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title: "ソフトウェアの耐用年数と資産化｜10年にできる条件、アジャイル開発・SaaS費用の会計処理"
url: "https://www.issoh.co.jp/column/details/11133/"
published: 2026-02-27
updated: 2026-10-26
categories: ["会計"]
publisher: "株式会社一創"
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# ソフトウェアの耐用年数と資産化｜10年にできる条件、アジャイル開発・SaaS費用の会計処理

ソフトウェアの耐用年数は、税務では用途で3年か5年に決まり、会計では利用可能期間で決めます。「10年にできるか」の答えが割れるのは、この2つが別々のルールで動いているためです。この記事では年数の決め方と申告調整を出発点に、取得価額の範囲、アジャイル開発での資産化の始期、SaaS費用、資産計上した後の保守料・改修・除却までを、条文と項番号に紐づけて整理します。

## まとめ：ソフトウェアの耐用年数と資産化の要点

- 税務の法定耐用年数は、複写して販売するための原本と研究開発用が3年、その他（自社利用のシステムなど）が5年です。償却は定額法で、取得価額の全額まで償却できます。
- 会計は利用可能期間で償却し、自社利用ソフトウェアは原則5年以内です。5年を超える年数にするなら合理的な根拠が必要で、10年そのものは禁止されていません（移管指針第8号21項）。
- 会計10年・税務5年なら損金は会計の償却費が上限になり、申告調整は生じません。加算調整が必要になるのは、会計の年数を税務より短くしたときです。
- 税務で10年になるのは、機械装置に組み込まれて一体で機能するソフトウェアを機械の取得原価に含め、機械の耐用年数で償却する場合です。
- 自社利用ソフトウェアの資産化は、将来の収益獲得または費用削減の確実性で判断し、稟議書等で立証します。工程名だけで資産化の始期を決めるものではありません。
- SaaSの利用料は費用です。初期設定費用とカスタマイズ費用は自社の「ソフトウェア」に計上しにくく、（長期）前払費用が実務上の選択肢になります。
- 資産計上した後の改修は、機能の追加・向上なら資本的支出、障害の除去や現状維持なら修繕費です。ソフトウェアは固定資産税（償却資産）の申告対象になりません。

## ソフトウェアの耐用年数｜税務の3年・5年と会計の利用可能期間

### 法定耐用年数を3年と5年に分ける基準と償却率

ソフトウェアは法人税法施行令13条8号ヌに列挙された無形固定資産です。国税庁のタックスアンサー[No.5461 ソフトウエアの取得価額と耐用年数](https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/hojin/5461.htm)（令和8年4月1日現在法令等）は、「複写して販売するための原本または研究開発用のものについては、3年」「その他のものについては、5年」としています。複写販売用の原本の3年は[耐用年数省令](https://laws.e-gov.go.jp/law/340M50000040015)の別表第三、研究開発用の3年は別表第六（開発研究用減価償却資産）が根拠で、表が違います。基幹システムや会計システムなど自社の業務で使うものは5年です。

| 区分            | 税務の耐用年数  | 定額法の償却率 | 会計の償却年数                         |
| ------------- | -------- | ------- | ------------------------------- |
| 自社利用（社内システム等） | 5年（別表第三） | 0.200   | 利用可能期間・原則5年以内                   |
| 市場販売目的の製品マスター | 3年（別表第三） | 0.334   | 見込有効期間・原則3年以内                   |
| 研究開発用         | 3年（別表第六） | 0.334   | 他用途に使用できない特定研究用は取得時費用、汎用資産は減価償却 |

償却率は耐用年数省令の別表第八（平成19年4月1日以後取得の定額法）の値です。有形固定資産は1円を残して償却を止めますが、ソフトウェアを含む無形固定資産の償却可能限度額は「その取得価額に相当する金額」で（法人税法施行令61条1項2号ロ）、帳簿価額をゼロまで落とせます。市場販売目的のソフトウェアは、会計では見込販売数量（または見込販売収益）に基づく償却額と残存有効期間による均等配分額を比べ、大きい方を計上します（移管指針第8号18項）。

