と青色申告の個人事業主に求められる借方と貸方の記帳、条文と控除要件

借方と貸方で仕訳する記帳は、慣習ではなく税務の法令に根拠があります。法人と個人事業主で条文が分かれているので、順に確認します。

### 法人税法施行規則54条、全ての取引を借方及び貸方に仕訳する帳簿の義務

青色申告の承認を受けた法人について、[法人税法施行規則（e-Gov法令検索）](https://laws.e-gov.go.jp/law/340M50000040012)の第53条は、資産・負債・資本に影響を及ぼす一切の取引を「複式簿記の原則に従い、整然と、かつ、明りように記録」し、その記録に基づいて決算を行うよう定めています。続く第54条は、「全ての取引を借方及び貸方に仕訳する帳簿」を仕訳帳、「全ての取引を勘定科目の種類別に分類して整理計算する帳簿」を総勘定元帳と呼び、これらを備えて記載することを求めています。

条文の文言に「借方及び貸方」がそのまま入っている点が要点です。青色申告の法人にとって、左右に分けた仕訳は任意の記帳方法ではなく、帳簿の要件そのものです。会計ソフトで入力していても、この2つの帳簿を出力して保存できる状態を保ちます。

### 個人事業主の青色申告特別控除55万円・65万円と正規の簿記の原則の関係

個人の青色申告者については、[所得税法施行規則（e-Gov法令検索）](https://laws.e-gov.go.jp/law/340M50000040011)の第57条が、資産・負債・資本に影響を及ぼす一切の取引を「正規の簿記の原則に従い」記録し、その記録に基づいて貸借対照表と損益計算書を作成するよう定めています。

この記帳の水準が控除額を左右します。[国税庁タックスアンサーNo.2072「青色申告特別控除」](https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2072.htm)（令和8年4月1日現在の法令等に基づく説明）では、55万円控除の要件に「正規の簿記の原則（一般的には複式簿記）」による記帳と、貸借対照表・損益計算書の添付、期限内の申告を挙げています。65万円控除はさらにe-Taxでの提出か優良な電子帳簿の保存が必要で、どちらにも当てはまらない青色申告者は10万円控除です。

令和8年度税制改正で、令和9年分以後の控除額と要件の見直しが決まっています。令和9年分以後の申告では、改正後の国税庁の案内で金額と要件を確かめてから記帳方法を選んでください。

## 貸借が一致しても残る誤りと、会計システムで借方と貸方の入力を任せる範囲の判断

ここからは、左右の規則を覚えた後に実務でつまずく場面です。貸借の一致を正しさの証拠とみなすと、見逃す誤りがあります。

### 試算表の貸借一致では見つからない4つの誤り、逆仕訳・科目違い・二重計上・漏れ

次の4つは、借方合計と貸方合計が一致したまま帳簿に残ります。上ほど月次の締めで見つかりにくい順です。

1. 左右の取り違え：売掛金の入金を「借方 売掛金／貸方 普通預金」と逆に書くと、預金が減って売掛金が増え、正しい残高との差は取引額の2倍に開きます。
2. 科目の選び違い：消耗品費を雑費に入れるなど、同じ側の別科目に書く誤りです。合計にも利益にも影響が出ません。
3. 二重計上：同じ請求書を2回入力すると、左右とも同じ金額だけ増えます。
4. 記帳漏れ：取引ごと入力していないので、左右とも金額がありません。

見つける手段は残高の突き合わせです。普通預金は銀行の明細と月末残高を照合し、売掛金と買掛金は取引先ごとの補助科目で請求額と入金額を照合します。前月から大きく動いた科目を確認する作業も、科目違いを発見するための確認方法です。貸借の一致は入力の最低限の検査であり、ここで止めると上の4つは決算まで残ります。

### 銀行や取引先の帳簿では借方と貸方が逆になる、預金と売掛金の見え方の違い

同じ取引でも、相手の帳簿では左右が反対に記録されます。自社の普通預金は資産ですが、銀行から見ればお客様から預かったお金で、負債です。自社が入金すると自社側は普通預金の借方に書き、銀行側は預金という負債の貸方に書きます。英語の銀行明細で入金に Credit と表示されるのは、銀行側の帳簿の向きで書かれているためです。

取引先との関係も同じです。自社の売掛金100万円は、相手の帳簿では買掛金100万円の貸方残高になります。残高確認書で金額を照合するときや、取引先の元帳の写しを受け取ったときは、左右を入れ替えて読む必要があるのです。この反転を知らないと、相手の帳簿の「貸方」を自社の貸方と取り違えて、照合の結論を誤ります。

### 借方貸方を意識させない入力画面を作るべき会社と、既製の会計ソフトで足りる会社

入力画面の側で科目と左右を決める設計が効くのは、請求・経費精算・給与計算などの前工程が別のシステムに分かれ、月に数百件以上の仕訳を担当者が手で科目と貸借を選んで入力している会社です。逆仕訳や科目違いが毎月の締めで見つかるなら、規則を覚えさせるより、取引の種類から借方・貸方・科目を決める仕訳ルールをシステムに持たせるほうが確実です。科目マスタと自動仕訳ルールの組み方は[会計ソフトの科目マスタと自動仕訳ルールの設計を扱った記事](https://www.issoh.co.jp/column/details/17987/)で解説しています。

