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title: "卸売業の受発注システムとは？FAX・電話・EDI混在の受注を一本化する選び方"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/18988/"
published: 2026-10-27
updated: 2026-10-27
categories: ["DX"]
publisher: "株式会社一創"
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# 卸売業の受発注システムとは？FAX・電話・EDI混在の受注を一本化する選び方

卸売業の受発注は、小売店や飲食店から受けた注文をさばきながら、同じ日のうちにメーカーや仕入先へ発注をかける「中間の仕事」です。注文はFAX、電話、メール、小売チェーンのEDI、Web発注と得意先ごとに入口が違い、転記の手間と入力ミスがここに集中します。この記事では、卸売業の受発注システムに求める機能を、受注チャネルの一本化・仕入先への連動発注・小売とのEDI接続の3点から整理し、販売管理システムとの役割分担、流通BMSとINSネット補完策の期限、パッケージで足りる卸と自社開発へ寄せる卸の条件まで示します。

## まとめ：卸売業の受発注システムは受注の一本化と小売EDIの期限で選ぶ

卸売業で受発注システムを選ぶとき、最初に見るのは「入口がばらばらの注文を、1つの受注データにそろえられるか」です。FAXと電話が受注の半分以上を占める卸と、小売チェーンのEDIが中心の卸とでは、必要な取り込み機能がまったく違います。製品の機能一覧を比べる前に、自社の受注を入口別に数えてください。受発注に限らず在庫・請求・営業まで含めた卸売業DX全体の着手順は、[卸売業のDXとは？受発注・在庫・営業の着手順と中堅卸・専門商社の進め方](https://www.issoh.co.jp/column/details/18994/)で扱っています。

次に決めるのは期限です。JCA手順など電話回線を使う旧来のEDIで小売とつながっている卸は、INSネットの補完策が2028年12月31日に終わるまでに、流通BMSなどインターネット経由の接続へ移る必要があります。単価・与信・請求は販売管理システムの仕事で、受発注システムはその手前で注文を受けて発注を起こす部分に絞ると、要件が膨らみません。得意先別の取引条件が標準機能に収まらない卸に限り、受託開発が費用に見合います。

## 卸売業の受発注が製造業や小売と違う、受注と発注が同時に走る中間流通の構造

卸売業の受発注は、製造業のように内示から確定へ進む流れでも、小売のように店舗から本部へ上がる流れでもありません。下流（小売・飲食・医療機関など）からの受注と、上流（メーカー・一次卸）への発注が、1件の取引の中で連動します。この構造を押さえないと、受注だけを電子化しても発注側の転記が残ります。

### 得意先からの受注と仕入先への発注を同じ日に突き合わせる中間の業務

在庫を持つ商品なら、受注は在庫の引き当てで済みます。手間がかかるのは在庫を持たない商品で、受注した数量をそのまま仕入先へ発注し、入荷したら得意先へ出荷するか、仕入先から得意先へ直送してもらいます。受注1件に対して発注が1件以上ぶら下がるため、どの受注に対する発注かを紐づけておかないと、欠品の連絡や納期回答を得意先へ返せません。在庫を持つ商品の引当や直送の扱いは[在庫管理システムを卸売業で選ぶには？多倉庫・預かり在庫・引当の要件と導入判断](https://www.issoh.co.jp/column/details/18992/)で解説しています。

製造業の受発注との違いは[製造業の受発注システムの選び方｜内示・かんばん・EDIと生産管理連携の判断基準](https://www.issoh.co.jp/column/details/15596/)、小売側から見た発注の設計は[小売業界の受発注管理システムとは？店舗発注と本部一括発注の設計とEDI接続の判断](https://www.issoh.co.jp/column/details/17132/)で扱っています。卸はこの2つの間に立ち、小売の発注を受ける側とメーカーへ発注する側を同時に担います。

### FAX・電話・メール・EDI・Web発注が得意先ごとに混在する受注チャネル

卸の受注が複雑になるのは、得意先の規模によって注文の出し方が変わるためです。チェーン展開する小売はEDIで発注データを送り、個人経営の飲食店や小売店はFAXや電話、営業担当へのメールやメッセージで注文します。同じ商品でも入口が5種類あり、受注担当者がそれぞれを見ながら手で入力しているのが典型的な姿です。

実務では、まず入口ごとの件数と明細行数を1か月分数えます。EDIが件数の大半を占めるなら取り込みの自動化から、FAXが多いならデータ化から手を付けるのが近道。全部を一度に電子化しようとすると、得意先側の協力が要る部分で止まります。