### 会計で10年など5年を超える年数を使える条件

会計側の根拠は、企業会計基準委員会の[移管指針第8号「研究開発費及びソフトウェアの会計処理に関する実務指針」](https://www.asb-j.jp/jp/wp-content/uploads/sites/4/kichu%5F20251016%5F35.pdf)（旧 日本公認会計士協会 会計制度委員会報告第12号、2024年7月1日最終改正・2025年10月16日までの修正反映版）です。21項は自社利用ソフトウェアの耐用年数について「当該ソフトウェアの利用可能期間によるべきであるが、原則として５年以内の年数とし、５年を超える年数とするときには、合理的な根拠に基づくことが必要である」と定めています。10年は禁止されておらず、根拠を示す責任が企業側にある扱いです。

合理的な利用可能期間を検討する資料の例は、10年の利用を前提に承認された投資回収計画、ベンダーとの10年の保守提供契約、同種システムを実際に10年使った更改実績といった外形的な事実です。「長く使うつもり」という意図だけでは足りません。22項は自社利用ソフトウェアの減価償却について「見込利用可能期間（年数）」を重要な会計方針として開示する項目に挙げており、上場会社の有価証券報告書で年数を確かめられます。たとえば不動産仲介のハウスコムは2022年3月期の[有価証券報告書](https://www.housecom.co.jp/news/pdf/S100O9DZ.pdf)で、自社利用のソフトウエアを「社内における利用可能期間(5～10年)に基づいて」償却すると記載しています。

検索で上位に出る公的機関の財務諸表にも「10年」が出てきますが、読み方に注意が要ります。科学技術振興機構の[平成29事業年度財務諸表](https://www.jst.go.jp/announce/zaimu/h29/pdf/29jst.pdf)は、無形固定資産の耐用年数を「ソフトウェア ３～５年」「情報資産 10年」と書き分けています。10年はソフトウェアではなく、独立行政法人会計基準で作る財務諸表上の別の区分の年数です。

### 会計10年・税務5年になったときの申告調整

会計で何年を選んでも、税務の償却限度額は法定耐用年数で計算します。損金算入できるのは損金経理した額のうち限度額までなので、会計の年数を長くした場合と短くした場合で結果が逆になります。1事業年度を12か月とし、期首に1,200万円で取得して同日から事業の用に供した自社利用ソフトウェアで比べると次のとおりです（期中供用は供用月数に応じて月割）。

| 会計の年数  | 会計の償却費         | 税務の限度額  | 申告調整              |
| ------ | -------------- | ------- | ----------------- |
| 10年    | 120万円/年（10年間）  | 240万円/年 | なし（損金は会計と同じ120万円） |
| 5年     | 240万円/年（5年間）   | 240万円/年 | なし                |
| 3年     | 400万円/年（1〜3年目） | 240万円/年 | 1〜3年目に160万円ずつ加算   |
| 3年（続き） | 0円（4・5年目）      | 240万円/年 | 4・5年目に240万円ずつ認容   |

会計10年では、限度額に届かない分は償却不足額として翌期以降に繰り越されず、損金になるのは毎期の会計の償却費だけです。税務上も10年かけて損金化することになり、5年で落とす場合より損金の計上が遅れます。早く費用化したい意図で会計を短くすると、差額が償却超過額として別表四で加算され、会計の償却が終わった後の年度で認容されます。会計基準と税法は目的が違うため一致しない前提で運用してください（[会計基準とは？日本で使える4種類の一覧と会計システムへの落とし込み・2026年の最新改正まで解説](/column/details/10606/)）。

### 途中で耐用年数を変えたときの計算式

21項は「利用可能期間については、適宜見直しを行う」としたうえで、新たに入手可能となった情報に基づいて当事業年度末に耐用年数を変更した場合の計算を示しています。当事業年度の償却額は「当期首における未償却残高×当事業年度の期間÷当期首における変更前の残存耐用年数」、翌事業年度は「翌期首における未償却残高×翌事業年度の期間÷翌期首における変更後の残存耐用年数」です。変更した期は古い年数のまま計算し、新しい年数は翌期から効きます。

600万円・当初5年（年120万円）のシステムについて、3年目の期末に「あと1年で更改する」と決まったケースでは、3年目は期首未償却残高360万円÷変更前の残存3年で120万円、4年目は翌期首未償却残高240万円÷変更後の残存1年で240万円です。税務の限度額は年120万円のままなので、4年目は120万円が償却超過となり、5年目に認容されます。4年目の期末で除却すれば、税務上の帳簿価額120万円が除却した年度の損金になります。