開発するなら、仕訳データの持ち方に2つの決まりを入れます。1つは、伝票ごとに借方合計と貸方合計が一致しない限り保存させない検査です。もう1つは、取消や訂正をマイナス金額で表さず、元の仕訳と左右を入れ替えた逆仕訳で登録する運用です。マイナス金額を許すと、借方のマイナスと貸方のプラスが同じ意味になり、集計の向きが人によって変わります。前工程との連携を含めた設計は、[会計・経理システム開発](https://www.issoh.co.jp/service/business%5Fsystem/accounting/)で個別に相談を受けています。

反対に、月の仕訳が100件前後で、経理担当者が借方と貸方を理解している会社は、市販の会計ソフトにある銀行明細の取込と自動仕訳ルールで足ります。この規模で独自の入力画面を作り込むのは過剰です。

## よくある質問

借方と貸方について、検索の多い疑問に答えます。

### 借方と貸方はどちらがプラスですか？

分類によって変わるので、どちらか一方がプラスとは決まっていません。資産と費用は借方に書くと増え、貸方に書くと減ります。負債・純資産・収益はその逆で、貸方に書くと増えます。たとえば現金は借方がプラスですが、借入金は貸方がプラスです。科目がどの分類に入るかを先に確かめると、プラスの側が分かります。

### 借方と貸方の合計が合わないときは何を確認しますか？

まず、片側だけ入力して相手科目が抜けている仕訳を探します。次に差額を見ます。差額が9で割り切れる場合は、桁の位置違いや「54」を「45」と書くような数字の入れ替えが疑わしい箇所です。差額を2で割った金額の取引がある場合は、その取引の片側を反対の欄に書いた可能性があります。転記前の仕訳帳と元帳を1件ずつ照合すると、原因の仕訳に行き着きます。

### 売上の取消や返品を受けたときは借方と貸方をどう書きますか？

元の仕訳と左右を入れ替えた仕訳を書きます。掛けで売った商品が返品されたなら、借方に売上高、貸方に売掛金を書いて、売上と債権を同時に減らす仕訳です。返品や値引の金額を別に把握したい会社は、売上戻り高や売上値引といった科目を使い、借方に計上する方法を取ります。元の仕訳を削除して消すと、取消の履歴が帳簿に残りません。

### 簿記を知らなくても会計ソフトで仕訳はできますか？

入力自体はできます。銀行明細やクレジットカードの利用明細を取り込むと、取引の種類から科目と左右を推測して仕訳の候補を出す会計ソフトが一般的です。ただし推測が外れることがあるため、候補の科目と借方・貸方が正しいかを判断できる程度の知識は要ります。月末に預金残高と銀行の明細を照合する作業は、ソフトを使っても省けません。

### 個人事業主の事業主貸と事業主借は借方と貸方のどちらに書きますか？

事業用の口座から生活費を引き出したときは、借方に事業主貸、貸方に普通預金と書きます。反対に、個人の財布から事業の経費を払ったときは、借方に経費の科目、貸方に事業主借です。事業主貸は事業から出ていったお金、事業主借は事業に入ってきたお金を表します。どちらも法人には無い、個人事業主の帳簿に固有の科目です。

## 関連記事

- [決算整理仕訳とは？主な9項目の仕訳一覧と期末商品棚卸高の設例、税務の要件と会計システムで定型化する範囲【2026年版】](https://www.issoh.co.jp/column/details/17978/)：期末に残高を正しい金額へ直す仕訳の借方と貸方を一覧にしています。
- [仕訳とは？書き方の5手順と1行の記載項目、訂正の方法と自動仕訳に任せる範囲【2026年版】](https://www.issoh.co.jp/column/details/19244/)：借方と貸方を使って1行の仕訳を書く5手順と、訂正の方法をまとめています。
- [減価償却の仕訳とは？期末・月次・売却・除却・買換えの仕訳例と勘定科目、会計システムへの自動仕訳連携](https://www.issoh.co.jp/column/details/18408/)：固定資産の取得から除却までの仕訳例をまとめています。
- [経理システムと会計システムの違い：業務範囲と仕訳の起点で分ける選定基準](https://www.issoh.co.jp/column/details/16461/)：仕訳がどのシステムで起票されるかを基準にした選び方です。
- [経理AIとは？自動仕訳とAI-OCRでできることと導入判断【2026年版】](https://www.issoh.co.jp/column/details/13613/)：証憑の読み取りから仕訳の候補を作る仕組みと導入判断を扱っています。
- [会計基準とは？日本で使える4種類の一覧と会計システムへの落とし込み・2026年の最新改正まで解説](https://www.issoh.co.jp/column/details/10606/)：仕訳の処理ルールの前提になる会計基準の種類を解説しています。

---

出典: [借方と貸方とは？左右の覚え方と5分類の増減ルール、仕訳例10取引と貸借が一致しても残る誤り【2026年版】](<https://www.issoh.co.jp/column/details/19206/>)（株式会社一創）