### 得意先別単価と納品条件を受注入力の時点で引き当てる必要がある理由

卸は得意先ごとに掛率や特価、納品先、配送曜日、最小ロットが違います。受注を入力した時点でこれらを引き当てないと、出荷指示や請求の段階で誤りが見つかり、得意先へ訂正の連絡を入れることになります。受発注システムに求めるのは、受注の入口がどこであっても、得意先コードから単価と納品条件を自動で補う動きです。

単価マスタそのものの持ち方や、多段階の掛率の設計は販売管理システムの主題で、[卸売業の販売管理システムとは？受発注・掛売・多倉庫在庫に対応する選び方](https://www.issoh.co.jp/column/details/15506/)で詳しく整理しています。受発注システムの側では、そのマスタを参照して受注明細に反映できるかだけを確認すれば足ります。

## 卸売業向け受発注システムに求める機能と販売管理システムに任せる範囲

卸売業の受発注システムで外せない機能は、受注の取り込み、受注に連動した発注、販売管理との連携の3つに集約できます。製品カタログに並ぶ機能の多くはこの外側にあり、比較の初期段階では見なくてかまいません。

### 受注チャネルを1つの受注データにそろえる取り込み機能とFAXのデータ化

取り込みで確認するのは、EDIの受信データ、Web発注画面からの注文、FAXやメールで届いた注文書を、同じ形式の受注データとして1つの一覧に並べられるかです。入口ごとに別の画面を開く製品では、受注担当者の作業は減りません。

FAXの注文書は、得意先ごとに書式が違う非定型の帳票になりやすく、AI-OCRで読み取って受注データに変換する方法が現実的です。ただし手書きの数量や品番の読み違いは残るため、読み取り結果を人が確認する画面を必ず用意します。読み取り精度の考え方と項目の対応づけは[AI-OCRで非定型帳票を読み取る仕組みと精度確保・項目マッピングの判断基準](https://www.issoh.co.jp/column/details/16211/)が参考になります。FAXを減らしたいなら、得意先にWeb発注へ移ってもらう取り組みと並行させてください。

### 受注から仕入先への発注と直送指示を自動で起こす連動発注の仕組み

在庫を持たない商品の受注が多い卸では、受注を確定した時点で仕入先への発注データを自動で作る機能が効きます。受注明細ごとに仕入先と仕入単価を引き、仕入先ごとにまとめた発注書をFAX・メール・EDIで送る流れです。仕入先から得意先へ直送する取引では、届け先を得意先の納品先に差し替えた発注を起こせるかを確認します。

在庫を持つ商品については、受注による引き当てと発注点での補充が別の論点になります。在庫と受発注をどうつなぐかは[受発注在庫管理システムとは？受発注と在庫を連携する仕組みと発注点の計算、選び方](https://www.issoh.co.jp/column/details/15603/)で扱っています。

### 与信・請求・単価マスタは販売管理側に置き受発注は前段に絞る役割分担

受発注システムと販売管理システムは機能が重なって見えますが、卸では次のように分けると要件が整理しやすくなります。

| 業務      | 受発注システムの担当             | 販売管理システムの担当           |
| ------- | ---------------------- | --------------------- |
| 注文の受付   | FAX・EDI・Webの受注を取り込み一覧化 | 確定した受注を売上の元データとして受け取る |
| 単価と取引条件 | マスタを参照して受注明細へ反映        | 掛率・特価・単価マスタを保持し更新     |
| 仕入先への発注 | 受注に連動した発注書の作成と送信       | 仕入計上と買掛金の管理           |
| 与信と請求   | 受注時に与信超過の警告を表示         | 与信枠の管理・締め請求・入金消込      |

販売管理システムを既に使っている卸は、受発注の前段だけを足す構成にすると、単価マスタや得意先マスタを二重に持たずに済みます。逆に販売管理側に受注入力の機能がある場合は、その画面を取り込みの受け皿にできるかを先に確認するほうが、費用は抑えられます。

## 小売チェーンとのEDI接続で卸売業が先に決める流通BMS対応と2028年の期限

スーパーやドラッグストアなどのチェーンと取引する卸にとって、EDIは得意先から指定される接続です。自社の都合で方式を選べない分、相手の方式と期限を先に確かめておく必要があります。

### 小売から接続を求められる流通BMSの6業務とメッセージの版の確認

流通BMSは、小売と卸・メーカーの間でやり取りする[発注・出荷・受領・返品・請求・支払の6業務を対象にしたEDIの標準](https://www.gs1jp.org/ryutsu-bms/standard/standard01.html)で、2007年4月に基本形Ver1.0（8種のメッセージ）が公開され、2018年11月のVer2.0で軽減税率に対応しました。流通BMS協議会の[お知らせ](https://www.gs1jp.org/ryutsu-bms/)によると、2025年7月15日に基本形Ver2.2.2の訂正版が公開され、同年6月1日時点の卸・メーカーの導入企業数は21,600社以上と推計されています（2026年10月時点で確認した最新の公表値）。