同項には、過去に定めた耐用年数がその時点で合理的な見積りに基づいていなかったものを直す場合は「会計上の見積りの変更ではなく過去の誤謬の訂正に該当する」という但し書きがあります。導入時の根拠を残していないと、年数の変更が誤謬の訂正と扱われる余地が生まれます。

### 機械装置の取得原価に含める機器組込みソフトウェア

製造装置の制御ソフトのように機器と一体で機能するソフトウェアは、ソフトウェアとして区分しません。移管指針第8号17項は、有機的一体として機能する機器組込みソフトウェアは「当該機械等の取得原価に算入し、『機械及び装置』等の科目を用いて処理する」としています。この場合は機械装置の耐用年数と償却方法に従うため、機械が10年なら組込みソフトウェアも10年で償却します。税務でソフトウェアが10年になるのはこの筋です。償却方法も機械装置側に合わせることになり、法人の機械装置の法定償却方法は定率法なので、別表第八の定額法の償却率0.100を使うのは定額法を選定した場合です。

反対に、パソコンにインストールするソフトのように機器との互換性があるものは区分して処理し、革新的な機能向上を伴うバージョンアップが予定されている場合も機器と別個に扱うことがあります（41項）。POSレジでも、インストール先だけで区分は決まりません。移管指針第8号17項・41項に照らし、機器との有機的一体性や互換性、更新の実態を確認します。機械装置の年数の引き方は[減価償却の耐用年数とは？省令別表の引き方と主な資産の年数、中古資産と改正時の台帳管理を解説](/column/details/17856/)で扱っています。

## 取得価額に入る費用と入らない費用

### 購入と自社製作で異なる取得価額の算式

No.5461は取得価額を取得形態で分けています。購入した場合は「購入の代価＋購入に要した費用の額＋事業の用に供するために直接要した費用の額」、自社で製作した場合は「製作に要した原材料費、労務費および経費の額＋事業の用に供するために直接要した費用の額」です。導入に必要な設定作業と、自社の仕様に合わせるための付随的な修正作業等の費用も取得価額に算入します（通達上の根拠は法人税基本通達7-3-15の2）。パッケージ導入時のパラメータ設定や帳票レイアウト調整の外注費は、本体と別請求でも取得価額側です。

### 取得価額に算入しないことができる3つの費用

No.5461は、仕損じで不要となったことが明らかな費用、研究開発費、製作原価の「おおむね3パーセント以内」の間接費・付随費用を、取得価額に算入しないことができるとしています。研究開発費には、自社利用ソフトウェアの場合「将来の収益獲得または費用削減にならないことが明らかな場合」に限るという限定が付きます。会計は向きが逆で、収益獲得または費用削減が「確実であると認められない場合又は確実であるかどうか不明な場合」には費用処理します（移管指針第8号11項）。同じ支出でも、会計は費用、税務は資産という結論になることがあります。

### 導入費用の3分岐とデータ移行費用

移管指針第8号は導入費用を3つに分けています。購入ソフトウェアの設定作業と自社仕様に合わせる付随的な修正作業の費用は取得価額に含め（14項。重要性が乏しければ費用処理できます）、旧システムのデータをコンバートするための費用とトレーニングの費用は、いずれも発生した事業年度の費用とします（16項）。データ変換作業と操作研修は、金額が大きくても会計上は資産になりません。移行ツールそのものを開発した費用は、別途その資産性を判断します。既存ソフトウェアの仕様を大幅に変更して新しいソフトウェアを作る場合は、将来の収益獲得または費用削減が確実と認められる場合を除き、購入ソフトウェアの価額も含めて費用処理します（15項）。

開発途中の支出の置き場所は[ソフトウェア仮勘定とは？消費税の控除時期・仕訳・建設仮勘定との違い【2026年版】](/column/details/11198/)、資産計上の可否判定と要件定義・PoCの扱いは[システム開発費の資産計上と費用処理｜判定基準・PoC・要件定義の扱い](/column/details/11038/)で解説しています。