卸が小売から接続を求められたら、どのメッセージ（発注・出荷・受領など）を使うか、基本形のどの版に合わせるか、通信手順は何かを書面で確認します。受発注システムの側では、受信した発注メッセージを自社の受注データへ、自社の出荷データを出荷メッセージへ変換する処理が要ります。

### JCA手順のEDIを使う卸がINSネット補完策の2028年12月31日までに直すこと

JCA手順など電話回線で通信する旧来のEDIは、INSネットのディジタル通信モードを前提にしてきました。NTT東西の[INSネットをご利用の事業者さま向けの案内](https://flets.com/2024ikou/business.html)では、ディジタル通信モードは2024年1月から地域ごとに段階的に終了し、切り替え後のデータ通信（補完策）も2028年12月31日に提供を終えるとされています。補完策では伝送遅延で処理時間が増える場合があるとも説明されており、同じ案内はEDIの用途として「メーカー⇔卸⇔小売間での商品受発注データ通信」を挙げています。

卸がやることは、JCA手順でつながっている得意先と仕入先を一覧にし、それぞれの移行先（流通BMS、Web-EDI、そのほかのインターネットEDI）と切り替え時期を相手と決めることです。期限の直前は移行作業が集中するため、2027年中には接続試験まで終えておく計画が無難でしょう。Web-EDIへ移る場合の画面運用の考え方は[Web EDIとは？仕組みとレガシーEDIとの違い・多画面運用の判断を解説](https://www.issoh.co.jp/column/details/16433/)を参照してください。

### ASP接続で済ませる卸と受発注システムに変換処理を内製する卸の線引き

流通BMSの接続先が数社で、受信した発注データを受発注システムへ取り込めれば十分という卸は、EDIのASPサービスに接続を任せ、ファイルを受け渡すだけの構成で足ります。通信手順の実装やサーバーの運用を自社で抱えずに済むためです。

接続先の小売が増え、受注から出荷メッセージの返信までを当日中に自動で回したくなった段階で、通信と変換の処理を受発注システムの一部として作る価値が出ます。XMLの構造や通信手順の違い、変換処理の実装は[流通BMSとは：XMLメッセージの構造とJX手順・ebXML MS・AS2の違い、JCA手順からの移行を実装目線で解説](https://www.issoh.co.jp/tech/details/18634/)で技術者向けにまとめています。

## 卸売業が受発注システムを自社開発すべき条件とパッケージで止める判断の目安

ここからは判断の話です。卸売業の受発注は、パッケージやクラウド型で足りる会社のほうが多いと考えています。そのうえで、受託開発へ寄せたほうがよい条件と、条件に当てはまっても見送るべき場面を分けて示します。

### パッケージやクラウド型の受発注システムで足りる卸売業の取引構造

次の3つがそろう卸は、パッケージやクラウド型の受発注システムで足ります。1つ目は、得意先別の単価が「得意先ごとの掛率」か「得意先と商品の組み合わせの特価」のどちらかで表せること。2つ目は、EDIの接続先がASPサービスで賄える数に収まっていること。3つ目は、在庫を持たない商品の連動発注が、仕入先ごとの発注書を出せれば済む程度であることです。

この場合、得意先にWeb発注の画面を配り、FAXと電話の受注を減らすだけで効果が出ます。得意先へIDを配って利用してもらう進め方は[受発注システムを取引先に展開する方法｜ID設計と移行率の上げ方](https://www.issoh.co.jp/column/details/17090/)に、卸売向けのBtoB ECの型は[BtoB ECサイトの事例｜卸売・商社・メーカー別の型と要件の逆算手順](https://www.issoh.co.jp/column/details/17094/)にまとめています。

### 受託開発へ寄せる3条件と、該当しても自社開発を見送るべき場面

受託開発を検討してよいのは、次の3条件のうち2つ以上に当てはまる卸です。

1. 得意先別の単価が、数量帯・納品先・季節で変わる多段の規則になっていて、パッケージの単価マスタでは表せない
2. 受注1件から複数の仕入先への発注と直送指示を起こし、入荷・出荷の状況を受注単位で得意先へ返す必要がある
3. 既存の販売管理システムや倉庫管理システムが独自仕様で、パッケージの標準連携ではデータを受け渡せない

2つ以上に当てはまる場合、パッケージを入れても例外処理がエクセルと手作業で残り、二重入力が解消しません。受注の取り込みから連動発注、既存システムとの連携までを1つの流れとして設計するなら、[受発注システム開発](https://www.issoh.co.jp/service/business%5Fsystem/order-management/)のように業務フローから要件を起こす進め方が向いています。