### 少額ソフトウェアの損金算入｜10万円・20万円・40万円の基準

ソフトウェアも減価償却資産なので、少額の基準がそのまま使えます。取得価額が10万円未満なら事業の用に供した年度に損金経理して全額損金にでき（法人税法施行令133条）、20万円未満なら3年で均等に損金にする一括償却資産を選べます（同133条の2）。青色申告の中小企業者等は、[租税特別措置法67条の5](https://laws.e-gov.go.jp/law/332AC0000000026)により、2026年4月1日から令和11年3月31日までに取得したもので取得価額40万円未満（それより前の取得は30万円未満）のものを、事業の用に供した事業年度に損金経理し、明細書を添付するなどの要件を満たせば、年300万円を限度に損金算入できます。対象法人の従業員数の要件も、500人以下から400人以下（特定法人は300人以下）に変わりました（措令39条の28）。10万円・20万円・40万円の使い分けは[少額減価償却資産とは？40万円特例はいつからか、10万円・20万円との使い分けとパソコンの判定を解説](/column/details/17860/)で整理しています。金額の大きいソフトウェア投資の即時償却は[中小企業経営強化税制とは？ソフトウェア投資で即時償却と税額控除を選ぶ判断](/column/details/17437/)が対象です。

## アジャイル開発の資産化｜自社利用ソフトウェアの開始要件と証憑

### 日本基準が制作段階での区分を採用していない理由

アジャイル開発では資産化の始期が決められない、と言われることがありますが、日本基準はそもそも工程で線を引いていません。移管指針第8号37項は、資産計上の終了時点をメンテナンス作業へ切り替わった時点とすることも検討したうえで、「制作段階により区分する方法は、ソフトウェア制作には多様な制作実態が存在し、それらを明確に区分することは困難であり、結果として実態に合致しなくなると考えられるため、採用していない」と述べています。「要件定義は費用、設計以降は資産」という工程の線引きは、日本基準の文言には書かれていません。

### 始期と終期を立証する証憑とスプリントの扱い

基準が求めるのは工程名ではなく証憑です。資産計上の開始時点は将来の収益獲得または費用削減が確実と認められる状況になった時点で、例として「ソフトウェアの制作予算が承認された社内稟議書」と「制作原価を集計するための制作番号を記入した管理台帳」が挙がっています（12項）。終了時点は実質的に制作作業が完了したと認められる時点で、例は「ソフトウェア作業完了報告書、最終テスト報告書」です（13項）。

アジャイルで運用するなら、リリース単位やエピック単位で予算承認と制作番号を発行し、工数実績をその番号に紐づける形が現実的です。日本公認会計士協会の[会計制度委員会研究資料第7号「ソフトウェア制作費等に係る会計処理及び開示に関する研究資料」](https://jicpa.or.jp/specialized%5Ffield/files/2-11-7-2-20220630.pdf)（2022年6月30日公表）も、複数の機能の開発が同時に、または反復的に進むアジャイル型では、資産化の始期の判断が難しいケースが生じうると指摘しています。費用と成果物を紐づける単位の整備は必要ですが、機能同士が相互に関連する開発では、単位を決めても収益獲得または費用削減の確実性を判断しにくい場合があります。スプリントごとに工数を機械的に資産へ按分する運用は、収益獲得または費用削減が確実かという要件を確かめないまま資産を積み上げるため、採るべきではありません。

### 米国基準が2025年に廃止した段階区分

段階区分を明文で持っていたのは米国基準です。FASBは2025年9月に[ASU 2025-06](https://storage.fasb.org/ASU%202025-06.pdf)を公表し、ASC 350-40のpreliminary、application development、post-implementationの3段階を削除しました。代わりに、経営者がプロジェクトを承認し資金拠出を確約したこと（Management has authorized and committed to funding the software project.）と、プロジェクトが完了しソフトウェアが意図した機能に使われる可能性が高いこと（It is probable that the project will be completed and the software will be used to perform the function intended）の2つを資産化の開始要件にしています。適用は2027年12月15日より後に開始する年次報告期間からで、早期適用もできます。

完成の可能性を判断するときは、開発に重大な不確実性（significant development uncertainty）が残っていないかも見ます。技術的に新しい機能や未実証の機能の不確実性がコーディングとテストで解消されているか、必要な機能や重要な性能要件が定まっているかの2点です。資産化のハードルを下げる改正ではないので、米国基準で報告する子会社を持つ企業は、判定のタイミングに合わせて工数集計の粒度を揃えておく必要があります。

## SaaS・クラウド費用の会計処理

### サービス利用料が資産にならない理由

研究資料第7号は、自ら「実務上の指針として位置付けられるものではなく、また、実務を拘束するものでもない」と断ったうえで、SaaSの月額利用料はユーザーが受けるサービスの対価であってソフトウェアを購入する支出ではないため、サービスの提供に応じて費用処理されると整理しています。判断の軸は支払い方ではなく、ソフトウェアへの支配がベンダー側に残っている点です。

### SaaSの初期設定・カスタマイズ費用の資産性と費用配分

迷うのは契約時に一時払いする初期設定費用とカスタマイズ費用です。自社で購入したソフトウェアなら14項で取得価額に含める費用ですが、SaaSではカスタマイズした部分もベンダーが保持しています。研究資料第7号は、ユーザーにソフトウェアへの支配がないと考えられ、会計基準に明示的な規定もないことから、自社の「ソフトウェア」として計上するのは難しく、支払時の費用とすることが考えられるとしています。一方で、資産の定義に照らすと資産性を満たす可能性があるという考察も並べており、結論は1つに絞られていません。

実務では、前払費用の定義（企業会計原則注解の注5）を満たす部分を（長期）前払費用に計上し、契約期間で費用化する方法が採られています。無形固定資産として計上する場合も、実態はソフトウェアの利用なので、自社利用ソフトウェアと同じく原則5年を上限に期間を決めることが考えられるとされています。支払額に初期構築の役務と将来の利用権が混在していないかを、見積書の明細で確認してください。

### SaaSがリース取引になりにくい理由

研究資料第7号は、SaaSは通常1つのベンダーが不特定多数のユーザーに提供するもので、一部をカスタマイズしても借手・貸手の双方にとって「特定の物件」と整理されるケースは少ないとしています。専用環境の提供やオンプレミス機器を伴う契約では結論が変わりうるため、契約書で提供対象が特定されているかを確かめてください。判定の考え方は[ファイナンスリースとオペレーティングリースの違い｜判定基準と仕訳・会計処理、新リース会計基準で変わる範囲](/column/details/10628/)で整理しています。

## 資産計上した後の支出・保守料・除却の判定

### バージョンアップの資本的支出と修繕費の線引き

[法人税基本通達7-8-6の2](https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/07/07%5F08.htm)は、プログラムの修正等が「プログラムの機能上の障害の除去、現状の効用の維持等に該当するときはその修正等に要した費用は修繕費に該当し、新たな機能の追加、機能の向上等に該当するときはその修正等に要した費用は資本的支出に該当する」としています。バグ修正やセキュリティパッチは修繕費、帳票の新規追加や処理性能の引き上げは資本的支出です。

金額で判断できる取扱いも2つあります。少額・短周期の修理改良は、一の修理、改良等の費用が20万円に満たない場合と、おおむね3年以内の周期で行われることが明らかな場合に修繕費として損金経理できます（7-8-3）。これとは別に、資本的支出か修繕費か明らかでない金額は、60万円に満たない場合と、前期末の取得価額のおおむね10％相当額以下である場合に修繕費として損金経理できます（7-8-4）。税務上、資本的支出となった改修費は、原則として元の資産と種類・耐用年数が同じ別の資産として償却します。法定耐用年数5年の自社利用ソフトウェアなら、改修費も5年です。

### 年間保守料と1年分前払いの扱い

障害対応や問い合わせ窓口を内容とする年間保守料は、役務の提供を受ける期間の費用で、勘定科目は保守料や支払手数料が一般的です。1年分をまとめて前払いした場合は、未経過分を前払費用にするのが原則ですが、[法人税基本通達2-2-14](https://www.nta.go.jp/law/tsutatsu/kihon/hojin/02/02%5F02%5F02.htm)は、支払った日から1年以内に提供を受ける役務に係るものを支払い、その額を「継続してその支払った日の属する事業年度の損金の額に算入しているときは、これを認める」としています。保守契約に機能追加の作業が含まれる場合は、その部分が資本的支出になるため、作業報告書のレベルで内訳を残してください。