逆に、当てはまるのが1つだけなら自社開発は過剰です。単価の規則が複雑なだけなら販売管理側の改修で済み、連携だけが問題ならデータ連携の仕組みを足せば足ります。もう1つ、得意先のFAXをやめてもらう交渉が進んでいない段階での自社開発も見送ってください。入口が変わらないまま作り込むと、FAXの取り込みという一番手間のかかる部分に費用が偏ります。

### 導入で失敗しやすい、得意先の発注方法の切り替えを後回しにする進め方

卸の受発注システムでよくある失敗は、社内の受注画面を整えることに予算と期間を使い、得意先にWeb発注やEDIへ移ってもらう作業を稼働後に回すケースです。得意先が移らなければFAXと電話の受注はそのまま残り、システムに入力する担当者の作業は減りません。

得意先の切り替えは、取引額の大きい順に10社程度を選んで先行して協力を依頼し、移行率を月ごとに追うやり方が確実です。物流の2024年問題で納品条件を見直す動きと合わせると、得意先側にも切り替える理由ができます。荷主側の対応と受発注の直し方は[物流2024年問題で荷主がやるべき対応とは？発荷主・着荷主別の実務と受発注システムの直し方](https://www.issoh.co.jp/column/details/18867/)で扱っています。

## よくある質問

卸売業の受発注システムを検討する際によく寄せられる質問をまとめました。

### 卸売業の受発注システムと販売管理システムは何が違いますか？

受発注システムは、得意先からの注文を受け付けて仕入先への発注を起こすまでの前段を担います。販売管理システムは、単価マスタや与信枠を持ち、売上・仕入の計上、締め請求、入金消込までを扱うシステムです。卸では両者を連携させて使うのが一般的で、販売管理システムが既にあるなら、受注の取り込みと連動発注だけを足す構成を先に検討すると、マスタを二重に持たずに済みます。

### FAXの注文が多い得意先にはどう対応すればよいですか？

短期的にはAI-OCRでFAXの注文書を読み取り、受注データに変換して確認画面で人が直す運用が現実的です。並行して、取引額の大きい得意先からWeb発注の画面へ移ってもらう依頼を進めます。FAXをゼロにする必要はなく、受注件数に占める比率を下げることを目標にすると、得意先との交渉も進めやすくなります。

### 小売チェーンから流通BMSへの対応を求められたら何から始めますか？

最初に、使うメッセージの種類（発注・出荷・受領など）、基本形の版、通信手順を小売に書面で確認します。接続先が数社ならEDIのASPサービスに接続を任せ、受信データを受発注システムへ取り込む構成で足ります。接続先が増えて受注から出荷の返信までを自動化したい段階で、変換処理を自社の仕組みに組み込むかを判断してください。

### JCA手順のEDIはいつまで使えますか？

NTT東西の案内では、INSネットのディジタル通信モードは2024年1月から段階的に終了しており、切り替え後の補完策も2028年12月31日に提供を終える予定です（2026年10月時点の案内）。補完策では伝送遅延が生じる場合もあるため、期限まで使い続けるのではなく、得意先と仕入先ごとに移行先と時期を決めて早めに切り替える計画を立ててください。

### 小規模な卸売業でも受発注システムを入れる意味はありますか？

得意先が数十社程度でも、FAXと電話の受注を手入力している時間が毎日1時間を超えるなら導入の意味はあります。まずはクラウド型のWeb受発注で得意先の一部を移し、入力時間がどれだけ減るかを測ってから範囲を広げると、投資の判断を誤りにくくなります。受託開発を検討するのは、上で示した3条件のうち2つ以上に当てはまってからで十分です。

## 関連記事

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- [医薬品業界の受発注システムの選び方｜JD-NET・ロット管理・卸/医療機関別の要件と受託開発の判断](https://www.issoh.co.jp/column/details/15598/)：医薬品卸に固有の受発注要件が分かります。
- [小売業界の受発注管理システムとは？店舗発注と本部一括発注の設計とEDI接続の判断](https://www.issoh.co.jp/column/details/17132/)：卸の得意先である小売側の発注設計です。
- [流通BMSとは：XMLメッセージの構造とJX手順・ebXML MS・AS2の違い、JCA手順からの移行を実装目線で解説](https://www.issoh.co.jp/tech/details/18634/)：流通BMS接続の技術的な中身をまとめています。

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出典: [卸売業の受発注システムとは？FAX・電話・EDI混在の受注を一本化する選び方](<https://www.issoh.co.jp/column/details/18988/>)（株式会社一創）