### 物理的な除却がなくても損金にできる2つの事実

使わなくなったソフトウェアは、サーバーから消していなくても除却損を計上できます。法人税基本通達7-7-2の2は、物理的な除却がなくても、今後事業の用に供しないことが明らかな事実があるときは、帳簿価額（処分見込価額があれば控除後）を損金に算入できるとしています。挙げられているのは、自社利用ソフトウェアの対象業務が廃止されたか、ハードウェアやOSの変更で他のソフトウェアに切り替えたことが明らかな場合と、複写販売用の原本で今後販売しないことが社内りん議書や販売流通業者への通知文書等で明らかな場合です。切替の稟議書と旧システムの停止日の記録が、計上時期の根拠になります。

### ソフトウェアが償却資産税の申告対象にならない理由

固定資産税の償却資産は、[地方税法341条4号](https://laws.e-gov.go.jp/law/325AC0000000226)で「土地及び家屋以外の事業の用に供することができる資産（鉱業権、漁業権、特許権その他の無形減価償却資産を除く。）」と定義されています。ソフトウェアは無形減価償却資産なので、毎年1月1日時点の償却資産申告に載せません。例外は前述の機器組込みソフトウェアで、機械装置の取得原価に含めた以上は機械装置として申告対象になります。国税の減価償却とのそのほかの違いは[償却資産税と固定資産税の違いは税目ではない｜対象資産の線引きと国税の減価償却との7つのズレ](/column/details/10801/)で解説しています。会計と税務で年数が分かれる資産が増えると台帳の二重管理が負担になるため、固定資産台帳を会計システムに組み込む場合は[会計・経理システム開発](/service/business%5Fsystem/accounting/)のように、会計用と税務用の年数を別項目で持つ設計が前提になります。

## よくある質問

### ソフトウェアの耐用年数を10年にできますか？

会計上はできます。移管指針第8号21項は自社利用ソフトウェアの耐用年数を原則5年以内としつつ、5年を超える年数とするときは合理的な根拠を求めています。投資回収計画や保守提供期間の契約など、外形的に説明できる資料を用意してください。税務の法定耐用年数は5年のままなので、会計10年なら損金も毎期の会計の償却費までになります。税務側で10年になるのは、機械装置と一体の組込みソフトウェアを機械の耐用年数で償却する場合だけです。

### 耐用年数10年の償却率はいくつですか？

平成19年4月1日以後に取得した資産の定額法では0.100です（耐用年数省令別表第八）。ソフトウェアで使うのは5年の0.200と3年の0.334で、0.100を使うのは、組込みソフトウェアを含めた耐用年数10年の機械装置に定額法を選定した場合です。

### ソフトウェアの耐用年数が過ぎたらどうなりますか？

取得価額の全額を償却済みなら帳簿価額はゼロになり、それ以上の償却費は出ません。ただし、法定耐用年数を経過しただけでは償却完了とは限らず、会計10年・税務5年の例では6年目以降も償却が続きます。無形固定資産は取得価額の全額まで償却できるため、有形固定資産のように1円を残す必要はありません（法人税法施行令61条1項2号ロ）。使い続けることに制限はなく、その後の保守料や改修費は通常どおり修繕費か資本的支出に分けて処理します。

### SaaSのカスタマイズ費用は資産計上できますか？

自社の「ソフトウェア」勘定に計上するのは難しく、要件を満たす部分を（長期）前払費用に計上する整理が実務的です。研究資料第7号は、ソフトウェアをベンダーが保有しユーザーに支配がないこと、会計基準に明示的な規定がないことを挙げ、支払時の費用とすることも考えられるとしています。費用化の期間は、長期前払費用なら契約期間が目安です。

### ソフトウェアの年間サポート費用の勘定科目は何ですか？

保守料や支払手数料などの費用科目で処理し、ソフトウェアの取得価額には含めません。1年分を前払いしたときは、支払日から1年以内の役務に係るものを継続して支払時の損金にしていれば、法人税基本通達2-2-14により短期前払費用として認められます。保守契約の中に機能追加が含まれていれば、その部分は資本的支出です。

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出典: [ソフトウェアの耐用年数と資産化｜10年にできる条件、アジャイル開発・SaaS費用の会計処理](<https://www.issoh.co.jp/column/details/11133/>)（株式会社一創）
